JP2005080261A - 映像投射方法、及び、この方法に適用されるプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】プロジェクタによる映像の投射と観察者との干渉が起こり難く、スクリーンに接近して映像を観察することができ、プロジェクタの非使用時にプロジェクタが設置されたままでも邪魔になり難い、映像投射方法、及び、この方法に適用されるプロジェクタを提供する。
【解決手段】投射する映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも短いポートレート表示モードでの映像の投射が可能なプロジェクタ2を適用し、このプロジェクタを、スクリーン1が設定された視聴室100の正面の壁面3と交差する方向の面を有する側壁4乃至その面に近接した位置に設置し、上記ポートレート表示モードによってスクリーン1上に映像の投射を行う。
【選択図】図1
【解決手段】投射する映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも短いポートレート表示モードでの映像の投射が可能なプロジェクタ2を適用し、このプロジェクタを、スクリーン1が設定された視聴室100の正面の壁面3と交差する方向の面を有する側壁4乃至その面に近接した位置に設置し、上記ポートレート表示モードによってスクリーン1上に映像の投射を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、映像投射方法、及び、この方法に適用されるプロジェクタに関する。
近年、ビジネスや教育の現場でプロジェクタが多用されている。即ち、会議でのプレゼンテーション、学校や予備校その他での教育、企業での研修、等々の他、宣伝や広告にも、大画面の映像を利用する場面が多い。このような場面では、大型映像表示装置として、フロント投射型プロジェクタやリヤ投射型プロジェクタが用いられる。一般に、フロント投射型プロジェクタはプロジェクタ本体は相対的に小型で大画面の表示が実現できるが、画面サイズに相応した映像の投射スペースが必要とされ、投射距離が短く設計された機種でも2m程度の距離は確保しなくてはならない。また、このようなフロント投射型プロジェクタを利用するために映像の観察者が居る領域の一部をプロジェクタが占有することになってしまう。このプロジェクタによって映像を投射するために、プロジェクタからスクリーンまで投射された光が遮られずに届くために光路が確保されることを要し、従って、観察者はこの光路を避けた域内にのみ居ることが許容されることになる。換言すれば、観察者はプロジェクタによる映像の投射と干渉せずにスクリーンに接近することは難しい。また、一方、このようなプロジェクタの非使用時には、これの設置用の台やテーブルは邪魔になる。
図7は、従来の一般的な天井吊り下げ型のプロジェクタによる映像投射方法を説明するための図である。この方法によれば、プロジェクタからスクリーンまで投射された光が遮られずに届くための光路を確保するについては、視聴室のフロアの中央部などの机上にプロジェクタを設置するよりは幾分か邪魔になり難い設置を行うことができる。しかしながら、図示のように、視聴室100の天井101に取り付けられた天井吊り下げ型のプロジェクタ2からスクリーン1としての面10上に映像を投射するとき、その投射光線がスクリーン1に到るまでの光線の通過領域内に当該映像の観察者M(の頭部等の部分)が入ってしまうと、この観察者によって投射光線が遮られた部分に対応する影Sがスクリーン1上に投影されてしまうことになる。従って、図7のような方法によっても、観察者はプロジェクタによる映像の投射と干渉せずにスクリーンに接近することは難しい。
図7のような方法に類似の方法として、プロジェクタを観察者が居る領域の一部を占有して設置するのではなく、スクリーンを設けた視聴室の正面の壁面に対向する壁面上方にスクリーンの投射角度を調節可能な支持機構によって取り付ける技術も提案されている(特許文献1)。
また、垂直壁面に固定される取付板の下端に、吊り下げ角度を可変にして、プロジェクタを吊り下げ支持するための保持具も既に提案されている(特許文献2)。
一方、プロジェクタからの光の投射方向をミラーを用いて折り曲げることにより、プロジェクタ本体の長手方向と交差する方向に向けて映像を投射し得るようにした技術も提案されている(特許文献3)。
また、上述のようなミラーを用いる構造において、このミラーの仰角を可変にすることができるようにした機構も提案されている(特許文献4)。
更にまた、投射装置のR,G,Bの3個の投射器を縦に配列したプロジェクタを適用し、壁の一面に壁掛け用の治具を配設し、この治具によりプロジェクタ本体を壁面に対して平行に取り付ける技術も提案されている(特許文献5)。
尚、浴室内でもプロジェクタによる映像を鑑賞できるようにするための装置として、スクリーンに対向するプロジェクタ部とスピーカ部とを近接させて配置し、或いは、これらを一体のユニットとして構成する技術も提案されている(特許文献6)。
実開平3−36285号公報(実用新案登録請求の範囲、第8図)
実開平3−67323号公報(全文)(実用新案登録請求の範囲、第1図)
実開平3−80483号公報(全文)(第2図)
特開平10−260473号公報(図17)
実開昭57−125087号公報(全文)(実用新案登録請求の範囲、第2図)
特開2003−97062号公報(図1、図2、図3)
しかしながら、上述の何れの提案による技術によっても、観察者によってプロジェクタによる映像の投射が干渉を受け難くするには必ずしも十分ではない。特許文献5の技術を用いてプロジェクタ本体を視聴室の側壁に取り付けるようにすれば、ある程度このような問題は解決される。しかしながら、この文献に開示の技術では、3菅式のプロジェクタによって通常と同様の水平方向の広がりが垂直方向のそれに比し相対的に大きい映像を投射するものであるため、プロジェクタからスクリーンの両端に至るに十分な投射光の広がり角度を得るために、壁面から比較的大きく離隔して取り付け、更には、投射光の方向が壁面から離隔する方向に大きな角度をなすようにして支持しなくてはならない。しかしながら、このように壁面から離隔させると、結局、プロジェクタは壁面から大きく突出せざるを得ず、プロジェクタの支持構造部が大型になってしまい、視聴室の有効収容人数を減殺させることになってしまう。また、上述のように大きな角度を持たせると、プロジェクタよりスクリーンまでの距離が近いところと遠いところとで映像の焦点のずれが大きくなるといった問題も新たに惹起される。
そこで、本発明の目的は、プロジェクタによる映像の投射と観察者との干渉が起こり難く、スクリーンに接近して映像を観察することができ、プロジェクタの非使用時にプロジェクタが設置されたままでも邪魔になり難い、映像投射方法、及び、この方法に適用されるプロジェクタを提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明は、次のような特徴的なものである。
(1)スクリーンとしての面上に映像を投射するプロジェクタであって投射された映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも短いポートレート表示モードでの映像の投射が可能なプロジェクタを適用し、前記プロジェクタを、当該スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の面を有する側壁乃至その面に近接した位置に設置し、前記ポートレート表示モードによって前記スクリーン上に映像の投射を行う映像投射方法。
(2)前記プロジェクタとして、投射された映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも長い通常表示モードと前記ポートレート表示モードとの双方のモードを選択的にとり得るプロジェクタを適用し、前記プロジェクタを、前記視聴室の側壁乃至その面に近接した位置に設置したときには前記ポートレート表示モードでの動作を選択する上記(1)の映像投射方法。
(3)前記プロジェクタを、前記側壁に沿った設置台によって支持するようにして設置する上記(1)の映像投射方法。
(4)前記プロジェクタを、その水準位置を変更可能に前記側壁に設置する上記(1)の映像投射方法。
(5)前記プロジェクタを、前記変更可能な水準位置のうちその下端位置乃至下端近傍位置に位置させたときに、当該位置において、収納ケース内に収納され得るようにした上記(4)の映像投射方法。
(6)前記プロジェクタを、前記スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の各面を有する夫々の側壁に各設置し、これらのプロジェクタを用いて各部分を投射することによって一つの映像が構成される方式で当該映像を投射する上記(1)の映像投射方法。
(7)前記プロジェクタを、前記スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の各面を有する夫々の側壁に各設置し、これらのプロジェクタを用いて観察者の左眼に対応する映像と右眼に対応する映像とを各投射することによって立体視可能な映像を投射する上記(1)の映像投射方法。
(8)前記プロジェクタとして、前記ポートレート表示モードをとるときには前記通常表示モードをとるときの映像の上下の向きを当該映像の面内に沿って90度回転させた形で投射する方式のものを適用する上記(2)の映像投射方法。
(9)前記プロジェクタとして、外部からの複数の操作の種別をロータリーエンコーダによって選択可能な方式のものを適用する上記(1)の映像投射方法。
(10)スクリーンに投射した映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも短いポートレート表示モードでの映像の投射が可能なように構成され、自己の本体を当該スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の面を有する側壁に設置するための被支持部が設けられたプロジェクタ。
(11)投射された映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも長い通常表示モードと前記ポートレート表示モードとの双方のモードを選択的にとり得るように構成された上記(10)のプロジェクタ。
(12)前記被支持部は、前記側壁に沿った設置台に設けられた支持部材によって支持されるように構成されたものである上記(10)のプロジェクタ。
(13)前記被支持部は、前記側壁に沿って前記プロジェクタの水準位置を変更可能に支持する機構を備えた支持部材によって支持されるように構成されたものである上記(10)のプロジェクタ。
(14)前記被支持部は、前記側壁に沿って前記プロジェクタの水準位置を変更可能に支持し且つその下端位置乃至その近傍位置に位置させたときには当該位置において所定の収納ケース内に収納され得るように支持するようになされた機構を備えた支持部材によって支持されるように構成されたものである上記(10)のプロジェクタ。
(15)前記スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の各面を有する夫々の側壁に自己及び自己と対をなすものとの双方が各設置されたときには、当該自己及び自己と対をなすものとの双方により映像の各部分を投射することによって一つの映像が構成される方式で当該映像を投射し得るように構成されたものである上記(10)のプロジェクタ。
(16)前記スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の各面を有する夫々の側壁に自己及び自己と対をなすものとの双方が各設置されたときには、当該自己及び自己と対をなすものとの双方により観察者の左眼に対応する映像と右眼に対応する映像とを各投射することによって立体視可能な映像が構成される方式で当該映像を投射し得るように構成されたものである上記(10)のプロジェクタ。
(17)前記ポートレート表示モードをとるときには前記通常表示モードをとるときの映像の上下の向きを当該映像の面内に沿って90度回転させた形で投射するように構成されたものである上記(11)のプロジェクタ。
(8)外部からの複数の操作の種別をロータリーエンコーダによって選択可能に構成されたものである上記(10)のプロジェクタ。
本発明によれば、プロジェクタによる映像の投射と観察者との干渉が起こり難く、スクリーンに接近して映像を観察することができ、プロジェクタの非使用時にプロジェクタが設置されたままでも邪魔になり難い、映像投射方法、及び、この方法に適用されるプロジェクタが実現される。
以下、本発明の映像投射方法、及び、この方法に適用されるプロジェクタの好適実施形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例としての映像投射方法、及び、この方法に適用されるプロジェクタを説明するための図である。
図1に例示された本発明が実施される場面では、スクリーン1としての面10上に映像を投射するプロジェクタ2として、投射された映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも短いポートレート表示モードでの映像の投射が可能なプロジェクタを適用する。このプロジェクタ2を、スクリーン1が設定された視聴室100の正面の壁面(前壁の面)3と交差する方向の面を有する側壁(横壁)4に取付金具5によって支持するようにして設置し、上記ポートレート表示モードによって上記スクリーン上に映像の投射を行う。
図1に例示のプロジェクタ2は、投射された映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも長い通常表示モードと上述のようなポートレート表示モードとの双方のモードを選択的にとり得るように構成され、図示のようにして視聴室100の側壁(横壁)4に設置された状態では、上述のようにポートレート表示モードで動作するが、このときには、通常表示モードをとるときの映像の上下の向きをその映像の面内に沿って90度回転させた形で投射する。
プロジェクタ2本体については、これを通常表示モードで用いる場合に対し投射光の光軸の周りに90度回転させた姿勢で、取付金具5によって側壁(横壁)4に支持する。プロジェクタ2の本体には、このような取付金具5による支持を可能にするため同取付金具5に対応する被支持部21が設けられている。この被支持部は、例えば、プロジェクタ本体と取付金具5とを結合させるためのねじ穴や嵌合部材乃至は溶接や接着のために設定される接合面等によって構成される。
プロジェクタ2からの投射光は二点鎖線にて図示のようにプロジェクタの光学系から放射されて一定の放射状の広がりを持つ領域6を通ってスクリーン1に投射される。
図1のような方法によってプロジェクタ2から映像を投射すれば、観察者Mは領域6と干渉しない領域の何処に居ても、映像に影を落とす等の不都合を生じることなく投射された映像を視聴することができることになる。即ち、映像が投射されるスクリーン1の中央に正対し且つスクリーン1から適当に離れた位置(P1)に居れば、映像に影を落とす等の虞なくして映像全体を最も鮮明に観察することができるが、場合によって乃至所要に応じて、この位置(P1)よりもスクリーン1に接近した位置或いはスクリーン1から遠退いた位置であっても、接近するときには図示のようにスクリーン1の左端寄りの位置(P2)であれば、また、遠退くときには図示のようにスクリーン1の右端寄りの位置(P3)であれば、映像に自己の影を落とす等の不都合を生じることがない。
同様に、図1の平面図には直接的には表現されないが、プロジェクタ2の側壁(横壁)4への取付位置を一定以上の水準位置にしておけば、観察者は図1の二点鎖線にて表わされる領域6と干渉しない範囲で、自由に席を立ったり座ったりしても映像に自己の影を落とす等の不都合を生じる虞がない。
また、図1の実施の形態では、プロジェクタ2本体を、通常表示モードで用いる場合に対し投射光の光軸の周りに90度回転させた姿勢で側壁(横壁)4に支持し、且つ、通常表示モードをとるときの映像の上下の向きをその映像の面内に沿って90度回転させた形でのポートレート表示モードで映像を映し出すため、画面の有効表示領域は、所謂「縦長」、即ち、映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも短い状態となり、上述した領域6と干渉する虞は、視聴室100の横方向(スクリーン1に平行な方向)の空間に関して、既述の通常表示モードにおけるそれよりも軽微なものとなる。
一般に、プロジェクタは床や机上に設置する場合を考慮して、机(テーブル)の端部等が映像の投射領域と干渉しないように、所謂「打ち上げ角度」がつけられた仕様(オフセットがつけられた仕様)になっている。このため、この種のプロジェクタを図1の実施の形態におけるように、側壁(横壁)4に支持し、且つ、既述のポートレート表示モードで映像を映し出すようにすれば、元々「打ち上げ角度」がつけられているのでプロジェクタ2自体に関してその光投射の方向が側壁4から離隔していくような大きな角度をつけなくとも、上述のオフセットが有効に作用して、映像をスクリーン1の中央の領域に照準させて投射することが容易となる。
図2は図1に示された実施の形態に適合するプロジェクタ2について説明するための図である。このプロジェクタ2は、外部からの複数の操作の種別(及び該当する種別の操作に関する調整操作)を単一のロータリーエンコーダ22によって選択可能に構成されている。即ち、フォーカシングやズーミング等々の操作の選択や、選択された操作(例えばフォーカシング操作或いはズーミング操作)に関する調節操作を、このロータリーエンコーダ22に対する操作で一切賄うことができるように構成されている。このような構成のプロジェクタを適用すれば、一切の外部操作を、ロータリーエンコーダ22を回動させる駆動力の伝達系に繋がった回転操作部に対する操作によって行うことができるため、操作のためには必ずしも好適とはいえないような位置等を含んでこのプロジェクタが何処に取り付られていても、その操作がし易い。
図3は本発明の実施の形態として、プロジェクタ2を側壁(横壁)4(スクリーン1の左側の側壁)の面に近接した位置に取付る場合の例を示す図である。図3の例では、プロジェクタ2を、この側壁4に沿った設置台7によって支持するようにして設置している。この例では、プロジェクタ2が設置台7によって支持されるときの被支持部は、プロジェクタ本体底面の設置台7上面への接触部がこれに該当する。図3のようにすれば、プロジェクタ2が側壁(横壁)4から突出していても、この設置台7があるために操作者でない人がプロジェクタ2に不用意に接近し過ぎたり接触してしまう等の不都合な事態の発生を予防することができ、ひいてはプロジェクタ2が損傷を受ける虞が回避される。また、この設置台7を映像のソースに関する機材乃至備品等を収容するためのキャビネットとしても機能するように構成すれば、スペースの有効活用が図られ、且つ、プロジェクタの活用にも便ならしめることができる。
図4は本発明の実施の形態として、プロジェクタ2をその水準位置を変更可能に側壁(横壁)4(スクリーン1の左側の側壁)の面に上下に延長して設けた支持部材としてのレール8に沿って摺動可能に取付る場合の例を示す図である。このようにすれば、プロジェクタ2の水準位置を適宜に調節することによって、プロジェクタからの投射によって映し出される映像の水準位置を任意に選択することが可能になる。
また、この図4の例では、上述のように変更可能な水準位置のうちその下端位置乃至下端近傍位置にプロジェクタ2を位置させたときに、その位置において、収納ケース9内に収納され得るように構成されている。不使用時にプロジェクタ2を降下させて収納ケース9内に収納すれば、プロジェクタ2が損傷を受ける虞が低減し、且つ、降下した位置に下げることができるので、点検やメンテナンスにも便ならしめることができる。
図5は、更に他の実施の形態を説明するための図である。この図5の例では、スクリーン1が設定された視聴室100の正面の壁面3と交差する方向の各面(左側面41,右側面42)を有する夫々の側壁(左側壁4L,右側壁4R)に自己及び自己と対をなすものとの双方のプロジェクタ2L,2Rが各設置される。そして、これら双方のプロジェクタ2L,2Rにより映像の各部分を投射することによって一つの映像が構成される方式で一つの映像を投射する。このようにすれば、双方のプロジェクタ2L,2Rによって、既述のポートレート表示モードで所謂縦長の映像を表示することによって、各別の映像としては左右方向で歪の度合いが殆ど変わらない映像をもって、これら双方の画像によって、比較的歪の少ない形態で、通常の表示モードのような所謂横長の映像を映し出すことができる。図5より理解されるように、この実施の形態による映像によれば、観察者Mは、いわば本の見開きの如くに展開された表示を観察することになる。
図6は、更に異なる実施の形態を説明するための図である。図6において、図5との対応部は同一の符号を用いて示してある。この図6の例では、スクリーン1が設定された視聴室100の正面の壁面3と交差する方向の各面(左側面41,右側面42)を有する夫々の側壁(左側壁4L,右側壁4R)に自己及び自己と対をなすものとの双方のプロジェクタ2L,2Rが各設置される。そしてこの図6のものでは、これら双方のプロジェクタ2L,2Rにより観察者Mの左眼に対応する映像と右眼に対応する映像とを各投射することによって立体視可能な映像が構成される方式で当該映像を投射する。尚、映像を立体視可能にするための原理乃至基本的構成自体については公知であるため詳述しないが、観察者Mはプロジェクタ2L,2Rにより映し出される双方の映像を、ステレオ視のための公知の眼鏡をかける等して観察することにより、立体的な映像を観察することができることになる。
1 スクリーン
2,2L,2R プロジェクタ
3 正面の壁
4 側壁(横壁)
5 取付金具
6 領域
7 設置台
8 レール
9 収納ケース
10 面
21 被支持部
22 ロータリーエンコーダ
41 左側面
42 右側面
100 視聴室
101 天井
2,2L,2R プロジェクタ
3 正面の壁
4 側壁(横壁)
5 取付金具
6 領域
7 設置台
8 レール
9 収納ケース
10 面
21 被支持部
22 ロータリーエンコーダ
41 左側面
42 右側面
100 視聴室
101 天井
Claims (18)
- スクリーンとしての面上に映像を投射するプロジェクタであって投射された映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも短いポートレート表示モードでの映像の投射が可能なプロジェクタを適用し、前記プロジェクタを、当該スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の面を有する側壁乃至その面に近接した位置に設置し、前記ポートレート表示モードによって前記スクリーン上に映像の投射を行うことを特徴とする映像投射方法。
- 前記プロジェクタとして、投射された映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも長い通常表示モードと前記ポートレート表示モードとの双方のモードを選択的にとり得るプロジェクタを適用し、前記プロジェクタを、前記視聴室の側壁乃至その面に近接した位置に設置したときには前記ポートレート表示モードでの動作を選択することを特徴とする請求項1に記載の映像投射方法。
- 前記プロジェクタを、前記側壁に沿った設置台によって支持するようにして設置することを特徴とする請求項1に記載の映像投射方法。
- 前記プロジェクタを、その水準位置を変更可能に前記側壁に設置することを特徴とする請求項1に記載の映像投射方法。
- 前記プロジェクタを、前記変更可能な水準位置のうちその下端位置乃至下端近傍位置に位置させたときに、当該位置において、収納ケース内に収納され得るようにしたことを特徴とする請求項4に記載の映像投射方法。
- 前記プロジェクタを、前記スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の各面を有する夫々の側壁に各設置し、これらのプロジェクタを用いて各部分を投射することによって一つの映像が構成される方式で当該映像を投射することを特徴とする請求項1に記載の映像投射方法。
- 前記プロジェクタを、前記スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の各面を有する夫々の側壁に各設置し、これらのプロジェクタを用いて観察者の左眼に対応する映像と右眼に対応する映像とを各投射することによって立体視可能な映像を投射することを特徴とする請求項1に記載の映像投射方法。
- 前記プロジェクタとして、前記ポートレート表示モードをとるときには前記通常表示モードをとるときの映像の上下の向きを当該映像の面内に沿って90度回転させた形で投射する方式のものを適用することを特徴とする請求項2に記載の映像投射方法。
- 前記プロジェクタとして、外部からの複数の操作の種別をロータリーエンコーダによって選択可能な方式のものを適用することを特徴とする請求項1に記載の映像投射方法。
- スクリーンに投射した映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも長いポートレート表示モードでの映像の投射が可能なように構成され、自己の本体を当該スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の面を有する側壁に設置するための被支持部が設けられたことを特徴とするプロジェクタ。
- 投射された映像の水平方向(ヨコ方向)の長さが垂直方向(タテ方向)の長さよりも長い通常表示モードと前記ポートレート表示モードとの双方のモードを選択的にとり得るように構成されたことを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタ。
- 前記被支持部は、前記側壁に沿った設置台に設けられた支持部材によって支持されるように構成されたものであることを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタ。
- 前記被支持部は、前記側壁に沿って前記プロジェクタの水準位置を変更可能に支持する機構を備えた支持部材によって支持されるように構成されたものであることを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタ。
- 前記被支持部は、前記側壁に沿って前記プロジェクタの水準位置を変更可能に支持し且つその下端位置乃至その近傍位置に位置させたときには当該位置において所定の収納ケース内に収納され得るように支持するようになされた機構を備えた支持部材によって支持されるように構成されたものであることを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタ。
- 前記スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の各面を有する夫々の側壁に自己及び自己と対をなすものとの双方が各設置されたときには、当該自己及び自己と対をなすものとの双方により映像の各部分を投射することによって一つの映像が構成される方式で当該映像を投射し得るように構成されたものであることを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタ。
- 前記スクリーンが設定された視聴室の正面の壁面と交差する方向の各面を有する夫々の側壁に自己及び自己と対をなすものとの双方が各設置されたときには、当該自己及び自己と対をなすものとの双方により観察者の左眼に対応する映像と右眼に対応する映像とを各投射することによって立体視可能な映像が構成される方式で当該映像を投射し得るように構成されたものであることを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタ。
- 前記ポートレート表示モードをとるときには前記通常表示モードをとるときの映像の上下の向きを当該映像の面内に沿って90度回転させた形で投射するように構成されたものであることを特徴とする請求項11に記載のプロジェクタ。
- 外部からの複数の操作の種別をロータリーエンコーダによって選択可能に構成されたものであることを特徴とする請求項10に記載のプロジェクタ。
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JP2003312220A JP2005080261A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 映像投射方法、及び、この方法に適用されるプロジェクタ |
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