JP4889236B2 - 剥離装置 - Google Patents

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本発明は、ラベルが間隔をおいて仮着された帯状台紙からラベルを剥離する剥離装置に関し、特に日付等を印字するスタンプ等からなる印字機構を備えた剥離装置に関する。
従来の剥離装置としては、例えば、ラベルが間隔をおいて仮着された帯状台紙と、帯状台紙の搬送およびその停止を行う駆動機構と、帯状台紙の搬送に伴って、帯状台紙からラベルを剥離する剥離機構と、剥離機構から突出した状態で供給されたラベルの検出を行うラベル検出部と、日付等を印字するスタンプ等からなる印字機構とを備えた構造のものが知られている。
駆動機構によって帯状台紙を搬送することでラベルを剥離機構に搬送し、この剥離機構において、帯状台紙がラベルから離間する方向に折り返される。帯状台紙が折り返されることにより、ラベルがその搬送方向前方側から順次剥離され、ラベルが所定長剥離された際に、帯状台紙の搬送を停止することにより、ラベルを帯状台紙から突出した状態で供給するようになっている。印字機構によるラベルへの印字は、帯状台紙の搬送が停止されている時に、次に供給するラベルに印字を行う。そして、作業者が供給されたラベルを除去すると、ラベルが除去されたことが、ラベル検出部によって検出され、このラベル検出信号に基づいて、再び駆動機構による帯状台紙の搬送が開始され、印字機構によって印字が施された次のラベルが供給される。
このような剥離装置おいては、ラベルのサイズ等によって印字位置が異なるため、印字機構による印字位置を調整する必要があり、ラベルの送り出し量、すなわちラベル検出部によってラベルを検出してから帯状台紙の搬送を停止するまでの距離を調整するラベル送り出し調整ボリュームを設け、印字機構による印字位置をラベル連続体の搬送方向で調整可能にしたものや、印字機構が取り付けられた架台に剥離装置を載置することにより、剥離装置と印字機構との相対位置をラベル連続体の搬送方向にずらすことを可能にし、印字機構による印字位置をラベル連続体の搬送方向で調整可能にしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、ラベル送り出し調整ボリュームにより、印字機構による印字位置のみをラベル連続体の搬送方向で調整可能にした場合には、ラベルの突出量が作業性とは無関係に、すなわち印字位置に応じて定まってしまうため、印字位置によっては、ラベルの突出量が短すぎたり、長すぎたりして作業性が低下してしまう恐れがあるという問題点があった。
また、剥離装置と印字機構との相対位置をラベル連続体の搬送方向にずらすことにより、印字機構による印字位置をラベル連続体の搬送方向で調整可能にした場合には、剥離装置と印字機構との相対位置をラベル連続体の搬送方向にずらすための調整機構が必要になるため、装置が複雑化してしまうと共に、印字機構における調整機構の調整範囲よりもラベルが長い場合には、ラベルの全長に亘って印字位置を設定することができないという問題点があった。
特開平9−156623号公報
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、剥離装置と印字機構との相対位置をラベル連続体の搬送方向にずらすための調整機構を必要せず、ラベルの突出量に影響を与えることなく、印字機構による印字位置をラベルの全長に亘って設定することができる剥離装置を提供する点にある。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、ラベルが間隔をおいて仮着された帯状台紙から前記ラベルを剥離する剥離装置であって、前記ラベルが間隔をおいて仮着された前記帯状台紙を搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬送される前記帯状台紙から前記ラベルを剥離する剥離手段と、該剥離手段によって剥離された前記ラベルの先端および除去を検出するラベル検出手段と、前記ラベルの第1搬送量を設定するラベル送り出し調整ボリュームと、前記ラベルの第2搬送量を設定する停止位置調整ボリュームと、前記搬送手段による前記帯状台紙の搬送の停止および再開のタイミングを制御するタイミング制御手段と、前記帯状台紙に仮着された前記ラベルに印字を施す印字手段と、該印字手段による印字動作に連動して前記タイミング制御手段に前記搬送手段による前記帯状台紙の搬送の再開を指示する搬送再開指示手段とを具備し、前記タイミング制御手段は、前記ラベル検出手段によって前記ラベルの先端が検出されると、前記ラベル検出手段によって前記ラベルの先端が検出されてから前記ラベル送り出し調整ボリュームによって設定された第1搬送量分搬送された時に前記搬送手段による前記帯状台紙の搬送を停止させると共に、前記ラベル検出手段によって前記ラベルの除去が検出されると、前記搬送手段による前記帯状台紙の搬送を再開させ、前記ラベル検出手段によって前記ラベルの除去が検出されてから前記停止位置調整ボリュームによって設定された第2搬送量分搬送された時に前記搬送手段による前記帯状台紙の搬送を停止させ、ラベルを第2搬送量分搬送させて帯状台紙の搬送を停止させた状態において、停止位置調整ボリュームが操作されると、停止位置調整ボリュームが操作されて変化した第2搬送量の変化量分、ラベルを搬送させるようにすることを特徴とする剥離装置に存する。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記印字手段は、前記帯状台紙上の搬送経路に上下動可能に設けられたスタンプと、前記スイッチの上下動を監視する上位置スイッチおよび下位置スイッチと、で構成され、前記スタンプは、力が作用しない状態では、付勢手段によって上位置スイッチが押下される上位置に配置され、力が作用してスタンプの印字面が帯状台紙に仮着されているラベルに到達した状態では、下位置スイッチが押下される下位置に配置され、かつ前記搬送再開指示手段は、前記スタンプによる前記下位置スイッチの押下に引続く上位置スイッチの押下を搬送再開指示とすることを特徴とする請求項1記載の剥離装置に存する。


本発明の剥離装置は、ラベル検出手段によってラベルの先端が検出されると、ラベル検出手段によってラベルの先端が検出されてからラベル送り出し調整ボリュームによって設定された第1搬送量分搬送された時に搬送手段による帯状台紙の搬送を停止させると共に、ラベル検出手段によってラベルの除去が検出されると、搬送手段による帯状台紙の搬送を再開させ、ラベル検出手段によってラベルの除去が検出されてから停止位置調整ボリュームによって設定された第2搬送量分搬送された時に搬送手段による帯状台紙の搬送を停止させるように構成することにより、ラベル送り出し調整ボリュームを調整してラベルの突出量を設定した上で、停止位置調整ボリュームを調整してラベルを任意の位置に停止させるように設定することができるため、剥離装置と印字機構との相対位置をラベル連続体の搬送方向にずらすための調整機構を必要せず、ラベルの突出量に影響を与えることなく、印字機構による印字位置をラベル長の全域に亘って設定することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る剥離装置の実施の形態の構成を示す概略構成図であり、図2は、本発明に係る剥離装置の実施の形態の外観構成を示す斜視図であり、図3は、図1に示す駆動モータの駆動を制御する制御部の構成を示す図である。
本実施の形態の剥離装置10は、図1を参照すると、ラベル1が帯状台紙2に所定間隔で仮着されているロール状のラベル連続体3が装着される用紙供給軸11と、帯状台紙2を挟持して搬送およびその停止を行う第1搬送ローラ12および第2搬送ローラ13と、帯状台紙2からラベル1を剥離する剥離板14と、ラベル連続体3にたるみを付けないように剥離板14にラベル連続体3を押圧する押圧ローラ15と、剥離板14から突出された状態のラベル1の検出を行うラベル検出部16と、第1搬送ローラ12を回転させる駆動モータ17と、駆動モータ17の駆動を制御する制御部18と、ラベル1に印字を行うスタンプ28とからなる。なお、図1中の符号19は、ラベル連続体3を剥離板14に向けて案内するガイドローラであり、符号20は、ラベル1が剥離された帯状台紙2を剥離板14から第1搬送ローラ12および第2搬送ローラ13に案内するガイドローラである。
ラベル1の供給は、駆動モータ17によって第1搬送ローラ12を回転駆動させ、ラベル1が剥離された帯状台紙2を第1搬送ローラ12と第2搬送ローラ13との間に挟持して装置外に向けて搬送することで、ラベル連続体3を用紙供給軸11から剥離板14に搬送する。剥離板14に搬送されたラベル連続体3は、剥離板14において帯状台紙2がラベル1から離間する方向に折り返されることにより、ラベル1がその搬送方向前方側から順次剥離され、ラベル1が搬送方向の所定位置まで剥離された際に、帯状台紙2(ラベル連続体3)の搬送を停止することにより、ラベル1を帯状台紙2から突出した状態に保持するようになっている。
また、日付等を印字する印字機構としてスタンプ28が帯状台紙2(ラベル連続体3)の搬送経路に上下動可能に設けられており、スタンプ28を手操作で押し下げることによって、帯状台紙2に仮着されているラベル1に印字が行われる。スタンプ28の上下動は、上位置スイッチ31および下位置スイッチ32によって監視されるように構成されている。すなわち、スタンプ28は、外部から力が作用しない状態では、図示しないバネ等の付勢手段よって、上位置スイッチ31が押下される上位置に配置される。また、外部から力が作用して、スタンプ28の印字面が帯状台紙2に仮着されているラベル1に到達した状態では、下位置スイッチ32が押下される下位置に配置される。
図2は、剥離装置10の外観構成を示しており、筐体21の上面には、上面カバー22が、筐体21の前面には、前面カバー23がそれぞれ設けられている。上面カバー22には、スタンプ28を上下動可能に保持するスタンプフォルダ29と、押圧ローラ15およびガイドローラ19とが取り付けられており、上面カバー22の解放時に押圧ローラ15およびガイドローラ19が上方に退避する構成となっている。また、前面カバー23には、第2搬送ローラ13、ラベル検出部16およびガイドローラ20が取り付けられており、前面カバー23の解放時に第2搬送ローラ13、ラベル検出部16およびガイドローラ20が前方に退避する構成となっている。
また、筐体21の前面には、帯状台紙2が排出される帯状台紙排出口24と、電源スイッチ25と、ラベル1の突出量を決める第1搬送量を設定するラベル送り出し調整ボリューム26と、停止位置、すなわち印字機構による印字位置を決める第2搬送量を設定する停止位置調整ボリューム30とが設けられていると共に、筐体21の前面の両サイドに表示部27が設けられている。表示部27は、色および点滅表示等の表示形態によって装置の状態を表示する表示手段であり、例えば、RGBの発光素子を有する多色発光LED等の発光素子が用いられる。
制御部18は、図3を参照すると、ラベル検出部16、ラベル送り出し調整ボリューム26、停止位置調整ボリューム30、上位置スイッチ31および下位置スイッチ32に接続され、駆動モータ17を駆動させるタイミングを制御するタイミング制御部33と、タイミング制御部33のタイミング制御に基づいて駆動モータ17を駆動させる駆動制御部34とからなる。
次に、本実施の形態の動作について図4および図5を参照して詳細に説明する。
図4は、本発明に係る剥離装置の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートであり、図5は、図2に示す停止位置調整ボリュームによって設定される停止位置を説明するための説明図である。
タイミング制御部33は、ラベル検出部16によってラベル1が検出されず、ラベル検出部16からのラベル検出信号が入力されない状態では、駆動制御部34に駆動信号を出力し、駆動制御部34は、タイミング制御部33からの駆動信号に基づいて駆動モータ17を駆動して第1搬送ローラ12を回転させ、帯状台紙2を搬送する(ステップA1)。
帯状台紙2は、剥離板14においてラベル1から離間する方向に折り返され、ラベル1がその搬送方向前方側から順次剥離され、ラベル1を剥離板14(帯状台紙2)から突出する。
ラベル検出部16は、ラベル1の先端の通過を監視しており(ステップA2)、剥離板14(帯状台紙2)から突出したラベル1の先端を検出すると、ラベル検出信号をタイミング制御部33に出力する。タイミング制御部33は、ラベル検出部16からのラベル検出信号が入力されると、ラベル検出部16からのラベル検出信号の入力からラベル送り出し調整ボリューム26によって設定された第1搬送量Xに応じた所定のタイミングで駆動制御部34への駆動信号の出力を停止する。駆動信号の出力を停止されると、駆動制御部34は、駆動モータ17の駆動を停止して第1搬送ローラ12の回転を停止させる。これにより、図5(a)に示すように、ラベル1は、ラベル検出部16によってラベル1の先端が検出されてからラベル送り出し調整ボリューム26によって設定された第1搬送量X分搬送されて停止し(ステップA3)、剥離板14から突出される。従って、ラベル1の剥離板14(帯状台紙2)からの突出量は、第1搬送量Xによって決めることができ、ラベル送り出し調整ボリューム26によって第1搬送量Xを適宜設定することにより、ラベル1の突出量を所望の値にすることができる。なお、駆動制御部34への駆動信号の出力を停止するタイミングは、時間によって管理しても良く、また、駆動モータ17がステッピングモータである場合には、ステップ数で管理しても良い。
次に、ラベル検出部16は、ラベル1の除去を監視しており(ステップA4)、作業者によって供給されたラベル1が除去されたことを検出すると、ラベル1が除去されたことを示すラベル除去信号を駆動制御部34に出力する。タイミング制御部33は、ラベル検出部16からのラベル除去信号が入力されると、ラベル検出部16からのラベル除去信号の入力から停止位置調整ボリューム30によって設定された第2搬送量Yに応じた所定のタイミングで駆動制御部34への駆動信号の出力を停止する。駆動信号の出力を停止されると、駆動制御部34は、駆動モータ17の駆動を停止して第1搬送ローラ12の回転を停止させる。これにより、図5(b)に示すように、次のラベル1は、停止位置調整ボリューム30によって設定された第2搬送量Y分搬送されて停止する(ステップA5)。従って、印字位置Pに停止する箇所を第2搬送量Yによって決めることができ、停止位置調整ボリューム30によって第2搬送量Yを適宜設定することにより、ラベル1の所望の箇所を印字位置Pに停止させることができる。
なお、図5(b)に示すラベル1を第2搬送量Y分搬送させて停止させた状態において、停止位置調整ボリューム30の操作とラベル1の搬送とを連動させるようにすると好適である。すなわち、停止位置調整ボリューム30を操作して変化した第2搬送量Yの変化量をタイミング制御部33から駆動制御部34に入力し、駆動制御部34は、駆動モータ17の駆動を制御して第2搬送量Yの変化量分、ラベル1を搬送させる。これにより、実際の印字位置を確認しながら印字位置を簡単に調整することができる。
次に、作業者がスタンプ28を手操作で押し下げて、帯状台紙2に仮着されているラベル1に印字が行われると、下位置スイッチ32が押下された後に、上位置スイッチ31が押下される。タイミング制御部33は、下位置スイッチ32の押下に引き続く上位置スイッチ31の押下を、搬送再開指示として監視しており(ステップA6)、下位置スイッチ32の押下に引き続いて上位置スイッチ31が押下されると、搬送再開指示として認識し、駆動制御部34に駆動信号を出力し、駆動制御部34は、タイミング制御部33からの駆動信号に基づいて駆動モータ17を駆動して第1搬送ローラ12を回転させ、帯状台紙2の搬送を再開してステップA1の処理に戻る。印字が施されたラベル1は、図5(c)に示すように、ラベル検出部16によってラベル1の先端が検出されてからラベル送り出し調整ボリューム26によって設定された第1搬送量X分送り出された状態で、剥離板14から突出される。なお、本実施の形態では、スタンプ28による印字動作を搬送再開のタイミングとしたが、搬送再開を指示する搬送再開スイッチを新たに設け、作業者が搬送再開スイッチを用いて搬送再開を指示するようにしても良い。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ラベル検出部16によってラベル1の先端が検出されると、ラベル検出部16によってラベル1の先端が検出されてからラベル送り出し調整ボリューム26によって設定された第1搬送量X分搬送された時に駆動モータ17の駆動による帯状台紙2の搬送を停止させると共に、ラベル検出部16によってラベル1の除去が検出されると、駆動モータ17の駆動による帯状台紙2の搬送を再開させ、ラベル検出部16によってラベル1の除去が検出されてから停止位置調整ボリューム30によって設定された第2搬送量Y分搬送された時に駆動モータ17の駆動による帯状台紙2の搬送を停止させるように構成することにより、ラベル送り出し調整ボリューム26を調整してラベル1の突出量を設定した上で、停止位置調整ボリューム30を調整してラベル1を任意の位置に停止させるように設定することができるため、剥離装置10と印字機構(スタンプ28)との相対位置をラベル連続体3の搬送方向にずらすための調整機構を必要せず、ラベル1の突出量に影響を与えることなく、印字機構(スタンプ28)による印字位置をラベルの全長に亘って設定することができるという効果を奏する。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
本発明に係る剥離装置の実施の形態の構成を示す概略構成図である。 本発明に係る剥離装置の実施の形態の外観構成を示す斜視図である。 図1に示す駆動モータの駆動を制御する制御部の構成を示す図である。 本発明に係る剥離装置の実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。 図2に示す停止位置調整ボリュームによって設定される停止位置を説明するための説明図である。
符号の説明
1 ラベル
2 帯状台紙
3 ラベル連続体
10 剥離装置
11 用紙供給軸
12 第1搬送ローラ
13 第2搬送ローラ
14 剥離板(剥離手段)
15 押圧ローラ
16 ラベル検出部(ラベル検出手段)
17 駆動モータ(搬送手段)
18 制御部
19、20 ガイドローラ
21 筐体
22 上面カバー
23 前面カバー
24 帯状台紙排出口
25 電源スイッチ
26 ラベル送り出し調整ボリューム
27 表示部
28 スタンプ(印字手段)
29 スタンプフォルダ
30 停止位置調整ボリューム
31 上位置スイッチ
32 下位置スイッチ
33 タイミング制御部
34 駆動制御部

Claims (2)

  1. ラベルが間隔をおいて仮着された帯状台紙から前記ラベルを剥離する剥離装置であって、
    前記ラベルが間隔をおいて仮着された前記帯状台紙を搬送する搬送手段と、
    該搬送手段によって搬送される前記帯状台紙から前記ラベルを剥離する剥離手段と、
    該剥離手段によって剥離された前記ラベルの先端および除去を検出するラベル検出手段と、
    前記ラベルの第1搬送量を設定するラベル送り出し調整ボリュームと、
    前記ラベルの第2搬送量を設定する停止位置調整ボリュームと、
    前記搬送手段による前記帯状台紙の搬送の停止および再開のタイミングを制御するタイミング制御手段と、
    前記帯状台紙に仮着された前記ラベルに印字を施す印字手段と、
    該印字手段による印字動作に連動して前記タイミング制御手段に前記搬送手段による前記帯状台紙の搬送の再開を指示する搬送再開指示手段とを具備し、
    前記タイミング制御手段は、前記ラベル検出手段によって前記ラベルの先端が検出されると、前記ラベル検出手段によって前記ラベルの先端が検出されてから前記ラベル送り出し調整ボリュームによって設定された第1搬送量分搬送された時に前記搬送手段による前記帯状台紙の搬送を停止させると共に、前記ラベル検出手段によって前記ラベルの除去が検出されると、前記搬送手段による前記帯状台紙の搬送を再開させ、前記ラベル検出手段によって前記ラベルの除去が検出されてから前記停止位置調整ボリュームによって設定された第2搬送量分搬送された時に前記搬送手段による前記帯状台紙の搬送を停止させ、ラベルを第2搬送量分搬送させて帯状台紙の搬送を停止させた状態において、停止位置調整ボリュームが操作されると、停止位置調整ボリュームが操作されて変化した第2搬送量の変化量分、ラベルを搬送させるようにすることを特徴とする剥離装置。
  2. 前記印字手段は、前記帯状台紙上の搬送経路に上下動可能に設けられたスタンプと、
    前記スイッチの上下動を監視する上位置スイッチおよび下位置スイッチと、で構成され、
    前記スタンプは、力が作用しない状態では、付勢手段によって上位置スイッチが押下される上位置に配置され、力が作用してスタンプの印字面が帯状台紙に仮着されているラベルに到達した状態では、下位置スイッチが押下される下位置に配置され、かつ前記搬送再開指示手段は、前記スタンプによる前記下位置スイッチの押下に引続く上位置スイッチの押下を搬送再開指示とすることを特徴とする請求項1記載の剥離装置。
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