JP4123433B2 - Uwb受信方法及びuwb受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば数GHz幅の極めて広い帯域を使ってデータを送受信するUWB(ultla wideband)通信に用いられる、UWB受信方法及び装置に関する。
UWBは、短い幅のパルスを使い、信号のスペクトルを超広帯域にすることによって、既存の狭帯域通信と同じ周波数を共有することができる技術として、その動向が大いに注目されている(非特許文献1)。しかし、UWB通信及び既存の狭帯域通信で同一周波数帯を使うことによって、これらの双方に少なからず干渉問題を起こす可能性がある。例えば、5GHzの無線LAN規格であるIEEE802.11aについては、使用周波数、場所、目的等についてUWBと重なることが想定される。
従来の干渉対策として、UWBで利用したい周波数帯域を送信側で複数に分割して使用する「マルチバンド」と呼ばれる技術が知られている(非特許文献2)。例えば、米国で利用可能な7.5GHzを、1本当たり500MHz幅のバンド15本に分割する。そして、5GHz帯無線LANの利用帯域に相当するバンドを避けて、他の帯域のバンドを使うことにより、IEEE802.11aとの干渉を防ぐ。
蓬田,「産声を上げる無線の革命児Ultla Wideband」,日経エレクトロニクス,2002年3月11日号,no.817,pp55−66. 蓬田,菊地,「干渉対策技術が目白押し まずはマルチバンド」,日経エレクトロニクス,2003年2月17日号,no.841,pp106−115.
しかしながら、従来の干渉対策技術は、送信側で行われるものであった。一方、受信装置は、その設置される場所に応じて、干渉波の周波数や振幅が一台ごとに異なる。したがって、送信側で画一的に行う干渉対策では、効果が不十分であった。
そこで、本発明の目的は、干渉対策の十分な効果が得られるUWB受信方法及び装置を提供することにある。
本発明に係るUWB受信方法は、予め、干渉波となる周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形を作成しておき、UWBの受信波形を入力し、この受信波形と前記テンプレート波形との相関出力に基づきデータ値を判定する、というものである。
従来のUWB受信方法では、送信波形からなるテンプレート波形と受信波形との相関出力に基づきデータ値を判定していた。例えば、テンプレート波形に対する受信波形の時間のずれを使って二値信号を送るパルス位置変調(PPM:pulse position modulation)の場合、テンプレート波形と受信波形とのピークが、時間軸上で一致する傾向にあれば(相関出力が正)データ値が「0」であり、所定時間ずれる傾向にあれば(相関出力が負)データ値が「1」である。そのため、干渉波の影響を受けている受信波形とテンプレート波形との相関出力は、受信波形のピークが不正確になるなどの理由によって、データ値の判定エラーを起こしやすくなっていた。
これに対し、本発明では、干渉波の影響を受けている受信波形と干渉波の周波数成分を取り除いたテンプレート波形との相関出力に基づきデータ値を判定するので、後述するシミュレーション結果のように、干渉波の影響を排除した正確なデータ値が得られる。その理由は、干渉波と干渉波の周波数成分を取り除いたテンプレート波形との相関出力は、正でも負でもないほぼ0となるからである。
また、UWB受信装置は、その設置される場所に応じて、干渉波の周波数や振幅が一台ごとに異なる。本発明では、UWB受信装置一台ごとに最適なテンプレート波形を設定できるので、十分な干渉対策が実現される。
また、本発明に係るUWB受信方法は、予め、干渉波となる周波数成分を検出するとともに、この周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形を作成しておき、UWBの受信波形を入力し、この受信波形と前記テンプレート波形との相関出力に基づきデータ値を判定する、としてもよい。
UWB受信装置は、その設置される場所が変わったり、干渉波発生源が近くに来たりすることにより、干渉波の周波数や振幅が変化する。本発明では、干渉波となる周波数成分を検出し、この周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形を作成することにより、干渉波の周波数や振幅が変化しても、常に最適なテンプレート波形が得られる。
更に、本発明に係るUWB受信方法は、複数のサブキャリアからなるマルチキャリアによって前記送信波形を近似し、前記干渉波となる周波数成分に対応する前記サブキャリアを前記マルチキャリアから取り除くことにより、前記テンプレート波形を作成する、としてもよい。
この場合は、複数のサブキャリアの中から問題となるサブキャリアを除去するという簡単な方法によって、最適なテンプレート波形が得られる。
本発明に係るUWB受信装置は、干渉波となる周波数成分を送信波形から取り除いたテンプレート波形を記憶するテンプレート波形記憶手段と、UWB通信で利用される周波数帯域からなる受信波形を入力する受信波形入力手段と、この受信波形入力手段から入力された受信波形と前記テンプレート波形記憶手段で記憶されたテンプレート波形との相関出力を得る相関手段と、この相関手段で得られた相関出力に基づきデータ値を判定するデータ値判定手段と、を備えたものである。
受信波形は、受信波形入力手段によってUWB通信の周波数帯域のみとなり、相関手段によってテンプレート波形と比較される。その結果の相関出力に基づき、データ値判定手段がデータ値を判定する。例えば、パルス波の位相を180°反転させることにより0,1を表現する二相位相変調(Bi-phase)の場合、受信波形とテンプレート波形とが、一致する傾向にあれば(相関出力が正)データ値が「0」であり、反転する傾向にあれば(相関出力が負)データ値が「1」である。このとき、干渉波の影響を受けている受信波形と干渉波の周波数成分を取り除いたテンプレート波形との相関出力に基づきデータ値を判定するので、後述するシミュレーション結果のように、干渉波の影響を排除した正確なデータ値が得られる。その理由は、干渉波と干渉波の周波数成分を取り除いたテンプレート波形との相関出力は、正でも負でもないほぼ0となるからである。
また、UWB受信装置は、その設置される場所に応じて、干渉波の周波数や振幅が一台ごとに異なる。本発明では、UWB受信装置一台ごとに最適なテンプレート波形を設定できるので、十分な干渉対策が実現される。
また、本発明に係るUWB受信装置は、干渉波となる周波数成分を検出する干渉波検出手段と、この干渉波検出手段で検出された周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形を作成するテンプレート波形作成手段と、このテンプレート波形作成手段で作成されたテンプレート波形を記憶するテンプレート波形記憶手段と、UWB通信で利用される周波数帯域からなる受信波形を入力する受信波形入力手段と、この受信波形入力手段から入力された受信波形と前記テンプレート波形記憶手段で記憶されたテンプレート波形との相関出力を得る相関手段と、この相関手段で得られた相関出力に基づきデータ値を判定するデータ値判定手段とを備えた、としてもよい。
UWB受信装置は、その設置される場所が変わったり、干渉波発生源が近くに来たりすることにより、干渉波の周波数や振幅が変化する。本発明では、干渉波となる周波数成分を検出し、この周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形を作成することにより、干渉波の周波数や振幅が変化しても、常に最適なテンプレート波形が得られる。
更に、前記送信波形を複数のサブキャリアからなるマルチキャリアによって近似し、前記干渉波となる周波数成分に対応する前記サブキャリアを前記マルチキャリアから取り除くことにより、前記テンプレート波形が作成される、としもよい。
この場合は、複数のサブキャリアの中から問題となるサブキャリアを除去するという簡単な方法によって、最適なテンプレート波形が得られる。
本発明によれば、干渉波となる周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形を作成しておき、入力した受信波形とテンプレート波形との相関出力に基づきデータ値を判定することにより、干渉波の影響を排除して符号誤り率を低減できる。その理由は、干渉波と干渉波の周波数成分を取り除いたテンプレート波形との相関出力は、正でも負でもないほぼ0となるからである。しかも、UWB受信装置一台ごとに最適なテンプレート波形を設定できるので、十分な干渉対策を実現できる。
また、干渉波となる周波数成分を検出し、この周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形を作成することにより、干渉波の周波数や振幅が変化しても常に最適なテンプレート波形が得られるので、符号誤り率をより低減できる。
更に、複数のサブキャリアからなるマルチキャリアによって送信波形を近似し、干渉波となる周波数成分に対応するサブキャリアをマルチキャリアから取り除くことにより、テンプレート波形を作成した場合は、複数のサブキャリアの中から問題となるサブキャリアを除去するという簡単な方法によって、最適なテンプレート波形を容易に得ることができる。
図1は、本発明に係るUWB受信装置の第一実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。
本実施形態のUWB受信装置10は、干渉波となる周波数成分を送信波形から取り除いたテンプレート波形Bを記憶するテンプレート波形記憶手段11と、UWB通信で利用される周波数帯域からなる受信波形Aを入力する受信波形入力手段12と、受信波形入力手段12から入力された受信波形Aとテンプレート波形記憶手段11で記憶されたテンプレート波形Bとの相関出力Cを得る相関手段13と、相関手段13で得られた相関出力Cに基づきデータ値Dを判定するデータ値判定手段14とを備えたものである。
テンプレート波形記憶手段11は、例えば一般的な半導体メモリ、磁気ディスク等である。受信波形入力手段12は、例えば図示しないアンテナ及び受信回路で捕捉した受信波形A’から、UWB通信で利用される周波数帯域のみを抽出して、受信波形Aを得るフィルタである。相関手段13は、一般的な相関器(マッチトフィルタ)及び積分器等からなる。データ値判定手段14は、例えばマイクロコンピュータ及びそのプログラムからなる。データ値Dは、通常、「0」及び「1」の二値からなる。
UWB受信装置10は、全てをソフトウェア(マイクロコンピュータ及びそのプログラム)で実現することもできるし、全てをハードウェア(アナログ回路、ディジタル回路等)で実現することもできる。一般に取り扱う周波数が高いときは、ハードウェアで実現する方が、安価かつ容易である。これは、ソフトウェアで実現するためにはA/D変換器でディジタル信号に変換する必要があるが、取り扱う周波数が高いと現状のA/D変換器ではその実現が難しいからである。
次に、UWB受信装置10の動作を説明する。
受信波形Aは、受信波形入力手段12によってUWB通信の周波数帯域のみとなり、相関手段13によってテンプレート波形Bと比較される。その結果の相関出力Cに基づき、データ値判定手段14がデータ値Dを判定する。例えば、パルス波の位相を180°反転させることにより0,1を表現する二相位相変調(Bi-phase)の場合、受信波形Aとテンプレート波形Bとが、一致する傾向にあれば(相関出力が正)データ値Dが「0」であり、反転する傾向にあれば(相関出力が負)データ値Dが「1」である。このとき、干渉波の影響を受けている受信波形Aと干渉波の周波数成分を取り除いたテンプレート波形Bとの相関出力Cに基づきデータ値Dを判定するので、干渉波の影響を排除した正確なデータ値Dが得られる。その理由は、干渉波とテンプレート波形Bとの相関出力Cが、正でも負でもないほぼ0となるからである。
このように、UWB受信装置10は、予め干渉波となる周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形Bを作成しておき、UWBの受信波形Aを入力し、受信波形Aとテンプレート波形Bとの相関出力Cに基づきデータ値Dを判定する、というUWB受信方法を使用している。
また、UWB受信装置10は、その設置される場所に応じて、干渉波の周波数や振幅が一台ごとに異なる。本実施形態では、UWB受信装置10一台ごとに最適なテンプレート波形Bを設定できるので、十分な干渉対策が実現される。
図2は、本発明に係るUWB受信装置の第二実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態のUWB受信装置20は、干渉波Eとなる周波数成分Fを検出する干渉波検出手段21と、干渉波検出手段21で検出された周波数成分FをUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形Bを作成するテンプレート波形作成手段22と、テンプレート波形作成手段22で作成されたテンプレート波形Bを記憶するテンプレート波形記憶手段11と、UWB通信で利用される周波数帯域からなる受信波形Aを入力する受信波形入力手段12と、受信波形入力手段12から入力された受信波形Aとテンプレート波形記憶手段11で記憶されたテンプレート波形Bとの相関出力Cを得る相関手段13と、相関手段13で得られた相関出力Cに基づきデータ値Dを判定するデータ値判定手段14とを備えたものである。
干渉波検出手段21は、例えば、UWB通信をしていない時にアンテナで捕捉した受信波形から、UWB通信で利用される周波数帯域にあって一定以上の振幅を有する周波数成分Fを、干渉波Eとみなして検出する受信回路である。UWB通信に限らず一般のディジタル通信では、ある情報量をまとめて一単位(パケット、セル又はブロック等と呼ばれる。)とし、この単位で送受信を行う。一連の情報の伝送が終わると、送受信装置はアイドル状態すなわち待ち受け状態になる。したがって、ここでいう「UWB通信をしていない時」とは、例えば「アイドル状態」である。
テンプレート波形作成手段22は、送信波形を複数のサブキャリアからなるマルチキャリアによって近似し、干渉波となる周波数成分Fに対応するサブキャリアをマルチキャリアから取り除く、例えば信号処理回路である。
干渉波検出手段21及びテンプレート波形作成手段22は、全てをソフトウェア(マイクロコンピュータ及びそのプログラム)で実現することもできるし、全てをハードウェア(アナログ回路、ディジタル回路等)で実現することもできる。
このように、UWB受信装置20は、予め干渉波Eとなる周波数成分Fを検出するとともに周波数成分FをUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形Bを作成しておき、UWBの受信波形Aを入力し、受信波形Aとテンプレート波形Bとの相関出力Cに基づきデータ値Dを判定する、というUWB受信方法を使用している。
UWB受信装置20は、その設置される場所が変わったり、干渉波発生源が近くに来たりすることにより、干渉波の周波数や振幅が変化する。本実施形態では、干渉波Eとなる周波数成分Fを検出し、周波数成分FをUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形Bを作成することにより、干渉波Eの周波数や振幅が変化しても、最適なテンプレート波形Bが得られる。また、本実施形態では、複数のサブキャリアの中から問題となるサブキャリアを除去するという簡単な方法によって、最適なテンプレート波形Bが容易に得られる。
なお、本発明は、言うまでもなく、上記第一及び第二実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態の構成にアンテナや送信装置等の他の構成要素を付加してもよい。
次に、本発明について、シミュレーション結果に基づき更に具体的に説明する。
《1》.システムモデル
UWBシステムとして検討されているものの代表として、Impulse Radioがある。通常はガウス関数を2,3回微分したものがよく使われる。しかしながら、そのような波形では、周波数帯域が広くなり過ぎるので、米連邦通信委員会(以下「FFC」という。)で定められた室内使用における放射電力制限を満たすことが困難である。本実施例では、UWB Impulse Radioの信号波形s(t)として、式(1)で表わせるような正弦波にガウス関数の重み付けをした図3に示すようなものを用いた。
(t)=exp(−at/τ)sin(2πft) ・・・(1)
ここで、tは時間、aはガウス関数のパラメータ、τはパルス幅の半分、fは正弦波の周波数であり、それぞれa=loge10,τ=0.5×10−9[s],f=4.2[GHz]である。この信号波形は、FCCの室内放射電力制限に準拠するものとなっている。
このUWB信号波形を二相位相変調(Bi-Phase)でパルスを5nsごとに送信する。また、干渉を評価するため、チャネル間干渉の要因となるタイムホッピングなどの多重化は行わず、単一チャネルのみのモデルとした。
図4に示すように、本実施例のUWB受信器30(UWB受信装置)は、テンプレート波形メモリ31(テンプレート波形記憶手段)、バンドパスフィルタ32(受信波形入力手段)、相関器33及び積分器34(相関手段)、判定器35(データ値判定手段)等からなる。
UWB受信器30では、余分な帯域の雑音を除去するため、まず受信波形r(t)をバンドパスフィルタ32に通す。バンドパスフィルタ32は、理想的なフィルタとし、1nsのパルスを通過させるのに最適と考えられる帯域2GHz、つまり通過域が3.2GHzから5.2GHzまでのものである。その後、相関器33によって受信波形r(t)とテンプレート波形v(t)との相関をとる。このとき、被干渉の評価では、一般によく使われている理想的な伝送路を想定した送信波に対するテンプレート波形v(t)を用いる。相関出力はr(t)v(t)で与えられ、これを積分器34で1パルス分積分する。判定器35は、その結果∫r(t)v(t)dtが正であれば「0」、負であれば「1」と判定する。
《2》.IEEE802.11aからの被干渉の影響
次に、UWB受信器におけるIEEE802.11aからの被干渉の影響を、シミュレーションにより評価する。IEEE802.11aは、5.15GHzから5.35GHzまでの8チャネルで構成されている。したがって、周波数の最も低いチャネルが、UWBと重なるので、UWBに影響を及ぼす。そのチャネルは、中心周波数が5.180GHzであり、312.5kHz間隔の52波のサブキャリアからなるOFDM(orthogonal frequency division multiplex:直交周波数分割多重)信号である。
IEEE802.11aからの被干渉のAWGN(additive white Gaussian noise:白色ガウス雑音)を除いた直接的な影響について図5、またAWGN環境下における符号誤り率特性について図6にそれぞれ示す。IEEE802.11a及びUWB双方の中心周波数がかなり異なるため、それらの中心周波数が一致した場合に比べれば符号誤り率特性は良い。
ここで、この結果より同じ部屋内で双方が共存するための送受信器の距離を検討した。式はフリスの伝達公式に基づき(2)のように表わせる。
D/U=(Ptuλ /r )/(Ptaλ /r
/r=√{(D/U)(Ptaλ)/(Ptuλ)} ・・・(2)
tu,PtaはUWB,IEEE802.11aのそれぞれの送信電力であり、PtuはFCCの放射電力制限に基づいたもの、Ptaは市販されている代表的なものを用いた。λはUWBの波長で最低周波数と最高周波数との幾何平均により求めることとした。IEEE802.11aの波長λは中心周波数により求めた。rはUWB送信器からUWB受信器までの距離、rはIEEE802.11a送信器からUWB受信器までの距離を表わす。これにより、Dは希望信号電力、Uは非希望信号(干渉波)電力となる。図5の結果にこの式を適用した結果を、図7に示す。図7から明らかなように、本モデルでは、UWB送受信器間の距離を1mと仮定した場合、IEEE802.11a送信器をUWB受信器から20m程度離さなければならない。したがって、IEEE802.11aによる被干渉を軽減する対策が必要となる。
《3》.マルチキャリア・テンプレート
このような干渉を軽減するため、UWB受信器側において受信波形と相関をとるテンプレート波形を、ガボール変換の考え方を用いてマルチキャリアで設計する。なお、送信パルス波形など送信側は前述と同じものを使用する。
従来、テンプレート波形は送信波形と同じものを使用していた。本実施例では、まず、送信間隔が5nsであることから、テンプレート波形のガウス関数部のパルス幅を、5nsに広げた(a=loge10,τ’=2.5×10−9[s])。すなわち、周波数帯域は400MHzに狭めた。そして、3.2GHzから5.2GHzまでの間で200MHz間隔の11本のサブキャリアを形成し、ガウス関数内の正弦波の周波数fをこれらのサブキャリア分用意した。また、それぞれのサブキャリアを全て足し合わせたとき、従来のテンプレートとスペクトルが似るように重み付けをした(図8)。そして、時間軸上で位相をパルスの中心で揃えることにより、周波数領域上でも時間軸領域上でも従来の送信波型テンプレートと似たマルチキャリア・テンプレートを生成することができた(図9)。式で示すと(3)のように表せる。
(t)=exp(−at/τ)sin(2πft)
≒Σn=1 11Xnexp(−at/τ’)sin(2πfnt) ・・・(3)
このテンプレート波形を用いたときのUWB受信器の符号誤り率特性について、図10に示す。図10から明らかなように、送信波型テンプレート波形とほぼ同じ良好な特性が得られる。なお、図8に示すサブキャリアのスペクトルの右から左と、図9に示すサブキャリアの波形の上から下とは、対応している。
《4》.マルチキャリア・テンプレートによる干渉軽減方式
次に、マルチキャリア・テンプレートを用いた干渉軽減方式について説明する。干渉波が存在すると想定した場合、マルチキャリア・テンプレートから干渉波の周波数帯域付近のサブキャリアを外してテンプレート波形を構成する。具体的には、中心周波数5.18GHzのIEEE802.11aとの共存が考えられる場合、5.2GHz、5.0GHz、4.8GHzのうちのいずれかのサブキャリアを除去すればよいことになる。二本除いた場合のスペクトル及び時間波形について、それぞれ図11及び図12[2]に示す。図10に、IEEE802.11a干渉波が存在しない場合で、サブキャリアを5.2GHzのみ一本除いたテンプレート波形、5.2GHz及び5.0GHzの二本除いたテンプレート波形、そして5.2GHz、5.0GHz及び4.8GHzの三本除いたテンプレート波形による、それぞれの符号誤り率特性を示す。当然のことながら、除いたサブキャリアの本数が多いほど相関値が低くなるので、符号誤り率特性は劣化する。しかし、一本除いた場合はほとんど特性に劣化はなく、三本除いた場合でも0.5dB程度の劣化に抑えることができる。
IEEE802.11a干渉波が存在する場合におけるUWB受信器の符号誤り率特性を、図13及び図14に示す。従来の送信波形に対するテンプレート波形では、符号誤り率がD/U=0dBでも10−3以上になってしまうので、UWB通信をすることができなかった。しかし、マルチキャリア・テンプレートのサブキャリアを二本又は三本除いたものを適用することによって、D/U=0dBにおいてIEEE802.11a干渉波の影響がなくなるまで、符号誤り率を改善することができた。D/U=−10dBの場合でも、符号誤り率が10−3よりも良い特性が得られる。また、マルチキャリア・テンプレートを適用することにより、IEEE802.11a干渉波の有無にかかわらず、6次チェビチェフフィルタを干渉除去フィルタとして使用した場合よりも良好な符号誤り率特性が得られた。
このマルチキャリア・テンプレートは、IEEE802.11a干渉波のみならず、様々な狭帯域システム干渉波に応用が可能である。例えば、適応的に受信器で干渉波の検出を行い、その周波数付近のサブキャリアをテンプレートから削減する構成や、本実施例のように周波数が既知の干渉波(IEEE802.11a)に対しては削減するサブキャリア位置をプログラム化して予め設定しておく構成により、干渉を軽減することができる。また、本実施例ではFCCのマスクに合わせた送信パルス波を仮定したが、これと異なる送信パルス波を使用した場合も、マルチキャリア・テンプレートを構成するサブキャリアの周波数、帯域幅、振幅等をパルス波形に合わせて検討することにより、本発明を利用できる。更に、送信波形をウェーブレット解析して狭帯域サブキャリアに分割し、テンプレート波形を再合成して干渉を軽減する方法も可能である。
《5》.まとめ
本実施例では、FCCの放射電力制限を満たす送信パルスを用いた場合に、5GHzの無線LAN規格IEEE802.11a干渉波から受ける影響と、マルチキャリア・テンプレートを用いることにより送信側の構成を変えずに、受信側のみで干渉を軽減できる方法とについて説明した。一例として、テンプレートの波形を、11本のサブキャリアで200MHz間隔に配置することにより構成した。その結果、干渉波が存在する場合、その周波数付近のサブキャリアを除いてテンプレート波形を構成することにより、その干渉波から受ける影響を大きく改善できることを示した。マルチキャリア・テンプレートを適用することにより、干渉波の有無にかかわらず、6次チェビチェフフィルタを干渉除去フィルタとして使用した場合よりも良好な符号誤り率特性が得られる。
本発明に係るUWB受信装置の第一実施形態を示すブロック図である。 本発明に係るUWB受信装置の第二実施形態を示すブロック図である。 図3[1]は実施例におけるUWB送信波形の波形図であり、図3[2]はそのスペクトル図である。 実施例におけるUWB受信装置を示すブロック図である。 IEEE802.11a干渉波を受けたUWB受信器の符号誤り率特性を示すグラフである。 AWGN伝送路においてUWB受信器が受けるIEEE802.11a干渉波の影響を示すグラフである。 IEEE802.11a送信器とUWB受信器との距離をr、UWB送信器とUWB受信器との距離をrとしたとき、これらの比r/rと符号誤り率との関係を示すグラフである。 マルチキャリア・テンプレートのスペクトル図である。 サブキャリアの時間波形(上の11波)とマルチキャリア・テンプレートの時間波形(下の1波)とを示す波形図である。 マルチキャリア・テンプレートを使用した場合の符号誤り率特性(干渉波なし)を示すグラフである。 サブキャリアを二本除去した場合のマルチキャリア・テンプレートのスペクトル図である。 図12[1]は従来のテンプレート波形の時間波形を示す波形図、図12[2]はサブキャリアを二本除去した場合のマルチキャリア・テンプレート波形の時間波形を示す波形図である。 マルチキャリア・テンプレートを使用した場合の符号誤り率特性(D/U=0dB)を示すグラフである。 マルチキャリア・テンプレートを使用した場合の符号誤り率特性(D/U=−10dB)を示すグラフである。
符号の説明
10,20 UWB受信装置
11 テンプレート波形記憶手段
12 受信波形入力手段
13 相関手段
14 データ値判定手段
21 干渉波検出手段
22 テンプレート波形作成手段
30 UWB受信器(UWB受信装置)
31 テンプレート波形メモリ(テンプレート波形記憶手段)
32 バンドパスフィルタ(受信波形入力手段)
33 相関器(相関手段)
34 積分器(相関手段)
35 判定器(データ値判定手段)
A 受信波形
B テンプレート波形
C 相関出力
D データ値
E 干渉波
F 周波数成分

Claims (6)

  1. 干渉波となる周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形を予め作成しておき、
    UWBの受信波形を入力し、この受信波形と前記テンプレート波形との相関出力に基づきデータ値を判定する、
    UWB受信方法。
  2. 干渉波となる周波数成分を検出し、この周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形を予め作成しておき、
    UWBの受信波形を入力し、この受信波形と前記テンプレート波形との相関出力に基づきデータ値を判定する、
    UWB受信方法。
  3. 複数のサブキャリアからなるマルチキャリアによって前記送信波形を近似し、前記干渉波となる周波数成分に対応する前記サブキャリアを前記マルチキャリアから取り除くことにより、前記テンプレート波形を作成する、
    請求項1又は2記載のUWB受信方法。
  4. 干渉波となる周波数成分を送信波形から取り除いたテンプレート波形を記憶するテンプレート波形記憶手段と、
    UWB通信で利用される周波数帯域からなる受信波形を入力する受信波形入力手段と、
    この受信波形入力手段から入力された受信波形と前記テンプレート波形記憶手段で記憶されたテンプレート波形との相関出力を得る相関手段と、
    この相関手段で得られた相関出力に基づきデータ値を判定するデータ値判定手段と、
    を備えたUWB受信装置。
  5. 干渉波となる周波数成分を検出する干渉波検出手段と、
    この干渉波検出手段で検出された周波数成分をUWBの送信波形から取り除いたテンプレート波形を作成するテンプレート波形作成手段と、
    このテンプレート波形作成手段で作成されたテンプレート波形を記憶するテンプレート波形記憶手段と、
    UWB通信で利用される周波数帯域からなる受信波形を入力する受信波形入力手段と、
    この受信波形入力手段から入力された受信波形と前記テンプレート波形記憶手段で記憶されたテンプレート波形との相関出力を得る相関手段と、
    この相関手段で得られた相関出力に基づきデータ値を判定するデータ値判定手段と、
    を備えたUWB受信装置。
  6. 複数のサブキャリアからなるマルチキャリアによって前記送信波形を近似し、前記干渉波となる周波数成分に対応する前記サブキャリアを前記マルチキャリアから取り除くことにより、前記テンプレート波形が作成された、
    請求項4又は5記載のUWB受信装置。
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