JP4887032B2 - 梱包装置 - Google Patents

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Description

本発明は、製品、特に複写機、プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置を梱包して運搬・納品するための梱包装置を循環使用に適するものにするための提案に関するものである。
特開2002−264815号公報 特開2001−315777号公報
電気製品などの工業製品やその各種部品、建築材料などの各種材料、家具、天然物又はその他の各種物品を運搬し、又はこれらを保管するために、従来は段ボール等を用いて物品を梱包していた。このような従来の段ボールなど、梱包材は、運搬先・納品先で開梱された後はユーザによって保存されるか、不要な場合は廃棄物として処理されていた。
近年、環境に配慮し省資源化に対応するため、各種物品・製品の梱包材についても再利用が要求されている。しかし、従来の段ボール梱包材は耐久性が低く、製品輸送時に簡単に損傷してしまい、製品の運搬あるいは保管のために繰り返して使用するには適していなかった。樹脂製や金属製など再利用可能な梱包材もあるが、段ボール製を含めて従来の梱包材では、製品ごと、例えば画像形成装置機種ごとに異なる形状や大きさに合わせた梱包材を用意しなければならず、設計や管理が面倒でコスト上昇の要因ともなっていた。
そこで、特許文献1に記載されたようなキャスタ付き台車に各種製品を搭載して運搬・納品することが考えられる。キャスタ付き台車は再利用が可能であり、また異なる形状・サイズの装置・製品を搭載することも可能ではある。しかしながら、単に台車に製品等を搭載したのでは安定が悪く、輸送中の製品を傷つけたり損傷させたりする恐れがあった。
輸送中の製品の損傷を防ぎ、よりしっかりと製品を搭載・梱包できるものとして、特許文献2に開示されたラックと称される物品梱包/運搬装置がある。このラックは、主に複写機、プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置を梱包して運搬・納品するためのラックであり、製品を載せる物品載置台に4本の支柱を着脱可能に取り付け、その支柱の上部に上蓋を着脱可能に取り付けて構成されたものであり、再利用が可能で、製品の納品後には分解して効率良く運搬保管できる構成となっている。
特許文献2に開示されたラックによれば、再利用が可能で、使用にあたっても搬送安全性にも優れている。しかしながら、このような再利用可能な物品梱包/運搬装置も繰り返して利用するうちに傷つき、搬送に要する強度を維持できなくなる。環境に配慮し省資源化を更に進めるならば、このような所定強度を維持できなくなった物品梱包/運搬装置であっても、構成部品が着脱可能に構成されているので、これら構成部品を繰り返し再生することで、再び新たな物品梱包/運搬装置に用いることが可能となる。その際、構成部品の色が明度と彩度の高い色だと、再生の際にもとの構成部品とは違う色(色ずれ)とならざるを得ない。例えば、梱包装置を段積みしたときに物品載置台(パレット)と天板とを識別するためにパレットよりも天板を明度と彩度が高いものとすると、天板を溶融・再生したときに色あせた再生天板となってしまう。本出願人は既に特願2005−190158号などで、繰り返して梱包・運搬に使用可能な物品載置梱包装置において天板の上にパレットを段積みするのに適した構成を開示しているが、そのように天板の上にパレットを段積みする際に、色あせた再生天板では天板とパレットとが認識しづらくなる。
また梱包装置全体を段積みする際、パレットと天板とを識別できた方が操作性や作業効率もよいが、同じ天板でも色が異なる天板が複数存在すると、目視によるパレット・天板の識別性が悪くなる。具体的には、天板が変色すると、運搬時や積載時のフォークリフトの操作時に環境によって天板やパレットを損傷させたり、上積み製品を突き倒したりする可能性もありうるため、梱包品質上又は運搬安全上の問題がある。
また、梱包作業者が扱う部品とその周辺部品においても、同様に再生時の変色(色あせ)によって、操作性における視覚的効果が低下し、目的の操作手順や方法を誤らせて、部品の損傷が誘発され、品質上、循環効率(コスト)上の問題も招来する。
本発明は、従来の物品梱包/運搬装置における上述の問題を解決し、梱包装置の構成部材を再生利用する際に同じ操作レベルで取り扱い、繰り返し利用できることを課題とし、可能な限り環境負荷を低減できるようにする。
前記の課題は、本発明により、繰り返して梱包・運搬に使用可能な物品載置梱包装置であって、着脱分解可能な複数の構成部材から構成され、これら複数の構成部材が、物品載置部材と、当該物品載置部材に載置された物品の上方を覆う天板と、当該天板と前記物品載置部材を間隔をおいて繋ぐ複数の支持部材とであり、前記物品載置部材と前記天板とが、溶融して再生可能な材質でできていて、複数の梱包装置が積み重ねられる際に下段の天板とこの天板に段積みされる上段の物品載置部材とを目視にて識別可能な異なる色に着色するとともに、これら天板と物品載置部材の明度若しくは彩度が他の構成部材よりも低く構成されていることによって、解決される。
前記複数の構成部材として更に、前記支持部材と前記天板をロックするロック部材を有し、前記ロック部材が前記天板の色に対する補色で着色されているのも好適である。
前記複数の構成部材として更に、前記支持部材と前記天板をロックするロック部材と、前記支持部材間をロックするストッパ部材とを有し、前記支持部材が前記天板以外の部材よりも明度若しくは彩度低く構成され、前記支持部材のストッパ部材が前記支持部材の色に対する補色で着色されているのも好適である。
前記複数の構成部材として更に、前記支持部材と前記天板をロックするロック部材と、前記支持部材間をロックするストッパ部材と、前記支持部材をロックする前記物品載置部材のロック部材とを有し、前記物品載置部材のロック部材が前記物品載置部材の色に対する補色で着色されているのも好適である。
記複数の構成部材として更に、前記支持部材と前記天板をロックするロック部材を有し、当該ロック部材以外の構成部材が明度低く構成され、前記ロック部材は他の構成部材の色全てに対する補色で着色されていても好適である。
あるいは、前記複数の構成部材として更に、前記支持部材と前記天板をロックするロック部材と、前記支持部材の間を連結する連結部材とを有し、前記ロック部材以外の構成部材が明度若しくは彩度低く構成され、前記ロック部材は他の構成部材の色全てに対する補色で着色されていても好適である。
前記ロック部材が暖色で着色されていれば好ましい。前記ロック部材以外の構成部材は、それぞれ色が異なり、且つ類似色であるのがよい。前記天板のロック部材の重量が、前記天板の重量に対して1%以下であるのも好ましい。同じく、前記支持部材のストッパ部材の重量が、支持部材の重量に対して1%程度あるいはそれ以下であったり、物品載置部材のロック部材の重量が、物品載置部材の重量に対して1%程度あるいはそれ以下であるのも好ましい。前記物品載置部材、前記支持部材、前記天板が、互いに異なる材質で構成されていれば、好都合である。前記物品載置部材、前記支持部材、前記天板は、複数の包装装置を段積みしたときにかかる荷重に耐え得る強度を有するのが効果的である。
本発明によれば、再生利用に適した物品載置梱包装置が提供される。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る梱包装置の一例を用いた梱包ラックにより製品を梱包した様子を示す斜視図である。また、図2は、その梱包ラックの構成を模式的に示す分解図である。
これらの図に示すように、本例の梱包ラックである梱包装置1は、複写機のような製品100を載置する載置台であるパレット2と、パレット2の四隅に嵌合される4本の支柱3と、各支柱3の上部に装着される天板(上蓋)4を有している。必要に応じて支柱3には製品押さえ部材であるスペーサ14が装着されている。スペーサ14は、支柱3と搭載製品の間の隙間を塞いで、製品の揺れや移動を防止する。図示の例では、スペーサは支柱3に取り付けられた短い部片から構成されているが、支柱間に延在できる長さを有するステーと当該ステーの製品側に向いた側に取り付けられたパッドから構成されていてもよい。更に、搭載した製品100の側面を保護するために、図3に示すように、支柱3,3間を連結するように面板7が装着される。
パレット2は本例では樹脂により形成され、フォークリフトのフォークを挿入するためのフォーク挿入孔2a,2a(図2)が設けられている。また、パレット上面は、外周部を残して内側を下方に窪ませて凹部2bを形成しており、当該凹部2b内には緩衝材5を配置している。その緩衝材5の上には受板6が填め込まれる。受板6を取り付けたときに、受板6の上面とパレット上面(外周部の上面)に段差ができないように構成されている。したがって、パレット外周部の上面と受板6の上面の高さが一致してフラットとなるので、キャスタを有する製品を搭載する場合に製品の移動が容易となり、作業性が向上する。なお、パレット外周部の四隅には支柱3を装着するためのL字状嵌合部2cが設けられている。また受板6には、受板上に載置した製品を押さえて位置決め固定するための着脱式位置決め部材26(図1)を装着するための装着穴を適所に配置して設けていてもよい。
パレット2の凹部2b内に配置される緩衝材5は、本例では発泡材を用いており、発泡倍率の低いもの(低発泡緩衝材)と発泡倍率の高いもの(高発泡緩衝材)の2種類を使用している。搭載する製品の足部(キャスタ等)による荷重がかかる部分には低発泡緩衝材を、それ以外の部分には高発泡緩衝材を配置している。これにより、輸送時の上下方向の振動に対して、製品足部に相当する受板6に掛かる荷重が低緩衝材により吸収されるとともに、製品の足部間に相当する受板6に掛かる荷重は受板6の撓みによって高発泡緩衝材により吸収されることで、搭載製品に伝達される衝撃を緩和することができる。
支柱3は、共に略L字状断面の第1部材(上支柱)3aと第2部材(下支柱)3bを有しており、上支柱3aと下支柱3bを重ね合わせて長さ調節可能に構成されている。すなわち、図4に示すように、上支柱3aと下支柱3bには夫々複数の係合孔31が設けられており、支柱3が所定の高さ(長さ)となるように両者の係合孔31を合わせ、図4(b)に示すように、その係合孔31に固定手段であるストッパ33を装着することで長さ調節を行う。本例では、上支柱3aには4つの係合孔31が、下支柱3bには3つの係合孔31が設けられている。各支柱3は、パレット2上面の角部に設けられた嵌合部2cに填め込まれ、パレット上に起立させられる。
天板4は、4本の支柱3の上に装着され、受板6上に載置される製品の上方を覆うように設けられる。天板4を上から見た図5に示されるように、天板4の上面には複数の補強溝5(5a,5b,5c)が形成されている。補強溝5aは天板4の4辺に平行に延設されたもの(以下、平行溝という)で、補強溝5bは天板4の四隅を結んで斜めに設けられたもの(以下、斜行溝という)で、補強溝5cは天板4の周辺部4bに設けられたもの(以下、周辺溝という)である。各補強溝5が交差する部分には、補強溝5の中に凸部として形成された補強部6が設けられている。補強部6の上面(表面の上面)は天板4の中央部4a面と同一面となるように設けられている。各補強溝5内には、補強部6と補強部6の中間に位置して補強壁7が設けられている。但し、周辺溝5cには交差部がないので補強部6はなく、溝内に適切な距離をおいて補強壁7が設けられている。天板4の周辺部4bに設けられた計4本の周辺溝5cのうち、対向する2本の周辺溝5cの両端に1つずつ、計4つのスライド部材11が配設されている。天板4の表面に露出するが出っ張りのないスライド部材11は両端の周辺溝5cの内部に溝長手方向に手動で摺動可能に配置されており、溝からの抜け落ちを防止するための抜け落ち防止部(図示せず)が周辺溝5c側に形成されている。本例では、補強部として設けた周辺溝5cの両端部が、ロック機構のスライド部材11を摺動可能に保持するケーシングを兼ねている。支柱3と天板4の装着部及びロック機構を示す図6において、上面が開放された略直方体状の箱状部11bの両側端面から円筒部11a(L),11a(R)が突設されている。また、箱状部11bの長手方向の中央部に位置して、その両側面から外方へ突出するように係合部11c,11cが設けられている。一方、スライド部材11が配置される周辺溝5cには、長手方向外側端部の壁面と補強壁7の壁面とに、上記円筒部11a(L,R)が突出可能なように開口が設けられている。またスライド部材11の係合部11cに対応して、係止部12が周辺溝5cの長手方向壁部から半円状に突出して設けられている。以上から、天板4の四隅に取り付けられた支柱3の上部に対し、パレット2の載置面に平行に摺動可能なスライド部材11が係合することで天板4と各支柱3とは着脱可能にロックされる。
図7に示すように、天板中央部4aは周辺部4bから上方に突出して設けられ、斜辺部4cを介して周辺部4bに移行している。天板の中央部4aが周辺部4bから上方に突き出ている形状により、天板を単純な平面状とした場合よりも強度が向上する。このような構成により、本例の梱包装置1では、天板4の上にパレット2を積み重ねて、梱包装置1を段積みできるように構成され、パレット2の脚部2dが天板4の周辺部4b上に重ね載置可能に設けられている(図7、図8参照)。上に段積みされた梱包装置のフォーク挿入口2aにフォークを挿入することで梱包装置の積み下ろしができる。また、上記により、容積重量が低減される効率の良い積載構成である。天板4上にパレット2を載置した際に位置決めがなされるように、天板表面の前後左右に位置決め部(図示せず)を設けるようにしてもよい。また、天板4は、天板同士を積み重ねることも可能であり、その際には、天板が上記した中央部の突き出た形状となっていることにより、下側の天板に上側の天板が填まり込み、天板4を多段に積み重ねても崩れることが無い。
図9,10は、パレット2の四隅に設けられた支柱嵌合部2cを詳しく示す部分拡大図である。これらの図に示すように、嵌合部2cは、略L字状断面の支柱3に対応して略L字形状をしている。そのL字の長辺側に2対(4個)、端辺側に1対(2個)のリブ41が、嵌合部2cの壁面に突設されている。このリブ41は、支柱3(下支柱3b)を嵌合部2cに嵌合して立設させたときに、下支柱3bの基部32(図4)の壁面に外側から当接して、下支柱3bを嵌合部2cにしっかりと嵌合させ支える作用をなしている。また、嵌合部2cの角部には嵌合軸42が底面から立設されている。この嵌合軸42は、下支柱3bの角部に形成された嵌合部に嵌り込み、下支柱3bを嵌合部2cにしっかりと嵌合させ支える作用をなしている。上記リブ41と嵌合軸42とにより、下支柱3bが嵌合部2cに確実に嵌合され、パレット2上に支柱3がしっかりと立設される。
そして、嵌合部2cの角部の外側に位置して、支柱ロック部材44が保持部43に嵌め込まれてパレット2の表面に露出するが出っ張らないで保持されている。支柱ロック部材44は、ロックピン44aを有しており、保持部43内をスライド移動可能になっている。保持部43の内側壁面には図示しない穴が形成されており、その穴からロックピン44aが突出可能となっている。図9に示すように、支柱ロック部材44を外側に移動させたときはロックピン44aが保持部43内に退避し、下支柱3bと嵌合部2cとのロックは解除される。また、図10に示すように、支柱ロック部材44を内側に移動させると、ロックピン44aが嵌合部2c内に突出し、下支柱3bの基部32に設けた図示しない嵌合穴に嵌合して下支柱3bが嵌合部2c(パレット2)にロックされる。
以上説明した各構成部品において、天板4及びパレット2は、構造強度を高くできるとともにコストを抑えることができるポリプロピレン、支柱3は特有の形状であることから成形が容易であって構造強度を高くできるABS、スライド部材11は摺動しやすく耐久性を持ち合わせるポリアセタールを採用している。これら各構成部品が損傷した場合、若しくは耐久寿命が認められた場合に、構成部品を粉砕してペレット状にしてから溶融して新たな構成部品として再生することが可能である。
また、上下に積み重ねられた複数の梱包装置のうち、上側の梱包装置をフォークリフトのフォークを利用して降ろす作業を行うにあたり、上側の梱包装置のパレット2と、下側の梱包装置の天板4を目視にて明瞭に見分けることができないとすると、作業者にとって、そのパレット2と天板4の間の空間位置を即座に確認して、ここにフォークを差し込むことが容易でなくなり、その作業能率が低下する。本発明においては、パレット2と天板4とを目視にて識別容易とするために、当該パレット2と天板4が互いに異なる色を有している。例えば、パレット2を明るい青色に着色し、天板4を紺色に着色する。このとき、パレット2と天板4とは補色関係、類似色関係(それぞれの色は異なるものとする)のどちらでもよく、このようにパレット2と天板4を判別しやすい色にそれぞれ着色しておけば、そのパレット2と天板4を目視にて明瞭に識別できる。その結果、上側の梱包装置のパレット2と下側の梱包装置の天板4の間の空間Sにフォークを挿入するとき、作業者は、その空間Sの位置を明瞭に把握することができ、容易にフォークを空間Sに挿入することができる。このようにして、梱包装置の取扱作業の能率が高められる。同様の観点から、天板4以外の部材よりも色差低く構成された支柱の間をロックするストッパ33が、支柱の色に対する補色で着色されていてもよい。同じく、ストッパと支柱をロックする物品載置部材のロック部材が、物品載置部材の色に対する補色で着色されていてもよい。
さて、本実施形態における梱包装置は、複数の構成部材が着脱自在となっている。そのため、運搬作業者は、運搬先で梱包装置から物品を下ろす作業をする際に、これら構成部材を取り外す作業が発生する。このとき、運搬作業者が各構成部材のどれを取り外さなければならないかを目視できないと作業効率が低下する恐れがある。そのため、支柱3を天板4、パレット2に対しロック解除するためのロック部材を、パレット2及び天板4と異なる色に着色されている。これにより容易にロック部材を目視できるから、支柱の着脱操作時にロック部材の位置を探すことが困難になる事態を防止できる。このとき、効果的な色としては、支柱3、天板4の色に対し、補色関係となるようにするのが好ましい。なお、支柱3と天板4とを既述のように異なる色とした場合には、ロック部材の色を支柱3と天板4とに共通する補色関係としてもよいし、支柱に対する補色、天板に対する補色としてもよい。また、梱包装置の全景を見たときに、ロック部材が最も目立つようにすれば運搬業者の目視が更に容易になることから、支柱、天板、パレットを寒色とし、ロック部材を暖色とするか、更に、支柱、天板、パレット、面板を寒色とし、ロック部材を寒色としても良い。
更に明度若しくは彩度について説明する。上記のように、作業性をよくするために、構成部材の色を異ならせるとき、構成部材の明度及び/又は彩度が高い場合、構成部材を再生したときに、色あせが生じる問題がある。そこで、上記構成の内容に加え、構成部品の再生を加味し、明度及び/又は彩度を低くする。これにより、繰り返し再生しても、純正品と繰り返し再生された構成部品を見比べても遜色ない色とすることが可能である。
さらに、他の実施形態について説明する。上記実施形態では、天板とロック部材を異なる色としているが、構成部品を再生する際、ロック部材を天板から取り外す手間が生じる。このとき、ロック部材と天板とが異なる材質のものであれば、再生部品の質に影響を及ぼすため取り外さなければならないが、同じ材質であるならば、なるべく取り外すことを避け、再生処理を簡素化したい。しかし、天板4とロック部材とを異なる色としていることで、一緒に溶融すると、色が混ざり、再生部品の色が変わる恐れがある。そこで本実施形態では、一緒に溶融しても色ずれを可能な限り抑えるために、天板の重量に対しロック部材の重量を限りなく少なくする。例えば、天板を4090gとし、四隅の支柱に対しそれぞれロックするロック部を36g(9g×4)とする。同じく、支持柱のストッパ部材の重量が、支柱の重量に対して1%程度あるいはそれ以下であったり、支柱をロックするパレットのロック部材(図示せず)の重量が、パレットの重量に対して1%程度あるいはそれ以下としても、同じように再生処理の簡素化となる。
本発明に係る梱包装置の一例により製品を梱包した様子を示す斜視図である(面板除く)。 その梱包装置の構成を模式的に示す分解図である。 本発明に係る梱包装置の一例により製品を梱包した様子を示す斜視図である(面板あり)。 支柱の構成図である。 天板の上面図である。 支柱と天板の装着部及びロック機構を示す部分拡大図である。 梱包装置のパレットと天板の断面図である。 梱包装置を2段積載した図である。 パレットに設けた支柱嵌合部を示す部分拡大図である。 支柱とパレットのロック機構を示す部分拡大図である。
符号の説明
1 梱包ラック
2 パレット
3 支柱(支持部材)
4 天板(上蓋)
6 受板
8 カバー
14 スペーサ
26 位置決め部材
100 製品(画像形成装置)

Claims (11)

  1. 繰り返して梱包・運搬に使用可能な物品載置梱包装置であって、着脱分解可能な複数の構成部材から構成され、これら複数の構成部材が、物品載置部材と、当該物品載置部材に載置された物品の上方を覆う天板と、当該天板と前記物品載置部材を間隔をおいて繋ぐ複数の支持部材とであり、前記物品載置部材と前記天板は、溶融して再生可能な材質でできていて、複数の梱包装置が積み重ねられる際に下段の天板とこの下段の天板に段積みされる上段の物品載置部材とを目視にて識別可能な異なる色に着色するとともに、これら天板と物品載置部材の明度若しくは彩度が他の構成部材よりも低く構成されていることを特徴とする梱包装置。
  2. 前記複数の構成部材として更に、前記支持部材と前記天板をロックするロック部材を有し、前記ロック部材が前記天板の色に対する補色で着色されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包装置。
  3. 前記複数の構成部材として更に、前記支持部材と前記天板をロックするロック部材と、前記支持部材間をロックするストッパ部材とを有し、前記支持部材が前記天板以外の部材よりも明度若しくは彩度が低く構成され、前記支持部材のストッパ部材が前記支持部材の色に対する補色で着色されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包装置。
  4. 前記複数の構成部材として更に、前記支持部材と前記天板をロックするロック部材と、前記支持部材間をロックするストッパ部材と、前記支持部材をロックする前記物品載置部材のロック部材とを有し、前記物品載置部材のロック部材が前記物品載置部材の色に対する補色で着色されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包装置。
  5. 前記複数の構成部材として更に、前記支持部材と前記天板をロックするロック部材を有し、当該ロック部材以外の構成部材が明度低く構成され、前記ロック部材は他の構成部材の色全てに対する補色で着色されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包装置。
  6. 前記複数の構成部材として更に、前記支持部材と前記天板をロックするロック部材と、前記支持部材の間を連結する連結部材とを有し、前記ロック部材以外の構成部材が明度若しくは彩度低く構成され、前記ロック部材は他の構成部材の色全てに対する補色で着色されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包装置。
  7. 前記ロック部材が暖色で着色されることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の梱包装置。
  8. 前記ロック部材以外の構成部材は、それぞれ色が異なり、且つ類似色であることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の梱包装置。
  9. 前記天板のロック部材の重量が、前記天板の重量に対して1%以下であることを特徴とする請求項に記載の梱包装置。
  10. 前記物品載置部材、前記支持部材、前記天板が、互いに異なる材質で構成されていることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載の梱包装置。
  11. 前記物品載置部材、前記支持部材、前記天板は、複数の包装装置を段積みしたときにかかる荷重に耐え得る強度を有することを特徴とする請求項10のいずれか一項に記載の梱包装置。
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