JP4562125B2 - 媒体在庫集計装置および方法ならびにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、商用目的で使用する通信局内の媒体在庫集計技術に係り、特に、敷設された媒体在庫量を効率的に集計することが可能な媒体在庫集計装置および方法、ならびにそのプログラムとプログラムを記録した記録媒体に関する。
(通信局内の媒体集計)
図20は、通信サービスの種類を示す説明図である。
通信局内における通信媒体のサービス特性について説明する。通信局内の場合には、主にサービス種別として下記2つのパターンが存在する。
その一つは、直収方式と言うサービスであり、始点(顧客側)から終点(所内装置側)までの間は常に1対1の関係が維持され、一つの始点に対して必ず終点が一つ存在するという形態をとる。この場合には、通信局内の通信媒体は常に他の加入者によって占有されていない心線・端子などの媒体が選定される。
他の一つは、多分岐方式と言うサービスであり、始点(顧客側)から終点(所内装置側)までの間が、n対1の関係が成立する。これは、終点である装置側から発せられる光信号を途中に分岐装置(以下、分岐機器)まで一本のファイバーを複数の加入者で共有する形式であるため、分岐機器までは1つの心線・端子であり、分岐機器以降は、複数の心線・端子にてサービスが提供される。このサービスの特質として、1加入者目の選定の場合は、直収サービス同様に、通信局内の通信媒体は常に他の加入者によって占有されていない空き心線・端子などの媒体が選定対象とされる。しかし、2加入者目の同一サービスでの選定の場合は、装置から分岐機器までの心線・端子は全て占有状態(接続済み)であり、分岐機器において出力側に空き端子が存在すれば開通可能となる
(在庫集計の必要性)
通信局内における在庫の払い出しとは、サービス利用者と通信局を結ぶ所外側ノードの端子と、実際にサービスを提供する通信装置(所内側ノード)間での配線を選定する行為を言う。この場合、通信局内における在庫設備とは配線またはノード内の端子を指し、サービス開通のためにはそれらの在庫設備を効率的に選定し、接続を実施することで在庫の払い出しが行われる。その際に、本選定処理を行なう上において、在庫集計の必要性が生じる理由を次に述べる。
設備選定を実施するためには、通信局内の通信媒体群における任意の2点間端子の経路(ケーブルとケーブルラックまたは所内装置の繋がり)を探索する上に、その経路を形成する心線、アダプタ端子、多分岐・波長多重アダプタ端子まで探索する必要がある。また、通信局内の通信媒体群における任意の2点間端子の経路を選定するには、サービス提供条件、設備条件、通信媒体の構成品の使用状況および状態、損失(接続点)/接続作業点数を考慮した経路を選定しなければならない。
ここで、サービス提供条件とは、通信方式および光分岐数、通信波長、試験波長、コネクタ反射特性(光学的特性)、光伝波モード、必要媒体数、使用予定日/廃止予定日である。
設備条件とは、ケーブル心線に取り付けられているコネクタとアダプタ端子の形態であり、両者の形態が同じでなければ接続できない。
通信媒体の構成品の使用状況とは、サービスを提供する際には各通信媒体の空き設備(サービスに使用されていない設備)を使用するため、通信媒体がどれくらい空き設備状態であるかということを、ここでは使用状況としている。通信媒体の構成品の状態とは、各通信媒体がサービスに使用できるか否かを判断するものであり、その状態には『良設備(使用中)で予約済み』があり、サービス提供時の通信媒体に選定をする際には『良設備で空き設備』を選定し、『良設備(空き)で予約済み』へ変更後、サービス提供開始後、『良設備で使用中』へ変更する。
また、サービス廃止時の選定をする際には『良設備で使用中』を『良設備(使用中)で予約済み』へ変更し、サービス廃止後、『良設備で空き設備』へ変更する。通信媒体群は2点間端子の経路を構成する際に、通信媒体同士をコネクタ等で接続しなければならない。
そのため、通信局内での在庫集計の場合には、上記の観点で見た選定処理を利用して、サービスをどれだけ開通可能であるかの量(在庫量)を即時的に把握できることが必要となる。
しかし、実際に選定処理を実施して在庫量を把握する場合には、上記に示したサービス提供条件、設備条件、通信媒体の構成品の使用状況および状態、損失(接続点)/接続作業点数を考慮した経路選定を実施しようとするには、心線ルートのパターンが無数に存在する。特に、昨今の技術進歩に伴って提供サービス形態(直収、多分岐、波長多重等)も複雑化し、1加入者目か2加入者目かで更に選定方針が変わるため、全ての条件を網羅した設備選定を実施するためには、莫大な処理を要する。従って、通信局内における在庫量を集計管理する上での特色としては、任意の2点間端子の経路を選定する通信媒体選定手法に加え、多分岐サービスや波長多重系サービスを加味した上での特定区間における開通可能設備量を効率的かつ迅速に把握する必要があることを意味する。
(媒体在庫集計の必要性)
図21は、所内配線設備での在庫集計の必要性を示す説明図である。
通信局内における媒体在庫集計を実施する上での特質を以下に挙げる。
その一つ目は、媒体の特性により在庫量が変わってくるということがあり得る点である。
通信設備における光ファイバの特性として、ファイバの両端に設置されているコネクタの反射特性がある。これは、コネクタとアダプタ(受け口)とを接続した場合の反射量(損失値)が変わってくるものとなる。この損失値により、サービスの伝送速度や品質が影響を受けるため、少しの損失値に敏感なサービスの場合には、コスト的には高くなるが、できる限り損失値を出さない光ファイバ(低反射用)を利用することが必要となる。これに対して、多少の損失値にも左右されないサービスの場合には、損失値を低く抑える加工をされていない光ファイバ(通常、反射用)を利用した方がコスト的には安くなる。
このように、サービスの光学的条件によって利用すべき物品が変わってくることが特質として挙げられる。その際に、図21のケース(1)のような設備構成の場合、低反射設備を必要とする選定を実施した場合には、選定は失敗する。これは成端架と中間架間、中間架と装置間の直収系サービスでの光ファイバの在庫量は3であるが、中間架と装置間の光ファイバの反射特性は通常反射であるため、設備の光学的条件においては選定が失敗する。
このように、光学条件を加味した上での開通可能設備量(在庫量)を集計する必要があるということがあり、それらの条件を満たす在庫集計技術が必要となる特質が存在する。
その二つ目は、分岐機器を利用した場合の在庫量の集計方法が変わることが挙げられる。
図21のケース(2)の設備構成の場合、分岐機器を利用するサービスでの在庫量を集計する必要がある。その際に、成端架〜装置間での在庫量を集計する場合には、それぞれの区間での在庫量と、分岐機器の上部側・下部側での在庫量を定量的に算出し、確認する必要がある。その手順としては、装置内に存在するPKGから接続されている心線を把握し、下部側の分岐機器まで接続されていた場合には、その更に下部側の分岐機器の出力側の在庫量と、ケーブル1での在庫量とを加味した上で在庫量を集計する必要がある。
このように、光学条件に加えてサービス特性を加味した上で開通可能設備量(在庫量)を集計する必要があるということがあり、それらの条件を満たす在庫集計技術が必要となる。
その三つ目は、各区間での在庫量を加味した上での在庫量の集計が必要という点が挙げられる。
図21のケース(3)の設備構成の場合、各区間での在庫量を算出した上では、最大で中間架2と装置の間のケーブル3の在庫量30が最大になる。しかし、その下部側の中間架1と中間架2との区間でのケーブル2の在庫量は10であり、更にその下部側のケーブル1での在庫量は3となる。この場合、区間ごとの在庫量を算出しただけでは成端架から装置間の開通可能設備量は集計することができず、その区間内で最小な在庫量に依存して値は変動することが分かる。この場合、ケーブル1の在庫量3が最小となるため、成端架1から装置間での開通可能設備量(在庫量)は3となる。
このように、区間毎の在庫量だけでは開通可能在庫か否かは判断できず、全区間での在庫量を換算した上で集計する必要があり、それらの条件を満たす在庫集計技術が必要となる。
その四つ目は、設備構成により在庫量が変化するという点が挙げられる。
図21のケース(4)の設備構成の場合、成端架1⇔ケーブル1⇔中間架1⇔ケーブル2⇔中間架2⇔ゲーブル3⇔装置間での在庫量を算出すると、各区間ではそれぞれ在庫量は3となる。
しかし、ケーブル2の中の1つの心線は中間架1内のアダプタと接続済みであり、その下部側のケーブル4の心線と接続されていることが分かる。また、ケーブル3の心線も同様であり、ケーブル5の心線と接続済みであることが分かる。この場合、その心線は成端架1から装置間を結ぶためには利用できない設備であることが分かる。
しかし、仮にケーブル3の心線が接続されている先のケーブルがケーブル5ではなく、ケーブル2であった場合には、この心線は成端架1から装置間を結ぶために利用できる設備となる。
このように、各設備の接続状態によって、対象となる開通可能設備量(在庫量)も変化するため、それらを加味した上での在庫集計技術が必要になる。
なお、用語の定義を示しておく。ルートとは、特定の所外側ノードおよび所内側ノード間を結ぶルートを言う。また、区間とは、特定のノードとノードの間を言う。
(従来の技術1)
従来の技術1として、特開2003−224657号公報に記載の技術「所内配置在庫管理システム」(特許文献1参照)がある。これは、配線識別符号と収容箇所識別符号とを互いに関連付けて未使用配線の端部の収容箇所に関する情報を格納することで、あるノード間内における未使用心線を管理できることにより、未使用心線のみの在庫把握が可能であった。しかし、実際には、ある特定の区間の在庫のみが把握可能であることから、所外側端点(成端架)と所内側端点(所内装置)での広域的な使用状況は管理されていなかった。これは、指定区間内で未使用心線であっても、次区間においては接続済み心線であることから、在庫数的には未使用心線は無となる可能性もあることを意味している。このことから、所内配線の在庫量の把握が広域的になされておらず、真の現用心線・非現用心線の特定管理がなされていなかった。
よって、在庫減少による判定も区間毎の未使用設備の絶対量が手動設定された閾値を超過したもののみのものであり、在庫量の正確な判断が広域的かつ時間軸的に把握困難であることから、正確な使用率の確定がなされておらず、中長期的な需要予測に必要な在庫量を把握するためには、手動によりデータを確認しなくてはならないため、莫大な稼動を費やす必要があった。
この文献の技術は、設備の特定の区間における心数の端点の接続状況のみで現用・非現用の管理に着目している点から、本発明が対象とする分野とは明らかに異なっている。
(従来の技術2)
また、従来の技術2として、特開平10−224351号公報に記載の「ネットワーク管理支援装置および管理方法」(特許文献2参照)がある。これは、電文から各ノード間の伝送路情報を取得することで、ネットワークの構成管理を実現するもので、これらの条件を通信局内の配線管理に適用することで、配線の構成情報が分かることから、応用が可能ではあるが、下記に関する事項について考慮されていない。
すなわち、ネットワーク上の現用・非現用を含めた構成管理の情報を取得しただけでは、在庫として認識できない点である。通信局内では、その接続状態によっては特定の所外側ノードおよび所内側ノードのルート間でのみ在庫ということが考えられる。その結果、この技術では伝送路の構成のみを管理することを目的としているため、特定のルートにおいて潤沢な在庫であるが、他のルートにとっては在庫でないという点が考慮されていない。
また、電文等でやり取りするためには、莫大な情報量となるという点と、その接続状態が逐次本化するという点から、情報量と変化量の差において本発明の適用対象設備には適さないことが指摘される。
このように、この技術はネットワーク構成状況のみの管理に着目している点から、本発明が実現する任意のルート間での在庫集計方針が異なるため、本発明の対象とする分野とは明らかに異なる。
(従来の技術3)
また、従来の技術3として、富士通株式会社「Systemwalker Network Assist」(非特許文献1参照)がある。これは、ネットワークの論理情報または物理的な構成情報をビューにより表示し、異なるマルチベンダ機器を介したネットワークであったとしても効率的な管理が可能となるネットワークの構成管理手法である。
これらの条件を通信局内の配線管理に適用することで、配線の構成情報が分かることから、応用が可能ではあるが、下記の事項について考慮されていない。
すなわち、ネットワーク上の論理的または物理的な構成管理の情報を取得しただけでは、在庫として認識できない点である。通信局内では、その接続(コネクション)状態によっては特定の所外側ノードおよび所内側ノードのルート間でのみ開通可能な在庫ということが考えられる。そのため、この従来技術3では、伝送路は事前に接続(コネクション)がなされているというような特徴が考慮されていない。
従来の技術3は、多分岐方式の時の在庫管理手法について考慮されていない。すなわち、通信サービスの一つとして、多分岐方式などのように、1つの心線を分岐機器等を利用することで、複数に分岐することを特質とするサービスが存在し、通信装置から分岐機器までの区間は現用設備であるが、分岐機器の出力側の未使用端子からは在庫設備になる等の特徴がある。そのため、始点から特定のノードまでは現用として使用中の設備(伝送経路)であるが、特定のノード以降から分岐し、分岐した出力側には現用回線もあれば非現用回線も存在するという点が、この技術には考慮されていない。
このように、ネットワークの物理的・論理的な構成のみの管理に着目している点と、多分岐方式などの特殊なサービスについてのネットワーク管理は考慮されていないという点から、この方式と本発明とでは任意のルート間での在庫集計が異なるため、本発明が対象とする分野とは明確に異なっている。
(従来の技術4)
さらに、従来の技術4として、特開2000−69106号公報に記載の「配線管理システムおよび方法」(特許文献3参照)がある。これは、受動的構成品である光ファイバ等に識別情報を付与することで、ネットワークの物理的な情報を管理することを可能にする手法である。すなわち、識別情報を通信局内に至る設備(光ファイバ・ノード等)に付与し、設備情報をデータベース化することで、電子的な情報管理を実現することを目的としている。これらの条件や手法を通信局内の配線管理に適用することで、配線の構成情報や接続情報が分かることから、応用が可能ではあるが、この技術では下記に関する事項について考慮されていない。
考慮されていない点は、物理的な接続情報だけを作業者が取得しただけでは、在庫情報を集計する稼動量が膨大になることである。そのため、既存の技術では、ルート間(所外側ノードおよび所内側ノード間)での在庫情報を管理するには、区間毎の接続情報を取得し、その情報を元にサービス毎にどれだけの需要が開通可能であるかを作業者が手動で管理する必要があり、その情報をリアルタイムに管理するには非常に膨大な稼動を要することになる。
このように、膨大に存在する設備量や複数サービスを意識することなく、動的に在庫情報をリアルタイムに管理するという点の考慮が不足している。
従って、この従来技術4は、通信局内における受動的構成品の物理的な接続情報管理のみに着目している点で、本発明が実現する任意のルート間での在庫集計とは異なるため、本発明が対象とする分野とは明らかに異なっている。
特開2003−224657号公報 特開平10−224351号公報 特開2000−69106号公報 富士通株式会社「Systemwalker Network Assist」(URL:http://systemwalker.fujitsu.com/jp/catalog/pdf/neta i.pdf)
以上のように、従来の技術は、常に最適な在庫量を集計するためには、毎回膨大な在庫状況を探索する処理を実施する必要があるため、過大な時間を要していた。また、在庫集計の都度、設備の使用状態が変化するため、その在庫量を把握する作業量も膨大であり、多くの時間を要していた。更に、通信局内における在庫の定義は、単に現用・非現用(サービスの提供状況)という解釈のみならず、設備の接続状態も加味した上での定義が必要である。また、多分岐機器が設置された設備形態の場合には、ノードに設置されている分岐機器の出力側の設備状況のみならず、接続が発生する下部(所外側ノード)側の設備状況も確認した上での在庫量の算出が必要である。このような特殊な要因を持つ通信局内における在庫集計は、作業者の手作業による処理に頼る部分が多く、日々の需要によって払い出される設備在庫の調整を実施し、迅速に在庫を補給するには多くの稼動を要していた。
このように、最適な在庫量集計を実施するためには、その都度、設備の在庫状況を把握して集計を実施するために、過大な時間を要していた。
(目的)
そこで、本発明の目的は、オペレータにとって必要な在庫情報を開通可能設備量としてカウントすることが可能で、通信局内における在庫管理を効率化することが可能な媒体在庫集計装置および方法、ならびにそのプログラムと記録媒体を提供することにある。
本発明の媒体在庫集計装置は、少なくとも、在庫量の集計処理を行う対象ノード・ケーブル・サービスを決定する集計条件決定部と、集計対象区間の在庫量を決定する在庫量集計部と、集計した在庫量を情報として記憶・管理する在庫情報記憶部とを有することを特徴としている。
また、本発明の媒体在庫集計方法は、通信局内にある媒体在庫集計装置が在庫量を集計するに当たり、装置接続済みのPKG(パッケージ)を取得する処理と、該装置PKGから繋がり検索を実行する処理と、算出基準点〜PKGルート内に在庫管理対象外ノード・ケーブルが有るか否かを判断する処理と、該算出基準点が所外端子にあるか否かを判断する処理と、該当ルートを在庫算出対象外化する処理と、在庫管理対象ルート内に分岐機器(2分岐以上)の有無を確認する処理と、分岐機器の上部下部の接続先を在庫算出対象外化とする処理と、在庫算出基準点の取得を行う処理と、在庫算出基準点のグループ化を行う処理とを有することを特徴としている。
このように、本発明においては、オペレータにより事前に設定した在庫管理対象ノード・ケーブルに存在する各設備(心線・端子)の情報を、サービスの特性毎に集計方法を分けて検索することで、該設備の在庫管理対象ノード・ケーブルが構成するルートに収まるかを特定し、最終的に端子間における開通可能設備量(在庫量)を集計する。
心線や端子の接続状態をサービスの特性に応じて集計方法を変えて検索することにより、在庫量を効率的に集計することが可能となり、任意のルートにおいてサービス別の開通可能設備量を在庫量として算出することが可能になる。
本発明によれば、通信局内において管理対象となるルート・サービスを設定することで、オペレータにとって必要な在庫情報を開通可能設備量としてカウントすることが可能になり、在庫集計の効率化および時間短縮を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
(媒体在庫集計装置の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る媒体在庫集計装置のブロック構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る媒体在庫集計装置は、各種情報を入力または出力する入出力装置108と、入力・出力する情報のIF(インターフェイス)として作用する入出力の管理をする入出力インターフェイス部107と、その情報を入力する入力部104と、在庫集計に必要な情報が既に入力されているか否かを確認するコマンド処理部103と、在庫量の集計処理を行う対象ノード・ケーブル・サービスの決定を行う集計条件決定部102と、集計対象区間の在庫量を決定する在庫量集計部101と、集計した在庫量を情報として記憶・管理する在庫情報記憶部105と、最終的な集計結果を出力する出力部106と、在庫量集計部101、集計条件決定部102、コマンド処理部103および在庫情報記憶部105とを連携し、これらを制御する制御部100とから構成される。
(集計条件決定部の構成)
図2は、図1における集計条件決定部のブロック構成図である。
図1に示した集計条件決定部102は、図2に示すように、在庫量を集計するための対象区間となる情報を取得する入力部200と、ルートを構成する通信局内の光ファイバを集約・配線する各ノードのうち、在庫管理対象となるノードや、前記光ファイバを束ねる光ケーブルを決定する在庫管理対象ノード・ケーブル決定部201と、上記で決定された集計対象区間において、どのサービスにおいて在庫を集計するのかを特定する算出サービス決定部(直収型/多分岐型)202と、区間内における分岐機器を利用するノードを決定する所内分岐機器利用ノード決定部203と、それらの結果を記憶する条件記憶部204と、最終的に決定された集計条件を出力する出力部205とから構成される。
(在庫量集計部の構成)
図3は、図1における在庫量集計部のブロック構成図である。
図1に示した在庫量集計部101は、図3に示すように、在庫量集計を実施するために必要な情報を取得する入力部300と、前記集計条件決定部102において在庫集計順位を決定する在庫算出基準点/基準点群取得部301と、事前に設定した在庫管理対象設備においてサービス条件との適合性をチェックし、適用対象外となる設備を除外する対象外設備フィルタリング部302と、事前に設定した在庫管理対象ノード・ケーブルとの組み合わせパターンを構築する設備パターン決定部303と、上記による一連の処理を実行した上での在庫集計対象区間での在庫量を決定する在庫量集計処理部304と、それらの結果を記憶する記憶部305とから構成される。
〔直収系サービス〕
(在庫算出基準点/基準点群取得)
図4は、本発明の一実施形態に係る在庫算出基準点/基準点群取得(直収系サービス)のフローチャートである。
在庫算出基準点とは、在庫を算出するための所内側端子のつながり先の端点と位置付けることである。
在庫算出基準点/基準点群を取得するに当たり、まず装置接続済みPKGを取得し(400)、取得した各PKGから下部側に接続を追っていくつながり検索を実行する(401)。これにより、在庫算出基準点を取得する(402)。次に、取得した各算出基準点からPKGまでのルート内の設備に在庫管理対象外ノード・ケーブルの有無を確認し、かつ、算出基準点が所外端子まで接続されているかいないかを確認する(403)。
この際に、該当した設備が存在した場合には、該当する設備を在庫管理対象外化し(404)、これ以上の検索の対象から外す処理を実施する。次に、取得したルート内部に分岐機器の存在を確認し(405)、確認された場合には、該当する分岐機器の上部下部の接続先を検索し、それらの設備をこれ以上の検索の対象から外す処理を実施する(406)。以上の処理を実行した後、在庫算出基準点を取得し(407)、各在庫算出基準点をグループ(群)化した在庫算出基準点群を取得する(408)。
(在庫算出基準点/基準点群取得のイメージ)
図5は、図4におけるイメージ化の説明図である。
装置1の内部に存在する各PKG(1〜6)のうち、それぞれのつながり先を検索していく。その中で、PKG5については算出基準点となるPKGからのつながり先は在庫管理対象ノード内部に存在するが、そのルートは在庫管理対象外ノードを通過しているため、対象外となる。また、PKG6についても、同様にそのルートは在庫管理対象外設備を経由するため、対象外となる。
これらの処理を実行した後、中間架1の所内側の面が末端設備となっているPKG1,2からのつながり先が所内選定基準点1,2となり、基準点群としては1となる。
同様に、中間架2の所内側の面が末端設備となっているPKG3,4のつながり先が所内選定基準点3,4となり、基準点群としては2となる。
在庫算出基準点群とは、装置PKGからつながりを検索し、つながり先となる在庫算出基準点同士をグルーピングしたものである。ここでは、基準点群の番号は、所外成端架から近い順に採番していくことにする。また、在庫量の算出は、在庫算出基準点群の若い番号から所外成端架間で実施する。
(サービス対象外設備のフィルタリング)
図8は、本発明の一実施形態に係るサービス対象外設備のフィルタリングのフローチャートである。
まず初めに、在庫管理対象設備であるノード・ケーブルを取得する手順(800)があり、算出サービスの反射特性/ケーブル種別(SM.GI)/使用区分との整合を実施する(801)。この際に、整合が無い場合には(802)、設備を在庫管理対象外として、これ以上の検索の対象としない処理を実施する(804)。次に、算出サービスのフィルタ有無の確認を実施し(805)、サービス条件がフィルタ無しであった場合には(806)、在庫管理対象設備の中でフィルタ有りとなっている設備を対象外化にし(808)、次に算出サービスのケーブル種別との整合を実施し(809)、上記と同様に整合が無い設備は(810)、対象外化する処理を実施する(811)。
(設備パターンの作成処理)
図10は、本発明の一実施形態に係る設備パターンの作成処理フローチャート(直収型/多分岐型共通)である。
まず初めに、所外ノードである成端架を取得し(1000)、その成端架の種別が架渡り端子盤の搭載できる成端架であるか否かを確認する。通常の成端架の場合には、架渡り端子盤を取得し(1001)、架内の分岐機器情報を取得する(1002)。次に、上記各物品のパターンを作成する(1003)。これに対して、架渡り端子盤の載らない成端架である場合には、上記処理のうち架渡り端子盤の取得以外の処理、すなわち架内の分岐機器情報の取得と、物品パターンの作成である(1004,1005)。次に、該当する所外成端架より上部のケーブルを取得し(1006)、更に該ケーブルの上部側のノードを取得する。この際、上部ノードが架であった場合には、中間ノードとして取得し(1007)、架渡り端子盤の取得(1008)、架内分岐機器の取得(1009)、パターンの作成(1010)の取得の処理を実施する。上部ノードが装置であった場合には、装置ノードの取得(1011)を実施し、所外成端架から装置までの経由物品の構成パターンを作成する(1012)。
(在庫量算出処理)
図11は、本発明の一実施形態に係る在庫量算出処理のフローチャートである。
まず初めに、構成パターンの取得を実施し(1100)、数ある構成パターンのうちの一つを取得する。次に、構成パターン内での算出基準点群(1・・i)を取得する(1101)。次に、所外分岐モジュールの上部側の空き設備(心線・端子)を取得し(1102)、該当する設備の上部側設備を取得(1103)する。次に、取得した該設備の中で、未接続(端子または心線)または接続(端子または心線)の直下部、直上部の心線情報が在庫管理対象設備内の設備を取得し(1104)、他の設備を対象外化する(1105)。さらに、取得した設備の更に上部側の設備を取得し(1106)、その設備が算出基準点か(1108)、それ以外か(1107)を確認する。それ以外の場合には、再度(1104)からの処理を繰り返す。
これに対して、算出基準点の場合には(1108)、所内外の算出基準点間での開通ルートを取得し(1109)、それらの設備に在庫フラグを立てる処理を実施する(1110)。上記一連の処理を実行した後、算出基準点群がiの値と等しいか否かをチェックし、そうでない場合には(1111)、次の基準点群を取得する手順に移り、(1101)に戻る。算出基準点群がiと等しい場合には(1112)、処理を終了し、各在庫算出基準点群で得た在庫量を総和して取得する(1113)。これら一連の処理が全ての構成パターンで終了しているか否かのチェックを行い(1114)、終っていない場合には(1115)、次の構成パターン(1100)にて処理を続行し、終っている場合には、各構成パターンでの在庫数を取得し(1117)、在庫量として取得する(1118)。
(開通ルートの取得)
図12は、本発明の一実施形態に係る所内外の算出基準点間での開通ルート取得フローチャートである。
前記の在庫量算出処理フロー内の開通ルートの取得(1109)について、更に詳細に説明する。まず初めに、所内側基準点の取得(1・・・k)を実施し(1200)、該設備の直下の空き設備取得(1・・・j)を実施する(1201)。この時、空き設備が無い場合(残0)には、実施済基準点数が無い場合(処理完了1212)と、残数がある場合(次の基準点で処理1211)とに分けて処理を実施する。
これに対して、空き設備が存在する場合には、空き設備の端子・コネクタからつながり検索により末端設備を取得し(1202)、上記処理で取得した設備が分岐モジュール以外の設備の場合には(1204)、つながり先の未端設備である該設備の直下の空き設備を取得し(1201)、分岐モジュールの場合(1205)、在庫ルートとして抽出する(1206)。次に、抽出した在庫ルートがサービスと整合性があるか否かを確認し(1207)、適合性が無い場合には(1208)、非整合箇所の上部側の未端設備を取得し(1203)、該設備から直下の空き設備を取得する(1201)。これに対して、適合性がある場合には(1209)、在庫ルートとして取得する(1210)。最終的に全ての基準点数の処理を実行した場合には(1212)、完了とし、残数がある場合には(1211)、次の基準点で実施する。
(算出基準点間で開通ルート取得イメージ)
図13は、所内外の算出基準点間で開通ルートを取得するイメージの説明図である。
まず初めに、所内側基準点(1・・・k)を取得し、(1)該設備の直下の空き設備の有無を確認する。(2)空き設備が存在する場合には、空き設備の端子・コネクタからつながり検索により末端設備を取得する。ここでは、成端架の末端設備と中間架の末端設備が取得されている。(3)上記処理で取得した設備が分岐モジュール以外の設備の場合には、つながり先の末端設備である該設備の直下の空き設備を取得する(中間架)。そして、(3)分岐モジュールの場合(成端架)、在庫ルートとして抽出する。次に、(4)抽出した在庫ルートがサービスと整合性があるか否かを確認する。(6)適合性が無い場合には(中間架)、非整合箇所の上部側の末端設備を取得する。(7)該設備から直下の空き設備の有無を確認し、有りの場合には、その設備を取得する。(8)在庫ルートを抽出し、(9)在庫条件つまり抽出した在庫ルートがサービスと整合性があるか否かを確認し、(10)整合性がある場合には在庫ルートを取得する。
〔多分岐系サービス〕
(在庫算出基準点/基準点群取得)
図6は、本発明の一実施形態に係る在庫算出基準点/基準点群取得フローチャートである。
まず、初めに、装置接続済みPKGの取得を実施し(600)、その後、装置PKGからつながり検索の実行(601)、PKGから各ルートの取得(1・・・R)(602)、および、各ルートの分岐機器の有無を確認する(603)。この時、分岐機器が無い場合には(612)、各ルートのつながり先を所内側基準点として取得し(613)、各つながり先を所内側基準点(P2t)を取得する(614)。次に、所内分岐機器利用ノード内の該当分岐機器の入力側未接続端子の有無を確認し(615)、有りの場合には(616)、該当分岐機器の入力側端子を取得し(618)、所外側基準点群(P2)を取得し(619)、該当分岐機器の出力側端子を取得する(620)。
次に、所外側基準群(P3)を取得し(621)、算出基準点〜PKG間に在庫管理対象外ノード・ケーブルの有無と算出基準点が所外端子まで到達しているか否かの確認を実施する(611)。所内分岐機器利用ノード内の該当分岐機器の入力側未接続端子の有無の確認において(615)、該当する端子が無い場合には(617)、直ちに算出基準点〜PKG間に在庫管理対象外ノード・ケーブルの有無と、算出基準点が所外端子まで到達しているか否かの確認を行う(611)。
これに対して、初期の各ルートの分岐機器有無の確認(603)において、分岐機器が有る場合には(604)、所定分岐機器モジュール搭載架の所内分岐機器利用ノードとの整合を確認する(605)。このとき、整合がある場合には(607)、該当分岐機器の出力側端子を取得し(608)、所内側基準点群(P1)を取得し(609)、算出基準点〜PKG間に在庫管理対象外ノード・ケーブルの有無と、算出基準点が所外端子まで到達していることの確認を行う(611)。
一方、所内分岐機器モジュール搭載架の所内分岐機器利用ノードとの整合を確認した結果(605)、整合が無い場合には(606)、対象ルートを在庫管理対象外化する(610)。これらの一連の処理の実行ルート数がR未満の場合には、各ルートの分岐機器の有無を確認する処理(602)に戻り、Rに達した場合には完了する処理(622)となる。
(在庫算出基準点/基準点群取得イメージ)
図7は、図6におけるイメージ説明図である。
図7により、多分岐系サービスにおける在庫算出基準点/基準点群の取得イメージを説明する。前提として、在庫管理対象ノード・ケーブルは成端架、ケーブル0、中間架1、ケーブル1、中間架2、ケーブル2、装置1とし、分岐機器利用ノードを中間架1とする。
装置1内の各PKG(1〜3)を取得し、下部側へつながり検索を実行する。この場合、PKG1のつながり先は分岐機器1に到達し、PKG2,3のつながり先は分岐機器までは到達しない。次に、PKG1のつながり先である分岐機器1を取得し、当該機器の出力側の端子を取得し、所内側基準点群P1とする(同時に所外側の基準点群P1を取得する)。
次に、PKG2,3のそれぞれのつながり先のうち、在庫管理対象ノード・ケーブルの設備か否かを確認した後、所内側基準点群P2tとする。この時、t値は所外側から近い順に採番していく。次に、分岐機器設置ノードである中間架1内において、入力側端子が未接続な分岐機器2を取得する。この場合、該分岐機器2の入力端子が所外側基準点群P2となり、出力側の端子群を所内側基準点群P3(同時に所外側基準点群P3を取得する)とする。上記一連の処理を実行して、在庫算出基準点/基準点群を取得する。
(サービス対象外設備のフィルタリングフロー)
図9は、本発明の一実施形態に係るサービス対象外設備のフィルタリングフローチャートである。
サービス対象外設備のフィルタリングフローを、図9に従って説明する。まず初めに、在庫管理対象設備であるノード・ケーブルを取得する(900)。次に、算出サービスの反射特性/ケーブル種別(SM,GI)/使用区分との整合を実施する(901)。この際に、整合が無い場合(902)、設備を在庫管理対象外としてこれ以上の検索の対象としない処理を実施する(904)。次に、算出サービスのフィルタ有無の確認を実施し(905)、サービス条件がフィルタ無であった場合には(906)、在庫管理対象設備の中でフィルタ有りとなっている設備を対象外化し(908)、次に算出サービスのケーブル種別との整合を実施する(909)。
上記と同様に、整合が無い設備は(910)、対象外化する処理を実施する(911)。
次に、所内分岐機器利用ノード以外での分岐機器の有無を確認し(913)、この設備がある場合(914)、それらの設備を対象外化する処理を実施し(916)、無い場合には(915)、処理を終了する。
(設備パターン作成処理)(直収型/多分岐型共通)
図10は、本発明の一実施形態に係る設備パターンの作成処理のフローチャートである。
設備パターンの作成処理フローを、図10に従って説明する。まず初めに、所外ノードである成端架を取得し(1000)、その成端架の種別が架渡り端子盤の搭載できる成端架か否かを確認する。通常の成端架の場合には、架渡り端子盤の取得を行い(1001)、架内の分岐機器を取得し(1002)、上記の各物品のパターンを作成する(1003)。
これに対して、架渡り端子盤の載らない成端架である場合には、上記の処理のうち架渡り端子盤の取得以外の処理、つまり加内分岐機器情報の取得(1004)、パターンの作成(1005)を実行する。次に、該当する所外成端架より上部のケーブルを取得し(1006)、さらに該ケーブルの上部側のノードを取得する(1011)。この際に、上部ノードが架であった場合には、中間ノードとして取得し(107)、架渡り端子盤を取得し(1008)、架内分岐機器を取得し(1009)、パターンの作成を実施する(1010)。上部ノードが装置であった場合には、装置ノードを取得し(1011)、所外成端架から装置までの経由物品の構成パターンを作成する(1012)。
(在庫量算出処理フロー)
図14は、本発明の一実施形態に係る在庫量算出処理(多分岐型)のフローチャートである。
まず初めに、構成パターン(1・・L)の取得を実施し(1401)、数ある構成パターンのうちの一つを取得する。次に、構成パターン内での算出基準点群(1・・3)を取得し(1402)、基準点群区間での在庫量算出処理を実施する(1403)。その後、同処理が基準点番号の全てを終了したか否かを確認し、終了していない場合には(1404)、次の群番号にて処理を実施する(1402)。終了した場合には(1405)、総在庫量(P1の在庫量+P3の在庫量)を算出する(1406)。これら一連の処理が全ての構成パターンで終了しているか否かのチェックを実施し(1407)、終っていない場合には(1408)、次の構成パターンにて処理を続行し(1401)、終っている場合には(1409)、各構成パターンでの在庫数を取得し(1410)、在庫量として取得する(1411)。
(多分岐P1区間の在庫量算出処理フロー)
図15は、本発明の一実施形態に係る多分岐型P1の場合の在庫量算出のフローチャートである。
前述の在庫量算出処理フローの中にある基準点群区間内の在庫量算出のフローを、図15に従って説明する。まず初めに、該当分岐機器の出力端子を取得し(1501)、出力端子を所内PKGとして見立て、直収系の在庫算出基準点群の取得処理(図4参照)を実施する(1502)。その後、同様に直収系の在庫算出処理の実行(処理A部分)を実施し(1503)(図11参照)、最終的な在庫量を算出する(1504)。
(多分岐P2区間の在庫量算出処理フロー)
図16は、本発明の一実施形態に係る多分岐型P2の場合の在庫量算出のフローチャートである。
前述の在庫量算出処理フローの中にある基準点群区間内の在庫量算出フローを、図16に従って説明する。まず初めに、所内基準点群P2を取得し(1600)、それらを所内側算出基準点群(1・・・i)として取得する(1601)。次に、所外側基準点群(P2)の上部側の空き設備(心線・端子)設備を取得し(1602)、該当する設備の上部側設備を取得する(1603)。次に、取得した該設備の中で、未接続(端子または心線)または接続(端子または心線)の直下部、直上部の心線情報が在庫管理対象設備内の設備を取得し(1604)、他の設備を対象外化する(1605)。
さらに、取得した設備のさらに上部側の設備を取得し(1606)、その設備が算出基準点かそれ以外かを確認する。それ以外の場合には(1607)、再度1604から処理を繰り返す。また、算出基準点の場合には(1608)、所内外の算出基準点間での開通ルートを取得し(1609)、それらの設備に在庫フラグを立てる処理を行う(1610)。上記の一連の処理を実行した後、算出基準点群がiの値と等しいか否かをチェックし、そうでない場合には(1611)、次の基準点群を取得する手順に移る(1601)。
一方、算出基準点群がiの値と等しい場合には(1612)、処理を終了し、各在庫算出基準点群で得た在庫量を総和して取得する(1613)。
(開通ルート取得フロー)
図17は、本発明の一実施形態に係る所内外の算出基準点間で開通ルートを取得するフローチャート(P2の場合)である。
まず初めに、所内側基準点の取得(1・・・K)を実施し(1700)、該設備の直下の空き設備(1・・・j)を取得する(1701)。この時、空き設備が無い場合(残0)には(1703)、在庫ルートの値が所外側基準点数と所内側基準点数とに満たしている場合(この場合には処理完了1714)と、残数がある場合(この場合には基準点数チェック処理1713)とに分けて処理を実施する。
これに対して、空き設備が存在する場合(1702)、空き設備の端子・コネクタからつながり検索により末端設備を取得する(1704)。そして、上記の処理で取得した設備が、所外側算出基準点以外の設備の場合(1705)、つながり先の末端設備である該設備の直下の空き設備を取得し(1701)、所外側算出基準点の場合(1706)、在庫ルートとして抽出する(1707)。
次に、抽出した在庫ルートがサービスと適合性があるか否かを確認する(1708)。適合性が無い場合には(1709)、非整合箇所の上部側の末端設備を取得し(1712)、該設備から直下の空き設備を取得する(1704)。
これに対して、適合性がある場合には(1710)、在庫ルートとして取得する(1711)。次に、在庫ルートの値が所外側基準点数と所内側基準点数とに満たしている場合は処理完了とし(1714)、残数がある場合には(1713)、基準点数チェック処理を実施し、基準点数が全て網羅されていなければ(1715)、次の基準点で同じ処理を実施し(1700)、満たしている場合には、処理終了とする(1716)。
(所内外の算出基準点間で開通ルートを取得するイメージ)
図18は、図17における所内外の算出基準点間での開通ルート取得イメージ(P2の場合)の説明図である。
所内側基準点(1・・・K)を取得し、(1)該設備の直下の空き設備の有無をチェックし、有であればこれを取得する。空き設備が存在する場合には、(2)空き設備の端子・コネクタからつながり検索により末端設備を取得する。図では、成端架または中間架で末端設備が取得されている。そして、上記の処理で取得した設備が、所外側算出基準点以外の設備の場合、(3)つながり先の末端設備である該設備の直下の空き設備の有無をチェックし、あればこれを取得する。所外側算出基準点の場合、(3)(8)在庫ルートとして抽出する。(4)(9)抽出した在庫ルートがサービスと適合性があるか否かを確認する。(5)(10)適合性がある場合には、在庫ルートとして取得する。(5)適合性が無い場合には、(6)非整合箇所の上部側の末端設備を取得し、(7)該設備から直下の空き設備の有無をチェックし、あればこれを取得する。
(多分岐P3区間の在庫量算出処理フロー)
図19は、本発明の一実施形態に係る多分岐P3区間の在庫量算出処理のフローチャートである。
在庫量算出処理のフローの中にある基準点群区間内の在庫量算出のフローを図19に従って説明する。まず初めに、P2の処理にて在庫フラグが立った所内側基準点群3の所内分岐機器を取得し(1901)、該当所内分岐機器の出力端子を取得し(1902)、該当所内分岐機器出力端子を所内PKGとして見立て、直収系の「在庫算出基準点群の取得処理」を実施する(1903)。次に、直収系の「在庫算出処理の実行(処理A)」を実施し(1904)、最終的に在庫量の算出を実行する(1905)。
直収系のサービスにおける在庫量集計の処理の実施例を、図面により説明する。
図22は、本発明の一実施例に係る在庫量の算出処理(1)の説明図である。
(初期状態の設備構成)
まず初めに、算出事例に利用する設備構成を説明する。
(前提条件)
1)黒丸が付いたコネクタは、接続済みである状態を示す。
2)白丸が付いたコネクタは、未接続状態であることを示す。
3)各中間架の所外側とは、装置から見て成端架側を示す。
4)各中間架の所内側とは、成端架から見て装置側を示す。
5)中間架内の各端子は所外側、所内側両方の端子情報を保持することとする。
6)本設備構成で在庫量を算出するサービスは、直収型サービス(フィルタ無し、通常反射、SMケーブル)とする。
7)本設備構成内の端子(アダプタ)・コネクタは、全てフィルタ無し、通常反射であることとする。
8)本設備構成内のケーブルは、全てSMケーブルとする。
在庫管理対象ノード・ケーブル群は、図22内の「成端架⇔ケーブル1⇔中間架1⇔ケーブル2⇔中間架2⇔ケーブル3⇔所内装置」となる。
在庫管理対象外ノード・ケーブル群は、図22内の「ケーブル4⇔中間架3⇔ケーブル5⇔中間架4⇔ケーブル6」となる。
このように、在庫管理対象ノード・ケーブル群としては、図中の点線で囲まれた設備が該当する。
(在庫算出基準点群の取得)
図23は、本発明の一実施例に係る在庫量の算出処理(2)を示す説明図である。
以下、在庫算出基準点の取得までの処理を説明する。
装置接続済みPKGの取得⇔図中の所内装置PKG1〜6を取得する。
装置PKGからつながり検索の実行⇔各PKGのつながり(接続先)を追っ追っていき、未接続状態となっている点(在庫算出基準点)まで検索を実行する。
算出基準点〜PKGルート内に在庫管理対象外ノード・ケーブルの有無と算出基準点=所外端子である確認⇔各PKGからの在庫算出基準点までの設備が、初期に設定した在庫算出対象設備と整合するか否かを確認する。この場合、PKG6のつながり先はケーブル6となり、在庫算出対象外設備である。また、PKG1のつながり先は、成端架まで接続済み(現用)のため、在庫算出対象外設備となる。
該当ルートを在庫算出対象外化する⇔上記の処理において、抽出した在庫管理対象外設備を対象外化する処理を実施する。
在庫管理対象ルート内に分岐機器(2分岐以上)の有無を確認する⇔成端架内部の分岐機器を取得する。
在庫算出基準点(1・・・M)を取得する⇔図中の点線で囲まれた端子(アダプタ)・コネクタが在庫算出基準点として取得する。
在庫算出基準点のグループ化(1・・・i)を実施する⇔取得した在庫算出基準点のうち、所外成端架から近い順に在庫算出基準点群を取得していく。この場合、在庫算出基準点1が在庫算出基準点群1となり、在庫算出基準点2,3が在庫算出基準点群2となり、最後の在庫算出基準点4が在庫算出基準点群3となる。
(サービス対象外設備のフィルタリング)
図24は、本発明の実施例に係る在庫量の算出処理(3)を示す説明図である。
分岐機器の上部下部の接続先を在庫算出対象外化する⇔分岐機器の上部下部の接続先を確認する。この場合、ケーブル1の下から2番目の心線と中間架1の所外側・所内側の6番端子が該当し、それらを在庫算出対象外設備として処理する。
(在庫量算出処理の実行)
図25は、本発明の一実施例に係る在庫量の算出処理(4)を示す説明図である。
(1)所外分岐モジュールの上部側の空き設備(心線・端子)設備を取得⇔所外成端架の直上部側にある空き設備(空きコネクタ)を取得する。
(2)取得設備の上部側設備の取得⇔所外側の心線情報から、今度は所内側の心線情報を取得する。
(3)未接続(端子または心線)または接続(端子または心線)の直下部、直上部の心線情報が在庫管理対象設備内の設備を取得する⇔取得した設備情報のうち、未接続心線もしくは接続箇所の直下部、直上部の心線情報が在庫管理対象設備内の設備を取得する。
この場合、ケーブル1の下から1心目は、直上部の接続先がケーブル4となっているため、在庫管理対象外設備となる。
最終的に、上記処理を繰り返し、所内装置までたどり着くことで、在庫管理対象設備のイルタリングが完了する。
(最終的な出力イメージ)
図26は、本発明の一実施例に係る在庫量の算出処理(5)の説明図である。
上述の処理を各設備構成パターン毎に実施した後、各設備構成毎に在庫量を記載することにより、処理は終了する。
出力の際に、算出の対象となったルート・サービス条件を明記の上、設備構成毎に在庫量を表示する。この時、対象となった設備構成を知りたい場合には、詳細ボタンを押すことにより詳細ルート(図27に示すようなイメージ図)を参照することも可能である。
図27は、最終的な出力イメージの図である。
出力イメージは、設備構成パターン(1):成端架(分岐モジュール)⇔ケーブル1⇔中間架1(アダプタ)⇔ケーブル2⇔中間架2(アダプタ)⇔ケーブル3⇔所内装置のように表示される。
(最終的な応用例)
図28は、本発明における最終的な効果を示す説明図であり、図29は従来の在庫集計処理のフローチャートである。
上述のように、通信局内における在庫量を、ルート間で開通可能な設備の総量として定義し、リアルタイムでの集計を実施することにより、効率的な集計が可能になる。本発明により、より効率的に算出することが可能となり、従来、在庫集計に膨大な処理稼動を必要としたが、これを削減することが可能になった。
上記効果の定量的証明として、集計的に発生するデータベースへの検索回数の差により定量的に論証することが可能となる。図28に示すように、成端架・ケーブル1・中間架端子・SP端子・ケーブル2・装置端子の順に構成される設備構成を想定する。この場合において、既存手法(装置端子(PKG)毎に成端架までの開通可能な設備があるか否かを判断する方法)と本発明の方法での開通可能設備量を集計する際のデータベース検索回数を比較する。
参考のために、図29に、従来の在庫集計方法を示す。
サービスを提供する装置端子の情報を取得し(2901)、該当装置端子から下部側にある開通可能ルートとなる設備情報を取得することを続行する(2902)。この場合、下部側の設備が通信局内の終端となる成端架から直近の設備であるか否かを確認し、装置端子からルートとして確立された場合には、在庫として取得し(2903)、それ以外であった場合には、更に下部側まで設備情報を探索していく。また、検索対象設備がこれ以上ない場合には、通過ルートにSPの存在有無を確認し(2904)、SPが有った場合には、在庫として確立していない他のSP出力端子まで戻り、再度下部側設備情報を取得する(2902)。経路ルートSPの有無を検索し(2904)、SPが無い場合、もしくは全てのルートを検索しつくした場合には、残装置端子情報の有無を確認する(2905)。他の集計対象となる装置端子がある場合には、再度検索し(2902)、無い場合には、今までのフローにおいて在庫として確立したルートを集計し、集計終了とする。
(従来の手法におけるデータベース検索状況)
図30は、従来技術におけるデータベース検索状況を示すテーブル図である。
従来の手法における在庫量の集計の場合、図28にある装置1内のPKG1を取得し、そこから下部側にあるケーブル2の設備情報を心線データベースから検索し、下部側までの開通可能設備量を検索した後、次の装置端子(PKG)であるPKG2から同様の検索を行う。これら一連の処理を実施する際に発生するデータベース検索を発生回数が若い順より記載すると、図30に示すようになる。
(本発明におけるデータベース検索状況)
図31は、本発明の一実施例に係るデータベース検索状況を示すテーブル図である。
図31を図30と比較すれば明らかなように、従来手法での処理の場合は、端点である装置端子から下部職である成端架まで各設備データベースを検索するという処理をPKG毎に実施する必要があったのに対して、本実施例では、一度設備情報を検索した後に在庫算出基準点が取得できることから、それらの情報を利用して検索するため、データベースを検索する回数を低減することが可能となる。例えば、図30では31回の検索処理を行っているのに対して、図31では17回の検索処理で済む。この検索回数は、図28の右下図の検索データベース数の比較グラフを見れば、一目瞭然である。
以上の分析の結果、従来の手法での開通可能設備量を算出する際には、31回のデータベース検索が発生していたのに対して、本実施例での開通可能設備量の算出では、17目のデータベース検索のみで完遂することから、従来手法と比較して効率的な在庫集計が可能になったことが分かる。
本発明においては、まず集計対象となるルートおよびサービスを特定することにより、在庫管理する対象を明確にしている。次に、対象となるルート間で必要な設備のフィルタリングを実施することにより、開通可能設備量を算山するまでに要する設備を最小限とすることが可能となる。この結果、媒体在庫集計部分を自動処理させることが可能になった。
なお、図4の在庫算出基準点/基準点群取得フロー(直収系サービス)、図6の在庫算出基準点/基準点群取得フロー(多分岐系サービス)、図8のサービス対象外設備のフィルタリングフロー(直収型)、図9のサービス対象外設備のフィルタリングフロー(多分岐型)、図10の設備パターン作成処理フロー(直収型/多分岐型共通)、図11の在庫量算出処理フロー(直収型)、図12の所内外の算出基準点間で開通ルート取得フロー、図14の在庫量算出処理フロー(多分岐型)、図15の在庫量算出処理フロー(多分岐型(P1))、図16の在庫算出処理フロー(多分岐系)、図17の所内外の算出基準点間の開通ルート取得フロー(P2)、図19の在庫量算出処理フロー(多分岐型(P3))の手順をそれぞれプログラムコード化し、完成したプログラムをCD−ROMなどの記録媒体に格納しておくことにより、本発明の通信局内における媒体在庫集計技術を市場に広く流通させることが可能になる。
なお、本発明は、通信設備に特化した技術ではなく、他分野にも容易に適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る媒体在庫集計装置のブロック構成図である。 図1における集計条件決定部のブロック構成図である。 図1における在庫量集計部のブロック構成図である。 本発明の一実施形態に係る在庫算出基準点/基準点群取得のフローチャート(直収系サービスの場合)である。 本発明の一実施形態に係る在庫算出基準点/基準点群取得のイメージ図(直収系サービスの場合)である。 本発明の一実施形態に係る在庫算出基準点/基準点群取得のフローチャート(多分岐系サービスの場合)である。 本発明の一実施形態に係る在庫算出基準点/基準点群取得のイメージ図(多分岐系サービスの場合)である。 本発明の一実施形態に係るサービス対象外設備のフィルタリングのフローチャート(直収型の場合)である。 本発明の一実施形態に係るサービス対象外設備のフィルタリングのフローチャート(多分岐型の場合)である。 本発明の一実施形態に係る設備パターン作成処理のフローチャート(直収型/多分岐型共通)である。 本発明の一実施形態に係る在庫量算出処理のフローチャート(直収型の場合)である。 本発明の一実施形態に係る所内外の算出基準点間で開通ルート取得のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る所内外の算出基準点間で開通ルート取得のイメージ図である。 本発明の一実施形態に係る在庫量算出処理のフローチャート(多分岐型の場合)である。 本発明の一実施形態に係る在庫量算出処理のフローチャート(多分岐型(P1)の場合)である。 本発明の一実施形態に係る在庫量算出処理のフローチャート(多分岐型の場合)である。 本発明の一実施形態に係る所内外の算出基準点間での開通ルート取得のフローチャート(P2の場合)である。 本発明の一実施形態に係る所内外の算出基準点間での開通ルート取得のイメージ図(P2の場合)である。 本発明の一実施形態に係る所内外の算出基準点間での開通ルート取得のイメージ図(P3の場合)である。 通信サービスの種類を示す図である。 所内配線設備での在庫集計の必要性を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る在庫量の算出処理(1)の説明図である。 本発明の一実施例に係る在庫量の算出処理(2)の説明図である。 本発明の一実施例に係る在庫量の算出処理(3)の説明図である。 本発明の一実施例に係る在庫量の算出処理(4)の説明図である。 本発明の一実施例に係る在庫量の算出処理(5)の説明図である。 本発明における最終的な出力イメージを示す図である。 本発明と従来技術の比較による最終的な効果を示す図である。 従来における在庫集計処理のフローチャートである。 従来技術におけるデータベース検索状況を示すテーブル図である。 本発明の一実施例におけるデータベース検索状況を示すテーブル図である。
符号の説明
100…制御部、101…在庫量集計部、102…集計条件決定部、
103…コマンド処理部、104…入力部、105…在庫情報記憶部、
106…出力部、107…入出力インターフェイス部、108…入出力装置、
200…入力部、201…在庫管理対象ノード・ケーブル決定部、
202…算出サービス決定部、203…分岐機器利用ノード決定部、
204…条件記憶部、205…出力部、300…入力部、
301…在庫算出基準点/基準点群取得部、302…対象外設備フィルタリング部、
303…設備パターン決定部、304…在庫量集計処理部、305…記憶部。

Claims (14)

  1. 通信局内装置と成端架間の開通に利用可能な配線設備の在庫を、設備データベースにおいて予め登録された設備情報を用いて算出する媒体在庫集計装置であって、
    入力装置を介して入力される、在庫集計の対象となる成端架と通信局装置を特定する区間情報と、該区間情報で特定される成端架と通信局装置間での在庫集計の対象となるノードとケーブルを特定するノード・ケーブル決定情報、および、在庫集計の対象となるサービスを特定するサービス決定情報を記憶装置に格納する集計条件決定手段と、
    上記設備データベースに登録されている設備情報を検索して、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置間を接続可能なルートを抽出し、
    抽出したルートから、上記ノード・ケーブル決定情報で特定されるノードとケーブル以外のノードとケーブルを通過するルート、および上記成端架と上記通信局装置間を接続済みのルートを除外すると共に、
    上記抽出したルートから、上記サービス決定情報で特定されるサービスに整合しないルートを除外し、
    上記抽出したルートで、上記除外されなかったルートを対象に、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置の開通に利用可能な配線設備の在庫量の算出を行う在庫量集計手段と
    を有し、
    かつ、
    上記在庫量集計手段は、上記抽出したルートから、上記ノード・ケーブル決定情報で特定されるノードとケーブル以外のノードとケーブルを通過するルート、および上記成端架と上記通信局装置間で接続済みとなっている開通済みルートを除外する在庫算出基準点・基準点群取得手段を有し、
    該在庫算出基準点・基準点群取得手段は、
    (1)上記サービス決定情報で特定されるサービスが直収型の場合、
    上記設備データベースに登録されている設備情報を検索して、
    上記通信局装置における接続済みPKGを取得し、
    該PKGからつながり検索を実行して、つながり先の端点を在庫算出基準点として特定し、
    特定した在庫算出基準点から上記PKGまでのルート内に上記対象外ノードとケーブルが無い在庫算出基準点、
    上記成端架に接続されていない在庫算出基準点、および、
    特定した在庫算出基準点から上記PKGまでのルート内に分岐機器が無い在庫算出基準点を取得し、
    取得した在庫算出基準点をつながり先の設備毎にグループ化して在庫算出基準点群として取得し、
    (2)また、上記サービス決定情報で特定されるサービスが多分岐型の場合、
    上記設備データベースに登録されている設備情報を検索して、
    上記通信局装置における接続済みPKGを取得し、
    該PKGからつながり検索を実行して、PKGからつながり先までの各ルートを取得し、
    各ルートの分岐機器の有無を確認して、
    分岐機器が無い場合、
    各つながり先を所内側基準点群として取得し、
    所内分岐機器利用ノード内の該当分岐機器の入力側未接続端子の有無を確認し、有れば、該当分岐機器の入力側端子を取得して所外側基準点群として取得すると共に、該当分岐機器の出力側端子を取得して所内側基準点群として取得し、
    その後、もしくは、上記所内分岐機器利用ノード内の該当分岐機器の入力側未接続端子の有無の確認で無いとの結果であれば、算出基準点〜PKG間に在庫管理対象外となるノード・ケーブルの有無と算出基準点が所外端子まで到達しているか否かの確認を行い、在庫管理対象外となるノード・ケーブルが有る、もしくは、算出基準点が所外端子まで到達していれば、対象ルートを在庫管理対象外とし、
    さらに、
    上記各ルートの分岐機器の有無の確認で、分岐機器が有る場合には、
    所定分岐機器搭載架とオペレータが決定した所内分岐機器利用ノードとの整合を確認し、整合がある場合には、該当分岐機器の出力側端子を取得し、所内側基準点群として取得し、
    その後、上記算出基準点〜PKG間に在庫管理対象外となるノード・ケーブルの有無と算出基準点が所外端子まで到達しているか否かの確認を行い、在庫管理対象外となるノード・ケーブルが有るもしくは算出基準点が所外端子まで到達していれば、あるいは、上記所定分岐機器搭載架の所内分岐機器利用ノードとの整合の確認で、整合が無いとの結果の場合には、対象ルートを在庫管理対象外とする
    ことを特徴とする媒体在庫集計装置。
  2. 通信局内装置と成端架間の開通に利用可能な配線設備の在庫を、設備データベースにおいて予め登録された設備情報を用いて算出する媒体在庫集計装置であって、
    入力装置を介して入力される、在庫集計の対象となる成端架と通信局装置を特定する区間情報と、該区間情報で特定される成端架と通信局装置間での在庫集計の対象となるノードとケーブルを特定するノード・ケーブル決定情報、および、在庫集計の対象となるサービスを特定するサービス決定情報を記憶装置に格納する集計条件決定手段と、
    上記設備データベースに登録されている設備情報を検索して、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置間を接続可能なルートを抽出し、
    抽出したルートから、上記ノード・ケーブル決定情報で特定されるノードとケーブル以外のノードとケーブルを通過するルート、および上記成端架と上記通信局装置間を接続済みのルートを除外すると共に、
    上記抽出したルートから、上記サービス決定情報で特定されるサービスに整合しないルートを除外し、
    上記抽出したルートで、上記除外されなかったルートを対象に、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置の開通に利用可能な配線設備の在庫量の算出を行う在庫量集計手段と
    を有し、
    かつ、
    上記在庫量集計手段は、
    事前に設定した在庫管理対象ノード・ケーブルとの組み合わせパターンを構築する設備パターン決定手段を有し、
    該設備パターン決定手段は、
    所外ノードである成端架を取得して該成端架の種別が架渡り端子盤の搭載できる成端架であるか否かを確認し、
    搭載できる成端架であれば、当該架渡り端子盤を取得し、架内の分岐機器情報を取得してパターンを作成し、
    上記成端架が架渡り端子盤の載らない成端架であれば、架内の分岐機器情報を取得してパターンを作成し、
    その後、
    所外成端架より上部のケーブル情報を取得して、当該ケーブルの上部側のノードを取得し、
    該上部側のノードが架であれば、当該ノードを中間ノードとして取得し、架渡り端子盤を取得して、架内分岐機器情報を取得し、パターンを作成し、再度、上記上部のケーブル情報を取得し、
    該上部側のノードが上記通信局内装置であれば、該通信局内装置ノードを取得して、上記所外成端架から上記通信局内装置での経路物品の構成パターンを作成することを特徴とする媒体在庫集計装置。
  3. 通信局内装置と成端架間の開通に利用可能な配線設備の在庫を、設備データベースにおいて予め登録された設備情報を用いて算出する媒体在庫集計装置であって、
    入力装置を介して入力される、在庫集計の対象となる成端架と通信局装置を特定する区間情報と、該区間情報で特定される成端架と通信局装置間での在庫集計の対象となるノードとケーブルを特定するノード・ケーブル決定情報、および、在庫集計の対象となるサービスを特定するサービス決定情報を記憶装置に格納する集計条件決定手段と、
    上記設備データベースに登録されている設備情報を検索して、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置間を接続可能なルートを抽出し、
    抽出したルートから、上記ノード・ケーブル決定情報で特定されるノードとケーブル以外のノードとケーブルを通過するルート、および上記成端架と上記通信局装置間を接続済みのルートを除外すると共に、
    上記抽出したルートから、上記サービス決定情報で特定されるサービスに整合しないルートを除外し、
    上記抽出したルートで、上記除外されなかったルートを対象に、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置の開通に利用可能な配線設備の在庫量の算出を行う在庫量集計手段と
    を有し、
    かつ、
    上記在庫量集計手段は、
    (1)上記サービス決定情報で特定されるサービスが直収型の場合、
    所外ノードである所外成架端から通信局装置までの経由物品の構成パターン(1・・・L)を取得して、取得した構成パターン内での算出基準点群(1・・・i)を取得し、所外分岐モジュールの上部側の空き心線・空き端子の設備を取得し、
    取得した設備の上部側設備を取得し、取得した上部側設備の中で、端子または心線の未接続、ないし端子または心線の接続の直下部、直上部の心線情報が在庫管理対象設備内の設備を取得し、
    取得しなかった他の設備を在庫管理対象外設備として特定し、
    さらに、
    上記取得した設備の上部設備を取得し、
    該取得した上部設備が算出基準点以外の場合、再度、上記心線情報が在庫管理対象設備内の設備の取得と、上記在庫管理対象外設備の特定を行い、
    上記取得した上部設備が算出基準点の場合、所内外の算出基準点間で開通ルートを取得し、取得した開通ルートを在庫ルートとして在庫フラグを立て、
    算出基準点群の番号がi未満である場合、次の算出基準点群を取得し、算出基準点群の番号がiである場合、上記取得した各算出基準点群で取得した在庫量を総和し、その後、構成パターン値の情報を取得し、該構成パターン値が、L未満の場合には次の構成パターンを取得し、Lの場合には、各構成パターンでの在庫数を取得し、在庫量として取得し、
    (2)また、上記サービス決定情報で特定されるサービスが多分岐型の場合、
    上記構成パターンを取得して、取得した構成パターン内での算出基準点群を取得し、取得した各基準点群区間内での在庫量を算出し、
    算出した各算出基準点群の総在庫量を算出することを繰り返して、上記取得した各構成パターンでの在庫数を取得し、在庫量として取得する
    ことを特徴とする媒体在庫集計装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれかに記載の媒体在庫集計装置であって、
    上記在庫量集計手段は、事前に設定した在庫管理対象設備で、サービス条件との適合性をチェックし、適用対象外となる設備を除外する対象外設備フィルタリング手段を有し、
    該対象外設備フィルタリング手段は、
    (1)上記サービス決定情報で特定されるサービスが直収型の場合、
    在庫管理対象のノード・ケーブルを取得して、該取得した在庫管理対象のノード・ケーブルの反射特性またはケーブル種別または使用区分と、算出サービスの反射特性またはケーブル種別または使用区分との整合を確認し、
    上記取得した在庫管理対象のノード・ケーブルの反射特性またはケーブル種別または使用区分と上記算出サービスの反射特性またはケーブル種別または使用区分との整合が無い場合、該当設備を在庫算出対象外化し、
    整合が有る場合、在庫算出対象の設備について算出サービスのフィルタ有無を確認し、フィルタ無しの場合にはフィルタ有りの設備を在庫算出対象外化し、フィルタ有りの場合には、在庫算出対象の設備について算出サービスのケーブル種別との整合を確認し、整合が無い場合には、該当設備を在庫算出対象外化し、
    (2)また、上記サービス決定情報で特定されるサービスが多分岐型の場合、
    在庫管理対象のノード・ケーブルを取得して、該取得した在庫管理対象のノード・ケーブルの反射特性またはケーブル種別または使用区分と、算出サービスの反射特性またはケーブル種別または使用区分との整合を確認し、
    上記取得した在庫管理対象のノード・ケーブルの反射特性またはケーブル種別または使用区分と上記算出サービスの反射特性またはケーブル種別または使用区分との整合が無い場合、該当設備を在庫算出対象外化し、
    整合が有る場合、在庫算出対象の設備について算出サービスのフィルタ有無を確認し、フィルタ無しの場合にはフィルタ有りの設備を在庫算出対象外化し、フィルタ有りの場合には、在庫算出対象の設備について算出サービスのケーブル種別との整合を確認し、整合が無い場合には、該当設備を在庫算出対象外化し、
    整合が有った場合には、在庫算出対象の設備について、所内分岐機器利用ノード以外での分岐機器の有無を確認し、該当する分岐機器が有った場合には、該当設備の上下部の接続設備を在庫算出対象外化する
    ことを特徴とする媒体在庫集計装置。
  5. 通信局内装置と成端架間の開通に利用可能な配線設備の在庫を、設備データベースにおいて予め登録された設備情報を用いて算出する媒体在庫集計装置による媒体在庫集計方法であって、
    上記媒体在庫集計装置は、集計条件決定手段と在庫量集計手段を具備し、
    上記集計条件決定手段が、
    入力装置を介して入力される、在庫集計の対象となる成端架と通信局装置を特定する区間情報と、該区間情報で特定される成端架と通信局装置間での在庫集計の対象となるノードとケーブルを特定するノード・ケーブル決定情報、および、在庫集計の対象となるサービスを特定するサービス決定情報を記憶装置に格納する手順を実行し、
    上記在庫量集計手段が、
    上記設備データベースに登録されている設備情報を検索して、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置間を接続可能なルートを抽出し、
    抽出したルートから、上記ノード・ケーブル決定情報で特定されるノードとケーブル以外のノードとケーブルを通過するルート、および上記成端架と上記通信局装置間を接続済みのルートを除外すると共に、
    上記抽出したルートから、上記サービス決定情報で特定されるサービスに整合しないルートを除外し、
    上記抽出したルートで、上記除外されなかったルートを対象に、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置の開通に利用可能な配線設備の在庫量の算出を行う手順を実行し、
    かつ、
    上記在庫量集計手段が、
    上記抽出したルートから、上記ノード・ケーブル決定情報で特定されるノードとケーブル以外のノードとケーブルを通過するルート、および上記成端架と上記通信局装置間で接続済みとなっている開通済みルートを除外する際、
    (1)上記サービス決定情報で特定されるサービスが直収型の場合に、
    上記設備データベースに登録されている設備情報を検索して、
    上記通信局装置における接続済みPKGを取得し、
    該PKGからつながり検索を実行して、つながり先の端点を在庫算出基準点として特定し、
    特定した在庫算出基準点から上記PKGまでのルート内に上記対象外ノードとケーブルが無い在庫算出基準点、
    上記成端架に接続されていない在庫算出基準点、および、
    特定した在庫算出基準点から上記PKGまでのルート内に分岐機器が無い在庫算出基準点を取得し、
    取得した在庫算出基準点をつながり先の設備毎にグループ化して在庫算出基準点群として取得する手順と、
    (2)また、上記サービス決定情報で特定されるサービスが多分岐型の場合に、
    上記設備データベースに登録されている設備情報を検索して、
    上記通信局装置における接続済みPKGを取得し、
    該PKGからつながり検索を実行して、PKGからつながり先までの各ルートを取得し、
    各ルートの分岐機器の有無を確認して、
    分岐機器が無い場合、
    各つながり先を所内側基準点群として取得し、
    所内分岐機器利用ノード内の該当分岐機器の入力側未接続端子の有無を確認し、有れば、該当分岐機器の入力側端子を取得して所外側基準点群として取得すると共に、該当分岐機器の出力側端子を取得して所内側基準点群として取得し、
    その後、もしくは、上記所内分岐機器利用ノード内の該当分岐機器の入力側未接続端子の有無の確認で無いとの結果であれば、算出基準点〜PKG間に在庫管理対象外となるノード・ケーブルの有無と算出基準点が所外端子まで到達しているか否かの確認を行い、在庫管理対象外となるノード・ケーブルが有る、もしくは、算出基準点が所外端子まで到達していれば、対象ルートを在庫管理対象外とし、
    さらに、
    上記各ルートの分岐機器の有無の確認で、分岐機器が有る場合には、
    所定分岐機器搭載架とオペレータが決定した所内分岐機器利用ノードとの整合を確認し、整合がある場合には、該当分岐機器の出力側端子を取得し、所内側基準点群として取得し、
    その後、上記算出基準点〜PKG間に在庫管理対象外となるノード・ケーブルの有無と算出基準点が所外端子まで到達しているか否かの確認を行い、在庫管理対象外となるノード・ケーブルが有るもしくは算出基準点が所外端子まで到達していれば、あるいは、上記所定分岐機器搭載架の所内分岐機器利用ノードとの整合の確認で、整合が無いとの結果の場合には、対象ルートを在庫管理対象外とする手順と
    を実行することを特徴とする媒体在庫集計方法。
  6. 通信局内装置と成端架間の開通に利用可能な配線設備の在庫を、設備データベースにおいて予め登録された設備情報を用いて算出する媒体在庫集計装置による媒体在庫集計方法であって、
    上記媒体在庫集計装置は、集計条件決定手段と在庫量集計手段を具備し、
    上記集計条件決定手段が、
    入力装置を介して入力される、在庫集計の対象となる成端架と通信局装置を特定する区間情報と、該区間情報で特定される成端架と通信局装置間での在庫集計の対象となるノードとケーブルを特定するノード・ケーブル決定情報、および、在庫集計の対象となるサービスを特定するサービス決定情報を記憶装置に格納する手順を実行し、
    上記在庫量集計手段が、
    上記設備データベースに登録されている設備情報を検索して、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置間を接続可能なルートを抽出し、
    抽出したルートから、上記ノード・ケーブル決定情報で特定されるノードとケーブル以外のノードとケーブルを通過するルート、および上記成端架と上記通信局装置間を接続済みのルートを除外すると共に、
    上記抽出したルートから、上記サービス決定情報で特定されるサービスに整合しないルートを除外し、
    上記抽出したルートで、上記除外されなかったルートを対象に、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置の開通に利用可能な配線設備の在庫量の算出を行う手順を実行し、
    かつ、
    上記在庫量集計手段が、
    事前に設定した在庫管理対象ノード・ケーブルとの組み合わせパターンを構築する際、
    所外ノードである成端架を取得して該成端架の種別が架渡り端子盤の搭載できる成端架であるか否かを確認し、
    搭載できる成端架であれば、当該架渡り端子盤を取得し、架内の分岐機器情報を取得してパターンを作成し、
    上記成端架が架渡り端子盤の載らない成端架であれば、架内の分岐機器情報を取得してパターンを作成し、
    その後、
    所外成端架より上部のケーブル情報を取得して、当該ケーブルの上部側のノードを取得し、
    該上部側のノードが架であれば、当該ノードを中間ノードとして取得し、架渡り端子盤を取得して、架内分岐機器情報を取得し、パターンを作成し、再度、上記上部のケーブル情報を取得し、
    該上部側のノードが上記通信局内装置であれば、該通信局内装置ノードを取得して、上記所外成端架から上記通信局内装置での経路物品の構成パターンを作成する手順を実行することを特徴とする媒体在庫集計方法。
  7. 通信局内装置と成端架間の開通に利用可能な配線設備の在庫を、設備データベースにおいて予め登録された設備情報を用いて算出する媒体在庫集計装置による媒体在庫集計方法であって、
    上記媒体在庫集計装置は、集計条件決定手段と在庫量集計手段を具備し、
    上記集計条件決定手段が、
    入力装置を介して入力される、在庫集計の対象となる成端架と通信局装置を特定する区間情報と、該区間情報で特定される成端架と通信局装置間での在庫集計の対象となるノードとケーブルを特定するノード・ケーブル決定情報、および、在庫集計の対象となるサービスを特定するサービス決定情報を記憶装置に格納する手順を実行し、
    上記在庫量集計手段が、
    上記設備データベースに登録されている設備情報を検索して、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置間を接続可能なルートを抽出し、
    抽出したルートから、上記ノード・ケーブル決定情報で特定されるノードとケーブル以外のノードとケーブルを通過するルート、および上記成端架と上記通信局装置間を接続済みのルートを除外すると共に、
    上記抽出したルートから、上記サービス決定情報で特定されるサービスに整合しないルートを除外し、
    上記抽出したルートで、上記除外されなかったルートを対象に、上記区間情報で特定される成端架と通信局装置の開通に利用可能な配線設備の在庫量の算出を行う手順を実行し、
    かつ、
    上記在庫量集計手段が、
    (1)上記サービス決定情報で特定されるサービスが直収型の場合には、
    所外ノードである所外成架端から通信局装置までの経由物品の構成パターン(1・・・L)を取得して、取得した構成パターン内での算出基準点群(1・・・i)を取得し、所外分岐モジュールの上部側の空き心線・空き端子の設備を取得し、
    取得した設備の上部側設備を取得し、取得した上部側設備の中で、端子または心線の未接続、ないし端子または心線の接続の直下部、直上部の心線情報が在庫管理対象設備内の設備を取得し、
    取得しなかった他の設備を在庫管理対象外設備として特定し、
    さらに、
    上記取得した設備の上部設備を取得し、
    該取得した上部設備が算出基準点以外の場合、再度、上記心線情報が在庫管理対象設備内の設備の取得と、上記在庫管理対象外設備の特定を行い、
    上記取得した上部設備が算出基準点の場合、所内外の算出基準点間で開通ルートを取得し、取得した開通ルートを在庫ルートとして在庫フラグを立て、
    算出基準点群の番号がi未満である場合、次の算出基準点群を取得し、算出基準点群の番号がiである場合、上記取得した各算出基準点群で取得した在庫量を総和し、その後、構成パターン値の情報を取得し、該構成パターン値が、L未満の場合には次の構成パターンを取得し、Lの場合には、各構成パターンでの在庫数を取得し、在庫量として取得し、
    (2)また、上記サービス決定情報で特定されるサービスが多分岐型の場合には、
    上記構成パターンを取得して、取得した構成パターン内での算出基準点群を取得し、取得した各基準点群区間内での在庫量を算出し、
    算出した各算出基準点群の総在庫量を算出することを繰り返して、上記取得した各構成パターンでの在庫数を取得し、在庫量として取得する
    手順を実行することを特徴とする媒体在庫集計方法。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載の媒体在庫集計方法であって、
    上記在庫量集計手段が、事前に設定した在庫管理対象設備で、サービス条件との適合性をチェックし、適用対象外となる設備を除外する際、
    (1)上記サービス決定情報で特定されるサービスが直収型の場合には、
    在庫管理対象のノード・ケーブルを取得して、該取得した在庫管理対象のノード・ケーブルの反射特性またはケーブル種別または使用区分と、算出サービスの反射特性またはケーブル種別または使用区分との整合を確認し、
    上記取得した在庫管理対象のノード・ケーブルの反射特性またはケーブル種別または使用区分と上記算出サービスの反射特性またはケーブル種別または使用区分との整合が無い場合、該当設備を在庫算出対象外化し、
    整合が有る場合、在庫算出対象の設備について算出サービスのフィルタ有無を確認し、フィルタ無しの場合にはフィルタ有りの設備を在庫算出対象外化し、フィルタ有りの場合には、在庫算出対象の設備について算出サービスのケーブル種別との整合を確認し、整合が無い場合には、該当設備を在庫算出対象外化する手順と、
    (2)また、上記サービス決定情報で特定されるサービスが多分岐型の場合には、
    在庫管理対象のノード・ケーブルを取得して、該取得した在庫管理対象のノード・ケーブルの反射特性またはケーブル種別または使用区分と、算出サービスの反射特性またはケーブル種別または使用区分との整合を確認し、
    上記取得した在庫管理対象のノード・ケーブルの反射特性またはケーブル種別または使用区分と上記算出サービスの反射特性またはケーブル種別または使用区分との整合が無い場合、該当設備を在庫算出対象外化し、
    整合が有る場合、在庫算出対象の設備について算出サービスのフィルタ有無を確認し、フィルタ無しの場合にはフィルタ有りの設備を在庫算出対象外化し、フィルタ有りの場合には、在庫算出対象の設備について算出サービスのケーブル種別との整合を確認し、整合が無い場合には、該当設備を在庫算出対象外化し、
    整合が有った場合には、在庫算出対象の設備について、所内分岐機器利用ノード以外での分岐機器の有無を確認し、該当する分岐機器が有った場合には、該当設備の上下部の接続設備を在庫算出対象外化する手順と
    を実行することを特徴とする媒体在庫集計方法。
  9. 請求項に記載の媒体在庫集計方法であって、
    上記在庫量集計処理手段が、
    上記サービス決定情報で特定されるサービスが直収型の場合において上記所内外の算出基準点間で開通ルートを取得する際、
    所内側基準点を取得する手順と、
    当該設備の直下の空き設備を取得する手順と、
    空き設備が無く且つ実施済み基準点数が無い場合は完了とする手順と、
    残数がある場合には次の基準点で処理を実施する手順と、
    空き設備が存在する場合には、空き設備の端子・コネクタからつながり検索により末端設備を取得する手順と、
    上記処理で取得した設備が、分岐モジュール以外の設備の場合、つながり先の末端設備である該設備の直下の空き設備を取得する手順と、
    分岐モジュールの場合、在庫ルートとして抽出する手順と、
    抽出した在庫ルートがサービスと適合性があるか否かを確認する手順と、
    適合性が無い場合には、非整合箇所の上部側の末端設備を取得し、該設備から直下の空き設備を取得する手順から繰り返す手順と、
    適合性がある場合には、在庫ルートとして取得する手順と、
    最終的に全ての基準点数の処理を実行した場合には完了とする手順と、
    残数がある場合には次の基準点で実施する手順とを
    実行することを特徴とする媒体在庫集計方法。
  10. 請求項に記載の媒体在庫集計方法であって、
    上記在庫量集計処理手段が、
    上記サービス決定情報で特定されるサービスが多分岐型の場合において上記基準点群区間内での在庫量を算出する際、
    該当所内分岐機器の出力端子を取得する手順と、
    該当所内分岐機器出力端子を所内PKGとして見立て、直収型の「在庫算出基準点群の取得手順」を実施する手順と、
    直収型の「在庫算出手順」を実行する手順と、
    在庫量を算出する手順とを
    実行することを特徴とする媒体在庫集計方法。
  11. 請求項に記載の媒体在庫集計方法であって、
    上記在庫量集計処理手段が、
    上記サービス決定情報で特定されるサービスが多分岐型の場合において上記基準点群区間内での在庫量を算出する際、
    所内側基準点群を取得し、算出基準点群(1・・・i)として取得する手順と、
    所外側基準点群(P2)の上部側の空き心線、空き端子の設備を取得する手順と、
    取得設備の上部側設備を取得する手順と、
    未接続の端子または心線ないし接続された端子または心線の直下部、直上部の心線情報が在庫管理対象設備内の設備を取得する手順と、
    該当設備の上部設備を取得する手順と、
    上記手順で在庫管理対象外設備が抽出された場合には、在庫管理対象外とする手順と、
    上記上部設備が算出基準点以外の場合、再度、未接続の端子または心線ないし接続された端子または心線の直下部、直上部の心線情報が在庫管理対象設備内の設備取得を実施する手順と、
    上部設備が算出基準点の場合、所内外の算出基準点間で開通ルートを取得する手順と、
    上記手順で取得した開通ルートを在庫ルートとして在庫フラグを立てる手順と、
    算出基準点群の番号がi未満である場合、次の算出基準点群を取得する手順と、
    算出基準点群の番号がiである場合、在庫量として取得する手順と、
    在庫量を取得する手順とを
    実行することを特徴とする媒体在庫集計方法。
  12. 請求項11に記載の媒体在庫集計方法であって、
    上記在庫量集計処理手段が、
    上記所内外の算出基準点間で開通ルートを取得する際、
    所内側基準点(1・・・k)を取得する手順と、
    該設備の直下の空き設備(1・・・j)を取得する手順と、
    空き設備が無い場合には、所外側と所内側の基準点数の最小値と在庫ルート数が同一となる場合には処理を終了する手順と、
    そうでない場合には、所内側基準点数の値がk値未満の場合には、次の基準点を取得する処理に戻り、k値となる場合には処理を終了する手順と、
    次の基準点で処理を実施する手順と、
    空き設備が存在する場合には、空き設備の端子・コネクタからつながり検索により末端設備を取得する手順と、
    上記処理で取得した設備が、所外側基準点以外の設備の場合、つながり先の末端設備である該設備の真下の空き設備を取得する手順と、
    所外側基準点の場合、在庫ルートとして抽出する手順と、
    抽出した在庫ルートがサービスと適合性があるかを確認する手順と、
    適合性が無い場合には、非整合箇所の上部側の端末設備を取得し、該設備から真下の空き設備を取得する手順から繰り返す手順と、
    適合性がある場合には、在庫ルートとして取得する手順と、
    次に所外側と所内側の基準点数の最小値と在庫ルート数が同一となる場合には処理を終了し、そうでない場合には、所内側基準点数の値がk値未満の場合には、次の基準点を取得する手順に戻る手順と、
    k値となる場合には処理を終了する手順とを
    実行することを特徴とする媒体在庫集計方法。
  13. 請求項11に記載の媒体在庫集計方法であって、
    上記在庫量集計処理手段が、
    上記基準点群区間内での在庫量を算出する際、
    所外側基準点群P2の処理にて在庫フラグの立った所内側基準点群3の所内分岐機器を取得する手順と、
    該当所内分岐機器の出力端子を取得する手順と、
    該当所内分岐機器の出力端子を所内PKGとして見立て直収型の「在庫算出基準点群の取得手順」を実施する手順と、
    直収型の「在庫算出手順」を実施する手順と、
    在庫量を算出する手順とを
    実行することを特徴とする媒体在庫集計方法。
  14. コンピュータに、請求項から請求項13のいずれかに記載の媒体在庫集計方法における各手順を実行させることを特徴とする媒体在庫集計プログラム。
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