JP4890847B2 - ミシンの中押さえ装置 - Google Patents

ミシンの中押さえ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4890847B2
JP4890847B2 JP2005357765A JP2005357765A JP4890847B2 JP 4890847 B2 JP4890847 B2 JP 4890847B2 JP 2005357765 A JP2005357765 A JP 2005357765A JP 2005357765 A JP2005357765 A JP 2005357765A JP 4890847 B2 JP4890847 B2 JP 4890847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate presser
link
presser
tension spring
end portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005357765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007159710A (ja
Inventor
克秋 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP2005357765A priority Critical patent/JP4890847B2/ja
Priority to CN2006101636556A priority patent/CN1982524B/zh
Priority to KR1020060124620A priority patent/KR101317423B1/ko
Publication of JP2007159710A publication Critical patent/JP2007159710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4890847B2 publication Critical patent/JP4890847B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B29/00Pressers; Presser feet
    • D05B29/06Presser feet
    • D05B29/08Presser feet comprising relatively-movable parts
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B29/00Pressers; Presser feet
    • D05B29/02Presser-control devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B69/00Driving-gear; Control devices
    • D05B69/02Mechanical drives
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B69/00Driving-gear; Control devices
    • D05B69/30Details

Description

本発明は、ミシンの中押さえ装置に関する。
従来、刺繍ミシン等のように送り歯を用いず布をXY方向に搬送させながら縫製を行うミシンにあっては、布と針との摩擦により布が針と共に上昇してばたつくことを防止するため、針の上昇時に布の針貫通部周辺を下方に押さえ付ける中押さえ装置が設けられている。
この中押さえ装置は通常、針が布から上昇する際に中押さえにより布を下方に押さえ付け、針が布から完全に上昇した後は中押さえが針と共に上昇するようになっている。そして、この中押さえは、縫製時において針と同期して往復上下動を行う中押さえ使用位置と、縫製後に上記中押さえ使用位置P4(図10参照)よりも上方の退避高さ位置P5(図11参照)とに移動することが可能となっている。また、中押さえには、上記中押さえ使用位置において中押さえを常時下方に付勢する押圧ばねが設けられている。このような中押さえ装置として、中押さえを上下動させる揺動体の揺動支点を変位させて、針板からの中押さえ高さを調節可能としたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに近年では、上記揺動体の一端を下方に付勢する引っ張りばねを設け、該揺動体の他端部すなわち上記揺動支点を上方に付勢してミシンフレームの内部に当接させたミシンの中押さえ装置が開発されている。この中押さえ装置によれば、引っ張りばねにより揺動支点の位置決めを行うと供に、中押さえに対して所定量以上の上昇移動力が作用した場合には、上記位置決めを解除して装置に働く負荷を逃がし(吸収し)、上軸等の変形や中押さえの破損を防止するようになっている。
特開平7−178272号公報
ところで、上記中押さえ装置において、押圧ばねと引っ張りばねとは、何れも中押さえを下方に付勢するための付勢手段として機能するが、上記押圧ばねは、主として縫製時に中押さえが針と同期して上下動を行う際の付勢力を付与する。一方で、上記引っ張りばねは、中押さえの上下動を発生させる揺動体の揺動支点を上方に位置するフレームに押し付け、その位置決めを行う。この位置決めは、針との摩擦により布が上昇しようとする力に対して前記押圧ばねと共に中押さえを下方に押さえ付ける荷重となる。また、引っ張りばねは、中押さえ上下動作時の揺動支点のがたつきを防止するために上記押圧ばねに比べて大きな付勢力が必要となる。そして、中押さえを退避高さ位置に退避させる際には、押圧ばね及び引っ張りばねの双方の付勢力に抗して中押さえを上昇させなければならず、非常に効率が悪いという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、中押さえを中押さえ退避高さ位置に上昇する際に要する力を低減することができるミシンの中押さえ装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、縫製時に布地を針板に押さえ付ける中押さえと、主軸の回転により上下する針に合せてこの中押さえを上下動させる中押さえ上下動機構と、前記中押さえを縫製終了後に退避高さ位置に上昇させる中押さえ退避機構と、を備えるミシンの中押さえ装置において、前記中押さえ上下動機構は、前記主軸による揺動動作により前記中押さえに上下動動作を伝達する中押さえ揺動部材と、前記中押さえ揺動部材の揺動支点を弾性力により定位置に保持する付勢手段とを有し、前記中押さえ退避機構は、前記中押さえを前記退避高さ位置に上昇させる際に、前記中押さえと共に前記付勢手段の連結端部の一端を弾性力が減少する方向に移動させる緩め手段を備えることを特徴とするミシンの中押さえ装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンの中押さえ装置において、前記付勢手段は、その上端部が前記中押さえ揺動部材側に連結された引っ張りばねであり、前記中押さえ退避機構は、軸を支点に回動自在に支持された中押さえ上げ部材と該中押さえ上げ部材の一端部を上下に移動可能なカム部材とを有し、前記緩め手段は、前記中押さえ上げ部材の他端部が前記引っ張りばねの下端部に連結されてなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のミシンの中押さえ装置において、前記カム部材は、その軸方向端面に溝を有する溝カムであり、前記中押さえ上げ部材は、その一端部が前記溝に係合されることで前記溝カムの回動に応じてその他端部の上下位置が位置決め可能に構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、中押さえ退避機構によって中押さえが退避高さ位置に上昇される際には、緩め手段により、付勢手段の連結端部の一端もまた弾性力が減少する方向に移動される。これにより、付勢手段は縫製時に生ずる付勢力よりも大きな付勢力を生ずることがない。従って、従来のミシンの中押さえ装置に比べて遥かに小さな力で中押さえを退避高さ位置に上昇させることができ、効率的に退避動作を実行することができる。また、退避高さ位置への移動に要する動作速度を上昇することができる。さらに、中押さえを退避高さ位置に上昇させる中押さえ退避機構の駆動部の小型化を図ることができ、中押さえ装置の省スペース化及びコストの抑制を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる他、さらに、引っ張りばねの下端部は、中押さえ上げ部材の他端部と連結されているため、当該中押さえ上げ部材の他端部と供に昇降移動を行う。つまり、中押さえ上げ部材の駆動に連動して引っ張りばねの下端部を上下に昇降することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果を得ることができる他、さらに、中押さえ上げ部材の一端は、溝カムの溝に係合されることで当該溝カムの回動に応じて上下に位置決めされる。従って、この中押さえ上げ部材の他端部に連結された引っ張りばねの下端部もまた、カム部材の回動に応じて位置決めすることが可能となる。
以下、図1乃至図9を参照して、本発明に係るミシンの中押さえ装置の最良の形態について詳細に説明する。
<中押さえ装置の全体構成>
図1〜図3に示すように、本実施形態たるミシンの中押さえ装置1は、縫製時に布地を針板に押さえ付ける中押さえ29と、主軸の回転により上下する縫い針に合せてこの中押さえを上下動させる中押さえ上下動機構M1と、中押さえを縫製終了後に退避高さ位置に上昇させる中押さえ退避機構M2と、を備えている。
<中押さえ上下動機構の構成>
中押さえ上下動機構M1は、先端に縫い針が設けられた針棒を上下方向に駆動させる上軸2に設けられている(図2参照)。上軸2には偏心カム3が固定され、この偏心カム3には接続リンク4が連結されている。接続リンク4には揺動軸抱き5が連結され、揺動軸抱き5には揺動軸6の一端部が連結されている。
揺動軸6の他端部には中押さえの上下方向D1の移動量を調節する中押さえ調節腕7の基端部が固定されている(図3参照)。中押さえ調節腕7には溝カム7aが形成されている。この溝カム7aは弧状の長孔になっており、この溝カム7aの所望の位置で第1リンク8の一端部とが調節ナット9と段ねじ10により軸支されている。この軸支位置は、溝カム7aに沿って調節可能となっている。
第1リンク8の他端部は、中押さえ揺動部材としての第2リンク11の長手方向中間と段ねじ12で回動自在に連結されている。ここで、調節ナット9が係合する溝カム7aは、中押さえ29(後述する)が上下往復運動の下死点にあるときに、段ねじ12の軸芯を中心とした円弧の一部となるように構成されている。第2リンク11の一端部は、後述する位置決めリンク13に軸支されている。
このように構成することで、通常の縫製時に中押さえ29が上下動を行う際には、引っ張りばね16の弾性力により第2リンク11の一端部が規制部材19に押し当てられた状態を維持する。そして、中押さえ29が、予定された下死点位置まで下降できないような障害、例えば、布の段差等に押し当てられた場合等には、引っ張りばね16の弾性力に抗して位置決めリンク13が回動を行い、第2リンク11の一端部の支点が引っ張りばね16に抗して下降することで中押さえ29を上方に逃がすことが可能となっている。これにより、中押さえ29の破損が防止される。
第2リンク11の他端部には、第3リンク20の一端部が段ねじ21により回動自在に連結されている。第3リンク20の他端部には、第4リンク22の一端部が段ねじ23により第3リンク20の長手方向に対して直列となるように回動自在に連結されている。そして、本実施形態では、この第3リンク20と第4リンク22とで中押さえリンク部材24が構成されている。
第4リンク22の他端部には、リンク中継板25が段ねじ26により連結されている。リンク中継板25には中押さえ棒抱き27が固定されており、中押さえ棒抱き27には上下方向に延びる中押さえ棒28が保持されている。中押さえ棒28の下端部には、縫製時に布地を針板に押さえ付ける中押さえ29が取り付けられている。中押さえ棒28の上端部には押圧ばね30が設けられており、ボルト31及びナット32により中押さえ棒抱き27に取り付けられている。
押圧ばね30は、中押さえ29が縫製時に縫い針と同期して上下動を行う際に、該中押さえ29を下方に付勢する。
段ねじ23は、角駒33及び案内部材34とともに第3リンク20と第4リンク22とを連結している。すなわち、第4リンク22の正面側には案内部材34が設けられ、この案内部材34の正面側には角駒33が設けられており、第3リンク20、第4リンク22、角駒33及び案内部材34が一つの段ねじ23で連結されている。
角駒33は、段ねじ23と、第3リンク20と第4リンク22の連結部P3との隙間を埋めるスペーサの役割を果たしており、各リンクのがたつきを防ぎ、各部材を円滑に駆動させる機能を備えている。
案内部材34は、略F字状の板材であり、上端部34tが段ねじ35によりミシンフレーム15に回動自在に取り付けられている。案内部材34の下端部近傍には、上下方向に長尺な長孔34aが形成されている。この長孔34aは、内側に角駒33がスライド可能に嵌めこまれており、案内部材34は、第3リンク20と第4リンク22の連結部P3を中押さえ29の上下方向D1に移動可能とし、かつ、第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2を横切る方向D3への移動を規制している。
また、案内部材34には、当該案内部材34を第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2を横切る方向D3に移動させる移動リンク36の一端部が、段ねじ37により長孔34aの上部近傍に回動自在となって連結されている。移動リンク36の他端部には偏心カム38が連結されており、この偏心カム38には可変軸39の一端部が連結されている。可変軸39の他端部には、ベアリング40、かさ歯車41を介して駆動手段としてのモータ42が連結されている(図2参照)。つまり、モータ42の駆動が、可変軸39、偏心カム38、移動リンク36の順に伝達され、移動リンク36が案内部材34を移動させるようになっている。
モータ42は、パルスモータが採用されており、正逆方向に回動自在であると供に、その回動量及び駆動のタイミングが図示しない制御部により制御可能となっている。
位置決めリンク13は、その中央部近傍で段ねじ14によりミシン筐体としてのミシンフレーム15に回動自在に取り付けられ、段ねじ14の位置は、中押さえ29が下死点にあるときの段ねじ12の位置と一致するようになっている。
位置決めリンク13の一端部は、ミシン面部側に向かって略コ字状に折り返されており、折り返された先端部にはばね掛13aが形成されている。本実施形態における位置決めリンク13は、その一端のばね掛け13aが、当該位置決めリンク13の回動中心である段ねじ14付近まで折り返されており、回動中心からばね掛け13aまでの距離が短くなるように形成されている。
ばね掛け13aには引っ張りばね16の一端(上端)が連結されており、引っ張りばね16の他端(下端)は後述する中押さえ上げ部材46の先端に形成されたばね掛け部46aに連結されている。
引っ張りばね16は、中押さえ上げ部材46の先端を下方位置に維持することで、ばね掛13aが取り付けられた位置決めリンク13の一端部を下方に引き下げるように付勢している。すなわち、引っ張りばね16は、中押さえ揺動部材としての第2リンク11における第3リンク20との接続部位P1が上方に移動した際に、接続部位P1を下方に向けて付勢する第1の付勢手段として機能する。
位置決めリンク13の他端部にはストッパ17が連結されており、第2リンク11の一端部及び位置決めリンク13の他端部と一つの段ねじ18で連結されている。また、ストッパ17は、段ねじ14で位置決めリンク13とともにミシンフレーム15に回動自在に取り付けられている。ストッパ17の一端部17aの上方には、当該ストッパ17の一端部の上方への移動を規制するように規制部材19が設けられている。なお、この規制部材19は、ミシンフレーム15の一部で代用してもよい。そして、本実施形態では、第1リンク8、第2リンク11、位置決めリンク13により、中押さえ上下動機構M1が構成されている。
<中押さえ退避機構の構成>
かさ歯車41には、かさ歯車43が歯合されており、モータ42の駆動を可変軸39の軸方向と直交する方向D4に出力することができるようになっている。かさ歯車43の後端にはベアリング44、中押さえ昇降カム45等が同軸上に連結されている。
中押さえ昇降カム45は、図4乃至図6に示すように、軸方向端面に溝を有する溝カムであり、本実施形態におけるカム部材として機能する。
かかる中押さえ昇降カム45は、その溝がカム部となっており、当該中押さえ昇降カム45の回動範囲の半分は、回動中心から溝までの距離がほぼ同一の円弧状に形成され(以下、維持部45aという。)、残る半分は、回動中心から溝までの距離が、維持部45aにおける回動中心から溝までの距離よりも大きく、かつ、滑らかに変化する形状(以下、変化部45bという。)となっている。
この中押さえ昇降カム45は、中押さえ29を縫製終了後の退避高さ位置P5に上昇させる中押さえ上げ部材46の一端を上下に昇降させるものであり、当該中押さえ昇降カム45の溝の内部には、中押さえ上げ部材46の一端部に設けられた円筒状のコロ47が摺動自在に嵌合されている。そして、コロ47が中押さえ昇降カム45の維持部45aに沿って移動する際には、中押さえ上げ部材46は昇降しないが(図4参照)、コロ47が中押さえ昇降カム45の変化部45bに沿って移動する際には、中押さえ上げ部材46が昇降するようになっている(図5及び図6参照)。
また、上記溝部すなわち維持部45a及び変化部45bは、その溝巾がコロ47の外径とほぼ同程度でわずかに広く形成されている。
本実施形態における中押さえ昇降カム45は溝カムであり、この溝カムの内側にはコロ47を介して押さえ上げ部材46の一端部が係合しているので、中押さえ昇降カム45が回転を行わない限りは中押さえ上げ部材46は揺動を行うことがなく、一定の状態を維持することが可能となっている。
本実施形態では、上記中押さえ昇降カム45、中押さえ上げ部材46及びコロ47により、中押さえ退避機構M2が構成されている。
中押さえ上げ部材46は、その中腹部で軸部材すなわちピン48によりミシンフレーム15に回動自在に取り付けられて支持されている(図2、図4乃至図6参照)。かかる中押さえ上げ部材46は、その他端部が中押さえ棒抱き27の下方に位置するように設けられており、コロ47が中押さえ昇降カム45の変化部45bに沿って移動し、中押さえ上げ部材46の他端部が上昇することで中押さえ棒抱き27を上昇させ、中押さえ29を退避高さ位置P5に上昇させることができるようになっている(図6参照)。
さらに、本実施形態における中押さえ上げ部材46は、その他端部が折曲されており、折曲部の先端にはばね掛け部46a(緩め手段)が設けられている。このばね掛49には引っ張りばね16の一端部(下端部)が架けられている。(図1及び図3参照)。
つまり、本実施形態では、中押さえ29を上下に駆動する中押さえ上下動機構M1のうち、一端が第2リンク11の揺動支点と同軸上で連結されている位置決めリンク13の他端部と、中押さえ上げ部材46の先端のばね掛け部46aとの間に引っ張りばね16が架け渡されている。
そして、本実施形態たる中押さえ装置1は、中押さえ29が縫製中の中押さえ使用位置P4に位置する際には、モータ42を駆動して、中押さえ昇降カム45、コロ47、中押さえ上げ部材46の先端すなわちばね掛け部46aを介して引っ張りばね16の下端を下方に位置決めする。また、中押さえ装置1は、中押さえ29が退避高さ位置P5に位置する際には、モータ42を駆動して中押さえ上げ部材の先端を上昇させ、引っ張りばね16の下端を上方に移動させる。
さらに、本実施形態たる中押さえ装置1は、退避高さ位置P5に上昇した際の引っ張りばね16の長さが、中押さえ使用位置P4に位置するときの引っ張りばね16の長さよりも短くなるように緩め手段を備えている。
すなわち、中押さえ29が中押さえ使用位置P4に位置する際には、第2リンク11の揺動支点を固定するために位置決めリンク13の一端側には所定の付勢力が作用する状態となっているため、引っ張りばね16は自然長(L=L0)よりも伸びた状態(L=L1)となるように構成されている
<縫製時における中押さえの動作>
次に、上記構成を有する中押さえ装置1の動作について説明する。
上軸モータ(図示略)を駆動させて偏心カム3を回動させると、接続リンク4の先端は上軸2の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動し、接続リンク4に連結された揺動軸抱き5も同方向に揺動する。揺動軸抱き5が揺動することにより、揺動軸6も揺動するため、第1リンク8の一端部が揺動支点となって第1リンク8の他端部が揺動軸6の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動する。第1リンク8の他端部の揺動に伴い、第2リンク11の他端部は第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に揺動し、第2リンク11の他端部に連結された第3リンク20及び第4リンク22は、その直列方向(上下方向)D2に揺動する。第3リンク20及び第4リンク22の揺動に伴い、第4リンク22に連結された中押さえ棒28は上下方向D1に沿って下方に移動するため、中押さえ29も上下方向に移動する。
<中押さえ装置による中押さえ使用位置の調節動作>
次に、上記構成を有する中押さえ装置1による中押さえ使用位置P4の調節動作について説明する。
モータ42の駆動は、かさ歯車41、ベアリング40を介して可動軸39に伝達され、可動軸39は回動を始める。可動軸39の回動により、偏心カム38も回動し、移動リンク36は、可動軸39の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動する。移動リンク36の揺動により、案内部材34は第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3に揺動する。
このとき、図7に示すように、案内部材34の長孔34aで連結された第3リンク20と第4リンク22の連結部P3の段ねじ23は、そのねじ部分が長孔34aによって、第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3への移動が規制されているため、揺動により伝達される力を逃がす場所が無くなり、段ねじ23は長孔34aに沿って上方に移動し、段ねじ23の案内部材34に追随した移動に伴って、直列に並んで連結されていた第3リンク20と第4リンク22同士がなす角度が変化し、中押さえリンク部材24は、略く字状になる。中押さえリンク部材24が略く字状になると、中押さえリンク部材24の両端部間の距離L、言い換えると、第3リンク20の一端部と第4リンク22の他端部との間の距離Lが短くなり、中押さえ29は上下方向D1に沿って上方に移動する。これにより、中押さえ29の針板からの中押さえ使用位置P4を調節することができる。
<中押さえ装置による中押さえの退避動作>
次に、縫製終了後に中押さえ29を退避高さ位置P5に移動させるときの動作について説明する。
本実施形態において、上述した中押さえ使用位置P4の調節は、各リンク比を調節してモータ42を0°〜180°の範囲内で回動させることにより行い、中押さえ29の退避は、モータ42を180°〜360°の範囲内で回動させることにより行う。
すなわち、中押さえ使用位置P4の調節の際には、モータ42を0°〜180°の範囲内で回動させると、コロ47が中押さえ昇降カム45の維持部45aに沿って案内され(図4参照)、中押さえ29を退避させる際には、モータ42を180°〜360°の範囲内で回動させると、コロ47が中押さえ昇降カム45の変化部45bに沿って案内される(図5及び図6参照)。
従って、図4〜図6に示すように、縫製時にはモータ42が0°〜180°の範囲内で回動するので、コロ47が維持部45aに沿って案内されるため中押さえ上げ部材46は回動しない。そのため、中押さえ上げ部材46が中押さえ棒抱き27を上方に押し上げることがなく、中押さえ使用位置P4のみが変化する。しかし、縫製が終了してモータ42が180°〜360°の範囲内で回動されると、コロ47が変化部45bに沿って案内されて中押さえ上げ部材46の一端部が下方に押し下げられる。すると、中押さえ上げ部材46はピン48を支点に回動され、中押さえ上げ部材46の他端部が上方に移動され、移動経路上に設置された中押さえ棒抱き27が上方に押し上げられる。これにより、中押さえ29が退避高さ位置P5まで上昇されるものである。
ここで、本実施形態たる中押さえ装置1においては、引っ張りばね16の下端が、中押さえ上げ部材46の先端部(他端部)に設けられたばね掛け部46aと連結されているため、中押さえ29が中押さえ使用位置P4に位置する際には、引っ張りばね16の下端が中押さえ上げ部材46の先端の高さに位置決めされる。つまり、本実施形態では、この中押さえ上げ部材46の一端部が、コロ47を介して中押さえ昇降カム45の溝内に嵌合されており、中押さえ昇降カム45の回転位置はモータ42(パルスモータ)によって固定されているため、縫製時に中押さえ上げ部材46の端部が上下に移動することがない。従って、中押さえ29が中押さえ使用位置P4に位置する際には、中押さえ上げ部材46の先端が、引っ張りばね16の弾性力に抗して当該引っ張りばね16の下端部を下方に保持して位置決めを行う。その際、引っ張りばね16の長さは、自然長(L=L0)よりも伸びた状態(L=L1;L0≦L1)となる(図7参照)。
一方で、中押さえ29が退避高さ位置P5に上昇した際には、引っ張りばね16の下端部が中押さえ上げ部材46のばね掛け部46aと供に上昇して、退避高さ位置P5における中押さえ上げ部材46の先端部の高さに保持され位置決めされる。
このとき、引っ張りばね16は、その上端もまた上方に移動され、当該引っ張りばね16の上端に連結された位置決めリンク13の他端部の固定(位置決め)が解除される。
従って、引っ張りばね16は、その長さが自然長(L=L0)となり、中押さえ使用位置P4に位置するときよりも短くなる(図8参照)。
<実施形態の効果>
本実施形態たるミシンの中押さえ装置1によれば、引っ張りばね16の下端を中押さえと共に上昇させる構成としたことで、中押さえ29を退避高さ位置P5に上昇する際のモータ42に必要となる出力を従来よりも遥かに小さくすることができる。これにより、モータ42の小型化及び軽量化等を図り、これに伴い、中押さえ退避機構M2の小型化、低コスト化及び当該上昇時における動作速度の向上を図ることができる。
また、引っ張りばね16の伸び、すなわち、縫製動作全体における引っ張りばね16の物理的なストロークが小さくて済むため、引っ張りばね16の可動領域が占めるスペースの小型化を図ることができ、ミシンの中押さえ装置1の小スペース化を図ることができる。また、引っ張りばね16の伸縮量(ストローク)が小さくなる結果として、当該引っ張りばね16の信頼性を容易に向上することが可能となる。
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、例えば、本実施形態では、引っ張りばね16の下端を中押さえ上げ部材46の先端に連結することにより、中押さえ29を中押さえ退避高さP5に上昇させる際には中押さえ上げ部材46及び中押さえ昇降カム45を介してモータ42により引っ張りばね16の下端を上昇させる構成としているが、例えば、引っ張りばね16の下端を昇降するための独立したモータ等を設けて昇降させてもよい。
また、本実施形態では、中押さえ上げ部材46の先端を折曲形状としてその先端にばね掛け部46aを設け、当該ばね掛け部46aに直接引っ張りばね16の下端を連結する構成としているが、例えば、図9に示すように、引っ張りばね16の下端と中押さえ上げ部材46の先端部(他端部)とを、種々のリンク部材を介して連結する構成としてもよい。
また、本実施形態では、中押さえ昇降カム45として溝カムを用いる構成としているが、この中押さえ昇降カム45として外周カムを採用し、コロ47を外周カム47の周面に押し付ける強力な補助ばね等を設けても良い。この場合、補助カムの弾性力を引っ張りばね16の弾性力よりも強力なものとすることが望ましい。
また、略コ字状に折り返された位置決めリンク13の一端部は、ばね掛け13aが当該位置決めリンク13の回動中心に近接する位置まで折り返した形状となっているが、引っ張りばね16の強度及びモータ42の出力等に応じて、回動中心からの距離を変更してもよい。
中押さえ装置の中押さえ高さ調節前の側面図である。 中押さえ装置の分解斜視図である。 中押さえ装置の分解斜視図である。 中押さえの退避機構(退避前)を説明する側面図である。 中押さえの退避機構(退避中)を説明する側面図である。 中押さえの退避機構(退避後)を説明する側面図である。 本実施形態における中押さえ装置の引っ張りばね(中押さえ使用位置)を示す側面図である。 本実施形態における中押さえ装置の引っ張りばね(退避高さ位置)を示す側面図である。 本発明たる中押さえ装置を適用可能なその他の例を示す側面図である。 従来の中押さえ装置における引っ張りばね(中押さえ使用位置)を示す側面図である。 従来の中押さえ装置における引っ張りばね(退避高さ位置)を示す側面図である。
符号の説明
1 中押さえ装置
2 上軸
3 偏心カム
4 接続リンク
5 揺動軸抱き
6 揺動軸
7 中押さえ調節腕
7a 溝カム
8 第1リンク
11 第2リンク(中押さえ揺動部材)
13 位置決めリンク
13a ばね掛け
15 ミシンフレーム(ミシン筐体)
15a ばね掛け
16 引っ張りばね(付勢手段)
19 規制部材
20 第3リンク
22 第4リンク
24 中押さえリンク部材
25 リンク中継板
27 中押さえ棒抱き
28 中押さえ棒
29 中押さえ
30 押圧ばね
33 角駒
34 案内部材
34a 長孔
34t、55t 案内部材の上端部
36 移動リンク
38 偏心カム
39 可変軸
41,43 かさ歯車
42 モータ(駆動手段)
45 中押さえ昇降カム
45a 維持部
45b 変化部
46 中押さえ上げ部材
46a ばね掛け部(緩め手段)
47 コロ
48 ピン
D1 中押さえの上下方向
D2 第3リンク20と第4リンク22の直列方向
D3 第3リンク20と第4リンク22の直列方向に対して横切る方向
D4 可変軸39の軸方向と直交する方向
L 接続部間の距離
M1 中押さえ上下動機構
M2 中押さえ退避機構(中押さえ昇降カム45、中押さえ上げ部材46、コロ47)
P1,P2 接続部(接続部位)
P3 連結部
P4 中押さえ使用位置
P5 退避高さ位置

Claims (3)

  1. 縫製時に布地を針板に押さえ付ける中押さえと、
    主軸の回転により上下する針に合せてこの中押さえを上下動させる中押さえ上下動機構と、
    前記中押さえを縫製終了後に退避高さ位置に上昇させる中押さえ退避機構と、
    を備えるミシンの中押さえ装置において、
    前記中押さえ上下動機構は、
    前記主軸による揺動動作により前記中押さえに上下動動作を伝達する中押さえ揺動部材と、
    前記中押さえ揺動部材の揺動支点を弾性力により定位置に保持する付勢手段とを有し、
    前記中押さえ退避機構は、
    前記中押さえを前記退避高さ位置に上昇させる際に、前記中押さえと共に前記付勢手段の連結端部の一端を弾性力が減少する方向に移動させる緩め手段を備えることを特徴とするミシンの中押さえ装置。
  2. 前記付勢手段は、その上端部が前記中押さえ揺動部材側に連結された引っ張りばねであり、
    前記中押さえ退避機構は、軸を支点に回動自在に支持された中押さえ上げ部材と該中押さえ上げ部材の一端部を上下に移動可能なカム部材とを有し、
    前記緩め手段は、前記中押さえ上げ部材の他端部が前記引っ張りばねの下端部に連結されてなることを特徴とする請求項1に記載のミシンの中押さえ装置。
  3. 前記カム部材は、その軸方向端面に溝を有する溝カムであり、
    前記中押さえ上げ部材は、その一端部が前記溝に係合されることで前記溝カムの回動に応じてその他端部の上下位置が位置決め可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載のミシンの中押さえ装置。
JP2005357765A 2005-12-12 2005-12-12 ミシンの中押さえ装置 Expired - Fee Related JP4890847B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005357765A JP4890847B2 (ja) 2005-12-12 2005-12-12 ミシンの中押さえ装置
CN2006101636556A CN1982524B (zh) 2005-12-12 2006-12-01 缝纫机的中压脚装置
KR1020060124620A KR101317423B1 (ko) 2005-12-12 2006-12-08 재봉기의 중심 노루발 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005357765A JP4890847B2 (ja) 2005-12-12 2005-12-12 ミシンの中押さえ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007159710A JP2007159710A (ja) 2007-06-28
JP4890847B2 true JP4890847B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=38165349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005357765A Expired - Fee Related JP4890847B2 (ja) 2005-12-12 2005-12-12 ミシンの中押さえ装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP4890847B2 (ja)
KR (1) KR101317423B1 (ja)
CN (1) CN1982524B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5318547B2 (ja) * 2008-12-04 2013-10-16 Juki株式会社 ミシン
CN102182017B (zh) * 2011-05-04 2013-09-25 张章生 缝纫机中压脚机构
CN104878523B (zh) * 2015-06-30 2017-06-09 拓卡奔马机电科技有限公司 一种用于缝制裤钩的特种压脚
JP6714963B2 (ja) * 2016-04-19 2020-07-01 Juki株式会社 ミシン
CN108118456B (zh) * 2016-11-29 2023-07-07 拓卡奔马机电科技有限公司 一种自动抬压脚机构及锁眼机
TWI726992B (zh) * 2017-02-09 2021-05-11 日商重機股份有限公司 縫紉機
JP7117937B2 (ja) * 2018-08-09 2022-08-15 株式会社ジャノメ ミシン

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3485341B2 (ja) * 1993-12-24 2004-01-13 ジューキ株式会社 ミシンの中押え高さ調整装置
JP3734301B2 (ja) * 1996-03-22 2006-01-11 Juki株式会社 自動縫いミシンの中押え装置
TW363095B (en) * 1997-05-09 1999-07-01 Barudan Co Ltd Suppresser of sewing machine
JP3945891B2 (ja) * 1998-02-27 2007-07-18 Juki株式会社 ミシンの中押え機構
JP4221242B2 (ja) * 2003-04-30 2009-02-12 Juki株式会社 ミシン

Also Published As

Publication number Publication date
KR20070062419A (ko) 2007-06-15
CN1982524B (zh) 2012-06-13
CN1982524A (zh) 2007-06-20
JP2007159710A (ja) 2007-06-28
KR101317423B1 (ko) 2013-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4890847B2 (ja) ミシンの中押さえ装置
KR101240382B1 (ko) 재봉기의 중심 노루발 장치
JP5116561B2 (ja) 刺繍ミシンの布押え部材駆動転換構造
US7654209B2 (en) Embroidery machine
WO2021057216A1 (zh) 一种缝纫机
JP3485341B2 (ja) ミシンの中押え高さ調整装置
JP5142568B2 (ja) ミシンの布押え装置
JP4375467B2 (ja) ミシンの中押え装置
KR101266356B1 (ko) 재봉기의 중심 노루발 장치
KR100750022B1 (ko) 미싱의 침봉 구동장치
JP3682360B2 (ja) ミシンの布押え装置
WO2020136950A1 (ja) ミシン
JP2005279041A (ja) 間欠押さえ上下駆動装置、この装置を備えたミシン
JP5132020B2 (ja) 糸通し装置を備えたミシン
JP3107846B2 (ja) ミシン
JPH07328258A (ja) 上送り機構を備えた偏平縫いミシン
CN215713811U (zh) 一种缝纫机抬压脚及松线机构、以及缝纫机
CN214219041U (zh) 一种缝纫机的剪线抬压脚机构
JP3730301B2 (ja) 針揺動装置を備えたミシンの糸通し装置
JP3678326B2 (ja) ミシンの布押え装置
BRPI0410307B1 (pt) Máquinas de costura
JP2006158651A (ja) ミシン
JPS6116476B2 (ja)
JP2000271365A (ja) ミシンに於ける布押さえ装置
JPH0412789A (ja) ミシンの上送り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4890847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees