JP4891231B2 - 無線受信装置及び無線受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ディジタル無線通信システムにおいて使用される無線受信装置及び無線受信方法に関する。
近年、コンピュータの小型化、高速化、大容量化が進む上で、高品質かつ高速であり、多くのユーザを収容できる通信方式として、UWB−IR(Ultra Wideband-Impulse Radio)が注目を集めている。
UWB−IR方式は、1ns以下のインパルスを使用することで、数GHzの周波数帯域を利用するものであり、占有帯域幅が超広帯域となる。このため、既存のシステムで利用されている帯域も含むことになり、既存のシステムと干渉することが考えられるが、UWB−IR方式は、その低い信号電力密度の特性により、他のシステムに干渉を与えにくい特徴を有している。また、広帯域であることからPAN(Personal Area Network)などの近距離通信に適している。
一方、無線LAN(Local Area Network)システムに既に適用され、また、いわゆる第4世代移動体通信システムへの適用が有力なOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)方式は、情報信号等を複数の直交する搬送波に重畳させてOFDM信号を生成し、このOFDM信号に対して所定の送信処理を施して送信信号を生成する。そして、この送信信号を電力増幅器により増幅して送信している。
このため、生成されるOFDM信号は、平均電力に対するピーク電力が搬送波の数に比例して大きくなるという欠点があるが、適切にピーク電力を抑圧することにより、OFDM信号を大電力へ容易に増幅することができ、広域通信を実現することができる。
ところで、特許文献1には、UWB無線伝送システムの通信エリアと同一エリア又は近傍エリアで無線LANシステムを利用しても与干渉や被干渉を防止する技術が開示されている。すなわち、無線LANシステムにおける使用周波数5GHzの逆数の時間分だけインパルス信号を遅延させ、元の信号から遅延信号を減算することにより、無線LANシステムで使用している周波数信号を減衰させ、干渉を防止することができる。
特開2002−335188号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、UWB方式の送信装置が送信信号の信号処理により、他のシステムに与える干渉を低減するものであり、インパルス信号とOFDM信号とが合成された信号の受信処理については言及されていない。
また、上述したように、UWB方式が他のシステムに干渉を与えにくい特徴を有しているものの、同一エリアでOFDM無線伝送システムなどの他のシステムを利用することを想定すると、使用周波数が競合し、互いに干渉を与え合うことになる。このように、通信方式の異なるシステム同士では、他のシステムからの干渉を排除しにくく、結果的に電力や帯域を浪費してしまうことになる。
本発明の目的は、インパルス信号とOFDM信号とが合成された信号の受信処理において干渉を最小限に抑え、電力及び帯域を有効に利用することができる無線受信装置及び無
線受信方法を提供することである。
本発明の無線受信装置は、インパルス型のウルトラワイドバンド方式のインパルス信号とOFDM方式のOFDM信号とが合成された合成信号を受信する受信手段と、受信された前記合成信号を前記合成信号の振幅レベルに応じてインパルス信号とOFDM信号とに分離する分離手段と、を具備し、前記分離手段は、前記合成信号の振幅レベルと所定の閾値との閾値判定を行い、前記振幅レベルが前記閾値を超える合成信号をインパルス信号として、前記振幅レベルが前記閾値を超える合成信号の振幅レベルを閾値にクリッピングした合成信号と前記振幅レベルが前記閾値未満の合成信号とをOFDM信号として分離る構成を採る。
本発明の無線受信方法は、インパルス型のウルトラワイドバンド方式のインパルス信号とOFDM方式のOFDM信号とが合成された合成信号を受信する受信工程と、受信した前記合成信号を前記合成信号の振幅レベルに応じてインパルス信号とOFDM信号とに分離する分離工程と、を具備し、前記分離工程では、前記合成信号の振幅レベルと所定の閾値との閾値判定を行い、前記振幅レベルが前記閾値を超える合成信号をインパルス信号として、前記振幅レベルが前記閾値を超える合成信号の振幅レベルを閾値にクリッピングした合成信号と前記振幅レベルが前記閾値未満の合成信号とをOFDM信号として分離するようにした。
本発明によれば、インパルス信号とOFDM信号とが合成された信号の受信処理において干渉を最小限に抑え、電力及び帯域を有効に利用することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る送信装置100の構成を示すブロック図である。この図において、OFDM信号変調部101の変調部102では、入力されたデータがPSK変調やQAM変調などで変調され、変調された信号をS/P変換部103でシリアル信号からパラレル信号に変換(以下、「S/P変換」という)され、サブキャリア毎にマッピングされる。変換されたパラレル信号は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部104でIFFT処理が施されることにより、サブキャリア単位でデータが配置された周波数軸上の信号が時間軸上の信号に変換され、時間軸上の信号は、P/S変換部105でパラレル信号からシリアル信号(OFDM信号)に変換(以下、「P/S変換」という)され、ピーク抑圧部106でピーク電力が抑圧される。
ピーク電力が抑圧された信号は、直交変調部107で直交変調され、増幅器108で電力増幅され、合成部112に出力される。
一方、インパルス信号変調部109のパルス生成部110では1nsオーダのインパルス信号が生成され、インパルス信号には変調部111でデータが重畳され、合成部112に出力される。
合成部112では、増幅器108から出力された信号とインパルス信号変調部109から出力された信号とが合成され、フィルタ113で帯域制限されて、送信信号として受信装置に送信される。
図2は、本発明の実施の形態1に係る受信装置200の構成を示すブロック図である。この図において、増幅器201は、受信信号が入力され、入力された受信信号を電力増幅し、増幅した受信信号を直交検波部202に出力する。
直交検波部202は、増幅器201から出力された受信信号を直交検波し、検波した信号をS/P変換部203に出力する。S/P変換部203は、直交検波部202から出力された信号をS/P変換し、変換したパラレル信号をFFT(Fast Fourier Transform)部204に出力する。FFT部204は、S/P変換部203から出力された信号にFFT処理を施すことにより、時間軸上の信号から周波数軸上の信号に変換し、変換した信号を伝送路等化部205に出力する。伝送路等化部205は、FFT部204から出力された信号の伝送路等化処理を行い、等化処理を行った信号をIFFT部206に出力する。IFFT部206は、伝送路等化部205から出力された信号にIFFT処理を施すことにより、再度周波数軸上の信号から時間軸上の信号に変換し、変換した信号をP/S変換部207に出力する。P/S変換部207は、IFFT部206から出力された信号をP/S変換し、変換した信号Xを信号分離部208に出力する。
信号分離部208は、P/S変換部207から出力された信号Xを、その信号Xの瞬時電力レベルに応じてOFDM信号として復調される信号Y1とインパルス信号として復調される信号Y2とに分離し、分離された信号Y1をOFDM信号復調部209内のS/P変換部210に、分離された信号Y2をインパルス信号復調部214内のパルス検出部215に出力する。信号分離部208の詳細については後述する。
信号分離部208から出力された信号Y1は、S/P変換部210でS/P変換され、変換されたパラレル信号はFFT部211でFFT処理が施されることにより、時間軸上の信号から周波数軸上の信号に変換される。変換された周波数軸上の信号はP/S変換部212でP/S変換され、変換されたシリアル信号は復調部213で復調され、データが出力される。
一方、信号分離部208から出力された信号Y2は、パルス検出部215でインパルスの検出が行われ、データが出力される。
次に、上述した信号分離部208について詳細に説明する。信号分離部208では、P/S変換部207から出力された信号Xを、その信号Xの瞬時電力レベルに応じて信号Y1と信号Y2とに分離する。具体的には、以下の式に従って分離する。
Figure 0004891231
Figure 0004891231
上式(1)によれば、OFDM信号として復調される信号Y1は、振幅レベルが定数Cでクリップされることを意味しており、信号Y1がピーク抑圧により定数C以下に抑えられているとすると、実質的にOFDMの信号成分はほぼクリップされず、インパルス信号の信号成分のみがクリップされることになる。
また、上式(2)によれば、インパルス信号として復調される信号Y2は、振幅レベルが定数Cを上回るときのみ出力されるため、合成されたOFDM信号の信号電力のほとんどが排除されることになる。
このようにインパルス信号の振幅とOFDM信号の振幅のレベル差を利用して信号を分離することにより、互いの信号が与え合う干渉を最小限に抑えつつ、OFDM方式とUWB−IR方式とに対応した無線受信装置を実現することができる。したがって、OFDM信号とインパルス信号の信号処理において信号同期やチャネル推定などを共有することができ、これらに必要な電力を節約することができ、よって、単位電力当たりの通信効率を向上させることができる。
ちなみに、FFTを利用した伝送路等化は、UWB−IR方式から見た場合、レイク受信に相当するため、受信した信号電力を有効に利用することができる。また、伝送路等化を行う際の伝送路推定をOFDM方式で行うこととすると、OFDM信号はインパルス信号に比べ大電力で送信されると考えられるので、インパルス信号の到達範囲である近距離のレンジでは、高精度の伝送路推定値が得られるものと期待される。このことから、UWB−IR方式では、レイク受信によって電力を効率良くかき集めることができる。
このように実施の形態1によれば、OFDM信号とインパルス信号とが合成された合成信号を伝送路等化し、OFDM信号とインパルス信号の振幅レベル特性を利用し、伝送路等化した信号の振幅レベルに応じて合成信号をOFDM信号とインパルス信号とに分離することにより、互いの信号が与え合う干渉を最小限に抑え、電力及び帯域を有効に利用することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2では、OFDM信号とインパルス信号とが合成された信号のうち、一方の信号を干渉成分としてキャンセリングする場合について説明する。
図3は、本発明の実施の形態2に係るUWB受信装置300の構成を示すブロック図である。この図において、IFFT部206でIFFT処理が施されることにより、周波数軸上の信号から時間軸上の信号に変換された信号は、OFDM信号判定部301内のP/S変換部302と、減算器312とに出力される。
P/S変換部302は、IFFT部206から出力された信号をP/S変換し、変換した信号をピーククリップ部303に出力する。ピーククリップ部303は、P/S変換部302から出力された信号の振幅レベルが定数Cを超える信号をピーククリップすることにより、インパルス信号成分をクリッピングし、ピーククリップした信号をS/P変換部304に出力する。S/P変換部304は、ピーククリップ部303から出力された信号をS/P変換し、変換した信号をFFT部305に出力する。FFT部305は、S/P変換部304から出力された信号にFFT処理を施すことにより、時間軸上の信号から周波数軸上の信号に変換し、変換した信号を復調部306に出力する。復調部306は、FFT部305から出力された信号を復調し、復調した信号をOFDMレプリカ生成部307内のIFFT部308に出力する。
このようにOFDM信号判定部301では、OFDM信号とインパルス信号とが合成された信号からインパルス信号をクリッピングし、OFDM信号を一旦復調する。
OFDMレプリカ生成部307のIFFT部308は、復調部306から出力された信号にIFFT処理を施すことにより、周波数軸上の信号から時間軸上の信号に変換し、変
換した信号をP/S変換部309を介してピーク抑圧部310に出力する。ピーク抑圧部310は、P/S変換部309から出力された信号のピーク電力を抑圧し、ピーク電力を抑圧した信号を伝送路特性付加部311に出力する。伝送路特性付加部311は、ピーク抑圧部310から出力された信号に伝送路特性を付加し、伝送路特性を付加した信号を減算器312に出力する。これにより、OFDMレプリカ生成部307では、受信したOFDM信号のレプリカを生成することになる。
減算器312では、IFFT部206の出力信号からOFDMレプリカ生成部307の出力信号であるOFDMレプリカ信号を減算し、減算結果をインパルス信号復調部214内のパルス検出部215に出力する。なお、OFDM信号判定部301、OFDMレプリカ生成部307及び減算器312は、OFDM信号キャンセル手段として機能する。
OFDM信号とインパルス信号とが合成された場合、インパルスのあるサンプル上で必ずしも位相が一致するとは限らず、例えば、互いの信号の位相が逆相となるような場合には、互いの信号電力が相殺されてしまうので、上述したような干渉キャンセラを設けることにより、OFDM信号とインパルス信号とが合成された信号のうち、OFDM信号を干渉成分としてキャンセリングすることができ、信号電力の相殺効果を軽減することができる。
図4は、本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置400の構成を示すブロック図である。この図において、IFFT部206でIFFT処理が施されることにより、周波数軸上の信号から時間軸上の信号に変換された信号は、インパルス信号判定部401内のパルス検出部402と、減算器407とに出力される。
インパルス信号判定部401内のパルス検出部402は、インパルスの検出を行い、検出結果をUWBレプリカ生成部403内の変調部405に出力する。一方、UWBレプリカ生成部403内のパルス生成部404は、1nsオーダのインパルス信号を生成し、生成したインパルス信号を変調部405に出力する。変調部405は、パルス生成部404から出力されたインパルス信号にパルス検出部402から出力された検出結果を重畳し、検出結果を重畳したインパルス信号を伝送路特性付加部406に出力する。伝送路特性付加部406は、変調部405から出力された信号に伝送路特性を付加し、伝送路特性を付加した信号を減算器407に出力する。これにより、UWBレプリカ生成部403では、受信したインパルス信号のレプリカ(UWBレプリカ信号)を生成することになる。
減算器407では、IFFT部206の出力信号からUWBレプリカ生成部403の出力信号であるUWBレプリカ信号を減算し、減算結果をOFDM信号復調部209に出力する。なお、インパルス信号判定部401、UWBレプリカ生成部403及び減算器407はインパルス信号キャンセル手段として機能する。
OFDM受信装置400は、上述した構成を有することにより、OFDM信号とインパルス信号とが合成された信号のうち、UWB信号を干渉成分としてキャンセリングすることができる。
このように実施の形態2によれば、OFDM信号とインパルス信号とが合成された信号のうち、一方の信号を干渉成分としてキャンセリングすることにより、OFDM信号とインパルス信号とが逆相で合成された場合でも、電力の相殺効果を軽減することができる。
なお、図3に示したOFDM信号キャンセラと図4に示したインパルス信号キャンセラとを融合させ、図5に示すように、OFDM信号キャンセラとインパルス信号キャンセラとを交互に連続して接続し、干渉キャンセリングを交互に連続して繰り返すことができる
また、実施の形態1で説明した受信装置と実施の形態2で説明した干渉キャンセラとを適宜組み合わせてもよく、これにより干渉除去性能をより向上させることができる。
また、上述した各実施の形態では、OFDM信号を送信側でピーク抑圧するものとして説明したが、本発明はこれに限らず、ピーク抑圧を行わなくてもよい。ただし、ピーク抑圧を行うことにより、増幅器の負担を軽減し、大電力への増幅を容易に行うことができる。
本発明の第1の態様は、無線受信装置が、インパルス型のウルトラワイドバンド方式のインパルス信号とOFDM方式のOFDM信号とが合成された合成信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された合成信号を前記合成信号の振幅レベルに応じてインパルス信号とOFDM信号とに分離する分離手段と、を具備する構成を採る。
本発明の第2の態様は、無線受信装置が、上記構成において、前記分離手段が、合成信号の振幅レベルと所定の閾値との閾値判定を行い、振幅レベルが閾値を超える合成信号をインパルス信号として、振幅レベルが閾値を超える合成信号の振幅レベルを閾値にクリッピングした合成信号と振幅レベルが閾値未満の合成信号とをOFDM信号として分離する構成を採る。
これらの構成によれば、インパルス信号の振幅とOFDM信号の振幅のレベル差を利用して信号を分離することにより、互いの信号が与え合う干渉を最小限に抑えることができる。
本発明の第3の態様は、無線受信装置が、上記構成において、合成信号のうちOFDM信号を干渉成分としてキャンセリングするOFDM信号キャンセル手段を具備する構成を採る。
本発明の第4の態様は、無線受信装置が、上記構成において、合成信号のうちインパルス信号を干渉成分としてキャンセリングするインパルス信号キャンセル手段を具備する構成を採る。
これらの構成によれば、インパルス信号とOFDM信号とが互いの信号が逆相となって合成された場合でも、合成信号のうちOFDM信号又はインパルス信号をキャンセルすることにより、互いの信号電力の相殺効果を軽減することができる。
本発明の第5の態様は、無線受信装置が、上記構成において、合成信号のうちOFDM信号を干渉成分としてキャンセリングするOFDM信号キャンセル手段と、合成信号のうちインパルス信号を干渉成分としてキャンセリングするインパルス信号キャンセル手段と、を具備し、前記OFDM信号キャンセル手段と前記インパルス信号キャンセル手段とが交互に複数接続された構成を採る。
この構成によれば、合成信号のうちOFDM信号及びインパルス信号を繰り返しキャンセルすることになり、互いの信号電力の相殺効果をより軽減することができる。
本発明の第6の態様は、無線受信方法が、インパルス型のウルトラワイドバンド方式のインパルス信号とOFDM方式のOFDM信号とが合成された合成信号を受信する受信工程と、前記受信工程で受信した合成信号を前記合成信号の振幅レベルに応じてインパルス信号とOFDM信号とに分離する分離工程と、を具備するようにした。
この方法によれば、インパルス信号の振幅とOFDM信号の振幅のレベル差を利用して信号を分離することにより、互いの信号が与え合う干渉を最小限に抑えることができる。
本明細書は、2005年4月18日出願の特願2005−119828に基づくものである。この内容は全てここに含めておく。
本発明にかかる無線受信装置及び無線受信方法は、インパルス信号とOFDM信号とが合成された信号の受信処理において干渉を最小限に抑え、電力及び帯域を有効に利用することができ、UWB受信装置及びOFDM受信装置等に適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るUWB受信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置の構成を示すブロック図 OFDM信号キャンセラとインパルス信号キャンセラとを交互に連続して接続した構成を示すブロック図

Claims (5)

  1. インパルス型のウルトラワイドバンド方式のインパルス信号とOFDM方式のOFDM信号とが合成された合成信号を受信する受信手段と、
    受信された前記合成信号を前記合成信号の振幅レベルに応じてインパルス信号とOFDM信号とに分離する分離手段と、
    を具備し、
    前記分離手段は、前記合成信号の振幅レベルと所定の閾値との閾値判定を行い、前記振幅レベルが前記閾値を超える合成信号をインパルス信号として、前記振幅レベルが前記閾値を超える合成信号の振幅レベルを閾値にクリッピングした合成信号と前記振幅レベルが前記閾値未満の合成信号とをOFDM信号として分離する無線受信装置。
  2. 前記合成信号のうちOFDM信号を干渉成分としてキャンセリングするOFDM信号キャンセル手段を具備し、
    前記OFDM信号キャンセル手段は、
    前記合成信号からインパルス信号をクリッピングし、OFDM信号を一旦復調するOFDM信号判定手段と、
    一旦復調された前記OFDM信号を用いて、受信された前記OFDM信号のレプリカを生成するOFDMレプリカ生成手段と、
    前記合成信号から前記OFDM信号のレプリカを減算する減算手段と、
    を有する請求項1に記載の無線受信装置。
  3. 前記合成信号のうちインパルス信号を干渉成分としてキャンセリングするインパルス信号キャンセル手段を具備し、
    前記インパルス信号キャンセル手段は、
    前記合成信号からインパルス信号を検出するインパルス信号判定手段と、
    検出された前記インパルス信号を用いて、受信された前記インパルス信号のレプリカを生成するウルトラワイドバンドレプリカ生成手段と、
    前記合成信号から前記インパルス信号のレプリカを減算する減算手段と、
    を有する請求項1に記載の無線受信装置。
  4. 前記合成信号からインパルス信号をクリッピングし、OFDM信号を一旦復調するOFDM信号判定手段と、
    一旦復調された前記OFDM信号を用いて、受信された前記OFDM信号のレプリカを生成するOFDMレプリカ生成手段と、
    前記合成信号から前記OFDM信号のレプリカを減算する第1減算手段と、
    を有するOFDM信号キャンセル手段と、
    前記合成信号からインパルス信号を検出するインパルス信号判定手段と、
    検出された前記インパルス信号を用いて、受信された前記インパルス信号のレプリカを生成するウルトラワイドバンドレプリカ生成手段と、
    前記合成信号から前記インパルス信号のレプリカを減算する第2減算手段と、
    を有するインパルス信号キャンセル手段と、
    を具備し、
    前記OFDM信号キャンセル手段と前記インパルス信号キャンセル手段とが交互に複数接続された請求項1に記載の無線受信装置。
  5. インパルス型のウルトラワイドバンド方式のインパルス信号とOFDM方式のOFDM信号とが合成された合成信号を受信する受信工程と、
    受信した前記合成信号を前記合成信号の振幅レベルに応じてインパルス信号とOFDM信号とに分離する分離工程と、
    を具備し、
    前記分離工程では、前記合成信号の振幅レベルと所定の閾値との閾値判定を行い、前記振幅レベルが前記閾値を超える合成信号をインパルス信号として、前記振幅レベルが前記閾値を超える合成信号の振幅レベルを閾値にクリッピングした合成信号と前記振幅レベルが前記閾値未満の合成信号とをOFDM信号として分離する無線受信方法。
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