JP4891080B2 - フロースルー除去デバイス、およびこのようなデバイスを使用するシステム - Google Patents

フロースルー除去デバイス、およびこのようなデバイスを使用するシステム Download PDF

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Description

本発明は、流体(生物学的流体が挙げられるがこれらに限定されない)から、選択された化合物および/または成分を除去するためのフロースルー(flow−through)デバイスに関する。本発明はまた、このようなフロースルーデバイスを使用する流体処理システムにも関する。
(発明の背景)
生物学的流体から化合物または他の成分を除去するためのフロースルーデバイスは、公知である。例えば、フロースルー除去デバイスが、医学的処理セットにおいて使用され、ここでは、生物学的流体が、所望でない血液成分(例えば、白血球)を除去するために濾過される。フロースルーデバイスはまた、例えば、病原体不活性化プロセスにおいて、生物学的液体が、溶剤または化学物質で処理される用途が提案されている。
多くの病原体不活性化プロセスにおいて、化学物質は、代表的に、(1)存在する病原体を直接不活性化するか、または(2)光のような他の手段と組合せて、存在する病原体を不活性化するかのいずれかのために、生物学的流体に添加される。使用される方法に関わらず、処理後は、その患者への輸液注入の前に、生物学的流体から、未反応の化学物質、または不活性化プロセスの副産物を除去することが望ましい。
このような病原体不活性化処理システムの一例は、特許文献1(その全体が参考として本明細書中に援用される)に記載される。この文献において記載されるシステムにおいて、病原体不活性化プロセス(例えば、紫外光による光活性化、およびソラレン化合物)で処理された供給容器からの流体は、除去デバイスを通過して、受容容器内に回収される。この除去デバイスは、残留する化学物質および/または不活性化プロセスの副産物を除去するように選択された吸収剤を備える。
フロースルーデバイスはまた、例えば、回収された血液製剤から白血球を除去するために、血液製剤の濾過に使用され得る。フロースルーの配列の白血球減少フィルタを備える流体処理システムの一例が、特許文献2に記載される。フロースルーデバイスはまた、血液または血液画分の処理において使用される処理薬剤を除去するために使用され得、この薬剤は、流体のさらなる使用の前に、流体から除去されることが望ましい。
上述の例において、除去デバイスは、ハウジング、およびこのハウジングの内側にある除去媒体を備える。このデバイスが使用される除去(すなわち、白血球減少、または不活性化化合物もしくは他の薬剤の除去)とは無関係に、流体の除去媒体への完全かつ均一な曝露が重要である。除去媒体の最大効率を得るために、流体が、可能な限り多く除去媒体と接触することが望ましい。例えば、上述の病原体不活性化の例において、不活性化薬剤の実質的に完全な除去を保証するために、流体が、除去媒体のいずれの部分も迂回することなく、可能な限り完全に除去媒体と接触することが望ましい。白血球減少デバイスと同様に、完全な曝露は、白血球の実質的に完全な除去を保証するために重要であり、この実質的に完全な除去なしで輸液注入される場合は、レシピエントにおいて有害な反応を生じ得る。
米国特許出願公開第09/325,599号明細書 米国特許第6,358,420号明細書
流体の媒体への実質的に完全かつ均一な曝露をさらに保証するために、除去媒体は、実質的に固定された配向で維持されることが重要である。例えば、流れが「上から下」である吊り型フィルタを備える処理セットにおいて、しばしば、自然なねじりモーメントのために、フィルタがある角度で吊るされる。フィルタの下の重さが変化するにつれ(すなわち、回収容器が満たされるにつれ)、モーメントが増加し、角度が変化する。中心鉛直軸から離れて傾いたデバイスは、除去媒体を横切る流体の不均一な分配を生じ得、結果として、所望でない薬剤の不完全な曝露および除去を生じる。
流体の媒体への均一かつ完全な曝露に加えて、1つのデバイスから次のデバイスへの実質的な処理時間の一貫性(すなわち、再現性)を有することがまた重要である。
上記の性能要件を満たすデバイスを、低い却下率で、容易かつ経済的に製造することがまた、望ましい。
上記の目的は、本発明により対処される。
(発明の要旨)
1つの局面において、本発明は、液体から、選択された化合物を除去するためのフロースルーデバイスに関する。このデバイスは、一緒に連結された第1の部分および第2の部分を有するハウジングを備える。第1の部分および第2の部分の各々は、外側壁および内側壁を備え、これらの部分の壁の間に、化合物除去媒体が配置される。第1の部分または第2の部分の一方は、外側壁に入口ポートを備え、そして、第1の部分または第2の部分のもう一方は、外側壁に出口ポートを備える。第1の部分または第2の部分の内側壁は、末端に延びる舌部を備える一方で、第1の部分または第2の部分のもう一方の内側壁は、この舌部を受容するために、末端に延びる溝を備える。
別の局面において、本発明は、ハウジングを備える、液体から、選択された化合物を除去するためのフロースルーデバイスに関する。このハウジングは、壁間に内側チャンバを規定する、第1の外側壁および第2の外側壁を備える。化合物除去媒体が、この内側チャンバ内に配置される。好ましい実施形態において、ハウジングは、外側壁の一方に入口ポートを、そして、外側壁のもう一方に出口ポートを備え、ここで、出口ポートの位置は、入口ポートの位置に対して正反対である。
別の局面において、本発明は、流体から、選択された化合物または成分を除去するためのフロースルーシステムに関する。このシステムは、流体出口を備える供給容器、および流体入口を備える受容容器、を備える。このシステムは、供給容器と受容容器との間に配置された化合物除去デバイスを備える。このデバイスは、第1の外側壁および第2の外側壁を有するハウジング、およびこれらの壁の間の化合物除去媒体を備える。このハウジングはさらに、外側壁の一方の上に、デバイスの中心と受容容器との間に位置する流体入口を、そして、もう一方の外側壁の上に、デバイスの中心と供給容器との間に位置する流体出口を備える。このシステムは、さらに、供給容器とデバイス入口との間に流路を提供する第1の管、およびデバイス出口と受容容器入口との間に流路を提供する第2の管を備える。
別の局面において、本発明は、液体から、選択された化合物を除去するためのフロースルーデバイスに関する。このデバイスは、チャンバを規定する、一対の側壁および周囲壁を有するハウジングから構成される。除去媒体は、チャンバ内に位置し、この媒体は、ハウジングの周囲壁の内側で終結する端壁を有する。液体不浸透性バリアが、実質的に媒体の周囲端部表面とハウジングの周囲端部壁との間にあるチャンバの領域に位置する。
別の局面において、本発明は、流体から、選択された化合物または成分を除去するためのフロースルー処理システムに関する。このフロースルーシステムは、流体出口を備える供給容器と、流体入口を備える受容容器とを備える。化合物除去デバイスは、供給容器と受容容器との間に位置する。ハウジングは、第1の外側壁および第2の外側壁、ならびにこれらの壁の間にある化合物除去媒体を備える。ハウジングは、第1の外側壁に流体入口を、そして、第2の外側壁に流体出口を備え、上記入口は、第1のハウジング壁の中心と受容容器との間に位置し、上記出口は、第2のハウジング壁の中心と供給容器との間に位置する。このシステムはまた、供給容器出口とハウジング入口との間に流路を提供するチュービング、および受容容器入口とハウジング出口との間に流路を提供するチュービングを備える。供給容器と入口との間の流路の長さは、デバイス出口と受容容器との間の流路の長さよりも長い。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
ここで、図面を参照すると、図1は、本発明を具体化する、フロースルー流体処理システムを示す。このシステムは、流体が、流体供給容器から受容容器へと通過し、その流体と、処理媒体、除去媒体または濾過媒体との間の接触が所望される、任意の用途において使用され得る。
図1において、流体を保持するための供給容器12が示される。1つの特定のなお非限定的な用途において、供給容器12は、血液または血液成分のような生物学的流体を保持し得る。図1に示されるシステムはまた、受容容器14を備える。本発明を具体化する除去デバイス20がまた示され、これは、代表的には、供給容器12と受容容器14との間に位置し、供給容器12および受容容器14と流れ連絡している。
必要に応じて、システム10は、さらなる容器を備え得る。例えば、図1に示される実施形態において、システム10は、生物学的流体の処理に有用な因子を含み得る、さらなる容器22を備える。具体的には、非限定的な例において、容器22は、生物学的流体の病原体不活性化に有用な因子を含み得る。
病原体不活性化化合物の1つの例は、ソラレン化合物(例えば、病原体不活性化化合物としての、5’−(4−アミノ−2−オキサ)ブチル−4,5’,8−トリメチルソラレンであるが、これに限定されない)である。適切なソラレン化合物、およびソラレンを使用して生物学的流体において病原体を不活性化する方法の例は、米国特許第5,578,736号および同第5,593,823号(両方が、本明細書中に参考として援用される)に提供される。
病原体不活性化化合物の他の例としては、フタロシアニン誘導体、フェノチアジン誘導体(メチレンブルーまたはジメチル−メチレンブルーが挙げられる);内因性および外因性の光増感剤(例えば、アロキサジン、イソアロキサジン(リボフラビンを含む))、ビタミンK、ビタミンL、ナフトキノン、ナフタレン、ナフトール、米国特許第6,258,577号、同第6,268,120号、および同第6,277,337号(本明細書中に参考として援用される)に開示された病原体不活性化化合物、またはV.I.Technologies,Inc.より製造される「Pen 110」(InactineTM化合物としてもまた公知)が挙げられる。
赤血球病原体不活性化法において有用であり得る病原体不活性化化合物の例としては、上で開示された病原体不活性化因子、ならびに米国特許第6,093,725号および米国特許出願第09/539,226号(2000年3月30日出願)(核酸親和性を有し、マスタード基またはマスタード基等価物またはマスタード基中間体を含む化合物の使用に関するもの)に開示される病原体不活性化因子が挙げられる。米国特許第6,093,775号および米国特許出願第09/539,226号は、本明細書中に参考として援用される。赤血球病原体不活性化のための好ましい化合物は、p−アラニン、N−(アクリジン−9−イル)、2−[ビス(2−クロロエチル)アミノ]エチルエステルである。
図1を参照すると、容器22は、管28を介して供給容器12と接続される(そして、流れ連絡している)。使用される例示的なシステムおよび病原体不活性化プロセスの詳細は、米国特許出願第09/325,599号(1999年6月3日出願、本明細書においてこれより前に参考として援用される)に示される。
図1および2にさらに示されるように、供給容器は、第1の管16によって、除去デバイス20に接続される。管16は、供給容器12から除去デバイス20までの流路を提供する。管16の一方の端には、容器12の出口ポート24が連結され、他方の端には、デバイス20の入口ポート30が連結される。
図1および2に示されるように、システム10は、デバイス20を受容容器14に接続する管18を備える。具体的には、管18の一方の端は、容器14の入口ポート26に連結され、そして、他方の端は、デバイス20の出口ポート32に連結される。
代替的なフロースルーシステム10が、図1Aおよび2Aに示される。同じ参照番号を使用して、図1および2に示したものと同じ特徴を同定する。図1Aおよび2Aに示される実施形態において、入口ポート30の開口部が、デバイス20の中心36に面していない(すなわち、ハウジングの周囲に向かっている)ことが理解される。同様に、出口32の開口部は、デバイス20の中心36には面しておらず(、ハウジングの周囲に向かっている)。図1および2に示される入口ポート30および出口ポート32の配向が好ましいが、図1Aおよび2Aに示される実施形態も、同様に適切である。
ポート30および32の配向に拘らず、図1および1Aに示される実施形態の両方の共通する局面は、デバイス20の入口ポートおよび出口ポートの、デバイス中心36、ならびに容器12および14に対する位置である。これらの実施形態の各々において、入口ポート30は、デバイス20の中心36と受容容器14との間に位置する。出口32は、中心36と供給容器12との間に位置する。これにより、フロースルーデバイス20は、システム10の残りを通る流れに対して方向的に逆向きとなる。従って、流体は、入口ポート30から入り、そして、出口32へと「上方に」流される。この逆流が、少なくとも部分的に、流体がデバイス20を通過するのに要する時間を減少させ、デバイスからデバイスへのより再現性のある流れを提供し、そして、デバイス20の内側にある除去媒体への流体のより完全な曝露を提供することが発見された。
ここで図3、4および5を参照すると、本発明を具体化する除去デバイス20が示される。好ましい実施形態において、デバイス20は、互いに連結された2つの別個の部分44および46から構成されるハウジング42から構成される。各部分44および46は、それぞれ、50および52と同定される外側表面(図5を参照のこと)および/または、54および56と同定される内側表面を備える。図4〜6および図35〜36に示されるように、部分46は、除去媒体60を受容するための基材、ならびに任意のフィルタ62および64(以下に記載される)を提供する。従って、ハウジング部分46は、これらに対して、いくつかの深さを有し、異なる深さレベルの、複数の同心平面82、84および89(これらもまた以下に記載される)を有し、この上で、除去媒体60および任意のフィルタが入れ子になっている。図6に示されるように、部分46は、ほぼ平面の側壁および周囲端部壁57から構成される。ハウジング部分42は、より、有意な深さのない平坦なカバー部材の形態および形状であり得る。図4に示されるように、部分44は、入口ポート30を備え、部分46は出口ポート32を備える。図30に示されるように、部分44および46は、必要に応じてアライメントタブ48を備え、組み立ての間の、部分44および46の適切な嵌合を保証し得る。
ハウジング42は、好ましくは、射出成形され得る硬性プラスチックから作製される。ハウジング42に使用される材料は、γ線照射または電子線照射のような公知の滅菌の形態による滅菌に適切であるべきである。この材料はまた、超音波溶接(これに限定されない)のような好ましいシーリング作業に受け入れられるべきである。適切な材料の例としては、ポリメチルメタクリレート(PMMA)およびアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)が挙げられる。図3〜5に示されるように、ハウジング部分44または46の一方は、チュービング16および/または18(以下により詳細に議論される)を受容するための保持部材58を備え得る。
図4に示されるように、デバイス20は、好ましくは、デバイス20の内側表面54と56との間に置かれた、1つ以上の処理媒体または除去媒体(例えば、ディスク60)を備える。流体が、入口ポート30を通ってデバイス20に入ると、流体は、媒体60と接触する。流体は、媒体に浸透し、出口32を通って出る前に、その表面60aを横断する。1つの非限定的な例において、除去媒体60は、流体から不要な成分を除去するために選択され得る。米国特許出願第09/325,599号に記載される型の病原体不活性化流体処理システムにおいて、媒体は、未反応の病原体不活性化化合物、病原体不活性化処理の副産物、ならびに、他の化合物および物質(他の病原性化合物を含む)を除去するための吸収剤媒体であり得る。
米国特許出願第09/325,599号に記載されるように、除去媒体は、好ましくは、微粉砕されて、かつ、ポリエチレンまたはそのブレンドのような結合材料と合わされた、ジビニルベンゼンスチレン粒子から作製されたディスクの形状であり得る。この組み合わせが焼結され、その結果、側部表面60aおよび60b、ならびに周囲端部表面60cを有する、図4〜6に示されるディスク60が生じる。この型のディスクは、Purolite Company(London,United Kingdom)により提供される微粒子を用いて、Porex Technologies(Fairburn,Georgia)から入手可能である。
当然ながら、記載される除去媒体60は、上で同定された材料に限定されない。この媒体は、流体から、選択された化合物または因子を除去し得る、任意の材料、吸収剤またはその他のものから作製され得る。化合物および因子の除去に有用な材料の例は、米国特許第6,544,727号および米国特許出願公開第2001/0018179 A1号および米国特許出願公開第2001/0009756 A1号(全てが、本明細書中に参考として援用される)に提供される。この媒体はまた、不要な化合物または成分を(吸着以外で)捕捉するために使用される濾過媒体であり得る。例えば、媒体60は、生物学的流体から、白血球を捕捉し、そしてこれらを除去するために使用され得る。
図4に示されるように、デバイス20は、化合物または成分の濾過および除去のために、さらなる挿入物を備え得る。例えば、デバイス20が、残留する因子および不活性化プロセスの副産物を除去するための、病原体不活性化処理において使用される実施形態において、1つ以上のさらなる濾過媒体62および64を備えることが好ましくあり得る。フィルタ62および/または64は、除去媒体60から任意の遊離した微粒子を捕捉するために備えられ得る。フィルタ62および64は、例えば、0.2ミクロンと0.8ミクロンとの間の孔サイズを有する、ナイロンメッシュ、またはより好ましくは、ポリエステルメッシュのような、従来の型のものであり得る。2つのフィルタ要素62および64が示されるが、1つのフィルタ要素が十分であり得る。
示され、そしてこれより前に記載されるように、デバイス20のハウジング42は、好ましくは、互いに連結された2つの部分44および46から構成され、除去媒体60(および1つ以上のフィルタ媒体62および64)が、ハウジング42の中に囲まれる。好ましい実施形態において、部分44および46は、その外側周囲またはその近くで、互いに連結される。ハウジング部分44および46の適切なアライメントは、保持部材58を用いてアライメントタブ57を整列させることによって保証され得る。(代替的かつ任意のアライメントタブ48がまた、図32に示される)。部分44および46は、(部分44および46の)内側表面54および56を一緒にシールすることによって、一緒に連結され得る。
好ましくは、部分44および46は、嵌合舌部および溝の配置によって、互いに接着され得る。図6および30〜33は、好ましい嵌合配置を示す。部分46の内側表面56は、内側表面56の周縁近くに溝68を提供する。溝68は、ハウジング部分46の全周縁に沿って連続している。図6を参照すると、溝68は、ハウジング部分44の内側表面54の上で、外向きに延びる舌部70を受容するような大きさである。溝68と同様に、舌部70は、部分44の全外側周縁に沿って連続している。
デバイス20の組み立ての間に、舌部70は、溝68内に挿入される。舌部および溝がフィットする領域は、次いで、好ましくは、シーリング手段に曝露される。好ましい実施形態において、このシーリング手順は、舌部70および溝68の超音波溶接、ならびに舌部70および溝68の融合のための超音波デバイスを包含し得る。当業者に公知の溶接またはシーリングの他の形態もまた使用され得る。超音波溶接からのエネルギーが、溝68および舌部70の可塑性部品を融解させ、図32に示されるように、これらを互いに融合し、それによって、部分44および46の永久的なシールを形成する。
図10および31に示されるように、内側溝壁72は、外向きに延びる肩部74を備える。デバイス20の組み立ての間に、舌部70は、まず、溝68の肩部74と接触する。溶接の間に、舌部および溝68のこれらの領域は、まず、シールを提供するために、互いに物理的に融合される。図6および34にさらに示されるように、舌部70は、一旦溝68内に挿入されると、外側ギャップ78および下側ギャップ80を残す。これらのギャップは、超音波溶接プロセスからの融解生成物を受容し、そうではなければ、ハウジング内で亀裂をもたらし得るハウジング42上のストレスを減少するために提供される。
図35〜36に最もよく認められるように、部分46の内側表面56は、入れ子になった肩部または平面82および84をさらに備え得、この上に、フィルタ媒体62および64が置かれる。フィルタ62および64の周縁部分は、ハウジング部分46の全周縁に沿って連続し得る平面82および84の上に乗っている。フィルタ62および64は、公知の接着技術によって、内側表面46に接着され得る。しかし、好ましくは、フィルタ62および64は、その周縁に沿って、平面82および84に超音波溶接される。平面82および84は、さらに、エネルギーディレクター83を備え得る。エネルギーディレクター83は、図33に示されるように、そして、当業者に認識されるように、隆起した、三角形の表面であり得る。エネルギーディレクター83は、フィルタ62および/または64と、ハウジング46との間に堅固な溶接を提供するのに役立つ。
図6(ならびに35および36)にさらに認められるように、ハウジング部分44および46の一方または両方が、連続した把持部材、またはシールリング86(および88)を備え得る。これらの図において示されるように、リング86および88は、部分44および46の周縁近くの内側表面54および56から延びる、隆起した表面であり得る。好ましい実施形態において、シールリング86および88は、デバイス20の中心36と、上記の舌部70および溝アセンブリ68との間に位置する。図6に示されるように、シールリング86および88は、部分的に、除去媒体60を備え、液体が、媒体60を横断および迂回することを実質的に阻止する。好ましくは、リング86および88は、除去媒体60を良好に把持するために、尖っている端で終結し得る。
液体が媒体60を迂回しないことをさらに保証するために、媒体60とハウジング42との間に残るギャップ90は、液体不浸透性バリアで実質的に満たされ得る。図27および28に示されるのは、ギャップ90をシールするか、または実質的に満たし、そして、任意の意図しない液体の迂回を阻止する1つの方法である。ここで、簡単に図6を参照すると、ギャップ90は、リング86および88と、ハウジング42の側壁および周囲端部壁57の内側表面54および56との間の領域内で、除去媒体(ディスク)60を取り囲む。図27および28に示されるように、シーラント92が、ギャップ90内に注入され得る。注入ポート94は、ハウジング部分44および/または46内に備えられ得る。シーラント92は、シリンジ95または任意の他の手段によって注入され得る。図30および31に示されるように、ハウジング部分46はまた、ある量のシーラントを受容するために、1つ以上のレザバ91を備え得る。レザバ91は、ギャップ90を効率的にシールするために、十分な量のシーラントのための空間を提供する。
適切なシーラントとしては、エポキシド、RTV、ホットメルト、ポリウレタン、EVAベースのホットメルト、シリコーンまたは他のプラスチック(例えば、アクリル系ポリマー)が挙げられ得る。好ましいシーラントは、Bostik Findley(Wauwatosa,Wisconsin)より商品名Bostik H1714で市販される、EVA/蝋ホットメルトである。このシーラントはまた、注入された後に、半固形のままのゲルであり得る。いずれにしても、図29に示されるように、ギャップ90内にシーラントを導入することにより、液体が除去媒体60を迂回することが有効に阻止される。
除去媒体60の液体迂回を阻止することはまた、図37および38に示されるように、除去媒体60のディスクに成形シーリングリング93または媒体60の周縁の周りのガスケットを提供することによって達成され得る。このような代替的な実施形態の1つにおいて、リング93は、除去媒体ディスク60の外周に適用され得る、適切な結合材料から作製され得る。リング93は、ディスクの製造の間またはその後に、ディスク60上に成形され得る。例えば、1つの実施形態において、リング93は、除去媒体ディスク60の焼結の間に成形され得る。
リング93は、ハウジング部分44および46が、図39に示されるように一緒になってハウジング42を形成するときに、これらのハウジングにより形成されるギャップ90と実質的に等しい厚みを有するべきである。実質的に液体不浸透性で、生体適合性であり、そして、ディスク上またはディスクと共に成形され得る任意の結合剤が適切である。1つの例において、リング93は、ポリマー材料から作製された結合材料から作製され得る。これらの材料としては、ポリエチレンであるが、これらに限定されない。好ましいポリエチレンは、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)である。UHMWPEは、他の化合物と共にブレンドされ得るが、100% UHMWPEが好ましい。
上記の実施形態の改変物において、リング93または適切なシーラントもしくは結合材料がまず形成され得、そして、焼結中の成形胴内に置かれ得る。次いで、除去媒体が、成形されたディスクの内側に焼結形成され得、その結果、図37および38に示された構造と実質的に類似の構造が生じる。外側リング93が、ハウジング42に、超音波的にか、または他の方法で成形され得る。ハウジング42が、アクリルベースの材料から作製される場合、リング93のための適切な材料はアクリルであり、次いで、これがハウジング42に溶接され得る。
図40〜42に示される別の代替例において、液体不浸透性かつ生体適合性の材料から作製された薄いガスケット198が、成形胴の内側に置かれ得る。除去媒体ディスク60は、ガスケットの頂部に焼結形成され得る。ガスケットは、溶媒結合、超音波溶接、または他の公知のシーリング技術によって、ハウジング42にシールされ得る。ガスケット198は、図42に示されるように、ハウジング42の出口ポート32に近接するディスク60の表面に取り付けられ得る。好ましくは、ガスケット198は、ハウジング42内の環状ギャップ90の外側端壁に対して実質的に延び、それによって、除去ディスク60とは接触し得ない、任意の液体が、出口ポート32を通って出るのを防ぐ。適切なガスケット材料は、また生体適合性である、任意のポリマー材料またはポリマー材料のブレンドであり得る。このような材料の1つの例は、エチレンビニルアセテート組成物である。
なお他の代替例としては、ホットメルト接着剤を、媒体ディスク60の全周に蒸着またはプリンティングすること、媒体ディスク60の全周のまわりにフィルムを焼嵌めすること、または媒体ディスクの全周をPVCプラスチゾルに浸漬することが挙げられる。
ディスク60の全周にシーラントを適用することを要しない、なお別の代替例において、除去媒体ディスク60の端部表面60cは、液体不浸透性の周縁部を提供するように処理され得る。1つの実施形態において、ディスク60の全周は、約120℃のような高温に曝露されて、全周にわたって不浸透性のスキンを形成し得る。スキンは、ディスクを回転させて、ディスク60の周縁部を温風供給源に曝すか、または焼結後に、ディスクを熱成形プレスに入れて、さらに形成することによって形成され得る。図43に示されるように、スキン200は、媒体ディスク60の外側全周および周縁部の周りに形成され、スキン200のいくらかは、ディスク60の外側表面にある吸収剤材料と重なっている。好ましくは、スキン200は、以前に記載されたシールリング86および88が、図45に示されるように、ディスク60のスキンで覆われた部分と接触するように、ディスク60の外側表面を覆って延びる。
図1Aに戻って簡単に参照すると、ハウジング部分44および46の一方、または好ましくは両方が、複数のリブ96、98を備え得る。リブ96、98は、それぞれ、内側表面54および56から延びる隆起した表面であり得る。好ましい配置において、出口ポート32を備える部分46は、図31に示されるように、ポート32、またはその近くに配置された2つ以上のリブ96を備える。リブ96は、フィルタ64が、出口ポート32をブロックすることを防ぐ。
ハウジング部分44はまた、複数のリブ98を備え得る。リブ98は、内側表面54から延びて、組み立ての間に、ハウジング44に強度およびさらなる支持を提供する、隆起した表面であり得る。これは、デバイス20が、超音波溶接により連結されている場合に、特に望ましくあり得る。さらに、リブ96は、除去デバイス60が、部分44の内側壁54に接着すること(および可能であれば、入口ポート30をブロックすること)を防止し得る。複数のリブ98は、任意の所望の構成で、間隔を空けて配置され得る。例えば、リブ98は、内側壁54の表面を横切って平行に、互いに関して間隔が空けられ得る。他の配置がまた可能である。好ましい実施形態において、リブ98は、図1Aに示されるように、(ホイールのスポークのように)デバイス20の中心36近くの点から延びて、放射状に空間を空けられる。
図35に示されるように、複数のリブがまた、ハウジング部分46内に備えられ得る。図面に示されるように、リブ100は、溝68に隣接する内側表面56にある部分46の外側全周に並ぶ。より具体的には、リブ100は、部分的に溝68を規定する、周縁に直立した壁セグメント57aを支持する。リブ100は、ハウジングに強度を提供し、そして、溝68が、例えば、超音波溶接の間に偏向することを防止する。あるいは、図36に示されるように、一連のリブ101がまた、周囲壁57、より具体的には、壁セグメント57bに沿って備えられ得る。リブ100よりも広く間隔を空けられ得、(それ故、数が少ない)リブ101は、平面89上にディスク60を位置させるための参照点を提供する。ハウジング部分46は、1セットのリブ100もしくは101のいずれかを備え得るか、または、このセットの両方を備え得る。
図3および7を参照すると、デバイス20は、ハウジング42上に、1つ以上の保持部材58を備え得る。図面に示されるように、保持部材58は、ハウジング部分46と一体であり得る。保持部材58は、たとえば、図7に示されるように、二又クリップの形状であり得る。処理システム10の組み立ての間に、チュービング16または18は、図10に示されるクリップのプロング間のギャップ内にプレス嵌めされる。保持部材58は、ポート30および/または32と実質的に整列している。あるいは、保持部材58は、管16または18がねじ切りされる、閉鎖ループであり得る。保持部材は、ハウジング42の近くにチュービング16および18を保持し、そして、実質的に垂直な配向でハウジング42を維持するのを補助する。上述のように、ハウジング42を垂直な配向に維持することは、デバイス20の除去媒体への流体の均一な曝露を保証するために重要である。
図11〜16および26は、本発明のフロースルー流体処理セット10を通る流れを方向付ける、異なる流体回路およびチュービングの構成を示す。代表的には、処理セットは、例えば、このシステムを通る流体の重力誘導性の流れを可能にするために、IVポールから吊るされる。図11において、フロースルー流体処理システム10の部分が示される。この中に示されるように、フロースルー流体処理システム10は、ハウジング42を備える。図11〜16に示される実施形態の化合物除去デバイス20は、供給容器12と受容容器14との間に位置することが理解される(図1および1Aに示される)。従って、容器12は、「上」化合物除去デバイス20であり、そして、受容容器14は、「下」化合物除去デバイスである。
図11に示されるように、デバイス20は、ハウジング42の片側に入口ポート30を、ハウジング42の反対側(例えば、外側表面50および52)に出口ポート32を備える。図面に示されるように、好ましい配置において、ポート30および32は、入口ポート30が、1つの部分の下側端部にあり、一方で、出口ポート32は、もう一方の部分の上側端部に位置するように、正反対である。上で議論したように、流体が、出口に向かって「上向きに」流れなければならない位置にある入口ポート30の配置が好ましく、これは、改善された、一貫性のある処理時間を提供し、そして、他の入口/出口配置と比較すると、流体の媒体へのより複雑な曝露を保証する。
図1に示されるもののような、入口ポート30の開口部が、デバイス20の中心36に面する、1つの実施形態において、管16は、直線経路で、入口ポート30と直接連絡する。図1Aに示されるように、入口ポート30の開口部が、供給容器12とは面しておらず、(そして、デバイス20の中心36とも面していない)場合、流路は、デバイス20内への流体の進入を可能にするように、再配向されなければならない。従って、図11に示されるように、管16が、直線経路で入口ポート30に取付けられていない場合(図1の場合)、流れの方向が、逆転されなければならない。
例えば、流れが供給容器12とは面していない出口を通ってデバイス20に入る流体処理システム10を通る流れは、流体の進入を可能にするために、流れ導管を備え得る。この実施形態において、導管は、流れを、容器12からの流れの方向から、約180°回転させた方向に逸らせる。
従って、図11に示される実施形態において、デバイス20は、流体を受容するポート104、および流体を入口ポート30に導入するポート106を有する流体導管102を備える。当業者に認識されるように、導管102は、当該分野で周知の標準的な「Y」型コネクタであり得る。導管102の一方の枝が、ポート104を備えるのに対して、もう一方の枝が、ポート106を備える。さらなるポート108が、以下により詳細に議論される、管または「ダミーライン」110に接続される。
類似の配置が、出口ポート32に提供される。図11に示されるように、分枝した「Y」のような(しかし、これに限定されない)流体導管112が提供される。導管112の一方の枝114は、出口ポート32と連絡する。導管112の枝116は、管118と連絡し、これは、最終的に、管18および受容容器14と連絡する。導管112のポート120は、管または「ダミーライン」122と接続される。
本発明によれば、時折、受容容器14から排気することが所望され得るか、または必要でありさえし得る。代表的には、これは、システム10内のラインを通して受容容器14から空気を「吐き出させる(burp)」ことによって達成される。多くの実施形態において、この流路は、迂回管38として提供される。図1A、2Aおよび11において、迂回管38は、システム10から、そして具体的には容器14からの空気の排出口を提供する流路を規定する。迂回管38は、一方向チェック弁40を備える。弁40を備えるライン38は、空気が、受容容器14から排気されることを可能にする。
迂回管38が備えられる場合、図11に示されるように、さらなる分枝した流れ導管がまた、提供され得る。1つの好ましい実施形態において、さらなる導管はまた、分枝したコネクタ126および128であり得る。好ましい実施形態において、これらの分枝した導管126および128は、三叉導管(例えば、当業者に公知の型の三重「Y」コネクタであるが、これらに限定されない)である。
従って、図11に示される処理システム10を通る流れは、以下のようなものである。流体は、ライン16を通って供給容器12から流れる。流体は、分枝した導管126に入る。好ましい実施形態において、分枝した導管は、示されるような三叉導管である。1つの管129は、ポート126Aから延びて、導管102のポート104に受容される。この点において、管110は、シールされているか、または、他の方法でそこを通る流れが制限された、「ダミーライン」であり得ることが注意されるべきである。従って、二又導管102を通る流れは、必然的にポート106を通るように方向付けられ、このポートを通って、デバイス20に入る。この分枝した導管は、効率的に、流れの方向を180°逆転させる。
一旦流体が、デバイス(流体が除去媒体60と接していたところ)を通過すると、流体は、出口32に入る。流れは、ポート32を通ってデバイス20を出て、ポート114を通って導管112に入る。流体導管102と同じように、管122は、シールされたか、または他の方法でそこを通る流れが制限された「ダミーライン」である。これは、流れが管122に入ることを防ぎ、そして、流れを管118を通るように方向付ける。管118は、導管128、特にポート128aと連絡する。ポート128aは、管18と連絡し、この管を通って流体が通過し、受容容器14に回収される。
図11に示されるように、迂回管38がまた提供され得る。迂回管38の一方の端部は、三叉導管128のポート128cと連絡する一方で、ライン38のもう一方の端部は、三叉導管126の126cと連絡する。
代替的な流体回路が、図12〜16に示される。図12において、入口ポート30および出口ポート32は、デバイス20の中心36とは面していない開口部と、中心36に向かって面する開口部との両方を備えるT型ポートである。この配置に関して、図11の三叉導管は排除され得る。従って、図12に示されるように、流れは、流体導管112に入り、そして、入口ポート30に方向付けられる。図12に実施形態は、以前に記載した型の一方向チェック弁40aを有するライン130を備える。図12に示されるチェック弁40aは、流れがライン130および出口ポート132に入ることを防止し、それによって、流体が、管129を通って入口ポート30に向かって動くことを保証する。流体は、デバイス20に入り、そして、出口ポート32を通って出て、ここで、管134に方向付けられる。管134の一方の端部は、出口32の一方の枝に取付けられ、一方で、管134のもう一方の端部は、分枝した導管102に取付けられる。
さらなる代替的な実施形態は、図13に示される。この実施形態は、T型ポート30および32を備えるという点で、図12の実施形態と多くの点で類似する。図13の実施形態は、同様に、二又導管112および102を備える。管130および132は、チェック弁40aおよび40bを備える。流れは、入口ポート30においてデバイス20に入り、出口ポート32においてデバイス20から出る。
さらなる代替的な実施形態が、図15〜16に示される。図15および16の実施形態は、図11に示される実施形態と、多くの点で似ている。しかし、Y型コネクタの代わりに、U字型導管136および138が、ハウジング42の入口ポート30および出口ポート32と連絡するために提供され得る。図15および16に示される実施形態は、さらに、二又導管140および142を備え得、これらの導管は、供給容器12から流路を提供するライン16および、受容容器14までつながるライン18と流れ連絡している。図15に示されるように、導管142は、管16からの流体を管144を通して連絡する。管144は、デバイス20の入口ポート30に取付けられたU字型流れ導管136に接続される。流体は、以前に記載したように、出口ポート22を通ってデバイス20を出て、U字型導管138によって、管146に迂回させられる。管146は、今度は、Y型導管140、そして最終的には、受容容器14と連絡する。(以前に記載された理由から)一方向チェック弁40を備える迂回ライン38がまた、提供され得る。
ここで、図25および26を参照すると、本発明を具体化する除去デバイスの別の代替的な実施形態が示される。この実施形態において、入口ポート30は、中心36と供給容器12との間に位置し、そして、出口32が、中心36と受容容器14との間に位置する。入口ポート30および出口32は、それぞれ、内部チャネル190および192と流れ連絡する。
上記のチュービング構成は、実質的に垂直な配向で、ハウジング42を維持するのを補助する。上記のように、このことは、除去媒体60への生物学的流体の実質的に均一かつ完全な曝露を可能にする。
最後に、図17〜24に示されるのは、本発明の流体処理セット10の流体回路を編成し、そして、デバイス20の垂直配向を実質的に維持するさらなる方法である。図17〜21に示されるのは、デバイス20を保持するために使用される外部ホルダである。図17に示されるように、ホルダ150は、挟まれたか、または他の方法で互いに連結された、2つの別個のパーツ152および154から作製され得る。ホルダ150は、適切な可塑性材料から作製され得、そして、射出成形され得る。ホルダ150は、さらなる剛性を提供するために、剛性リブ151を備え得る。図17および18に示されるように、ホルダ150は、管ガイドクリップ158、160、162を備え得、この中に、処理セット10からの管がプレス嵌めされ得る。図21に示されるように、クリップ160(および162)は、チュービングを受容するチャネルを規定する。さらに、クリップ160および162はまた、ねじれることなく180°回転することによって、管16および18をガイドするのを補助する。上記のように、チュービングを約180°回転させることにより、デバイス20の「底部」において流体が進入すること、およびデバイス20の「頂部」を通って流体が出ることが可能になる。
図18に示されるように、ホルダ150の部分154および152の両方が、同一であり得る。このことは、1つの成形ツールが、ホルダ150の両方のパーツに使用されることを可能にする。
デバイス20を保持するためのさらなる手段が、図22〜24に示される。これらの実施形態において、デバイス20は、サドル型ホルダ170内に入れ子になっている。サドル170はまた、処理セットの管を、所望の構成および方向に方向付けるための、管ガイドクリップ172を備え得る。また、図22〜24に示されるように、デバイス20の所望の垂直配置をさらに保証するために、フック180が、流体回路の2つの部分を互いに近接して保持するように提供され得る。最終的に、図24に示されるように、サドル、またはホルダ170全体が、垂直に立ったIVポール182に取り付けられ得る。
本発明によって達成される別の重要な目的は、1つの使い捨てセットから次の使い捨てセットまで、一貫した処理時間を保証する能力である。当然ながら、この課題は、除去媒体ディスクから除去媒体ディスクへと流れる抵抗性に固有の差があるという事実にある。出願人らは、上記システムを通る流れが、実質的に制御され得、従って、ディスク60からの抵抗の影響が、実質的に弱められることを発見した。特に、そして、以下により詳細に議論するように、流路の長さ、ならびに入口管16および出口管18の内部直径を調節することによって、1つのセットから次のセットまで実質的に一貫した処理時間を提供することが可能である。
例えば、システムの流路、すなわち、供給容器12から回収容器14までの距離(すなわち、「頭の高さ」)を長くすることによって、システムを通る力駆動の流れが増加され得る。さらに、デバイス20を供給容器12からより遠く、そして、受容容器14により近く(図1に一般的に図示されるように)位置付けることによって、プライミングの間に、入口管16を通って流れ、入口ポート30においてデバイス20に入る流体にかかる力が増加する。
従って、例えば、管16の長さは、管18の長さの約1.5〜8倍であり得る。1つの特定の、非限定的な例において、管16の長さは、約26インチであり得、そして、管18の長さは、約31/2インチであり得る。
流速に対するさらなる制御が、流路の直径を調節することによって達成され得ることがまた、発見された。例えば、(血液処理、および医療の分野で一般的に使用される、標準的な大きさのチュービングに見られる直径と比較して)入口管16の内側直径を狭くし、さらに、上で議論されるように、「頭の高さ」全体を長くすることによって、得られる流速は、除去媒体またはディスクの固有の抵抗の効果を実質的に減少させるのに十分となる。従って、流れは、良好に制御され得、そして、ディスクにより与えられる抵抗性に対して、比較的鈍感なままであり得る。
例えば、入口チュービング、ディスク、および出口チュービングは、直列接続の抵抗として記載され得る、水圧回路を形成する(入り口チュービングについてR1、ディスクについてR2、そして、出口チュービングについてR3とし、Rrは、コネクタからのさらなる抵抗(例えば、Y部位、直径の変化および他のコネクタ)を説明する)。従って、流体回路内の全抵抗は、これらの個々の抵抗の合計である。流れのためのドライバは、上記のように頭の高さである。
ディスクの製造が、R2抵抗の可変性を生じることが公知である。R2が回路内の優勢な抵抗である場合、その強さのバリエーションは、流速に、そして最終的には処理時間に有意なバリエーションを生じる。従って、ディスクの製造の可変性の影響は、回路内の別の構成要素(具体的には、優勢な抵抗である、入口チュービングR1)を作製することによって最小にされ得る。チュービングのIDおよび長さの製造耐性は、ディスクの製造と比較して、より高い程度まで制御可能なので、R1の固有のバリエーションは、R2の変数に比較して、強度が有意により小さいと予測される。入口管の抵抗は、管の内側直径によって主に規定され、そして、二次的には、目的の層流レジムの長さによって規定される(Reynold数100〜1000)。従って、(管16の)内側直径は、変更されるべき主要なパラメータである。
主要なレストリクターとして、出口チュービングと比較して入口チュービングを選択することはまた、管の長さを相対的に考慮することによって駆動される。処理セットの入口側で、出口側と比較してより長い管の長さを有するという理論的根拠が、上で議論される。R1を優勢な抵抗として選択することによってもまた、管の長さからの別の利点が獲得される。
従って、血液処理に使用される標準的なチュービングは、上記の利点を提供するために、代表的に、約0.118インチの内側直径を有する一方で、管16の内側直径は、標準よりも小さくなくてはならず、より好ましくは、上で同定した直径よりも実質的に小さくなくてはならない。1つの好ましい非限定的な実施例において、入口管16の内側直径は、0.025インチと0.09インチとの間のどこかであり得る。なおより好ましくは、チュービングの内側直径は、約0.057±0.03インチであり得る。
処理時間および流れの一貫性におけるさらなる改善がまた、出口30と流れ連絡する、出口管の内側直径を変更することによって達成され得る。1つの実施形態において、出口管18(および/または図11の管118および/または図16の管セグメント146)の内側直径は、約0.04インチと0.120インチとの間であり得る。より好ましくは、出口と流れ連絡する管の内側直径は、約0.080±0.03インチであり得る。これらの出口管の内側直径を、(標準的な大きさのチュービングにおいて見られる内側直径と比較して)狭くすることは、そうでなければ流れを蓄積し、制限し得る、気泡の駆出を補助する。
本発明が、その好ましい実施形態の文脈で説明されてきた。しかし、本発明は、記載される実施形態に限定されず、さらなる改善および修飾が、添付の特許請求の範囲に示される本発明の範囲から逸脱することなくなされ得ることが、理解される。
図1は、本発明を具体化するフロースルー除去デバイスに備えられる流体処理システムの平面図である。 図2は、フロースルーデバイスの裏面を示す、図1の流体処理システムの部分平面図である。 図1Aは、本発明を具体化するフロースルー除去デバイスを有する、代替的な流体処理システムの平面図である。 図2Aは、フロースルーデバイスの裏面を示す、図1Aの流体処理システムの部分平面図である。 図3は、本発明を具体化する除去デバイスの斜視図である。 図4は、本発明を具体化するフロースルー除去デバイスの分解図である。 図5は、図1のフロースルー除去デバイスの断面側面図である。 図6は、図5のフロースルー除去デバイスの拡大部分断面図である。 図7は、本発明を具体化する、フロースルー除去デバイスのハウジングにある保持クリップの部分斜視図である。 図8は、本発明を具体化する、フロースルー除去デバイスのハウジングにある、保持ループの部分斜視図である。 図9は、入口ポートのバージョンを含む、本発明を具体化するフロースルー除去デバイスの一部分の斜視図である。 図10は、フロースルー除去デバイスの1つの実施形態の側面図である。 図11は、フロースルー除去デバイスを備える、流体処理システムの1つの実施形態の部分平面図である。 図12は、流体処理システムの別の実施形態の部分側面図である。 図13は、フロースルー除去デバイスを備える、フロースルーシステムのなお別の実施形態の平面図である。 図14は、図13に示されるシステムの側面断面図である。 図15は、フロースルー除去デバイスを備える、フロースルーシステムのなお別の実施形態の部分平面図である。 図16は、図15のフロースルー除去システムおよびデバイスの裏面の平面図である。 図17は、本発明を具体化する、フロースルー除去デバイスを支持するためのホルダの斜視図である。 図18は、図17のホルダの分解図である。 図19は、図18のホルダ内にある除去デバイスの斜視図である。 図20は、図19のホルダおよびフロースルー除去デバイスの裏面斜視図である。 図21は、図19のホルダのチュービングチャネルの断面図である。 図22は、フロースルー除去デバイスを支持するためのホルダの代替的な実施形態の斜視図である。 図23は、図22のホルダおよびフロースルー除去デバイスの裏面を示す斜視図である。 図24は、垂直支持ポールに取付けられたコネクタを備える、図22のホルダおよびフロースルー除去デバイスの代替的な配置である。 図25は、本発明を具体化する、フロースルー除去デバイスのさらなる代替的な実施形態の、分解斜視図である。 図26は、図25のフロースルー除去デバイスの断面側面図である。 図27は、中に除去媒体が配置された、除去デバイスの断面側面図である。 図28は、シーラントがハウジングの内側に注入された、化合物除去デバイスの断面側面図である。 図29は、シーラントで充填されたギャップを有する除去デバイスの断面側面図である。 図30は、シーラントレザバおよび注入開口部を有する除去デバイスハウジングの一部分の斜視図である。 図31は、図30のハウジング部分の裏面の斜視図である。 図32は、組み立てられた除去デバイスの1つの実施形態の斜視図である。 図33は、溶接前の、舌部と溝との係合の部分断面図である。 図34は、互いに溶接された舌部および溝の部分断面図である。 図35は、出口ハウジング部分の一部の、断面で示された、斜視図である。 図36は、代替的なリブ配置の、出口ハウジング部分の一部の、断面で示された、斜視図である。 図37は、媒体ディスクの全周に結合材料のリングを有する、除去媒体の代替的な実施形態の斜視図である。 図38は、ディスクおよびリングの断面図を示すために部分的に切断された、図37のディスクの斜視図である。 図39は、図37の除去ディスクを備える、除去デバイスの断面側面図である。 図40は、媒体ディスクの全周に、環状のガスケットを備える除去媒体の代替的な実施形態の斜視図である。 図41は、ガスケットを示すために除去媒体の一部が切断された、図40のディスクの斜視図である。 図42は、図40の除去媒体を備える除去デバイスの断面側面図である。 図43は、媒体ディスクの外側全周に不浸透性のスキンを備える、除去媒体ディスクの斜視図である。 図44は、媒体ディスクの断面図を示すために部分的に切断された、図43の除去媒体ディスクの斜視図である。 図45は、図43の除去媒体を備える除去デバイスの断面側面図である。

Claims (51)

  1. 液体から選択された化合物を除去するためのフロースルーデバイス(20)であって;
    内部チャンバーを区画する第1および第2の側壁(44,46)および周縁端壁(57)を含んでいるハウジング(42)であって、前記第1および第2の側壁(44,46)の一方は入口ポ−ト(30)を含み、前記第1および第2の側壁の他方は出口ポート(32)を含んでおり、前記第1および第2の側壁(44,46)の一方は前記側壁の近くに連続した舌部(70)を含み、そして前記第1および第2の側壁の他方は前記他方の側壁の周縁またはその近くに前記舌部を受け入れる溝(68)を含んでおり、前記溝(68)は半径方向の内側および外側壁により区画され、前記内側および前記外側壁の少なくとも1つは、それらから延びるショルダー(74)を含んでいる、前記ハウジング(42);
    前記内部チャンバー内に配置され、吸収剤組成物粒子およびプラスチック結合剤を含んでいる焼結された媒体からなる化合物除去媒体(60)であって、前記媒体(60)は、前記ハウジング(42)の前記周縁端壁(57)に対し内側で終わっている周縁端面(60c)を有する、前記化合物除去媒体(60);および
    液体が迂回するのを防止するため、実質的に前記媒体の周縁端面(60c)と前記ハウジング(42)の周縁端壁(57)との間の前記チャンバーの区域に配置された液体不透過性障壁(92,93,200);
    を備えているデバイス。
  2. 入口ポート(30)は出口ポート(32)に対し正反対に対向して配置されている請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記吸収剤粒子はジビニルベンゼンポリスチレンのビーズを含み、前記結合剤はポリエチレンを含んでいる請求項1に記載のデバイス。
  4. 前記第1および第2の側壁(44,46)は、外表面(50,52)および内表面(54,56)を含んでいる請求項1に記載のデバイス。
  5. 前記第1および第2の側壁(44,46)の少なくとも一方の内表面(54,56)は、前記舌部(70)または溝(68)の周縁内側に配置された隆起したグリップ部材(86,88)を含んでいる請求項4に記載のデバイス。
  6. 前記第1および第2の側壁(44,46)の各自は、前記舌部(70)および溝(68)の周縁内側に配置された隆起したグリップ表面(86,88)を含んでいる請求項1に記載のデバイス。
  7. 前記化合物除去媒体(60)は、前記グリップ部材(86,88)によって部分的に圧縮されている請求項5に記載のデバイス。
  8. 前記グリップ部材(86,88)は、尖った先端を備えている請求項7に記載のデバイス。
  9. 前記第1および第2の側壁(44,46)の間に配置されたフィルタ媒体(62,64)をさらに備えている請求項1又は2に記載のデバイス。
  10. 前記フィルタ媒体(62,64)は、前記化合物除去媒体(60)と、前記出口ポート(32)を含んでいる側の前記側壁(44,46)の一方の間に配置されている請求項9に記載のデバイス。
  11. 前記出口側の側壁(44,46)の内表面(54,56)は、前記フィルタ媒体(62,64)を支持する実質上連続した支持表面(82,84)を含んでいる請求項10に記載のデバイス。
  12. 前記ハウジング(42)は、超音波溶接に適した材料から作られる請求項1に記載のデバイス。
  13. 前記ハウジング(42)は、ポリメチルメタクリレートで作られる請求項12に記載のデバイス。
  14. 前記フィルタ媒体(62,64)の周縁部分は、前記内側表面(54,56)へ接着される請求項11に記載のデバイス。
  15. 前記フィルタ媒体(62,64)は、超音波溶接によって前記内表面(54,56)へ接着される請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記側壁(44,46)の少なくとも一方は、その内表面(54,56)上に複数の内側へ延びるリブ(98)を含んでいる請求項1に記載のデバイス。
  17. 前記リブ(98)は、前記内表面(54,56)の中心点(36)に隣接した点から前記ハウジング(42)の周縁エッジに隣接した点まで放射方向に延びている請求項16に記載のデバイス。
  18. 前記側壁(44,46)の少なくとも一方は、その内表面(54,56)上に1本のリブ(98)を含んでいる請求項1に記載のデバイス。
  19. 前記第1および第2の側壁の内表面(54,56)上に一対のリブ(98)を含み、前記出口ポートまたは入口ポート(30,32)は前記一対のリブ(98)の間に配置されている請求項17に記載のデバイス。
  20. 前記舌部(70)の端部は、丸くされている請求項1に記載のデバイス。
  21. 前記舌部(70)は外側へ延びる部分を含み、前記溝(68)は内側へ延びるショルダーを含んでいる請求項1に記載のデバイス。
  22. 前記ハウジング(42)は、前記内部チャンバー内にシーリング剤を導入するための注入ポート(94)をさらに備えている請求項1に記載のデバイス。
  23. 流体から選択された化合物を除去するためのフロースルー流体処理システム(10)であって;
    流体出口(24)を含んでいる供給容器(12);
    流体入口(26)を含んでいる受容容器(14);
    前記供給容器および受容容器(12,14)の間に配置された請求項1に記載の化合物除去デバイス(20)であって、前記デバイス(20)は内部チャンバーおよび前記内部チャンバー内に配置された化合物除去媒体(60)を有するハウジング(42)を備えており、前記ハウジング(42)は、前記ハウジングの一方の側にあり且つ前記供給容器(12)よりも前記受容容器(14)に近い流体入口ポート(30)、および前記ハウジング上にあり且つ前記受容容器(14)よりも前記供給容器(12)に近い流体出口ポート(32)を含んでいる、前記化合物除去デバイス(20);
    前記供給容器の出口(24)と前記デバイスの入口(30)との間に流路を提供する第1のチューブ(16,129);および
    前記デバイスの出口(32)と前記受容容器の入口(26)との間に流路を提供する第2のチューブ(18,118);
    を備えている流体処理システム。
  24. 前記入口(30)は、前記供給容器(12)から遠方へ面する開口部を含んでいる請求項23に記載のシステム。
  25. 前記出口(32)は、前記受容容器(14)から遠方へ面する開口部を含んでいる請求項23に記載のシステム。
  26. 前記第1のチューブ(16)を受入れるのに適した保持部材(58)を前記デバイス(20)がさらに含んでいる請求項23に記載のシステム。
  27. 前記第2のチューブ(18)を受入れるのに適した保持部材(58)を前記デバイス(20)がさらに含んでいる請求項24に記載のシステム。
  28. 前記保持部材(58)は、前記ハウジング(42)と一体のループを含み、そして前記デバイスの入口(30)と実質上垂直に整列している請求項24に記載のシステム。
  29. 前記デバイス(20)を通る液体の流れは、前記第1のチューブ(16)を通る流れに対して180°反転した方向である請求項23に記載のシステム。
  30. 前記供給容器(12)から前記デバイスの入口ポート(30)への流路は、約180°のターンを含んでいる請求項24に記載のシステム。
  31. 前記デバイス(20)は少なくとも2つの開口部を有するコネクター(102)を含み、前記開口部の一方は前記デバイス(20)の入口ポート(30)と流れ連通にあり、前記開口部の他方は前記第1のチューブ(16,129)と流れ連通にある請求項29に記載のシステム。
  32. 前記デバイス(20)は少なくとも2つの開口部を有するコネクター(112)を含み、前記開口部の一方は前記デバイス(20)の出口ポート(32)と流れ連通にあり、前記開口部の他方は前記第2のチューブ(18,118)と流れ連通にある請求項31に記載のシステム。
  33. 前記コネクター(102,112)は二またに分れた導管を含んでいる一つの端部を含み、前記導管の一方の枝が前記開口部の一方を含み、他方の枝が前記開口部の他方を含んでいる請求項31に記載のシステム。
  34. 前記コネクター(102)は、ポートを備える第2の端部と、そして前記ポートと前記受容容器(14)の間のチューブ(18)を含んでいる請求項33に記載のシステム。
  35. 前記コネクター(102)の第2の端と前記受容容器(14)の間の前記チューブ(18)を通る流れが制限されている請求項34に記載のシステム。
  36. 前記コネクター(102,112)は、U字形流体流導管を含んでいる請求項31に記載のシステム。
  37. 前記供給容器(12)と直接の流れ連通にある入口と、複数の出口を有する上流コネクター(126);
    一つの出口および複数の入口を含んでいる下流コネクター(128);
    を含み、前記第1のチューブ(129)は前記上流コネクターの出口の一つと前記デバイスの入口(30)の間の流路を提供し、前記第2のチューブ(118)は前記デバイスの出口(32)と前記下流コネクターの入口の一つの間の流路を提供する、請求項23に記載のシステム。
  38. さらに流路を区画するチューブ(38)を備え、該チューブの一の端は前記上流コネクターの出口の一つへ接続され、そして他の端は下流コネクター(128)の入口へ接続されており、前記チューブ(38)はそれを通る流れを選択的に制限するための弁(40)を前記流路内に含んでいる請求項37に記載のシステム。
  39. 前記デバイスの入口(30)は前記受容容器(14)から遠方へ面するポートを含んでおり、前記システム(10)はチューブ(132)をさらに備え、該チューブの一の端は前記受容容器(14)へ面する前記ポートへ接続され、そして他の端は前記下流コネクター(102)の入口ポートの一つへ接続されている請求項37に記載のシステム。
  40. 前記チューブ(132)は、恒久的にシールされた流路を含んでいる請求項38に記載のシステム。
  41. 前記上流コネクター(126)の出口の一つと前記デバイスの入口(30)の間の流路を形成するチューブ(129);
    前記上流コネクター(126)の出口の一つと前記下流コネクター(128)の入口の一つの間の流路を形成するチューブ(38);
    前記上流コネクター(126)の出口の一つと前記デバイスの出口のコネクター(112)の間のチューブ(122);
    を備えている請求項37に記載のシステム。
  42. 前記上流コネクター(126)は、一つの入口と三叉出口を備える流体導管を含んでいる請求項41に記載のシステム。
  43. 前記除去デバイス(20)を支持するためのホルダー(150)を備えている請求項23に記載のシステム。
  44. 前記ホルダー(150)は、前記デバイス(20)のハウジング(42)を受入れるためのスリーブを含んでいる請求項37に記載のシステム。
  45. 前記ホルダー(150)は、前記スリーブを提供するように互いに連結された2つの別の部品よりなる請求項43に記載のシステム。
  46. 前記ホルダー(150)は、支持ポールへ取付けられる請求項43に記載のシステム。
  47. 流体から選択された化合物または成分を除去するためのフロースルー流体処理システム(10)であって;
    流体出口(24)を含んでいる供給容器(12);
    流体入口(26)を含んでいる受容容器(14);
    前記供給容器と受容容器(12,14)の間の請求項1に記載された化合物除去デバイス(20)であって、前記デバイス(20)は第1および第2の外側壁(44,46)を有するハウジング(42)と、前記外側壁の間に化合物除去媒体(60)を備えており、前記ハウジング(42)は、前記デバイス(20)の中心(36)と前記受容容器(14)の間に位置する流体入口ポート(30)、および前記中心(36)と前記供給容器(12)の間に位置する流体出口ポート(32)を備える、前記化合物除去デバイス(20);
    前記供給容器の出口(24)と前記ハウジングの入口(30)との間に流路を提供するチュービング(16);および
    前記ハウジングの出口(32)と前記受容容器の入口(26)との間に流路を提供するチュービング(18);
    を備え、前記供給容器(12)と前記入口(30)との間の前記流路の長さは、前記デバイスの出口(32)と前記受容容器(14)との間の前記流路の長さよりも長い、システム。
  48. 前記供給容器(12)と前記デバイスの入口(30)との間の前記チュービング(16)の少なくとも一部が、前記デバイスの出口(32)と前記受容容器(14)との間の前記チュービング(18)の内径よりも小さい内径を有する請求項47に記載のフロースルー流体処理システム。
  49. 前記デバイスの出口(32)と前記受容容器(14)との間に前記流路を提供する前記チュービング(18)が、0.08±0.003インチ(0.20±0.008cm)の内径を有する請求項48に記載のフロースルー流体処理システム。
  50. 前記供給容器(12)と前記デバイスの入口(30)との間の前記流路内にある第1のコネクター(112);
    前記供給容器(12)と前記デバイスの入口(30)との間に前記流路を規定する前記チュービングであって、前記供給容器(12)に連結された第1の端部および前記コネクター(112)に連結された第2の端部を有する第1のチュービングセグメント(16)と、前記コネクター(112)に連結された第1の端部および前記デバイスの入口(30)に連結された第2の端部を有する第2のチュービングセグメント(129)を備えている、前記チュービング;を含んでおり、
    前記システム(10)は、前記デバイスの出口(32)と前記受容容器(14)との間の前記流路内の第2のコネクター(102)と、前記第1のコネクター(112)に連結された1つの端部および前記第2のコネクター(102)に連結された第2の端部を有する迂回管(38)をさらに備えている請求項47に記載のフロースルー流体処理システム。
  51. 前記第2のチュービングセグメント(129)の前記内径が、前記迂回管(38)の内径よりも小さく、そして前記第1のチュービングセグメント(16)の前記内径が、前記第2のチュービングセグメント(129)の前記内径よりも小さい請求項50に記載のフロースルー流体処理システム。
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