JPH0679110A - 攻撃的流体を濾過するフィルター - Google Patents

攻撃的流体を濾過するフィルター

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JPH0679110A
JPH0679110A JP5104016A JP10401693A JPH0679110A JP H0679110 A JPH0679110 A JP H0679110A JP 5104016 A JP5104016 A JP 5104016A JP 10401693 A JP10401693 A JP 10401693A JP H0679110 A JPH0679110 A JP H0679110A
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JP
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filter
housing
filter element
housing portion
outlet
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JP5104016A
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Jr James T Connors
ジェームズ・ティー・コナーズ,ジュニアー
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Pall Corp
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Pall Corp
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    • B29C70/68Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks
    • B29C70/84Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks by moulding material on preformed parts to be joined
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    • B01D29/01Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with flat filtering elements
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】大量のメチルエチルケトンを含む溶剤系印刷イ
ンキのような攻撃的流体を濾過するのにとくに適し、容
易かつ安価に製造され、信頼性のみならず耐久性もあ
り、使い捨てが可能なフィルターを提供する。 【構成】攻撃的流体に抵抗性のある材料で作った2つの
ハウジング部分10,30を含んでいる。両ハウジング
部分は結合されてチャンバー60を形成する。チャンバ
ー内にフィルター要素61が配設され、シール部材62
はシール部材外縁の周りのハウジング部分との間に流体
耐密シールを形成する。固定部材50はハウジング部分
を相互に結合して、シール部材により攻撃的流体は隔離
される。好ましい態様では、固定部材は攻撃的流体に対
して抵抗性を必要としない材料で作ったプラスチックオ
ーバーモールドである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、高温高圧の攻撃的流体(agg
ressive fluid)を濾過することができる
フィルターに関する。より詳細には、以下に限られるわ
けではないが、本発明はインキジェットプリンターに用
いられる溶剤系インキを濾過するフィルターに関する。
【0002】インキジェットプリンターは、印刷すべき
面に向ってノズルからインキを噴射する一種の印刷機で
ある。ノズルが閉塞せず、かつ良好な印刷品質を得るた
めには、印刷インキがノズルを濾過する前に、印刷イン
キから凝集した顔料、樹脂ゲル、塵埃等を除くことが望
ましい。したがって、若干のインキジェットプリンター
は、望ましくない物質を印刷インキから濾去するため
に、ノズル上流に連結されたフィルターを備えている。
【0003】インキジェットプリンターに用いられる印
刷インキは、接触する物質を化学的に侵す可能性がある
ことを意味する「攻撃的流体」といわれることが多い。
たとえば、印刷インキは、プラスチックを構成するポリ
マー鎖の破壊をひき起すことによって多くの典型的なプ
ラスチックを膨潤および/またはぜい弱化させることが
できる。エラストマーシールも印刷インキによって侵さ
れやすい。いうまでもなく、該流体の攻撃性は流体の温
度が高くなるにつれて増大する。
【0004】典型的な印刷インキは大量の(場合によっ
ては99%もの)メチルエチルケトンを含有する溶剤系
インキである。濾過中、インキは通常、高温(たとえ
ば、130°F=約54°C)および高圧(たとえば1
25psig=8.62×105 Paゲージ圧)にあ
る。インキの攻撃性および厳しいプロセス条件によっ
て、印刷インキを濾過するフィルターのハウジングに使
用するのに適する物質は極めて限られる。ポリプロピレ
ン、アセタール、およびナイロンのような低コストで成
形容易なプラスチックは、メチルエチルケトンを基剤と
するインキのような溶剤系インキに対して十分な抵抗性
をもっていないので、該材料で作ったフィルターハウジ
ングの寿命は短かく、信頼性に乏しい。ステンレス鋼の
ような種々の金属は溶剤系インキに対して良好な抵抗性
を有するが、該材料の価格および該金属で作ったフィル
ターハウジングの製造コストは買えないくらい高価であ
る。エンジニアリングプラスチックも溶剤系インキに対
して良好な抵抗性をもっているが、融点が高いために、
超音波溶接、回転溶接、および放射熱または熱伝導溶接
のような通常の方法によって加工することが容易にはで
きない。エンジニアリングプラスチックからフィルター
ハウジングを作る安価で、信頼性のある方法はまだ開発
されていない。
【0005】このように、良好な耐久性を有し、かつ安
価で作ることができる溶剤系インキや他の攻撃的流体用
フィルターに対する要望が現在のところ存在する。
【0006】従って、本発明は、入口、出口ならびに入
口および出口と連通するチャンバーを形成するように結
合される第1および第2ハウジング部分を含むハウジン
グ;チャンバー内に配設される攻撃的流体を濾過するた
めのフィルター要素;ハウジング部分間に流体耐密シー
ルを形成するシール部材;ならびに第1および第2ハウ
ジング部分の周囲に形成され、かつシール部材によって
チャンバーから隔離されるオーバーモールドを含んでな
る攻撃的流体を濾過するフィルターを提供する。
【0007】本発明は、また、入口、出口ならびに入口
および出口と連通するチャンバーを形成するように結合
される第1および第2ハウジング部分を包含するハウジ
ング;外縁を有しかつ、チャンバー内に配設されるフィ
ルター要素;ならびに、流体がハウジングから漏洩しな
いように第1および第2ハウジング部分とシール接触
し、かつ流体がフィルター要素を避けてバイパスしない
ようにフィルター要素とシール接触しているエラストマ
ーシール部材を含んでなるフィルターを提供する。
【0008】本発明は、さらに、第1ハウジング部分お
よび第2ハウジング部分によって形成されるチャンバー
内にフィルター要素を配設し;フィルター要素の外縁に
沿って両ハウジング部分の間にエラストマーシールを配
設し;さらに、シール部材を圧縮状態に圧縮し、かつシ
ール部材とハウジング部分との間にシール接触をもたら
すように、両ハウジング部分をお互いの方向に強く押し
ながら、ハウジング部分の周囲にオーバーモールドを形
成させることを含んでなるフィルターの製造方法を提供
する。
【0009】本発明は、その上、フィルターの製造方法
において、本発明の別の形態が、第1ハウジング部分お
よび第2ハウジング部分によって形成されるチャンバー
内にフィルター要素およびエラストマーシールを配設
し、該エラストマーシールはフィルター要素の外縁に沿
い、かつ第1ハウジング部分の表面に接して配設され、
かつ両ハウジング部分をお互いの方向に強く押して、エ
ラストマーシールを、第1ハウジング部分表面、第2ハ
ウジング部分表面、およびフィルター要素表面とシール
接触しているように圧縮することを含むことを特徴とす
るフィルター製造方法を提供する。
【0010】本発明を具体化する若干のフィルターは、
大量のメチルエチルケトンを含む溶剤系印刷インキのよ
うな攻撃的流体を濾過するのにとくに適しているが、該
フィルターは特定流体を用いて使用するように限定され
るものではない。本発明を具体化する二三の方法はイン
キジェットプリンター内にはまり込むほどコンパクトな
フィルターを提供する。
【0011】より一般的には、本発明の態様は、容易か
つ安価に製造され、信頼性のみならず耐久性もあり、さ
らに使い捨てが可能なフィルターを提供する。
【0012】添付図面を参照しながら、本発明の好まし
い態様をここで説明する。
【0013】まず図1について延べると、これは好まし
い態様の縦断面図である。該態様は、入口ハウジング部
分10および出口ハウジング部分30を、チャンバー6
0を形成させるように、共に結合させたハウジングを含
んでいる。2つのハウジング部分はオーバーモールド5
0の形をなす固定部材によって相互に固定される。攻撃
的流体を濾過するためのフィルター要素61がハウジン
グのチャンバー60内に配設される。シール部材62は
フィルター要素61の外縁に沿い、ハウジング部分10
および30の間に流体耐密シールを形成して、流体がチ
ャンバー60の外部への漏洩を防ぐ。ハウジング部分お
よびシール部材61は、濾過する攻撃的流体に抵抗性の
ある材料で作られるが、固定部材はシール部材62外縁
の外方に配設されているので、攻撃的流体に抵抗性のな
い材料で作ることができる。
【0014】本発明の態様において、入口ハウジング部
分10および出口ハウジング部分30はいずれも図面で
わかるように円形をしている。しかし、ハウジング部分
の形状は、両ハウジング部分がともに、フィルター要素
61のチャンバー60ならびに入口および出口を形成し
て、流体がチャンバー60を通過できるようにしさえす
れば重要なものではない。図1の矢印はフィルターを通
る流体の正常な流れの方向を示す。
【0015】本態様における入口ハウジング部分10の
構造は図2および図3に最もよく示されており、それぞ
れ平面図および図2の線III −III についての横断面図
である。入口ハウジング部分10はディスク状ベース1
1およびその表面の一方から延びる送入管12を有して
いる。送入管12が延びるベース11の表面をベース1
1の外面といい、出口ハウジング部分30に対向する表
面をベース11の内面という。製造を単純化するため
に、ベース11および送入管12を一体成形するのが好
ましい。送入管12は、送入管12の上流端とベース1
1の内面に形成されるキャビティ14との間を連通させ
る中心送入通路13を有している。キャビティ14の外
縁はベース11の内面から延びる環状フランジ15によ
って形成される。フランジ15の半径方向外側にあるフ
ランジ15と接する内面部分はフィルターの操作中シー
ル部材62とシール接触しているシール面16を形成す
る。オーバーモールド50上の対応するフランジ54を
嵌合させる環状の凹部17を送入管12を包囲するベー
ス11の外面に形成する。
【0016】集成後、入口ハウジング部分および出口ハ
ウジング部分30の相対回転を防ぐために、入口ハウジ
ング部分10は、出口ハウジング部分30の対応する係
合部分と係合する係合部分をもつように形成するのが好
ましい。本態様では、入口ハウジング部分10の係合部
分は、ベース11の外縁に形成される複数の溝18を含
んでいる。
【0017】送入管12を、濾過すべき流体用ホース、
パイプ、または他の導管に容易に接続させることができ
る手段を、送入管12が備えることが好ましい。送入管
12を、他の形式のコネクター、たとえばホースバーブ
コネクター、パイプねじコネクター、またはトリクロバ
ーコネクターとともに用いるように成形することができ
るけれども、本態様では、送入管12には一体成形チュ
ーブユニオンコネクター19が形成されている。もしく
は、送入管12は滑らかな外面をもつように成形するこ
とができる。
【0018】図4および図5は出口ハウジング部分30
の構造を詳細に示すもので、図4は平面図で、図5は図
4の線V−Vについての横断面図である。出口ハウジン
グ部分30は全体的な構造では入口ハウジング部分10
に類似し、ディスク状のベース31およびベース31の
表面から延びる排出管32を含んでいる。排出管32が
形成されているベース31の表面をベース31の外面と
呼び、他の面を内面という。製造しやすくするために、
排出管32およびベース31を一体成形するのが好まし
い。フィルター要素61およびシール部材62を収容す
るための環状の凹部33がベース31の内面に形成さ
れ、排出通路34が凹部33と排出管32の下流端(図
5の下端)との間の排出管32の中に延びる。排出管3
2は、送入管12と同様に、その下流端に、チューブユ
ニオンコネクターのような一体成形コネクター35を形
成させることができる。フィルターの装着または設置を
助けるために保持環または他の装置を収容するための環
状に延びる溝36を排出管32上に形成させることもで
きる。図示していないけれども、同様の溝を送入管12
に形成させることができる。
【0019】ベース31の外面に環状の凹部37を形成
させる。フィルターを集成するとき、凹部37は、オー
バーモールド50の対応するフランジ55と係合する。
出口ハウジング部分30内の環状凹部37および入口ハ
ウジング部分10内の環状凹部17はハウジングの中心
から等しいかまたは異なる半径方向の距離に配設させこ
とができる。
【0020】フィルター要素61の凹部33はフィルタ
ー要素61を支持するために実質的に平らな底面を有し
ている。ベース31は、凹部33の中にフィルター要素
31およびシール部材62を位置決めする手段を含むの
が好ましい。本発明の態様では、位置決め手段は凹部3
3の周囲に環状に延びるステップ38を含んでいる。ス
テップ38の内径はフィルター要素61の直径よりも僅
かに大きいことが望ましく、ステップ38の高さは非圧
縮状態にあるフィルター要素61の厚さに近いことが好
ましい。ステップ38の上面は、シール部材62を支持
し、かつ、フィルターの操作中、シール部材62とシー
ル接触しているシール面として働らく。
【0021】複数の突起39の形をなす係合部分は、入
口ハウジング部分10のベース11内の溝18の位置に
対応するベース31外面の位置に形成される。二つのハ
ウジング部分を一緒に合わせると、突起39は溝18に
はまり込んで、両ハウジング部分の相対回転を阻止す
る。溝18および突起39は、ともに、ハウジング部分
の相対回転を阻止する回転阻止手段を含んでいる。回転
阻止手段の目的は、とくに集成およびオーバーモールデ
ィングの間に、ハウジング部分に及ぼされる回転力を阻
止することであって、さもないと、シール部材62およ
びフィルター要素61に回転力が伝えられるあろうし、
両者は該力によって損傷を受けるかもしれない。回転阻
止手段は特定の構造をもつ必要はない。たとえば、代り
に、逆に、出口ハウジング部分30内に溝を、入口ハウ
ジング区分10内に突起を形成させることもできよう
し、または回転阻止手段は、対応する穴等にはまり込む
係合体の歯、ピンを含むこともできよう。回転阻止手段
を省くことも可能である。
【0022】ベース31の内面は、フィルター要素61
を通過する濾液が、排出管32内の排出通路34に容易
に排出できるための排出手段を備えるのが好ましい。本
発明の態様においては、排出手段は、凹部33の底面に
形成された複数の環状溝40ならびに、排出通路34か
らおおむね半径方向に外方に延び、かつ環状溝40と交
わる複数の流路41を含み、各流路41は排出通路34
と連通する内端を有している。流路41内の流れの方向
に垂直な各流路41の横断面積はベース31の中心に向
って拡大するのが好ましい。本発明の態様では、流路4
1は凹部33の底面に対して傾斜しており、排出通路3
4に近づくにつれて深くなる。流路41の傾斜は排出性
を良くするが、必ずしも傾斜をつける必要はない。通路
41は真直ぐで、一定の幅を有するように図示されてい
るが、通路41はアーチ状、枝状、または他の形状を有
することができ、かつその幅は長さに沿って変動するこ
とができる。溝40および流路41は、成形時点に、ベ
ース31の残りと一体成形するのが好ましい。
【0023】濾液を排出通路34に排出させるために他
の手段を用いることができる。たとえば、凹部33の底
面が平滑であることもできようし、また、フィルター要
素61を凹部33の底面に接触させないようにすること
によって、排出を可能とするように、硬質プラスチック
もしくは金属のメッシュを含む支持スクリーンを、凹部
33内に配設させることもできよう。このような支持ス
クリーンは、また、溝40および流路41とともに用い
ることもできよう。
【0024】フィルターの入口および出口の構造は重大
なものではなく、それらは送入管12および排出管32
の形をなす必要はない。たとえば、入口および出口は、
外部コネクターが挿入されるねじ穴状であることもでき
よう。さらに、フィルター要素61が入口と出口の間の
流路に配設されさえすれば、入口および出口の両方と
も、ハウジング部分の一方に形成させることも可能であ
る。
【0025】射出成形は、通常、ハウジング部分のもっ
とも経済的な成形方法であるけれども、ハウジング部分
に用いられる材料に適用可能な任意の方法、たとえば、
機械加工、注入成形および回転成形法を用いることがで
きる。
【0026】入口ハウジング部分および出口ハウジング
部分は、濾過する攻撃的な流体に対して良好な抵抗性を
有する任意の材料で作ることができる。金属は使用可能
である。しかし、本発明の目的が材料の価格および製造
コストをできるだけ低くし、かつ経済的な、使い捨ての
フィルターを提供することにあるので、ハウジング部分
はプラスチック材料で作るのが好ましい。攻撃的流体が
大量のメチルエチルケトンを含む印刷インキである場合
には、ハウジング部分の材料としてとくに適当なものの
例はガラス繊維入りポリフェニレンスルフィドである。
ポリフェニレンスルフィドは良好な加工性、高度の耐薬
品性ならびにすぐれた熱的および機械的性質を有する高
性能の結晶性エンジニアリングプラスチックである。ポ
リフェニレンスルフィドはとくに射出成形に適し、両ハ
ウジング部分を、一体部材として、それぞれ成形するこ
とができる。ガラス繊維充填は不可欠ではないが、得ら
れる成形物の曲げ強さを高めるのに役立つ。
【0027】印刷インキのような攻撃的流体の場合に使
用可能な他の適当なプラスチック材料には、ポリテトラ
フルオロエチレン(PTFE)、ペルフルオロアルコキ
ン(PFA)、ペルフルオロエチレンプロピレン(FE
P)、ポリビニリデンジフルオリド(PVDF)、およ
びポリエーテルエーテルケトン(PEEK)がある。熱
硫酸のような流体を濾過する場合には、PTFE、PF
AおよびFEPがとりわけ適当である。
【0028】濾過する流体が大量のメチルエチルケトン
を含む場合には、ポリプロピレン、ガラス繊維入り66
ナイロン、およびガラス繊維入りアセタールのような材
料は、ハウジング部分に用いる場合に、ガラス繊維入り
ポリフェニレンスルフィドに比して劣る。ポリプロピレ
ンはメチルエチルケトンに対する抵抗性が低く、したが
って攻撃的な印刷インキには適合できない。ガラス繊維
入り66ナイロンはメチルエチルケトンのような攻撃的
溶剤に対しすぐれた適合性を有するが、ガラス繊維入り
66ナイロンで作ったハウジング部分はメチルエチルケ
トンを吸収しやすい。155°F(68.3°C)およ
び200psig(1.379×106Paゲージ圧)
において3日間曝露後、ガラス繊維入り66ナイロンで
作ったハウジング部分は機械的強さを著しく失い、した
がって満足できるものではない。ガラス繊維入りアセタ
ールは不適当な曲げ強さを有することが認められた。
【0029】しかし、フィルターがメチルエチルケトン
よりも攻撃的でない流体を濾過するのに使用しようとす
る場合には、ポリプロピレン、ガラス繊維入り66ナイ
ロン、およびガラス繊維入りアセタールのような材料を
ハウジング部分に使用して成功を収めることができる。
【0030】入口ハウジング部分10のキャビティ14
および出口ハウジング部分30の凹部33は、ともにフ
ィルター要素61のためのチャンバー60を形成する。
チャンバー60の入口部分を形成するキャビティ14の
大きさおよび形状は、一部は流体の流れという観点から
決定されるが、フィルターを廃棄する場合に、チャンバ
ー60内の流体の滞留量をできるだけ少なくするよう
に、キャビティ14をできるかぎり小さくすることが好
ましい。キャビティ14の表面がフィルター要素61の
上流面に近接していると、流体が図1の矢印が示す方向
と反対の方向に流れる場合に、入口ハウジング部分10
はフィルター要素61を支持して、瞬間的な流動逆転に
よって、フィルター要素に加えられる損傷を阻止するこ
とができる。キャビティ14は平滑な表面を有するよう
に図示されているが、そうではなくて、出口ハウジング
部分30の凹部33内に形成されているものに類似した
溝または流路を有するように形成させることもできよ
う。硬質プラスチックまたは金属メッシュ製の支持スク
リーンをキャビティ14内に組込むこともできよう。
【0031】フィルター要素61を形成させる材料およ
びその濾過特性は、流量および排出能力のような、濾過
する流体ならびに濾過パラメータに基づいて選ぶことが
できる。フィルター要素61ができるだけ長い寿命をも
つように、フィルター要素61を濾過する流体に適合さ
せることが好ましい。大量のメチルエチルケトンを含有
する印刷インキを濾過するのに適当なフィルター要素6
1の例は、セルロース基質上に流延させたアクリルエポ
キシ接着ガスラ繊維マトリックスで、Pallflex
CorporationからUltipor IIとい
う商品名で市販されている。フィルター要素61の形状は
重要なものではない。本発明の態様においては、実質的
にディスク状であるが、そうではなくて多角形または二
三の他の形状であることもできよう。
【0032】結合剤のような手段によって、フィルター
要素61をハウジング部分の一つと結合させることもで
きるが、フィルター要素61は、入口ハウジング部分1
0のフランジ15およびシール部材62によってチャン
バー60内の所定の位置に固定されるので、図示した態
様ではこのことは必ずしも必要ではない。
【0033】シール部材62は、濾過する流体がハウジ
ング部分の外部に漏洩しないように、フィルター要素6
1の外縁の周囲に流体耐密シールを形成できる手段であ
ることができる。シール部材62は部分的に流体と接触
しているので、シール部材62を、濾過する流体に適合
性を有するエラストマー材料で作るのが好ましい。大量
のメチルエチルケトンを含有する印刷インキのような攻
撃的流体に適合しうるエラストマー材料の二三の例は、
エチレンプロピレン、ブチル、またはPTFE、PFA
もしくはFEPカプセル化エラストマーである。
【0034】信頼できるシールを得るためには、シール
部材62は、入口ハウジング部分10と出口ハウジング
部分30との両方の面とシール接触状態にあるのが好ま
しい。シール接触とは、流体が接触領域を越えて通過す
るのを実質的に阻止する接触を意味する。シール部材6
2は、また、フィルター要素61と接触していることが
好ましく、フィルター要素61の上流面と接触している
ことがもっとも好ましい。シール部材62はフィルター
が部分的に集成されているときには非圧縮状態となり、
フィルターが完全に集成されると、圧縮状態になるとみ
なされる。非圧縮状態では、シール部材62は両ハウジ
ング部分の少なくともシール面と軽く接触するが、シー
ル接触状態にある必要はない。圧縮状態では、シール部
材62は両ハウジング部分のシール面とシール接触する
ように変形され、同時に、好ましくは、また、フィルタ
ー要素61の上流面と接触する。
【0035】図6は非圧縮状態における本態様のシール
部材62の一部の拡大図である。この態様において、シ
ール部材62は横断面が円形のO−リングであるが横断
面形状は重要なことではない。シール部材62は出口ハ
ウジング部分30のステップ38上にある。O−リング
の断面積の中心はフィルター要素61の外縁の外方にあ
るのが好ましい。両ハウジング部分を図6に示す状態か
らお互いの方向に強く押すと、O−リングはハウジング
部分のシール面によって圧縮され、フィルター要素61
の外縁に沿って上流面とシール接触するように、図1に
示すように変形して、圧縮状態になる。このように、圧
縮されたO−リングは、(1)入口および出口ハウジン
グ部分10、30をシールして、ハウジングから流体が
漏洩するのを阻止し、(2)フィルター要素61の下流
面から上流面をシールして、フィルター要素61の周り
に流体がバイパスするのを阻止し、さらに(3)フィル
ター要素61をハウジング内の所定の位置に固定して、
フィルター要素61がハウジング内を動くのを抑制する
働らきをする。O−リングが圧縮状態にあるときには、
入口ハウジング部分10のフランジ15はO−リングを
拘束するのに役立つ。
【0036】図6に示すように、出口ハウジング部分3
0の突起39の半径方向に内側の面はベース31に対し
て傾斜していることができ、また入口ハウジング部分1
0の溝18の端部は、ハウジング部分の組立中に、突起
39を溝18に係合しやすくするために面取りをされる
ことができる。
【0037】図1に示すように、シール部材62が圧縮
状態にあるとき、入口ハウジング部分10のベース11
の内面は、外面ハウジング部分30のベース31内面と
接触するのが好ましい。この接触は、ハウジング内の流
体の圧力がハウジング外の圧力を著しく上回るときに、
O−リングが、入口ハウジング部分10と出口ハウジン
グ部分30との間に押出さないようにする。
【0038】多くのエンジニアリングプラスチック、と
くにガラス繊維入りエンジニアリングプラスチックは融
点が高い。従って、ハウジング部分がガラス繊維入りポ
リフェニレンスルフィドのようなエンジニアリングプラ
スチックで作られている場合には、ハウジング部分は、
低融点のポリプロピレンや他の熱可塑性プラスチックの
場合に使用しうる超音波溶接や回転溶接のような方法に
よって相互に接合させることができない。したがって、
本発明の態様では、ハウジング部分はオーバーモールド
50を含む固定手段によって機械的に共に圧締めされ
る。オーバーモールド50は、射出成形や他の適当な成
形法によって集成されたハウジング部分の周囲に形成さ
れる成形品である。オーバーモールド50は特定の形状
をもつ必要はないが、本発明の態様においては、その大
きさをできるだけ小さくするために、ハウジング部分の
外形におおむね対応する環状の形を有している。オーバ
ーモールド50は管状外壁51、ディスク状入口側面5
2、およびディスク状出口側面53を含み、それらすべ
ては相互に一体成形されている。環状フランジ54の形
をした係合部材は入口側面52から内方に延びて、入口
ハウジング部分10のベース11外面の環状凹部17に
嵌合する。同様の環状フランジ55は出口側面53から
内方に延びて、出口ハウジング部分30のベース31外
面の環状凹部37に嵌合する。図示した態様では、オー
バーモールド50の入口側面52の内径は、出口側面5
3の内径よりも小さいことが好ましい。これによってベ
ース11はシール62の近傍で厚くなり、したがってシ
ール62によって与えられる力に対してすぐれた支持を
与えることができる。オーバーモールド50のフランジ
とハウジング部分内の凹部との係合は、ハウジング部分
が成形中相対的に滑らないようにして、フィルターの強
度を増す。もしくは、ハウジング部分の外面に突起を形
成させることもできようし、また、オーバーモールド5
0とハウジング部分との係合を得るためにオーバーモー
ルド50を突起の上に成形させることもできよう。
【0039】図示した態様の凹部およびフランジ以外の
手段を、ハウジング部分の相対運動を阻止するために、
用いることもできよう。たとえば、両ハウジング部分の
ベースを、ベースの深さに沿って延びる貫通孔を有する
ように成形させ、貫通孔に溶融プラスチックを充填し
て、オーバーモールドと一体のピンを形成させることも
できよう。冷えると、ピンはハウジング部分の相対運動
を阻止するであろう。
【0040】オーバーモールド50の厚さは、強度とい
う観点から選ぶことができる。オーバーモールド50
は、シール部材62を圧縮状態に保ち、かつ通常操作中
はフィルター内の流体圧力に耐えるほど、すなわちとも
に型締めした入口および出口ハウジング部分10、30
を最高所定の設計圧力まで保持するほど強くなければな
らない。オーバーモールド50は、所望の厚さになるま
で、単一オーバーモールドを用いるか、または多数のオ
ーバーモールドを次々と上にのせて、所望の厚さになる
ように形成させることができる。
【0041】オーバーモールド50のいかなる部分も濾
過する流体に接触しないように、オーバーモールド50
はシール部材62によってチャンバーから隔離すること
が好ましい。すなわち、オーバーモールド50は主に、
ハウジング部分およびシール部材62に圧縮力を及ぼす
働らきをして、それ自体はシール機能を示さない。従っ
て、オーバーモールド50は適当な強度および成形性を
有する材料から成形することができ、濾過する流体に適
合性を有する必要はない。このように、オーバーモール
ド50には広範囲の材料を用いることができる。オーバ
ーモールド用に適する材料の二三の例はポリプロピレ
ン、ナイロンまたはアセタールのような安価な熱可塑性
プラスチックであってガラス繊維は入っても、入ってい
なくてもよい。
【0042】ハウジング部分を相互に接合させるのにオ
ーバーモールド以外の手段を用いることができる。たと
えば、フィルター要素61外縁、外側のハウジング部分
を通るねじによるか、または、ハウジング部分の周囲に
ぴったりはまり、互いにねじ締めて、ハウジング部分を
互いの方に強く押す上部と下部とを含む二個構成容器に
よって、ハウジング部分は相互に固定されよう。しか
し、材料価格、労働コスト、および生産効率の点でオー
バーモールドは前記結合方法に勝り、したがって量産に
より適当である。
【0043】図示した態様の集成方法の一例は次の通り
である。出口ハウジング部分30を、オーバーモールド
するために半型に入れ、フィルター要素61およびシー
ル部材62を手動かまたは機械で出口ハウジング部分3
0の凹部33の中に入れる。フィルター要素61は出口
ハウジング部分30の内面に接合してもよいが、接合し
ない方が好ましい。次に、入口ハウジング部分10を出
口ハウジング部分30の上において、出口ハウジング部
分30の突起39を入口ハウジング部分10の溝18に
嵌合させる。本態様におけるハウジング部分は中心軸の
周りに対称的であるので、突起39が溝18に嵌合する
ことはたいしたことではない。この状態において、ハウ
ジング部分は図6に示すように見えて、シール面はシー
ル部材62と軽く接している。次に型を閉じると、半型
はお互いの方向にハウジングを強く押して、シール部材
62を変形させて、圧縮状態になる。この圧縮状態にお
いて、シール部材62は、フィルター要素61をハウジ
ング内の所定の位置に固定して、下流面からフィルター
要素61の上流面をシールし、さらに入口および出口ハ
ウジング部分10、30をシールする。型を閉じると、
液状の型材料をハウジング部分を囲む型キャビティに注
入してオーバーモールド50を形成させる。オーバーモ
ールド50を冷却して、型を開け、型から集成フィルタ
ーを取り出す。オーバーモールド50が冷えると、オー
バーモールド50はシール部材62とともにハウジング
部分を確実に保持して、圧縮状態になる。次いで、使用
すべき印刷機や他の装置にフィルターを取り付ける準備
をする。
【0044】インキジェットプリンターに用いる場合に
は、印刷ノズルとインキ溜めの間にフィルターを接続し
て、ノズルを詰らせる恐れのある夾雑物をインキが除去
する。送入管および排出管の一体コネクター19および
35によって、フィルターを適当なインキ供給ラインに
容易に接続することができる。フィルター要素61上の
夾雑物の付着が長時間使用後にある量に達すると、フィ
ルター全体を棄てて新しいフィルターに代えることがで
きる。
【0045】ハウジング部分およびオーバーモールド5
0はすべて、安価な材料の射出成形で作ることができる
ので、本発明によるフィルターの製造費用および材料価
格は安価である。従って、本発明によるフィルターは使
い捨てフィルターとして用いるのにとくに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルターの1つの態様の縦断面
図である。
【図2】図1の入口ハウジング部分の平面図である。
【図3】図2の線III −III についての断面図である。
【図4】図1の出口ハウジング部分の平面図である。
【図5】図4の線V−Vについての断面図である。
【図6】図1のシール部材およびハウジング部分の一部
の拡大図であって、非圧縮状態のシール部材を示す。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 攻撃的流体(aggressive f
    luid)を濾過するフィルターにおいて、 入口、出口ならびに入口および出口と連通するチャンバ
    ーを形成するように結合された第1および第2ハウジン
    グ部分;チャンバー内に配設された攻撃的流体を濾過す
    るフィルター要素;両ハウジング部分間に流体耐密シー
    ルを形成するシール部材;および第1および第2ハウジ
    ング部分の周囲に形成され、かつシール部材によってチ
    ャンバーから隔離されるオーバーモールド;を含むこと
    を特徴とするフィルター。
  2. 【請求項2】 ハウジング部分が第1のプラスチック材
    料を含み、かつ、オーバーモールドが攻撃的流体に対し
    て抵抗性がない第2の、異なるプラスチック材料を含む
    ことを特徴とする請求項1のフィルター。
  3. 【請求項3】 ハウジング部分が、ポリフェニレンスル
    フィドを含むことを特徴とする請求項1のフィルター。
  4. 【請求項4】 ハウジング部分が、ポリフェニレンスル
    フィド、PTFE、PFA、FEP、PVDF、および
    PEEKの中の少なくとも1つを含むことを特徴とする
    請求項1のフィルター。
  5. 【請求項5】 さらに、ハウジング部分の相対回転を阻
    止するための回転阻止手段を含むことを特徴とする請求
    項1のフィルター。
  6. 【請求項6】 回転阻止手段が第1ハウジング部分上に
    形成された突起および突起を収容するために第2ハウジ
    ング部分内に形成された凹部を含むことを特徴とする請
    求項5のフィルター。
  7. 【請求項7】 オーバーモールドが、ハウジング内の対
    応する係合部分と係合する係合部分を含むことを特徴と
    する請求項1のフィルター。
  8. 【請求項8】 ハウジング内の係合部分が、ハウジング
    部分の1つの外面に形成された凹部を含み、かつオーバ
    ーモールド内の係合部分が凹部に嵌合するフランジを含
    むことを特徴とする請求項7のフィルター。
  9. 【請求項9】 さらに、濾液を出口に排出させるため
    に、ハウジング部分の1つに形成された排出および支持
    手段を含むことを特徴とする請求項1のフィルター。
  10. 【請求項10】 排出および支持手段が、出口を包囲す
    るハウジング部分の1つの表面に形成された複数の排出
    溝および出口から外方に延びかつ排出溝と交わる排出流
    路を含むことを特徴とする請求項9のフィルター。
  11. 【請求項11】 排出流路の横断面積が出口に向って拡
    大することを特徴とする請求項10のフィルター。
  12. 【請求項12】 O−リングが非圧縮状態にあるとき
    に、シール部材が、横断面積の中心をフィルター要素外
    縁の外方に配設させたエラストマーのO−リングを含む
    ことを特徴とする請求項1のフィルター。
  13. 【請求項13】 ハウジングがフィルター要素を動かな
    いための手段を含むことを特徴とする請求項1のフィル
    ター。
  14. 【請求項14】 フィルター要素を拘束する手段がシー
    ル部材を含むことを特徴とする請求項13のフィルタ
    ー。
  15. 【請求項15】 入口、出口、ならびに入口および出口
    と連通するチャンバーを形成するように結合される第1
    および第2ハウジング部分;外縁を有し、かつチャンバ
    ー内に配設されるフィルター要素;および流体がハウジ
    ングから漏洩しないように、第1および第2ハウジング
    部分とシール接触し、かつ流体がフィルター要素を避け
    てバイパスしないようにフィルター要素とシール接触し
    ているエラストマーのシール部材を含むことを特徴とす
    るフィルター。
  16. 【請求項16】 エラストマーシールが、第1および第
    2ハウジング部分ならびにフィルター要素外縁の間で圧
    縮されることを特徴とする請求項15のフィルター。
  17. 【請求項17】 シール部材が非圧縮状態にあるときに
    は、シール部材の横断面積の中心が、フィルター要素外
    縁の外方に配設されることを特徴とする請求項15のフ
    ィルター。
  18. 【請求項18】 フィルターの製造方法において、 第1ハウジング部分および第2ハウジング部分によって
    形成されるチャンバー内にフィルター要素を配設し;両
    ハウジング部分の間に、フィルター要素外縁に沿ってエ
    ラストマーのシールを配設し;さらにシール部材を圧縮
    状態に圧縮して、シール部材とハウジング部分との間に
    シール接触をつくり出すように、ハウジング部分を相互
    の方向に強く押しながらハウジング部分の周りにオーバ
    ーモールドを形成させることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 冷却状態にあるオーバーモールドの強
    度がシール部材を圧縮状態に保ち、かつ通常操作の間に
    は、相互に締結された第1および第2ハウジング部分を
    保持するだけのものであるようにオーバーモールドを形
    成させることを特徴とする請求項18の方法。
  20. 【請求項20】 フィルターの製造方法において、 第1ハウジング部分および第2ハウジング部分によって
    形成されるチャンバー内にフィルター要素およびエラス
    トマーシールを配設させ、エラストマーシールはフィル
    ター要素の外縁に沿って配設させ、かつ第1ハウジング
    部分の表面に接触させ;さらにハウジング部分を相互の
    方向に強く押して、エラストマーシールを、第1ハウジ
    ング部分表面、第2ハウジング部分表面、およびフィル
    ター要素表面とシール接触状態にあるように圧縮するこ
    とを特徴とする方法。
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