JP6445935B2 - 作業支援装置、作業支援方法及び作業支援プログラム - Google Patents

作業支援装置、作業支援方法及び作業支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、実施する作業や作業対象に対して、十分な経験や知識を有さない作業者でも、予め登録された作業指示データに基づいて、正確かつ直観的に作業位置を特定することを実現する技術分野に関するものである。
電気通信設備を対象とした回線開通作業や故障修理作業、運用保守作業においては、作業対象設備を正確に判別することが重要となる。仮に、異なる設備に対して作業を実施した場合、予期せぬ回線断やサービス断、誤ったサービスの提供を引き起こすこととなりサービス品質の低下を招く。また、その是正作業が必要となるため、保守費用の増大も引き起こす。
この様な誤った作業を回避するために、作業指示書と対象設備の目視による確認や複数人による相互確認などを実施し、ヒューマンエラーの撲滅に向けた慎重で正確な作業が行われる。しかしながら、目視確認後の目離れや思い込み、作業人員不足・保守費用削減による一人作業の増加等により、ヒューマンエラーによる誤った作業を撲滅するに至っていない。
この様な既存の課題を解決する技術的対処方法の一案として、特許文献1に示す様な例がある。これは、高密度に配列された光配線接続架のコネクタ挿抜作業時の誤作業を回避するため、それぞれの端子個々に可視光波長領域のLEDを実装し、オペレーションシステムから作業指示データを電子的に抽出し、そのデータに基づいたLEDを点滅させることで、作業端子までコネクタ挿抜工具を誘導する。
一方、発光するLEDに端子ID情報を含む変調信号を重畳させ、コネクタ挿抜工具に実装した受光素子でその変調信号光を受光復調し、挿抜作業と同時に作業端子であるか否かの照合を行う方法がある。該当端子のIDを読み取り、オペレーションシステムに登録されている作業指示のIDとの照合を行い、正しい場合はコネクタ挿抜工具の操作を行うことができ、間違っている場合はコネクタ挿抜の操作をできない仕組みとなっている。
また、同様の技術的対処法の一案として、非特許文献1に示す様な例がある。これは、特許文献1と目的は同等であるが、LEDを用いることなく、拡張現実(AR:Augmented Reality)と呼ばれる技術(例えば非特許文献2を参照)と専用の工具を用いて目的とする作業を実施する方法である。
しかしながら、LEDを用いた方式の場合はLEDを挿抜作業対象全てに予め取り付ける必要があり、また、LEDを発光させるための発光制御機構も必要となるため、費用負担が極めて大きい。さらに、LEDを作業毎に取り付けて作業終了後に取り外す機構とすることも可能であるが、作業をする度にLEDを各作業対象に取り付ける手間が発生することに加えて、作業面には光コードによる配線があるため、LED設置作業時に誤って光コードを引っ掛けてしまい通信サービスに影響を与えるといった作業事故が発生する可能性がある。
また、LED、ARいずれの方法においても、当該作業が工具を用いた作業を対象としていて、工具に付属した素子等で電子的な情報を通信する仕組みを用いたのち、情報照合して、情報照合の合否結果により工具操作機構を制御することで誤った作業対象に対する作業行為の実施を防止している。
工具を用いずに手指を用いる作業であるケーブル、コネクタの挿抜作業や装置のパッケージ交換作業等を実施する場合においては、そもそも本人の意思にのみによって手指を使って作業を行うことになるため、特許文献1及び非特許文献1に用いられているような電子的な情報照合の合否結果に基づいて作業に使用する工具の機構を強制的に使用不能にして作業位置の間違いを是正する手法を適用することはできない。
また、手指で行う作業に対して新たに専用工具を用意するという対応は可能であるが、形状や機構の異なる各々の作業対象に対応した専用工具が作業対象毎に必要になること、工具はハード開発品であるため作業対象の拡大に対応するための柔軟性が低いことから、開発、調達、運用コストの増大が課題である。
一方で、当該挿抜作業などの実運用においては、テープやシール等を用いて、作業対象を特定するための判別用マーキングを作業対象に施すことがある。しかし、判別用マーキングを貼り付ける作業対象は作業者の個別判断において選定され、貼り付けた対象に対して再度誤りが無いか作業者が確認を実施したとしても、思い込み、勘違い、目離れ等により間違いに気づくことができずに作業位置間違いを引き起こすことがある。
特開2010−176990号公報
大串、片山、東、「AR技術を用いた所内光配線作業ナビゲーションシステム」、信学技報、OFT 112、55−60、2012年8月 情報処理学会CVIM研究会[画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2011)]:島村・森本・小池「設備保守支援向けARのための部分テンプレート検出とvSLAMの併用によるオブジェクト座標系へのレジストレーション」、IS4−13、2011年7月
そこで、本発明では、作業対象物のどの位置が作業指示された箇所かを正確に伝える作業支援装置において、作業者の個別判断に依らない作業を可能とし、作業者の誤った個別判断に起因する作業位置の間違いを排除し、かつ、作業支援装置上に記憶させる作業対象物及び操作対象に関する電子的な情報の追加だけで様々な作業対象設備に対して柔軟に対応可能な作業支援装置を提供することを目的とする。
具体的には、本発明の作業支援装置は、
複数の操作対象が配列された操作対象群を有する作業対象において、前記操作対象群に含まれる被操作対象を特定するための作業支援装置であって、
前記作業対象における前記の位置を記憶する形状情報記憶部と、
前記作業対象のうちの所定位置に付される第1マーカの認識に用いる第1マーカ属性情報及び前記被操作対象に付される第2マーカの認識に用いる第2マーカ属性情報を記憶する属性情報記憶部と、
前記第1マーカ及び前記第2マーカが付された前記作業対象を撮像した撮像画像を取得し、前記第1マーカ属性情報及び前記第2マーカ属性情報を用いて前記撮像画像に含まれる前記第1マーカ及び前記第2マーカを認識するマーカ認識部と、
前記撮像画像に撮像されている前記作業対象における前記操作対象群の位置を前記形状情報記憶部から取得し、前記操作対象群に含まれる各操作対象の形状を表す第1画像パターンを生成する第1画像パターン生成部と、
前記第1画像パターンにおける前記被操作対象の領域に第2画像パターンを生成する第2画像パターン生成部と、
前記マーカ認識部が認識した前記撮像画像における前記第2マーカの位置に、前記被操作対象の位置を示す第3画像パターンを生成する第3画像パターン生成部と、
前記撮像画像に含まれる前記第1マーカが前記所定位置に配置されるように、前記第1画像パターン、前記第2画像パターン及び前記第3画像パターンを前記撮像画像上に重畳した合成画像を生成する画像処理部と、
前記合成画像において、前記第3画像パターンが前記第2画像パターンの領域内に存在するか否かを判定する作業位置照合部と、
を備える。
本発明の作業支援装置では、
前記第1マーカは、前記作業対象に含まれる構成の形状又は模様であり、
前記模様は1次元コード又は2次元コードを含んでもよい。
本発明の作業支援装置では、
前記マーカ認識部は、前記属性情報記憶部に記憶されている前記第1マーカ属性情報を用いて、前記撮像画像に含まれる前記操作対象の大きさを特定し、
前記第1画像パターン生成部又は前記第2画像パターン生成部は、前記マーカ認識部の特定した大きさに合わせた画像パターンを生成してもよい。
本発明の作業支援装置では、
前記第2マーカは、特定の色であり、
前記第2マーカ属性情報は、RGB形式又はHSV形式の数値情報であってもよい。
本発明の作業支援装置では、
前記第2マーカの測色結果を用いて、前記属性情報記憶部に記憶されている前記第2マーカ属性情報における前記数値情報を補正する色情報補正部を、さらに備えてもよい。
本発明の作業支援装置では、
前記第2マーカは、前記被操作対象に含まれる構成の形状又は模様であり、
前記模様は1次元コード又は2次元コードを含んでもよい。
具体的には、本発明の作業支援方法は、
複数の操作対象が配列された操作対象群を有する作業対象において、前記操作対象群に含まれる被操作対象を特定するための作業支援装置が実行する作業支援方法であって、
前記作業対象のうちの所定位置に付される第1マーカ及び前記被操作対象に付される第2マーカが付された前記作業対象を撮像した撮像画像を取得し、前記第1マーカの認識に用いる第1マーカ属性情報及び前記第2マーカの認識に用いる第2マーカ属性情報を記憶する属性情報記憶部を参照し、前記属性情報記憶部に記憶されている前記第1マーカ属性情報及び前記第2マーカ属性情報を用いて前記撮像画像に含まれる前記第1マーカ及び前記第2マーカを認識するマーカ認識手順と、
前記作業対象における前記操作対象群の位置を記憶する形状情報記憶部を参照し、前記撮像画像に撮像されている前記作業対象における前記操作対象群の位置を前記形状情報記憶部から取得し、前記操作対象群に含まれる各操作対象の形状を表す第1画像パターンを生成する第1画像パターン生成手順と、
前記第1画像パターンにおける前記被操作対象の領域に第2画像パターンを生成する第2画像パターン生成手順と、
前記マーカ認識手順で認識した前記撮像画像における前記第2マーカの位置に、前記被操作対象の位置を示す第3画像パターンを生成する第3画像パターン生成手順と、
前記撮像画像に含まれる前記第1マーカが前記所定位置に配置されるように、前記第1画像パターン、前記第2画像パターン及び前記第3画像パターンを前記撮像画像上に重畳した合成画像を生成する画像処理手順と、
前記合成画像において、前記第3画像パターンが前記第2画像パターンの領域内に存在するか否かを判定する作業位置照合手順と、
を有する。
本発明の作業支援方法では、
前記第2マーカは、特定の色であり、
前記第2マーカを測色し、前記属性情報記憶部に記憶されている前記第2マーカ属性情報における前記数値情報を補正する色情報補正手順を、前記マーカ認識手順の前にさらに有してもよい。
具体的には、本発明の作業支援プログラムは、コンピュータに、本発明に係る作業支援装置の各機能部を実現させる。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、作業対象物のどの位置が作業指示箇所かを正確に伝える作業支援装置において、作業者の個別判断に依らない作業を可能とし、作業者の誤った個別判断に起因する作業位置の間違いを排除し、かつ、作業支援装置上に記憶させる作業対象及び挿抜対象に関する電子的な情報の追加だけで様々な設備に対して柔軟に対応可能な作業支援装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る作業対象および第1マーカ及び第2マーカの一例を示す。 本発明の実施形態に係る一次元コードの一例を示す。 本発明の実施形態に係る二次元コードの一例を示す。 本発明の実施形態に係る作業支援装置の構成の第1例を示す。 本発明の実施形態に係る作業支援装置の動作フローチャートの一例を示す。 本発明の実施形態に係る挿抜対象と被挿抜対象を表す第1画像パターン及び第2画像パターンを生成する作業対象の一例を示す。 本発明の実施形態に係る挿抜対象と被挿抜対象を表す第1画像パターン及び第2画像パターンの第1例を示す。 本発明の実施形態に係る挿抜対象と被挿抜対象を表す第1画像パターン及び第2画像パターンの第2例を示す。 本発明の実施形態に係る画像パターンが正しい表示位置からずれてしまった場合の表示イメージの第1例を示す。 本発明の実施形態に係る画像パターンが正しい表示位置からずれてしまった場合の表示イメージの第2例を示す。 本発明の実施形態に係る第1および第2画像パターンに各挿抜対象がもつ識別番号を一対一対応させて表示する場合のイメージの一例を示す。 本発明の実施形態に係る色による第2マーカと、測色で得られる第2マーカの重心座標の第1例を示す。 本発明の実施形態に係る色による第2マーカと、測色で得られる第2マーカの重心座標の第2例を示す。 本発明の実施形態に係る作業支援装置をタブレット端末で実現した場合の作業対象およびマーカの一例を示す。 本発明の実施形態に係る作業支援装置をタブレット端末で実現した場合の結果表示イメージの一例を示す。 本発明の実施形態に係る作業支援装置の構成の第2例であり、測色による色情報補正部を備えた作業支援装置の構成の一例を示す。 本発明の実施形態に係る作業支援装置の構成の第2例である色情報補正部を備えた作業支援装置の動作フローチャートの一例を示す。 本発明の実施形態に係る作業支援装置の第1例を用いた挿抜作業の動作フローチャートの一例を示す。 本発明の実施形態に係る作業支援装置の構成の第2例である色情報補正部を備えた作業支援装置を用いた挿抜作業の動作フローチャートの一例を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
本実施形態に係る作業支援システムは、後述する作業支援装置91と、第1マーカ41と、第2マーカ42と、を備える。作業対象がルータや伝送装置などの電気通信設備である場合、電気通信設備にはコネクタ、ケーブル、パッケージが複数備わる。本実施形態では、作業対象における操作が、コネクタ、ケーブル、パッケージの挿抜である例について説明する。
本実施形態に係る作業支援システムは以下のような態様の構成とする。
(1)作業対象は複数の挿抜可能な挿抜対象を持ち、前記複数の挿抜対象にて構成される挿抜対象群から挿抜作業を施す被挿抜対象を選択し、選択した被挿抜対象に対して挿抜を行う作業において、
第1マーカは挿抜対象群の近傍に存在し、
当該挿抜作業工程において、被挿抜対象に目印をつけるための第2マーカを貼りつける手段で以って、作業者は自身が認識している被挿抜対象を予め明示し、作業オーダ情報で指示された被挿抜対象とマーカ貼り付けによって作業者が明示した被挿抜対象が合致するかを照合する作業工程を有し、
前記挿抜対象群に対して選択的に実施する被挿抜対象への挿抜作業を支援する作業支援システムであって、
前記第1マーカの認識に用いる第1マーカ属性情報と、前記第2マーカの認識に用いる第2マーカ属性情報とを記憶した属性情報記憶部と
前記作業対象における複数の挿抜対象の各々の形状を表す画像パターンの生成に用いる画像頂点座標情報とを記憶した形状情報記憶部と
前記第1マーカと前記複数の挿抜対象との相対的な位置関係を表す設備位置定義情報とを記憶した設備位置情報記憶部と、
前記挿抜作業に先立ち、当該挿抜作業の対象となる作業対象種別及び作業対象内の被挿抜対象を指定するための作業オーダ情報を受付ける作業情報受付部と、
前記入力された作業オーダ情報と前記画像頂点座標情報に基づいて、前記挿抜対象群に属する各挿抜対象の形状を表す第1画像パターン及び前記作業オーダ情報によって挿抜作業の対象として指定された被挿抜対象の形状を表す第2画像パターンをそれぞれ生成する第1及び第2画像パターン生成部と、
前記挿抜対象群と第1マーカおよび第2マーカを含む領域を撮像し、第1の画像情報を取得するための撮像部と、
前記属性情報記憶部に記憶された第1マーカ属性情報をもとに、前記取得された第1の画像情報中から前記第1マーカを認識する第1マーカ認識部と、
前記属性情報記憶部に記憶された第2マーカ属性情報をもとに、前記取得された第1の画像情報中から前記第2マーカを認識しその位置座標を取得する第2マーカ認識部と、
前記検出した第2マーカの位置座標から重心座標を計算して、当該重心座標を作業者が認識している被挿抜対象の位置とみなして表す第3画像パターン生成部と、
前記認識された第1マーカの前記第1の画像情報中における位置座標と、前記設備位置情報記憶部に記憶された設備位置定義情報とに基づいて、前記生成された第1及び第2及び第3画像パターンを前記第1の画像情報に重畳した合成画像情報を生成する画像処理部と、
この生成された合成画像情報を表示する表示部と、
前記計算された重心座標が、前記合成画像情報の被挿抜対象を表す第2画像パターンの画像領域内に存在するか否かを照合する作業位置照合部と、
前記第2マーカの位置照合の結果から、当該作業オーダ情報に基づいた被挿抜対象と作業者が認識している被挿抜対象とが一致しているか否かを作業者に通知する照合結果通知部と、
前記合成画像情報及び照合結果を保存する結果保存部と
を具備する構成とする。
(2)(1)の構成において、第1マーカ属性情報は一次元コードまたは2次元コードであり、前記属性情報記憶部に2次元コードの持つ意味情報またはその形状に起因する特徴点の情報として第1マーカ属性情報を記憶しているものとする。
(3)(1)の構成において、第1マーカ属性情報はユニークな物品形状または図形であり、前記属性情報記憶部に前記物品または図形の形状に起因する特徴点の情報として第1マーカ属性情報を記憶しているものとする。
(4)(1)の構成において、第2マーカ属性情報は色であり、前記属性情報記憶部に赤、緑、青のカラーモデル、すなわちRGB形式の数値情報として第2マーカ属性情報を記憶しているものとする。
(5)(1)の構成において、第2マーカ属性情報は色であり、前記属性情報記憶部に色相、彩度、明度の色空間情報、すなわちHSV形式の数値情報として第2マーカ属性情報を記憶しているものとする。
(6)(4)及び(5)において、RGB形式及びHSV形式にて属性情報記憶部に予め記憶された属性情報の数値情報は、被挿抜対象に貼り付けられた状態の第2マーカを撮像することにより得られた第2の画像情報に対し測色することで、予め記憶した数値情報を測色にて得られた数値情報で更新することが可能なものとする。
(7)(1)の構成において、第2マーカ属性情報は一次元コードまたは2次元コードであり、前記属性情報記憶部に2次元コードの持つ意味情報またはその形状に起因する特徴点の情報として第2マーカ属性情報を記憶しているものとする。
この発明の実現により、工具を用いることのない手指を用いた挿抜作業であっても、各挿抜対象の頂点座標情報、設備位置定義情報、作業オーダ情報に基づき、AR技術の様な画像認識処理技術にて作業対象を撮像した画像上に被挿抜対象の位置を指し示す画像を明示し続けて作業者に被挿抜対象を明示的に示すことができ、かつ、マーキングによって作業者が判断した被挿抜対象を示す第2マーカの位置情報を取得して、作業者が認識している被挿抜対象とシステムが作業オーダ情報に基づき認識している被挿抜対象との照合を実施することで、作業者の個別判断に依らずに被挿抜対象の正誤をシステム上で正確に判断して作業者に通知することが可能となる。また、第2マーカ属性情報を実際の作業環境に設置された状態のマーカ自身から取得し、システム側で予め持っている照合に用いるための属性情報をその取得した情報で更新して新たな属性情報とすることで、作業環境条件の影響を受けにくく、精度の高い被挿抜対象照合を可能とする。
以下、本発明の実施形態による、作業支援システムについて説明する。図1は、本実施形態における作業対象とマーカについて示した図である。作業対象30は作業対象となる設備であり、例えばルータ、伝送装置などの電気通信設備である。操作対象群として機能する挿抜対象群31は、例えば実装されているパッケージや接続されているコネクタ、ケーブル等の挿抜作業を施す操作対象として機能する挿抜対象32のグループである。挿抜対象群31は、#1〜#3の挿抜対象32からなる。被挿抜対象32#2は挿抜作業を実行することを作業オーダにより指示された挿抜対象群31の中の1つの挿抜対象32である。
第1マーカ41は、作業対象30のうち、予め決められた所定位置に設置される。第1マーカ41は、特定の形状又は模様であり、例えば、図2に示す特定の図形の羅列にてユニークな情報を持たせたバーコードに代表される一次元コードや、図3に示すQRコード(QRコードは登録商標)のような2次元コードである。また、第1マーカ41は、作業対象30において、どの個体であっても常に同じ位置に存在するネジ、穴、文字が記載されたシールといった特徴的な形状をもつ部材でもよい。
なお、第1マーカ41としてバーコードやQRコード等のコードを用いる場合には、コードそのものに情報を持たせることが可能となる。例えば、第1マーカ41に、作業対象30の種別情報や識別番号情報を付与すれば、作業対象30が作業オーダに対して正しいものかどうか判定することが可能となる。作業支援装置91は、作業対象30が作業オーダに対して誤っている場合、任意の警報動作を行ってもよい。
作業支援装置91は、複数の挿抜対象32が配列された挿抜対象群31を有する作業対象30において、操作対象群31に含まれる被挿抜対象32#2を特定する。
本実施形態では、第1マーカ41の寸法情報を予め作業支援装置91に登録しておき、撮像した画像内の第1マーカ41の大きさと作業支援装置91に登録されている寸法情報を踏まえて、第1画像パターン、第2画像パターン及び第3画像パターンを適切な大きさで合成して合成画像を生成する。第1マーカ41の寸法情報は、例えば、図3に示すような四隅のコードパターン間の距離Lx及びLy、又は、図2に示すような予め定められたパターン間の距離Lxである。
一方、QRコードなどの第1マーカ41の認識精度を高めるためには、より大きなQRコードを第1マーカ41として用いることが有効である。この時、作業対象30によってQRコードの貼り付け可能スペースが異なるため、作業対象30ごとに最適なQRコード寸法は異なることになる。
このような場合において、この第1マーカ41の寸法情報をQRコードに持たせておくことが好ましい。後述するQRコードを原点として用いるための位置検出のために、作業支援装置91が、QRコードを撮影した際に、QRコードに書き込まれた寸法情報を作業支援装置91に自動で反映する。これにより、作業者が都度システム内の第1マーカ41の寸法情報に関するパラメータを変更する手間を削減でき、入力間違いによりAR画像がずれて表示されるといった事象を回避できる。
また、後述する第1マーカ41と挿抜対象群31の相対的な位置座標をQRコードに記録しておくことが好ましい。この場合、第1マーカ41の読取り時に作業支援装置91に自動で反映すれば、後述する設備位置情報記憶部18に予め第1マーカ41と挿抜対象群31の相対的な位置座標情報を記録しておかなくともよい。
第2マーカ42は、作業者によって挿抜を行う被挿抜対象32#2に設置され、作業者が認識している被挿抜対象32#2を指し示す目印となる。第2マーカ42は、例えば特定の色のついたシールやテープであり、それ自身が持つ粘着性により被挿抜対象32#2に設置される。また、特定の色のついた部材を磁力、吸盤機構、クリップ機構により被挿抜対象32#2に着脱可能な状態で設置することで第2マーカ42とすることも可能である。さらに、第2マーカ42は、部材への着色ではなく、例えばLED素子のような部材自体が発光することで色情報を持つ形態でもよい。また、第2マーカ42は、特定の色に替えて、模様である一次元バーコードや二次元バーコードが表面に記載されたシールやテープでもよい。
被挿抜対象32#2を指し示す手段としては、作業者の身体(指や手)、指示棒、レーザポインタにより被挿抜対象32#2を指し示す方法があるが、そのような手段を用いる場合、作業者は作業支援装置91を保持、操作しつつ、被挿抜対象32#2を自身の手指そのもので、あるいは手指にて道具を操作して指し示し続ける必要があり、作業効率を著しく低下させる。一方、挿抜対象32に対して着脱可能な状態で直接設置できる第2マーカ42は、作業者の手を塞ぐことがないため、効率的な作業を可能とする。
また、作業者自身による指さし、指示棒、レーザポインタにより被挿抜対象32#2を明示する場合、明示行為を実施している最中は作業者が認識している被挿抜対象32#2が明確であり、その正誤を判定可能であるが、実際の挿抜作業に移る際には、明示する行為を一旦やめて作業に取り掛かる必要があるため、目離れにより誤った被挿抜対象に対して作業を実施する事態が生じ得る。一方で、着脱可能な状態で直接設置できる第2マーカを用いれば、挿抜作業時においても被挿抜対象32#2に第2マーカ42が設置され続けるため、誤った被挿抜対象32に対して作業実施してしまう事態を回避可能となる。
図4は作業支援装置91の構成の一例を示す図である。作業支援装置91は、撮像部11と、属性情報記憶部12と、形状情報記憶部13と、作業情報受付部14と、マーカ認識部として機能する第1マーカ認識部15及び第2マーカ認識部16と、第1画像パターン生成部及び第2画像パターン生成部として機能する第1及び第2画像パターン生成部17と、設備位置情報記憶部18と、第3画像パターン生成部19と、作業位置照合部20と、画像処理部21と、照合結果通知部22と、結果保存部23と、表示部24と、を備える。
作業支援装置91は、コンピュータを、撮像部11と、属性情報記憶部12と、形状情報記憶部13と、作業情報受付部14と、第1マーカ認識部15と、第2マーカ認識部16と、第1及び第2画像パターン生成部17と、設備位置情報記憶部18と、第3画像パターン生成部19と、作業位置照合部20と、画像処理部21と、照合結果通知部22と、結果保存部23と、表示部24として機能させることで実現してもよい。この場合、作業支援装置91が備えるCPU(Central Processing Unit)(不図示)が情報記憶部(不図示)に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで、各構成を実現する。ここで、作業支援装置91を実現する際のコンピュータは、コンピュータによって制御される任意の機器をさらに備えてもよい。また、作業支援装置91を実現する際のプログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
このため、作業支援装置91は、例えばノート型やタブレット型のパーソナル・コンピュータや、スマートフォン等のカメラ機能、表示機能、電子的な情報処理機能を有する持ち運び可能な端末で構成することができる。
図5は、本実施形態に係る作業支援方法における作業支援装置91の動作を表すフローチャートである。本実施形態に係る作業支援方法では、作業支援装置91が、マーカ認識手順と、第1画像パターン生成手順と、第2画像パターン生成手順と、第3画像パターン生成手順と、画像処理手順と、作業位置照合手順と、を実行する。
作業情報受付部14は、電子的なデータ通信や手入力により作業オーダ情報を受信する(S101)。作業オーダ情報は、作業対象30および被挿抜対象32#2の選定情報を含む。作業対象30の選定情報は、例えば、「x社製y装置2番目のパッケージ」といったような、作業対象30の設備装置の種別と、被挿抜対象32#2の番号を示す情報である。
形状情報記憶部13は、作業対象30における挿抜対象群31の位置を記憶する。挿抜対象群31の位置は、各挿抜対象32#1〜32#3の配置されている範囲を特定可能な情報であり、例えば挿抜対象32#1〜32#3に含まれる各頂点の位置である。形状情報記憶部13は、作業情報受付部14が作業オーダ情報を受信すると、作業オーダ情報に基づき、形状情報記憶部13に予め記憶された当該設備装置の種別の被挿抜対象32#2のパッケージおよびその他の挿抜対象32#1及び32#3のパッケージの位置である頂点座標情報をそれぞれ選定する。
第1及び第2画像パターン生成部17は、第1画像パターン生成部及び第2画像パターン生成部として機能し、第1画像パターン生成手順及び第2画像パターン生成手順を順に実行する(S104)。
第1画像パターン生成手順では、第1及び第2画像パターン生成部17は、形状情報記憶部13の選定した被挿抜対象32#2のパッケージとその他の挿抜対象32#1及び32#3のパッケージの形状を表す画像パターン(第1画像パターン)を生成する。例えば、第1及び第2画像パターン生成部17は、形状情報記憶部13から図6に示す「x社製y装置」を選定する。そして、第1及び第2画像パターン生成部17は図7及び図8に示すように、挿抜対象32#1〜32#3の形状を表す画像44#1〜44#3を含む第1画像パターンを、後述する第1マーカ認識部15が特定する挿抜対象32#1〜32#3の大きさに合わせて生成する。
この時、第1及び第2画像パターン生成部17は、第2画像パターン生成手順を実行する。第2画像パターン生成手順では、第1及び第2画像パターン生成部17は、挿抜対象32#1〜32#3のうちの被挿抜対象32#2を表す「2番目のパッケージ」の頂点座標情報を選定し、選定した頂点座標に被挿抜対象32#2を明示する画像パターン(第2画像パターン)を生成する。
例えば、図7のように、第1画像パターンにおける挿抜対象32#1〜32#3の位置を表す画像44#1〜44#3のうち、「2番目のパッケージ」に位置する被挿抜対象32#2を表す画像44#2の色や模様等を変えることで、被挿抜対象32#2を明示する。また、第1及び第2画像パターン生成部17は、図8のように、被挿抜対象32#2である事を文字や記号で示すことも可能である。
この時、第1画像パターンにおける挿抜対象を表す画像は複数ある挿抜対象32全てに対して生成し、第2画像パターンと同時に表示することが好ましい。図9に示すように第2画像パターンにより被挿抜対象32#2のみを表示する場合、第1マーカ41の設置位置の間違いや、画像認識精度の制限等の理由により、本来示すべき被挿抜対象32#2とは異なる挿抜対象32上に画像がずれて表示されてしまった場合に、作業者がそのずれに気づく事ができない。一方で、図10に示すように第1画像パターンとして複数ある挿抜対象32全てに対して画像を生成し、かつ第2画像パターンも同時に表示すれば、正規の位置から画像パターンがずれてしまっている事に作業者が気づくことができる。
また、図11に示すように第1および第2の画像パターンとして、一般的に各挿抜対象32に振られているポートやパッケージの識別番号を、被挿抜対象32#2を示す画像44#2と一対一で対応させて表示することも、画像パターンのずれに気づくための手段として有効である。図11では、挿抜対象32の識別番号は、挿抜対象32#1が「01」であり、挿抜対象32#2が「02」であり、挿抜対象32#3が「03」である。
マーカ認識手順では、撮像部11、第1マーカ認識部15、第2マーカ認識部16は、ステップS102及びS103を実行する。
撮像部11は、例えば、カメラであり、作業対象30を撮像する(S102)。撮像は、例えば、静止画像の撮影や、動画像の撮影である。これにより、図1に示すような、作業対象30に第1マーカ41及び第2マーカ42が付された画像が撮像される。撮像部11は、コンピュータやスマートフォンに予め搭載されているカメラでもよいし、コンピュータやスマートフォンに有線または無線接続して利用するカメラでもよい。撮像部11は、作業対象30を撮影することで、作業対象30における第1マーカ41及び挿抜対象群31の動画像または静止画像を取得する。
属性情報記憶部12は、第1マーカ属性情報を記憶する。第1マーカ属性情報は、第1マーカ41を認識するための情報であり、例えば、第1マーカ41がQRコードであることである。
第1マーカ認識部15は、属性情報記憶部12に記憶されている第1マーカ属性情報を用いて、撮像部11にて撮影された動画像から第1マーカ41及び第1マーカ41の位置を検出する(S103)。この時、第1マーカ41であるQRコードがピントの合う範囲で最大限大きく撮像部11に映るようにすることで、QRコードの位置検出精度を高めて、画像処理部21で、第1画像パターンをより正確に合成することが可能となる。また、第1マーカ認識部15は、属性情報記憶部12に記憶されている第1マーカ属性情報を用いて、撮像部11にて撮影された動画像から挿抜対象32#1〜32#2の大きさを特定する。
また、同様に属性情報記憶部12は、第2マーカ属性情報を記憶する。第2マーカ属性情報は、第2マーカ42を認識するための情報である。第2マーカ42が1色以上の特定の色の場合、第2マーカ属性情報は、例えば、第2マーカ42の色情報である。色情報は、例えば、RGB形式またはHSV形式における各色の数値である。
第2マーカ認識部16は、属性情報記憶部12に記憶されている第2マーカ属性情報を用いて、第2マーカ42及び第2マーカ42の位置を認識し(S103)、撮像部11の撮像した画像上の被挿抜対象32#2の位置情報を取得する。
例えば、第2マーカ42が特定の色の場合、第2マーカ認識部16は、撮像部11にて撮影された動画像に対して測色を行い、第2マーカ属性情報として記録されていた色情報と照合し、同色と判断された画像上の地点の位置座標を取得する。この際に、照明の揺らぎや撮像部11の揺れ、撮像部11の撮像する角度により、第2マーカ認識部16が測色にて認識する第2マーカ42の色情報も揺らぐ。したがって、この揺らぎの影響を吸収する為に、第2マーカ認識部16の照合判断に幅を持たせる。すなわち、第2マーカ認識部16が同色と判断する閾値は、属性情報記憶部12に第2マーカ属性情報として記録されていた色情報の数値の値を中心とした一定の範囲の中にある値とし、その一定の範囲は任意に設定できる。
第2マーカ42は、特定の色に限られない。例えば、第2マーカ42に一次元コードや二次元コードを用いてもよい。この場合、属性情報記憶部12は、第2マーカ属性情報として、コードが持つ意味情報またはそのコードの形状情報を記憶する。撮像部11にて撮影された動画像に対して、第2マーカ認識部16は、照合を行い、コードが設置されている画像上の地点の位置座標を取得する。
第3画像パターン生成手順では、第3画像パターン生成部19は、第3画像パターンを生成する(S104)。
第3画像パターン生成部19は、第2マーカ認識部16における第2マーカ42の照合にて得た位置座標を被挿抜対象32#2の位置とみなし、画像上の第2マーカ42の位置に第3画像パターン43を生成し、表示する。第3画像パターン43は、任意の形状の画像である。例えば、青色の第2マーカ42が図12の位置に付されていた場合、第3画像パターン生成部19は、作業対象30に緑色のラベル45が予め存在しても、図12に示すように、第2マーカ42の位置に被挿抜対象であることを示す「×」形状の第3画像パターン43を表示する。
第2マーカ42として特定の色を用いる場合、色のついたマーカが領域を持つため、第2マーカ認識部16において照合結果が一致する座標は面的に広がって複数検出される。この場合、第3画像パターン生成部19は、照合にて得た複数の位置座標から重心座標を計算し、当該重心座標を作業者が認識している被挿抜対象32#2の位置とみなして画像上のその位置に第3画像パターン43を表示する。
また、第3画像パターン43の表示に際して第2マーカ42の重心座標を用いることで、第2マーカ42と同色の複数の物体が作業対象30上に存在した場合にも、第2マーカ認識部16が認識する第2マーカ42の位置を一意に定義できる。例えば、図13に示す青色のラベル46のように、作業対象30上に第2マーカ42と同色である箇所がある場合、第2マーカ42の色はラベル46と同じ青色であるため、図13に示すように、作業者が指し示した第2マーカ42の位置と第3画像パターン43がずれる。つまり作業者が実際に指し示した第2マーカの位置と作業支援装置91が認識している作業者が指し示した第2マーカの位置がずれる。このため、第2マーカ42には作業対象30上に極力存在しない色を用いることが好ましい。
設備位置情報記憶部18は、第1マーカ認識部15にて得られた第1マーカ41の位置座標を原点とした場合の、挿抜対象群31の相対的な位置座標を予め記憶する。
画像処理手順では、画像処理部21は、ステップS105を実行する。
画像処理部21は、第1マーカ41と挿抜対象群31の相対的な位置座標情報に基づき、第1及び第2画像生成パターン生成部17で得られた被挿抜対象32#2のパッケージとその他の挿抜対象32#1及び32#3のパッケージの形状を表す図7及び図8に示すような第1画像パターン及び第2画像パターンを、撮像部11にて撮影されている動画像上に重畳し、合成画像を生成する(S105)。同時に、画像処理部21は、第3画像パターン生成部19で得られた、第2マーカ42の位置座標情報に従って表示された第3画像パターン43も撮像部11にて撮影されている動画像上に重畳し、合成画像を生成する(S105)。
これにより、図14に示す作業対象および第2マーカ42を撮像部11にて撮影した動画像上に、挿抜対象32および挿抜を行う被挿抜対象32#2を指し示す第2画像パターンと、作業者が認識している、すなわち第2マーカ42が設置された、挿抜を行う被挿抜対象32#2の位置を指し示す第3画像パターンが合成されたことになる。この合成画像は表示部24、例えばタブレット端末の液晶ディスプレイや端末に接続されたヘッドマウントディスプレイに表示され(S106)、挿抜すべき対象と作業者が認識している被挿抜対象32#2を、作業者が表示部24上の画像で確認することができる。
作業位置照合手順では、作業位置照合部20は、ステップS107を実行する。
作業位置照合部20では、画像処理部21が生成した合成画像の中の被挿抜対象32#2を表す第2画像パターンの表示領域内に、第2マーカ42の位置座標を示す第3画像パターン43が含まれるか否かを照合し、判定する(S107)。
作業位置照合部22は、作業位置照合部20での照合結果を作業者に通知する(S108)。照合結果の通知は、例えば液晶ディスプレイやヘッドマウントディスプレイへの文字表示やインジケータの点灯である。例えば、図15に示すように、「作業位置照合:OK」と表示する。図15では示していないが、「作業位置照合:NG」と表示してもよい。
液晶ディスプレイやヘッドマウントディスプレイは、表示部24で用いるものと同じでもよいし、表示部24の一部を用いてもよい。また、照合結果通知部22は、視覚的な通知だけでなく、音により照合結果を通知してもよい。これにより、作業者は自身が認識している挿抜を行う被挿抜対象32#2と、作業オーダ情報に基づいて作業支援装置91が把握している挿抜を行う被挿抜対象32#2とが一致しているかどうかを知ることができ、誤った挿抜作業を回避することが可能となる。
結果保存部23は、作業位置照合部20での照合結果を保存する(S109)。結果保存部23は、照合結果とともに、画像処理部21が合成した合成画像を保存することが好ましい。合成画像と作業位置の照合結果は、例えば、結果保存部23に備わるハードディスクや外部記憶媒体に保存し作業が確実に実施されたことを記録する事が可能である。また、作業支援装置91をネットワークに接続することで、遠隔地にいるオペレータに合成画像や作業位置照合状況に関する情報を共有し、オペレータと連携しながら作業することも可能である。
色情報を第2マーカ属性情報として用いる際には、例えば、照明の状態や第2マーカ42の劣化、汚れ等により、属性情報記憶部12に予め記憶された第2マーカ42の色に関するRGBまたはHSV形式の数値情報と、作業者が実際に用いた第2マーカ42の色情報が異なってしまい、第2マーカ42を認識できない場合がある。そこで、第2マーカ42は光沢の少ない素材とし光の反射具合、照度の変化による色情報の変化を極力小さくすることが好ましい。
また、作業支援装置91は、第2マーカ42の色情報を補正する色情報補正部25を備えてもよい。作業支援装置91を、図16に示すような構成とすることで、作業者が実際に用いる第2マーカ42を撮影し、色情報補正部25によって測色してRGBまたはHSV形式の色情報を得て、属性情報記憶部12に予め記憶されているRGBまたはHSV形式の色情報を測色にて得られた色情報で更新してもよい。
この時、属性情報記憶部12に記憶されている色情報に基づき、色そのものを、作業支援装置91の表示部24にカラー表示してもよい。これにより、属性情報として記憶されている色がどのような色か作業者が視覚的に確認することが可能である。測色は、測色時の手振れや照明条件により、作業者が認識させたかった色と異なる色を認識してしまう場合がある。このような場合において、属性情報記憶部12で認識している色を表示部24に色そのものとしてカラー表示すれば、測色によって得られた色情報の誤りに作業者自身が気づく事ができる。
さらに、用いる第2マーカ42の測色を任意の状態で実施するのではなく、作業者が認識している被挿抜対象32#2に第2マーカ42を貼り付けた状態で本実施形態に係る作業支援方法を実施すれば、第2マーカ42を動かしたことに起因する照明状態の変化による影響を受けにくくなり、より精度の高い被挿抜対象32#2の照合が可能となる。図16に示した色情報補正部25を備えた作業支援装置91の動作フローチャートを図17に示す。
色情報補正部25を備えた作業支援装置91は、図5に示す作業支援方法において、ステップS106とステップS107の間に、ステップS201及びステップS202を実行する。
表示部24が合成画像を表示した後、撮像部11は、第2マーカ42を撮影する(S201)。
色情報補正部25は、第2マーカ42を測色して色情報を取得する。色情報補正部25は、属性情報記憶部12が有する第2マーカ42の色情報を、取得した色情報で更新する(S202)。
図18は、図4に示した作業支援装置91と第1マーカおよび第2マーカからなる作業支援システムを用いた挿抜作業の動作フローチャートである。第1マーカ41は作業対象30の予め決められた位置に設置される(S301)。
その後、例えばタブレット端末で構成した作業支援装置91は、作業オーダ情報を入力される(S302)。
タブレット端末の撮像部11として機能するカメラにて作業対象30を撮影すると(S303)、表示部24として機能するディスプレイ上にその撮影された画像が動画でリアルタイムに表示される。第1マーカ41を読み取るモードに作業支援装置91を移行し、タブレット端末を動かして、ディスプレイに表示されたカメラ画像に第1マーカ41のピントが合った状態で最大限大きく映るようにし、第1マーカ認識部15に、第1マーカ41を認識させる(S304)。
第1マーカ認識部15が認識した第1マーカ41を基準として、挿抜を行う被挿抜対象32#2、その他の挿抜対象32#1及び32#3、予め登録された第2マーカ属性情報(ここでは色とする)に合致する要素の重心位置を表す画像パターンである第1画像パターン、第2画像パターン及び第3画像パターンが、画像処理部21でカメラ画像上に合成され、表示部24に表示される(S305)。挿抜を行う被挿抜対象32#2は他の挿抜対象32と区別するために、色又は模様の異なる画像パターンである第2画像パターンで表示される(S305)。また、この時点では第2マーカ42は貼り付けられておらず、予め登録された第2マーカ属性情報と一致する箇所が見つからないため、第2マーカ42の重心位置は表示されない。
第2マーカ42は、挿抜を行う被挿抜対象32#2に貼り付けられる(S306)。ここでは、第2マーカ42は赤色のシールとする。撮像部11にて作業対象30を改めて撮影することで、色情報と合致する要素の重心座標を作業支援装置91が計算し、第2マーカ42を貼り付けた位置とみなして、表示部24に表示させる(S307)。
作業支援装置91は作業位置照合モードに移行し、作業位置照合部20は、作業オーダ―情報で指示された挿抜を行う被挿抜対象32#2と、第2マーカ42の重心座標(赤色のシールを貼り付けた位置座標)が一致するかの照合を実施する(S308)。作業オーダ―情報で指示された挿抜を行う挿抜対象32#2と、第2マーカ42の重心座標が一致する場合には、作業位置照合部20は、照合結果をOKとする。
照合結果通知部22又は表示部24に照合結果がOKと通知された場合、その照合結果および画像を保存する(S309)。最後に作業者が赤色のシールを貼り付けた挿抜を行う被挿抜対象32#2を挿抜して作業を完了する(S310)。
図19は図16に記載の色情報補正部25を備えた作業支援装置91と第1マーカ41および第2マーカ42を用いた挿抜作業の動作フローチャートである。作業者が合成された合成画像を確認し、自身が認識した挿抜を行う被挿抜対象32#2に第2マーカ42(ここでは赤色のシールとする)を貼り付ける工程S301〜S306のそれぞれは、図18のS301〜S306と同様である。
S306の後、作業支援装置91を色情報補正モードに移行させ、貼付けた第2マーカ42である赤色のシールを撮像部11で撮影し測色して、予め記憶されている第2マーカ42の色情報を測色した結果で自動的に更新する(S407)。カメラにて作業対象30を改めて撮影し、先ほどの色情報補正にて新たに設定された色情報と合致する要素の重心座標をシステムに計算させて、第2マーカ42を貼り付けた位置とみなして、カメラ画像上に表示させる(S307)。その後のS308〜S310のそれぞれの作業工程は図18のS308〜S310と同様である。
本実施形態は、作業対象における操作が挿抜作業である例を記載したが、本実施形態の利用は挿抜作業に限らない。例えば、作業対象30における操作は、作業対象30の装置上に配置された複数のスイッチのオン、オフ作業であってもよい。また、作業対象30は電気通信設備に限らない。例えば、作業対象30は、複数の試薬を同時に測定する分析装置であってもよい。この場合、作業対象30における操作は、例えば、複数並んだ検体への試薬滴定作業である。このように、本実施形態に係る発明は、作業対象30内で作業を施す可能性のある複数の操作対象の配置が予め寸法によって定義でき、その中から作業オーダによって単一または複数の被作業部位が選定され、作業者がその被作業部位に対して何らかの処置を施す作業において、その効率と精度を高めて、誤った作業を防止するために用いることができる。
本発明の作業支援装置、作業支援方法及び作業支援プログラムは、電気産業に適用することができる。
11:撮像部
12:属性情報記憶部
13:形状情報記憶部
14:作業情報受付部
15:第1マーカ認識部
16:第2マーカ認識部
17:第1及び第2画像パターン生成部
18:設備位置情報記憶部
19:第3画像バターン生成部
20:作業位置照合部
21:画像処理部
22:照合結果通知部
23:結果保存部
24:表示部
25:色情報補正部
30:作業対象
31:挿抜対象群
32:挿抜対象
41:第1マーカ
42:第2マーカ
43:第3画像パターン
44:挿抜対象の形状を表す画像
45:装置に予め存在した緑色のラベル
46:装置に予め存在した青色のラベル
91:作業支援装置

Claims (7)

  1. 複数の操作対象が配列された操作対象群を有する作業対象において、前記操作対象群に含まれる被操作対象を特定するための作業支援装置であって、
    前記作業対象における前記操作対象群の位置を記憶する形状情報記憶部と、
    前記作業対象のうち前記操作対象群以外の所定位置に付される第1マーカの認識に用いる第1マーカ属性情報及び前記被操作対象に付される第2マーカの認識に用いる第2マーカ属性情報を記憶する属性情報記憶部と、
    前記第1マーカが付されかつ前記第2マーカが付されていない前記作業対象を撮像した第1撮像画像を取得し、前記第1マーカ属性情報を用いて前記第1撮像画像に含まれる前記第1マーカを認識する第1マーカ認識部と、
    前記第1撮像画像に撮像されている前記作業対象における前記操作対象群の位置を前記形状情報記憶部から取得し、前記操作対象群に含まれる各操作対象の形状を表す第1画像パターンを生成する第1画像パターン生成部と、
    前記第1画像パターンにおける前記被操作対象の領域に第2画像パターンを生成する第2画像パターン生成部と、
    前記第1撮像画像に含まれる前記第1マーカが前記所定位置に配置されるように、前記第1画像パターン及び前記第2画像パターンを前記第1撮像画像上に重畳した第1合成画像を生成する画像処理部と、
    前記第1マーカ及び前記第2マーカの双方が付された前記作業対象を撮像した第2撮像画像を取得し、前記第2マーカ属性情報を用いて前記第2撮像画像に含まれる前記第2マーカを認識する第2マーカ認識部と、
    前記第2マーカ認識部が認識した前記第2撮像画像における前記第2マーカの位置に、前記被操作対象の位置を示す第3画像パターンを生成し、該第3画像パターンを前記第1合成画像にさらに重畳した第2合成画像を前記画像処理部に生成させる第3画像パターン生成部と、
    前記第2合成画像において、前記第3画像パターンが前記第2画像パターンの領域内に存在するか否かを判定する作業位置照合部と、
    を備える作業支援装置。
  2. 前記第1マーカは、前記作業対象に含まれる構成の形状又は模様であり、
    前記模様は1次元コード又は2次元コードを含む、
    請求項1に記載の作業支援装置。
  3. 前記第1マーカ認識部は、前記属性情報記憶部に記憶されている前記第1マーカ属性情報を用いて、前記第1撮像画像に含まれる前記操作対象の大きさを特定し、
    前記第1画像パターン生成部又は前記第2画像パターン生成部は、前記第1マーカ認識部の特定した大きさに合わせた画像パターンを生成する、
    請求項1又は2に記載の作業支援装置。
  4. 前記第2マーカは、特定の色であり、
    前記第2マーカ属性情報は、RGB形式又はHSV形式の数値情報であ
    前記第2マーカの測色結果を用いて、前記属性情報記憶部に記憶されている前記第2マーカ属性情報における前記数値情報を補正し、該補正後の前記数値情報に基づく色そのものを表示部にカラー表示させる色情報補正部を、さらに備える、
    請求項1から3のいずれかに記載の作業支援装置。
  5. 複数の操作対象が配列された操作対象群を有する作業対象において、前記操作対象群に含まれる被操作対象を特定するための作業支援装置が実行する作業支援方法であって、
    前記作業支援装置が、
    前記作業対象における前記操作対象群の位置を記憶する形状情報記憶部と、
    前記作業対象のうち前記操作対象群以外の所定位置に付される第1マーカの認識に用いる第1マーカ属性情報及び前記被操作対象に付される第2マーカの認識に用いる第2マーカ属性情報を記憶する属性情報記憶部と、
    を備え、
    前記第1マーカが付されかつ前記第2マーカが付されていない前記作業対象を撮像した第1撮像画像を取得し、前記第1マーカ属性情報を用いて前記第1撮像画像に含まれる前記第1マーカを認識する第1マーカ認識手順と、
    第1撮像画像に撮像されている前記作業対象における前記操作対象群の位置を前記形状情報記憶部から取得し、前記操作対象群に含まれる各操作対象の形状を表す第1画像パターンを生成する第1画像パターン生成手順と、
    前記第1画像パターンにおける前記被操作対象の領域に第2画像パターンを生成する第2画像パターン生成手順と、
    前記第1撮像画像に含まれる前記第1マーカが前記所定位置に配置されるように、前記第1画像パターン及び前記第2画像パターンを前記第1撮像画像上に重畳した第1合成画像を生成する第1画像処理手順と、
    前記第1マーカ及び前記第2マーカの双方が付された前記作業対象を撮像した第2撮像画像を取得し、前記第2マーカ属性情報を用いて前記第2撮像画像に含まれる前記第2マーカを認識する第2マーカ認識手順と、
    前記第2マーカ認識手順で認識した前記第2撮像画像における前記第2マーカの位置に、前記被操作対象の位置を示す第3画像パターンを生成する第3画像パターン生成手順と、
    前記第3画像パターンを前記第1合成画像にさらに重畳した第2合成画像を生成する第2画像処理手順と、
    前記第2合成画像において、前記第3画像パターンが前記第2画像パターンの領域内に存在するか否かを判定する作業位置照合手順と、
    実行する作業支援方法。
  6. 前記第2マーカは、特定の色であり、
    前記第2マーカ属性情報は、RGB形式又はHSV形式の数値情報であり、
    前記作業支援装置が、
    前記第2マーカを測色し、前記属性情報記憶部に記憶されている前記第2マーカ属性情報における前記数値情報を補正し、該補正後の前記数値情報に基づく色そのものを表示部にカラー表示させる色情報補正手順を、前記第2マーカ認識手順の前にさらに実行する、
    請求項に記載の作業支援方法。
  7. コンピュータに、請求項1からのいずれかに記載の作業支援装置が備える各機能部を実現させるための作業支援プログラム。
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