JP4890673B2 - 人工ミネラルウール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人工ミネラルウールに関する。さらに、特に防熱及び/または防音材あるいは非土質培養基材(soilless−culture)のためのミネラルウールを目的とする。
【0002】
さらに、特に、ロックウールまたはバソルトウール(basalt−wool)タイプのミネラルウールすなわちその化学的組成がその繊維化温度において高液化温度及び高粘性を有するミネラルウールに関する。
【0003】
【従来の技術】
一般に、この種のミネラルウールは、いわゆる「外部的」遠心処理プロセスによって繊維化され、例えばEP 0,465,310号、またはEP 0,439,385号に特に述べられているように、固定の供給システムによって、溶融された材料を供給される遠心処理する回転板のカスケードを用いるようなタイプのものである。
【0004】
一方、いわゆる「内部的」遠心処理プロセスすなわち遠心処理器を用い、高速で回転して孔を開けることによって繊維化するプロセスは、一般に、グラスウールタイプの、広範には、アルカリ金属酸化物を多く含む組成物を有し、及び繊維化温度でロックウール及びバソルトウールよりも低液化温度及び高粘度を有するミネラルウールの繊維化に好適である。このプロセスは、特に、欧州特許0 189 354あるいは欧州特許 0 519 797に述べられている。
【0005】
近年、特に遠心処理器を構成する材料の組成及びその操作パラメータを変化することによって内部的遠心処理プロセスをロックウールまたはバソルトウールを繊維化するために適合させる工業的解決が発展してきた。さらに詳細には、この課題に関しては、特許WO93/02977を参照し得る。この適用は顕著に有用であり、ロックウールあるいはグラスウールの2つのタイプのいずれかに固有ではない特性と組合せることを可能にさせることが明らかとなった。このように、
内部的遠心処理で得られるロックウールの品質は、グラスウールの品質と匹敵し、一般に得られるロックウールの非繊維化分量(unfiberized content)よりも低い非繊維化分量を有する。しかしながら、その化学的性質すなわち低ケミカルコスト及び非常に高い耐熱性と結び付けられる2つの主な観点が残る。
【0006】
このため、ロックまたはバソルトウールの2つの可能な繊維化方法があり、一方または他方の選択は、多数の基準に依存し、意図する適用及び工業的及び経済的可能性に関して要求されるレベルの品質を含む。
【0007】
近年、吸入することにより、細い繊維の可能な蓄積と結び付けられた可能性のある病原体の恐れのいずれも防止し得るように、ミネラルウールの生分解性すなわち生理学的媒体中で迅速に分解されるべきその可能性の基準が加えられてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このため、本発明の目的は、特にロックまたはバソルトタイプのミネラルウールの化学的組成を改善することにある。その改善は、特に生分解性増加すること及び/または生分解性を内部的遠心処理(しかしながら、他の繊維化方法を除外することはない)により繊維化させるべき可能性と一致させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は、以下の重量%で表される成分を含む生理的媒体中で分解し得るミネラルウールにある。
【0010】
SiO2 38−52%、好ましくは40−48%
Al23 17−23%
SiO2+Al23 56−75%好ましくは62−72%
RO
(CaO及び/またはMgO) 9−26%、好ましくは12−25%
MgO 4−20%、特に7−16%
MgO/CaO ≧0.8、好ましくは≧1.0
または≧1.15
2
(Na2O及び/またはK2O) ≧2%
25 0−5%、
Fe23(全鉄量) ≧1.7%、好ましくは≧2%
MnO 0−4%
23 0−5%
TiO2 0−3%
また、さらに、好ましくはFe23(全鉄量)及びP25含有量は、
25≧0.5%のとき、1≦Fe23(全鉄量)/P25≦20
(以下、組成の成分のどのような%も、重量%を意味するものとし、本発明に係る組成物は、このタイプ組成物の族に知られるように、分析されない不純物に関連付けられるべき化合物を2ないし3%まで含み得る。)
このような組成物の選択は、特に、多数のその特定の成分が表す多くの複合的役割を変化させることによって、利点の全体の量を確立させる。
【0011】
このように、含まれているものは、ロックウールタイプのミネラルウール組成物であって、アルカリ金属酸化物(R2O)は実質的にNa2O及び/またはK2Oの形であり、その含有量はあまり多くなく、12未満、または10未満、または8%と等しい。同時に、実質的にCaO及び/またはMgOであるアルカリ土類金属酸化物(RO)は比較的高く少なくとも9%、及び少なくとも12%より多く、または16%と等しい。鉄酸化物の含有量(FeOの形で計測されるが、しかし、慣習により全鉄含有量に相当する)は、比較的重要なレベルであり、少なくとも1.7%、少なくとも5%以上である。遠心処理器を構成する材料の腐蝕速度を低下可能にさせることが確認されたとき、その組成物が内部的遠心処理によって繊維化されなければならない場合に、その組成物中に存在する含有量が最も顕著に正当化される。
【0012】
マンガン酸化物MnOは、特に同様の役割を果たし、これは、その組成物は任意にわずかなパーセントのMnOを含むからである。
【0013】
さらに、このような組成物の繊維化における粘度は、内部的遠心処理に十分であり得、その組成物の繊維化における粘度は、内部的遠心処理に非常に十分であり得、及び「ハードロック」組成物と呼ばれ得、特に好適なシリカ及びアルミナ含有量に依存する。
【0014】
その生分解性に関しては、P25のようなある種の化合物が特にロックウールタイプの組成物の生分解性をかなり改善しうることはすでに知られているが、反対に、同時に他の酸化物例えばアルミナは、非常に少なくとも中性のpHにおいて、それを低減する傾向を有する。例えばEP 0,459,897及びWO93/22251が参照される。しかしながら、P25の大量の添加は、本発明の状況において、最も賢明な取り組み方であることが証明されていなかった。このことは、例えば経済的なもの(高価な原材料から得られるP25)及び技術的なもの−組成物中のP25の比率の変化、及び特にアルミナの比率の変化は、その特性のその他のものを生じ得、不所望なまたは既知の方法を変えるという他の考えが上がるからである。このように、P25は、アルミナのように、組成物の粘度に影響を与える。しかしながら、さらに特に、内部的遠心処理によって繊維化されるべきロックウールタイプの組成物の場合、これに対し本発明は最も有利に適用し、その組成物の粘度的挙動は好適に制御されるべき重要な標準である。
【0015】
さらに、ある化合物は、ある特性に有利であり得るが、高度の生分解性を得るには不都合であり、遠心処理器のライフを延長するのに有利であるけれどもロックウールの生分解性を低減する傾向があり得るような、上述のように、鉄を使用する何かの場合、あるいは特に中性pHにおける体外テストによって計測されるとき、組成物の粘性を調整するためには賢明であるが、生分解性に関して非常に不都合であり得るアルミナを用いる何かの場合のように思われる。
【0016】
このため、本発明は、実質的に、全てのこのデータ間の賢明な折衷を下記のようにして確立した。組成物は、P25を含み得るが、あまり多くない量であり、多くても5%、またはむしろ多くても4%である。また、しかし、それは、生分解性とは他の理由で、有利な鉄酸化物を含み得る。しかしながら、他の方法特にCaOに対するMgOの相対的比率を変化させることにより、組成物は、過剰量のP25(または生分解性に好適であるような何か他の非常に特別な化合物)を添加することなく高度の生分解性を達成する。この比を逆にすることにより、重要なアルミナ及び鉄含有量を「補う」ために、従来、高いP25だけで得られ得る高度の生分解性が達成され得ることが知られている。副成分は、無意味ではなく、低P25含有量と結び付けられて有利であることを認識すべきであり、すなわち多すぎるP25含有量は、事実、組成物の液化温度を増加し、内部的遠心処理により繊維化するためには不都合である。
【0017】
本発明にかかる他の特徴的見地は、この特定のMgO/CaO比と、すくなくとも17%のかなり高いアルミナ含有量との組合せに関する。この組合せは、いずれも中性pHにおける体外テスト、及び酸性pHにおける体内テストにおいて測定され、生分解性基準を満足に満たさせる。実際に、pHが、特に肺を冒す領域の最も代表的な体内の生理学的媒体であることを知ることが全く確実な解決ではなかった。高アルミナ含有量は、酸性pHにおける迅速な分解にちょうど好適であるが、中性pHでは弱く/遅い。
【0018】
本発明は、どのようなpHでも、高アルミナ含有量を選択することによって、しかし、アルカリ土類金属酸化物の含有量を適合させることによって、少なくとも体外で計測される高レベルの生分解性を得ることを可能にさせ、中性pHにおいて被らされることなくその酸性pHにおける有益な効果を維持する。
【0019】
SiO2+Al23合計は、その組成物の粘性的ふるまいを大いに制御させる。
【0020】
本発明の一態様によれば、その組成物は、R2O/Al23が0.2ないし0.8という関係を満足する。
【0021】
アルカリ金属酸化物R2Oすなわち実質的にNaO及び/またはKOの含有量は、好ましくは少なくとも5%、及び特に約12%(またはことによると13%)の範囲内に維持される。
【0022】
鉄酸化物(全鉄量)の含有量に関して、上述のように、遠心処理器を保護するためには、少なくとも4%、少なくとも5%、特に5ないし9%の鉄酸化物を提供することが有利である。さらに、鉄酸化物は、得られるミネラルウールの耐熱性に好都合な影響を及ぼし得る。
【0023】
有利には、本発明に係る組成物は、また、重量%で表される次の関係
MgO/CaOは1ないし3
を満足する。このように、上述の有利な効果は、過剰に複雑にさせ、原料としてそれらの酸化物を入手することを高価にするCaOに対してMgOを過剰に大きくすることなく得られる。
【0024】
本発明に係る組成物は、好ましくは、少なくとも0.5%または少なくとも1%及び特に約1.5ないし4%のP25を有する。この典型的な含有量は、その組成物を経済的に大いに不利にしたり、液化温度に大きすぎる影響を及ぼすことなく、生分解性に高い有利な影響を有する。
【0025】
他の態様によれば、P25含有量は低く、特に0%または例えば0.1ないし0.5%または0.1ないし1%であり得る。
【0026】
本発明の組成物の好ましいCaO含有量は、15%よりも低いかあるいは同等であり、特に少なくとも2%及び有利には5ないし14%である。
【0027】
同時に、本発明の組成物の好ましいMgO含有量は、20%より低いか、あるいは同等、及び好ましくは少なくとも7%、好ましい範囲は5ないし14%である。
【0028】
任意のP25から離れて、組成物の繊維化において、粘度に大きな影響を与える2つの化合物は、シリカとアルミナである。このように、内部的遠心処理により繊維化されるために非常に十分な粘度を保証するために、少なくとも60%、特に60ないし70%の範囲の値、及び特に61または62%の(SiO2+Al23+P25)選択することが可能となる。
【0029】
組成物の酸化は、例えば、マンガン酸化物MnOの添加によって制御され得る。
【0030】
硼素酸化物の添加は任意のままであり、特に、その放射性成分中の熱伝導係数の低減に役立つことにより、ミネラルウールの断熱特性を改善させる。任意に、また、組成物は不純物として、あるいは例えば約2%までの量で故意に添加されたTiO2を含む。
【0031】
限定されない好ましい態様によれば、本発明に係る組成物のアルミナ含有量は、少なくとも18%、特に少なくとも19または少なくとも20%である。
【0032】
差Tlog 2.5 liqは、好ましくは少なくとも10℃、好ましくは少なくとも20または30℃である:この差は、本発明の組成物の「作用領域」すなわち特に内部的遠心処理により繊維化され得る温度範囲を定義する。
【0033】
その温度では、その組成物は、logη=2.5をTlog 2.5と表記されるのような粘度η(ポイズ)を有し、Tliqと表記されるような液化温度を有する。
【0034】
測定方法は、中性、あるいはわずかな酸性pHまたは酸性pHを含むであっても、このようなミネラルウールは、上述のように、満足なレベルの生分解性を有する。
【0035】
このように本発明に係るミネラルウールは、一般的に、pH4.5で、一時間当たり少なくとも30、及び好ましくは少なくとも40または50ng/cm2、pH7.5で、一時間あたり少なくとも30及び好ましくは少なくとも40または50ng/cm2の分解速度が計測される。
【0036】
一般的に、pH4.5で一時間あたり少なくとも60及び特に少なくとも80ng/cm2が計測され、及び/またはpH6.9で一時間あたり少なくとも40及び特に少なくとも60ng/cm2が計測され、及び/またはpH7.5では一時間あたり少なくとも40及び特に少なくとも60ng/cm2の分解速度が計測される。
【0037】
ミネラルウールは、主に、断熱及び/または防音製品または非土質培養基材を製造するために使用される。また、本発明の課題は、少なくとも一部に、上記に定義されたようなミネラルウールを含むどのような製品でもある。
【0038】
さらに、詳細及び有利な特性は、好ましい限定されない態様に下記説明から明らかになる。
【0039】
下記表1は、重量%で7つのサンプルの化学的組成を与える。
【0040】
全ての化合物の全ての含有量が100%よりわずかに少ないか、わずかに多いとき、100%との差は、少ない方の不純物/化合物(分析されない)に相応するか、あるいは単に、この分野の分析方法における許容される近似値に依存することが分かる。
【0041】
【表1】
Figure 0004890673
【0042】
これらのサンプルに係る組成物は、特に、上述の特許 WO 93/02977の教示によれば、内部的遠心処理により繊維化される。
【0043】
その作用範囲は、Tliq2.5−Tliqの差によって定義され、十分に明確である。
【0044】
全ての組成物は、1より大きいMgO/CaO比を有し、全く多くない(1%未満)P25含有量及び約7%の酸化鉄含有量は、遠心処理の皿の腐蝕の限定に有利であることが分かった。また、それらは、約18ないし20%の高アルミナ含有量を有し、かなり高い合計(SiO2+Al23)及び少なくとも5%のアルカリ金属酸化物含有量を有する。
【0045】
それらの生分解性は、特に、中性あるいはわずかに酸性のpH(pH4.9または7.5)、または高い酸性pH(4.5)で測定された。
【0046】
本発明の好ましい態様によれば、実施例7に係る組成物は、0.5%以上のP25を含有し、1ないし20のFe23/P25比を満足し、ここでは12.5である。

Claims (17)

  1. 以下の重量パーセントの成分を含むことを特徴とする生理的媒体中で分解し得るミネラルウール。
    SiO 38−52%
    Al 17−23%
    SiO+Al 56−75%
    RO
    (CaO及び/またはMgO) 9−26%
    MgO 4−20%
    MgO/CaO ≧0.8

    (NaO及び/またはKO) ≧2%
    O/Al 0.2−0.8
    0−5%
    Fe(全鉄量) ≧1.7%
    MnO 0−4%
    0−5%
    TiO 0−3%
  2. Fe及びP含有量は、
    ≧0.5%のとき、1≦Fe(全鉄量)/P≦20で表されることを含むことを特徴とする請求項1に記載のミネラルウール。
  3. 下記関係5≦12%を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のミネラルウール。
  4. 下記関係MgO/CaO 1−3を満足することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のミネラルウール。
  5. 少なくとも0.5重量%のPを含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のミネラルウール。
  6. 下記重量%のMgOを含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のミネラルウール。
    7≦MgO≦13%
  7. 下記重量%のCaOを含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のミネラルウール。
    5≦CaO≦14%
  8. 少なくとも5%のFe(全鉄量)を含むことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のミネラルウール。
  9. SiO、Al、及びPの化合物の比は、
    SiO+Al+P:少なくとも60%であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のミネラルウール。
  10. 下記重量%のAlを含むことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のミネラルウール。
    Al≧18%
  11. pH4.5で計測される、一時間当たり少なくとも30ng/cmの分解速度、及びpH7.5で計測される、一時間あたり少なくとも30ng/cmの分解速度を有することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載のミネラルウール。
  12. pH4.5で計測される、一時間当たり少なくとも30ng/cmの分解速度、及びpH6.9で計測される、一時間あたり少なくとも30ng/cmの分解速度を有することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載のミネラルウール。
  13. pH4.5で計測される、一時間当たり少なくとも60ng/cmの分解速度、pH6.9で計測される、一時間あたり少なくとも40ng/cmの分解速度、及びpH7.5で計測される、一時間あたり少なくとも40ng/cmの分解速度を有することを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載のミネラルウール。
  14. 内部的遠心処理により得られることを特徴とする請求項1ないし13のいずれか1項に記載のミネラルウール。
  15. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載のミネラルウールを少なくとも一部含有する防熱材。
  16. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載のミネラルウールを少なくとも一部含有する防音材。
  17. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載のミネラルウールを少なくとも一部含有する非土質培養基材。
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