JP2004252851A - 受動的構成品管理運用処理方法,受動的構成品管理運用装置,作業支援端末,受動的構成品管理運用処理プログラム,およびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】敷設される受動的構成品を収容するフロア6を位置情報の最小管理単位であるセルに分割し,各セルに対してその位置を特定するための情報を符号化した識別コード7を貼付しておく。受動的構成品である光ファイバケーブル5を敷設した際には,作業支援端末2の識別コード入力装置3により,敷設した光ファイバケーブル5が通過するセルの識別コード7を読み取り,受動的構成品管理運用装置1に送信する。受動的構成品管理運用装置1は,受信した識別コード7の情報により,敷設された光ファイバケーブル5の位置を確認し,その物品情報に関係付けて位置情報を物品情報データベース121に登録し管理する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,光ファイバケーブルや配線架などの受動的構成品の位置情報を運用管理する技術に関し,特に,受動的構成品の3次元的位置情報を管理することを通じて,工事により設備を構築する設計行為と,設備データを位置情報も含めて構築する行為とを自動的に連動させることを可能とする受動的構成品管理運用処理方法,受動的構成品管理運用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
受動的な物品(以下,受動的構成品という)からなるシステムとは,屋外に設置されているケーブル,配管,電柱,マンホールや,ビル内の配線,キャビネット等の多数の構成品からなっているシステムのことをいう。具体例としては,光ファイバケーブル,心線,コネクタ,光カプラ,その他の部品およびそれらを収容する棚(以下,架という),箱(キャビネット,クロージャ)等から構成される光ファイバシステムがある。
【0003】
従来,受動的構成品からなるシステムでは,設備の設計,設備の管理などの業務部分については,各受動的構成品に識別コードを貼付することで作業を支援するためのツールやコンピュータを利用したデータベースが開発,利用されてきている。このような技術に関する文献として,下記の特許文献1に記載されているものがある。
【0004】
しかし,従来の受動的構成品の管理手法は平面のみの管理として確立されており,設計者が工事等の作業をデータベースに登録するにあたっては,画面上の2次元的登録確認が主であった。特に,従来の手法では,受動的構成品のつながりや,新規接続時において接続箇所を指定することなどは管理することはできたが,構成品自体がどのような配線形態で敷設されているのかや,新規ケーブルの敷設時において,どのようなルートに敷設するかなどの詳細な構成品の位置情報を把握するにまでには至っていない。そのため,構成品の不足時に架と架の間にどのような物品が不足しているかはデータベースを検索することで判明することはできるが,実際に設計を試みようとする場合に,架と架の間に既存のケーブルが一条も存在しないときには,設計者によって設計作業を施し,架と架の配線ルートなどを手動にて設計する必要があった。
【0005】
つまり,工事により設備を構築する設計行為と設備データを位置情報も含めて構築する行為とは自動的な連動は不可能で,正確なデータベース構築の支障となっており,設備運用上の問題となっていた。さらには,その後の設備利用時においても,設備を選定する行為と,設備間の位置情報の構築とも連動しないため,データベース維持も煩雑であり,正確なデータベース維持が困難なことも問題であった。
【0006】
受動的構成品からなるシステムでサービスを提供するいわゆる設備産業においては,上述の構成品間の3次元的位置情報が,非常に膨大かつ重要な情報である。具体的な位置情報を利用する業務としては,顧客からサービス提供を求められた際に,構成品が不足しているときの調査,サービスを提供している設備が故障したときの迂回設備のルート選定等がある。
【0007】
これらの業務において,既存技術である正確な構成品およびそのつながり情報がデータベースとして構築されていることは非常に重要なことであったが,昨今の膨大なサービス需要の向上において,接続情報や構成品の情報だけでは,管理運用の面で十分とは言えない。例えば,設備不足時のときにその都度,設計者が実際の構成品の敷設状況を調べて,紙面上もしくは電子的媒体上の図面において設計作業を実施し,工事終了時に設備情報をデータベースとして再度紙面もしくは電子的媒体上に登録する必要があり,設計行為と設備データとが自動的に連動していないため,実際の設備とデータとの不一致が発生したりすると,非常に大きな労力を損失することにつながっていた。
【0008】
一般的な位置情報の管理ツールとしては,例えばCADなどの設計ツールが存在する。面的に敷設された架や装置の間にケーブルが新規に敷設された場合には,その間のルートをデータベースとして登録しておくことで,位置情報の管理(物品の登録・修正・削除)を実施していた。しかし,これらの作業は上述したように設備を選定する行為,設備間の位置情報の構築に連動していないため,データベース維持も煩雑であり,正確なデータベース維持が困難な場合がある。
【0009】
また,本発明においては,受動的構成品の物品登録である設備データの構築と同時に位置情報の構築を行うという異なる情報同士の連動を目的としていることから,一般的なCADなどの設計ツールは,本発明が対象とする受動的構成品の管理運用の分野とは異なる。
【0010】
似た技術として一般的になっているものには,例えば工場内での製造工程と備品の管理の関係がある。最終製品を製造番号として管理し,その中の構成部品を製造番号とのつながりとして管理するものである。しかし,これは注意を要する部品や主要部品に対して行うことが一般的で,多くの部品はロッド単位の管理や管理していない場合もある。さらに,製造工程も多くの場合,自動化されており,本発明が問題としている設計データと工事結果との不一致やデータの誤登録のような問題が起きにくい環境にある。
【0011】
言い換えると,自動化が進んでいる工場においては,部品は受動的であってもそれを組み立てているロボット等が能動的であり,指示と異なる工事(組立)を行うことを防止する工夫がロボットを使うことで実現されているため,本発明が対象とする分野とは大きく異なる。
【0012】
一方,類似するシステムには小売業界で一般的となっているバーコードを利用した商品の在庫,売り上げの管理システムもある。しかし,これらのシステムでは管理対象が商品であり受動的構成品ではないため,在庫数量,価格等の独立した項目の管理で足り,設備の設計・選定・工事確認,構成品間の3次元情報管理等のデータベースを複雑化させ,運用を煩雑にさせる要素がないという特徴から早期にシステム化が進んでいる。しかし,このように商品の管理等に利用されているシステムは,商品間の3次元的つながり情報が不要であり,本発明が対象とする分野とは大きく異なる。
【0013】
さらに言えば,商品間のつながり情報が不要ということは,在庫数の誤投入等による実際の在庫とシステム上の在庫データとの不一致は,単純に正確な在庫把握ができないという問題にとどまるのに対し,本発明が課題としている受動的構成品の場合には,実際の構成品とデータとの不一致は,つながり情報に基づく検索等の業務においては大きな問題となり,管理・運用に過大な支障が生じてしまうことになる。
【0014】
【特許文献1】
特開2001−142952号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は,上記従来技術の問題を解決し,識別コードにより受動的構成品を把握できるようにするだけでなく,識別コードによって設備ビル等における位置情報を把握できるようにし,識別コードにおいて受動的構成品の位置情報を管理運用するにあたり,受動的構成品からなる設備の設計から運用に至る一連の流れの中で実際の設備,構成品の位置情報と物品情報との整合を図ること,および,正確なデータベース構築を基盤として設備運用の効率化を実現する自動設計方法を確立することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は,上記課題を解決し,受動的構成品の管理・運用にあたり,実際の設備・構成品の物理的敷設状況を管理し,正確なデータベース構築を基盤として設備運用の効率化を実現するため,以下の構成をとる。
【0017】
本発明は,受動的構成品を収容する場所の,事前に決定付けられた最小座標位置ごとに識別コードを貼付しておき,敷設時にそれらの識別コードを読み取ることで,受動的構成品の位置情報を管理する手段を持つ。また,敷設された受動的構成品情報とそれら構成品情報に関係付けられた位置情報とを組み合わせて,作業者に受動的構成品の敷設状況を3次元的に表示する手段を持つ。また,最小座標位置ごとの収容設備量を在庫量として保有することで,その在庫状態を判明できる手段と,受動的構成品を接続するルート設計時には,最小座標位置の在庫量を見ながらルートを選定・設計する手段と,設計結果情報をもとに設計図面を3次元的に作成し送信する手段と,設計結果情報をもとに設計指示書を作成し送信する手段と,設計結果情報と作業内容情報から,工事結果情報を出力する手段と,管理運用対象である位置情報を蓄積し,設計結果情報や工事結果情報に従ってデータベース内の位置情報を更新する手段と,最小座標単位の設定在庫量を超過する場合には,管理者ヘアラームとして警告する手段を持つ。
【0018】
具体的には,本発明では,位置情報をもとに受動的構成品の敷設状況を管理する。すなわち,受動的構成品の位置情報を管理するにあたり,例えば各受動的構成品を収容するフロアをX軸方向(横軸)とZ軸方向(奥行き軸)からなる線で区切り,フロアをメッシュ上に分割する。その分割されたフロアの一最小単位である各セルに対して,フロアにおける位置を特定するための情報を符号化した識別コードを貼付する。この識別コードを読み取ることによって,セルの集合体で構成されるフロアの各セルに対して,面での位置情報を特定することができ,面的な位置情報管理が可能となる。
【0019】
同様にY軸(高さ軸)においても一定の間隔の高さを特定する識別コードを読み取ることで,受動的構成品を収容する場所の高さでの位置情報を特定することができ,高さ的な位置情報管理が可能となる。また,フロア内におけるケーブル収容部ではなく,架上に敷設されているケーブルラックにおいても,ケーブルが通過するパイプごとに,位置を特定する情報を符号化した識別コードを貼付することで,フロアと架上ラックの面と高さの位置を管理し,これによって,受動的構成品管理運用装置において,3次元的に受動的構成品の位置情報を管理運用することができるようになる。
【0020】
この受動的構成品管理運用装置における工事情報流通・照合部は,構成品の設計結果情報,選択結果情報または検索結果情報の3次元的な位置情報を受け取り,3次元的な位置情報を含めた工事指示情報を生成して作業支援端末へ送信し,設計結果情報,選択結果情報または検索結果情報を,受動的構成品の位置情報を管理する物品情報データベースに格納し,設計結果情報,選択結果情報または検索結果情報と各作業対象物品の位置情報とを照合し,工事結果情報を物品情報データベースに格納する。
【0021】
受動的構成品の敷設現場で工事作業の支援のために使用される作業支援端末は,工事情報流通・照合部から工事指示情報を受信し,3次元的な位置情報を含めた工事指示情報を作業者へ表示し,工事対象の構成品情報の敷設ルートから,敷設対象物品が通過する位置情報を識別コード入力装置を通して受け取り,作業内容情報を工事情報流通・照合部へ送信する。
【0022】
受動的構成品管理運用装置は,前述のように個々の受動的構成品情報を管理する物品情報データベースを持つ。物品情報データベースは,個々の受動的構成品の各種属性情報と,その位置情報とを格納する。位置情報は,設計結果情報,選択結果情報または検索結果情報と工事結果情報に従って更新される。
【0023】
受動的構成品の位置情報を物品情報データベースに登録するにあたっては,位置情報データベースが参照される。位置情報データベースには,管理対象範囲内においてフロアや高さやラック等の最小単位の位置(セル)にユニークに付与された識別コード情報と,その管理対象範囲内での位置情報(座標など)とが,あらかじめ格納されている。
【0024】
受動的構成品群が工事にて敷設された際には,各受動的構成品に取り付けられた識別コードと,敷設ルートの各セルに貼付された識別コードとを,識別コード入力装置により読み取ることにより,位置情報データベースによって各受動的構成品の位置情報を特定し,物品情報データベースにそれらの情報を登録する。これにより,物品情報データベースは,受動的構成品の管理情報として,敷設と同時に位置情報を持つことになる。
【0025】
また,本発明は,受動的構成品とその位置情報とを3次元的に表示する手段を持つことを特徴とする。具体的には,上記受動的構成品管理運用装置において,位置情報データベースが2種類の位置を示す情報を保有する。一つは面の位置を管理する最小単位とされているセルの位置を示す識別コード情報と,一つは高さを管理する最小単位とされている高さ情報の識別コード情報である。
【0026】
受動的構成品の敷設とともに,敷設されたルートに存在する最小単位の位置(セル)の識別コードと高さを示す識別コードとを読み取って,敷設されたルートの位置情報を受動的構成品に付与する。本発明を用いることにより,受動的構成品は常にその物品の持つ物品情報とともに,その物品が敷設されている面的な位置情報と高さの位置情報とを持つことから,受動的構成品の物品が敷設されている敷設状況を3次元的に表示することが可能である。
【0027】
また,本発明は,位置情報として管理される最小単位ごとに在庫量を特定する手段を持つことを特徴とする。すなわち,上記受動的構成品管理運用装置において,フロア内の最小座標位置に対して定義づけられた管理対象範囲内の最小単位の位置(セル)に付与されているユニークな識別コード情報の登録の際に,最小単位における収容可能な受動的構成品の在庫量を,位置情報データベースと関連付けられている収容情報データベースへ登録することで,位置情報データベースに加え,位置情報の収容情報データベースを構築する。また,上記最小単位ごとに実際に敷設されている受動的構成品の在庫量の情報を持つ在庫情報データベースを,収容情報データベースとともに備える。
【0028】
フロア内に受動的構成品が敷設された際に,敷設されたルートの位置情報を識別コードによって読み込むことにより,在庫情報データベースの最小単位ごとの在庫情報を更新する。本発明を用いることにより,位置情報データベースと関連付けられている収容情報が登録された収容情報データベースと,在庫情報が登録された在庫情報データベースとによって,最小単位内の在庫量管理が可能となる。
【0029】
また,本発明は,在庫不足時には,最小単位ごとの在庫量を見ながらルート選定・設計を行う手段を持つことを特徴とする。すなわち,上記受動的構成品管理運用装置において,収容情報データベースの位置の管理最小単位ごとの収容可能量と,在庫情報データベースの在庫情報とを参照することで,受動的構成品の設備選定時にケーブル在庫不足が発生し,新規にケーブルを敷設する場合においては,管理対象範囲内において,選定候補ごとに,選定ルートが通過した最小単位位置の持つ収容ケーブル条数に対する収容可能ケーブル条数の比率の総平均値の最も低い値(最も在庫圧迫の少ない)のルートを優先的に選定し,設計ルートを割り出す。
【0030】
また,本発明は,自動設計時に,選定・設計ルートを3次元的に表示し,工事指示書を作成・送信する手段を持つことを特徴とする。すなわち,上記受動的構成品管理運用装置において,ケーブル在庫不足時における自動設計した結果の出力と同時に,作業者の作業支援端末へ電子的に工事指示書を作成・送信する。作業指示書には,ケーブルを敷設する架(もしくは装置)と架(もしくは装置)の情報,および工事予定日,工程内容,敷設ルートが盛り込まれており,作業者は敷設作業の際には,設計結果の情報および敷設すべきルートの情報を認識することが可能である。
【0031】
本発明において,敷設されたルートが工事指示書と同一のルートかどうかは,自動設計時に選定したルートにおける通過する位置情報の識別コード情報と,物品の敷設と同時に識別コード入力装置によって読み取る位置情報の識別コード情報とが互いに整合しているかどうかで作業者に認知させ,かつ最終的に読み込まなくてはならない全ての識別コード情報の残数が0となることを工事完了とすることで,正確な施工作業を実現することが可能である。
【0032】
また,本発明は,工事実施時に,識別コードの読み取りをトリガーとして作業の進捗管理をする手段を持つことを特徴とする。すなわち,上記受動的構成品管理運用装置において,自動設計した結果,作業者が敷設作業を実施する際に,本発明における識別コード情報の読み取りおよび登録作業が行われている状態をもとにして,作業の進捗管理を実施する。すなわち,敷設ルートの識別コード情報の読み込みが行われていない場合には未施工状態とし,読み込まなくてはいけない識別コード情報のうち,一つ以上の識別コード情報を読み込み,登録している場合には施工中状態とし,読み込まなくてはいけない全ての識別コード情報を読み込み,登録を完了した場合には,施工完了状態とする。本発明を用いることにより,敷設作業の進捗管理を管理者が実施することが可能である。
【0033】
また,本発明は,工事終了時には,登録された受動的構成品の位置情報から,物品情報データベースおよび在庫情報データベースを更新する手段を持つことを特徴とする。すなわち,上記受動的構成品管理運用装置において,作業者によって敷設作業が完了した場合に,受動的物品の識別コードと敷設位置の識別コードとを読み込むことによって,物品情報データベースと在庫情報データベースにおける物品の位置情報および最小単位位置ごとの在庫情報を更新し,データベースに蓄積する。
【0034】
また,本発明は,最小単位ごとに在庫情報を保持し,収容できる在庫量を超える場合においては管理者へ通達する手段を持つことを特徴とする。すなわち,上記受動的構成品管理運用装置において,収容情報データベースにそれぞれの管理対象範囲内にある最小単位の位置(セル)に収容可能な在庫情報の上限値を登録し,作業者の新規物品登録の際には在庫情報データベースの在庫情報を更新して,上限値に対して在庫量がどのようになったかを監視する。本発明を用いることにより,あらかじめ各位置(セル)に対して在庫上限値に対する警告発信値を設定し,在庫圧迫時における在庫不足を警告として管理者へ通達することが可能となる。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1は,本発明の実施の形態に係る受動的構成品管理運用システムの構成の概要を示す図である。図1において,1は受動的構成品管理運用装置,2は作業現場において作業者が使用する作業支援端末,3は作業支援端末2に接続される識別コード入力装置,4は光ファイバケーブルを敷設するための配線架,5は光ファイバケーブル,6は設備ビル等のフロア,7は受動的構成品や面の位置情報の管理最小単位であるセルや高さをそれぞれ識別する識別コード,8は全国あるいは地方の規模で受動的構成品群を総合的に管理する上位システムである管理センタ,9は有線または無線による通信ネットワークである。
【0036】
受動的構成品管理運用装置1は,CPUやメモリなどからなる装置であって,ソフトウェアプログラム等によって構成される設計支援/自動設計部10,工事情報流通・照合部11を備える。また,ハードディスク装置などの記憶装置12内に,物品情報データベース121,位置情報データベース122,収容情報データベース123,在庫情報データベース124を備える。
【0037】
設計支援/自動設計部10は,3次元的な設計を行う部分であり,上位管理システムである管理センタ8や設計者などからの要求により敷設可能なルート(セルの通過ルート)を選定する敷設ルート選択部101を有する。敷設ルート選択部101は,例えば光ファイバケーブル5を敷設する際に,収容情報データベース123,在庫情報データベース124を参照し,敷設可能ルートを検索して,複数の敷設可能ルートの候補の中から実際に敷設するルートを選択する。他に図示省略するが,設備の利用を停止し,撤去した設備を座標位置上で設備無しの状態に戻す場合や空き設備を撤去する場合に敷設ルートを検索する手段などを有している。
【0038】
上記手段に付随して,設計支援/自動設計部10は,管理センタ8との間で情報を送受信するインターフェース,人間が作業するためのヒューマン・マシン・インターフエース(HMI),位置情報データベース122から位置情報と識別コード情報との対応情報を受け取るインタフェース,設計結果情報を物品情報データベース121に転送するインタフェース,設計結果情報などを工事情報流通・照合部11に転送するインタフェース等を有する。
【0039】
工事情報流通・照合部11は,選択結果をもとに設備を敷設するルート(通過するセルの位置情報等)を確定した工事結果に基づいて一連の工事工程を管理し,工事や敷設状況に関する情報を流通させる役割を果たす部分であり,工程管理機能,設計結果情報などと作業内容情報とを照合する機能を有しており,設計支援/自動設計部10から設計結果情報などを受け取るインタフェース,作業支援端末2へ工事指示書の情報を送るインタフェース,作業支援端末2から作業内容情報を受信するインタフェース,工事結果情報,設計結果情報,敷設ルート等の選択結果情報,検索結果情報等の情報を物品情報データベース121へ送るインタフェース,位置情報データベース122から位置情報と識別コード情報との対応情報を受け取るインタフェース,管理センタ8との情報の送受信をするインタフェース等を有する。
【0040】
具体的な処理手段としては,工事情報流通・照合部11は,光ファイバケーブル5や配線架4などの受動的構成品の物品情報を物品情報データベース121に登録する物品情報登録部111,敷設された受動的構成品の位置情報を,位置情報データベース122を参照して物品情報データベース121に登録する位置情報登録部112,設計支援/自動設計部10において作成された設計情報に基づいて工事指示書を作成し,通信ネットワーク9を介して作業支援端末2に送信する工事指示情報送信部113,工事の作業進捗状況を管理する工事工程管理部114を備える。
【0041】
作業支援端末2は,作業者への設計結果である敷設ルート指示および読み取るべき位置情報の表示機能,工事内容の確認機能,敷設ルート指示と工事の際に読み取った識別情報の照合のための機能などを有しており,識別コード入力装置3が付いている。また,作業支援端末2は,工事情報流通・照合部11から敷設ルート(位置情報)の工事指示情報を受け取るインタフェース,識別コード入力装置3から読み取った識別コードを受けるインタフェース,工事指示書を表示するインタフェース,工事情報流通・照合部11へ作業内容情報を送るインタフェース等を有する。
【0042】
作業支援端末2は,作業者が所持する携帯パソコン等の携帯可能な情報機器であって,具体的な処理手段としては,受動的構成品管理運用装置1の工事指示情報送信部113から送られてきた工事指示書をディスプレイに表示する工事指示情報表示部20,識別コード入力装置3から受動的構成品やフロア等に貼付された識別コードを読み取る識別コード読み取り部21,読み取った識別コード情報とともに作業内容を受動的構成品管理運用装置1へ送信する作業内容送信部22を備える。
【0043】
本システムにおいて,位置情報は管理・運用の対象となるものであり,最小の管理単位の位置に,それぞれユニークな番号と情報を持つ識別コード7(例えば,二次元バーコード)が取り付けられている。また,配線架4や敷設対象となる光ファイバケーブル5等の受動的構成品にも,それぞれの物品をユニークに識別するための識別コード7が取り付けられている。
【0044】
上記図1に示す各部が有機的に結合し,受動的構成品の情報と各受動的構成品が敷設されている位置情報が,コンピュータソフトウェアの処理手順に従って処理されることで,受動的構成品からなる設備のルート設計から運用に至る一連の流れの中で,実際の設備,構成品のつながりだけではなく,物品情報データベース121中の物品情報に,位置情報データベース122から得た位置情報を付加した情報を登録し,物品情報と位置情報との整合を図ることが可能となる。物品情報データベース121の正確なデータベース構築を基盤として,設備利用開始時,利用停止時,故障時の自動設計などを可能とし,設備運用の効率化を実現している。
【0045】
図2および図3は,本発明の実施の形態における識別コードの貼付の一例を示す図である。図2において,41および42は配線架,51は光ファイバケーブル,61はケーブル収容部,7は識別コードである。
【0046】
本発明の実施の形態では,図2に示すように,光ファイバケーブル51を収容するケーブル収容部61を含むフロアをX軸方向(横軸)とZ軸方向(奥行き軸)からなる線で区切り,メッシュ状に位置情報管理の最小単位であるセルに分割した上で,各セルのケーブル収容部61における位置を特定するための情報を符号化した識別コード7を貼付する。これにより,フロア内における面的な位置情報管理が可能となる。
【0047】
また,本発明の実施の形態においては,図3に示すように,配線架41,42の上に敷設されているケーブルラック62においても,光ファイバケーブル52が通過するパイプごとに,X軸方向(横軸)とZ軸方向(奥行き軸)の位置を特定することができる識別コード7を貼付する。これにより,配線架41,42の上のケーブルラック62における光ファイバケーブル52の敷設ルートに関する位置情報を管理することが可能となる。
【0048】
図4は,識別コードを貼付した識別コードシート表の一例を示す図である。高さ方向の位置情報を管理するために,本発明の実施の形態においては,図4に示すように,地面(フロア面)からの高さを特定する識別コードを貼付した識別コードシート表71を用いて,識別コードによる受動的構成物品のY軸(高さ軸)方向の位置情報の入力を可能としている。識別コードシート表71には,例えば高さが1〜10cmのY軸対象範囲に対して1つの識別コード,高さが11〜20cmのY軸対象範囲に対して1つの識別コード,…,高さが101〜110cmのY軸対象範囲に対して1つの識別コードというように,あらかじめ定められた高さの範囲ごとに識別コードが貼付されており,受動的構成物品のY軸(高さ軸)方向の位置情報を特定する場合には,識別コードシート表71から該当する1つの識別コードを作業者に選択させ,図1の識別コード入力装置3を用いて作業支援端末2に入力させるようにしている。これにより,高さ的な位置情報管理が可能となる。
【0049】
各受動的構成品について面的な位置情報と高さ的な位置情報とを,物品情報に関係付けて物品情報データベース121により管理することで,例えば敷設状況の表示要求に対し,受動的構成品の敷設状況を3次元表示することが可能になる。具体的には,図2〜図4に示すようなイメージで,敷設状況を立体的に表示することが可能になる。
【0050】
図5は,受動的構成品管理運用装置1が管理する物品情報データベース121,位置情報データベース122,収容情報データベース123,在庫情報データベース124のデータ構成例を示している。
【0051】
物品情報データベース121には,例えば図5(A)に示すように,受動的構成品の物品名,物品種別,位置情報,登録者,建設年,その他の情報が格納される。位置情報は,設備ビルの識別情報やビル内の3次元座標情報などからなる。光ファイバケーブルの場合,敷設ルートの3次元座標情報を含むことがある。
【0052】
位置情報データベース122には,例えば図5(B)に示すように,各フロア6のセル,ケーブルラック62,識別コードシート表71等に貼付される識別コード7の符号化情報と,そのX座標,Y座標もしくはZ座標などの位置情報との対応情報が格納される。
【0053】
収容情報データベース123は,受動的構成品の収容情報が登録されるデータベースであって,これには,例えば図5(C)に示すように,各セルの位置情報に対応して,そのセルに収容可能な最大ケーブル数が格納される。位置情報データベース122および収容情報データベース123は,例えば設備ビルのフロアをセルに分割し,それぞれに識別コード7を貼付するときに作成される。
【0054】
在庫情報データベース124は,位置情報データベース122中の位置情報に関係付けられた受動的構成品の在庫情報が登録されるデータベースであって,これには,例えば図5(D)に示すように,各セルの位置情報に対応して,そのセルに実際に敷設されているケーブル条数が格納される。在庫情報データベース124は,光ファイバケーブルを敷設したり撤去したときに,作業現場で読み取った識別コード7をもとに更新される。
【0055】
位置情報データベース122に関連させて,収容情報データベース123および在庫情報データベース124を管理することにより,位置情報管理の最小単位ごとに収容可能情報および在庫情報を保持し,在庫量が所定量以上になった場合に,在庫不足の警告を管理者へ通達することが可能となる。
【0056】
以上の物品情報データベース121,位置情報データベース122,収容情報データベース123,在庫情報データベース124のデータ構成は一例であり,例えば位置情報データベース122,収容情報データベース123,在庫情報データベース124を一つのデータベースとして構築したり,物品情報データベース121から位置情報データベース122へのポインタによって受動的構成品の位置を管理したりするような構成にすることもでき,実施上,任意に構成を変更することができる。
【0057】
光ファイバケーブルの敷設工事をする場合に,工事指示書により敷設先の上部側配線架と下部側配線架とを作業者に指示し,配線架間の敷設ルートについては,作業者が現場で決定して敷設する場合と,設計時に事前に敷設ルートを決定し,工事指示書により敷設ルートを作業者に指示する場合とがある。
【0058】
最初に,前者の方法による工事の場合の物品情報の登録処理および位置情報の登録処理について,図6〜図8に従って説明する。
【0059】
図6は,光ファイバケーブルを敷設した場合の物品情報データベース121への位置情報の登録処理フロー,図7は,物品情報データベース121への物品情報の登録処理フロー,図8は,光ファイバケーブルの敷設例を示す図である。
【0060】
図1の工事指示情報送信部113において工事指示書が作成され,通信ネットワーク9を介して,作業者が持つ作業支援端末2へ工事指示書が送信される。作業支援端末2では,工事指示情報表示部20によって工事指示書が表示される。工事指示書では,例えば図8に示す配線架(A)41から配線架(B)42まで,光ファイバケーブル51を敷設することが指示される。作業者はこの工事指示書に従って,光ファイバケーブル51の敷設工事を行う(ステップS1)。
【0061】
次に,光ファイバケーブル51の物品情報の登録を行う(ステップS2)。この物品情報の登録処理は,図7に示す処理であり後述する。
【0062】
物品情報の登録の後,受動的構成品管理運用装置1における位置情報登録部112が,作業支援端末2の識別コード入力装置3で読み取った識別コード7をもとに,敷設した光ファイバケーブル51が通過した位置情報を,物品情報データベース121に登録する(ステップS3)。すなわち,作業支援端末2は,作業者に指示し,敷設した光ファイバケーブル51が通過するセルに事前に貼付された識別コード7を識別コード入力装置3によって読み取らせる。識別コード読み取り部21は,識別コード入力装置3から入力された識別コード情報を作業内容送信部22へ通知し,作業内容送信部22は,それを工事予約番号等とともに受動的構成品管理運用装置1へ送信する。
【0063】
位置情報登録部112は,作業支援端末2から送られてきた識別コード情報をもとに,位置情報データベース122を参照して識別コードの位置を特定し,物品情報データベース121に登録された光ファイバケーブル51の物品情報と位置情報とを関係付ける(ステップS4)。その位置情報を物品情報データベース121に登録するとともに,在庫情報データベース124における該当する位置の在庫情報,すなわち各セル位置ごとの敷設ケーブル条数の加算処理を行い,データ登録を完了する(ステップS5)。
【0064】
図6のステップS2では,図7に示すように,敷設した光ファイバケーブル51の物品情報データベース121への物品情報の登録を行う。
【0065】
受動的構成品管理運用装置1の物品情報登録部111は,図8に示すように光ファイバケーブル51に事前に貼付された識別コード73,74の読み取りを,作業支援端末2の識別コード読み取り部21に行わせる(ステップS31)。同様に,敷設先(上部側)となる配線架41の識別コード71と,敷設先(下部側)となる配線架42の識別コード72との読み取りを,識別コード読み取り部21に行わせる(ステップS32,S33)。物品情報登録部111は,読み取った識別コード情報をもとに,既設の配線架41,42を特定し,配線架41,42間に光ファイバケーブル51が敷設されたことを物品情報データベース121に登録する。それとともに,登録者,建設年その他の光ファイバケーブル51の詳細情報を入力し,物品情報データベース121に登録する(ステップS34)。
【0066】
図8の例で識別コードの読み取りを説明すると,光ファイバケーブル51を敷設した後,光ファイバケーブル51の識別コード73,74の読み取りを行い,また,配線架41の識別コード73および配線架42の識別コード74の読み取りを行って光ファイバケーブル51の物品情報の登録を行う。次に,敷設した光ファイバケーブル51が通過した各セルの位置情報の識別コード7の読み取りを行い,登録した光ファイバケーブル51の物品情報と位置情報との関係付けを行って,これらの情報を物品情報データベース121に登録する。
【0067】
次に,光ファイバケーブルの敷設工事をする場合に,事前に受動的構成品管理運用装置1の設計支援/自動設計部10において敷設ルートを決定し,工事指示書により敷設ルートを作業者に指示して工事するときの例について説明する。工事指示書には,受動的構成品の自動設計結果として,光ファイバケーブルを敷設する配線架の情報,工事予定日,工程内容,敷設ルートが記録されている。
【0068】
図9は,敷設ルート選択部101による敷設ルートの選定処理フローチャート,図10は,配線架間のルート選定を説明するための図,図11は,選定候補ルートごとの平均収容率を示す図である。
【0069】
例えば,図10に示す配線架41と配線架42との間に光ファイバケーブルを敷設するものとする。まず,配線架41,42間の選定候補ルートを決定する(ステップS11)。例えば図10に示すように,選定候補Aルートと選定候補Bルートが選定される。次に,収容情報データベース123および在庫情報データベース124を参照し,選定候補ルートごとの平均収容率を割り出す(ステップS12)。選定候補ルートにおけるi番目のセルの収容可能ケーブル数がni ,i番目のセルの既存の敷設ケーブル条数がmi であるとすると,平均収容率Vは,
V=Σi (mi /ni )×100÷(通過セル数)(%)
の式により計算される。ここでΣi は,ルート上の全セルについての和を表す。その結果,例えば,図11に示すようにAルートとBルートの平均収容率が割り出される。
【0070】
次に,最も低い平均収容率を特定し(ステップS13)。特定された最も低い平均収容率のルートを選定ルートとして抽出する(ステップS14)。例えば,図11において選定候補Aルートの平均収容率が選定候補Bルートの平均収容率よりも低い場合には,Aルートが選定ルートとして抽出される。
【0071】
受動的構成品管理運用装置1の工事指示情報送信部113は,設計支援/自動設計部10が設計した敷設ルート情報を含む光ファイバケーブル敷設の工事指示書を作成し,作業支援端末2へ送信する。
【0072】
従来の技術では,受動的構成品の平面的な繋がりの管理情報のみを保持していたため,実際にケーブル在庫不足が発生した場合に不足であることの表示だけがなされ,実際の設計には設計者が手動にて設計するというリアルタイムでの設計や在庫対応ができなかった。本実施の形態においては,選定した時点でケーブル在庫不足が発生した場合に,敷設に必要なケーブル設備の敷設ルートまで自動設計が可能となる。また,既存の技術では配線架単位での繋がりの管理がメインであり,配線架やケーブルを敷設する空間位置情報までは保持していなかったことから,本技術を適用することで配線架やケーブル配線の物理的敷設情報管理が可能となり,通信局内等の空間在庫管理が確立される。
【0073】
図12は,工事指示書に基づく工事実施処理フローチャートである。工事指示情報送信部113において工事指示書が作成され,作業現場の作業支援端末2へ送信され,それを受け取った作業支援端末2では,工事指示情報表示部20によって工事指示書が表示される(ステップS21)。
【0074】
この工事指示書の作成では,光ファイバケーブルを敷設する上部側および下部側の配線架情報の他に,例えば図2に示されるような3次元表示により,光ファイバケーブルの敷設ルートの表示情報を工事指示書中に盛り込む。したがって,作業者は,敷設ルートの3次元表示を見て,敷設作業を行うことができる。
【0075】
作業者によって敷設工事が実施され(ステップS22),光ファイバケーブルが敷設された段階で,敷設ルートの位置情報の読み取りが行われる(ステップS23)。これは図8で説明した敷設ルートの位置情報の読み取りと同様に,光ファイバケーブルが通過するセルに貼付されている位置情報の識別コード7を,識別コード入力装置3を用いて読み取ることにより行われる。読み取った識別コード情報は,作業支援端末2の作業内容送信部22から受動的構成品管理運用装置1の工事工程管理部114へ送られる。
【0076】
工事工程管理部114では,受信した識別コード情報の正誤を判断する(ステップS24)。すなわち,自動設計時に選定した敷設ルートにおける通過するセルの位置情報と,ステップS23において読み取った識別コードが示す位置情報とが整合しているかどうかを位置情報データベース122を参照してチェックし,実際の敷設ルートが工事指示書で指示された敷設ルートと同一かどうかを判断する。
【0077】
もし,読み取った識別コード情報が,設計時の位置情報と異なる場合には,作業支援端末2の作業者にエラー通知を行う(ステップS25)。エラーの原因としては,敷設工事の誤りと,敷設ルートの識別コードの読み取り誤りが考えられるので,作業者は,敷設工事の誤りの場合には再工事を行い,識別コードの読み取り誤りの場合には,実際の敷設ルートに沿った識別コードの再読み取りを行う。
【0078】
読み取った識別コード情報が,工事指示書に記載された正しい敷設ルートである場合,設計時に決められた敷設ルート上の識別コード情報数から1を引き,残識別コード情報数が0になったかどうかを判断する(ステップS26)。ここで,識別コード情報数は,敷設ルートのセル数に相当する。残識別コード情報数が1以上であれば,ステップS23へ戻り,同様に敷設ルート上の次の識別コードの読み取りを行わせる。残識別コード情報数が0になったら,工事完了登録を行い(ステップS27),処理を終了する。
【0079】
図13は,工事工程管理部114による作業進捗管理の例を説明する図である。図12のステップS23で説明した敷設ルートの位置情報の読み取り状況に応じて,進捗ステイタスが例えば図13(A)に示すように定められる。自動設計によって選定された敷設ルートにおいて,敷設工事後に確認のために読み取る必要のある識別コード情報数がNであったとする。敷設ルートの位置情報の読み取り状況が0の場合,すなわち識別コードが一つも読み取られていない場合には,進捗ステイタスを「未施工」とする。位置情報の読み取り状況が1からN−1の場合には,進捗ステイタスを「施工中」とする。位置情報の読み取り状況がNの場合には,進捗ステイタスを「施工完了」とする。
【0080】
以上のような進捗ステイタスの管理により,管理センタ8や受動的構成品管理運用装置1における工事管理者,あるいは作業支援端末2の作業者は,随時,工事工程管理部114へ工事進捗情報を要求し,工事の進捗状況を確認することができる。図13(B)は,その工事の進捗状況の表示例を示している。工事の進捗状況に関する情報として,工事ごとにユニークに付けられる工事予約番号,工事日,選定者,図13(A)に示した進捗ステイタスの情報が,管理センタ8,受動的構成品管理運用装置1,または作業支援端末2のディスプレイに表示される。
【0081】
以上の受動的構成品管理運用装置1および作業支援端末2が行う処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によって今までの平面的な受動的構成品の管理ではない3次元的な管理や,在庫不足時の手作業による設計の自動化が可能となる。このことより,今まで膨大な量の新規設計作業をオペレータによって実施する必要があり,誤作業などのサービス品質の劣化などが避けられなかったのに対し,それを未然に防ぐことができ,通信設備サービスの迅速かつ正確な提供が可能になる。なお,本発明は,通信局内(所内)の光媒体のみに特化した技術ではなく,容易に他施設(所外・中継)や他媒体(メタリックケーブル設備等)に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】受動的構成品管理運用システムの構成の概要を示す図である。
【図2】識別コードの貼付の一例を示す図である。
【図3】識別コードの貼付の一例を示す図である。
【図4】識別コードを貼付した識別コードシート表の一例を示す図である。
【図5】データベースのデータ構成例を示す図である。
【図6】光ファイバケーブルを敷設した場合の位置情報の登録処理フローチャートである。
【図7】光ファイバケーブルを敷設した場合の物品情報の登録処理フローチャートである。
【図8】光ファイバケーブルの敷設例を示す図である。
【図9】敷設ルート選択部による敷設ルートの選定処理フローチャートである。
【図10】配線架間のルート選定を説明するための図である。
【図11】選定候補ルートごとの平均収容率を示す図である。
【図12】工事指示書に基づく工事実施処理フローチャートである。
【図13】工事工程管理部による作業進捗管理の例を説明する図である。
【符号の説明】
1 受動的構成品管理運用装置
10 設計支援/自動設計部
101 敷設ルート選択部
11 工事情報流通・照合部
111 物品情報登録部
112 位置情報登録部
113 工事指示情報送信部
114 工事工程管理部
12 記憶装置
121 物品情報データベース(DB)
122 位置情報データベース(DB)
123 収容情報データベース(DB)
124 在庫情報データベース(DB)
2 作業支援端末
20 工事指示情報表示部
21 識別コード読み取り部
22 作業内容送信部
3 識別コード入力装置
4 配線架
5 光ファイバケーブル
6 フロア
7 識別コード
8 管理センタ
9 通信ネットワーク
Claims (12)
- 受動的構成品の物品情報および位置情報を管理し運用する受動的構成品管理運用処理方法であって,
敷設された受動的構成品の物品情報を,物品情報データベースに登録するステップと,
敷設された受動的構成品の位置を,敷設場所における位置情報の最小の管理単位である要素にあらかじめ貼付された,要素の位置を特定するための情報を符号化した識別コードを読み取ることにより特定するステップと,
前記特定された受動的構成品の位置情報を,前記受動的構成品の物品情報に関係付けて前記物品情報データベースに登録するステップとを有することを特徴とする受動的構成品管理運用処理方法。 - 請求項1記載の受動的構成品管理運用処理方法において,
前記敷設された受動的構成品の位置を特定するステップでは,平面の位置を特定するための情報を符号化した識別コードと,高さを特定するための情報を符号化した識別コードとを読み取ることにより平面的な位置と高さとを特定し,
前記物品情報データベースに格納された受動的構成品の3次元位置情報に基づき,受動的構成品の敷設状況を3次元表示するステップを有することを特徴とする受動的構成品管理運用処理方法。 - 請求項1記載の受動的構成品管理運用処理方法において,
受動的構成品の敷設ルート選定時に,前記位置情報の最小の管理単位である要素ごとに受動的構成品の収容可能数を記憶する収容情報データベースと,前記位置情報の最小の管理単位である要素ごとに既設の受動的構成品の在庫情報を記憶する在庫情報データベースとを参照することにより,選定候補の中から在庫圧迫の少ない敷設ルートを優先的に選定し,敷設ルートの自動設計を行うステップを有することを特徴とする受動的構成品管理運用処理方法。 - 受動的構成品の物品情報および位置情報を管理し運用する受動的構成品管理運用処理方法であって,
受動的構成品の敷設位置情報を含む工事指示書を電子的に作成し,作業者が使用する作業支援端末へ電子的に送信するステップと,
前記工事指示書に基づき敷設された受動的構成品の敷設位置を示す,敷設場所における位置情報の最小の管理単位である要素にあらかじめ貼付された識別コードであって,要素の位置を特定するための情報を符号化した識別コードを読み取るステップと,
読み取られた識別コードに対応する位置情報と,前記工事指示書に記録された敷設位置情報との整合性を確認するステップと,
不整合の場合には前記作業支援端末にエラーを通知するステップとを有することを特徴とする受動的構成品管理運用処理方法。 - 請求項4記載の受動的構成品管理運用処理方法において,
前記工事指示書に基づく受動的構成品の敷設工事において前記識別コードの読み取りが行われていない場合には工事進捗状態を未施工状態と設定し,前記識別コードの読み取りがすべて完了した場合には,工事進捗状態を施工完了状態と設定し,前記識別コードの読み取りが途中の状態の場合には,施工中状態と設定して,工事進捗状況を管理するステップを有することを特徴とする受動的構成品管理運用処理方法。 - 請求項1または請求項4記載の受動的構成品管理運用処理方法において,
敷設工事が完了した際に,前記位置情報の最小の管理単位である要素ごとに受動的構成品の在庫量を記憶する在庫情報データベースの在庫量を更新するステップと,
前記在庫情報データベースの要素ごとの在庫量を,あらかじめ設定された所定の在庫上限値に対する警告発信値と比較するステップと,
前記要素ごとの在庫量が前記警告発信値に達した場合に,在庫不足の警告メッセージを管理者へ通知するステップとを有することを特徴とする受動的構成品管理運用処理方法。 - 受動的構成品の物品情報および位置情報を管理し運用する受動的構成品管理運用装置であって,
敷設された受動的構成品の物品情報を格納する物品情報データベースと,
受動的構成品の敷設場所における位置情報の最小の管理単位である要素にあらかじめ貼付された,要素の位置を特定するための情報を符号化した識別コードの情報と,前記敷設場所における要素の位置情報との対応情報を格納する位置情報データベースと,
前記物品情報データベースに敷設する受動的構成品または敷設された受動的構成品の物品情報を登録する物品情報登録手段と,
敷設工事の現場において作業支援端末により読み取られた受動的構成品の位置を示す識別コードの情報を作業支援端末から受信し,受信した識別コードの情報をもとに前記位置情報データベースを参照して敷設された受動的構成品の位置を特定し,前記物品情報データベースにおける受動的構成品の物品情報に関係付けて位置情報を登録する位置情報登録手段とを備えることを特徴とする受動的構成品管理運用装置。 - 請求項7記載の受動的構成品管理運用装置において,
前記位置情報の最小の管理単位である要素ごとに受動的構成品の収容可能数を記憶する収容情報データベースと,
前記位置情報の最小の管理単位である要素ごとに既設の受動的構成品の在庫情報を記憶する在庫情報データベースと,
受動的構成品の敷設ルート選定時に,前記収容情報データベースと前記在庫情報データベースとを参照することにより,選定候補の中から在庫圧迫の少ない敷設ルートを優先的に選定し,敷設ルートの自動設計を行う敷設ルート選択手段とを備えることを特徴とする受動的構成品管理運用装置。 - 請求項7記載の受動的構成品管理運用装置において,
受動的構成品の敷設位置情報を含む工事指示書を電子的に作成し,作業者が使用する作業支援端末へ電子的に送信する工事指示情報送信手段と,
前記作業支援端末により読み取られた,工事指示書に基づき敷設された受動的構成品の位置を示す識別コードの情報を作業支援端末から受信し,受信した識別コードの情報に対応する位置情報と,前記工事指示書に記録された敷設位置情報との整合性を確認し,敷設工事の進捗状況を管理する工事工程管理手段とを備えることを特徴とする受動的構成品管理運用装置。 - 受動的構成品の物品情報および位置情報を管理し運用する受動的構成品管理運用装置に通信ネットワークを介して接続される作業支援端末であって,
前記受動的構成品管理運用装置が電子的に作成した受動的構成品の敷設位置情報を含む工事指示書を前記通信ネットワークを介して受信し,ディスプレイに表示する工事指示情報表示手段と,
敷設された受動的構成品の位置を特定するための,敷設場所における位置情報の最小の管理単位である要素にあらかじめ貼付された,要素の位置特定情報を符号化した識別コードを,識別コード入力装置により読み取る識別コード読み取り手段と,
読み取った識別コードの情報を前記受動的構成品管理運用装置に前記通信ネットワークを介して送信する作業内容送信手段とを備えることを特徴する作業支援端末。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の受動的構成品管理運用処理方法を,コンピュータに実行させるための受動的構成品管理運用処理プログラム。
- 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の受動的構成品管理運用処理方法を,コンピュータに実行させるための受動的構成品管理運用処理プログラムを記録した記録媒体。
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