JP2005204412A - 配線管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 配線交換作業や回線切り分け作業等が容易になり、更に配線管理が簡単且つ的確に行える配線管理システムを提供する。
【解決手段】 配線管理システムは、複数の配線端末部を相互に着脱自在に接続するコネクタ15が収納された配線盤10を備えている。各配線端末部毎に、又は各配線端末部に対応するコネクタ15には、無線周波数識別タグ(RFIDタグ)20−3がそれぞれ装着されている。RFIDタグ20−3は、非接触で携帯型リーダライタ40から供給される電源電力により駆動して、そのリーダライタ40から無線により供給される配線接続データを記憶する書き替え可能なタグである。リーダライタ40のアンテナ35は、コネクタ15の着脱を行う配線着脱治具30に接続されている。管理装置60は、リーダライタ40に対して無線により配線接続データの送受信を行い、配線盤10の配線接続状態を管理する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信中継局、変電所、工場等に設けられ、複数の配線の端末部を相互に接続するための配線盤において、配線識別のために無線周波数識別(Radio Frequency Identification)タグ(以下「RFIDタグ」という。)を使用して各配線の接続状態を管理する配線管理システムに関するものである。
例えば、通信中継局、変電所、工場等に設けられる配線盤としては、主配線盤(Main Distribution Frame;以下「MDF」という。)や、中間配線盤(Intermadiate Distribution Frame;以下「IDF」という。)等がある。これらの配線盤により接続される配線にも、光ファイバやメタル配線等がある。
従来、配線盤やRFIDタグに関する技術としては、例えば、次のような文献に記載されるものがあった。
特許文献1には、光ファイバ用の配線盤(即ち、光配線盤)の技術が記載されている。この光配線盤では、筐体内に複数段の引き出し式のトレイを設け、これらの各トレイ内に、多数本の光ファイバの端末部を相互に接続するための光ファイバ接続部や光ファイバ余長部を収納することにより、配線接続作業等を容易にしている。
特許文献2には、電話交換機の配線盤等において配線コネクタの識別システムの技術が記載されている。従来の識別システムでは、コネクタにより接続された多数の配線の端末部にそれぞれ識別用タグを吊り下げてそれらの各配線の端末部に接続されたコネクタを識別しており、配線変更等の際にタグを見て対象となるコネクタの探索を行うので、探索に時間が掛かり、作業効率が低かった。そこで、この特許文献2の識別システムでは、従来のタグに代えて、コネクタ接続部の近傍に発光器を配置し、入力された配線情報に基づき、制御装置によって対象となる発光器を点灯させ、目的の配線を特定できるようにして、配線変更等の作業効率を向上させている。
特許文献3〜6には、ICタグとも云われるRFIDタグの構造と使用例が記載されている。RFIDタグは、電波を用いて非接触でデータの読み書きができるので、従来の識別ラベル(バーコード)等に代えて種々の用途に用いられつつある。
従来の配線管理システムにおいて、例えば、MDFやIDFの配線盤内には、特許文献1等に記載されているように、端子盤が多数設けられている。この端子盤には、外線側からの配線(例えば、通信線)の端末部と、機器側への配線(例えば、通信線)の端末部とが接続されている。特許文献2等に記載されているように、端子盤に接続された配線の端末部には、この配線の行き先が分かるように、「丸札」や「示名条片」等の識別用タグが紐やバンドで取り付けられている。識別用タグには、配線の行き先を管理するために、例えば、「○○中継局」、「××制御装置」等と手書きで記されていたり、印刷テープが貼られている。そして、「端子配線表」等の配線管理表により、MDFやIDFの配線盤毎に配線接続状態を管理している。
しかしながら、従来の配線管理システムでは、例えば、次の(1)〜(5)のような課題があった。
(1) MDFやIDFの配線盤により接続される配線の芯数は、場合によっては千芯以上にも及ぶ。このように芯数が極めて多い場合には、識別用タグの紐やバンドが他の識別用タグの紐やバンドと絡み合ったりして、識別用タグを整然と取り付けておくことが困難であった。そのため、配線交換や回線切り分けといった作業を作業者が行う場合には、目的の配線を探し出すことが困難であり、特に、配線交換作業や回線切り分け作業を多く行う場合にあっては、多くの時間が費やされるという問題があった。
(2) 前記(1)の問題を解決するために、特許文献2に記載されたような発光器を、各配線に対応して端子盤に多数設けることも考えられる。しかし、多数の発光器を端子盤に設けると、端子盤のサイズが大型化すると共に構造が複雑になり、更に、多数の発光器とこれらを点灯制御するための制御装置との間の信号線数が多くなり、これらの多数の信号線の引き回しが複雑化する等の新たな課題が生じる。
(3) 又、前記(1)の問題を解決するために、識別用タグに代えて、特許文献3〜6に記載されたようなRFIDタグを用いることも考えられる。しかし、多数の配線にそれぞれRFIDタグを取り付けた場合、これらのRFIDタグに記憶させる配線の行き先データ等の書き込み装置や読み出し装置等の構成をどのように具体化したら簡潔なシステムを構築できるのか、不明点が多く、多くの課題が生じる。
(4) 配線交換作業や回線切り分け作業を行う場合、これらの作業を行う度に配線管理表を更新して行くこととなるが、更新毎に作業日や、変更行き先名等を新たに記して行くと、配線管理表には修正履歴が多く残るため、後になって読み難くなったり、新たに書き記すスペースが無くなる等の問題があった。
(5) 前記(4)の問題を解決するために、配線管理表に代えて、コンピュータシステムを用いて配線管理を行うことも考えられる。コンピュータシステムを用いれば、配線管理が容易になる。しかし、配線盤が設置された現場で配線交換作業や回線切り分け作業を行う場合、通常は、コンピュータシステムにより印刷した配線管理表を現場に持ち込んで作業を行うことになるから、作業そのものは容易にならないという課題が残る。
本発明は、前記従来技術の課題を解決し、現場での配線交換作業や回線切り分け作業等が容易になり、更に配線管理が簡単且つ的確に行える配線管理システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の内の請求項1に係る発明の配線管理システムでは、複数の配線端末部を相互に着脱自在に接続する配線接続部が収納された配線盤と、前記各配線端末部毎に又は前記各配線端末部に対応する前記配線接続部に、それぞれ装着され、非接触で外部から供給される電源電力により駆動して前記外部から無線により供給される配線接続データを記憶する書き替え可能なRFIDタグと、前記RFIDタグに対して電波の送受信を行うアンテナを有し、前記配線接続部に対する前記配線端末部の着脱を行う配線着脱治具と、前記アンテナに接続され、前記アンテナを介して前記RFIDタグに対して前記電源電力を非接触で供給すると共に、前記アンテナを介して無線により前記RFIDタグに対して前記配線接続データの読み出し及び書き込みを行う携帯型のリーダライタと、コンピュータシステムで構成され、前記リーダライタに対して無線により前記配線接続データの送受信を行い、前記配線接続データに基づき、前記配線盤における前記配線端末部の接続状態を管理する管理装置と、を備えている。
請求項2に係る発明の配線管理システムでは、筐体内に複数段のトレーが出し入れ自在に収納され、前記各トレー内に、複数の配線端末部を相互に着脱自在に接続する配線接続部がそれぞれ収納された配線盤と、前記各配線端末部毎に又は前記各配線端末部に対応する前記配線接続部に、それぞれ装着され、非接触で外部から供給される電源電力により駆動して前記外部から無線により供給される配線接続データを記憶する書き替え可能なRFIDタグと、前記RFIDタグに対して電波の送受信を行うアンテナを有し、前記配線接続部に対する前記配線端末部の着脱を行う配線着脱治具と、前記アンテナに接続され、前記アンテナを介して前記RFIDタグに対して前記電源電力を非接触で供給すると共に、前記アンテナを介して無線により前記RFIDタグに対して前記配線接続データの読み出し及び書き込みを行う携帯型のリーダライタと、コンピュータシステムで構成され、前記リーダライタに対して無線により前記配線接続データの送受信を行い、前記配線接続データに基づき、前記配線盤における前記配線端末部の接続状態を管理する管理装置と、を備えている。
請求項3に係る発明の配線管理システムでは、筐体内に複数段のトレーが出し入れ自在に収納され、前記各トレー内に、複数の配線端末部を相互に着脱自在に接続する配線接続部がそれぞれ収納された配線盤と、前記配線盤に装着され、非接触で外部から供給される電源電力により駆動して前記外部から無線により供給される第1の配線接続データを記憶する書き替え可能な第1のRFIDタグと、前記各トレーにそれぞれ装着され、非接触で前記外部から供給される前記電源電力により駆動して前記外部から無線により供給される第2の配線接続データを記憶する書き替え可能な第2のRFIDタグと、前記各配線端末部毎に又は前記各配線端末部に対応する前記配線接続部に、それぞれ装着され、非接触で前記外部から供給される前記電源電力により駆動して前記外部から無線により供給される第3の配線接続データを記憶する書き替え可能な第3のRFIDタグと、前記第1、第2及び第3のRFIDタグに対して電波の送受信を行うアンテナを有し、前記配線接続部に対する前記配線端末部の着脱を行う配線着脱治具と、前記アンテナに接続され、前記アンテナを介して前記第1、第2、第3のRFIDタグに対して前記電源電力を非接触で供給すると共に、前記アンテナを介して無線により前記第1、第2、第3のRFIDタグに対して前記第1、第2、第3の配線接続データの読み出し及び書き込みをそれぞれ行う携帯型のリーダライタと、コンピュータシステムで構成され、前記リーダライタに対して無線により前記第1、第2及び第3の配線接続データの送受信を行い、前記第1、第2及び第3の配線接続データに基づき、前記配線盤における前記配線端末部の接続状態を管理する管理装置と、を備えている。
請求項4に係る発明の配線管理システムでは、請求項1〜3のいずれか1項の配線管理システムにおいて、複数台の前記配線盤と、前記複数台の配線盤における前記配線端末部の接続状態を管理する前記管理装置とを、1つの局内に設けている。
請求項5に係る発明の配線管理システムでは、請求項1〜4のいずれか1項の配線管理システムにおいて、複数の局における各局内に前記配線盤及び前記管理装置がそれぞれ設けられ、前記各局内の前記管理装置が通信ネットワークを介して、コンピュータシステムで構成された集中管理装置に接続され、前記各局内の前記管理装置を前記集中管理装置により集中管理する構成にしている。
請求項6に係る発明の配線管理システムでは、請求項1〜5のいずれか1項の配線管理システムにおいて、前記配線接続部は、コネクタ又は端子盤である。
請求項7に係る発明の配線管理システムでは、請求項1〜6のいずれか1項の配線管理システムにおいて、前記配線は、光ファイバ又はメタル配線である。
請求項1〜4、6、7に係る発明によれば、次の(A)〜(E)のような効果がある。
(A) 配線盤内から従来のような丸札等の識別用タグを無くすことにより、配線盤内を整然とさせることができる。
(B) 携帯型リーダライタにより、各RFIDタグの配線データを容易に読み出すことができ、更に、その配線データの書き替えも容易に可能である。特に、配線交換時等において、最終的に配線着脱治具により目的の配線端末箇所を摘み、配線箇所の確認をするので、間違いが無い。
(C) 携帯型リーダライタを用いることにより、既設或いは高密度の配線架にも、容易に取り付けられ、配線交換作業等も容易になる。
(D) 管理装置により、各RFIDタグの配線データを管理することができる。この際、各RFIDタグに記憶するデータ量を少なくしても配線データの管理が可能であるので、各RFIDタグ内の記憶容量の削減によって小型化、及び低コスト化が可能である。配線交換時等において、作業者が手順通りの作業を行ったか否かを、管理装置側で確認が可能である。
(E) 各RFIDタグに書き込まれた配線データを、リーダライタで読み出して管理装置側へ転送し、その管理装置側に記憶されたデータベースと同期させて管理できる。そのため、配線データ変更時において、自動的にデータベースへも変更内容が反映されるので、管理データの整合性が保たれる。更に、目的の配線をデータベースにて、簡単に検索することができる。
請求項5に係る発明によれば、複数の局内の管理装置を集中管理装置により集中管理する構成にしたので、遠隔の集中管理装置から作業指令を出し、一元化された配線交換作業等の手順を確保でき、作業効率を大幅に向上させることができる。
前記課題を解決するために、本発明の配線管理システムでは、配線盤と、第1、第2、第3のRFIDタグと、配線着脱治具と、携帯型のリーダライタと、管理装置とを備えている。
前記配線盤には、筐体内に複数段のトレーが出し入れ自在に収納され、前記各トレー内に、複数の配線端末部を相互に着脱自在に接続する配線接続部がそれぞれ収納されている。前記第1のRFIDタグは、前記配線盤に装着され、非接触で前記リーダライタから供給される電源電力により駆動して前記リーダライタから無線により供給される第1の配線接続データを記憶する書き替え可能なタグである。前記第2のRFIDタグは、前記各トレーにそれぞれ装着され、非接触で前記リーダライタから供給される前記電源電力により駆動して前記リーダライタから無線により供給される第2の配線接続データを記憶する書き替え可能なタグである。前記第3のRFIDタグは、前記各配線端末部毎に又は前記各配線端末部に対応する前記配線接続部に、それぞれ装着され、非接触で前記リーダライタから供給される前記電源電力により駆動して前記リーダライタから無線により供給される第3の配線接続データを記憶する書き替え可能なタグである。
前記配線着脱治具は、前記第1、第2及び第3のRFIDタグに対して電波の送受信を行うアンテナを有し、前記配線接続部に対する前記配線端末部の着脱を行うものである。前記リーダライタは、前記アンテナに接続され、前記アンテナを介して前記第1、第2、第3のRFIDタグに対して前記電源電力を非接触で供給すると共に、前記アンテナを介して無線により前記第1、第2、第3のRFIDタグに対して前記第1、第2、第3の配線接続データの読み出し及び書き込みをそれぞれ行う。前記管理装置は、コンピュータシステムで構成され、前記リーダライタに対して無線により前記第1、第2及び第3の配線接続データの送受信を行い、前記第1、第2及び第3の配線接続データに基づき、前記配線盤における前記配線端末部の接続状態を管理する。
(構成)
図1は、本発明の実施例1を示す配線管理システムの概略の構成図である。図2(A)、(B)、(C)は、図1中の配線盤の構成例を示す概略の構成図であり、同図(A)は配線盤の外観の斜視図、同図(B)は配線盤内に収納されるトレーの一部を省略した斜視図、及び同図(C)はトレー内の配線接続部の拡大平面図である。更に、図3(A)、(B)は、図1中の配線着脱治具の部分的な構成図であり、同図(A)は図1中の配線着脱治具の先端中央部分を紙面に対して縦方向に切断したときの断面図、及び同図(B)は同図(A)中のI−I線断面図である。
図1は、本発明の実施例1を示す配線管理システムの概略の構成図である。図2(A)、(B)、(C)は、図1中の配線盤の構成例を示す概略の構成図であり、同図(A)は配線盤の外観の斜視図、同図(B)は配線盤内に収納されるトレーの一部を省略した斜視図、及び同図(C)はトレー内の配線接続部の拡大平面図である。更に、図3(A)、(B)は、図1中の配線着脱治具の部分的な構成図であり、同図(A)は図1中の配線着脱治具の先端中央部分を紙面に対して縦方向に切断したときの断面図、及び同図(B)は同図(A)中のI−I線断面図である。
図1の配線管理システムは、中継局等に設けられ、光ファイバケーブル用の配線盤(例えば、IDF)10と、配線着脱治具30とケーブル39で接続された携帯型のリーダライタ40と、このリーダライタ40に無線(例えば、無線ローカルエリアネットワーク(以下「無線LAN」という。)59により接続された管理装置60とを備えている。
配線盤10は、配線ケーブル(例えば、多数の光ファイバ11a,11b,・・・からなる外線側光ファイバケーブル11)の多数の光ファイバ端末部と、配線ケーブル(例えば、多数の光ファイバ12a,12b,・・・からなる機器側光ファイバケーブル12)の多数の光ファイバ端末部とを、相互に接続する装置であり、装置全体を収納する筐体13を有している。筐体13は、正面側にトレー出し入れ用の開口部を有し、この開口部内に複数段のトレー14,・・・が収納されている。各段のトレー14,・・・は、例えば、図示しない支持部材により摺動自在に支持され、筐体13の正面側開口部から挿入及び引き出しが可能な構造になっている。
各段のトレー14の正面側の内部には、複数の光ファイバ端末部を相互に着脱自在に接続するための1つ又は複数の配線接続部(例えば、SC型の光コネクタ15)がそれぞれ取り付けられ、この背面側に、光ファイバ12a,12b,・・・の余長部分を収納する収納部14aが設けられている。光コネクタ15の収納箇所は、配線交換等を容易に行えるように着脱自在のカバーで覆われているが、図2(B)では、内部構造を分かり易くするために図面上省略されている。
各光コネクタ15は、トレー14内に取り付けられたロッド状の光アダプタ支持部15aを有している。光アダプタ支持部15aには、この長手方向に対してほぼ直交する方向に、複数の光アダプタ15bが配列されて装着されている。各光アダプタ15bは、両端にプラグ挿入穴を有し、これらの一方のプラグ挿入穴に、外線側光ファイバ(例えば、11a)の端末部に接続された光プラグ15cが挿脱自在に挿入され、他方のプラグ挿入穴に、機器側光ファイバ(例えば、12a)の端末部に接続された光プラグ15dが挿脱自在に挿入され、これらの両光プラグ15c,15dが相互に光結合するようになっている。
筐体13の任意の位置(例えば、正面側開口部付近)には、配線盤識別用(架識別用)の第1のRFIDタグ20−1が装着されると共に、各トレー14の任意の位置(例えば、正面側)にも、トレイ識別用の第2のRFIDタグ20−2が装着されている。更に、各光アダプタ15bの一方のプラグ挿入穴に結合される光ファイバ(例えば、11a)の端末部、或いはその一方及び他方の両プラグ挿入穴に結合される光ファイバ(例えば、11a,12a)の端末部には、配線端末部識別用の第3のRFIDタグ20−3がそれぞれ装着されている。各RFIDタグ20−1,20−2,20−3は、非接触で外部から供給される電源電力により駆動して外部から無線により供給される配線接続データを記憶する書き替え可能なタグである。
配線着脱治具30は、配線交換等を行う際に目的の光プラグ(例えば、15c)を挟持して光アダプタ15bに対する挿脱を行う着脱工具であり、手で握る把持部材31を有し、この把持部材31に、光ファイバ端部及び光プラグ(例えば、15c)を収容するための断面ほぼコ字状で且つレール状をなす収容部材32が取り付けられている。収容部材32の先端側における対向する両側壁には、開口部32aがそれぞれ形成されている。更に、収容部材32の先端側寄りに一対の軸33−1,33−2が設けられ、この各軸33−1,33−2に、一対の操作レバー34−1,34−2の先端側寄りが回動自在に取り付けられている。
各操作レバー34−1,34−2は、各軸33−1,33−2から先端側に延びるプラグ挟持部34−1a,34−2aと、その各軸33−1,33−2から後端側に延びる操作部34−1b,34−2bとを有している。各プラグ挟持部34−1a,34−2aの先端部分は、互いに対向するように内側に折り曲げられており、図示しないばね力により内側の閉じる方向に付勢されて、収容部材32の開口部32a,32aをそれぞれ貫通している。光プラグ(例えば、15c)の挿脱を行う場合、手で操作部34−1b,34−2bを閉じてプラグ挟持部34−1a,34−2aの先端部分を外側に開いた状態で、収容部材32の先端側をその光プラグ15cに被せた後、操作部34−1b,34−2bを開けば、そのプラグ挟持部34−1a,34−2aの先端部分により光プラグ15cが挟持されるので、該光プラグ15cの挿脱が行える。
収容部材32内にはアンテナ35が装着され、このアンテナ35によって光プラグ15c側のRFIDタグ20−3、或いは他のRFIDタグ20−1,20−2との間で電波の送受信を行うようになっている。アンテナ35は、ケーブル39によって携帯型のリーダライタ40に接続されている。
リーダライタ40は、アンテナ35を介して各RFIDタグ20−1,20−2,20−3に対して電源電力を非接触で供給すると共に、アンテナ35を介して無線により各RFIDタグ20−1,20−2,20−3に対して配線接続データの読み出し及び書き込みをそれぞれ行う装置であり、携帯通信端末(PDA)等で構成されている。リーダライタ40は、液晶画面等の表示部41を有し、この表示部41にデータを表示すると共に、ペン42を用いて該表示部41からデータ等を入力できるようになっている。更に、リーダライタ40には、無線LAN59を介して管理装置60との間で送受信を行う無線通信部(例えば、無線LANカード43)が着脱自在に装着されている。
管理装置60は、リーダライタ40に対して無線LAN59により配線接続データの送受信を行い、この配線接続データに基づき、配線盤10における光ファイバ11a,11b,12a,12b,・・・の端末部の接続状態を管理する装置であり、コンピュータシステムで構成されている。
図4は、図1中の各RFIDタグ20−1,20−2,20−3の構成例を示す回路図である。
各RFIDタグ20−1,20−2,20−3は、同一の構成である。例えば、RFIDタグ20−3は、半導体集積回路(以下「IC」という。)チップ21と、これに接続されたコイル状のアンテナ22とで構成されている。ICチップ21は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の電気的に書き込み可能な不揮発性メモリからなる記憶部21aと、アンテナ22で受信した電波から直流電力を生成してICチップ21内に供給する電源部21bと、アンテナ22に対する送信信号の送受信を行う送受信部21cとを有している。
このRFIDタグ20−3では、リーダライタ40のアンテナ35との間で電波によって通信し、データの授受を行う。通信手順としては、例えば、RFIDタグ20−3内のアンテナ22がリードライタ40からの電波を受信すると、そのアンテナ22部分に、電磁誘導等による共振作用によって起電力が発生する。この起電力は、電源部21bにより直流電力に変換され、ICチップ21内に供給されるので、ICチップ21が起動する。ICチップ21が起動すると、記憶部21aに記憶されたデータが読み出され、このデータが送受信部21cで変調されて送信信号が生成され、アンテナ22から送出される。この送信信号は、リーダライタ40側のアンテナ35で受信されて復調され、認識等のデータ処理が行われる。又、リーダライタ40側のデータが送信信号の形でアンテナ35から送出されると、これがRFIDタグ20−3のアンテナ22で受信されて送受信部21cで復調され、送られてきたデータが記憶部21aに書き込まれるようになっている。
これらのRFIDタグ20−1〜20−3には、配線盤(IDF)番号、端子番号、RFID番号、線路情報(例えば、相模原中継局、制御機器室等)、データ更新履歴(例えば、日付、時間)等といった所望の配線接続データが記憶される。
図5は、図1中のリーダライタ40の構成例を示す回路図である。
このリーダライタ40は、管理装置60からの制御により、各RFID20−1,20−2,20−3に対してデータの読み書き(アクセス)を行う装置であり、信号の伝送を行うバス44を有している。バス44には、データの表示とデータの入力を行う表示部41、無線LANカード43、装置全体をプログラム制御する中央処理装置(以下「CPU」という。)等の制御部45、プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)等のプログラム記憶部46、データを記憶するRAM(Random Access Memory)等のデータ記憶部47、及び送受信部48が接続されている。
送受信部48には、アンテナ35が接続されると共に、直流電力を供給する電池からなる電源部49が接続されている。送受信部48は、制御部45の制御により、送信データ及び直流電力を変調して送信信号をアンテナ35から送出させると共に、アンテナ35で受信した受信信号を復調して制御部45等に与える機能を有している。
図6は、図1中の管理装置60の構成例を示す回路図である。
管理装置60は、コンピュータシステムにより構成され、信号伝送用のバス61を有している。バス61には、装置全体をプログラム制御するCPUからなる制御部62、プログラムを記憶するROMからなるプログラム記憶部63、ワーキングデータ等を記憶するROMからなるデータ記憶部64、及び配線接続データ等を記憶する大容量のハードディスク装置等の外部記憶装置65が接続されている。バス61には、更に、データ等を入力するキーボード、マウス等の入力部66、データ等を表示する液晶表示装置等の表示部67、プリンタ等を接続する入/出力ポート68、及び無線LAN59を介してリーダライタ40との間で信号の送受信を行う無線通信部69が接続されている。この管理装置60には、その他、電源装置等の任意の装置が設けられている。
(配線入れ替え作業手順例)
図7〜図9は、配線入れ替え作業手順例を示す図である。
図7〜図9は、配線入れ替え作業手順例を示す図である。
例えば、架No.1の配線盤10におけるトレイ番号1のトレー14内のアダプタ番号5の光アダプタ15bを、トレイ番号3のトレー14内のアダプタ番号8の光アダプタ15bへ配線の入れ替えを行う作業手順について説明する。
先ず、図7において、作業者は、管理装置60の入力部66を操作して交換する光アダプタ15bのデータ(入れ替え対象の配線盤番号;架No.1、入れ替え元のトレイ番号;1、入れ替え元のアダプタ番号;5、入れ替え先のトレイ番号;3、入れ替え先のアダプタ番号;8)を入力する。なお、入力部66による入力に代えて、遠隔操作で、図示しない管理サーバ等から入力することも可能である。
光アダプタ15bのデータが入力されると、制御部62の制御により、外部記憶装置65に記憶された当該光アダプタ15bに関する接続データが読み出され、この接続データの一覧表(例えば、配線盤番号(架番号)、トレイ番号、アダプタ番号、外線側接続先、機器側接続先、更新日付等)と、当該光アダプタ箇所の画像とが、表示部67に表示される。これらの光アダプタ15bの交換データに関する信号は、制御部62の制御により、無線通信部69で変調され、無線LAN59を介してリーダライタ40へ転送される。リーダライタ40側では、制御部45の制御により、送られてきた交換データに関する信号が無線LANカード43で受信されて変調され、データ記憶部47に記憶される。
図8において、上記の作業者又は他の作業者は、リーダライタ40に対してペン42等を用いて読み出し操作を行う。すると、リーダライタ40では、制御部45の制御により、データ記憶部47に記憶された光アダプタ15bに関する交換データ(入れ替え対象の配線盤番号;架No.1、入れ替え元のトレイ番号;1、入れ替え元のアダプタ番号;5、入れ替え先のトレイ番号;3、入れ替え先のアダプタ番号;8)が読み出され、表示部41に表示される。作業者は、リーダライタ40の表示部41に表示された架No.1の配線盤10の設置場所へ行き、この配線盤10の正面側開口部付近に装着された配線盤識別用のRFIDタグ20−1に、配線着脱治具30のアンテナ35を近づける。
リーダライタ40内の電源部49から供給された電源電力は、送受信部48で変調されて送信信号に変換され、アンテナ35から送出される。この送信信号は、RFIDタグ20−1内のアンテナ22で受信され、送受信部21cで復調されて電源部21bで直流電力に変換され、ICチップ21内に供給されて該ICチップ21が起動する。ICチップ21が起動すると、記憶部21aに記憶された配線盤データ(架No.1)が読み出され、送受信部21cで変調されて送信信号に変換され、アンテナ22から送出される。
アンテナ22から送出された送信信号は、配線着脱治具30側のアンテナ35で受信されて送受信部48で復調される。復調された読み込み配線盤データ(読み込み架No.1)は、表示部41に表示されると共に、制御部45により、前記の交換データ(対象架No.1)と一致するか否かが比較され、この比較結果が表示部41に表示される。作業者が表示部41を見てその一致を確認し、この確認結果をペン42等により表示部41に入力すると、入力された確認結果のデータが、無線LANカード43及び無線LAN59を介して管理装置60へ送信され、作業のログとして残る(即ち、外部記憶装置65に記憶される)。
図9において、作業者は、入れ替え元のトレイ番号1のトレイ14を引き出し、このトレイ14の正面側に装着されたトレイ識別用のRFIDタグ20−2に、配線着脱治具30側のアンテナ35を近づける。すると、上記と同様にして、RFIDタグ20−2に記憶されたデータ(トレイ番号1)がリーダライタ40に読み込まれ、表示部41に表示されると共に、制御部45により、対象トレイ番号1と一致するか否かが比較される。作業者が一致状態を確認すると、この確認データが管理装置60側にも送信され、作業のログとして残る。
作業者は、リーダライタ40の表示部41に表示されたアダプタ番号5、光アダプタ15bに表示されたアダプタ番号5、或いは光アダプタ15bの近傍に表示されたアダプタ番号5を参考にして、対象トレイ番号1のトレイ14内におけるアダプタ番号5の光アダプタ15bに接続された光プラグ15cを探し、配線着脱治具30に設けられた操作レバー34−1,34−2の先端のプラグ挟持部34−1a,34−2aでその光プラグ15cを摘む。光プラグ15cに接続された光ファイバ11aの端部には、配線端末部識別用のRFIDタグ20−3が装着されているので、該光プラグ15cをプラグ挟持部34−1a,34−2aで摘むと、配線着脱治具30側のアンテナ35が該RFIDタグ20−3の近傍に位置することになる。
すると、上記と同様にして、RFIDタグ20−3に記憶されたデータ(アダプタ番号5)がリーダライタ40に読み込まれ、表示部41に表示されると共に、制御部45により、対象アダプタ番号5と一致するか否かが比較される。作業者が一致状態を確認して光プラグ15cを抜き取ると、その確認データが管理装置60側にも送信され、作業のログとして残る。
同様にして、入れ替え先のトレイ番号3のトレイ14を探し、更に、このトレイ14内に取り付けられた入れ替え先のアダプタ番号8の光アダプタ15bを探し、これに接続された光プラグ15cを抜き取る。そして、アダプタ番号5に接続された光プラグ15cと、アダプタ番号8に接続された光プラグ15cとを、入れ替えて接続する。これにより、配線の入れ替え作業が終了し、この入れ替え結果が管理装置60へ送信されて外部記憶装置65に記憶される。
(効果等)
この実施例1では、 次の(1)〜(6)のような効果等がある。
この実施例1では、 次の(1)〜(6)のような効果等がある。
(1) 配線盤10内から従来のような丸札等の識別用タグを無くすことにより、配線盤10内を整然とさせることができる。
(2) 携帯型のリーダライタ40により、各RFIDタグ20−1〜20−3の配線データを容易に読み出すことができ、更に、その配線データの書き替えも容易に可能である。特に、配線交換時等において、最終的に配線着脱治具30で目的の光ファイバ端末部の光プラグ15cを摘み、配線箇所の確認をするので、間違いが無い。
(3) 携帯型のリーダライタ40を用いることにより、既設或いは高密度の配線架にも、容易に取り付けられ、配線交換作業等も容易になる。又、リーダライタを常設型にし、これをケーブルで管理装置60に接続する構成にした場合に比べて、本実施例1のように携帯型のリーダライタ40を用いた構成にすることにより、各架毎にリーダライタの設置がいらないので、低コスト化が可能になる。
(4) 管理装置60により、各RFIDタグ20−1〜20−3の配線データを管理することができる。この際、各RFIDタグ20−1〜20−3に記憶するデータ量を少なくしても配線データの管理が可能であるので、各RFIDタグ20−1〜20−3内の記憶容量の削減によって小型化、及び低コスト化が可能である。配線交換時等において、作業者が手順通りの作業を行ったか否かを、管理装置60側で確認が可能である。
(5) 各FRIDタグ20−1〜20−3に書き込まれた配線データを、リーダライタ40で読み出して管理装置60側へ転送し、外部記憶装置65等に記憶されたデータベースと同期させて管理している。そのため、配線データ変更時において、自動的にデータベースへも変更内容が反映されるので、管理データの整合性が保たれる。更に、目的の配線をデータベースにて、簡単に検索することができる。
(6) 図1では、1台の配線盤10を設けた例を説明しているが、複数台の配線盤10,・・・を設け、これらの配線状態を1台の管理装置60で管理することも当然可能である。
図10は、本発明の実施例2を示す配線の集中管理システムの概略の構成図である。
この配線の集中管理システムでは、複数の配線盤収容局100−1,100−2,100−3,100−4,・・・が通信ネットワーク110で結ばれ、それらの複数の配線盤収容局100−1,・・・が、通信ネットワーク110に接続された管理センタ120により集中管理されるようになっている。
各配線盤収容局100−1,・・・内には、図1に示すような配線盤10が1台又は複数台設置され、これらが各1台の管理装置60によってそれぞれ配線管理されるようになっている。各配線盤収容局100−1,・・・内に設けられた管理装置60は、通信ネットワーク110により接続されている。管理センタ120内に設けられた集中管理装置121は、管理サーバ等のコンピュータシステムで構成され、通信ネットワーク110に接続されている。
このような構成では、予め遠隔の管理センタ120から、交換配線データ等を通信ネットワーク110を介して各配線盤収容局100−1,・・・内の管理装置60へ転送しておき、各配線盤収容局100−1,・・・内で実施例1のような手順通り配線交換作業等をさせることが可能である。よって、遠隔の管理センタ120から作業指令を出し、一元化された配線交換作業等の手順を確保でき、作業効率を大幅に向上させることができる。
図11は、本発明の実施例3を示す他のSC2型の光コネクタの部分的な構成図である。
このSC2型の光コネクタ16は、図2(C)のSC型の光コネクタ15に代えて、図2(B)のトレー14内に設けられるものである。SC2型のコネクタ16は、ロッド状のレセプタクル16aを有し、このレセプタクル16aの対向する両側面に、複数対のプラグ挿入穴が設けられている。各対のプラグ挿入穴には、各光ファイバ11a,12a,・・・の端末部に接続された各光プラグ16b,16c,・・・がそれぞれ挿入される。
このような光コネクタ16を設けた場合、これに適合する構造のアンテナ付き配線着脱治具を用いて光プラグ16b,16c,・・・の着脱を行うようにすれば、実施例1とほぼ同様の作用、効果が得られる。又、SC2型の光コネクタ16に代えて、その他の形状の光コネクタを用いても良い。
図12は、本発明の実施例4を示す他の配線着脱治具の部分的な構成図である。
この配線着脱治具30Aでは、図1の配線着脱治具30において、収納部材32内に設けられるアンテナ35の他に、配線盤識別用のRFIDタグ20−1及びトレー識別用のRFIDタグ20−2に対応するアンテナ36を把持部材31内に埋設している。把持部材31に設けたアンテナ切り替え用のスイッチ37を切り替えることにより、配線端末部識別用のRFIDタグ20−3に対してアンテナ35を使用し、配線盤識別用のRFIDタグ20−1及びトレー識別用のRFIDタグ20−2に対して他のアンテナ36を使用する。
このような構成にすれば、RFIDタグ形状に応じてより的確に電波の送受信が行える。又、配線着脱治具30Aに代えて、その他の形状や構造の配線着脱治具を用いても良い。
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例である実施例5としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 配線盤10及びトレー14は、図2以外の構造に変更できる。
(b) RFIDタグ20−1〜20−3は、図4以外の回路構成に変更でき、その形状もラベル形、筒形、スリット付き筒形、リング形、スリット付きリング形、小片形等の種々のものを採用できる。又、この RFIDタグ20−1〜20−3の装着位置は、図1及び図2以外の箇所に取り付けても良い。例えば、配線端末部識別用のRFIDタグ20−3は、光ファイバ端末部に装着しているが、これに代えて、光プラグ15c,15d、光アダプタ15b、光アダプタ支持部材15a、或いはレセプタクル16aの外面又は内部に設けても良い。
(c) リーダライダ40や管理装置60は、図5や図6以外の回路構成に変更しても良い。
(d) 図1では、配線として光ファイバケーブル11,12及び光ファイバ11a,11b,12a,12bを用いた例を説明したが、これに代えて、メタル配線等を使用する場合にも適用できる。メタル配線の場合には、配線接続部として図示以外の形状や構造のコネクタ、或いは端子盤等を使用すれば良い。
10 配線盤
11,12 光ファイバケーブル
13 筐体
14 トレー
15,16 光コネクタ
20−1〜20−3 RFIDタグ
30,30A 配線接続治具
35 アンテナ
40 携帯型リーダライタ
60 管理装置
100−1〜100−4 配線盤収容局
110 通信ネットワーク
120 管理センタ
121 集中管理装置
11,12 光ファイバケーブル
13 筐体
14 トレー
15,16 光コネクタ
20−1〜20−3 RFIDタグ
30,30A 配線接続治具
35 アンテナ
40 携帯型リーダライタ
60 管理装置
100−1〜100−4 配線盤収容局
110 通信ネットワーク
120 管理センタ
121 集中管理装置
Claims (7)
- 複数の配線端末部を相互に着脱自在に接続する配線接続部が収納された配線盤と、
前記各配線端末部毎に又は前記各配線端末部に対応する前記配線接続部に、それぞれ装着され、非接触で外部から供給される電源電力により駆動して前記外部から無線により供給される配線接続データを記憶する書き替え可能な無線周波数識別タグと、
前記無線周波数識別タグに対して電波の送受信を行うアンテナを有し、前記配線接続部に対する前記配線端末部の着脱を行う配線着脱治具と、
前記アンテナに接続され、前記アンテナを介して前記無線周波数識別タグに対して前記電源電力を非接触で供給すると共に、前記アンテナを介して無線により前記無線周波数識別タグに対して前記配線接続データの読み出し及び書き込みを行う携帯型のリーダライタと、
コンピュータシステムで構成され、前記リーダライタに対して無線により前記配線接続データの送受信を行い、前記配線接続データに基づき、前記配線盤における前記配線端末部の接続状態を管理する管理装置と、
を備えたことを特徴とする配線管理システム。 - 筐体内に複数段のトレーが出し入れ自在に収納され、前記各トレー内に、複数の配線端末部を相互に着脱自在に接続する配線接続部がそれぞれ収納された配線盤と、
前記各配線端末部毎に又は前記各配線端末部に対応する前記配線接続部に、それぞれ装着され、非接触で外部から供給される電源電力により駆動して前記外部から無線により供給される配線接続データを記憶する書き替え可能な無線周波数識別タグと、
前記無線周波数識別タグに対して電波の送受信を行うアンテナを有し、前記配線接続部に対する前記配線端末部の着脱を行う配線着脱治具と、
前記アンテナに接続され、前記アンテナを介して前記無線周波数識別タグに対して前記電源電力を非接触で供給すると共に、前記アンテナを介して無線により前記無線周波数識別タグに対して前記配線接続データの読み出し及び書き込みを行う携帯型のリーダライタと、
コンピュータシステムで構成され、前記リーダライタに対して無線により前記配線接続データの送受信を行い、前記配線接続データに基づき、前記配線盤における前記配線端末部の接続状態を管理する管理装置と、
を備えたことを特徴とする配線管理システム。 - 筐体内に複数段のトレーが出し入れ自在に収納され、前記各トレー内に、複数の配線端末部を相互に着脱自在に接続する配線接続部がそれぞれ収納された配線盤と、
前記配線盤に装着され、非接触で外部から供給される電源電力により駆動して前記外部から無線により供給される第1の配線接続データを記憶する書き替え可能な第1の無線周波数識別タグと、
前記各トレーにそれぞれ装着され、非接触で前記外部から供給される前記電源電力により駆動して前記外部から無線により供給される第2の配線接続データを記憶する書き替え可能な第2の無線周波数識別タグと、
前記各配線端末部毎に又は前記各配線端末部に対応する前記配線接続部に、それぞれ装着され、非接触で前記外部から供給される前記電源電力により駆動して前記外部から無線により供給される第3の配線接続データを記憶する書き替え可能な第3の無線周波数識別タグと、
前記第1、第2及び第3の無線周波数識別タグに対して電波の送受信を行うアンテナを有し、前記配線接続部に対する前記配線端末部の着脱を行う配線着脱治具と、
前記アンテナに接続され、前記アンテナを介して前記第1、第2、第3の無線周波数識別タグに対して前記電源電力を非接触で供給すると共に、前記アンテナを介して無線により前記第1、第2、第3の無線周波数識別タグに対して前記第1、第2、第3の配線接続データの読み出し及び書き込みをそれぞれ行う携帯型のリーダライタと、
コンピュータシステムで構成され、前記リーダライタに対して無線により前記第1、第2及び第3の配線接続データの送受信を行い、前記第1、第2及び第3の配線接続データに基づき、前記配線盤における前記配線端末部の接続状態を管理する管理装置と、
を備えたことを特徴とする配線管理システム。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の配線管理システムにおいて、
複数台の前記配線盤と、前記複数台の配線盤における前記配線端末部の接続状態を管理する前記管理装置とを、1つの局内に設けたことを特徴とする配線管理システム。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の配線管理システムにおいて、
複数の局における各局内に前記配線盤及び前記管理装置がそれぞれ設けられ、
前記各局内の前記管理装置が通信ネットワークを介して、コンピュータシステムで構成された集中管理装置に接続され、
前記各局内の前記管理装置を前記集中管理装置により集中管理する構成にしたことを特徴とする配線管理システム。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の配線管理システムにおいて、
前記配線接続部は、コネクタ又は端子盤であることを特徴とする配線管理システム。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の配線管理システムにおいて、
前記配線は、光ファイバ又はメタル配線であることを特徴とする配線管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004008230A JP2005204412A (ja) | 2004-01-15 | 2004-01-15 | 配線管理システム |
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- 2004-01-15 JP JP2004008230A patent/JP2005204412A/ja not_active Withdrawn
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