JP2014093870A - 配電盤ケーブル結線確認装置と画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】配電盤内の配線作業において、電気機器間のケーブル結線の作業性の向上と結線の品質向上を図る。
【解決手段】配電盤内に配置された端子台に結線されるケーブルに取り付けられた識別表示を行うタグ表面の2次元コードと端子台の結線位置識別表示板に結線位置を表示する目的で印字された2次元コードを、広角機能を持つレンズ有し、光を均一化する機能を持つ遮蔽体を取り付けたデジタル撮影装置で撮影し、デジタル画像を画像処理する。画像処理により、ケーブルに取り付けられたタグと結線位置識別表示の結線位置の関係を求め、デジタル結線表を作成する。設計時作られた結線図とデジタル結線表を突き合わせ、ケーブル結線の正誤を判断する。
【選択図】図1
【解決手段】配電盤内に配置された端子台に結線されるケーブルに取り付けられた識別表示を行うタグ表面の2次元コードと端子台の結線位置識別表示板に結線位置を表示する目的で印字された2次元コードを、広角機能を持つレンズ有し、光を均一化する機能を持つ遮蔽体を取り付けたデジタル撮影装置で撮影し、デジタル画像を画像処理する。画像処理により、ケーブルに取り付けられたタグと結線位置識別表示の結線位置の関係を求め、デジタル結線表を作成する。設計時作られた結線図とデジタル結線表を突き合わせ、ケーブル結線の正誤を判断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気エネルギーを使いながら、目的の運転を行う電気装置に取り付けられ、又は配置される配電盤に於いて、配電盤内部、外部を繋ぐケーブルのケーブル結線作業の検査を行う装置とそれに使われる画像処理システムに関する。
特許文献1には、制御用配電盤の内部配置図、及び配電盤内に配線を施工する為の図面のCADデーターを読み込み、制御用配電盤の製造に必要な製造データーファイルとして保管し、このデーターファイルを活用して、配電盤内に取付けられる器具のIDとなる器具データーを2次元コードで印字したシールを作製し、器具に貼り付ける。更に、配電盤内に取付ける配線にも2次元コードを印字した電線チューブを取付けることが述べられている。器具と電線チューブの2次元コードを小型携帯端末に取付けたバーコード読取装置で読み取り、携帯端末とつながったパソコンで製造データーファイルと同じ配線接続がなされたか、確認する検査手段を有することが述べられている。
又、特許文献1の実施例に示された制御用配電盤内の電気器具は電気器具のケーブルが結線される端子台を有し、端子台には複数個の結線位置が在るのが普通である。実施例の検査作業部の動作の説明の中で一つの電気器具の持つ端子台の結線位置と端子台に結線された配線の関連が、述べられていない。つまり、器具に取付けられたシールと配線に取付けられた電線チューブの2次元コードをバーコードリーダー27で読み取っても、器具に結線すべきケーブルの確認は可能であるが、夫々のケーブルの結線する端子台位置を確認することは出来ない。例えば、一つの電気器具にプラスとマイナスの配線を間違えて逆に結線しても、その間違いを発見し、パソコンに結線不良を表示する事は出来ない。
又、特許文献2の実施例には、ケーブル結線の配電盤と端子と、ケーブルにICタグを取り付け、ICタグに書き込まれた識別番号を読み取る部と設計の結線データーを有する記憶部を持つ結線読取装置にて、設計の結線情報と読み取られた結線情報を用いて、未接続のケーブルに対し、接続すべき端子が抽出され、抽出された端子部に配置された発光ダイオードが点灯し、結線場所を表示するシステムが提案されている。
しかしながら、ケーブルが結線すべき端子部に配置された発光ダイオードを点灯させる為に、配電盤内に、新たな制御回路が必要となる。頻繁に、結線作業を行わない配電盤では過剰な装置となる恐れがある。
しかしながら、ケーブルが結線すべき端子部に配置された発光ダイオードを点灯させる為に、配電盤内に、新たな制御回路が必要となる。頻繁に、結線作業を行わない配電盤では過剰な装置となる恐れがある。
近年では、現場作業者の高齢化と経験の少ない作業者の増加が問題となっている。特に配線作業では、ケーブルに付けるケーブル線番が小さく、視力の低下した高齢作業者には負担が増加した。又、経験の少ない作業者にとっては、作業の精度に心配がある。その為、制御装置や電源機器などの配電盤内にある電気機器、端子台間を結ぶケーブル結線作業や配電盤外部とのケーブル結線作業の作業確認に多くの時間を必要としている。正確な配線作業がなされている事を確認するため、IT技術活用が望まれている。
本発明では、配電盤や制御盤等の中に配置された電気機器や端子台間、及び関係する外部電気機器と配電盤間のケーブル結線作業の間違いの有無を、正確に検査する装置と検査に必要な画像処理システムを提供することにある。
上記の様な課題を解決するため、配電盤内に配置された端子台に繋ぎ込むケーブルの端部に、前記ケーブルの識別表示を印字したタグを配置し、前記端子台に結線位置表示を印字した結線位置識別表示板を配置し、前記タグと前記結線位置識別表示板を一緒に撮影するデジタル撮影装置を有し、前記デジタル撮影装置で撮影された画像データーを画像処理する情報処理装置を備え、前記情報処理装置内でケーブル結線作業の正誤判断を行うケーブル結線確認装置に於いて、
被撮影対象となる前記タグ及び前記結線位置識別表示板を撮影する前記デジタル撮影装置には広角撮影機能を持たせ、
被撮影対象となる前記タグ及び前記結線位置識別表示板の表示面と前記デジタル撮影装置のレンズ間を撮影に必要な空間面積に限定し、照明光源からの光の強さを分散させる機能を有する素材により作られた遮蔽体により覆ったことを特徴とする。
被撮影対象となる前記タグ及び前記結線位置識別表示板を撮影する前記デジタル撮影装置には広角撮影機能を持たせ、
被撮影対象となる前記タグ及び前記結線位置識別表示板の表示面と前記デジタル撮影装置のレンズ間を撮影に必要な空間面積に限定し、照明光源からの光の強さを分散させる機能を有する素材により作られた遮蔽体により覆ったことを特徴とする。
好ましくは、撮影に用いられるレンズには35mm判換算で焦点距離24mmから28mmの広角撮影機能を有する前記レンズを前記デジタル撮影装置に取り付け、前記端子台に結線された前記ケーブルのどちらか一方側の複数個の前記タグ上のケーブル識別表示と前記結線位置識別表示板の表示面に印字された結線位置表示を同時に撮影することを可能とする手段を有することを特徴とする。
好ましくは、前記結線位置識別表示板上の結線位置の識別表示を2次元コードで印字し、前記結線位置識別表示板が前記タグに近接して配置され、更に前記タグのケーブル識別表示面と前記結線位置識別表示板の表示面の段差を5mm以内となる様配置されたことを特徴とする。
更に、前記ケーブル結線確認装置で撮影し、撮影したデジタル画像を前記タグと前記結線位置識別表示板の識別表示部のみ四角の枠で囲み、前記四角の枠の中央位置を前記識別表示部のデジタル画像上の座標位置として認識し、更に前記結線位置表示板上の隣り合う前記座標位置の中間点を各々の結線位置の境界線と認識し、次に、認識された前記境界線間に配置された前記結線位置表示と前記タグ上の識別表示を一緒に読み取り、前記結線位置表示と前記ケーブル線番を関連付けることを特徴とする。
好ましくは、前記配電盤内に配置された前記端子台、又は電気機器には更に機器の識別確認を行う機器識別番号を配置し、結線された前記ケーブルの結線状態を、前記ケーブル結線確認装置で撮影し、撮影された画像データーを前記情報処理装置内の画像処理ソフトで機器識別番号毎に結線位置表示と前記ケーブル線番を関連付け、
前記ケーブルが結線された前記端子台及び、前記電気機器の中で、同一の前記ケーブル線番を有する前記端子台及び、前記電気機器は同一の前記ケーブルで前記端子台、及び前記電気機器間が結線され、繋がっていると判断し、前記ケーブル線番毎に前記ケーブル端部の結線先を表示する機能を有することを特徴とする。
前記ケーブルが結線された前記端子台及び、前記電気機器の中で、同一の前記ケーブル線番を有する前記端子台及び、前記電気機器は同一の前記ケーブルで前記端子台、及び前記電気機器間が結線され、繋がっていると判断し、前記ケーブル線番毎に前記ケーブル端部の結線先を表示する機能を有することを特徴とする。
主に配電盤内に配置された端子台の識別番号と端子台へ結線されたケーブルの結線部分をデジタルカメラで写真撮影し、画像処理ソフトを用いて結線状態をデーターベース化して設計データーと突き合わせを行い、結線作業の作業確認が可能となる。デジタル情報を処理して作業確認するので、作業者の人為的な間違いの入り込む可能性が少なくなり、結線作業の確認精度が飛躍的に向上する。又、確認作業の記録を写真やデーターベースで残すとこが出来、その為、配線作業のトレーサビリティーが向上すると共に、検査時間の短縮も期待できる。
図2に示す様に、電気設備を動かすために、配電盤5から必要な電力や制御信号等がケーブル7を伝わって送られる。配電盤5から送られる電力や制御信号を作り出すために、配電盤5の内部には種々の電気機器9が配置されている。この電気機器9間をつなぐケーブル7が多数結線されている。又、ケーブル7の結線を確実に行うため、ケーブル7の中継などの為に端子台1も数多く使われている。配電盤5内に配置された電気機器9や端子台1などには、それぞれの独立した固有のIDとなる機器識別番号13−1を表示する機器ラベル13が電気機器9や端子台1の本体表面又は近傍に取り付けられている。
図1には、今回の発明の基本構成となる要素部品が表示されている。配電盤5内に取り付けられる端子台1と端子台1に結線されたケーブル7、ケーブル7の識別表示を目的とする楕円形状タグ2、楕円形状タグ2の表面にケーブル7の識別表示であるケーブル線番を表す2次元コード6が印字されており、端子台1のケーブル7の結線位置を表示する結線位置識別表示板8が端子台1に取り付けられている。結線位置識別表示板8にも、結線位置を識別する2次元コード6が印字されている。
ケーブル7が結線された状態で、ケーブル7が結線された位置が正しいか確認する為に、ケーブル7に取り付けられた楕円形状タグ2と結線位置識別表示板8を一緒に撮影するデジタル撮影装置4があり、デジタル撮影装置4には撮影に適した均一な照度を得るために、遮蔽体4−2により撮影範囲を取りかこんでいる。デジタル撮影装置4を保持する為の、柄4−3が取り付けられている。デジタル撮影装置4は撮影されたデジタル写真映像を無線で送信可能な能力を有している。
図3には、配電盤5内で、端子台1と電気機器9を繋ぐケーブル7の典型的な状態を表示している。ケーブル7には1本のケーブル7の識別表示の為、楕円形状タグ2が挿入され、楕円形状タグ2の表面にはケーブル7の識別表示である固有のケーブル線番を表す2次元コード6と英数字12が一緒に印字されている。ケーブル7の両端に取り付けられた楕円形状タグ2には同じケーブル線番が2次元コード6で印字されている。
楕円形状タグ2は2次元コードを印字する為に、ある一定以上の幅が必要なので、楕円形状タグ2となっている。更に、ケーブル7の両端には端子台1と電気機器9とケーブル7を確実に結線する結線端子11が取り付けられている。
楕円形状タグ2は2次元コードを印字する為に、ある一定以上の幅が必要なので、楕円形状タグ2となっている。更に、ケーブル7の両端には端子台1と電気機器9とケーブル7を確実に結線する結線端子11が取り付けられている。
図4には、楕円形状タグ2では無く、英数字12のみ表面に印字する丸形状タグ3(一般的にはマークチューブの名称で呼ばれている)を取り付けたケーブル7の状態を表示している。2次元コード6を丸形状タグ3表面に印字するのは困難であるが、英数字12の印字は容易な為、丸形状タグ3がケーブル7の識別表示には汎用的に用いられている。画像処理により英数字12をデジタル的に識別しようとする場合、英文字を大文字使用に限定しても、英文字の「O」(オー)と数字の「0」(ゼロ)、英文字の「I」(アイ)と数字の「1」(イチ)の様に判別が難しいものが有る。しかし、判別の難しい英文字を使用しない条件を付けることで、英数字12も画像処理によるデジタル処理が可能となる。
別な方法として、数字と判別が難しい英文字「I」や「O」を使っても、丸形状タグ3表面に「I」や「O」を印字する際、数字の「1」、「0」と判別付き易いように、図24に示す様に、変形させた英文字を印字する。その変形させた英文字を学習させ、画像処理時に通常の英文字として認識させることで、全ての英数字を誤判断なく画像処理が可能となる。
別な方法として、数字と判別が難しい英文字「I」や「O」を使っても、丸形状タグ3表面に「I」や「O」を印字する際、数字の「1」、「0」と判別付き易いように、図24に示す様に、変形させた英文字を印字する。その変形させた英文字を学習させ、画像処理時に通常の英文字として認識させることで、全ての英数字を誤判断なく画像処理が可能となる。
図5には、端子台1に結線されたケーブル7の結線状態を確認する手段に付いて、表示されている。基本的には、図1と同じであるが、左右から結線されたケーブル7が端子台1で接続される為、両側に結線位置があるので、図5で示す、端子台1の結線部分の右側か左側、どちらか一方側から、結線の状態を確認することが望ましい。理由は設計時点で、結線作業の作業指示となる結線図をどちらか一方側毎に作成する為、画像処理後、結線図との突き合わせを行う時、都合がよい。
図5では、右側の一点鎖線で囲んだ「撮影範囲」と示した部分を、デジタル撮影装置4により1枚のデジタル写真として撮影される。このデジタル写真の中には、端子台1の機器ラベル13があり、機器ラベル13の中に機器識別番号13−1を表示する2次元コード6が撮影される。更に、端子台1の結線位置を識別可能な結線位置識別表示板8と複数個の楕円形状タグ2が一緒にデジタル写真として撮影される。結線位置識別表示板8と楕円形状タグ2にはそれぞれの識別表示を表す2次元コード6が印字されている。
図6では、デジタル撮影装置4により撮影されたデジタル画像データーを画像処理を行うコンピューター14までの通信経路に付いて表示している。デジタル撮影装置4には無線機能を持ち、無線ランの移動型アクセスポイント15まで無線機能で送信し、移動型アクセスポイント15からインターネット10を経由して、コンピューター14へデーターを送信する。
図7では、端子台1の機器識別番号13−1毎の結線図の一例を示している。この結線図はコンピューターに記憶されていて、コンピューター14に送られたデジタル写真を画像処理して、機器識別番号13−1を画像データーから認識すると、機器識別番号13−1に関連した結線図がコンピューター14に呼び出される。
デジタル撮影装置4で、1回の撮影でより多くの結線位置の画像を撮影したい。その為には、デジタル撮影装置4のレンズ4−1をより被写体から離すことで広範囲の撮影が可能となる。しかし、被写体からレンズ4−1を離す事は、フラッシュを使用しない中で、撮影するとシャッター速度が遅くなり手ブレなどの影響で、楕円形状タグ2表面の2次元コード6の画像の鮮明さが低下する。2次元コード6の画像の鮮明さが低下すると、2次元コード6を画像処理によりデーター化出来ない恐れが増す。より広い範囲を手ブレなどの影響を抑えて、より近距離からデジタル撮影装置4で撮影するには広角機能を有するレンズ4−1の使用は有効である。
図8には、レンズ4−1の違いによる撮影範囲の変化を模式的に示している。より幅広い範囲を撮影可能な広角レンズ4−1を使用した場合、撮影画像に歪みが多く発生する。特に、画面の周辺部で大きな歪みが生じ、この歪は画像処理に於いて障害となる。この為、デジタル撮影装置4に適したレンズ4−1は35mm判換算で、焦点距離24mmから28mmの広角機能を有するレンズ4-1を用いることが適当である。デジタル撮影装置4には一般に「デジタルカメラ」と言われる商品を使用出来る。「デジタルカメラ」はズーム機能を持つレンズ4−1が取付けられている。このズーム機能を持つレンズ4−1の中で、焦点距離24mmから28mmの広角機能を有する状態で撮影するのが適当である。
図3で説明した楕円形状タグ2の外径が一定の曲率を有している為、光源から直線的に光がタグに当たると、楕円形状タグ2の表面の一部に図9の様なテカリが生じる。テカリとは、光源からの光を局部的に強く反射して、楕円形状タグ2表面に印字された表示の一部が光ってしまって、白く撮影されてしまう現象をいう。この為、テカリが楕円形状タグ2表面に生ずると、2次元コード7を構成する点が白くなり、画像処理が困難になる。英数字12も同様に正確な画像処理が困難になる。
一般的には、室内での撮影にはフラッシュを使用して、明るい光りの下で撮影することが多いが、デジタル撮影装置4から被写体までの距離が短いので、フラッシュを使えば更に強いテカリ現象が発生してしまう。図4に示した丸形状タグ3でも同様である。
一般的には、室内での撮影にはフラッシュを使用して、明るい光りの下で撮影することが多いが、デジタル撮影装置4から被写体までの距離が短いので、フラッシュを使えば更に強いテカリ現象が発生してしまう。図4に示した丸形状タグ3でも同様である。
配電盤5には図2の様に、盤の内部に照明装置5−1が設けられているのが普通であり、それ以外にも、室内照明などが作業の為に設けられている。この様な照明からの強い光を、楕円形状タグ2が反射してテカリを生じない為には、光を分散して、均一な明るさの中でクリアに楕円形状タグ2や結線位置識別表示板8を撮影出来る様にすることが求められる。その為に、図10に示す様に、遮蔽体4−2で、撮影する範囲を強い光りから遮ることが適当である。しかし、撮影にはある程度の照度が必要なので、遮蔽体4−2は一定の光の透過度を有し、光を分散化する機能を有する素材、例えば乳白色のアクリル板やプラスチック系素材を用いて、撮影範囲を覆う様な構造に製作することで、目的を達成出来る。
図11は、図10のBB断面を示した図である。遮蔽体4−2はデジタル撮影装置4の先端部にあるレンズ4−1から楕円形状タグ2と結線位置識別表示板8までを遮蔽体4-2で完全に覆う様になる。遮蔽体4−2をデジタル撮影装置4と何らかの方法で一体化すると、撮影時、デジタル撮影装置4は結線位置識別表示板8からの距離を容易に一定に保持することが出来る。その為、簡易的ではあるが、遮蔽体4-2は光の分散化だけではなく、デジタル撮影装置4の三脚の様な役目を果たす事も出来る。
ケーブル7が端子台1の結線表で指示された結線位置に取り付けられたことを確認する為には、結線位置識別表示板8が端子台1に正しく取り付けられ、結線位置を示す2次元コード6の脇に、図5の様に楕円形状タグ2の2次元コード6が配置されれば、画像処理に於いて正しく結線されているか容易に確認出来る。しかし、図12の様に、結線位置識別表示板8が楕円形状タグ2表面から段差のある位置に配置されると、デジタル撮影装置4の撮影された写真は図5の様に正しく結線されていても、図13の様に、ずれて結線されている様に撮影される。
図12は図5の側面図であるが、理由は結線位置識別表示板8と楕円形状タグ2表面との段差により、レンズ4−1と二つの2次元コード6とを結ぶ角度に差が出始め、2次元面での画像では図13に示す様に中心からの距離の差となって表れる。光軸から遠い場合はG1の様に、2次元コード6の中心のずれが大きく表れ、光軸から近い場合は、2次元コード6の中心のずれはG2の様に、少なくなる。結線位置識別表示板8が楕円形状タグ2表面からの段差が大きくなるに従い、G1のずれが大きくなると、画像処理にて正しく結線位置に結線されているかどうか、判断を間違える可能性が増えて来る。
この様な、デジタル撮影装置4で撮影された写真の平面上のずれを少なくし、楕円形状タグ2の結線位置が画像処理にて正しく判断される為には、図14の様に結線位置識別表示板8と楕円形状タグ2表面とはより少ない段差となるよう、結線位置識別表示板8は取り付けられるのが望ましい。段差が少ない場合は図15の様に、2次元コード6の中心ずれがG1、G2とも小さな値となる。実際は結線位置識別表示板8と楕円形状タグ2表面との段差を無くすることは難しいので、画像処理時、結線位置と楕円形状タグ2の御認識を防ぐには前記段差は5mm以内になる様に、結線位置識別表示板8を端子台1に取り付けるのが良い。
画像処理により、楕円形状タグ2が正しい結線位置に結線されているかどうか、判断するケーブル結線画像処理システムに付いて、図16を用いて説明する。デジタル化された写真は小さな点の集合体として認識されている。点の数はデジタル撮影装置4の映像素子の画素数にもよるが、200万画素の場合、デジタル画像は縦1600×横1200個の点で構成されている。デジタル画像は小さな点で構成された方眼紙の様に考える事が出来る。
デジタル画像の中で、撮影された2次元コード6は四角のマスで囲われ、2次元コード6の位置が認識される。デジタル画像の中で、2次元コード6をX−Y座標軸で位置を認識する為に、四角のマスの中心、図15では1点鎖線の交点を2次元コード6の座標点と認識する。結線位置識別表示板8上の2次元コード6の座標点を通過するセンターラインをC1からC4とする。隣り合う結線位置の境界はC1からC4のセンターラインの中間線となり、結線位置の境界線をB1からB3とする。楕円形状タグ2の2次元コード6も同様に四角のマスの中心を座標点と認識し、この座標点を通過するセンターラインをT1からT3とする。
例えばC2のセンターラインが通過する2次元コード6の結線位置範囲は境界線B1からB2の範囲となる。楕円形状タグ2の2次元コード6を通過するセンターラインT2が境界線B1とB2の間に存在すれば、C2の結線範囲に結線されたケーブル7の楕円形状タグ2であると判断する。次のC3も同様に、境界線B2とB3の間にセンターラインT3が在ればC2の結線範囲に結線されたたケーブル7の楕円形状タグ2であると判断する。この様にして、結線位置識別表示板8上の2次元コード6と楕円形状タグ2上の2次元コード6のペアリングをデジタル画像から判断し行う。このペアリング結果をデジタル結線表として表す。
結線位置識別表示板8と楕円形状タグ2表面との段差を少なくしても、レンズ光軸からの距離が大きくなるに従い、図15の様に、2次元平面での「ずれ」G1,G2が生ずる。更に楕円形状タグ2はケーブル7と両側で隙間がある為、ケーブル7に対して楕円形状タグ2斜めに配置されることもある。この場合、2次元コード6の中心位置が隣りの結線位置の境界線に近くなる。これに、「ずれ」G1が付加されると、境界線を越え、隣りの結線位置に結線されたケーブル7の様に、画像処理により認識される恐れがある。この様な、誤認識を防ぐために、デジタル画像上で、「ずれ」を修正することが可能である。具体的には図16の楕円形状タグ2のセンターラインを画像処理から求めたT1からT4にレンズ光軸からの距離に比例した「ずれ」の量を加算して、図17に示す様に、新しい楕円形状タグ2のセンターラインNT1からNT4求める方法である。
図7に示すような、コンピューター14には機器識別番号13−1毎の結線図が記憶されているので、この結線図を呼びだし、デジタル画像から求められたデジタル結線表と結線位置毎にケーブル線番12を突き合わせし、コンピューター14に記憶された結線図とデジタル結線表と同じであれば、「OK」、違っていれば「NG」をコンピューター14の画面に図18に示すように表示する。作業者はこの表示により、結線作業が正しく行われたか、否かを判断する。
図16では、楕円形状タグ2に2次元コード6を印字したケースに付いて、画像処理による結線位置と楕円形状タグ2とのペアリング方法に付いて説明したが、丸形状タグ3でも、楕円形状タグ2と同じ方法で行う。丸形状タグ3の識別表示は英数字12なので横長となるが、2次元コード6と同様に、丸形状タグ3上の英数字12を四角のマスで囲い、四角のマスの中心を座標点と認識する。以下の流れは楕円形状タグ2と同じである。違うのは、四角のマスの中の識別表示が英数字12なので、丸形状タグ3の表面の曲率の影響により、画像処理による読み取り精度の問題が生じないかどうかである。同じ丸形状タグ3の素材表面にサンプルの英数字12を印字して、それを基準として、画像処理能力を高める等の手段を取る必要がある。
配電盤5は端子台1と電気機器9とを多くのケーブル7で繋いでいる。設備の使用期間が長くなると、電気機器9の交換及び、メンテナンスの為に電気機器9の取り外しが必要になる。時には、設備の機能改善の為、配電盤9を一体で新しい配電盤9と交換が必要になる。この様な作業を行う場合、工事後スムースに設備を立ち上げる為に、工事前に結線されているケーブル7の状態を正確に把握する事が必要になる。ケーブル7の結線状態を正しく、短時間で把握する為に、図19に示す様に、デジタル撮影装置4を用い、端子台1と電気機器9の結線部を撮影し、画像処理の機能を活用し、結線表を作成出来る。
既設の配電盤5には、図3の様な楕円形状タグ2を取り付けたケーブル7が端子台1と電気機器9に結線されている。図5に示す様に、端子台1の電気機器9に繋がっている側の結線状態を機器ラベル13と結線位置識別表示板8と複数個の楕円形状タグ2を一緒にデジタル撮影装置4を用い撮影する。次にケーブル7の反対側の電気機器9結線部を図20に示す様に、端子台側1と同じくデジタル撮影装置4を用い、機器ラベル13と結線位置識別表示板8と複数個の楕円形状タグ2を一緒に撮影する。撮影されたデジタル写真には共に、機器ラベル13と結線位置識別表示板8と複数個の楕円形状タグ2が写されており、この3個の識別表示から画像処理により、機器識別番号毎に結線位置とケーブル線番を電子データー化する。
1本のケーブル7は同じケーブル線番を持つので、この電子データーの中で、同じケーブル線番を持つケーブル7が結線された端子台1及び、電気機器9は1本のケーブル7の両端に結線されていると判断出来る。電子データーを用いて、図23に示す様に、同じケーブル線番を持つ機器のケーブルの結線元と結線先を表示する結線表を作成する。
図4の様な丸形状タグ3を取り付けたケーブル7を端子台1と電気機器9に結線後、図21示す様に、端子台1の電気機器9に繋がっている側の結線状態を機器ラベル13と結線位置識別表示板8と複数個の楕円形状タグ2を一緒にデジタル撮影装置4を用い撮影する。次にケーブル7の反対側の電気機器9結線部を図22に示す様に、前で説明した楕円形状タグ2と同じ様に、撮影する。撮影後、画像処理し電子データー化する。電子データーから楕円形状タグ2と同じ様に、同じケーブル線番を持つ機器のケーブルの結線元と結線先を表示する結線表を作成する。
1・・端子台
2・・楕円形状タグ
3・・丸形状タグ
4・・デジタル撮影装置
4−1・・レンズ
4−2・・遮蔽体
5・・配電盤
5−1・・照明装置
6・・2次元コード
7・・ケーブル
8・・結線位置識別表示板
9・・電気機器
10・・インターネット
11・・結線端子
12・・英数字
13・・機器ラベル
13−1・・機器識別番号
14・・コンピューター
15・・移動型アクセスポイント
2・・楕円形状タグ
3・・丸形状タグ
4・・デジタル撮影装置
4−1・・レンズ
4−2・・遮蔽体
5・・配電盤
5−1・・照明装置
6・・2次元コード
7・・ケーブル
8・・結線位置識別表示板
9・・電気機器
10・・インターネット
11・・結線端子
12・・英数字
13・・機器ラベル
13−1・・機器識別番号
14・・コンピューター
15・・移動型アクセスポイント
Claims (5)
- 配電盤内に配置された端子台に繋ぎ込むケーブルの端部に、前記ケーブルの識別表示を印字したタグを配置し、前記端子台に結線位置表示を印字した結線位置識別表示板を配置し、前記タグと前記結線位置識別表示板を一緒に撮影するデジタル撮影装置を有し、前記デジタル撮影装置で撮影された画像データーを画像処理する情報処理装置を備え、前記情報処理装置内でケーブル結線作業の正誤判断を行うケーブル結線確認装置に於いて、
被撮影対象となる前記タグ及び前記結線位置識別表示板を撮影する前記デジタル撮影装置には広角撮影機能を持たせ、
被撮影対象となる前記タグ及び前記結線位置識別表示板の表示面と前記デジタル撮影装置のレンズ間を撮影に必要な空間面積に限定し、照明光源からの光の強さを分散させる機能を有する素材により作られた遮蔽体により覆ったことを特徴とする配電盤ケーブル結線確認装置。 - 撮影に用いられるレンズには35mm判換算で焦点距離24mmから28mmの広角撮影機能を有する前記レンズを前記デジタル撮影装置に取り付け、前記端子台に結線された前記ケーブルのどちらか一方側の複数個の前記タグ上のケーブル識別表示と前記結線位置識別表示板の表示面に印字された結線位置表示を同時に撮影することを可能とする手段を有することを特徴とする請求項1記載の配電盤ケーブル結線確認装置。
- 前記結線位置識別表示板上の結線位置の識別表示を2次元コードで印字し、前記結線位置識別表示板が前記タグに近接して配置され、更に前記タグのケーブル識別表示面と前記結線位置識別表示板の表示面の段差を5mm以内となる様配置されたことを特徴とする請求項1記載の配電盤ケーブル結線確認装置。
- 請求項1記載の配電盤ケーブル結線確認装置に用いるものであって、前記ケーブル結線確認装置で撮影し、撮影したデジタル画像を前記タグと前記結線位置識別表示板の識別表示部のみ四角の枠で囲み、前記四角の枠の中央位置を前記識別表示部のデジタル画像上の座標位置として認識し、更に前記結線位置表示板上の隣り合う前記座標位置の中間点を各々の結線位置の境界線と認識し、
次に、認識された前記境界線間に配置された前記結線位置表示と前記タグ上の識別表示を一緒に読み取り、前記結線位置表示と前記ケーブル線番を関連付けることを特徴とする配電盤ケーブル結線確認装置に組み込まれた画像処理システム。 - 請求項1記載の配電盤ケーブル結線確認装置に用いるものであって、前記配電盤内に配置された前記端子台、又は電気機器には更に機器の識別確認を行う機器識別番号を配置し、結線された前記ケーブルの結線状態を、前記ケーブル結線確認装置で撮影し、撮影された画像データーを前記情報処理装置内の画像処理ソフトで機器識別番号毎に結線位置表示と前記ケーブル線番を関連付け、
前記ケーブルが結線された前記端子台及び、前記電気機器の中で、同一の前記ケーブル線番を有する前記端子台及び、前記電気機器は同一の前記ケーブルで前記端子台、及び前記電気機器間が結線され、繋がっていると判断し、前記ケーブル線番毎に前記ケーブル端部の結線先を表示する機能を有することを特徴とする請求項1記載の配電盤ケーブル結線確認装置に組み込まれた画像処理システム。
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