JP5023434B2 - サンプリング周波数変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、デジタルオーディオ機器などに好適なサンプリング周波数変換装置に関する。
デジタルオーディオ機器等では、32kHz、44.1kHz、48kHz等、様々なサンプリング周波数が使用されている。サンプリング周波数が異なる機器同士をつなぐ場合に、送出側の機器から送出される元信号波形のデータ列を、そのまま受取側機器で読み出すと、出力される信号波形は時間方向に歪んだものとなり、元信号波形は正しく再現されない。そこで、送出側機器にサンプリング周波数変換装置が使用される場合がある。この種のサンプリング周波数変換装置として、補間演算器を有するものがある。このサンプリング周波数変換装置は、順次入力されるデータを過去一定個数分だけ蓄積し、あるサンプリング周波数を持ったデータ要求信号が受取側装置から受信される度に、その時点を補間点とし、この補間点におけるデータを、蓄積したデータから補間演算により生成して、受取側装置に供給する。
ところで、上述したサンプリング周波数変換装置において、受取側装置に供給されるデータのサンプリング点はデータ要求信号の受信タイミングとなるので、データ要求信号はジッタのない正確なものであることが望まれる。しかし、データ要求信号のジッタをなくすのには限界があり、どうしてもデータ要求信号のタイミングにジッタが発生してしまう。そして、無視しがたい大きさのジッタが発生すると、サンプリング周波数変換装置から受取側装置に供給されるデータが時間軸上において等間隔に並んだものとならず、これが受取側装置において一定の時間間隔で再生または記録されると、再生または記録される信号波形がサンプリング周波数変換前のデータが表している元の信号波形に対して歪んだものとなる、という問題が発生する。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、受取側装置から供給されるデータ要求信号にジッタがある状況においても波形を歪ませることなく、要求されるサンプリング周波数のデータを出力することができるサンプリング周波数変換装置を提供することを目的としている。
この発明は、入力されたデータを記憶し、記憶しているデータを古いものから順に読み出して出力する先入れ先出し記憶手段を具備し、第1のサンプリング周波数で順次与えられる入力データを第2のサンプリング周波数のデータに変換して後段の装置に対して出力するサンプリング周波数変換装置であって、前記入力データを過去所定個数一時的に記憶するテンポラリ記憶手段と、前記先入れ先出し記憶手段に記憶された読み出し未了のデータの個数の時間的変化の態様に応じて当該個数を適正値に近づけるように周波数制御情報の値を調整する制御情報調整手段と、前記制御情報調整手段により調整された前記周波数制御情報の値を、前記第のサンプリング周波数よりも大きい周波数のメインクロックに同期して累算し、累算した値が閾値を超えたときにライト要求信号を発生させるライト要求信号発生手段と、前記ライト要求信号発生手段による前記ライト要求信号の発生タイミングに対応した補間演算係数を算出する補間係数生成手段と、前記補間係数生成手段により算出された補間演算係数と前記テンポラリ記憶手段に記憶されているデータとを用いて補間演算を行い、前記ライト要求信号の発生タイミングを補間点としたデータを得る補間演算手段とを具備し、前記先入れ先出し記憶手段は、前記補間演算手段により得られたデータを記憶し、前記後段の装置から与えられるデータ要求信号に応じて、記憶しているデータを古いものから順に読み出して前記後段の装置に出力することを特
徴とするサンプリング周波数変換装置を提供する。
かかる発明によれば、ライト要求信号は、メインクロックに同期して発生され、このライト要求信号の発生タイミングに対応した補間演算係数を用いて第2のデータ記憶手段に格納するデータの補間演算が行われる。従って、データ要求信号の発生タイミングにジッタがある場合においても、第2のデータ記憶手段に格納されるデータがその影響を受けることはない。
以下、図面を参照して、本発明の最良な実施の形態であるサンプリング周波数変換装置について説明する。
図1は、本実施形態に係るサンプリング周波数変換装置の構成を示すブロック図である。図1において、エイリアシング除去用LPF1は、サンプリング周波数変換の過程において折り返し雑音が発生するのを防止するためのLPF処理を入力音声データに対して施す回路である。本実施形態に係るサンプリング周波数変換装置は、48kHzの第1のサンプリング周波数の入力音声データを受け取り、これを8kHz〜48kHzまでの間の9種類のサンプリング周波数の中から選択された第2のサンプリング周波数の音声データに変換して出力する。エイリアシング除去用LPF1は、この選択された第2のサンプリング周波数の1/2をカットオフ周波数とし、入力音声データからカットオフ周波数以上の成分を除去する。
8倍アップサンプラ2は、エイリアシング除去用LPF1から出力される第1のサンプリング周波数の音声データの8倍アップサンプリングを行い、384kHzのサンプリング周波数の音声データとして出力する回路である。1/L倍ダウンサンプラ3は、8倍アップサンプラ2から出力される384kHzのサンプリング周波数の音声データに対し、直線補間を利用して1/L倍のダウンサンプリングを施し、第2のサンプリング周波数の音声データを出力する回路である。何倍のダウンサンプルを行うかは、選択された第2のサンプリング周波数に応じて決定される。
FIFO(First In First Out)4は、1/L倍ダウンサンプラ3から出力される第2のサンプリング周波数の音声データを蓄積し、FIFOリード要求信号に応じて、蓄積した音声データを古いものから順に出力する先入れ先出し方式のバッファである。シリアルインタフェース5は、後段の装置に第2のサンプリング周波数の音声データを供給するための制御を行う回路である。シリアルインタフェース5には、後段の装置から第2のサンプリング周波数と同一の周波数のデータ要求信号LRCKとビットクロックBCLKが与えられる。シリアルインタフェース5は、データ要求信号LRCKが与えられたときにFIFOリード要求信号をFIFO4およびライト速度調整回路6に与え、これに応じてFIFO4から出力される音声データをシリアルデータSDOに変換し、シリアルデータSDOの各ビットをビットクロックBCLKに同期させて後段の装置に供給する。
ライト速度調整回路6は、FIFOリード要求信号が発生する平均的な時間密度と同一の時間密度を有し、かつ、384kHzのメインクロックφに同期したFIFOライト要求信号を発生し、FIFO4および直線補間係数生成回路7に出力する回路である。さらに詳述すると、ライト速度調整回路6は、メインクロックφに同期して、第2のサンプリング周波数に応じた周波数制御情報を累算することにより位相情報を発生し、この位相情報がオーバフローする度にFIFOライト要求信号を発生する。一方、ライト速度調整回路6は、FIFO4内に読み出し未了のデータ数である有効データ数に応じて周波数制御情報を増減して、FIFOライト要求信号の発生する時間密度を調整する。これによりFIFOライト要求信号は、FIFOリード要求信号の時間密度と同じ時間密度で発生され、FIFO4における有効データ数は適正値に収束するのである。直線補間係数生成回路7は、FIFOライト要求信号の発生タイミングにおける位相情報から直線補間係数を求め、1/L倍ダウンサンプラ3に供給する回路である。
本実施形態によれば、位相情報がメインクロックφに同期して行われる演算処理により逐次更新され、FIFOライト要求信号の発生タイミングにおける位相情報に基づいて直線補間係数が生成される。そして、FIFOライト要求信号は、FIFOリード要求信号と同一の時間密度で発生するように制御されるものの、メインクロックφに同期したタイミングで発生される。従って、データ要求信号LRCKおよびFIFOリード要求信号の発生タイミングにジッタがあったとしても、このジッタの影響を受けることなく、第2のサンプリング周波数の音声データが1/L倍ダウンサンプラ3により生成され、FIFO4およびシリアルインタフェース5を介して後段の装置に供給される。
以上が本実施形態の概略である。
図2は、以上概略を説明したサンプリング周波数変換装置における1/L倍ダウンサンプラ3の詳細な構成を示すブロック図、図3はライト速度調整回路6の詳細な構成を示すブロック図である。以下、これらの図を参照し、本実施形態に係るサンプリング周波数変換装置の詳細について説明する。
まず、1/L倍ダウンサンプラ3について説明する。図2において、テンポラリ用2段FIFO31は、Lチャネル用の2段FIFOおよびRチャネル用2段FIFOからなり、384kHzのメインクロックφが与えられる度に、8倍アップサンプラ2から出力されるLチャネルおよびRチャネルの音声データを取り込み、チャネル毎に最新の2個の音声データを保持する。演算データ記憶部32は、直線補間の際に補間点を挟む両端の音声データを記憶するためのレジスタ32aおよび32bからなる。FIFOライト要求信号が発生したとき、テンポラリ用2段FIFO31における第2段に格納されているLチャネルおよびRチャネルの音声データはレジスタ32aに格納され、第1段に格納されているLチャネルおよびRチャネルの音声データはレジスタ32bに格納される。これらのレジスタ32aおよび32bに格納された音声データAおよびBが第2のサンプリング周波数の音声データを求める補間演算に使用される。
減算器33、乗算器34、加算器35およびレジスタ36は、音声データAおよびBから第2のサンプリング周波数の音声データを求める補間演算を行い、その結果を出力する手段を構成している。これらの各回路は、FIFOライト要求信号が発生されてから次のFIFOライト要求信号が発生されるまでの期間、時分割制御により、LチャネルおよびRチャネルの各チャネルについて第2のサンプリング周波数の音声データを求める補間演算を実行し、その結果をレジスタ36を介してFIFO4に供給する。
さらに詳述すると、減算器33は、演算データ記憶部32のレジスタ32bに記憶されたLチャネルの音声データBからレジスタ32aに記憶されたLチャネルの音声データAを差し引き、その結果であるデータB−Aを出力する。乗算器34は、そのとき直線補間係数生成回路7から出力されている直線補間係数αをデータB−Aに乗じ、データ(B−A)×αを出力する。ここで、αは、時間軸上、音声データAと音声データBとの間の何処に補間演算により求めるべき第2にサンプリング周波数の音声データがあるかを示す数値である。なお、直線補間係数αの算出方法については後述する。加算器35は、乗算器34から得られるデータ(B−A)×αと演算データ記憶部32のレジスタ32aに記憶されたLチャネルの音声データAとを加算する。レジスタ36は、その加算結果であるA+(B−A)×αを第2のサンプリング周波数のLチャネルの音声データとして保持する。以上、Lチャネルを例に減算器33、乗算器34、加算器35およびレジスタ36の処理内容を説明したが、これと同様の処理が、Rチャネルの音声データについても実行され、その結果がレジスタ36に保持されるのである。
次に図3を参照し、ライト速度調整回路6について説明する。FIFO4は、以上のようにして生成された第2のサンプリング周波数の音声データを蓄積する16段のFIFOである。ライトポインタ601は、FIFOライト要求信号が発生する度に書き込みアドレスを「1」だけ増加させてFIFO4に供給し、その時点においてレジスタ36から供給されるLチャネルおよびRチャネルの音声データをFIFO4における書き込みアドレスにより指定されるエリアに書き込む回路である。また、リードポインタ602は、FIFOリード要求信号が発生する度に読み出しアドレスを「1」だけ増加させてFIFO4に供給し、その時点においてFIFO4の読み出しアドレスにより指定されるエリアからLチャネルおよびRチャネルの音声データを読み出し、シリアルインタフェース5に供給する回路である。
有効データポインタ603は、ライトポインタ601から出力される書き込みアドレスからリードポインタ602から出力される読み出しアドレスを減算し、その減算結果である有効データ数を出力する回路である。この有効データ数は、FIFO4に書き込まれた音声データのうち未だ読み出されていないデータの個数を示している。
ベクトル検出回路604は、有効データポインタ603から出力される有効データ数を監視し、有効データ数の時間的変化の態様が次のいずれに該当するかを示すベクトルup/downを出力する回路である。
a.有効データ数は増加中である。
b.有効データ数は減少中である。
c.有効データ数は増加傾向から減少傾向に転じた。
d.有効データ数は減少傾向から増加傾向に転じた。
周波数制御部610は、FIFOライト要求信号の周波数を決定付ける周波数制御情報Δyを発生する手段である。ライト要求信号発生部620は、メインクロックφが発生する度に周波数制御情報Δyを累算し、その累算値である位相情報yがオーバフローする度にFIFOライト要求信号を発生する回路である。以下、これらの回路の構成を順に説明する。
まず、周波数制御部610は、ΔTテーブル611、加算器612、ラッチ613および加算値テーブル614により構成されている。加算値テーブル614には、各種の第2のサンプリング周波数に対応付けて周波数制御情報Δyの初期値が格納されている。これらの周波数制御情報Δyは、ライト要求信号発生部620による周波数制御情報の累算が384kHzのメインクロックφに同期して繰り返された場合に、その累算値である位相情報yが第2のサンプリング周波数に相当する時間密度でオーバフローするような値となっている。さらに詳述すると、位相情報yが0〜M−1の範囲の値をとり得るものとし、第2のサンプリング周波数をf2とすると、周波数制御情報Δyの初期値は次のような値とされる。
Δy=M/(384kHz/f2) ……(1)
=M/L
ラッチ613は、初期設定が可能な構成となっている。このサンプリング周波数変換装置が動作を開始するとき、後段の装置が要求する第2のサンプリング周波数f2に対応付けられた周波数制御情報Δyが加算値テーブル614から読み出され、このラッチ613に初期設定される。以後、384kHzのメインクロックφが発生される度に、ラッチ613内の周波数制御情報Δyは加算器612の出力データによって更新される。
ΔTテーブル611および加算器612は、ラッチ613から出力される周波数制御情報Δyが適正でないためにFIFO4の有効データ数が適正値から外れようとする場合に、周波数制御情報Δyを適正な値に修正する手段を構成している。まず、ΔTテーブル611は、有効データ数とベクトルup/downとの組み合わせを修正量ΔTに変換するテーブルである。図4はΔTテーブル611により行われる変換処理の内容を示している。
図4に示すように、有効データ数が減少中であることをベクトルup/downが示しており、かつ、有効データ数が適正値「8」より少ない場合、ΔTテーブル611は、有効データ数と適正値「8」との差分に応じた絶対値を有する正の修正量ΔTを出力する。この正の修正量ΔTが加算器612により現在の周波数制御情報Δyに加算される結果、周波数制御情報Δyが増加し、これによりFIFOライト要求信号の時間密度が増加し、有効データ数の減少にブレーキが掛かる。また、有効データ数が増加中であることをベクトルup/downが示しており、かつ、有効データ数が適正値「8」より多い場合、ΔTテーブル611は、有効データ数と適正値「8」との差分に応じた絶対値を有する負の修正量ΔTを出力する。この負の修正量ΔTが加算器612により現在の周波数制御情報Δyに加算される結果、周波数制御情報Δyが減少し、これによりFIFOライト要求信号の時間密度が減少し、有効データ数の増加にブレーキが掛かる。
ライト要求信号発生部620は、加算器621とラッチ622により構成されている。加算器621は、周波数制御部610から供給される周波数制御情報Δyとラッチ622から出力される現在の位相情報yとを加算する。ラッチ622は、メインクロックφが与えられる度に、加算器621の出力データを新たな位相情報yとして取り込んで保持する。図5はこのライト要求信号発生部620の動作を示している。この図に示すように、位相情報yは、メインクロックφが発生する度に、Δyずつ増加してゆく。そして、周波数制御情報Δyの累算の結果、位相情報yの上限値M−1を越える場合には、その超過分βが新たな位相情報yとしてラッチ622に格納される。また、このように位相情報yがオーバフローするときには、ラッチ622内の位相情報yのMSBが“1”から“0”に立ち下がる。そして、このMSBの立下りエッジがFIFOライト要求信号としてFIFO4、ライトポインタ601および直線補間係数生成回路7に供給される。
図2における直線補間係数生成回路7は、FIFOライト要求信号の発生時点においてラッチ622から出力されている位相情報y、すなわち、図5に示す値βを保持し、このβから次式により直線補間係数αを算出する。
α=β/(M/L)
この際、M/Lは、加算値テーブル614に記憶された周波数制御情報Δyの初期値M/Lのうち後段の装置が要求している第2のサンプリング周波数に対応したものが用いられる。
1/L倍ダウンサンプラ3では、このようにして得られた直線補間係数αを用いて、データAおよびB間にある第2のサンプリング周波数の音声データの直線補間演算が行われ、この直線補間演算により得られる音声データがFIFO4に書き込まれるのである。
以上説明したサンプリング周波数変換装置によれば、周波数制御部610により周波数制御情報Δyが発生され、ライト要求信号発生部620によりメインクロックφに同期して周波数制御情報Δyの累算が行われる。そして、累算結果である位相情報yがオーバフローする度に、FIFOライト要求信号が発生され、1/L倍ダウンサンプラ3による音声データの直線補間演算が行われる。そして、直線補間演算の結果得られる第2のサンプリング周波数の音声データがFIFO4に書き込まれる。ここで、周波数制御部610では、FIFO4の有効データ数を適正値に収束させるよう周波数制御情報Δyの増減制御が行われる。このため、FIFOリード要求信号の平均的な時間密度を同じ時間密度のFIFOライト要求信号がメインクロックφに同期して発生される。そして、直線補間演算に用いる直線補間係数αは、このメインクロックφに同期したFIFOライト要求信号の発生タイミングにおける位相情報yを用いて算出される。従って、本実施形態によれば、データ要求信号LRCKおよびFIFOリード要求信号の発生タイミングにジッタがある場合でも、そのジッタの影響を受けることなく、第2のサンプリング周波数の音声データを生成し、後段の装置に供給することができる。
図6は、本実施形態の効果を従来技術との対比において説明する図である。従来のサンプリング周波数変換装置においては、後段の装置からデータ要求信号を受け取ったタイミングを補間点とし、この補間点を挟む前後2つの音声データAおよびBを用いて直線補間演算を行い、補間点における音声データを求めていた。このため、データ要求信号の発生タイミングのジッタの影響により、あるときには音声データXが補間演算により得られ、また、あるときには音声データYが補間演算により得られる、という結果が生じ、後段の装置においてサンプリング周波数変換後の音声データを再生するときに波形歪が生じるという問題があった。これに対し、本実施形態においては、直線補間演算により求めるべき音声データの補間点は、メインクロックφに同期したFIFOライト要求信号の発生タイミングにおける位相情報yにより決定される。従って、この補間点の位置がデータ要求信号の発生タイミングのジッタの影響を受けることはない。本実施形態において、サンプリング周波数変換により生じる波形歪は、直線補間による誤差に起因するもののみであり、ジッタに起因するものはない。従って、サンプリング周波数変換によって生じる波形歪を従来のものよりも低減することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、これ以外にも、この発明には他の実施形態が考えられる。例えば上記実施形態では、第1のサンプリング周波数の入力音声データに8倍アップサンプリングを施し、384kHzの音声データとした後、1/Lダウンサンプリングにより第2のサンプリング周波数の音声データを生成したが、8倍アップサンプリングを行う代わりに、1/Lダウンサンプリングとして高次の補間演算を行うようにしてもよい。
この発明の一実施形態に係るサンプリング周波数変換装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態における1/L倍ダウンサンプラの詳細な構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるライト速度調整回路の詳細な構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるΔTテーブルの内容を示す図である。 同実施形態におけるライト要求信号発生部の動作を示すタイムチャートである。 同実施形態の効果を従来技術との対比において説明する図である。
符号の説明
1…エイリアジング除去用LPF、2…8倍アップサンプラ、3…1/L倍ダウンサンプラ、4…FIFO、5…シリアルインタフェース、6…ライト速度調整回路、7…直線補間係数生成回路。

Claims (2)

  1. 入力されたデータを記憶し、記憶しているデータを古いものから順に読み出して出力する先入れ先出し記憶手段を具備し、第1のサンプリング周波数で順次与えられる入力データを第2のサンプリング周波数のデータに変換して後段の装置に対して出力するサンプリング周波数変換装置であって、
    前記入力データを過去所定個数一時的に記憶するテンポラリ記憶手段と、
    前記先入れ先出し記憶手段に記憶された読み出し未了のデータの個数の時間的変化の態様に応じて当該個数を適正値に近づけるように周波数制御情報の値を調整する制御情報調整手段と、
    前記制御情報調整手段により調整された前記周波数制御情報の値を、前記第のサンプリング周波数よりも大きい周波数のメインクロックに同期して累算し、累算した値が閾値を超えたときにライト要求信号を発生させるライト要求信号発生手段と、
    前記ライト要求信号発生手段による前記ライト要求信号の発生タイミングに対応した補間演算係数を算出する補間係数生成手段と、
    前記補間係数生成手段により算出された補間演算係数と前記テンポラリ記憶手段に記憶されているデータとを用いて補間演算を行い、前記ライト要求信号の発生タイミングを補間点としたデータを得る補間演算手段と
    を具備し、
    前記先入れ先出し記憶手段は、前記補間演算手段により得られたデータを記憶し、前記後段の装置から与えられるデータ要求信号に応じて、記憶しているデータを古いものから順に読み出して前記後段の装置に出力する
    ことを特徴とするサンプリング周波数変換装置。
  2. 入力データを前記第1のサンプリング周波数のN倍(Nは2以上の整数)で前記テンポラリ記憶手段に供給するN倍アップサンプラを具備し、前記補間演算手段は直線補間演算を行う手段である
    ことを特徴とする請求項1に記載のサンプリング周波数変換装置。
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