JP2008171186A - ケーブル施工支援・管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】現場での各作業者に対してケーブル布設作業の支援、作業終了の確認記録の電子化による作業及び確認作業の省力化・迅速化を図ることができるようにする。
【解決手段】各作業者は、自身が携帯するPDA50(タブレットPC60)に、工事DBサーバ20から提供される作業許可ケーブルに対する作業を支援する作業情報であって、予めケーブルIDに関連づけられた作業情報をダウンロードする。そして、PDA50に取り付けられたRFIDタグリーダを使用してケーブル端部に貼り付けられたRFID付インデックスシールからそのケーブルのケーブルIDを読み取り、このケーブルIDに基づいて前記ダウンロードした作業情報の中から対応するケーブルに対する作業情報を取得し、PDA50の表示手段に表示する。各作業者は、PDA50の表示手段に表示された作業情報を見ながら必要な作業を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はケーブル施工支援・管理システムに係り、特に大型プラント設備などでの電気ケーブルの布設工事を支援・管理する技術に関する。
図14は従来のケーブル設計施工・管理の流れを示す図である。同図に示すように電気配線設計の部分では、上流設計情報をもとにケーブルごとに必要な情報の集約を行う(ステップA)。布設経路(ケーブルを布設するケーブルトレイ(ケーブルラック)のポイントナンバー)の選定によるケーブル長さを決定するともに(ステップB)、ケーブルのサイズ・線種等の選定を行う(ステップC)。そして、ケーブルナンバーごとにステップA、B、Cの処理を行う(ステップD)。
ステップEにおいては、ケーブルのサイズ・線種・長さ・芯数の他に、発着点名称・布設経路(ケーブルトレイ等のポイントナンバー、通過する電線管のナンバーなど)の情報が揃い、これらの情報を表にしたものを配線表という。また、配線表をもとにケーブルごとに布設作業の指示・情報の授受に用いるカードを印刷する。このカードをケーブル布設用カードという。
ケーブル布設用カードは、図15に示すように全ての情報が印字されている部分(半券X)と、ミシン目により切り離され、布設するケーブルの両端に貼り付けられる部分(半券Y)とを有し、半券Yは、布設と端末・接続の目印に使用される。
また、配線表をもとにケーブルの手配が行われる(ステップF)。
現地での施工・施工管理の部分では、ケーブル布設用カードに記録された情報をもとに所望のケーブルをケーブルドラムから切り分け(ステップK)、切り分けたケーブルの両端に半券Xから切り離した半券Yを貼り付ける(ステップL)。
次に、半券Xに印刷された布設経路に沿うように半券Yが貼付されたケーブルを布設する(ステップM)。半券Xの裏面には、布設チェック表が印刷されており、布設作業後に確認のチェックが行われる。
続いて、ケーブル端末の処理(皮剥き、端子取付)を行い(ステップN)、その後、盤、端子台にケーブルを接続する(ステップO)。
上記ステップN,Oでの作業に必要な機器や電気盤などへのケーブル接続位置情報は、シーケンス図面をもとに作成した接続図面から取得しており、作業者は、接続作業を接続図面を見ながら行う。作業者は、接続後に接続位置が図面通りであることを確認した後、チェックマークを記録用紙に付ける(ステップP)。
管理者は、接続図面と接続された配線の照合を行い、正しい作業であることを確認した後、記録用紙に管理者の確認済みであるサインを行う。
また、従来、ケーブル布設作業管理に必要なデータ(例えば、ケーブルの品名、規格、サイズ、全長などのケーブル布設作業に必要なデータ)をケーブルにバーコードにより表示し、このバーコードをバーコードリーダを介して読み取って情報処理装置に入力するケーブル布設管理方式が提案されている(特許文献1)。
特開平5−161224号公報
図14に示した従来のケーブル設計施工管理方式では、接続図面と記録用紙を使用するため、単独では作業の健全性は確認できず、また、接続図面も記録用紙も紙であり、作業のトレーサビリティシステムを構築する上で、電子化しにくいという欠点がある(紙をスキャンする方式では、記載された情報からの検索ができない)。
また、試験などで配線を取り外したり、復旧したりする作業は、当初の接続を行った作業者の記録用紙とは別の用紙の運用で管理されるため、最新の接続状況を把握するまでの時間遅れが常に発生することの他に、記録用紙が別であることから作業記録としての一貫性の価値は損なわれるなどの欠点がある。
更に、布設・端末・接続の作業仕掛り状況から作業の進捗及び予算管理などを行う場合、切り分けた後のケーブルの残材確認・在庫確認などを行う場合には、情報が工程の各所に散在しているため、常に時間遅れによる誤差がでやすいという欠点がある。
一方、特許文献1には、ケーブルに表示されたバーコード(ケーブル布設作業管理に必要なデータ)を読み取ることにより、人的エラーはなく所要のデータを情報処理装置に入力する記載や、入力されたデータをもとにケーブル布設の作業を検討して管理する記載があるが、現場でのケーブル布設作業を支援したり、最新の接続状況等を管理する記載はない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、設計部門から現場での各作業者に対してケーブル布設作業の支援、作業終了の確認記録の電子化による作業及び確認作業の省力化・迅速化を図ることができるとともに、作業者の認証・作業の許可・作業結果の報告・チェックの報告などの情報授受の信頼性の向上(トレーサビリティ確保)を図ることができるケーブル施工支援・管理システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、作業者が携帯する携帯端末と、前記携帯端末との間でネットワークを介して必要な情報の授受を行うサーバとからなり、ケーブル固有のケーブル識別情報が記録されたケーブル布設用カードが端部に取り付けられたケーブルを、予め設計された経路に沿って施設内に布設するとともに、該ケーブルの端部をそのケーブルの接続対象である盤、端子台に接続する作業時に使用されるケーブル施工支援・管理システムであって、前記携帯端末は、前記ケーブルの端部に取り付けられたケーブル布設用カードからケーブル識別情報を読み取る読取手段と、前記サーバから提供される作業許可ケーブルに対する作業を支援する作業情報であって、予めケーブル識別情報に関連づけられた作業情報をダウンロードして記憶する第1の記憶手段と、前記読取手段によって読み取ったケーブル識別情報に基づいて前記第1の記憶手段から該ケーブル識別情報に対応するケーブルに対する作業情報を取得する作業情報取得手段と、前記作業情報取得手段によって取得された作業情報を表示する表示手段と、を有し、前記サーバは、前記施設内に布設される各ケーブルに対する作業を支援する作業情報を各ケーブルのケーブル識別情報に関連づけて記憶する第2の記憶手段と、前記携帯端末からのダウンロード要求に応じて前記第2の記憶手段から作業が可能な作業許可ケーブルに対する作業情報を前記第2の記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された作業情報をケーブル識別情報とともに前記携帯端末に提供する作業情報提供手段と、を有することを特徴としている。
即ち、各作業者は、自身が携帯する携帯端末に、サーバから提供される作業許可ケーブルに対する作業を支援する作業情報であって、予めケーブル識別情報に関連づけられた作業情報をダウンロードする。そして、携帯端末の読取手段を使用してケーブルの端部に取り付けられたケーブル布設用カードからそのケーブルのケーブル識別情報を読み取り、このケーブル識別情報に基づいて前記ダウンロードした作業情報の中から対応するケーブルに対する作業情報を取得し、携帯端末の表示手段に表示する。これにより、各作業者は、表示手段に表示された作業情報を見ながら必要な作業を行うことができる。
請求項2に係る発明は、作業者が携帯する携帯端末と、前記携帯端末との間でネットワークを介して必要な情報の授受を行うサーバとからなり、ケーブル固有のケーブル識別情報が記録されたケーブル布設用カードが端部に取り付けられたケーブルを、予め設計された経路に沿って施設内に布設するとともに、該ケーブルの端部をそのケーブルの接続対象である盤、端子台に接続する作業時に使用されるケーブル施工支援・管理システムであって、前記携帯端末は、前記ケーブルに取り付けられたケーブル布設用カードからケーブル識別情報を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取ったケーブル識別情報に基づいて該ケーブル識別情報に対応するケーブルに対する作業を支援する作業情報を前記サーバから取得する作業情報取得手段と、前記作業情報取得手段によって取得された作業情報を表示する表示手段と、を有し、前記サーバは、前記施設内に布設される各ケーブルに対する作業を支援する作業情報を各ケーブルのケーブル識別情報に関連づけて記憶する第2の記憶手段と、前記携帯端末から受信するケーブル識別情報に基づいて該ケーブル識別情報に対応する作業情報を前記第2の記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された作業情報を前記携帯端末に提供する作業情報提供手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に係る発明では、最初にサーバから作業許可ケーブルに対する作業を支援する作業情報をダウンロードするようにしたが、請求項2に係る発明は、携帯端末の読取手段を使用してケーブルに取り付けられたケーブル布設用カードからケーブル識別情報を読み取ると、サーバから前記読み取ったケーブル識別情報に基づいて対応するケーブルの作業情報を取得する点で、請求項1に係る発明と相違している。
請求項3に示すように請求項1又は2に記載のケーブル施工支援・管理システムにおいて、前記ケーブル布設用カードはケーブルの両端部に取り付けられ、前記ケーブルの両端部に取り付けられるケーブル布設用カードもそれぞれ異なるケーブル識別情報が記録されていることを特徴としている。ケーブルの両端は、それぞれ異なる種類の盤、端子台に接続される場合が多く、ケーブルの端部ごとの接続に関する作業情報を取得することができる。
請求項4に示すように請求項1から3のいずれかに記載のケーブル施工支援・管理システムにおいて、前記ケーブル布設用カードは、RFIDタグが漉き込まれたカード、又はバーコードが印刷されたカードであり、前記携帯端末の読取手段は、RFIDタグリーダ、又はバーコードリーダであることを特徴としている。
請求項5に示すように請求項1から4のいずれかに記載のケーブル施工支援・管理システムにおいて、前記携帯端末は、少なくとも前記サーバへのアクセス許可を受けるための作業者の認証情報を入力する入力手段を備えたことを特徴としている。これにより、不正なアクセスを防止することができるとともに、アクセスした作業者のアクセス権に応じて該作業者が必要とする作業情報のみを送ることも可能である。
請求項6に示すように請求項5に記載のケーブル施工支援・管理システムにおいて、前記作業者の認証情報は、作業者毎の認証カードに漉き込まれたRFIDタグに記録され、前記入力手段はRFIDタグリーダであることを特徴としている。
請求項7に示すように請求項5又は6に記載のケーブル施工支援・管理システムにおいて、前記携帯端末は、前記作業情報に対応する作業の終了を登録する登録手段を備え、前記登録手段による作業の終了時又はアップロードの指示入力時に、前記ケーブル識別情報、登録日時、及び作業者の認証情報を前記サーバにアップロードすることを特徴としている。これにより、どの作業者によって、どのような作業がいつ終了したか等の作業履歴を容易に管理することができる。
請求項8に示すように請求項1から7のいずれかに記載のケーブル施工支援・管理システムにおいて、前記作業情報は、ケーブルドラムから設計された長さのケーブルを切り分けるケーブル切分け作業、前記切り分けられたケーブルを設計された経路に沿って布設するケーブル布設作業、前記布設されたケーブルの両端のケーブル端末を接続可能に処理する端末処理作業、端末処理されたケーブル端末を盤、端子台に接続するケーブル接続作業、及び前記接続されたケーブルのチェック作業に関する情報のうちの1以上の作業を含むことを特徴としている。
請求項9に示すように請求項8に記載のケーブル施工支援・管理システムにおいて、前記ケーブル切分け作業に関する作業情報は、ケーブルを特定するための情報、及びケーブルの設計長を含むことを特徴としている。
請求項10に示すように請求項8又は9に記載のケーブル施工支援・管理システムにおいて、前記ケーブル布設作業に関する作業情報は、ケーブルを布設する経路情報を含むことを特徴としている。ケーブルを布設する経路情報は、例えば、ケーブルトレイ(ケーブルラック)のポイントナンバーで示される。
請求項11に示すように請求項8から10のいずれかに記載のケーブル施工支援・管理システムにおいて、端末処理作業、ケーブル接続作業、及びチェック作業に関する作業情報は、ケーブル接続図を含むことを特徴としている。
請求項12に示すように請求項11に記載のケーブル施工支援・管理システムにおいて、前記チェック作業に関する作業情報は、チェックリストを含むことを特徴としている。
本発明によれば、各作業者の携帯端末でケーブルに取り付けられたケーブル布設用カードからケーブル識別情報を読み取らせることで、そのケーブルに対する作業情報を取得して携帯端末に表示させることができ、各作業者は、この表示された作業情報を見ながら必要な作業を行うことができる。
また、携帯端末に作業者の認証情報を入力するとともに、作業の終了を登録することにより、サーバ側では、作業履歴を容易に管理することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るケーブル施工支援・管理システムの好ましい実施の形態について説明する。
<システムの概略構成>
図1は本発明に係るケーブル施工支援・管理システムの全体構成図である。
このケーブル施工支援・管理システムは、主としてケーブル施工を行う事業者の社内などに設置される設計データベース・サーバ(DBサーバ)10と、工事DBサーバ20と、施工管理DBサーバ30と、原子力発電所などの大型プラント設備の現地事務所に設置されるパソコン40、プリンタ42と、各現場の作業者が携帯する携帯端末(PDA(携帯情報端末)50、タブレットPC60)と、これらを接続するネットワークとによって構成されている。
社内の設計DBサーバ10、工事DBサーバ20、施工管理DBサーバ30と、現地事務所のパソコン40とはそれぞれ専用回線によって接続されている。また、PDA50、タブレットPC60は、無線LANによる通信機能を内蔵しており、建屋のフロアーごと、あるいは所定のエリアごとに設置されている無線アクセスポイント70を通じて専用回線に接続されている各DBサーバ等と通信することができるようになっている。
設計DBサーバ50には、ケーブルに関する情報(ケーブル情報、機器情報、仕様、ケーブルルート)や、ケーブル接続図に関する情報(端子台情報、ケーブル情報、機器情報、パターン図)等が管理されており、設計部門で許可した工事用の情報が工事DBサーバ20に渡される。
また、設計部門に設置されたパソコン(図示せず)には、ケーブル接続図自動生成プログラムが格納されており、このパソコンは、図2に示すようにローカル機器ごとのパターン図とケーブル情報とに基づいてECWD方式(Elementary control wiring diagrams)などのケーブル接続図を自動生成する。
また、図3に示すようにパソコンは、上記のようにして自動生成されたケーブル接続図を編集する機能を有している。設計DBサーバ10では、このケーブル接続図の情報も管理している。
施工管理DBサーバ30では、従業者(作業者)の認証情報(以下、「ユーザID」という)に基づいて従業者の個人情報等を管理するとともに、ケーブル施工の実績データを管理する。
現地事務所のパソコン40は、プリンタ42にケーブルナンバーの印刷情報を出力し、ケーブル布設用カード上にケーブルナンバーを印刷させる。尚、ケーブル布設用カードには、予めRFIDタグ(RFID:Radio Frequency Identification)が漉き込まれており、このケーブル布設用カードに漉き込まれているRFIDタグには、ケーブルナンバーと一対一に対応するユニークなケーブル識別情報(ケーブルID)が記録されている。
パソコン40は、プリンタ42が読み取ったケーブルIDをプリンタ42から受け取ることにより、又はプリンタ42から出力されたケーブル布設用カードからケーブルIDを読み取ることにより、ケーブルナンバーとケーブルIDとの関連づけを行い、その関連づけた情報を工事DBサーバ20に送信する。工事DBサーバ20では、パソコン40から送られたケーブルナンバーとケーブルIDとを関連づけた情報と、ケーブルナンバーごとに管理している各現場での作業情報とをリンクさせる。
PDA50、タブレットPC60は、端末として動作するためのオペレーティングシステム(OS)、周辺機器のデバイスドライバ、及び本発明に係るケーブル施工支援・管理システムに適用するためのソフトウエアが記憶される記憶手段と、液晶表示器等の表示手段と、タッチパネル等の入力手段とを有している。また、PDA50、タブレットPC60のコネクタ又はスロットには、RFIDタグからケーブルIDを読み取るためのRFIDリーダが取り付けられている。
<本発明によるケーブル設計施工・管理の流れ>
図4は本発明によるケーブル設計施工・管理の流れを示す図である。尚、図2において、図14の従来のケーブル設計施工・管理の流れに示したステップに対応するステップには同一のステップ番号が付されている。
まず、図15に示した従来の紙ベースのケーブル布設用カード(半券X,半券Y)の代わりに、RFIDタグが漉き込まれたケーブル布設用カード(半券Y)を発行する。
各現場で作業者が携帯するPDA50、タブレットPC60は、工事DBサーバ20から前記作業情報をネットワークを通じてダウンロードできるようになっている。
ステップKでは、RFIDタグを読み取ることにより、ケーブルナンバーに対応するケーブルをケーブルドラムから切り分けるための作業情報を取得する。ステップLでは、切り分けたケーブルの両端に、RFIDタグが漉き込まれた半券Yを貼り付ける。
ケーブルを布設する現場では、PDA50により半券YからケーブルIDを読み取ることにより、布設経路情報を取得する(ステップM)。作業者は、この布設経路情報に基づいて布設経路に沿うようにケーブルの布設作業を行う。
ステップNでは、ケーブル端末の処理(皮剥き、端子取付)を行うが、このケーブル端末の処理に必要なケーブル接続図は、PDA50により半券YからケーブルIDを読み取ることにより、ケーブル接続図を取得する。
同様に、ステップOでの盤、端子台にケーブルを接続するケーブル接続作業、ステップPでのケーブル接続チェック時には、タブレットPC60により半券YからケーブルIDを読み取ることにより、ケーブル接続図やチェックリストを取得する。
即ち、本発明に係るシステムでは、従来の全ての情報が印字されて部分(半券X)が不要となり、また、紙ベースでのケーブル接続図が不要となる。
また、各作業での実績データの入力等も携帯端末等で行うことができ、実績を記入するための書類等が不要となる。
<RFID製造番号とケーブル情報の突き合わせ>
図5(A)に示すように、現地事務所に設置されたパソコン40から1本分のケーブルナンバーをプリンタ42に入力すると、プリンタ42は、ユニークなケーブルID(RFID固有のID)が記録されたRFIDタグが漉き込まれたケーブル布設用カード(以下、「RFID付インデックスシール」という)を2枚プリント出力する。
図5(B)に示すように2枚のRFID付インデックスシール44は、ケーブルの両端(図5(B)では一端のみを示している)にそれぞれ貼り付けられる。
尚、RFID付インデックスシールに漉き込まれているRFID固有のIDは、例えば、製造時に付けられたRFID製造番号であり、ケーブルごとに発行される2枚のRFID付インデックスシールにそれぞれ漉き込まれているRFIDタグは、それぞれ異なるIDが記録されている。
プリンタ42は、RFID付インデックスシールにケーブルナンバーをプリントし、また、ケーブルナンバーに対応してプリントした2枚のRFID付インデックスシールに漉き込まれているRFID固有のID(以下、「ケーブルID」という)をパソコン40に通知する。尚、パソコン40にRFIDリーダを設け、プリント出力されたRFID付インデックスシールからその都度、ケーブルIDを読み取らせるようにしてもよい。
パソコン40は、ケーブル情報(ケーブルナンバー)と、そのケーブルナンバーに対応してプリント出力された2枚のRFID付インデックスシールのRFIDタグに記録されたケーブルIDとの関連づけを行い、この関連づけした情報を工事DBサーバ20に送る。
このようにケーブルナンバーとケーブルIDとの関連づけを行うことにより、後述するようにRFIDタグからケーブルIDを読み取ることによりケーブルナンバー等に関連づけられているケーブルに関連する各種の情報を、工事DBサーバ20から取得することができるようにしている。
<ケーブル施工支援・管理システムでの作業内容>
図6は本発明に係るケーブル施工支援・管理システムでの各作業の流れを示すフローチャートであり、各作業内容等を図7から図13を参照しながら説明する。
[DBサーバとPDAとのリンケージ(ステップS10)]
工事DBサーバ20と各作業者のPDA50、タブレットPC60とは、無線LAN及び専用回線を介して接続され、PDA50、タブレットPC60は、工事DBサーバ20から作業許可ケーブルに対する作業を支援する作業情報であって、予めケーブルIDに関連づけられた作業情報をダウンロードする。
図7はPDA50に表示されるダウンロード画面を示す。同図に示すように、PDA50において、ケーブル施工支援・管理システム用にインストールされたソフトウエアを起動させ、ダウンロードのメニューを選択することによりPDA50の表示手段にダウンロード画面を表示させる。
作業者は、ダウンロード時にPDA50上でプラントの設定、日付の入力、及びユーザIDをPDA50に入力する。尚、ユーザIDの入力は、PDA50に接続されたRFIDリーダによって作業者毎の認証カード(名札等)に漉き込まれているRFIDタグを読み取ることにより行われる。
そして、ダウンロードのソフトボタンを押すと、プラント名、日付、及びユーザIDとともにダウンロード要求が無線LAN、専用回線を経由して工事DBサーバ20に通知される。工事DBサーバ20では、施工管理DBサーバ30で管理されている情報に基づいてユーザIDから作業者の認証処理を行い、アクセス権を有すると判断すると、入力された日付において、設計から作業許可が与えられている作業許可ケーブルを検索し、検索した作業許可ケーブルに対する作業情報をPDA50に送信する。PDA50は、このようにしてダウンロードした作業情報をPDA内の記憶手段に記憶させる。
尚、ダウンロード画面には、アップロードのソフトボタンも表示されており、このボタンが押されると、PDA50に記憶されている作業実績データが工事DBサーバ20、施工管理DBサーバ30にアップロードされる。
[作業情報入手(ステップS20)]
図8は作業情報を入手するときのPDA50の画面を示す。作業者は、PDA50上でケーブル切分け作業、ケーブル切分け作業、ケーブル布設作業、ケーブル端末作業、又はケーブル接続作業のいずれかの作業設定を行い、PDA50に所望の作業設定の画面を表示させる。尚、図8では、ケーブル切分け作業設定を行う場合の画面が示されている。
続いて、PDA50にユーザIDとケーブルIDとを入力し、OKボタンを押すことにより、前記ダウンロードして記憶した業許可ケーブルの一覧から実際に作業を行うケーブルに対するケーブル切分け作業の作業情報を入手する(読み出す)。この読み出された作業情報は、PDA50の表示手段に表示される。これにより、作業者に対して作業指示、作業の支援が可能になる。
ここで、ユーザIDの入力は、上記と同様にRFIDリーダによってユーザの認証カードに漉き込まれているRFIDタグを読み込むことによって行い、ケーブルIDの入力は、RFIDリーダによってRFID付インデックスシール44(図5(B)参照)に漉き込まれているRFIDタグを読み込むことによって行う。
尚、この作業情報入手時の端末操作は、ケーブル切分け作業、ケーブル布設作業、ケーブル端末作業、ケーブル接続作業の各作業前に行われ、各作業に共通している操作である。
[ケーブル切分け作業(ステップS30)]
図9はPDA50に表示されるケーブル切分け作業画面を示す。作業者は、上述したようにケーブル切分け作業の作業情報を入手し、PDA50にケーブル切分け作業画面を表示させる。
図9(A)に示すケーブル切分け作業画面には、入手した作業情報に基づいて切分け作業に利用されるケーブル情報(ケーブルナンバー、設計長、線種、芯数、スペックコード)が表示される。作業者は、このケーブル情報を参照しながら切り分けるケーブルが巻回されているケーブルドラムを選択し、このケーブルドラムから設計長分のケーブルを切り分ける。
この切分け作業が終了すると、図9(B)に示すようにPDA50にソフトキーボードを表示させ、切分け作業での作業結果を示す入力項目(ケーブルドラムのドラムナンバー、長さ、レングス(スタートとエンドのレングスマーク)、切分け日)の入力を行う。尚、未使用のケーブルドラムには、例えば2000mのケーブルが巻回されており、このケーブルには、1mごとにレングスマークが付されている。この実施の形態では、スタートのレングスマークとして215が入力され、エンドのレングスマークとして70が入力されている。これにより、ケーブルドラムから145m(=215−70)のケーブルが切り分けられ、また、ケーブルドラムの残りのケーブル長が70mであることが分かる。
上記入力項目を入力した後、登録ボタンを押すと、切分け作業の入力項目とともに、ユーザID、ケーブルID、及び登録日時がPDA内の記憶手段に記憶される。
また、上記のようにして切り分けられたケーブルの両端には、それぞれRFID付インデックスシール44が貼り付けられる。
[ケーブル布設作業(ステップS40)]
図10はPDA50に表示されるケーブル布設作業画面を示す。作業者は、ケーブル布設作業の処理選択を行い、PDA50のRFIDリーダによってケーブルに貼り付けられたRFID付インデックスシール44からケーブルIDを読み取るとともに、認証カードからユーザIDを読み取ることによりケーブル布設作業の作業情報を入手し、PDA50にケーブル布設作業画面を表示させる。
図10(A)に示すケーブル布設作業画面には、入手した作業情報に基づいて布設作業に使用されるケーブル情報(ケーブルナンバー、設計長、線種、芯数、スペックコード)が表示され、図10(B)に示すケーブル布設作業画面(次頁の画面)には、ケーブルを布設する経路情報(例えば、ケーブルトレイ(ケーブルラック)のポイントナンバーの一覧)が表示される。
作業者は、この経路情報を参照しながらケーブルを建屋内のケーブルトレイ、ケーブルラックに沿って布設する。
この布設作業が終了すると、作業者は、図10(A)のケーブル布設作業画面上の登録ボタンを押し、布設作業の情報とともに、ユーザID、ケーブルID、及び登録日時をPDA内の記憶手段に記憶させる。
[ケーブル端末作業(ステップS50)]
図11はケーブル端末作業の作業情報を入手するときのPDA50の画面を示す。作業者は、PDA50に端末作業設定の画面を表示させ、ユーザIDとケーブルIDとを入力するとともに、処理しようとするケーブル端末が発点側、着点側のいずれであるかを指示する。尚、図11(A)では、ケーブル端末が発点側であることが指示されている。
続いて、OKボタンを押すことにより、前記ダウンロードして記憶した業許可ケーブルの一覧から実際に作業を行うケーブルの発点側におけるケーブル端末作業の作業情報を入手する。
また、ケーブルの両端には、それぞれ異なるケーブルIDを有するRFID付インデックスシールが貼り付けられているが、上記発点側又は着点側の指示を行うことにより、PDA50によって読み取ったRFID付インデックスシールのケーブルIDが、ケーブルの発点側のものか、着点側のものかを特定すること(即ち、各ケーブルIDと、発点側のデータ、着点側のデータとの関連づけを行うこと)ができる。
PDA50には、前記入手したケーブル端末作業の作業情報に基づいてケーブル接続図(図12参照)等が表示される。作業者は、PDA50に表示されたケーブル接続図等を参照しながらケーブル端末作業を行う。
ケーブル端末作業としては、図5(B)に示すようにケーブル端部でのケーブル皮剥き、端子取付けが行われるが、ケーブル接続図等を参照することにより、皮剥の長さ、各芯線の長さなどを適宜調節することができる。
この端末処理が終了すると、作業者は、図11(B)の端末作業画面上の登録ボタンを押し、端末作業の情報とともに、ユーザID、ケーブルID、及び登録日時をPDA内の記憶手段に記憶させる。
[ケーブル接続作業(ステップS60)]
図12はタブレットPC60に表示されるケーブル接続作業画面を示す。作業者は、ケーブル接続作業の処理選択を行い、タブレットPC60のRFIDリーダによってケーブルに貼り付けられたRFID付インデックスシール44からケーブルIDを読み取らせるとともに、認証カードからユーザIDを読み取らせることにより、ケーブル接続作業の作業情報を入手させ、この作業情報に基づいてタブレットPC60にケーブル接続図を表示させる。
図12に示すケーブル接続図において、ケーブルの芯線に対応して表示されている「ク」「シ」「ア」「ミ」は、芯線の色(黒、白、赤、緑)を示し、数字は、芯線に記入されている番号を示す。作業者は、タブレットPC60に表示されたケーブル接続図からケーブルのどの芯線を盤、端子台のどの位置に接続すべきかを確認することができ、これによりケーブル接続作業を正しく行うことができる。
尚、ケーブル接続作業を行う作業者が、PDA50を使用せずにタブレットPC60を使用する理由は、タブレットPC60の方が画面が大きく、ケーブル接続図が見やすいからである。従って、ケーブル接続図の画面が小さくてもよい場合には、タブレットPC60の代わりにPDA50を使用してもよい。
[QCチェック(ステップS70)]
ケーブル接続作業が終了すると、引き続き同一の作業者によってQCチェック(QC:Quality Control(品質管理))が行われる。
即ち、図12に示すケーブル接続作業画面の上部に表示されているメニューバー上で、
「QCチェック」のボタンをクリックすると、図13に示すようにQCチェック画面がポップアップ画面として現れる。
ケーブル接続の作業者(チェック者)は、QCチェック画面に表示されているチェック項目のチェックボックスにチェックを入れながらQCチェックを行う。QCチェックが終了すると、チェック者は、QCチェック画面上の登録ボタンを押し、ケーブル接続作業の情報、QCチェックの結果とともに、ユーザID、ケーブルID、及び登録日時をPDA内の記憶手段に登録させる。
図7で説明したようにダウンロード画面において、アップロードのソフトボタンが押されると、PDA50、タブレットPC60の記憶手段に登録された作業実績データ(各作業の情報、ユーザID、ケーブルID、及び登録日時、チェック結果等)が工事DBサーバ20、施工管理DBサーバ30にアップロードされ、それぞれのDBサーバで活用される。
各部門や現場では、作業実績データに基づいてリアルタイムにケーブルの布設・端末・接続の作業仕掛り状況から作業の進捗状況、切り分けた後のケーブルの残材確認・在庫確認することができ、また、従業者の個人別の作業実績なども容易に集計・把握することができる。
<他の実施の形態>
上記の実施の形態では、PDA等の携帯端末は、無線LANによる通信機能を内蔵しているものが使用されているが、これに限らず、ネットワークに接続されている機器とケーブル、又はクレードルを介して接続することで、必要な情報のダウンロードやアップロードをするようにしてもよい。
また、この実施の形態では、作業許可ケーブルに対する作業情報を一括してダウンロードし、携帯端末内の記憶手段に記憶させ、作業の処理選択及びケーブルIDの入力により必要な作業情報を記憶手段から読み出すようにしたが、これに限らず、ユーザID、ケーブルID及び作業の処理選択を作業ごとにDBサーバに通知し、その作業に必要な作業情報をDBサーバから作業ごとにダウンロードするようにしてもよい。尚、工事DBサーバ、施工管理DBサーバ等のサーバは、統合されていてもよい。
更に、この実施の形態では、RFID付インデックスシールをケーブル端部に貼り付けるようにしたが、ユニークなケーブルIDを示すバーコードが印刷されたケーブル布設用カードをケーブル端部に貼り付けるようにしてもよい。この場合、PDA等の携帯端末は、バーコードリーダを備える必要がある。
図1は本発明に係るケーブル施工支援・管理システムの全体構成図である。 図2はケーブル接続図の自動生成を説明するために用いた図である。 図3は自動生成されたケーブル接続図の編集を説明するために用いた図である。 図4は本発明によるケーブル設計施工・管理の流れを示す図である。 図5はRFID付インデックスシールに漉き込まれたRFIDタグの製造番号とケーブル情報との関連づけを説明するために用いた図である。 図6は本発明に係るケーブル施工支援・管理システムでの各作業の流れを示すフローチャートである。 図7はPDAに表示されるダウンロード画面を示す図である。 図8は作業情報を入手するときのPDAの画面を示す図である。 図9はPDAに表示されるケーブル切分け作業画面を示す図である。 図10はPDAに表示されるケーブル布設作業画面を示す図である。 図11はケーブル端末作業の作業情報を入手するときのPDAの画面を示す図である。 図12はタブレットPCに表示されるケーブル接続作業画面を示す図である。 図13はQCチェック時にタブレットPCに表示されるケーブル接続作業画面及びQCチェック画面を示す図である。 図14は従来のケーブル設計施工・管理の流れを示す図である。 図15は従来のケーブル布設用カードを示す図である。
符号の説明
10…設計DBサーバ、20…工事DBサーバ、30…施工管理DBサーバ、40…パソコン、42…プリンタ、44…RFID付インデックスシール、50…PDA、60…タブレットPC、70…無線アクセスポイント

Claims (12)

  1. 作業者が携帯する携帯端末と、前記携帯端末との間でネットワークを介して必要な情報の授受を行うサーバとからなり、ケーブル固有のケーブル識別情報が記録されたケーブル布設用カードが端部に取り付けられたケーブルを、予め設計された経路に沿って施設内に布設するとともに、該ケーブルの端部をそのケーブルの接続対象である盤、端子台に接続する作業時に使用されるケーブル施工支援・管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記ケーブルの端部に取り付けられたケーブル布設用カードからケーブル識別情報を読み取る読取手段と、
    前記サーバから提供される作業許可ケーブルに対する作業を支援する作業情報であって、予めケーブル識別情報に関連づけられた作業情報をダウンロードして記憶する第1の記憶手段と、
    前記読取手段によって読み取ったケーブル識別情報に基づいて前記第1の記憶手段から該ケーブル識別情報に対応するケーブルに対する作業情報を取得する作業情報取得手段と、
    前記作業情報取得手段によって取得された作業情報を表示する表示手段と、を有し、
    前記サーバは、
    前記施設内に布設される各ケーブルに対する作業を支援する作業情報を各ケーブルのケーブル識別情報に関連づけて記憶する第2の記憶手段と、
    前記携帯端末からのダウンロード要求に応じて前記第2の記憶手段から作業が可能な作業許可ケーブルに対する作業情報を前記第2の記憶手段から抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された作業情報をケーブル識別情報とともに前記携帯端末に提供する作業情報提供手段と、を有する、
    ことを特徴とするケーブル施工支援・管理システム。
  2. 作業者が携帯する携帯端末と、前記携帯端末との間でネットワークを介して必要な情報の授受を行うサーバとからなり、ケーブル固有のケーブル識別情報が記録されたケーブル布設用カードが端部に取り付けられたケーブルを、予め設計された経路に沿って施設内に布設するとともに、該ケーブルの端部をそのケーブルの接続対象である盤、端子台に接続する作業時に使用されるケーブル施工支援・管理システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記ケーブルに取り付けられたケーブル布設用カードからケーブル識別情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取ったケーブル識別情報に基づいて該ケーブル識別情報に対応するケーブルに対する作業を支援する作業情報を前記サーバから取得する作業情報取得手段と、
    前記作業情報取得手段によって取得された作業情報を表示する表示手段と、を有し、
    前記サーバは、
    前記施設内に布設される各ケーブルに対する作業を支援する作業情報を各ケーブルのケーブル識別情報に関連づけて記憶する第2の記憶手段と、
    前記携帯端末から受信するケーブル識別情報に基づいて該ケーブル識別情報に対応する作業情報を前記第2の記憶手段から抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された作業情報を前記携帯端末に提供する作業情報提供手段と、を有する、
    ことを特徴とするケーブル施工支援・管理システム。
  3. 前記ケーブル布設用カードはケーブルの両端部に取り付けられ、前記ケーブルの両端部に取り付けられるケーブル布設用カードもそれぞれ異なるケーブル識別情報が記録されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル施工支援・管理システム。
  4. 前記ケーブル布設用カードは、RFIDタグが漉き込まれたカード、又はバーコードが印刷されたカードであり、
    前記携帯端末の読取手段は、RFIDタグリーダ、又はバーコードリーダであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のケーブル施工支援・管理システム。
  5. 前記携帯端末は、少なくとも前記サーバへのアクセス許可を受けるための作業者の認証情報を入力する入力手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のケーブル施工支援・管理システム。
  6. 前記作業者の認証情報は、作業者毎の認証カードに漉き込まれたRFIDタグに記録され、前記入力手段は、RFIDタグリーダであることを特徴とする請求項5に記載のケーブル施工支援・管理システム。
  7. 前記携帯端末は、前記作業情報に対応する作業の終了を登録する登録手段を備え、前記登録手段による作業の終了時又はアップロードの指示入力時に、前記ケーブル識別情報、登録日時、及び作業者の認証情報を前記サーバにアップロードすることを特徴とする請求項5又は6に記載のケーブル施工支援・管理システム。
  8. 前記作業情報は、ケーブルドラムから設計された長さのケーブルを切り分けるケーブル切分け作業、前記切り分けられたケーブルを設計された経路に沿って布設するケーブル布設作業、前記布設されたケーブルの両端のケーブル端末を接続可能に処理する端末処理作業、端末処理されたケーブル端末を盤、端子台に接続するケーブル接続作業、及び前記接続されたケーブルのチェック作業に関する情報のうちの1以上の作業を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のケーブル施工支援・管理システム。
  9. 前記ケーブル切分け作業に関する作業情報は、ケーブルを特定するための情報、及びケーブルの設計長を含むことを特徴とする請求項8に記載のケーブル施工支援・管理システム。
  10. 前記ケーブル布設作業に関する作業情報は、ケーブルを布設する経路情報を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載のケーブル施工支援・管理システム。
  11. 端末処理作業、ケーブル接続作業、及びチェック作業に関する作業情報は、ケーブル接続図を含むことを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載のケーブル施工支援・管理システム。
  12. 前記チェック作業に関する作業情報は、チェックリストを含むことを特徴とする請求項11に記載のケーブル施工支援・管理システム。
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