JP4885887B2 - プロジェクタ取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィスや展示場等において、情報機器やパネル等を展示するための空間構造体に取り付けられるプロジェクタの取付状態を調整可能とする取付装置に関する。
オフィスや展示場等において、情報機器を利用した会議スペースや展示スペース等の共有空間を構築する場合、そこで利用する情報機器等の寸法や重量等の各緒言を基に空間構造体の設計を行うのが通常である。例えば、情報機器としてのディスプレイやプロジェクタをとっても、その寸法や重量、使用する個数等は、該空間の利用目的によって様々であるため、それぞれに応じた形状となるべく空間構造体が設計される。しかし、昨今の情報機器の発展は急速であるため、次々に新たな情報機器が登場したり、また従来からの情報機器であっても新たな機能が付加されたり小型化が図られたりして更新される。その結果、それらの情報機器を利用した空間構造体においては、新たな情報機器の登場等による寸法、形状の変化に応じて、空間構造体も再度設計しなおさなければならない。
そこで、情報機器を利用し構成される空間構造体において、新たな情報機器の登場やその情報機器の更新等に柔軟に対応し、容易に新たな空間構造体を設計可能とする技術が開発され、公開されている(例えば、特許文献1を参照。)。
ここで、上記のような空間構造体で用いられる情報機器として、プロジェクタが挙げられる。このプロジェクタはスクリーン等に映像を投影することで、多くのユーザに情報を提供することを可能とする。このプロジェクタは、スクリーンまでの距離を確保しながら、その配置がユーザの邪魔とならないように、通常天井等から吊り下げて設置されることが多い。そして、プロジェクタが空間構造体に設置される場合、プロジェクタの投影状態を良好なものとすべく、その姿勢を微調整できるようにする取付装置が開発されている(例えば、特許文献2、3を参照。)。
特開2007−132474号公報 特開平8−275093号公報 特開平10−3122号公報
オフィスや展示場等に用いられる空間構造体おいて、昨今プロジェクタの使用頻度が高まっている。これは、プロジェクタが多くの聴衆に対してプレゼンテーションを行う際に非常に便利なツールである等の理由による。そして、このプロジェクタの利便性を更に高める使用形態として、マルチスクリーンによるプレゼンテーションが広く行われるようになってきた。マルチスクリーンとは、プロジェクタの投影スクリーンを複数設けることで、より効率的な且つ効果的なプレゼンテーションを可能とする使用形態である。しかし、従来の空間構造体では、このようなプレゼンテーションの場として有用なマルチスクリーンに対応する、プロジェクタの取付装置は開発されていない。
また、空間構造体の構造が変更される場合、プロジェクタによる投影対象のスクリーンが増加する場合が考えられる。このような場合にプロジェクタの取付状態を容易に調整する該プロジェクタの取付装置は、従来では開発されていない。
本発明では、上記した問題に鑑み、情報機器を利用し構成される空間構造体のうち特にプロジェクタが設置される空間構造体において、プロジェクタのスクリーン位置を適切に
選択することを可能とするための、該プロジェクタの取付装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、プロジェクタの横梁体への取り付けにおいて、プロジェクタと横梁体が相対的に回転可能となるようにした。プロジェクタが回転可能となることで、複数のスクリーンに対してプロジェクタが映像を投影することが可能となる。
詳細には、本発明は、床から上方に延びる一又は複数の柱状体と該床に水平方向に延びる一又は複数の横梁体とが互いに連結されることで、または該横梁体同士が互いに連結されることで、任意の空間を形成可能な空間構造体において、映像を投影可能なプロジェクタの取付状態を調整するプロジェクタ取付装置であって、前記プロジェクタを前記横梁体に固定する固定手段と、前記プロジェクタが前記横梁体に平行な水平面内で回転可能となるように、前記固定手段と該プロジェクタとを連結する回転連結手段と、を備え、前記プロジェクタは、前記回転連結手段によって少なくとも二つの映像投影方向に映像を投影することが可能となる。
本発明に係るプロジェクタ取付装置においては、固定手段によって横梁体とプロジェクタとが固定されるとともに、回転連結手段によってプロジェクタが横梁体に固定された状態で水平回転可能となる。尚、ここで言う水平回転とは、厳密に横梁体に平行な水平面に限られず、ある程度の幅を持っていてもよく、従って、鉛直面における回転と区別可能であればよい。この結果、プロジェクタは、少なくとも二つの映像投影方向を有することになる。この映像投影方向とは、プロジェクタがユーザに対して提供する映像を投影する方向であって、明確に互いに異なる映像方向と認識される方向であり、個々に設けられたスクリーン等の投影面に対応する方向である。従って、プロジェクタの姿勢を微調整することで生じる投影方向の若干のズレ等は、本発明で言う「二つの映像投影方向」には当たらない。
このように構成されるプロジェクタ取付装置によって空間構造体に取り付けられたプロジェクタは、横梁体に固定されながらも少なくとも二つの映像投影方向を有するため、マルチスクリーンの要求に答えることが可能となり、以てユーザへの快適なプレゼンテーション空間の提供に資することになる。特に、上記空間構造体では、横梁体と柱状体との組み合わせ及びそれらの連結によって任意空間を形成することが可能であるから、マルチスクリーンの設置も容易である。従って、このような空間構造体においては、本発明に係るプロジェクタ取付装置は非常に有用なものである。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るプロジェクタ取付装置を別の側面から捉えることも可能である。そこでは、プロジェクタの横梁体への取り付けにおいて、プロジェクタが鉛直面内において回転可能となるようにした。このようにすることでもプロジェクタの投影場所を、空間構造体の目的の場所に調整することが可能となり、以てプロジェクタのスクリーン位置をユーザの要望等に沿わせて適切に選択できる。詳細には、本発明は、床から上方に延びる一又は複数の柱状体と該床に水平方向に延びる一又は複数の横梁体とが互いに連結されることで、または該横梁体同士が互いに連結されることで、任意の空間を形成可能な空間構造体において、映像を投影可能なプロジェクタの取付状態を調整するプロジェクタ取付装置であって、前記プロジェクタを前記横梁体に固定する固定手段と、前記プロジェクタが鉛直面内で回転可能となるように、前記固定手段と該プロジェクタとを連結する回転連結手段と、を備え、前記プロジェクタは、前記回転連結手段によって少なくとも二つの映像投影方向に映像を投影することが可能となる。
更には、また上述したプロジェクタを水平面内で回転可能とする回転連結手段において、更に鉛直面内で回転可能となるように固定手段とプロジェクタが連結されてもよい。このように水平面内と鉛直面内の両面で回転可能とすることで、ユーザの利便性は更に向上する。
ここで、上述までのプロジェクタ取付装置において、前記空間構造体において前記柱状体または前記横梁体が加除され、または既に連結されている該柱状体または該横梁体の位置が変更されることで新たな任意空間が形成されるとき、前記回転連結手段は、該任意空間形成後の前記プロジェクタの新たな映像投影位置に対応すべく該プロジェクタを回転可能としてもよい。
即ち、上記空間構造体では、上述したように任意空間の形成が可能である。その結果、プロジェクタの映像投影能力やユーザのためのプレゼンテーション環境等を考慮して、プロジェクタの映像投影面を適切に選択することが望まれる。そこで、本発明に係るプロジェクタ取付装置によれば、プロジェクタの水平面内における向きを容易に変更することができ、以て新たな映像投影面に向けて映像投影をすることが可能となる。尚、新たな映像投影面に対応すべくプロジェクタの向きを変える場合、固定手段によってプロジェクタを横梁体に固定したままの状態で向きを変えてもよく、また場合によっては一時的に固定手段による固定を解除して横梁体とプロジェクタとの固定位置も変更した上で、該プロジェクタの向きを変えるようにしてもよい。
更に、上記のプロジェクタ取付装置において、前記固定手段は、前記プロジェクタを前記横梁体に沿ってスライド移動可能とするとともに、該横梁体の任意の位置に該プロジェクタを固定するものであって、そこで前記空間構造体において前記新たな任意空間が形成されるとき、前記固定手段は、該任意空間形成後の前記プロジェクタの新たな映像投影位置に対応すべく該プロジェクタの位置をスライド移動するとともに、該スライド移動後の該プロジェクタを前記横梁体に固定するようにしてもよい。
即ち、上述のように空間構造体において新たな任意空間が形成されたときに、固定手段による固定を解除するとともに、プロジェクタをスライド移動させることで、該プロジェクタの横梁体に対する位置を容易に変更することが可能となる。その結果、新たな映像投影面にプロジェクタを容易に対応させることができる。
ここで、この固定手段によるプロジェクタのスライド移動を可能とする構成の一つとして、以下の構成を例示することができる。即ち、前記横梁体は、軸心方向の一部又は全部において該軸心方向に沿って延び且つ該横梁体の断面において開口部を有する半閉空間である横梁体溝部を有するものであって、そこで前記固定手段は、前記横梁体溝部内をスライドすることが可能であって、且つ前記開口部を介して前記回転連結手段と連結される構成が有用である。このような構成により、固定手段が横梁体溝部内を自在にスライド移動しながらも回転連結手段との連結を可能とする状態が保持され、以て上述した新たな映像投影面へのプロジェクタの対応が可能となる。
ここで、上述までのプロジェクタ取付装置において、前記固定手段は、前記プロジェクタを鉛直下方向に吊り下げるように、該プロジェクタを前記横梁体に固定するようにしてもよい。本発明に係るプロジェクタ取付装置によるプロジェクタの取付状態の一例を示したものである。
また、上述までのプロジェクタ取付装置において、前記プロジェクタに連結されるとともに、前記回転連結部を介した該プロジェクタの向きを操作する操作部を、更に備え、前記操作部は、前記回転連結部と前記プロジェクタとの連結部分から所定距離離れた場所で
該プロジェクタ側と接続され、その接続点よりユーザが位置する下方に延在するようにしてもよい。上記操作部は、プロジェクタの向きを調整するために有用である。そして、この操作部は回転連結部とプロジェクタとの連結部分から所定距離離れているため、回転連結部に対して、プロジェクタを向きを変えるためのトルクを効率的に該回転連結部に作用させることが可能となる。尚、この所定距離は、プロジェクタの効率的な向きの調整とプロジェクタ取付装置の大きさ等を適宜判断して設定すればよい。
また、上記操作部に代えて、前記プロジェクタを囲み、且つユーザが位置する下方に向かって環状に形成されるように該プロジェクタ側と接続される操作部を備えるようにしてもよい。操作部を環状に形成することで、ユーザはその環状操作部の一部を掴んで、プロジェクタを水平方向又は鉛直方向に自在に且つ容易に回転調整することが可能となる。環状形成の一例として、水平方向に延在する水平部と鉛直方向に延在する鉛直部とによって矩形状に形成される操作部や、楕円形状に形成される操作部が挙げられる。
プロジェクタが設置され、任意空間の形成が可能な空間構造体において、プロジェクタのスクリーン位置を適切に選択することが可能となる。
<実施例1>
ここで、本発明に係るプロジェクタ取付装置が使用される空間構造体の詳細について、図面に基づいて説明する。図1は、空間構造体1の全体の概要を示す図である。空間構造体1は、主に、複数の柱状体であるポール2a〜2f、2h〜2j(以下、まとめて「ポール2」とも称する。)と、複数の横梁体であるビーム3a〜3i(以下、まとめて「ビーム3」とも称する。)、小ビーム4b、4c(以下、まとめて「小ビーム4」とも称する。)との組合せで構成されている。ポール2は床面から鉛直上方に延びて空間構造体1を支えるものであり、ビーム3、小ビーム4は床面に水平に延びポール2同士またはビーム3同士を結ぶ。
具体的には、図1に示す空間構造体1は矩形体を為しており、その基本的構成としてその四隅および長辺の中間近傍に六本のポール2a〜2fを有する。そして、これらのポール2a〜2fの頂部が七本のビーム3a〜3gによって連結されている。更に、ポール2fと対向するようにポール2hが設けられる。このポール2hは、ビーム3fの途中に接続される。そして、ポール2fとポール2hの間で二本の小ビーム4bが上下それぞれに接続され、小ビーム4bとポール2f、2hで囲まれた空間に棚6が設けられている。
また、ポール2c、2dとの間に、ビーム3dの途中に接続されるポール2i、2jが二本設けられる。そして、ポール2c、2i、2j、2dの下部において、それぞれの間を小ビーム4cによって接続され、空間構造体の強度向上が図られている。更に、ポール2cと2iの間、ポール2iと2jの間、ポール2jと2dの間には、それぞれスクリーン7a、7b、7cが設けられている。このスクリーン7a〜7cは、ビーム3gに吊り下げられて設置されるプロジェクタ8の投影面である。尚、このプロジェクタ8の取り付けには、本発明に係る取付装置が用いられるが、その詳細については後述する(図28等を参照。)。また、このプロジェクタ8の重量によるビーム3gへの負荷を考慮して、補強のためにビーム3gとビーム3dの間にビーム3h、3iが、ビーム3c、3eと平行に設けられている。また、プロジェクタ8が各スクリーンへ投影する映像の信号は、棚6に収納されたコンピュータから該プロジェクタ8に与えられる。
このように図1に示す空間構造体1は、コンピュータやプロジェクタ8等の情報機器が組み込まれ、その使用目的に応じて適宜、ポール、ビーム、小ビームを組合せることで構
成される構造体であり、プロジェクタ8からの投影映像を利用してユーザがプレゼンテーション等を行うことが可能な空間を提供する。尚、空間構造体1としては、図1に示すものには限られず、それぞれの使用目的に応じて複数のポール2やビーム3、小ビーム4が組み合わされて任意の空間を形成し得る。以下に、ポール2、ビーム3、小ビーム4の詳細な構造、およびこれらの連結方法について説明する。
先ず、ポール2の説明を図2および図3に基づいて行う。図2はポール2の外観図であり、図3はポール2の断面図である。ポール2は、その断面において均等に四分割された形状を有する。中心部20から四方に放射状に隔壁21が伸び、ポール2の断面における正方形の頂点Pを形成する。そして、一の頂点Pから隣接する頂点Pに向かって、壁面22が延びている。一の頂点Pから延びる壁面22と、それに隣接する他の頂点Pから延びる壁面22は、両頂点Pの中間手前まで延びており、両者は接触しない。従って、対向する壁面22、22(以下、「一対の壁面22」と称する。)との間には、開口部23が形成される。また、一対の壁面22と隔壁21と中心部20とによって、溝部24が形成される。これらの開口部23および溝部24は、図2に示すように、ポール2の軸心方向にその全長にわたって延びている。
更に、ポール2の断面の各頂点Pにおいて、各頂点Pからポール2の外方向に延出し、該頂点Pにつながる二つの壁面22にそれぞれ直交する二つの外壁面25が設けられている。その結果、一の頂点Pから延出する外壁面25と、それに隣接する他の頂点Pから延出する外壁面25は対向する。そして、この対向する外壁面25と、これらとつながる一対の壁面22とによって、ポール2の表面上に半閉空間である配線用溝部26が形成される。この配線用溝部26には、空間構造体1で使用される情報機器の電源ケーブルや信号ケーブルを収納することが可能である。また、配線用溝部26にケーブルを収納すると外観のデザイン性が低下するため、図3に示すワイヤリングカバーを配線用溝部26を覆うように設けてもよい。
次に、ビーム3の説明を図4および図5に基づいて行う。図4はビーム3の外観図であり、図5はビーム3の断面図である。ビーム3の断面形状は、ポール2の断面形状とほぼ同一である。ビーム3の中心部30、隔壁31、壁面32(一対の壁面32)、開口部33、溝部34、頂点Qは、ポール2の中心部20、隔壁21、壁面22(一対の壁面22)、開口部23、溝部24、頂点Pにそれぞれ対応するので、これらの詳細な説明は省略する。
ビーム3においては、空間構造体1で使用される情報機器の電源ケーブルや信号ケーブルを収納するための配線用溝部の構成が、ポール2の場合と異なる。ビーム3では、図5に示すように、鉛直上方向および鉛直下方向の二方向にのみ配線用溝部36、38が形成される。ここで、鉛直上方向の配線用溝部36を構成する外壁面35の高さ(頂点Qからの外壁面35の高さ)は、鉛直下方向の配線用溝部38を構成する外壁面37の高さ(頂点Qからの外壁面37の高さ)よりも高く設計されている。これは、ビーム3が空間構造体1に組み込まれるとき、配線用溝部36は鉛直上方向に開口するのでより多くのケーブルを収納すること可能となることが好ましいからである。もちろん、鉛直下方向の配線用溝部38にもケーブルを収納することは可能であるが、外観のデザイン性が低下するため、その場合図5に示すワイヤリングカバーを配線用溝部38を覆うように設けてもよい。尚、ビーム3の水平方向の表面には、外壁面35、37に相当する壁面は設けられず、配線用溝部は存在しない。
次に、小ビーム4の説明を図6および図7に基づいて行う。図6は小ビーム4の外観図であり、図7は小ビーム4の断面図である。小ビーム4の断面形状は、ビーム3の横方向と同一でその縦方向を圧縮したような形状となっている。即ち、ビーム3に比べて薄型の
ビームである。小ビーム4の中心部40、隔壁41、壁面42(一対の壁面42)、開口部43、溝部44、頂点Rは、ビーム3の中心部30、隔壁31、壁面32(一対の壁面32)、開口部33、溝部34、頂点Qにそれぞれ対応する。更に、小ビーム4においては、上記の配線用溝部26、36、38に相当する空間は設けられていない。
ここで、空間構造体1を構成するポール2、ビーム3、小ビーム4の連結について説明する。先ず、空間構造体1の各コーナー部における各要素の連結について、図8、9、10に基づいて説明する。図8は、コーナー部における二本のビーム3と一本のポール2の連結の様子(例えば、空間構造体1における、ポール2aとビーム3a、3bとの連結)を示す図である。図9、10は、ポール2とビーム3との連結の詳細を示す図である。
このコーナー部におけるポール2とビーム3の連結は、ジョイント10を介して行われる。ジョイント10は、ポール2に設置されるときその上端面と接触する設置面10aを有しており、この設置面10aの中央には貫通孔10dが設けられている。この貫通孔10dは、設置面10aがポール2の上端面に設置されると、ポール2の中央部20に設けられたネジ孔に対応する位置をとる。そして、図10に示すようにネジによってジョイント10をポール2に連結する。
更に、ジョイント10は、ビーム3に設置されるときその端面と接触する設置面10bを有しており、この設置面10bの中央には貫通孔10eが設けられている。この貫通孔10eは、設置面10bがビーム3の端面に接触すると、ビーム3の中央部30に設けられたネジ孔に対応する位置をとる。そして、図10に示すようにネジによってジョイント10をビーム3に連結する。更に、設置面10bがビーム3の端面に接触するときに、ビーム3の配線用溝部38の端部に嵌まり込むビームガイド部10cが、ジョイント10に設けられている。図10に示すように、ビームガイド部10cが配線用溝部38に嵌まり込むことで、ビーム3をジョイント10に連結するときの作業が容易となる。この設置面10b、ビームガイド部10c、貫通孔10eは、ポール2の形状に従って、ジョイント10に4箇所設けられている。
尚、ジョイント10をポール2にネジで連結する場合は、図9に示すようにジョイント10の上部の開口部からネジを挿入し、連結作業を行う。また、ジョイント10をビーム3にネジで連結する場合もジョイント10の上部の開口部からネジを挿入し、連結作業を行うか、また連結に使用する貫通孔10eに対向する位置にある貫通孔10eを利用してもよい。
このようにジョイント10を介して、ポール2、ビーム3を連結させた後、図8に示すようにジョイント10の上部の開口部に、アジャスタサポート12で蓋をする。このアジャスタサポート12には内ネジが切られた筒部が設けられ、該筒部を覆うアジャスタカバー13と、筒部に螺合されるネジ部を有するアジャスタ14が設けられる。このアジャスタ14は、空間構造体1が置かれるオフィス等の天井との距離を調整するためのものである。
次に、ポール2の下部同士を連結する小ビーム4の連結について、図11〜14に基づいて説明する。図11は、ポール2の下部におけるポール2と小ビーム4の連結の様子(例えば、空間構造体1における、ポール2cと小ビーム4cとの連結)を示す図である。図11〜13は、ポール2と小ビーム4との連結の詳細を示す図である。
このポール2と小ビーム4の連結は、ジョイント50、51、52を介して行われる。ジョイント50は、図11に示すようにポール2の下端部に接続されるジョイントである。このジョイント50は、ポール2の中央部20に設けられたネジ孔に対応する貫通孔50
bを有する接触面50aを備える。また、ジョイント50には、ポール2の対向する外壁面25と同様の対向する外壁面50cが4組設けられている。また、対向する外壁面50cの間には、ポール2の開口部23のような開口部は無く、後述するジョイント51の固定用のネジ孔が設けられている。
ポール2の下端部にジョイント50が連結されると、図12に示すように、上記のジョイント50に設けられたジョイント51固定用のネジ孔と、ジョイント51側の貫通孔を利用して、ジョイント51がジョイント50に連結される。このジョイント51は、後述するジョイント52とジョイント50とを仲介する機能を有する。ジョイント51には、ジョイント52を支持するための支持部51aと、該支持部51a上にジョイント52との連結のためのネジ孔51bが設けられる。
次に、ジョイント52について、図13に基づいて説明する。ジョイント52は予め小ビーム4に連結される。図13に示すように、ジョイント52は、平行な二本の足部52aと、該足部52aがつながるベース部52bから構成される。このベース部52bの上部中央には貫通孔52cが設けられている。そして、この平行な足部52aが、小ビーム4の溝部44に挿入されビスで固定される。このようにジョイント52が固定された小ビーム4を、図14に示すように、ジョイント51が固定されたポール2およびジョイント50に連結させる。このとき、ネジ孔51bと貫通孔52cが重なった状態で、ネジによるジョイント51とジョイント52の連結が行われる。
このようにジョイント50、51、52を介して、ポール2、小ビーム4を連結させた後、図11に示すように、アジャスタカバー53とアジャスタ54が設けられる。このアジャスタ54は、空間構造体1が置かれるオフィス等の床面との距離を調整するためのものであり、アジャスタカバー53はアジャスタ54の一部を覆うためのものである。
次に、空間構造体1におけるビーム3とビーム3の連結について、図15〜図20に基づいて説明する。図15は、ビーム3同士の連結の様子(例えば、空間構造体1における、ビーム3dとビーム3hとの連結)を示す図である。図16〜18は、ビーム3同士の連結に使用される各ジョイントの構成を示す図である。図19、20は、ジョイントによるビーム3同士の連結の詳細を示す図である。
図15に示すように、ビーム3同士の連結は、ジョイント60、61、62を介して行われる。ここで、ジョイント60は、図15に示すようにビーム3の端部に接続されるジョイントである。図16に、ジョイント60の詳細な構造を示す。ジョイント60は、ビーム3に設置されるときその端面と接触する設置面60aを有しており、この設置面60aの中央には貫通孔60bが設けられている。この貫通孔60bは、設置面60aがビーム3の端面に設置されると、ビーム3の中央部30に設けられたネジ孔に対応する位置をとる。また、ジョイント60のビーム3の端面への位置あわせを容易にするように、ビーム3の溝部34に対応する設置面60a上に4つの突起部60cが設けられている。そして、図15に示すようにネジによってジョイント60をビーム3に連結する。
更に、設置面60aがビーム3の端面に接触するときに、ビーム3の配線用溝部38の端部に嵌まり込むビームガイド部60dが、ジョイント60に設けられている。ビームガイド部60dが配線用溝部38に嵌まり込むことで、ビーム3をジョイント60に連結するときの作業が容易となる。また、ビームガイド部60dの内側には、後述するジョイント62と該ジョイント60とを連結するためのネジ孔60eが設けられている。
図17にジョイント61の詳細な構造を、図18にジョイント62の詳細な構造を示す。これらのジョイントは、協働的に機能するジョイントであり、その様子が図19、20
に示される。ジョイント61は、平板状のベース部61aと、ベース部61aの一端から上方に突出した爪部61bと、該ベース部61aの他端から該爪部61bとは反対側の下方に伸びるガイド部61cとを有する。また、ベース部61aには、ネジ孔61dが設けられている。
ジョイント62は、ベース部62aの上部中央付近に四角形状の貫通孔62bが設けられている。この貫通孔62bの横幅は、ジョイント61が収容し得る幅である。そして、この貫通孔62bの下部には、上下方向に延びるガイド溝62cが設けられ、更にその下部には下部ベース部62dが設けられる。この下部ベース部62dは、ガイド溝62cより前面に飛び出しており、その表面に貫通孔62eが設けられている。また、貫通孔62bの上部には、突起部62fが設けられ、その内部には上下方向に延びる貫通孔62g(図20を参照)が設けられる。更に、ジョイント62のベース部62aの背面には、下方に突出した爪部62h(図20を参照)が設けられている。
これらジョイント61、62の協働的な機能の発揮は、図19に示す通りである。即ち、ジョイント61の爪部61bとジョイント62の爪部62hが、ビーム3の側面側の溝部34に挿入され、そして爪部61bが該溝部34を形成する上側の端面32と係合し、爪部62hが該溝部34を形成する下側の端面32と係合することで、両ジョイントがビーム3の側面側の任意の位置に固定される。このジョイント61、62の協働的な機能の発揮の様子を、図20に基づいて詳細に説明する。
図20(a)に示すように、ジョイント61の爪部61bが貫通孔62bに対向する状態で、ジョイント61を貫通孔62b内に挿入する。このとき、爪部61bと爪部62hはビーム3の溝部34内に収まった状態で、ジョイント61のガイド部61cが、ジョイント62のガイド溝62cに接触する位置まで、ジョイント61を挿入する。そして、ジョイント61のネジ孔61dとジョイント62の貫通孔62gが上下方向において一直線上に位置した状態となる。そこで、貫通孔62gからネジ孔61dに向かってネジが挿入され、且つ該ネジの先端はガイド溝62cの端部に接触した状態となる。従って、該ネジを回転させると、ガイド部61cがガイド溝62c上をスライドする状態で、ジョイント61がジョイント62に対して上下方向において相対移動を行う。その結果、爪部61bと爪部62hとの間隔がネジの回転によって調整されることになり、両爪部による溝部34(それを形成する端面32)との係合状態が制御されることになる。
付言すると、ネジを調整し両爪部による溝部34への係合力を弱めると、ジョイント61とジョイント62は、協働的にビーム3の側面側の溝部34の開口部33をスライドして、任意の位置に移動することが可能である。そして、その任意の位置で、ネジを調整して両爪部と溝部34との係合力を強めることで、該位置にジョイント61とジョイント62をビーム3に対して固定することが可能となる。即ち、このジョイント61とジョイント62が、本発明に係る連結手段に該当する。
このように一のビーム3に固定されたジョイント61、62に対して、別のビーム3に設置されたジョイント60を連結させることで、該一のビームと該別のビームの連結が実行される。具体的には、ジョイント60のネジ孔60eとジョイント62の貫通孔62eを介して両ジョイントがネジ止めされることで、任意の位置でのビーム同士の連結が達成される。
次に、空間構造体1におけるビーム3に対してその途中にポール2を連結する方法について、図21〜図26に基づいて説明する。図21は、ビーム3とポール2の連結の様子(例えば、空間構造体1における、ビーム3fとポール2hとの連結)を示す図である。図22〜図26は、ビーム3とポール2の連結に使用されるジョイントおよびスライド連
結装置の構成を示す図である。
図21に示すように、ビーム3とポール2の連結は、ジョイント70、スライド連結装置71を介して行われる。ここで、ジョイント70は、図21に示すようにポール2の端部に接続されるジョイントである。図22に、ジョイント70の詳細な構造を示す。ジョイント70は、ポール2に設置されるときその端面と接触する設置面70aを有しており、この設置面70aはジョイント70の下部のベース部70bを構成する。このベース部70bには、設置面70aまで貫通する貫通孔(図示せず)が設けられている。更に、ジョイント70には、この設置面70aを有するベース部70b上に、中央部が開口し該開口部を挟んでそれぞれに貫通孔70cを有する支持部70dが設けられている。尚、この開口部を経て、上記のベース部70bに設けられた貫通孔にアクセスが可能であり、更にこの貫通孔は、設置面70aがポール2の端面に設置されると、ポール2の中央部20に設けられたネジ孔に対応する位置をとる。そこで、ネジによってジョイント70をポール2に連結することが可能である。
また、ジョイント70の支持部70dに設けられた貫通孔70cは、スライド連結装置71に設けられたネジ孔(左右両端の二個のネジ孔)に対応し、これらを介してネジによりジョイント70とスライド連結装置71は連結される。また、スライド連結装置71がジョイント70に対して比較的小さくなる場合は、一つのジョイント70に対して二つのスライド連結装置71を連結させてもよい。
ここで、以下にスライド連結装置71の詳細を説明する。スライド連結装置71は、図23に示す付勢部材72と図24に示すベース部材73とで構成される。この二つは、完全に別個の部材である。付勢部材72は、輪郭形状を有する付勢部72aと、付勢部72aから一の方向に突出した突起部72bと、突起部72bとは反対の方向に付勢部72aから突出した突起部72cから構成される。付勢部72aは、突起部72bと突起部72cが設けられた各点を結ぶ線に対して線対称に形成される。具体的な付勢部72aの形状は、各突起部近傍(図中R1で示される領域)では線対称の中心線に若干沿う形状であり、更に付勢部72aの中央に近づくと(図中R2で示される領域)線対称の中心線から離れるように円弧形状をとり、付勢部72aの中央近傍(図中R3で示される領域)では線対称の中心線にほぼ平行な形状となる。付勢部72aがこのような形状を採ることで、R1で示される領域の付勢部を軸として、R3で示される領域の付勢部が図面に垂直な方向に撓みやすくなり、そのたわみによって付勢部72aが図面に垂直な方向に付勢力を発揮することが可能となる。また突起部72cは、概ね円柱状の突起形状を有しており、突起部72bは、突起部72cより若干の横幅を有する形状である。尚、この横幅は、ポール2やビーム3の開口部23、33の幅より若干小さい。
ベース部材73は、図28に示すようにベース部73aの中央にネジ孔73bが3個設けられる。更に、ベース部73aの一端面側に段付き部73cが、ベース部73aの長手方向に沿って設けられている。尚、この段付き部73cの幅(図面上下方向の幅)は、ポール2やビーム3の開口部23、33の幅より若干小さい。
上述した付勢部材72およびベース部材73の、ポール2やビーム3の溝部24、34内におけるスライド連結装置71としての機能の発揮について図25に基づいて説明する。図25に示すのは、ビーム3内におけるスライド連結装置71の様子であるが、ポール2内においても同様であるためその説明は省略する。ビーム3の溝部34は、上述したように中心部30から延びる隔壁31と壁面32のそれぞれの内壁面によって形成され、その断面形状は略六角形である。ここで、図25に示すように、溝部34の断面における略六角形の頂点をS1〜S6と称するとともに、開口部33を構成する頂点をT1、T2と称する。
まず、図25(a)に示すように、溝部34に対して付勢部材72を開口部33から滑り込ませる。このとき突起部72cが溝部34の奥部(頂点S3、S4の近傍)に位置し、突起部72bが開口部33の近傍(頂点T1、T2の間)に位置する。また、付勢部72aの領域R3に位置する部分は、溝部34の頂点S1、S2間および頂点S5、S6間の内壁面近傍に位置する。このとき、付勢部72aと該内壁面との間には僅かな間隙が存在するため、付勢部72aは撓んだ状態とはなっていない。
図25(a)に示す状態では、突起部72bを介して付勢部材72をビーム3の溝部34内を自在に移動させることが可能である。溝部34の任意の位置に付勢部材72を移動させた後、図25(b)に示すように溝部34内にベース部材73を挿入させる。このとき、ベース部材73は、付勢部材72の付勢部72aの突起部72bが突出している側の面上に、ベース部材73の段付き部73cが設けられていない面が接触し、該段付き部73cが開口部33に位置する。
図25(b)に示す状態においては、付勢部材72の付勢部72aはベース部材73によって溝部34の奥部に押し込まれるため、付勢部72aの領域R3に位置する部分は、隔壁31によって形成される内壁面(頂点S2、S3間、および頂点S4、S5間)に接触することになる。この内壁面は、溝部34の奥部に進むに従い、幅が狭くなる。そのため、図25(b)に示す状態では、付勢部材72の付勢部72aは上述したように撓み、その撓みに起因してベース部材73に対して、それを開口部33近くの壁面32に押し付ける付勢力を発生させる。その結果、付勢部材72とベース部材73とから構成されるスライド連結装置71は、ビーム3内の任意の位置に固定される。
そして、ビーム3内に固定されたスライド連結装置71のネジ孔73bに対して、ジョイント70の支持部70dに設けられた貫通孔70を挟んで、ネジで該ジョイント70が連結されたポール2を連結することで、図1に示す空間構造体1のようにビーム3の任意の位置にポール2を設置することが可能となる。
ここで、一度任意の位置に固定されたスライド連結装置71に対して、その固定位置を変更する際の様子について、図26に基づいて説明する。先ず、図26(a)に示すように、付勢部材72に付勢力が与えられているベース部材73を、矢印の方向に、完全に付勢部材72から付勢力が与えられない位置までずらす。このとき、溝部34を断面方向から見ると、図26(b)に示すとおりである。付勢部材72は、ベース部材73が外されたことで、図26(b)に示す状態となる。このとき、ベース部材73は、溝部34内において、付勢部材72が存在する空間以外の空間に存在することになる。
しかし、図26(b)に示すように、ベース部材73は、溝部34内において付勢部材72の突起部72cに干渉する状態となる。このことは、ベース部材73が、付勢部材72による付勢力から解放された状態となっても、溝部34内において自在に移動可能ではなく、付勢部材72によってその移動が制限されることを意味する。これは、特にスライド連結装置71がポール2内の溝部24で使用されるときに重要な意味を持つ。ポール2は、床面から鉛直方向に延出するものであるから、付勢力から解放されたベース部材73には重力が作用する。そのため、ベース部材73がポール2の下部に落下する可能性がある。しかし、突起部72b側を下方にして突起部72c側を上方にして溝部24内でスライド連結装置71を使用すると、上記のようにベース部材73の移動を突起部72cによって制限することで、ベース部材73の落下を確実に防止することが可能となる。
尚、ベース部材73を付勢部材72による付勢力から解放した後は、ベース部材73を開口部33から取り外し、付勢部材72を新たな位置に移動させた後に改めてベース部材
73を溝部24、34内に挿入することで、スライド連結装置71の固定を行える。
次に、空間構造体1におけるポール2に対してその途中に小ビーム4を連結する方法について、図27に基づいて説明する。図27に示すように、ポール2と小ビーム4の連結は、上述したジョイント51、52およびスライド連結装置71を介して行われる。即ち、ポール2の溝部24内に上述したようにスライド連結装置71を挿入し、所定の位置で固定状態とする。そこにジョイント51側の貫通孔とスライド連結装置71のネジ孔73bを利用して、スライド連結装置71に、ジョイント51、ジョイント52が連結された小ビーム4が連結される。
このようにスライド連結装置71を用いることで、ビーム3に対して任意の位置にポール2を連結、固定したり、ポール2に小ビーム4を連結、固定したりすることが可能となるが、スライド連結装置71はポール2の固定だけではなく、以下に示すようにプロジェクタ8のビーム3への固定にも利用することができる。そこで、空間構造体1におけるプロジェクタ8のビーム3への連結、固定について、図28〜31に基づいて説明する。
図28に示すように、プロジェクタ8は、各ジョイント80〜83で構成される取付装置を介してビーム3に連結、固定される。このときプロジェクタ8の取付対象となるビーム3の鉛直下方向側の溝部34には上記のスライド連結装置71が設けられている(図28ではスライド連結装置71は図示せず)。即ち、溝部34内で固定状態にあるスライド連結装置71のネジ孔73bに対して、ジョイント80等による取付装置が取り付けられ、更にこれらのジョイント等にプロジェクタ8が連結されることで、該プロジェクタ8がビーム3に吊り下げられた状態で連結、固定されることになる。
ここで、図28に示す取付装置は、プロジェクタ8のビーム3に対する相対位置を固定した状態で、該プロジェクタの映像投影の向きを任意の向きに変更することを可能とする取付装置である。例えば、図28(a)、(b)に示すように、プロジェクタ8のビーム3に対する相対位置を変えることなくその向きを約90度変更し、異なる二つのスクリーンに対して映像の投影が可能となる。以下に、各ジョイント80〜83で構成される取付装置の詳細について説明する。
ここで、図29は、当該取付装置をビーム3の横断面を含む面(図28(a)で示すB−B面)で断面したときの断面図であり、図30は、当該取付装置をビーム3の長手方向の縦断面を含む面(図28(b)で示すC−C面)で断面したときの断面図である。また、図31は、ジョイント81とジョイント83との連結関係を詳細に示した図である。図29に示すように、ビーム3の溝部34内に設けられたスライド連結装置71のネジ孔73bを介して、ジョイント80が該スライド連結装置71側と連結される。ここで、図30に示すように、ジョイント80は、その中央部が盛り上がった台座形状をしており、その台座中央部分にジョイント82の一端側が連結されている。このジョイント82はプランジャー機構によって、その先に取り付けられるプロジェクタ8を回転させる機能を有する。尚、その構成については後述する。
更に、上記ジョイント82の他端側には、ジョイント83が接続される。このジョイント83は略矩形状の柱部材であり、その柱面のうち相対する二面上を滑ることが可能なようにジョイント81が更に接続される。このジョイント81には、プロジェクタ8の上面が連結、固定される。ここで、図31に基づいて、ジョイント83と81との相対移動、即ち上記したようにジョイント83の二面上をジョイント81の一部が滑る動作に着目して、両者の構造を詳細に説明する。
ジョイント83の柱部材の相対する二面には、その略中央部にはネジ孔83aが設けら
れ、その先端部(プロジェクタ8に近い先端部)にはネジ孔83bが設けられている。また、ジョイント81においては、プロジェクタ8の上部が連結されるベースプレート81aには、互いに平行に並ぶ角度調整板81bが二枚設けられている。この角度調整板81bには、それぞれ円弧状に開けられた調整溝81cが設けられている。更に、調整溝81cの下部には、支持溝81dが設けられている。
このように構成されるジョイント81、83において、ジョイント83の柱部材が二枚の角度調整板81bの間に挿入される。そして、ジョイント83のネジ孔83aに対しては、ジョイント81の調整溝81cを介してネジが螺合される。更に、ジョイント83の柱部材の先端部に設けられたネジ孔83bに対しては、支持溝81dの奥部を介してネジで螺合される。ここで、ジョイント81に対するジョイント83の姿勢を、ネジ孔83bを軸として回転させることで(このときネジ孔83aに挿入されたネジは調整溝81c内を動くことになる)、両者の相対関係を変化させることができ、そしてネジの締結力により任意の姿勢を保持することが可能となる。
ここで、ジョイント82の詳細な構造について、図30および図32に基づいて言及する。尚、図32は、該ジョイント82を構成する円盤82bの上面図と、その円盤82bとプランジャー82aとの相対関係を示す図である。ジョイント82は、主に二本のプランジャー82aと、円盤82bと、回転軸82dから構成される。プランジャー82aと回転軸82dは、台座形状をしたジョイント80側に連結され、円盤82bは回転軸82dに対して回転可能な状態でジョイント83側に連結される。従って、ジョイント82においては、プランジャー82a側と円盤82b側とでは相対的に回転移動が可能な状態となっている。
そして、図32(a)に示すように円盤82b上には等間隔(角度で45度間隔)で空孔82cが8個空けられている。また、図30や図32(b)に示すようにプランジャー82aの先端部分が、この空孔82cに嵌り込むことが可能なように、プランジャー82a、円盤82bが配置されている。尚、図32(b)に示す一点鎖線CLは、円盤82b上の空孔82cの中心が辿る軌跡である。このように該先端部分と空孔82cが嵌り込んでいる状態では、円盤82bの回転軸82dを中心とした回転は規制された状態となっている。
ここで、プランジャー82a自体は一般的な機械要素であり、その内部に該先端部分を押し出すように付勢するバネを備えている。そして、空孔82bに該先端部分が嵌り込んでいる状態において、即ち、上述したように円盤82bの回転が規制されている状態で、円盤82bに対してある程度の力を外部から与えると、該先端部分を介して該バネを押し込まれるため、それに伴いプランジャー82aの先端部分も押し込まれ、結果として該先端部分と空孔82bとの嵌め合いを解除することが可能となる。その結果、円盤82bが回転可能となり、更にその円盤82bを回転し続けると、新たな空孔82cと該先端部分とが嵌り込むことで、再び円盤82bの回転が規制される。このようにジョイント82は、一端側と他端側が相対的に回転移動することを可能とするとともに、その所定の位置において一端側と他端側の相対位置関係を保持することを可能とするものである。尚、本実施例におけるプランジャー機構を有するジョイント82は、円盤82bに8個の空孔82cを有することで45度刻みの回転を可能とするが、ジョイント82における回転角は必要に応じて適宜設定することが可能である。例えば、30度刻みの回転を可能とすべく、円盤82bに等間隔で12個の空孔82cを設けるようにしてもよく、また該空孔82cの間隔は必ずしも等間隔である必要はない。
このように構成されるプロジェクタ8用の取付装置は、ジョイント81と83の相対関係により、プロジェクタ8の映像投影姿勢を調整することができ、更にジョイント82に
よりプロジェクタ8の水平面内の向きを調整することができる。そして、プロジェクタ8の姿勢および向きが調整可能な状態で、ジョイント80〜83を介してスライド連結装置71にプロジェクタ8が固定されることになる。従って、プロジェクタ8の姿勢を調整したうえで、ビーム3にプロジェクタ8を吊り下げ固定できるとともに、そのプロジェクタ8がビーム3に対して相対的に固定された状態でその向きを変更することが可能となる。その結果、図1に示すような複数のスクリーン7a、7b、7cが空間構造体1に備えられているような、いわゆるマルチスクリーンに対して、プロジェクタ8の位置を固定した状態でその向きを変更すること可能となり、以て、例えばユーザの用途に適した任意のスクリーンに対してプロジェクタ8から映像を投影することが可能となる。
図1に示した空間構造体1では、スライド連結装置71を利用することで、新たなポール2をビーム3に連結したり、既に連結されているポールの位置を容易に変更したりすることで、新たな任意空間を形成することが可能となる。これは、ポール2と小ビーム4とを連結する場合や、更に既存のビーム3に新たなビーム3を連結する場合についても同様である。
そこで、図1に示す空間構造体1から、新たな任意空間形成の一例を図33に示すとともに、その新たな任意空間での、プロジェクタ8の上記取付装置の作用について以下に説明する。図33に示す空間構造体1と図1に示す空間構造体1との差異点は、ジョイント60、61、62を利用して、新たなビーム320をビーム3bとビーム3fの間に渡した点と、ビーム3bの途中から新たなポール310を連結し、そのポール310と既存のポール2eとの間に新たなスクリーン9を設けた点である。従って、図33に示す新たな空間構造体1では、その矩形体の同一面上にある既存のスクリーン7a〜7cに加えて、該矩形体の別の面上にスクリーン9が設けられている。
ここで、プロジェクタ8は、上述したジョイント80〜83で構成される取付装置によって新たなビーム320に連結、固定されているので、図33に示す新たな空間構造体1による任意空間においても、その映像投影方向を適宜選択することで、スクリーン7a〜7c、スクリーン9のうちユーザの用途に適した任意のスクリーンに対して映像投影をすることが可能となる。
尚、上述までの本発明の実施例に係るプロジェクタ取付装置において、マルチスクリーンを構成する一つのスクリーンから別のスクリーンに、プロジェクタ8の映像投影先を切り替えるとき、該取付装置による水平面内でのプロジェクタ8の回転とともに、該プロジェクタの水平面内での微調整が必要となる場合がある。そのような場合には、この必要とされる微調整はプロジェクタ8内での機械的、電気的な機能による光軸調整等が行われるようにしてもよい。尚、この点は周知技術であるので、本実施例ではその詳細な記載は割愛する。
また、上記プロジェクタ取付装置によって取り付けられたプロジェクタ8の光軸と、その投影先であるスクリーンとのなす角が直角から外れる場合がある(例えば、図1に示す空間構造体1に取り付けられた状態において、スクリーン7aに映像を投影するような場合)。このような場合にはスクリーン上に投影される映像に台形歪みが生じる可能性があるが、これに対してもプロジェクタ8の台形歪み補正機能を利用することで問題を解消できる。尚、この台形歪み補正機能に関しては周知技術であるので、本実施例ではその詳細な記載は割愛する。
<実施例2>
次に、プロジェクタ8の回転を調整する機構の別の実施例を示す。上記の実施例においては、プロジェクタ8のビーム3に対する相対位置を固定した状態で、該プロジェクタの
映像投影の向きを、水平面内において任意の向きに変更する例を示したが、本実施例においおいては、該プロジェクタ8を固定した状態で、その映像投影の向きを、水平面内および鉛直面内において任意の向きに変更する例を示す。これにより、例えば、図28に示すように、プロジェクタ8のビーム3に対する相対位置を変えることなくその向きを水平面内で約90度変更し、また垂直面内で45度変更し、異なる二つのスクリーンに対して又は一のスクリーンにおける水平・鉛直方向の投影位置の調整が可能となる。以下に、本実施例に係るプロジェクタ8の取付装置の詳細について図34〜図37Cに基づいて説明する。
ここで、図34は、当該取付装置をビーム3の長手方向の縦断面を含む面(図28(b)で示すC−C面)で断面したときの断面図、即ち図30と同様の始点から当該取付装置を見たときの図である。また、図35は、当該取付装置をビーム3の横断面を含む面(図28(a)で示すB−B面)で断面したときの断面図、即ち図29と同様の始点から当該取付装置を見たときの図である。尚、図34、35に示す取付装置を構成する構成要素のうち、図29、30に示す取付装置の構成要素と同一のものについては同一の参照番号を付すことで、その詳細な説明は省略する。
本実施例に係る取付装置が、図29、30に示す取付装置と異なる点は、ジョイント81及び83に相当する箇所、即ち、プロジェクタ8の鉛直方向の向きを調整するためのジョイント部分である。図20等に示す取付装置においては、ネジが調整溝81c内をジョイント81cに対して相対的に移動することでプロジェクタ8の鉛直方向の向きが調整された。本実施例に係る取付装置では、水平面内でのプロジェクタ8の回転をコントロールするプランジャー機構(プランジャー82a、円盤82b、空孔82cからなる。)を鉛直面内でのプロジェクタ8の回転にも適用することで、水平方向と同様に鉛直方向でもプロジェクタ8の向きをユーザの用途に適した任意の向きに調整することができる。
詳細には、本実施例に係る取付装置では、上記ジョイント83に代わってジョイント93が用いられ、上記ジョイント81に代わってジョイント91が用いられる。ジョイント91は、主に二本のプランジャー91a、半円盤91b、空孔91c、回転軸91dから構成される。尚、このプランジャー91aは、先に示したプランジャー82aと本質的には同質の機械要素であるが、実施の形態に応じてその先端部分の付勢力等は適切に調整されたものである。また、ジョイント93は、上記ジョイント83と同じように略矩形状の柱部材であり、その柱面のうち相対する二面上をジョイント91の半円盤91bが滑ることが可能なように、両ジョイントが接続される。そして、プランジャー91aと回転軸91dは、ジョイント93側に固定され、半円盤91bは回転軸91dに対して回転可能な状態でジョイント93側に連結される。従って、ジョイント91においては、プランジャー91a側と半円盤91b側とでは相対的に回転移動が可能な状態となっている。
そして、図34に示すように半円盤91b上には等間隔(角度で45度間隔)で空孔91cが5個空けられている(図34に示す状態は、中央の空孔91cにプランジャー91aが重なっている状態である。)。そして、上記のプランジャー82aと円盤82bの場合と同様に、プランジャー91aの先端部分が、この空孔91cに嵌り込むことが可能なように、プランジャー91a、半円盤91bの相対位置関係が決定される。このようにプランジャー91aの先端部分と空孔91cが嵌り込んでいる状態(図34に示す状態)では、半円盤91bの回転軸91dを中心とした回転は規制された状態となっている。
そして、このプランジャー91aについても上記プランジャー82aの場合と同様に、空孔91cに該先端部分が嵌り込んでいる状態において、半円盤91bに対してある程度の力を外部から与えると、該先端部分を介して該バネを押し込まれるため、それに伴いプランジャー91aの先端部分も押し込まれ、結果として該先端部分と空孔91cとの嵌め
合いを解除することが可能となる。その結果、半円盤91bが回転可能となり、更にその半円盤91bを回転し続けると、新たな空孔91cと該先端部分とが嵌り込むことで、再び半円盤91bの回転が規制される。このようにジョイント91と93によって、両ジョイントが相対的に回転移動することが可能となるとともに、その所定の位置においては両ジョイントの相対位置関係が保持されることになる。尚、本実施例においては、空孔91cは45度刻みで設けられているが、この角度は必要に応じて適宜設定することが可能である。
このように構成されるプロジェクタ8用の取付装置は、プランジャー82aの作用に加えてプランジャー91aの作用によって、プロジェクタ8の水平面内及び鉛直面内の向きを調整することができる。そして、プロジェクタ8の姿勢および向きが調整可能な状態で、各ジョイントを介してスライド連結装置71にプロジェクタ8が固定されることになる。尚、このときプロジェクタ8は取付アダプタ8aを介して、これらのジョイントから構成される取付装置に連結されている。従って、プロジェクタ8の姿勢を調整したうえで、ビーム3にプロジェクタ8を吊り下げ固定できるとともに、そのプロジェクタ8がビーム3に対して相対的に固定された状態でその向きを水平方向及び鉛直方向に容易に変更することが可能となる。その結果、図1に示すような複数のスクリーン7a、7b、7cが空間構造体1に備えられているような、いわゆるマルチスクリーンに対して、プロジェクタ8の位置を固定した状態でその向きを変更することが可能となり、または、スクリーン内での鉛直方向での投影位置を変更することが可能となる。更には、天井・床面・テーブル面等の上下に設けられたマルチスクリーンの場合にも、ユーザはプロジェクタ8の投影スクリーンを容易に選択することが可能となる。
ここで、ユーザがプロジェクタ8の向きを調整する場合、図34、35に示される状態では、操作部90をユーザが掴んで各ジョイントの回転方向に回転トルクを与えることが要求される。プロジェクタ8がユーザの手が届く高さに設置されている場合は、これでさほど支障は来たさないが、その高さが高くなるとユーザによるプロジェクタ8の向き調整が容易に行えなくなる。そこで、その向き調整を容易とするために、上記取付装置に図36A〜C、図37A〜Cに示す操作用の操作ハンドルを取り付けるのが好ましい。
先ず、図36A〜Cに示す操作ハンドル95について説明する。ここで、図36Aは、操作ハンドル95が取り付けた状態をプロジェクタ8の側方から見た図であり、図36Bは該状態をその前方から見た図であり、図36Cは操作ハンドル95のプロジェクタ8側への取付状態を示す図(プロジェクタ8を上方から見た図)である。これらの図に示すように、操作ハンドル95は、略C字形状をしており、その両端がプロジェクタ8のアダプタ8aに連結される。その結果、プロジェクタ8の周囲を囲むように、該プロジェクタ8の向き調整のための環状の操作部が形成されることになる。
このとき、図36Aに示すように、環状の操作ハンドル95において、鉛直方向に延在する鉛直フレーム95aと水平方向に延在する水平フレーム95bが画定される。ユーザはこれらのフレームを把持して、取付装置に対して回転トルクを付与することで、プロジェクタ8の向きを容易に調整可能である。例えば、ユーザが二つの鉛直フレーム95aを両手で把持すると、プロジェクタ8に鉛直方向又は水平方向の回転トルクを容易に付与できる。また、ユーザが水平フレーム95bの比較的離れた部位を把持しても、同様にプロジェクタ8に回転トルクを容易に付与することが可能である。
先ず、図37A〜Cに示す操作ハンドル96について説明する。ここで、図37Aは、操作ハンドル96が取り付けた状態をプロジェクタ8の側方から見た図であり、図37Bは該状態をその後方から見た図であり、図37Cは操作ハンドル96のプロジェクタ8側への取付状態を示す図(プロジェクタ8を上方から見た図)である。これらの図に示すよ
うに、操作ハンドル96は、棒形状をしており、その一端がプロジェクタ8のアダプタ8aに対して取付金具96aを介して連結される。その結果、プロジェクタ8が取付装置に取り付けられる箇所から所定距離L離れた位置に、操作ハンドル96が垂下した状態となる。
従って、上述したように水平面内と鉛直面内で回転可能な機構を有する取付装置に対して、ユーザが効率的にプロジェクタ8の向き調整のための回転トルクを付与することが可能となる。尚、図37Aに示す状態では、ユーザが矢印に示す方向に回転トルクを付与するとプロジェクタ8は鉛直面内でその向きが調整され、図37Aの紙面に垂直な方向に回転トルクを付与するとプロジェクタ8の水平面内での向きが調整されることになる。
尚、上記操作ハンドル95、96は、プロジェクタ8の映像投影に支障が無い場合には、プロジェクタ8に常時取り付けておいても構わないし、またプロジェクタ8の向きを調整する必要がある場合にのみ一時的にアダプタ8aに連結させても構わない。
本発明の実施例に係るプロジェクタ取付装置によってプロジェクタが取り付けられる空間構造体の概略構成を表す図である。 図1に示す空間構造体を構成するポールの外観図である。 図2に示すポールの断面図である。 図1に示す空間構造体を構成するビームの外観図である。 図4に示すビームの断面図である。 図1に示す空間構造体を構成する小ビームの外観図である。 図6に示す小ビームの断面図である。 図1に示す空間構造体のコーナー部における一本のポールと二本のビームの連結の様子を示す図である。 図8に示す連結において使用されるジョイントの構造を示す図である。 図8に示すポールとビームの連結における断面図である。 図1に示す空間構造体のポールの下部におけるポールと小ビームの連結の様子を示す図である。 図11に示す連結において、ポール下部に連結された二つのジョイントの様子を示す図である。 図11に示す連結において、小ビームに連結されるジョイントの構造を示す図である。 図12に示す二つのジョイントが連結されたポールと、図13に示すジョイントが連結された小ビームとを連結する様子を示す図である。 図1に示す空間構造体におけるビーム同士の連結の様子を示す図である。 図15に示す連結において使用される第一のジョイントの構造を示す図である。 図15に示す連結において使用される第二のジョイントの構造を示す図である。 図15に示す連結において使用される第三のジョイントの構造を示す図である。 図17に示す第二のジョイントと図18に示す第三のジョイントが協働的に機能を発揮する様子を示す第一の図である。 図17に示す第二のジョイントと図18に示す第三のジョイントが協働的に機能を発揮する様子を示す第二の図である。 図1に示す空間構造体において、スライド連結装置を利用してビームとポールを連結する際の様子を示す図である。 図21に示す連結において使用されるジョイントの構造を示す図である。 図21に示す連結において使用されるスライド連結装置を構成する付勢部材の構造を示す図である。 図21に示す連結において使用されるスライド連結装置を構成するベース部材の構造を示す図である。 図21に示す連結において使用されるスライド連結装置の溝内で動きを説明する第一の図である。 図21に示す連結において使用されるスライド連結装置の溝内で動きを説明する第二の図である。 図1に示す空間構造体において、スライド連結装置を利用して小ビームとポールを連結する際の様子を示す図である。 図1に示す空間構造体において、本発明の実施例に係るプロジェクタ取付装置によってビームに吊り下げられて連結、固定されたプロジェクタの様子を示す図である。 本発明の実施例に係るプロジェクタ取付装置の断面を示す第一の図である。 本発明の実施例に係るプロジェクタ取付装置の断面を示す第二の図である。 本発明の実施例に係るプロジェクタ取付装置に含まれるジョイントの詳細な構成を示す図である。 本発明の実施例に係るプロジェクタ取付装置に含まれる、プランジャー機構を用いたジョイントの円盤を示す図である。 図1に示す空間構造体において、新たなポールおよびビームを追加することで形成された新たな空間構造体の概略構成を表す図である。 本発明の第二の実施例に係るプロジェクタ取付装置の断面を示す第一の図である。 本発明の第二実施例に係るプロジェクタ取付装置の断面を示す第二の図である。 本発明の第二の実施例に係るプロジェクタ取付装置に連結される第一の操作ハンドルの連結状態を示す第一の図である。 本発明の第二の実施例に係るプロジェクタ取付装置に連結される第一の操作ハンドルの連結状態を示す第二の図である。 本発明の第二の実施例に係るプロジェクタ取付装置に連結される第一の操作ハンドルの連結状態を示す第三の図である。 本発明の第二の実施例に係るプロジェクタ取付装置に連結される第二の操作ハンドルの連結状態を示す第一の図である。 本発明の第二の実施例に係るプロジェクタ取付装置に連結される第二の操作ハンドルの連結状態を示す第二の図である。 本発明の第二の実施例に係るプロジェクタ取付装置に連結される第二の操作ハンドルの連結状態を示す第三の図である。
符号の説明
1・・・・空間構造体
2(2a〜2f、2h〜2j)・・・・ポール
3(3a〜3i)・・・・ビーム
4(4b、4c)・・・・小ビーム
8・・・・プロジェクタ
10・・・・ジョイント
71・・・・スライド連結装置
80・・・・ジョイント
81・・・・ジョイント
82・・・・ジョイント
82a・・・・プランジャー
82b・・・・円盤
82c・・・・空孔
82d・・・・回転軸
83・・・・ジョイント
91・・・・ジョイント
91a・・・・プランジャー
91b・・・・半円盤
91c・・・・空孔
91d・・・・回転軸
93・・・・ジョイント
95・・・・操作ハンドル
95a・・・・鉛直フレーム
95b・・・・水平フレーム
96・・・・操作ハンドル

Claims (4)

  1. 床から上方に延びる一又は複数の柱状体と該床に水平方向に延びる一又は複数の横梁体とが互いに連結されることで、または該横梁体同士が互いに連結されることで、任意の空間を形成可能な空間構造体において、映像を投影可能なプロジェクタの取付状態を調整するプロジェクタ取付装置であって、
    前記プロジェクタを前記横梁体に固定する固定手段と、
    前記プロジェクタが前記横梁体に平行な水平面内で回転可能となるように、前記固定手段と該プロジェクタとを連結する回転連結手段と、
    前記プロジェクタに連結されるとともに、前記回転連結手段を介した該プロジェクタの向きを操作する操作部と、を備え、
    前記プロジェクタは、前記回転連結手段によって少なくとも二つの映像投影方向に映像を投影することが可能となり、
    前記操作部は、前記回転連結手段と前記プロジェクタとの連結部分から所定距離離れた場所で該プロジェクタ側と接続され、その接続点よりユーザが位置する下方に延在する操作部と、前記プロジェクタを囲み、且つユーザが位置する下方に向かって環状に形成されるように該プロジェクタ側と接続される操作部とのうち何れか一方を含むことを特徴とするプロジェクタ取付装置。
  2. 前記回転連結手段は、更に、前記プロジェクタが鉛直面内で回転可能となるように、前記固定手段と該プロジェクタとを連結することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ取付装置。
  3. 床から上方に延びる一又は複数の柱状体と該床に水平方向に延びる一又は複数の横梁体とが互いに連結されることで、または該横梁体同士が互いに連結されることで、任意の空間を形成可能な空間構造体において、映像を投影可能なプロジェクタの取付状態を調整するプロジェクタ取付装置であって、
    前記プロジェクタを前記横梁体に固定する固定手段と、
    前記プロジェクタが鉛直面内で回転可能となるように、前記固定手段と該プロジェクタとを連結する回転連結手段と、
    前記プロジェクタに連結されるとともに、前記回転連結手段を介した該プロジェクタの向きを操作する操作部と、を備え、
    前記プロジェクタは、前記回転連結手段によって少なくとも二つの映像投影方向に映像を投影することが可能となり、
    前記操作部は、前記回転連結手段と前記プロジェクタとの連結部分から所定距離離れた場所で該プロジェクタ側と接続され、その接続点よりユーザが位置する下方に延在する操作部と、前記プロジェクタを囲み、且つユーザが位置する下方に向かって環状に形成されるように該プロジェクタ側と接続される操作部とのうち何れか一方を含むことを特徴とするプロジェクタ取付装置。
  4. 前記空間構造体において前記柱状体または前記横梁体が加除され、または既に連結されている該柱状体または該横梁体の位置が変更されることで新たな任意空間が形成されるとき、前記回転連結手段は、該任意空間形成後の前記プロジェクタの新たな映像投影位置に対応すべく該プロジェクタを回転可能とし、
    前記固定手段は、前記プロジェクタを前記横梁体に沿ってスライド移動可能とするとともに、該横梁体の任意の位置に該プロジェクタを固定し、
    前記空間構造体において前記新たな任意空間が形成されるとき、前記固定手段は、該任意空間形成後の前記プロジェクタの新たな映像投影位置に対応すべく該プロジェクタの位置をスライド移動するとともに、該スライド移動後の該プロジェクタを前記横梁体に固定し、
    前記横梁体は、軸心方向の一部又は全部において該軸心方向に沿って延び且つ該横梁体の断面において開口部を有する半閉空間である横梁体溝部を有し、
    前記固定手段は、前記横梁体溝部内をスライドすることが可能であって、且つ前記開口部を介して前記回転連結手段と連結されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のプロジェクタ取付装置。
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