JP4846618B2 - 受信装置 - Google Patents

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この発明は、例えばOFDM信号などの偶関数と奇関数で表される信号を受信する受信装置に関する。
周知のように、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調を用いた通信方式により通信するシステムでは、送信側において、周波数領域の信号処理で、サブキャリア単位で情報をのせた後、これを逆フーリエ変換して時間領域の信号に変換し、これを送信する。またマルチパスのある環境でも受信時の周期性を保つため、送信側では、送信シンボルにサイクリックプレフィックスを付加する。
一方、受信側では、サイクリックプレフィックスを含むシンボルから、最適なシンボルをデータ窓により切り出し、これをフーリエ変換により周波数領域に変換して情報を取り出す。データ窓幅により切り出されたシンボルのうち、周期性のある情報信号の成分は、フーリエ級数で表されることが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、熱雑音や干渉等の雑音は周期性がないので、受信側でフーリエ変換を行う際に、伝送品質が劣化するという問題があった。
小林英雄著「OFDM通信方式の基礎と応用技術」トリケップス、2004年5月7日、p.19−20。
OFDM変調を用いた従来の通信システムでは、信号対雑音比の低い環境においては、雑音成分が多いため、受信側のフーリエ変換前の信号の周期性が低く、フーリエ変換後に信号品質が劣化するという問題があった。
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、雑音成分が多い信号対雑音比の低い環境においても、雑音成分を抑圧し、受信品質が向上する受信装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明は、偶関数成分と奇関数成分を有する信号を受信する受信装置において、信号をA/D変換するA/D変換手段と、該A/D変換手段によりA/D変換されたディジタル信号から奇関数成分を除去する第1除去手段と、該第1除去手段により奇関数成分が除去されたディジタル信号をフーリエ変換する第1フーリエ変換手段と、A/D変換手段によりA/D変換されたディジタル信号から偶関数成分を除去する第2除去手段と、該第2除去手段により偶関数成分が除去されたディジタル信号をフーリエ変換する第2フーリエ変換手段と、第1フーリエ変換手段の出力と第2フーリエ変換手段の出力を合成する合成手段と、該合成手段の出力を復調する復調手段とを具備して構成するようにした。
以上述べたように、この発明では、偶関数成分と奇関数成分を有する信号から、それぞれ奇関数成分を除去した信号と、偶関数成分を除去した信号を生成し、これらを合成して復調するようにしている。
したがって、この発明によれば、奇関数成分の除去と、偶感数成分の除去により、それぞれ対称性がない雑音成分を除去できるので、雑音成分が多い信号対雑音比の低い環境においても、雑音成分を抑圧し、受信品質が向上することが可能な受信装置および受信方法を提供できる。
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係わる受信装置の構成を示すものである。この受信装置は、アンテナ100と、受信RF部101と、A/D変換部102と、データ窓切出部103と、奇関数成分除去部104と、離散フーリエ変換部105と、偶関数成分除去部106と、離散フーリエ変換部107と、加算部108と、検波部109と、チャネルデコーディング部110とを備える。
図示しない送信装置にてOFDM変調されて送信された無線信号は、アンテナ100を通じて受信され、受信RF部101に入力される。受信RF部101は、上記無線信号を増幅し、これをベースバンド信号に周波数変換する。ベースバンド信号は、下式(1)に示すように、フーリエ級数で表すことができる。
Figure 0004846618
このように示されるベースバンド信号x(t)から、それぞれ以下に示すような演算を実施することで、奇関数成分と偶関数成分を除去することができる。
Figure 0004846618
このため、まず、A/D変換部102により、上記ベースバンド信号をアナログ信号からディジタル信号に変換する。すなわち、時間的に連続する信号x(t)をサンプリングして、離散した情報a[n]を得る。
データ窓切出部103は、先行して受信した信号に含まれていたサイクリックプレフィックスに基づいて設定したデータ窓で、図2に示すように、受信信号を切り出す。ここでは、既にA/D変換部102により離散した情報a[n]に変換されているため、図3に示すような情報a[0]〜a[N−1]が切り出される。これらの情報は、データ窓の中心を中心として、奇対称性(奇関数)成分と偶対称性(偶関数)成分からなる。
奇関数成分除去部104は、データ窓切出部103で切り出した情報から奇関数成分を除去する。すなわち、下式に示す処理を実行し、奇関数成分を除去する。また、この処理により、情報a[0]〜a[N−1]に含まれていた熱雑音や干渉等の雑音が抑制される。なぜなら、信号成分には、対称性による相関があるが、雑音には相関がないので、下式の演算により、雑音成分が抑圧される。
Figure 0004846618
離散フーリエ変換部105は、奇関数成分除去部104の出力に対して、離散フーリエ変換DFT(Discrete Fourier Transform)を行い、時間領域の信号から周波数領域の信号に変換される。ここで行う離散フーリエ変換の一例としては、高速フーリエ変換FFT(Fast Fourier Transform)が望ましい。
偶関数成分除去部106は、データ窓切出部103で切り出した情報から偶関数成分を除去する。すなわち、下式に示す処理を実行し、偶関数成分を除去する。また、この処理により、情報a[0]〜a[N−1]に含まれていた熱雑音や干渉等の雑音が抑制される。なぜなら、信号成分には、対称性による相関があるが、雑音には相関がないので、下式の演算により、雑音成分が抑圧される。
Figure 0004846618
離散フーリエ変換部107は、偶関数成分除去部106の出力に対して、離散フーリエ変換DFT(Discrete Fourier Transform)を行い、時間領域の信号から周波数領域の信号に変換される。ここで行う離散フーリエ変換の一例としては、高速フーリエ変換FFT(Fast Fourier Transform)が望ましい。
加算部108は、離散フーリエ変換部105の出力と、離散フーリエ変換部107の出力を加算する。これにより、熱雑音や干渉等の雑音が抑制された情報a[0]〜a[N−1]のフーリエ変換の結果が得られる。
検波部109は、加算部108の出力を検波し、これにより送信側でチャネルコード化された情報が得られる。
チャネルデコーディング部110は、検波部109の出力をチャネルデコードし、データを得る。
以上のように、上記構成の受信装置では、ベースバンド信号をサンプリングして得た情報信号に対して、奇関数成分を除去してフーリエ変換する処理と、偶関数成分を除去してフーリエ変換する処理とをそれぞれ実施し、これらの処理結果を合成して検波するようにしている。
したがって、上記構成の受信装置によれば、奇関数成分の除去処理と、偶感数成分の除去処理において、それぞれ対称性がない雑音成分を除去できるので、雑音成分が多い信号対雑音比の低い環境においても、雑音成分を抑圧し、受信品質が向上することができる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
この発明に係わる受信装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図。 図1に示した受信装置のベースバンド信号の一例を示す図。 図1に示した受信装置のサンプリングおよびデータ窓による切り出しを説明するための図。
符号の説明
100…アンテナ、101…受信RF部、102…A/D変換部、103…データ窓切出部、104…奇関数成分除去部、105…離散フーリエ変換部、106…偶関数成分除去部、107…離散フーリエ変換部、108…加算部、109…検波部、110…チャネルデコーディング部。

Claims (3)

  1. 偶関数成分と奇関数成分を有する信号を受信する受信装置において、
    前記信号をA/D変換するA/D変換手段と、
    該A/D変換手段によりA/D変換されたディジタル信号から奇関数成分を除去する第1除去手段と、
    該第1除去手段により奇関数成分が除去されたディジタル信号をフーリエ変換する第1フーリエ変換手段と、
    前記A/D変換手段によりA/D変換されたディジタル信号から偶関数成分を除去する第2除去手段と、
    該第2除去手段により偶関数成分が除去されたディジタル信号をフーリエ変換する第2フーリエ変換手段と、
    前記第1フーリエ変換手段の出力と前記第2フーリエ変換手段の出力を合成する合成手段と、
    該合成手段の出力を復調する復調手段と
    を具備することを特徴とする受信装置。
  2. 前記A/D変換手段によりA/D変換された信号から、所定の範囲の信号を切り出す切出手段
    を備え、
    前記第1除去手段は、前記切出手段の出力から奇関数成分を除去し、
    前記第2除去手段は、前記切出手段の出力から偶関数成分を除去することを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  3. 偶関数成分と奇関数成分を有する信号を受信する受信方法において、
    前記信号をA/D変換するA/D変換工程と、
    該A/D変換工程によりA/D変換されたディジタル信号から奇関数成分を除去する第1除去工程と、
    該第1除去工程により奇関数成分が除去されたディジタル信号をフーリエ変換する第1フーリエ変換工程と、
    前記A/D変換工程によりA/D変換されたディジタル信号から偶関数成分を除去する第2除去工程と、
    該第2除去工程により偶関数成分が除去されたディジタル信号をフーリエ変換する第2フーリエ変換工程と、
    前記第1フーリエ変換工程の出力と前記第2フーリエ変換工程の出力を合成する合成工程と、
    合成工程の出力を復調する復調工程と
    を具備することを特徴とする受信方法。
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