JP4890877B2 - ブレードラバーおよびその処理方法 - Google Patents
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この改善策として、ブレードラバーのネック部やリップ部の幅(肉厚)等の形状を変化させて摩擦抵抗を調整するようにしたものが提唱されている(例えば特許文献1)。
請求項2の発明は、硬化促進線源の照射時間または/および照射強度を異ならしめることにより吸収線量を異ならしめていることを特徴とする請求項1記載のブレードラバーである。
請求項3の発明は、ワイパアームが往復揺動することで窓面を払拭するためのブレードラバーの処理方法であって、該ブレードラバーは、横断面を長手方向で略一定な形状となっていて、レバー体に取付けるための保持部と、窓面の払拭をするリップ部と、これら保持部とリップ部とを連結するためのネック部とを備えて構成されたものであり、前記ブレードラバーは、少なくともネック部が硬化促進線源の照射によって硬化処理が施されるものであり、該硬化処理は、レバー体による支持相当部位が最も大きい吸収線量となり、隣接する支持相当部位の中間部位が最も小さい吸収線量となるよう長手方向で異ならしめることで、変化した硬化処理が施されていることを特徴とするブレードラバーの処理方法である。
請求項2の発明とすることにより、ブレードラバーの硬化変化の処理を簡単に行えることになる。
このように硬化促進線源を用いた硬化処理を行う場合、硬化処理の変化は、処理時間の長短調整、照射強度の強弱調整の何れか一方、あるいは両者を組み合わせることによって実施することができる。つまりこれら硬化処理の調整は、照射線源の吸収線量を変化させることで実行することができ、吸収線量が大きいほどブレードラバー2の硬化が促進して硬くなり、摩擦抵抗が小さくなる。
ブレードラバー2の硬化処理部位としては、図3に示すように、ブレードラバー2の前記チャンネルに支持される(保持される)保持部2cと該保持部2cから肉薄なネック部2dを介して設けられる逆三角形状の基部2eとを含む全体でもよいが、保持部2cを除いたネック部2dと基部2eとすることもでき、さらには払拭作動をするとき倒れる(屈曲する)前記ネック部2d、窓面に当接して実質的な払拭作動をするリップ部2f、基部2eの残りの2頂点となるアーム部2gとすることもできるが、ネック部2dとすることが効果的である。つまりネック部2dに硬化処理を施して該ネック部2dを硬化させると、該ネック部2dが他の部位よりも硬く(硬度が高く)なって弾圧力が他の部分よりも大きくなり、この結果、払拭時の倒れ角θが大きく(倒れづらく)なってネック部2dとそれ以外の部分の倒れ角θの均一化が図れ、払拭性能が向上することになる。
因みに、硬化促進線源が放射線のように透過力が強い線源の照射である場合、該照射によりブレードラバー内部まで加硫が促進されることになり、このようなものでは、加硫前のブレードラバー2に対して吸収線量を異ならしめて照射するようにしても本発明を実施することができ、このようにしたときには、ブレードラバーとして必要な強度を得るための加硫と、硬化を異ならしめるための硬化処理とが同時に実施できることになるという利点がある。また、ブレードラバーの横断面形状は長手方向で略一定とし、硬化促進源によってブレードラバーの硬度を可変にすることが可能であるため、ブレードラバーの形状設計が容易となるという利点もある。
2 ブレードラバー
2a レバー体支持相当部位
2b レバー体支持相当部位間の中間部位
Claims (3)
- ワイパアームが往復揺動することで窓面を払拭するためのブレードラバーであって、該ブレードラバーは、横断面を長手方向で略一定な形状となっていて、レバー体に取付けるための保持部と、窓面の払拭をするリップ部と、これら保持部とリップ部とを連結するためのネック部とを備えて構成されたものであり、前記ブレードラバーは、少なくともネック部が硬化促進線源の照射によって硬化処理が施されるものであり、該硬化処理は、レバー体による支持相当部位が最も大きい吸収線量となり、隣接する支持相当部位の中間部位が最も小さい吸収線量となるよう長手方向で異ならしめることで、変化した硬化処理が施されていることを特徴とするブレードラバー。
- 硬化促進線源の照射時間または/および照射強度を異ならしめることにより吸収線量を異ならしめていることを特徴とする請求項1記載のブレードラバー。
- ワイパアームが往復揺動することで窓面を払拭するためのブレードラバーの処理方法であって、該ブレードラバーは、横断面を長手方向で略一定な形状となっていて、レバー体に取付けるための保持部と、窓面の払拭をするリップ部と、これら保持部とリップ部とを連結するためのネック部とを備えて構成されたものであり、前記ブレードラバーは、少なくともネック部が硬化促進線源の照射によって硬化処理が施されるものであり、該硬化処理は、レバー体による支持相当部位が最も大きい吸収線量となり、隣接する支持相当部位の中間部位が最も小さい吸収線量となるよう長手方向で異ならしめることで、変化した硬化処理が施されていることを特徴とするブレードラバーの処理方法。
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