JP2008024091A - 表面改質されたブレードラバー、ワイパ装置およびブレードラバーの表面改質方法 - Google Patents

表面改質されたブレードラバー、ワイパ装置およびブレードラバーの表面改質方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ブレードラバーのラバー表面を、疎水性を向上して接触角が大きくなるべく改質し、これによって、最大摩擦点となるセミドライ状態の発現を防止する。
【解決手段】ラバー表面を、吸収線量が10kGy以上になる電子線照射をしてラジカル活性点を生成したものに、疎水性モノマーであるMPTSが100重量%の状態でグラフト重合反応をさせて改質することで、接触角が110度近くになるよう表面改質されたブレードラバーにし、これによってセミドライ状態の発現を防止する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の窓面を払拭するためのブレードラバーに関するものであって、特に、表面改質されたブレードラバー、ワイパ装置およびブレードラバーの表面改質方法の技術分野に属するものである。
一般に、ワイパブレードに設けられるブレードラバーは、図1(A)に示すように、雨天のウエット(Wet)状態から雨が上がってガラスが乾き始めたとき摩擦抵抗の増大状態が起こることが知られており、これをセミドライ(Semi−Dry)状態と呼んでいる。このセミドライ状態での摩擦抵抗の上昇は、ワイパー払拭において最大の摩擦点であり、この最大摩擦点を考慮してワイパシステムの設計をする必要があることからこれがシステムの小型化の妨げとなっている。
そこでワイパブレードの摩擦抵抗を低下させるため、ラバー表面を塩素処理して硬化させるようにしたもの(例えば特許文献1、2)や、イソシアヌレート処理液に含浸してラバー表面を硬化させるようにしたもの(例えば特許文献3)が知られている。
特開昭59−139926号公報 特開平5−320394号公報 特開2002−161154号公報
ところが、前記ラバー表面を硬化させたものは、ラバー表面での親水性が高くなり、この結果、セミドライ状態での摩擦上昇が逆に起こりやすくなってビビリ音が発生しやすくなるだけでなく、塩素処理やイソシアヌレート処理は、結果的にはラバー表面を劣化させることになって耐久性に劣るという問題がある。しかもセミドライ状態は、ガラス表面が雨水付着状態から乾燥状態に変化するときという非定常的で瞬間的なときに発現する現象であるので発現の予測が難しく、これに的確に対応することが難しいという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、ブレードラバーのラバーに、ラジカル活性点を生成させるための照射処理と、該生成したラジカル活性点を起点としてグラフト重合をさせるための重合処理とを施して表面改質されていることを特徴とする表面改質されたブレードラバーである。
請求項2の発明は、照射処理がなされた後、重合処理がなされたものであることを特徴とする請求項1記載の表面改質されたブレードラバーである。
請求項3の発明は、照射処理と重合処理とが同時に行われるものであることを特徴とする請求項1記載の表面改質されたブレードラバーである。
請求項4の発明は、グラフト重合は、疎水性モノマーを用いて行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の表面改質されたブレードラバーである。
請求項5の発明は、疎水性モノマーは、分子中にビニル基(CH=CH−)、イソプロペニル基(CH=C(CH)−)、アリル基(CH=CHCH−)の何れかを少なくとも1個以上持った重合性モノマーであり、分子末端に炭化水素、有機ケイ素、炭化フッ素の何れかの疎水性構造を持つ、あるいはグラフトした後にさらに2次反応によって疎水性を導入することのできる官能基を持つことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の表面改質されたブレードラバーである。
請求項6の発明は、照射処理における吸収線量は5kGy以上、重合処理における反応溶液濃度は10重量%以上であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の表面改質されたブレードラバーである。
請求項7の発明は、ブレードラバーの一方の面と、該面に滴下された水滴の接触角が90度以上であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載のされたブレードラバーである。
請求項8の発明は、車両に揺動自在に設けられるワイパアームと、ワイパアームに取付けられるラバーホルダと、ラバーホルダに保持され、車両のウインドガラス面上を払拭する長尺状のブレードラバーとを備えたワイパ装置であって、ブレードラバーは、ウインドガラスから離れる方向に弾性変形可能な板バネ部材が装着される一対の装着溝が形成されたヘッド部と、ヘッド部に連続的に形成され、ラバーホルダに保持され、払拭方向の幅がヘッド部より狭い連結部と、連結部に連続的に形成され、払拭方向の幅が連結部より狭く形成されたネック部と、ネック部に連続的に形成され、ウインドガラスに接触するリップ部と、を備え、リップ部の払拭方向の側面には、疎水性モノマーが付着していることを特徴とするワイパ装置である。
請求項9の発明は、ブレードラバーのリップ部の払拭方向の両側面には、疎水性モノマーが付着し、ブレードラバーのリップ部の切断面には疎水性モノマーが付着していないことを特徴とする請求項8記載のワイパ装置。
請求項10の発明は、ブレードラバーのラバーに、ラジカル活性点を生成させるための照射処理と、該生成したラジカル活性点を起点としてグラフト重合をさせるための重合処理とを施すことを特徴とするブレードラバーの表面改質方法である。
請求項1または10の発明とすることにより、ブレードラバーの表面が改質されることになって、セミドライ状態の発現を防止または低減できることになる。
請求項2または3の発明とすることにより、ブレードラバーのラバー表面を容易に改質することができることになる。
請求項4乃至6の発明とすることにより、ブレードラバーのラバー表面を疎水性にしてセミドライ状態の発現をより確実に防止または低減できることになる。
請求項7の発明とすることにより、ブレードラバーのラバー表面とウインドガラスとの接触を良好にし、摩擦を抑えることができる。
請求項8乃至9の発明とすることにより、ブレードラバーのラバー表面を疎水性にしてセミドライ状態の発現をより確実に防止または低減し、ブレードラバーのラバー表面とウインドガラスとの接触を良好にし、摩擦を抑えることができるワイパ装置とすることができる。
次ぎに、本発明の実施の形態について説明する。本発明は、窓面を払拭するためのブレードラバーのラバー表面を改質する発明に関するものであり、詳しくは、該表面改質されたブレードラバー、ワイパ装置及びブレードラバーの改質方法に関するものである。本発明におけるブレードラバーのラバー表面の改質には、ブレードラバーのゴム分子を励起させてラジカル活性点を発生させ、該ラジカル活性点を起点としてラバー表面に結合開始部分(起点)をグラフト重合させることで、ブレードラバーのラバー表面とその表面内側近傍にモノマーを結合させ、ラバー表面を改質し、これによって疎水性を高めてセミドライ状態の発現を防止しまたは低減させることができるようにして、円滑な窓面払拭ができるようにしたものである。
本発明は、セミドライ摩擦因子を解明するなかで、摩擦面に生じる水のバルクメニスカスが変化することにより摩擦の挙動が変化することが示唆され、このことから発展させて、図1(B)に示すように、ゴム表面の表面エネルギーを下げて接触角を大きくし、これによって水のバルクメニスカス力の発生を抑制すればセミドライ状態が発生しない、つまり摩擦係数Δμを小さくし、これによって安定した摩擦を達成できるのではないかと推論し、この摩擦係数を小さくするためには、接触角に影響するゴム表面の疎水性を高めれば良いのではないか、ということで開発されたものである。
本発明において用いられるゴムとしては、通常知られたゴムを採用することができ、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、フッ素ゴム(FKM)、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレン共重合ゴム(EPM)、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合ゴム(EPDM)、水素化ニトリルゴム(水素化NBR)、シリコーンゴム、エピクロロヒドリンゴム(CO、ECO)、多硫化ゴム(T)、ウレタンゴム(U)の単独または複数混合したものを例示することができる。そしてこのゴム材に、加硫剤、加硫促進剤、軟化剤、老化防止剤、充填剤、シランカップリング剤、シリカ、カーボンブラック等の通常知られた添加剤を配合したものをプレス加硫等の従来公知の方法により加硫して製造したブレードラバーを挙げることができる。
図2は本発明の一実施の形態であるワイパブレードの使用状態を示す斜視図であり、図2に示すワイパブレード11は車両12のフロントウインドガラス13(以下、ウインドガラス13とする)に付着する雨水や前車の飛沫などの付着物を払拭するために設けられている。
このワイパブレード11は、車両12に揺動自在に設けられるワイパアーム14の先端に取り付けられるラバーホルダ15と、ラバーホルダ15に保持されるブレードラバー16とを有して構成されており、ブレードラバー16はラバーホルダ15を介してワイパアーム14の押え力が加えられることによりウインドガラス13に弾圧的に接触している。そして、図示しないワイパモータによりワイパアーム14が揺動(駆動)されると、ワイパブレード11はワイパアーム14とともにウインドガラス13上を往復揺動運動してガラス面を払拭する。
図3(A)は図2におけるA−A線に沿う断面図であり、図3(B)は図3(A)のリップ部の拡大図である。
図3(A)に示すように、このワイパブレード11に用いられるブレードラバー16は天然ゴムあるいは合成ゴムなどを材料として、ヘッド部21とヘッド部21に連なる連結部22およびリップ部23を備えた長手方向に一様断面の棒状に形成され、リップ部23においてウインドガラス13に接触するようになっている。リップ部23は連結部22やリップ部23よりも払拭方向の幅が狭く形成されたネック部24を介して連結部22に連結されており、これによりリップ部23はヘッド部21や連結部22に対して払拭方向下手側に傾動自在とされている。
ヘッド部21の払拭方向の両側部には、それぞれ払拭方向に凹む装着溝25が形成されている。これらの装着溝25は、それぞれヘッド部21の長手方向の一端から他端に達するように長手方向に延びて形成されており、また、各装着溝25は隔壁部26により互いに隔離された状態で払拭方向に並べて配置されている。そして、これらの装着溝25にはそれぞれ板ばね部材(バーティブラ)27が装着されている。
板ばね部材27は鋼板等の板材を打ち抜き加工することによりブレードラバー16と同程度の長さ寸法の平板状に形成されており、ウインドガラス13に垂直な方向に弾性変形自在となっている。したがって、板ばね部材27が装着されたブレードラバー16は板ばね部材27と一体的にウインドガラス13に垂直な方向つまりガラス面に対する湾曲度合いを変化させる方向に弾性変形自在とされている。また、板ばね部材27は自然状態ではその弾性変形自在な方向に向けてウインドガラス13の曲率より強く湾曲しており、これにより板ばね部材27が装着されたブレードラバー16もウインドガラス13から離れた状態ではウインドガラス13よりも大きく湾曲している。
一方、ラバーホルダ15は樹脂材料により天壁部15aと一対の側壁部15bとを備えた断面コの字形状に形成され、その長さ寸法はブレードラバー16の半分程度とされている。天壁部15aの長手方向のほぼ中間部には取付部28が設けられており、ラバーホルダ15はこの取付部28においてワイパアーム14の先端に取り付けられる。
ラバーホルダ15の長手方向の一端(ワイパブレード11をワイパアーム14に取り付けたときにワイパアーム14の揺動中心に近い側となる端部)には保持部31が設けられ、ラバーホルダ15の長手方向の他端には保持部32が設けられている。
図4(A)に示すように、保持部31は、それぞれ側壁部15bと一体に形成され一対の保持爪33(図中は一方側のみを示すが他方側も同様の保持爪33が設けられる。)を有しており、これらの保持爪33はブレードラバー16の長手方向に直交し且つ払拭方向に平行な方向に向けて側壁部15bから突出する断面矩形の突起状に形成されている。一方、ブレードラバー16のヘッド部21とリップ部23との間には、ヘッド部21と連結部22に形成されたアーム部34とにより区画された保持溝35が長手方向に延びて形成されており、各保持爪33はそれぞれ対応する保持溝35に係合している。つまり、ブレードラバー16のヘッド部21は保持爪33と両側壁部15bと天壁部15aとの間に挟み込まれており、これによりヘッド部21は保持部31により保持されている。
また、保持溝35には各保持爪33を長手方向から挟む一対のストッパ部36a、36bが設けられており、これらのストッパ部36a、36bにより保持爪33はブレードラバー16に対して保持溝35に沿う方向への移動が規制されている。つまり、ブレードラバー16は保持部31においては長手方向への位置決めがなされた状態でラバーホルダ15に保持されている。
同様に、図4(B)に示すように、保持部32は、それぞれ側壁部15bと一体に形成される一対の保持爪37(図では一方側のみを示すが他方側も同様の保持爪37が設けられる。)を有しており、これらの保持爪37はブレードラバー16の長手方向に直交し且つ払拭方向に平行な方向に向けて側壁部15bから突出する断面矩形の突起状に形成されている。各保持爪37はそれぞれ対応する保持溝35に係合し、これによりブレードラバー16のヘッド部21は保持爪37と両側壁部15bと天壁部15aとの間に挟み込まれて保持部32により保持されている。また、保持溝35の保持部32に対応する部分にはストッパ部36a、36bは設けられておらず、保持爪37は保持溝35に沿って移動自在となっている。
このように、このワイパブレード11ではブレードラバー16はラバーホルダ15の長手方向の両端部に保持部31、32を設け、これらの保持部31、32の2点においてブレードラバー16を保持するようにしている。したがって、ワイパアーム14からの押え力が取付部28を介してラバーホルダ15に加えられると、その押え力はラバーホルダ15の両端部分の2点、つまり各保持部31、32と各保持部31、32に対応する天壁部15aの両端部分からブレードラバー16に加えられ、これによりブレードラバー16は弾圧的にウインドガラス13に接触する。
また、ラバー表面を活性化させてラジカル活性点を生成するための照射処理としては、例えば、紫外線照射処理、プラズマ照射処理、電子線照射処理、放射線(α線、β線、γ線)照射処理、イオンビーム照射処理、コロナ放電照射処理等があり、このような照射処理を施すことにより、ラバーにラジカル活性点が生成し、このラジカル活性点が起点となってグラフト重合反応が進行する。前照射による照射処理を行う際には、窒素雰囲気中で照射を行うことが望ましく、またグラフト重合反応時にも、窒素雰囲気中でモノマーと結合させるのが望ましい。
本発明において、生成するラジカル活性点を起点としてグラフト重合反応を促進させる手法としては、まずゴムに照射処理をしてラジカル活性点を生成した後、グラフト重合処理をするという前照射処理によるものと、ラジカル活性点の生成とグラフト重合とを同時に行う同時照射処理によるものとがあり、何れを採用しても本発明を実施することができる。
図5は、前照射処理の反応形態を示す説明図であり、図6は、同時照射処理の反応形態を示す説明図である。なお、図5、図6のいずれも、ブレードラバーがカットされる前、つまり一対のブレードラバーのリップ部が向き合うように成形されたブレードラバー成形体のリップ部のみを図示している。
前照射処理による反応過程は、図5に図式化して示すように、ゴムに電子線等のラジカル活性点を生成するための照射処理をし、生成したラジカル活性点を起点としてグラフト重合をさせるものであり、同時照射処理による反応過程は、図6に図式化して示すように、グラフト重合をするための反応物質の存在下、ゴムに電子線等のラジカル活性点を生成するための照射処理をしてラジカル活性点の生成とグラフト重合とを促進させるものである。本発明における同時照射は、例えば、予めグラフト重合に用いるモノマーを塗布や浸漬などによりブレードラバーの表面に付着させた状態で、上記した電子線等のラジカル活性点を成形するため照射を行っている。なお、吸収線量は同時照射法の場合10〜50kGy、前照射法の場合は脱酸素状態で50〜200kGyが望ましい。
グラフト重合は、通常知られた手法を採用できるが、グラフト重合に用いるモノマーとしては、分子中にビニル基(CH=CH−)、イソプロペニル基(CH=C(CH)−)、アリル基(CH=CHCH−)のいずれかを少なくとも1個以上持った化合物が挙げられる。例えばアクリル酸(Acrylic acid:AA)、メタクリル酸(Methacrylic acid:MAA)、2−ヒドロキシメチル メタアクリレート(2−Hydroxyethyl methacrylate:HEMA)、2−ヒドロキシエチル アクリレート(2−Hydroxyethyl acrylate:HEA)、メチルメタアクリレート(Methyl Methacrylate:MMA)、およびメタクリル酸エチル、メタクリル酸ビニル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸トリメチルシリル、メタクリル酸トリメトキシシリルプロピル、3−(メタクリロイルオキシ)プロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、メタクリル酸1H,1H,3H−テトラフルオロプロピル、アクリル酸2,2,2−トリフルオロエチル、メタクリル酸2−(パーフルオロブチル)エチルなどのような親水性モノマー、疎水性モノマーが挙げる事ができる。そしてこれらモノマーを単独または複数を混合してグラフト重合反応のモノマーとして用いることができる。
グラフト重合は、通常知られた手法を採用できるが、グラフト重合に用いる疎水性モノマーとしては分子中にビニル基(CH=CH−)、イソプロペニル基(CH=C(CH)−)、アリル基(CH=CHCH−)のいずれかを少なくとも1個以上持った重合性モノマーであり、分子末端に炭化水素、有機ケイ素、炭化フッ素のいずれかの疎水性構造を持つ、あるいはグラフトした後にさらに2次反応によって疎水性を導入することのできる官能基を持つ化合物が挙げられる。例えばメタクリル酸エチル、メタクリル酸ビニル、スチレン、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ドデシル、アクリル酸エチル、アクリル酸ビニル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ドデシル、メタクリル酸トリメチルシリル、メタクリル酸トリメトキシシリルプロピル、3−(メタクリロイルオキシ)プロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、アクリル酸トリメチルシリル、アクリル酸トリメトキシシリルプロピル、3−(アクリロイルオキシ)プロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、メタクリル酸1H,1H,3H−テトラフルオロプロピル、メタクリル酸2,2,2−トリフルオロエチル、メタクリル酸2−(パーフルオロブチル)エチル、アクリル酸1H,1H,3H−テトラフルオロプロピル、アクリル酸2,2,2−トリフルオロエチル、メタアクリル酸2−(パーフルオロブチル)エチル、及びこれらの誘導体などを挙げる事ができる。これらの疎水性モノマーを単独または複数を混合してグラフト重合反応のモノマーとして用いることができる。
ブレードラバーはリップ部23が互いに向き合うようにして形成された一対のブレードラバー成形体として製造される。この後、一対のブレードラバー成形体は、リップ部で長手方向に切断されることによりブレードラバーが形成される。この際、一対のブレードラバー成形体は、グラフト重合されたモノマーが付着した状態で切断されるため、ブレードラバーの切断面には、図3(B)に示すようにモノマーは付着していない。通常、ブレードラバーのリップ部両側面と切断面との境界となるエッジ部分でウインドガラスを払拭するため、モノマーが結合されているリップ部両側面でウインドガラスを払拭することができ、切断面でウインドガラスを払拭することがなくなる。また、ブレードラバー成形体のヘッド部21などウインドガラス13に接触しない部分には、上記した電子線等のラジカル活性点を成形するための照射およびグラフト重合処理を行わなくてもよいため、ブレードラバー成形体の上記した電子線等を照射しない部分は予めマスキングを行い、ブレードラバー成形体のリップ部などの必要な部分のみ上記した電子線等による照射を行ってもよい。
次に、実施例について具体的に説明する。
[実験1]疎水性モノマーを電子線で同時照射したときの確認実験
MPTS、HEMAのそれぞれについて、モノマー濃度を0〜100重量%のメタノール溶液(MPTSの場合)および水溶液(HEMAの場合)に検討基材をそれぞれ浸漬させ、40℃温度下において電子線3、5、10、14kGyの同時照射法にて反応させた。これらのものについて全反射測定法(Attenuated Total RflectionというFT/IR分析システム:ATR−FT/IR)にて吸光度(MPTS:1050cm−1、HEMA:1720cm−1)を測定した。この結果を図7(A)、(B)のグラフ図に示す。また同時に、接触角を測定した結果を図8の(A)、(B)に示す。これによると、表面改質条件として、吸収線量はMPTS、HEMA共に少なくとも5kGy以上が好ましいことが確認され、またモノマー濃度としては10重量%以上であることが好ましい、さらに好ましくは30重量%であることが確認された。しかもグラフト重合による接触角はMPTSで略110度まで高められ、HEMAでは略70度にまで下げられることが確認された。さらに接触角と吸光度との関係を図8(E)のグラフ図に示す。これによると、接触角の変化は、吸光度の変化と相関があり、グラフト重合により接触角が変化していることが確認される。
[実験2]接触角と摩擦特性との相関関係の確認実験
[実験1]に示した電子線同時照射グラフト重合により接触角が種々変化させた検討基材の摩擦力測定結果から、セミドライ時の接触角と摩擦係数との相関関係を確認した。摩擦力測定条件は次のようにした。
試料幅:10mm
荷重:15gf
摺動半径:70mm
回転数:173.5rpm
摩擦速度:1.3m/s
摩擦状態:ウエット→ドライ
湿度:25℃70%
相手材:ガラス板
上記測定条件で接触角と摩擦力との関係から、接触角と摩擦係数Δμとの関係を図9のグラフ図に示す。これによると、接触角が大きくなるほど、セミドライ状態の発生が低減していることが確認される。つまり、ブレードラバーの一方の面と、該面に滴下された水滴の接触角について、該接触角が60度付近ではセミドライ状態が発現しているが、90度以上のものではセミドライ現象の発現が低減し、特に100度を越えたものでは全く発現していないことが確認される。このことから、ブレードラバーについて、表面が疎水性を示すつまり接触角が90度以上であれば、セミドライ状態になって払拭に不具合が発生してしまうことがないといえる。
[実験3]現行ブレードラバーとの比較実験
最後に、現在市販されている量産品のブレードラバーと、MPTSを100重量%にして、吸収線量を14kGyとした以外は実験1で行ったものと同じ実験条件で同時照射グラフト重合をした長さ525mmのブレードラバーとを用い、それぞれ摩擦抵抗実験を行ったものについて、時間経過と摩擦抵抗の変化を検討した。その結果を図10に示すが、いずれのブレードラバーもウエットからドライへの変化が60秒を越えたところで発現しているが、同時照射グラフト重合をしたブレードラバーは、ウエットからドライに変化した時点で、殆んどドライ状態の摩擦係数となっているのに対し、量産のものは右下がりの傾斜となってセミドライ状態となっていることが確認され、本発明を実施したものはセミドライ状態の発現がないブレードラバーになったことが確認される。
(A)はワイパー摩擦挙動の経過を示したグラフ図、(B)は接触角と摩擦係数Δμとの相関関係を示すグラフ図である。 本発明の一実施の形態であるワイパブレードの使用状態を示す斜視図である。 (A)は図2におけるA−A線に沿う断面図、(B)は図3(A)のリップ部の拡大図である。 (A)、(B)はそれぞれ図2に示すラバーホルダの保持部の詳細を示す説明図である。 前照射処理の反応形態を示す説明図である。 同時照射処理の反応形態を示す説明図である。 MPTSとHEMAとをそれぞれグラフト重合したものに関し、(A)は照射線量を10kGyとした状態でモノマー重量濃度と吸光度との関係を記すグラフ図、(B)はモノマー濃度を100%とした状態で照射線量と吸光度との関係を示す示すグラフ図である。 MPTSとHEMAとをそれぞれグラフト重合したものに関し、(A)は照射線量を10kGyとした状態でモノマー重量濃度と接触角との関係を示すグラフ図、(B)はモノマー濃度を100%とした状態で照射線量と接触角との関係を示すグラフ図、(C)は接触角と吸光度との関係を示すグラフ図である。 接触角と摩擦係数との関係を示すグラフ図である。 電子線の吸収線量を14kGyとし、MPTSの濃度を100重量%として表面改質したブレードラバーと量産品のブレードラバーとの摩擦挙動を比較したグラフ図である。
符号の説明
11 ワイパブレード
12 車両
13 フロントウインドガラス
14 ワイパアーム
15 ラバーホルダ
15a 天壁部
15b 側壁部
16 ブレードラバー
21 ヘッド部
22 連結部
23 リップ部
24 ネック部
25 装着溝
26 隔壁部
27 板ばね部材(バーティブラ)
28 取付部
31、32 保持部
33 保持爪
34 アーム部
35 保持溝
36a、36b ストッパ部
37 保持爪
41 キャップ

Claims (10)

  1. ブレードラバーにラジカル活性点を生成させるための照射処理と、該生成したラジカル活性点を起点としてグラフト重合をさせるための重合処理とを施して表面改質されていることを特徴とする表面改質されたブレードラバー。
  2. 照射処理がなされた後、重合処理がなされたものであることを特徴とする請求項1記載の表面改質されたブレードラバー。
  3. 照射処理と重合処理とが同時に行われるものであることを特徴とする請求項1記載の表面改質されたブレードラバー。
  4. グラフト重合は、疎水性モノマーを用いて行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の表面改質されたブレードラバー。
  5. 疎水性モノマーは、分子中にビニル基(CH=CH−)、イソプロペニル基(CH=C(CH)−)、アリル基(CH=CHCH−)の何れかを少なくとも1個以上持った重合性モノマーであり、分子末端に炭化水素、有機ケイ素、炭化フッ素の何れかの疎水性構造を持つ、あるいはグラフトした後にさらに2次反応によって疎水性を導入することのできる官能基を持つことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の表面改質されたブレードラバー。
  6. 照射処理における吸収線量は5kGy以上、重合処理における反応溶液濃度は10重量%以上であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の表面改質されたブレードラバー。
  7. ブレードラバーの一方の面と、該面に滴下された水滴の接触角が90度以上であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1記載のされたブレードラバー。
  8. 車両に揺動自在に設けられるワイパアームと、ワイパアームに取付けられるラバーホルダと、ラバーホルダに保持され、車両のウインドガラス面上を払拭する長尺状のブレードラバーとを備えたワイパ装置であって、前記ブレードラバーは、ウインドガラスから離れる方向に弾性変形可能な板バネ部材が装着される一対の装着溝が形成されたヘッド部と、ヘッド部に連続的に形成され、ラバーホルダに保持され、払拭方向の幅がヘッド部より狭い連結部と、連結部に連続的に形成され、払拭方向の幅が連結部より狭く形成されたネック部と、ネック部に連続的に形成され、ウインドガラスに接触するリップ部とを備え、リップ部の払拭方向の側面には、疎水性モノマーが付着していることを特徴とするワイパ装置。
  9. ブレードラバーのリップ部の払拭方向の両側面には、疎水性モノマーが付着し、ブレードラバーのリップ部の切断面には疎水性モノマーが付着していないことを特徴とする請求項8記載のワイパ装置。
  10. ブレードラバーのラバーに、ラジカル活性点を生成させるための照射処理と、該生成したラジカル活性点を起点としてグラフト重合をさせるための重合処理とを施すことを特徴とするブレードラバーの表面改質方法。
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