JP4886757B2 - クロック回路及び映像処理装置 - Google Patents

クロック回路及び映像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4886757B2
JP4886757B2 JP2008290719A JP2008290719A JP4886757B2 JP 4886757 B2 JP4886757 B2 JP 4886757B2 JP 2008290719 A JP2008290719 A JP 2008290719A JP 2008290719 A JP2008290719 A JP 2008290719A JP 4886757 B2 JP4886757 B2 JP 4886757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
clock
transport packet
transport
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008290719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010118899A (ja
Inventor
稔弘 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumitomo Electric Networks Inc
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumitomo Electric Networks Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd, Sumitomo Electric Networks Inc filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2008290719A priority Critical patent/JP4886757B2/ja
Publication of JP2010118899A publication Critical patent/JP2010118899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4886757B2 publication Critical patent/JP4886757B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、クロック回路及び、それを備えた映像処理装置に関する。
MPEG(Moving Picture Experts Group)2−TS(Transport Stream)を用いた通信プロトコルにおいて、送信側のエンコーダは、所定間隔のトランスポートパケット毎に、PCR(Program Clock Reference)を付加する。受信側のデコーダは、トランスポートパケット内に含まれるPCRを検出し、検出したPCRに基づいて、エンコーダのクロックを再生する。また、MPEG2−TSにおいては、通信速度の調整のために、無意味なトランスポートパケット(ヌルパケット)が、トランスポートストリーム内に含まれている。エンコーダでは、ヌルパケットを含むトランスポートストリームに対して、PCRを付加する。
IP(Internet Protocol)ネットワークを経由した通信、例えばIP放送又はVOD(Video On Demand)サービス等においては、通信データ量の削減のために、ヌルパケットを削除した後にトランスポートストリームを送信することが望ましい。この場合には、PCRを含むトランスポートパケットの位置が、ヌルパケットの削除の前後で異なる。そのため、デコーダが受信するトランスポートストリームにおいても、PCRを含むトランスポートパケットの位置が、本来の位置(ヌルパケットが削除される前のトランスポートストリーム内における位置)とは異なっている。従って、デコーダは、検出したPCRのみによっては、エンコーダのクロックを正確に再生することができない。
下記特許文献1,2には、MPEG2−TSの各トランスポートパケットにタイムスタンプを付加することにより、MPEG2−TSをMPEG2−TTS(Time-stamped Transport Stream)に変換する技術が開示されている。エンコーダにおいてヌルパケットが削除された場合であっても、デコーダは、タイムスタンプに基づいて、PCRを含むトランスポートパケットの本来の位置を復元することができる。従って、デコーダは、本来の位置に復元されたトランスポートパケット内に含まれるPCRに基づいて、エンコーダのクロックを再生することが可能となる。
図17は、MPEG2−TTSを扱うデコーダの構成の一部を抜き出して示すブロック図である。TTSデコーダ330は、クロック発生部334が発生する基準クロックに基づいて動作し、各TTSパケットに付加されているタイムスタンプに従って、TTSパケットバッファ332からTTSパケットを読み出して、TSパケットとしてMPEGデコーダ340に入力する。
また、TTSデコーダ330は、以下のようにして基準クロックの周波数を調整する機能を有している。TTSパケットバッファ332には、その容量の半分程度のTTSパケットが貯められる(つまり占有量が1/2程度)。TTSデコーダ330は、TTSパケットバッファ332の占有量を監視し、その占有量が規定範囲を上回る場合には、基準クロックの周波数を上げる。これにより、TTSパケットバッファ332からTTSパケットが読み出されるペースが早くなる。一方、その占有量が規定範囲を下回る場合には、基準クロックの周波数を下げる。これにより、TTSパケットバッファ332からTTSパケットが読み出されるペースが遅くなる。
特開2008−35197号公報 特開2008−35198号公報
図17に示したデコーダによると、MPEGデコーダ340内に含まれているクロック発生回路とは別に、クロック発生部334を設ける必要がある。つまり、PCRに基づくクロックリカバリ用のクロック発生回路とは別に、TTS処理用のクロック発生回路を設ける必要がある。そのため、回路構成が複雑となり、装置の大型化及び製造コストの上昇を招く。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、トランスポートパケットに付加されている時刻情報(タイムスタンプ)に基づくタイミング調整処理と、トランスポートパケット内に含まれているクロック調整値(PCR)に基づくクロック生成処理とを、一つのクロック発生回路を用いて実現することが可能な、クロック回路及びそれを備えた映像処理装置を得ることを目的とするものである。
本発明の第1の態様に係るクロック回路は、トランスポートパケットに含まれるクロック調整値に基づいて周波数が調整されたクロックを生成する、クロック生成手段と、トランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力するタイミングを調整する、タイミング調整手段とを備え、前記クロック生成手段は、前記クロックの周波数を調整するためのカウンタ値を出力するカウンタを有し、前記タイミング調整手段は、トランスポートパケットに含まれているクロック調整値と、そのトランスポートパケットに付加されている時刻情報の値との差分値を求め、前記カウンタ値と、前記差分値と、トランスポートパケットに付加されている時刻情報の値とに基づいて、そのトランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力するタイミングの調整処理を実行することを特徴とするものである。
第1の態様に係るクロック回路によれば、タイミング調整手段は、トランスポートパケットに含まれているクロック調整値と、そのトランスポートパケットに付加されている時刻情報の値との差分値を求める。そして、タイミング調整手段は、その差分値と、クロック生成手段が有するカウンタのカウンタ値と、トランスポートパケットに付加されている時刻情報の値とに基づいて、そのトランスポートパケットをクロック生成手段に入力するタイミングの調整処理を実行する。従って、タイミング調整手段は、自らがクロック発生回路を有する必要がない。その結果、時刻情報に基づくタイミング調整処理と、クロック調整値に基づくクロック生成処理とを、クロック生成手段内の一つのクロック発生回路を用いて実現することが可能となる。
本発明の第2の態様に係るクロック回路は、第1の態様に係るクロック回路において特に、前記タイミング調整手段は、クロック調整値を含むトランスポートパケットを検出すると、前記差分値を求め、今回求めた前記差分値と、現在設定されている前記差分値との差が所定値を超える場合には、現在設定されている前記差分値を、今回求めた前記差分値に更新することを特徴とするものである。
第2の態様に係るクロック回路によれば、タイミング調整手段は、今回求めた差分値と、現在設定されている差分値との差が所定値を超える場合には、現在設定されている差分値を、今回求めた差分値に更新する。従って、一旦設定した差分値が何らかの原因によって変動した場合であっても、変動した差分値を、今回求めた正しい差分値に更新することができる。その結果、誤った差分値に起因してトランスポートパケットをクロック生成手段に入力するタイミングにずれが生じる事態を、回避することが可能となる。
本発明の第3の態様に係るクロック回路は、第1又は第2の態様に係るクロック回路において特に、前記タイミング調整手段は、前記カウンタ値と前記差分値との加算値と、トランスポートパケットに付加されている時刻情報の値との差が、所定範囲に含まれない場合には、そのトランスポートパケットを、前回のトランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力したタイミングから、所定時間が経過したタイミングで、前記クロック生成手段に入力することを特徴とするものである。
第3の態様に係るクロック回路によれば、タイミング調整手段は、カウンタ値と差分値との加算値と、トランスポートパケットに付加されている時刻情報の値との差が、所定範囲に含まれない場合には、そのトランスポートパケットを、前回のトランスポートパケットをクロック生成手段に入力したタイミングから、所定時間が経過したタイミングで、クロック生成手段に入力する。従って、トランスポートパケットに付加されている時刻情報が何らかの原因によって異常値を示す場合には、所定時間が経過した後にそのトランスポートパケットをクロック生成手段に入力することができる。その結果、異常な時刻情報に起因してクロック回路の動作が停止する事態を回避することが可能となる。
本発明の第4の態様に係るクロック回路は、第1又は第2の態様に係るクロック回路において特に、前記タイミング調整手段は、前記差分値とトランスポートパケットに付加されている時刻情報の値との加算値と、前記カウンタ値との差が、所定範囲に含まれない場合には、そのトランスポートパケットを、前回のトランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力したタイミングから、所定時間が経過したタイミングで、前記クロック生成手段に入力することを特徴とするものである。
第4の態様に係るクロック回路によれば、タイミング調整手段は、差分値とトランスポートパケットに付加されている時刻情報の値との加算値と、カウンタ値との差が、所定範囲に含まれない場合には、そのトランスポートパケットを、前回のトランスポートパケットをクロック生成手段に入力したタイミングから、所定時間が経過したタイミングで、クロック生成手段に入力する。従って、トランスポートパケットに付加されている時刻情報が何らかの原因によって異常値を示す場合には、所定時間が経過した後にそのトランスポートパケットをクロック生成手段に入力することができる。その結果、異常な時刻情報に起因してクロック回路の動作が停止する事態を回避することが可能となる。
本発明の第5の態様に係るクロック回路は、第1〜第4のいずれか一つの態様に係るクロック回路において特に、前記タイミング調整手段は、複数のトランスポートパケットを一時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手段内における前記複数のトランスポートパケットの記憶量を検出する検出手段とを有し、前記クロック生成手段は、前記クロック調整値と、前記検出手段による前記記憶量の検出結果とに基づいて、前記クロックの周波数を調整することを特徴とするものである。
第5の態様に係るクロック回路によれば、検出手段は、記憶手段内における複数のトランスポートパケットの記憶量を検出する。そして、クロック生成手段は、クロック調整値のみならず、検出手段による記憶量の検出結果に基づいて、クロックの周波数を調整する。記憶手段の記憶量が増加傾向にある場合はクロックの周波数を上げ、記憶手段の記憶量が減少傾向にある場合はクロックの周波数を下げることにより、受信側のデコーダのクロックの周波数を、送信側のエンコーダのクロックの周波数に近付けることができる。その結果、クロック生成手段は、クロック調整値を用いて、クロックの周波数を確実に調整することが可能となる。
本発明の第6の態様に係るクロック回路は、第5の態様に係るクロック回路において特に、前記クロック生成手段は、前記クロック調整値及び前記記憶量の検出結果の少なくとも一方に対して重み付けを行うことを特徴とするものである。
第6の態様に係るクロック回路によれば、クロック調整値及び記憶量の検出結果の少なくとも一方に重み付けを行うことにより、クロック調整値及び記憶量の検出結果がクロックの周波数の調整に与える影響の度合いを、所望に調整することが可能となる。
本発明の第7の態様に係るクロック回路は、第1〜第6のいずれか一つの態様に係るクロック回路において特に、前記タイミング調整手段は、複数のトランスポートパケットのうちの一部のトランスポートパケットに関して、そのトランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力するタイミングの調整処理を実行し、当該調整処理が実行されないトランスポートパケットは、前回のトランスポートパケットに連続して、前記クロック生成手段に入力されることを特徴とするものである。
第7の態様に係るクロック回路によれば、タイミング調整手段は、複数のトランスポートパケットのうちの一部のトランスポートパケットに関して、入力タイミングの調整処理を実行する。従って、全てのトランスポートパケットに関して調整処理が行われる場合と比較して、処理の負荷を軽減することが可能となる。
本発明の第8の態様に係るクロック回路は、第7の態様に係るクロック回路において特に、前記タイミング調整手段は、クロック調整値を含むトランスポートパケットに関しては、そのトランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力するタイミングの調整処理を実行することを特徴とするものである。
第8の態様に係るクロック回路によれば、タイミング調整手段は、クロック調整値を含むトランスポートパケットに関しては、入力タイミングの調整処理を実行する。従って、クロック調整値を含むトランスポートパケットに関しては、調整処理が実行された適切な入力タイミングで、クロック生成手段に入力することができる。その結果、クロック生成手段によるクロックの周波数の調整精度が低下する事態を回避することが可能となる。
本発明の第9の態様に係る映像処理装置は、第1〜第8のいずれか一つの態様に係るクロック回路と、前記クロック回路が生成するクロックに基づいて、トランスポートパケットのデコード処理を実行するデコード回路とを備えることを特徴とするものである。
第9の態様に係る映像処理装置によれば、クロック回路においては、時刻情報に基づくタイミング調整処理と、クロック調整値に基づくクロック生成処理とが、クロック生成手段内の一つのクロック発生回路を用いて実現されている。これにより、クロック回路の小型化が図られている。従って、小型化されたクロック回路を映像処理装置が備えることにより、映像処理装置の全体として、装置の小型化を図ることが可能となる。
本発明によれば、トランスポートパケットに付加されている時刻情報に基づくタイミング調整処理と、トランスポートパケット内に含まれているクロック調整値に基づくクロック生成処理とを、一つのクロック発生回路を用いて実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係る映像処理装置1の構成を簡略化して示すブロック図である。映像処理装置1は、例えば、IPネットワークを経由した通信(IP放送や、ストリーミング型又はダウンロード型のVODサービス等)において、送信側のエンコーダから送信された映像信号を受信するための受信装置(セットトップボックス)である。図1を参照して、映像処理装置1は、クロック回路2とデコード回路3とを備えている。クロック回路2は、タイミング調整回路4とクロック生成回路5とを有している。
図2は、タイミング調整回路4の構成を示すブロック図である。また、図3は、クロック生成回路5の構成を示すブロック図である。図2の接続関係で示すように、タイミング調整回路4は、バッファ21(記憶手段)、検出部22,24、ゲート23、演算部25,27、レジスタ26、抽出部28、及び制御部29を有している。また、図3の接続関係で示すように、クロック生成回路5は、PCR検出部31、STC(System Time Clock)カウンタ32、減算器33、DAC(Digital to Analog Converter)34,38、LPF(Low Pass Filter)35,39、加算器36、及び、クロック発生回路としてのVCO(Voltage Control Oscillator)37を有している。
図4は、映像処理装置1が受信するトランスポートストリームS1の一部を抜き出して示す図である。トランスポートストリームS1は、複数のトランスポートパケットTPを含む。図4では、説明の簡単化のため、この順に連続する8個のトランスポートパケットTP1〜TP8のみを示している。
図5,6は、トランスポートパケットTPの構造を示す図である。トランスポートパケットTPは、ヘッダ部PHとペイロード部PPとを有しており、これらの合計のデータ長は188バイトである。トランスポートパケットTPには、データ長が4バイトのタイムスタンプ(時刻情報)50が付加されている。また、所定間隔のトランスポートパケットTP毎に、ヘッダ部PHにPCR(クロック調整値)51が含まれている。図5にはPCR51を含むトランスポートパケットTPを示しており、図6にはPCR51を含まないトランスポートパケットTPを示している。タイムスタンプ50及びPCR51はいずれもカウンタ値であり、エンコーダ6において、27MHzの共通のクロックを用いたカウント動作によって生成されるが、通常は両者の値は互いに異なる。
以下、映像処理装置1の動作について説明する。まず、タイミング調整回路4の動作について説明する。映像処理装置1は、エンコーダ6から送信されたMPEG2−TTSのトランスポートストリームS1を、IPネットワークを経由して受信する。そして、受信したトランスポートストリームS1を、バッファ21内に一時的に記憶する。図2を参照して、トランスポートストリームS1は、バッファ21から読み出されて、ゲート23に入力される。
図7は、ゲート23に入力されるトランスポートストリームS1と、ゲート23から出力されるトランスポートストリームS2との関係を示すタイミングチャートである。トランスポートストリームS1に関しては、トランスポートパケットTP1〜TP8がこの順にバッファ21から連続して読み出されて、ゲート23に入力される。
図2を参照して、検出部24は、バッファ21から読み出された複数のトランスポートパケットTP1〜TP8の中から、PCR51を含むトランスポートパケットTPを検出する。以下の例では、検出部24が最初に検出したトランスポートパケットTPを、トランスポートパケットTP1とする。
検出部24は、トランスポートパケットTP1に付加されているタイムスタンプ50の値(以下「タイムスタンプ値ST(1)」と称す)と、トランスポートパケットTP1に含まれているPCR51の値(以下「PCR値PCR(1)」と称す)とを抽出する。そして、タイムスタンプ値ST(1)及びPCR値PCR(1)を、信号S24として演算部25に入力する。
演算部25は、タイムスタンプ値ST(1)からPCR値PCR(1)を減算することにより両者の差分値(ST(1)−PCR(1))を求め、その差分値を信号S25としてレジスタ26に格納する。
演算部27には、STCカウンタ32(図3参照)から出力されたカウンタ値が、信号S4として入力されている。演算部27は、レジスタ26から信号S25を読み出し、信号S25で与えられる差分値(ST(1)−PCR(1))と、信号S4で与えられるカウンタ値とを加算する。そして、その加算値を信号S27として制御部29に入力する。
抽出部28は、トランスポートパケットTP1に付加されているタイムスタンプ50の値(タイムスタンプ値ST(1))を抽出し、そのタイムスタンプ値ST(1)を信号S28として制御部29に入力する。制御部29は、信号S27で与えられる加算値が、信号S28で与えられるタイムスタンプ値ST(1)に等しくなったタイミングで、ゲート23をオープンさせるための制御信号S29をゲート23に入力する。その結果、図7に示すように、時刻T1において、クロック生成回路5へのトランスポートパケットTP1の入力が開始される。トランスポートパケットTP1がゲート23の通過を完了すると、ゲート23は再びクローズされる。なお、ゲート23を通過する際、トランスポートパケットTP1に付加されているタイムスタンプ50が削除されることにより、MPEG2−TTSからMPEG2−TSへの変換が行われる。
トランスポートパケットTP1に続くトランスポートパケットTP2には、PCR51が含まれていないものとする。この場合、検出部24はトランスポートパケットTP2を検出しないため、レジスタ26の設定値は、上記差分値(ST(1)−PCR(1))を維持する。抽出部28は、トランスポートパケットTP2に付加されているタイムスタンプ50の値(タイムスタンプ値ST(2))を抽出し、そのタイムスタンプ値ST(2)を信号S28として制御部29に入力する。制御部29は、信号S27で与えられる加算値が、信号S28で与えられるタイムスタンプ値ST(2)に等しくなったタイミングで、ゲート23をオープンさせるための制御信号S29をゲート23に入力する。その結果、図7に示すように、時刻T2において、クロック生成回路5へのトランスポートパケットTP2の入力が開始される。トランスポートパケットTP2がゲート23の通過を完了すると、ゲート23は再びクローズされる。なお、上記と同様に、ゲート23を通過する際、トランスポートパケットTP2に付加されているタイムスタンプ50が削除される。
トランスポートパケットTP3以降についても上記と同様の動作が繰り返され、タイミング調整回路4からクロック生成回路5にトランスポートストリームS2が入力される。
図7を参照して、トランスポートストリームS2に関して、例えば、トランスポートパケットTP2は、トランスポートパケットTP1に連続してクロック生成回路5に入力されている。これは、エンコーダ6において、トランスポートパケットTP1とトランスポートパケットTP2との間に、ヌルパケットが存在していなかったことに起因する。なお、厳密には、トランスポートパケットTP1の末端とトランスポートパケットTP2の先頭との間には、ゲート23において削除されたタイムスタンプ50に相当する4バイト分の間隔が存在しているが、図7ではその間隔を無視して図示している。
また例えば、トランスポートパケットTP3は、トランスポートパケットTP2から遅延してクロック生成回路5に入力されている。遅延量は、先頭同士の比較で、トランスポートパケットTPの2個分に相当する時間WT1である。これは、エンコーダ6において、トランスポートパケットTP2とトランスポートパケットTP3との間に存在していた1個のヌルパケットが削除されたことに起因する。
また例えば、トランスポートパケットTP6は、トランスポートパケットTP5から遅延してクロック生成回路5に入力されている。遅延量は、先頭同士の比較で、トランスポートパケットTPの3個分に相当する時間WT2である。これは、エンコーダ6において、トランスポートパケットTP5とトランスポートパケットTP6との間に存在していた2個のヌルパケットが削除されたことに起因する。
以上のようにタイミング調整回路4は、トランスポートパケットTPに含まれているPCR値と、そのトランスポートパケットTPに付加されているタイムスタンプ値との差分値(信号S25)を求め、その差分値と、STCカウンタ32のカウンタ値(信号S4)と、そのトランスポートパケットTPに付加されているタイムスタンプ値(信号S28)とに基づいて、そのトランスポートパケットTPをクロック生成回路5に入力するタイミングを調整する。
次に、クロック生成回路5の動作について説明する。タイミング調整回路4からクロック生成回路5に入力された複数のトランスポートパケットTP1〜TP8のうちの、一部のトランスポートパケットTPには、そのヘッダ部PHにPCR51が含まれている(図5参照)。ここでは、一例として、トランスポートパケットTP1,TP7に、PCR51が含まれているものとする。
図3を参照して、PCR検出部31は、まず、PCR51を含む最初のトランスポートパケットTPであるトランスポートパケットTP1に含まれているPCR51の値(PCR値PCR(1))を検出し、そのPCR値PCR(1)をSTCカウンタ32に設定する。STCカウンタ32には、VCO37から出力されたクロックS5が入力されている。STCカウンタ32は、クロックS5が入力される毎に、STCカウンタ32のカウンタ値を「1」ずつインクリメントする。なお、エラー等によってSTCカウンタ32の再設定を行う必要が生じた場合には、PCR検出部31は、PCR51を含む再開後の最初のトランスポートパケットTPのPCR値を抽出して、その値をSTCカウンタ32に設定する。
PCR検出部31は、次に、トランスポートパケットTP7に含まれているPCR51の値(PCR値PCR(7))を検出し、そのPCR値PCR(7)を信号S31として減算器33に入力する。この時、減算器33には、STCカウンタ32の現在のカウンタ値が信号S4として入力されている。減算器33は、信号S31の値から信号S4の値を減算し、その減算値を信号S33として出力する。DAC34は、ディジタル信号である信号S33をアナログ信号である信号S34に変換して出力する。信号S33の値がゼロである場合は、DAC34からは、例えば1Vの信号S34が出力される。信号S33の値がプラスの値である場合は、DAC34からは、その値に応じて1V超の電圧の信号S34が出力される。信号S33の値がマイナスの値である場合は、DAC34からは、その値に応じて1V未満の電圧の信号S34が出力される。LPF35は、信号S34に対してローパスフィルタ処理を施すことにより、信号S35を出力する。これにより、微小時間内における電圧値の変動が平均化される。信号S35は、加算器36に入力される。
図2を参照して、検出部22は、バッファ21内に現在記憶されている複数のトランスポートパケットTPの合計データ量を検出する。合計データ量として、予め所定の基準値(例えばバッファ21の記憶容量の1/2)が設定されている。検出部22は、その基準値と現在の合計データ量との差(合計データ量から基準値を減算することにより得られる差。以下同様)に応じた信号S3を出力する。図3を参照して、DAC38は、ディジタル信号である信号S3をアナログ信号である信号S38に変換して出力する。基準値と合計データ量との差がゼロである場合は、DAC38からは、例えば1Vの信号S38が出力される。その差がプラスの値である場合は、DAC38からは、その値に応じて1V超の信号S38が出力される。その差がマイナスの値である場合は、DAC38からは、その値に応じて1V未満の信号S38が出力される。LPF39は、信号S38に対してローパスフィルタ処理を施すことにより、信号S39を出力する。これにより、微小時間内における電圧値の変動が平均化される。信号S39は、加算器36に入力される。
加算器36は、信号S35と信号S39とを加算し、その加算値を信号S36として出力する。VCO37は、信号S36で示されるアナログ電圧値に基づいて周波数が調整されたクロックS5を生成して出力する。VCO37は、例えば、信号S36の値が2Vである場合は27MHzのクロックS5を出力し、信号S36の値が2V超である場合は、その値に応じて27MHz超のクロックS5を出力し、信号S36の値が2V未満である場合は、その値に応じて27MHz未満のクロックS5を出力する。クロックS5は、STCカウンタ32に入力される。また、図1を参照して、クロックS5は、デコード回路3に入力される。
図1を参照して、デコード回路3には、クロック生成回路5から、トランスポートストリームS2及びクロックS5が入力される。デコード回路3は、クロックS5に基づいて動作し、トランスポートストリームS2に対してデコード処理を実行することにより、映像信号S6を出力する。映像信号S6は、映像処理装置1に接続されている表示装置7に入力される。
このように本実施の形態に係るクロック回路2によれば、タイミング調整回路4は、トランスポートパケットTPに含まれているPCR値と、そのトランスポートパケットTPに付加されているタイムスタンプ値との差分値(信号S25)を求める。そして、タイミング調整回路4は、その差分値と、クロック生成回路5が有するSTCカウンタ32のカウンタ値(信号S4)と、そのトランスポートパケットTPに付加されているタイムスタンプ値(信号S28)とに基づいて、そのトランスポートパケットTPをクロック生成回路5に入力するタイミングの調整処理を実行する。従って、タイミング調整回路4は、自らがVCO(クロック発生回路)を有する必要がない。そのため、タイムスタンプに基づくタイミング調整処理と、PCRに基づくクロック生成処理とを、クロック生成回路5内の一つのVCO37を用いて実現することが可能となる。その結果、クロック回路2の小型化を図ることができ、また、小型化されたクロック回路2を映像処理装置1が備えることにより、映像処理装置1の全体として、装置の小型化を図ることが可能となる。
また、本実施の形態に係るクロック回路2によれば、検出部22は、バッファ21内における複数のトランスポートパケットTPの記憶量(合計データ量)を検出する。そして、クロック生成回路5は、PCRのみならず、検出部22による記憶量の検出結果(信号S3)に基づいて、クロックS5の周波数を調整する。つまり、バッファ21の記憶量が増加傾向にある場合はクロックS5の周波数を上げ、バッファ21の記憶量が減少傾向にある場合はクロックS5の周波数を下げることにより、受信側のデコーダのクロックS5の周波数を、送信側のエンコーダ6のクロックの周波数に近付ける。その結果、クロック生成回路5は、PCRを用いて、クロックS5の周波数を確実に調整することが可能となる。
<第1の変形例>
図8は、第1の変形例に係るタイミング調整回路4の構成を示すブロック図である。抽出部28から出力された信号S28は、演算部27に入力される。STCカウンタ32(図3参照)から出力された信号S4は、制御部29に入力される。その他の構成は図2と同様である。
抽出部28は、トランスポートパケットTPに付加されているタイムスタンプ値を抽出し、そのタイムスタンプ値を信号S28として演算部27に入力する。演算部27は、レジスタ26から信号S25を読み出し、信号S25で与えられる差分値(ST(1)−PCR(1))と、信号S28で与えられるタイムスタンプ値とを加算する。そして、その加算値を信号S27として制御部29に入力する。制御部29には、STCカウンタ32から出力されたカウンタ値が、信号S4として入力されている。制御部29は、信号S4で与えられるカウンタ値が、信号S27で与えられる加算値に等しくなったタイミングで、ゲート23をオープンさせるための制御信号S29をゲート23に入力する。
第1の変形例に係るタイミング調整回路4によっても、上記実記の形態と同様の効果を得ることができる。
<第2の変形例>
図9は、第2の変形例に係るタイミング調整回路4の構成を示すブロック図である。図2に示した構成に対して更新処理部40が追加されている。その他の構成は図2と同様である。
検出部24は、バッファ21から読み出された複数のトランスポートパケットTP1〜TP8の中から、PCR51を含むトランスポートパケットTPを検出する。以下の例では、トランスポートパケットTP1,TP7に、PCR51が含まれているものとする。
まず、検出部24は、PCR51を含むトランスポートパケットTP1を検出すると、トランスポートパケットTP1に付加されているタイムスタンプ50の値(タイムスタンプ値ST(1))と、トランスポートパケットTP1に含まれているPCR51の値(PCR値PCR(1))とを抽出する。そして、タイムスタンプ値ST(1)及びPCR値PCR(1)を、信号S24として演算部25に入力する。
演算部25は、タイムスタンプ値ST(1)からPCR値PCR(1)を減算することにより両者の差分値(ST(1)−PCR(1))を求め、その差分値を信号S25としてレジスタ26に格納する。この差分値は、演算部27がカウンタ値(信号S4)との加算に用いるための差分値として設定される。
次に、検出部24は、PCR51を含むトランスポートパケットTP7を検出すると、トランスポートパケットTP7に付加されているタイムスタンプ50の値(タイムスタンプ値ST(7))と、トランスポートパケットTP7に含まれているPCR51の値(PCR値PCR(7))とを抽出する。そして、タイムスタンプ値ST(7)及びPCR値PCR(7)を、信号S24として演算部25に入力する。
演算部25は、タイムスタンプ値ST(7)からPCR値PCR(7)を減算することにより両者の差分値(ST(7)−PCR(7))を求め、その差分値を信号S25(N)として更新処理部40に入力する。
更新処理部40は、現在設定されている差分値、つまり前回のトランスポートパケットTP1に関して求めた差分値(ST(1)−PCR(1))を、信号S25(N−1)としてレジスタ26から読み出す。また、更新処理部40には所定のしきい値が予め教示されており、更新処理部40は、信号S25(N)の値と信号S25(N−1)との差(S25(N)−S25(N−1))を、そのしきい値と比較する。
そして、更新処理部40は、その差がしきい値以下である場合には、レジスタ26に現在設定されている差分値(ST(1)−PCR(1))をそのまま維持する。一方、その差がしきい値より大きい場合には、レジスタ26に現在設定されている差分値(ST(1)−PCR(1))を、今回求めた差分値(ST(7)−PCR(7))によって書き換える。つまり、レジスタ26の設定値を更新する。
第2の変形例に係るクロック回路2によれば、タイミング調整回路4は、今回求めた差分値(ST(7)−PCR(7))と、現在設定されている差分値(ST(1)−PCR(1))との差が所定のしきい値を超える場合には、現在設定されている差分値を、今回求めた差分値に更新する。従って、一旦設定した差分値が何らかの原因によって変動した場合であっても、変動した差分値を、今回求めた正しい差分値に更新することができる。その結果、誤った差分値に起因してトランスポートパケットTPをクロック生成回路5に入力するタイミングにずれが生じる事態を、回避することが可能となる。
なお、レジスタ26の設定値を更新するか否かの上述の判定処理は、PCR51を含むトランスポートパケットTPを検出部24が検出する度に毎回実行しても良いが、処理の負荷を軽減すべく、PCR51を含むトランスポートパケットTPを検出部24が複数回検出する毎に一回実行しても良い。
また、突発的なノイズによって誤った更新処理が行われることを回避すべく、レジスタ26には複数の差分値の平均値を設定し、また、更新の判定処理においても複数の差分値の平均値を用いて、平均値同士の差をしきい値と比較することが望ましい。
なお、以上の説明では、上記実施の形態に係るタイミング調整回路4(図2)に対して第2の変形例を適用する例について述べたが、第2の変形例は、第1の変形例に係るタイミング調整回路4(図8)に対して適用することもできる。
<第3の変形例>
図10は、第3の変形例に係るタイミング調整回路4の第1の構成を示すブロック図である。図2に示した構成に対して、判定部41が追加されている。その他の構成は図2と同様である。
判定部41には、抽出部28から信号S28が入力され、演算部27から信号S27が入力される。判定部41には、所定の許容範囲(最大値及び最小値)が予め教示されており、判定部41は、信号S28で与えられるタイムスタンプ値と、信号S27で与えられる加算値との差が、その許容範囲内に含まれるか否かを判定する。
そして、判定部41は、その差が許容範囲内に含まれている場合には、信号S41によって制御部29を制御することにより、信号S27で与えられる加算値が、信号S28で与えられるタイムスタンプ値に等しくなったタイミングで、ゲート23をオープンさせるための制御信号S29を制御部29に出力させる。
一方、判定部41は、その差が許容範囲内に含まれていない場合には、クロック生成回路5への前回のトランスポートパケットTPの入力が開始されてから、予め設定された所定時間WT0が経過した後に、ゲート23をオープンさせるための制御信号S29を制御部29に出力させる。これにより、クロック生成回路5への前回のトランスポートパケットTPの入力が開始されてから、所定時間WT0が経過した後に、クロック生成回路5への今回のトランスポートパケットTPの入力が開始される。
図11は、ゲート23に入力されるトランスポートストリームS1と、ゲート23から出力されるトランスポートストリームS2との関係を示すタイミングチャートである。ここでは、図7に示した例において、トランスポートパケットTP3に関するタイムスタンプ値ST(3)と、信号S27で与えられる加算値との差が、許容範囲内に含まれていない場合の例を示している。また、図11の例では、所定時間WT0は、トランスポートパケットTPのデータ長(188バイト)に相当する時間に設定されている。
判定部41は、時刻T2から所定時間WT0が経過した時刻T4において、ゲート23をオープンさせるための制御信号S29を制御部29に出力させる。その結果、トランスポートパケットTP3は、トランスポートパケットTP2に連続して、クロック生成回路5に入力される。
なお、所定時間WT0は、トランスポートパケットTPのデータ長(188バイト)に相当する時間に限定されず、それ以外の時間であっても良い。
図12は、第3の変形例に係るタイミング調整回路4の第2の構成を示すブロック図である。図8に示した構成に対して、判定部42が追加されている。その他の構成は図8と同様である。
判定部42には、演算部27から信号S27が入力され、STCカウンタ32から信号S4が入力される。判定部42には、所定の許容範囲(最大値及び最小値)が予め教示されており、判定部42は、信号S27で与えられる加算値と、信号S4で与えられるカウンタ値との差が、その許容範囲内に含まれるか否かを判定する。
そして、判定部42は、その差が許容範囲内に含まれている場合には、信号S42によって制御部29を制御することにより、信号S4で与えられるカウンタ値が、信号S27で与えられる加算値に等しくなったタイミングで、ゲート23をオープンさせるための制御信号S29を制御部29に出力させる。
一方、判定部42は、その差が許容範囲内に含まれていない場合には、クロック生成回路5への前回のトランスポートパケットTPの入力が開始されてから、予め設定された所定時間WT0が経過した後に、ゲート23をオープンさせるための制御信号S29を制御部29に出力させる。これにより、クロック生成回路5への前回のトランスポートパケットTPの入力が開始されてから、所定時間WT0が経過した後に、クロック生成回路5への今回のトランスポートパケットTPの入力が開始される。
第3の変形例に係るクロック回路2によれば、トランスポートパケットTPに付加されているタイムスタンプ値が何らかの原因によって異常値を示す場合には、所定時間WT0が経過した後にそのトランスポートパケットTPをクロック生成回路5に入力することができる。その結果、異常な時刻情報に起因してクロック回路2の動作が停止する事態を回避することが可能となる。
<第4の変形例>
図13は、第4の変形例に係るタイミング調整回路4の構成を示すブロック図である。図2に示した構成に対して、検出部43が追加されている。その他の構成は図2と同様である。検出部43は、バッファ21からゲート23に入力されるトランスポートパケットTPを検出し、その個数をカウントする。
上記実施の形態では、制御部29は、各トランスポートパケットTP毎にゲート23の通過を制御した。これに対して、第4の変形例では、複数個(以下の例では4個)のトランスポートパケットTP毎にゲート23の通過を制御する。
図14は、ゲート23から出力されるトランスポートストリームS2を示すタイミングチャートである。上記実施の形態と同様に、トランスポートパケットTP1〜TP8は、バッファ21からこの順に連続して読み出されて、ゲート23に入力される。
検出部43がトランスポートパケットTP1を検出すると、演算部27、抽出部28、及び制御部29は、検出部43から入力された制御信号S43に基づき、上記実施の形態で述べた動作と同様の動作を実行する。一方、その後に検出部43がトランスポートパケットTP2〜TP4を検出しても、検出部43から演算部27、抽出部28、及び制御部29に制御信号S43が入力されず、演算部27、抽出部28、及び制御部29は、上記実施の形態で述べた動作を実行しない。この場合、信号S27で与えられる加算値が、信号S28で与えられるタイムスタンプ値ST(1)に等しくなったタイミングで、ゲート23がオープンすることにより、クロック生成回路5へのトランスポートパケットTP1〜TP4の連続入力が開始される。トランスポートパケットTP4がゲート23の通過を完了すると、検出部43から制御部29に入力された制御信号S43に基づき、ゲート23は再びクローズされる。なお、上記と同様に、ゲート23を通過する際、各トランスポートパケットTP1〜TP4に付加されているタイムスタンプ50が削除される。
次に、検出部43がトランスポートパケットTP5を検出すると、演算部27、抽出部28、及び制御部29は、検出部43から入力された制御信号S43に基づき、上記実施の形態で述べた動作と同様の動作を実行する。一方、その後に検出部43がトランスポートパケットTP6〜TP8を検出しても、検出部43から演算部27、抽出部28、及び制御部29に制御信号S43が入力されず、演算部27、抽出部28、及び制御部29は、上記実施の形態で述べた動作を実行しない。この場合、信号S27で与えられる加算値が、信号S28で与えられるタイムスタンプ値ST(5)に等しくなったタイミングで、ゲート23がオープンすることにより、クロック生成回路5へのトランスポートパケットTP5〜TP8の連続入力が開始される。トランスポートパケットTP8がゲート23の通過を完了すると、検出部43から制御部29に入力された制御信号S43に基づき、ゲート23は再びクローズされる。なお、上記と同様に、ゲート23を通過する際、各トランスポートパケットTP5〜TP8に付加されているタイムスタンプ50が削除される。
図14を参照して、トランスポートパケットTP5は、トランスポートパケットTP4から遅延してクロック生成回路5に入力されている。遅延量は、トランスポートパケットTP1,TP5の先頭同士の比較で、トランスポートパケットTPの6個分に相当する時間WT3である。これは、エンコーダ6において、トランスポートパケットTP1とトランスポートパケットTP5との間に存在していた2個のヌルパケットが削除されたことに起因する。
第4の変形例に係るクロック回路2によれば、タイミング調整回路4は、複数のトランスポートパケットTP1〜TP4のうちの一部のトランスポートパケットTP1に関して、入力タイミングの調整処理を実行する。従って、全てのトランスポートパケットTP1〜TP4に関して調整処理が行われる場合と比較して、処理の負荷を軽減することが可能となる。同様に、タイミング調整回路4は、複数のトランスポートパケットTP5〜TP8のうちの一部のトランスポートパケットTP5に関して、入力タイミングの調整処理を実行する。従って、全てのトランスポートパケットTP5〜TP8に関して調整処理が行われる場合と比較して、処理の負荷を軽減することが可能となる。
<第5の変形例>
第5の変形例に係るタイミング調整回路4の構成は、図13に示した構成と同様である。上記第4の変形例では、図14に示したように、トランスポートパケットTP2〜TP4は、トランスポートパケットTP1に連続してクロック生成回路5に入力された。第5の変形例では、トランスポートパケットTP2〜TP4の中に、PCR51を含むトランスポートパケットTPが存在している場合の対応について説明する。以下の説明では、トランスポートパケットTP3にPCR51が含まれているものとする。
図15は、ゲート23から出力されるトランスポートストリームS2を示すタイミングチャートである。上記第4の変形例と同様に、トランスポートパケットTP1〜TP10は、バッファ21からこの順に連続して読み出されて、ゲート23に入力される。
検出部43がトランスポートパケットTP1を検出すると、演算部27、抽出部28、及び制御部29は、検出部43から入力された制御信号S43に基づき、上記実施の形態で述べた動作と同様の動作を実行する。一方、その後に検出部43がトランスポートパケットTP2を検出しても、検出部43から演算部27、抽出部28、及び制御部29に制御信号S43が入力されず、演算部27、抽出部28、及び制御部29は、上記実施の形態で述べた動作を実行しない。この場合、信号S27で与えられる加算値が、信号S28で与えられるタイムスタンプ値ST(1)に等しくなったタイミングで、ゲート23がオープンすることにより、クロック生成回路5へのトランスポートパケットTP1,TP2の連続入力が開始される。トランスポートパケットTP2がゲート23の通過を完了すると、検出部43から制御部29に入力された制御信号S43に基づき、ゲート23は再びクローズされる。なお、上記と同様に、ゲート23を通過する際、各トランスポートパケットTP1,TP2に付加されているタイムスタンプ50が削除される。
次に、検出部43が、PCR51を含むトランスポートパケットTP3を検出すると、演算部27、抽出部28、及び制御部29は、検出部43から入力された制御信号S43に基づき、上記実施の形態で述べた動作と同様の動作を実行する。一方、その後に検出部43がトランスポートパケットTP4〜TP6を検出しても、検出部43から演算部27、抽出部28、及び制御部29に制御信号S43が入力されず、演算部27、抽出部28、及び制御部29は、上記実施の形態で述べた動作を実行しない。この場合、信号S27で与えられる加算値が、信号S28で与えられるタイムスタンプ値ST(3)に等しくなったタイミングで、ゲート23がオープンすることにより、クロック生成回路5へのトランスポートパケットTP3〜TP6の連続入力が開始される。トランスポートパケットTP6がゲート23の通過を完了すると、検出部43から制御部29に入力された制御信号S43に基づき、ゲート23は再びクローズされる。なお、上記と同様に、ゲート23を通過する際、各トランスポートパケットTP3〜TP6に付加されているタイムスタンプ50が削除される。
次に、検出部43がトランスポートパケットTP7を検出すると、演算部27、抽出部28、及び制御部29は、検出部43から入力された制御信号S43に基づき、上記実施の形態で述べた動作と同様の動作を実行する。一方、その後に検出部43がトランスポートパケットTP8〜TP10を検出しても、検出部43から演算部27、抽出部28、及び制御部29に制御信号S43が入力されず、演算部27、抽出部28、及び制御部29は、上記実施の形態で述べた動作を実行しない。この場合、信号S27で与えられる加算値が、信号S28で与えられるタイムスタンプ値ST(7)に等しくなったタイミングで、ゲート23がオープンすることにより、クロック生成回路5へのトランスポートパケットTP7〜TP10の連続入力が開始される。トランスポートパケットTP10がゲート23の通過を完了すると、検出部43から制御部29に入力された制御信号S43に基づき、ゲート23は再びクローズされる。なお、上記と同様に、ゲート23を通過する際、各トランスポートパケットTP7〜TP10に付加されているタイムスタンプ50が削除される。
図15を参照して、トランスポートパケットTP3は、トランスポートパケットTP2から遅延してクロック生成回路5に入力されている。遅延量は、トランスポートパケットTP1,TP3の先頭同士の比較で、トランスポートパケットTPの2個分に相当する時間WT4である。これは、エンコーダ6において、トランスポートパケットTP1とトランスポートパケットTP3との間に存在していた1個のヌルパケットが削除されたことに起因する。
また、トランスポートパケットTP7は、トランスポートパケットTP6から遅延してクロック生成回路5に入力されている。遅延量は、トランスポートパケットTP3,TP7の先頭同士の比較で、トランスポートパケットTPの5個分に相当する時間WT5である。これは、エンコーダ6において、トランスポートパケットTP3とトランスポートパケットTP7との間に存在していた1個のヌルパケットが削除されたことに起因する。
第5の変形例に係るクロック回路2によれば、タイミング調整回路4は、PCR51を含むトランスポートパケットTP3に関しては、入力タイミングの調整処理を実行する。従って、PCR51を含むトランスポートパケットTP3に関しては、調整処理が実行された適切な入力タイミングで、クロック生成回路5に入力することができる。その結果、クロック生成回路5によるクロックS5の周波数の調整精度が低下する事態を回避することが可能となる。
<第6の変形例>
図16は、第6の変形例に係るクロック生成回路5の構成を示すブロック図である。図3に示した構成に対して、乗算器80,81が追加されている。乗算器80は、DAC34から入力された信号S34に対して所望の重み付け係数Yを乗算することにより、信号S80を出力する。信号S80はLPF35に入力される。乗算器81は、DAC38から入力された信号S38に対して所望の重み付け係数Zを乗算することにより、信号S81を出力する。信号S81はLPF39に入力される。なお、乗算器80,81の一方は省略することもできる。
第6の変形例に係るクロック回路2によれば、PCR値に関連する信号S34と、バッファ21の記憶量の検出結果に関連する信号S38との少なくとも一方に重み付けを行うことにより、PCR値及びバッファ21の記憶量の検出結果がクロックS5の周波数の調整に与える影響の度合いを、所望に調整することが可能となる。
なお、上述した実施の形態及び第1〜第6の変形例は、任意に組み合わせて適用することができる。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る映像処理装置の構成を簡略化して示すブロック図である。 タイミング調整回路の構成を示すブロック図である。 クロック生成回路の構成を示すブロック図である。 映像処理装置が受信するトランスポートストリームの一部を抜き出して示す図である。 トランスポートパケットの構造を示す図である。 トランスポートパケットの構造を示す図である。 ゲートに入力されるトランスポートストリームと、ゲートから出力されるトランスポートストリームとの関係を示すタイミングチャートである。 第1の変形例に係るタイミング調整回路の構成を示すブロック図である。 第2の変形例に係るタイミング調整回路の構成を示すブロック図である。 第3の変形例に係るタイミング調整回路の第1の構成を示すブロック図である。 ゲートに入力されるトランスポートストリームと、ゲートから出力されるトランスポートストリームとの関係を示すタイミングチャートである。 第3の変形例に係るタイミング調整回路の第2の構成を示すブロック図である。 第4の変形例に係るタイミング調整回路の構成を示すブロック図である。 ゲートから出力されるトランスポートストリームを示すタイミングチャートである。 ゲートから出力されるトランスポートストリームを示すタイミングチャートである。 第6の変形例に係るクロック生成回路の構成を示すブロック図である。 デコーダの構成の一部を抜き出して示すブロック図である。
符号の説明
1 映像処理装置
2 クロック回路
3 デコード回路
4 タイミング調整回路
5 クロック生成回路
21 バッファ
22,24,43 検出部
23 ゲート
25,27 演算部
26 レジスタ
28 抽出部
29 制御部
31 PCR検出部
32 STCカウンタ
37 VCO
40 更新処理部
41,42 判定部
80,81 乗算器

Claims (9)

  1. クロックを生成するクロック発生回路を含み、トランスポートパケットに含まれるクロック調整値に基づいて前記クロックの周波数調整する、クロック生成手段と、
    トランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力するタイミングを調整する、タイミング調整手段と
    を備え、
    前記クロック生成手段は、前記クロックに基づいてカウンタ値を出力するカウンタを有し、
    前記タイミング調整手段は、
    トランスポートパケットに含まれているクロック調整値と、そのトランスポートパケットに付加されている時刻情報の値との差分値を求め、
    前記カウンタ値と、前記差分値と、トランスポートパケットに付加されている時刻情報の値とに基づいて、そのトランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力するタイミングの調整処理を実行する、クロック回路。
  2. 前記タイミング調整手段は、
    クロック調整値を含むトランスポートパケットを検出すると、前記差分値を求め、
    今回求めた前記差分値と、現在設定されている前記差分値との差が所定値を超える場合には、現在設定されている前記差分値を、今回求めた前記差分値に更新する、請求項1に記載のクロック回路。
  3. 前記タイミング調整手段は、前記カウンタ値と前記差分値との加算値と、トランスポートパケットに付加されている時刻情報の値との差が、所定範囲に含まれない場合には、そのトランスポートパケットを、前回のトランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力したタイミングから、所定時間が経過したタイミングで、前記クロック生成手段に入力する、請求項1又は2に記載のクロック回路。
  4. 前記タイミング調整手段は、前記差分値とトランスポートパケットに付加されている時刻情報の値との加算値と、前記カウンタ値との差が、所定範囲に含まれない場合には、そのトランスポートパケットを、前回のトランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力したタイミングから、所定時間が経過したタイミングで、前記クロック生成手段に入力する、請求項1又は2に記載のクロック回路。
  5. 前記タイミング調整手段は、
    複数のトランスポートパケットを一時的に記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段内における前記複数のトランスポートパケットの記憶量を検出する検出手段と
    を有し、
    前記クロック生成手段は、前記クロック調整値と、前記検出手段による前記記憶量の検出結果とに基づいて、前記クロックの周波数を調整する、請求項1〜4のいずれか一つに記載のクロック回路。
  6. 前記クロック生成手段は、前記クロック調整値及び前記記憶量の検出結果の少なくとも一方に対して重み付けを行う、請求項5に記載のクロック回路。
  7. 前記タイミング調整手段は、複数のトランスポートパケットのうちの一部のトランスポートパケットに関して、そのトランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力するタイミングの調整処理を実行し、
    当該調整処理が実行されないトランスポートパケットは、前回のトランスポートパケットに連続して、前記クロック生成手段に入力される、請求項1〜6のいずれか一つに記載のクロック回路。
  8. 前記タイミング調整手段は、クロック調整値を含むトランスポートパケットに関しては、そのトランスポートパケットを前記クロック生成手段に入力するタイミングの調整処理を実行する、請求項7に記載のクロック回路。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つに記載のクロック回路と、
    前記クロック回路が生成するクロックに基づいて、トランスポートパケットのデコード処理を実行するデコード回路と
    を備える、映像処理装置。
JP2008290719A 2008-11-13 2008-11-13 クロック回路及び映像処理装置 Active JP4886757B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008290719A JP4886757B2 (ja) 2008-11-13 2008-11-13 クロック回路及び映像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008290719A JP4886757B2 (ja) 2008-11-13 2008-11-13 クロック回路及び映像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010118899A JP2010118899A (ja) 2010-05-27
JP4886757B2 true JP4886757B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=42306261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008290719A Active JP4886757B2 (ja) 2008-11-13 2008-11-13 クロック回路及び映像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4886757B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101280227B1 (ko) * 2011-10-12 2013-07-05 전자부품연구원 멀티미디어 데이터 디코딩 장치 및 방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3045715B2 (ja) * 1998-01-23 2000-05-29 松下電器産業株式会社 伝送システム、送信装置、記録再生装置、および記録装置
JP2001308876A (ja) * 2000-04-24 2001-11-02 Ntt Communications Kk 情報伝送方式、送信装置及び受信装置
JP2006186580A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Toshiba Corp 再生装置およびデコード制御方法
JP4864499B2 (ja) * 2006-03-20 2012-02-01 株式会社東芝 局間伝送システム、送信装置、受信装置、及び局間伝送方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010118899A (ja) 2010-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100564057B1 (ko) 엔코딩시스템및방법,디코딩시스템및방법,엔코딩데이타기록장치및방법과,엔코딩데이타전송장치및방법
CN1981492B (zh) 用于多媒体流中速率适配的缓冲器水平信令
JP2001036549A (ja) データ処理システムおよびタイムスタンプ生成方法
JP2002064788A (ja) データストリーム処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体
CN1092449C (zh) Mpeg解码系统中的系统时钟恢复装置
US7729383B2 (en) Multiplexer and multiplexing method
JP2008061150A (ja) 受信機及び情報処理方法
JP2008017351A (ja) パケットストリーム受信装置
JP4886757B2 (ja) クロック回路及び映像処理装置
JP5041844B2 (ja) Pcr補正回路
JP4886758B2 (ja) クロック回路及び映像処理装置
JP4904331B2 (ja) クロック回路及び映像処理装置
JP3617655B2 (ja) エンコードシステムおよびエンコード方法、デコードシステムおよびデコード方法、エンコードデータ記録装置およびエンコードデータ記録方法、エンコードデータ伝送装置およびエンコードデータ伝送方法、並びに記録媒体
JP2004064496A (ja) 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP5149404B2 (ja) 映像受信装置
JP3700817B2 (ja) ソースクロック再生回路
JP4016215B2 (ja) ディジタル信号符号化方法および装置、並びにディジタル信号伝送方法および装置
JP2001016267A (ja) 通信装置および方法、並びに媒体
JP4476034B2 (ja) 受信装置
JP2010118900A (ja) 映像信号受信装置、映像信号送信装置及び、映像信号通信システム
JP5023434B2 (ja) サンプリング周波数変換装置
JP3018335B2 (ja) MPEG over ATMのプログラムクロックレファレンスジッタ低減方法及び低減装置並びにMPEG復号化装置
JPH0964860A (ja) クロック再生装置
WO2006011443A1 (ja) 受信処理装置、受信装置、制御プログラム、および制御プログラムを記録した記録媒体
WO2022168306A1 (ja) 伝送システム、伝送方法、および、伝送プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4886757

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250