JP4886367B2 - ガスセンサ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、可燃性ガスの漏洩を検知するためのガスセンサ及びその製造方法に関するものである。
都市ガスやプロパンガス等の可燃ガスの漏洩を検知するためのガスセンサとして、従来より、可燃性ガスに反応して電気抵抗値が変化する基板の表裏面にそれぞれ電圧印加用の電極を形成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。かかるガスセンサは、金属を含浸させた植物系炭化材の基板の表面に電圧印加用電極を形成し、該電極に導線を接続した構成とされていた。そして、基板に可燃ガスが吸着されて電気抵抗値が変化すると電圧印加用電極間を流れる電流が変化するので、漏洩ガスを検知することができるのである。
特開2003−90813号公報
しかしながら、上記従来のガスセンサにおいては、基板の表裏面にそれぞれ電圧印加用電極を真空蒸着等にて形成する必要があり、製造コストが嵩んでしまうという問題があった。また、従来のガスセンサは、全体形状を屈曲等することができず、設置し得る位置が限定されてしまうという問題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、製造コストを抑制しつつ設置位置が限定されないガスセンサ及びその製造方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、炭素及び金属酸化物と水を混合してスラリーを得た後、フロックを生成し、当該フロックを抄紙する湿式抄紙法にて当該炭素及び金属酸化物を調製して得られた可撓性シート状部材から成るとともに、可燃性ガスに反応して電気抵抗値が変化するセンシング部材と、導電性材料と水を混合してスラリーを得た後、フロックを生成し、当該フロックを抄紙する湿式抄紙法にて当該導電性材料を調製して得られた可撓性シート状部材から成るとともに、前記センシング部材の表裏面にそれぞれ密着させて取り付けられ、電圧印加が可能とされた電極部材とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のガスセンサにおいて、前記センシング部材は、その気孔率が50〜80%であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のガスセンサにおいて、前記電極部材は、その気孔率が60〜80%であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1つに記載のガスセンサにおいて、前記電極部材は、繊維長が1〜20mmの炭素繊維を導電性材料とし、湿式抄紙法にて調製したものであることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1〜請求項の何れか1つに記載のガスセンサにおいて、前記可燃性ガスが水素ガスであることを特徴とする。
請求項記載の発明は、炭素及び金属酸化物と水を混合してスラリーを得た後、フロックを生成し、当該フロックを抄紙する湿式抄紙法にて当該炭素及び金属酸化物を調製することにより、可燃性ガスに反応して電気抵抗値が変化する可撓性シート状部材から成るセンシング部材を得るセンシング部材形成工程と、導電性材料と水を混合してスラリーを得た後、フロックを生成し、当該フロックを抄紙する湿式抄紙法にて当該導電性材料を調製することにより、可撓性シート状部材から成る電極部材を得る電極部材形成工程と、前記センシング部材形成工程で得られた濡れた状態のセンシング部材の表裏面に、前記電極部材形成工程で得られた濡れた状態の前記電極部材をそれぞれ密着させつつ積層する積層工程と、該積層工程で積層されたセンシング部材及び電極部材の積層方向に圧力を付与して圧着させる圧着工程と、該圧着工程の後、センシング部材の表裏面に電極部材が圧着された状態を維持しつつ乾燥する乾燥工程とを含むことを特徴とするガスセンサの製造方法。
請求項1の発明によれば、センシング部材の表裏面にそれぞれ電極部材を密着させつつ取り付けてガスセンサとしているので、真空蒸着法等による電極部材の形成に比べ、製造コストを抑制することができるとともに、センシング部材及び電極部材の双方が可撓性シート状部材から成るので、電極部材を含む全体として屈曲等が可能とされ、設置位置が限定されず汎用性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、センシング部材の気孔率が50〜80%であるので、ガスセンサの強度を維持しつつ、センシング部材の可燃性ガスとの接触面積を大きくして反応をより良好とすることができる。
請求項3の発明によれば、電極部材の気孔率が60〜80%であるので、可燃性ガスのセンシング部材への透過を許容しつつ、電極部材の導電性の維持及びガスセンサの可撓性の維持を図ることができる。
請求項4の発明によれば、電極部材は、繊維長が1〜20mmの炭素繊維を導電性材料として湿式抄紙法にて調製したものであるので、炭素繊維が複雑に絡まり合って導電性をより向上させることができる。
請求項の発明によれば、可燃性ガスが水素ガスであるので、当該水素ガスの漏洩等を確実に検知することができる。
請求項の発明によれば、濡れた状態のセンシング部材の表裏面に濡れた状態の電極部材をそれぞれ密着させつつ積層した後、これらの積層方向に圧力を付与して圧着、乾燥させているので、ガスセンサによる可撓性を維持させつつ、真空蒸着等による電極部材の形成に比べ、製造コストをより低減させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るガスセンサは、可燃性ガスの漏洩を検知するためのものであり、図1に示すように、センシング部材2と、該センシング部材2の表裏面にそれぞれ密着させて取り付けられた電極部材3、4と、各電極部材3、4から不図示の電源まで延設された配線h1、h2とから主に構成されている。
センシング部材2は、炭素及び金属酸化物を湿式抄紙法にて調製して得られた可撓性シート状部材から成るとともに、水素から成る可燃性ガスに反応して電気抵抗値が変化するものである。具体的には、ZnO、CdO、Fe、SnO、CuO、Al、TiO、Bi、NiO、CoO、Cr、MnO、Vの金属酸化物、炭素、或いは触媒作用を有する金属等と水を混合してスラリーを得た後、凝集剤を添加してフロックを生成し、当該フロックを抄紙してシート状の多孔質部材を得ることによりセンシング部材2を得ている。
また、水との混合時に所定の気孔調製剤を投与することにより、得られるセンシング部材2の気孔率(空隙率)を略50〜80%(より好ましくは、略60〜70%)としている。かかる気孔率は、大きすぎると強度が著しく低下して破損し易くなってしまうとともに、小さすぎると可燃性ガスとの接触面積が小さくなり、反応が低下してしまうことを鑑みて設定されている。これにより、ガスセンサ1の強度を維持しつつ、センシング部材2の可燃性ガスとの接触面積を大きくして反応をより良好とすることができる。
更に、空気中での抵抗値Raと水素雰囲気での抵抗値Rgとの比(Ra/Rg)をセンシング部材2の感度としたとき、その厚みが0.18mmの場合にはRa/Rg=1.86、0.31mmの場合にはRa/Rg=1.76となった。一方、センシング部材の厚みを0.59mmとした場合には、Ra/Rg=1.07となり良好な感度が得られないことが分かった。これは、センシング部材2の厚みが増加することで、電極部材3,4間に存在する金属酸化物(SnO等)の量が過大となってしまい、感度が悪化してしまうと考えられる。従って、センシング部材2をなるべく薄く形成するのが好ましい。
電極部材3、4は、導電性材料を湿式抄紙法にて調製して得られた可撓性シート状部材から成るとともに、電圧印加が可能とされたものである。導電性材料は、繊維長が略1〜20mm(より好ましくは、5〜10mm)の炭素繊維を含むものであり、かかる導電性材料を含む材料を混合して抄紙し、紙状のものとしてそれぞれの電極部材3、4を得ている。
具体的には、炭素繊維(他に抄紙時に必要な材料含む)と水とを混合してスラリーを得た後、凝集剤を添加してフロックを生成し、当該フロックを抄紙してシート状の多孔質部材を得ることにより電極部材3、4を得ている。また、水との混合時に所定の気孔調製剤を投与することにより、得られる電極部材3、4の気孔率(空隙率)を略60〜80%としている。
かかる気孔率は、大きすぎると電極部材の導電性が損なわれてしまうとともに、小さすぎると可燃性ガスのセンシング部材2への透過が許容され難くなってしまうことを鑑みて設定されている。これにより、可燃性ガスのセンシング部材への透過を許容しつつ、電極部材の導電性の維持及びガスセンサの可撓性の維持を図ることができる。また、可燃性ガスの透過を良好とするには、電極部材3、4をなるべく薄く形成するのが好ましい。
尚、上記炭素繊維に代えて、金属や炭素など導電性を有した素材を繊維中心や表面に付着させ或いは織り込んだ繊維、アクリル繊維に硫化銅を結合させた繊維、金属メッキを施した繊維、又は導電性高分子を含んだ繊維等としてもよい。特に、繊維長が略1〜20mmの炭素繊維を導電性材料として湿式抄紙法にて調製したものとすれば、炭素繊維が複雑に絡まり合って導電性をより向上させることができる。
配線h1、h2は、電極部材3及び4の一部から延設され、当該一対の電極部材3、4に対して電圧を印加可能とするものである。これにより、センシング部材2が可燃性ガスに反応して電気抵抗値が変化することから、電極部材3、4に電圧を印加させつつ流れる電流を検知すれば、可燃性ガスの存在を検知することができる。
上記によれば、センシング部材2の表裏面にそれぞれ電極部材3、4を密着させつつ取り付けてガスセンサ1としているので、真空蒸着法等による電極部材の形成に比べ、製造コストを抑制することができるとともに、センシング部材2及び電極部材3、4の双方が可撓性シート状部材から成るので、電極部材3、4を含む全体として屈曲等が可能とされ、設置位置が限定されず汎用性を向上させることができる。
上記ガスセンサ1は、例えば図2に示すように、可燃性ガスを流通させる2本の配管K1、K2を接続するための継手部位(それぞれの配管K1、K2に一体的に形成されたフランジK1a、K2a)に配設されることにより、当該配管K1、K2を流通する可燃性ガスが継手部位から漏れるのを検知することができる。これら配管K1、K2のフランジK1a、K2a間においては、シール部材5を挟持させつつボルトB及びナットNにて締め上げるとともに、シール部材5より外側が可燃性ガスの漏洩経路6とされ、当該漏洩経路6に屈曲させた状態のガスセンサ1(図3参照)が配設されている。
これにより、シール部材5の劣化等で配管K1、K2を流れる可燃性ガスが、シール部材5より外側に漏れた場合、その漏れた可燃性ガスが漏洩経路6を流れてガスセンサ1に至り、漏洩を検知することができる。従って、屈曲させた状態のガスセンサ1が漏洩経路6を塞ぐ如く配設されているので、配管K1、K2の継手部位における可燃性ガスの漏洩を確実に検知することができる。尚、配管K1、K2を流れる可燃性ガスとして、例えば燃料電池などに使用される水素ガスとすることができ、その場合、当該水素ガスの漏洩等を確実に検知することができる。
次に、上記ガスセンサ1の製造方法について、図4のフローチャートに基づいて説明する。
まず、炭素及び金属酸化物を湿式抄紙法にて調製することにより、可燃性ガスに反応して電気抵抗値が変化する可撓性シート状部材から成るセンシング部材2を得る(センシング部材形成工程S1)。それと並行して(或いはその後別個に)、導電性材料を湿式抄紙法にて調製することにより、可撓性シート状部材から成る電極部材3、4を得る(電極部材形成工程S2)。
そして、センシング部材形成工程S1で得られた濡れた状態(抄紙後であって乾燥する前)のセンシング部材2の表裏面に、電極部材形成工程S2で得られた濡れた状態(抄紙後であって乾燥する前)の電極部材3、4をそれぞれ密着させつつ積層する(積層工程S3)。これにより、センシング部材2の表面及び裏面に電極部材3、4が密着した3層のものを得る。
その後、積層工程S3で積層されたセンシング部材2及び電極部材3、4の積層方向に対して比較的強い且つ面方向に均一な圧力を付与して、各層を圧着させる(圧着工程S4)。これにより、各層が互いに固着されることとなり、固着が確認された後、センシング部材2の表裏面に電極部材3、4が圧着された状態を維持しつつ乾燥させて(乾燥工程S5)ガスセンサ1を得る。
上記製造方法によれば、濡れた状態のセンシング部材2の表裏面に濡れた状態の電極部材3、4をそれぞれ密着させつつ積層した後、これらの積層方向に圧力を付与して圧着、乾燥させているので、ガスセンサ1による可撓性を維持させつつ、真空蒸着等による電極部材の形成に比べ、製造コストをより低減させることができる。
次に、本実施形態に係るガスセンサの温度依存性に関わる実験結果について説明する。
アラミド繊維、炭素繊維、酸化スズ粉末を混合(原料重量比 1:1:2)し、湿式抄紙法にてセンシング部材を調製するとともに、アラミド繊維、炭素繊維を混合(原料重量比 1:2)し、湿式抄紙法にて電極部材を調製し、当該センシング部材の表裏面に電極部材を積層状態で密着させることによりガスセンサを得た。
かかるガスセンサをセラミックヒータにて加熱し、水素ガス及びメタンガスを可燃性ガスとしてそれぞれ流通させて電気抵抗値を測定した。水素ガスを流通させた際の温度、抵抗値変化率を図7、メタンガスを流通させた際の温度、抵抗値変化率を図8に示した。図7から、水素ガスを流通させた場合、200〜275℃に亘る範囲で当該水素ガスを検知しており、検知性能が良好であることが分かる。また、図8から、275℃付近において最大の抵抗値変化率となっていることから、可燃性ガスの種類によってガスセンサを作動させる温度を調整することで、更に良好な検出を行うことができることが分かる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば図5、及び図6に示すような配管の継手部位に配設するようにしてもよい。図5のものは、2本の配管K1、K2のフランジK1a、K2aと、蝶番7aを中心として揺動して開閉可能とされた継手部材7と、該継手部材7がフランジK1a、K2aを挟持しつつ閉じた状態とするボルトB及びナットNと、フランジK1a、K2a間に挟持されたシール部材5と、フランジK1a、K2a間で構成される漏洩経路6と、該漏洩経路6におけるシール部材5より外側において屈曲した状態(図3参照)にて配設されたガスセンサ1とを有している。
また、図6のものは、2本の配管K1、K2のフランジK1a、K2aと、雌ネジが形成された螺合部材8及び雄ネジが形成された螺合部材9から成る継手部材と、螺合部材8に形成された孔に例えば丸められた状態にて充填されたガスセンサ1と、フランジK1a、K2a間に挟持されたシール部材5と、フランジK1a、K2a間で構成される漏洩経路6とを有している。
上記何れの他の実施形態においても、屈曲或いは丸めた状態のガスセンサ1が漏洩経路6を塞ぐ如く配設されているので、配管K1、K2の継手部位における可燃性ガスの漏洩を確実に検知することができる。検知し得る可燃性ガスは、水素ガスやメタンガスに限定されず、着火、衝撃の付与、或いは空気に触れることにより燃えるガスであれば足り、例えば二硫化炭素、硫化水素、アンモニア、一酸化炭素、硫化カルボニル、アセチレン、エチレン、プロピレン、メタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、メチルアルコール、エチルアルコール、エチルエーテル、アセトアルデヒド、アセトン、酢酸、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ビニル等であってもよい。
炭素及び金属酸化物と水を混合してスラリーを得た後、フロックを生成し、当該フロックを抄紙する湿式抄紙法にて当該炭素及び金属酸化物を調製して得られた可撓性シート状部材から成るとともに、可燃性ガスに反応して電気抵抗値が変化するセンシング部材と、導電性材料と水を混合してスラリーを得た後、フロックを生成し、当該フロックを抄紙する湿式抄紙法にて当該導電性材料を調製して得られた可撓性シート状部材から成るとともに、センシング部材の表裏面にそれぞれ密着させて取り付けられ、電圧印加が可能とされた電極部材とを具備したガスセンサであれば、外観形状が他の形状のもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
本発明の実施形態に係るガスセンサを示す(a)平面図(b)断面図 同ガスセンサが適用される配管の継手部位を示す断面図 図2におけるIII−III線断面図 同ガスセンサの製造方法を示すフローチャート 同ガスセンサを他の形態の配管の継手部位に適用した場合を示す(a)断面図(b)正面図 同ガスセンサを更に他の形態の配管の継手部位に適用した場合を示す(a)断面図(b)正面図 同ガスセンサの温度依存性に関わる実験結果を示すグラフ(水素ガスを流通させた場合) 同ガスセンサの温度依存性に関わる実験結果を示すグラフ(メタンガスを流通させた場合)
符号の説明
1 ガスセンサ
2 センシング部材
3、4 電極部材
5 シール部材
6 漏洩経路
7 継手部材
8、9 螺合部材(継手部材)
K1、K2 配管
K1a、K2a フランジ

Claims (6)

  1. 炭素及び金属酸化物と水を混合してスラリーを得た後、フロックを生成し、当該フロックを抄紙する湿式抄紙法にて当該炭素及び金属酸化物を調製して得られた可撓性シート状部材から成るとともに、可燃性ガスに反応して電気抵抗値が変化するセンシング部材と、
    導電性材料と水を混合してスラリーを得た後、フロックを生成し、当該フロックを抄紙する湿式抄紙法にて当該導電性材料を調製して得られた可撓性シート状部材から成るとともに、前記センシング部材の表裏面にそれぞれ密着させて取り付けられ、電圧印加が可能とされた電極部材と、
    を具備したことを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記センシング部材は、その気孔率が50〜80%であることを特徴とする請求項1記載のガスセンサ。
  3. 前記電極部材は、その気孔率が60〜80%であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のガスセンサ。
  4. 前記電極部材は、繊維長が1〜20mmの炭素繊維を導電性材料とし、湿式抄紙法にて調製したものであることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載のガスセンサ。
  5. 前記可燃性ガスが水素ガスであることを特徴とする請求項1〜請求項の何れか1つに記載のガスセンサ。
  6. 炭素及び金属酸化物と水を混合してスラリーを得た後、フロックを生成し、当該フロックを抄紙する湿式抄紙法にて当該炭素及び金属酸化物を調製することにより、可燃性ガスに反応して電気抵抗値が変化する可撓性シート状部材から成るセンシング部材を得るセンシング部材形成工程と、
    導電性材料と水を混合してスラリーを得た後、フロックを生成し、当該フロックを抄紙する湿式抄紙法にて当該導電性材料を調製することにより、可撓性シート状部材から成る電極部材を得る電極部材形成工程と、
    前記センシング部材形成工程で得られた濡れた状態のセンシング部材の表裏面に、前記電極部材形成工程で得られた濡れた状態の前記電極部材をそれぞれ密着させつつ積層する積層工程と、
    該積層工程で積層されたセンシング部材及び電極部材の積層方向に圧力を付与して圧着させる圧着工程と、
    該圧着工程の後、センシング部材の表裏面に電極部材が圧着された状態を維持しつつ乾燥する乾燥工程と、
    を含むことを特徴とするガスセンサの製造方法。
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