JP2006026162A - 超音波診断装置及び表示器用可動機構 - Google Patents

超音波診断装置及び表示器用可動機構 Download PDF

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Abstract

【課題】超音波診断装置において、簡易な構成を用いて表示器の回転運動及びチルト運動を実現する。
【解決手段】可動機構20は、モニタ取付台22、固定台座24、運動規制機構32を有する。固定台座24の凹球面46とチルト回転部材26の凸球面54とが面接合する。チルト回転部材26のスライド開口56には上側回転部材28に形成されたスライダとしての係合片84が嵌り込む。係合片84はチルト回転部材と一体的に回転すると共に、それをチルト方向にのみ案内する。固定台座24はベース部材に固定設置され、チルト回転部材26はモニタ取付台22を搭載する。各部材の中央部には開口が形成されており、それらの開口を介して1又は複数のケーブルが差し通される。
【選択図】図2

Description

本発明は超音波診断装置及び表示器用可動機構に関し、特に、表示器を回転運動及びチルト運動させる機構に関する。
超音波診断に当たっては表示器を任意の向き及び角度に位置決めすることが必要となる。例えば、超音波探触子を操作する医師あるいは検査技師の方へ表示器を適正な姿勢で向かせる必要がある。このため、一般に、表示器に関しては、高さ、回転角度、傾斜角度などを自在に設定できるように構成されている(例えば、以下の特許文献1,2,3参照)。
特公平3−28935号公報 実公平5−30730号公報 特開平6−125900号公報
表示器の水平回転運動及びチルト運動(傾斜運動)を許容するために、ベース部材上に回転機構(第1機構)を搭載し、その回転機構の上にチルト機構(第2機構)を搭載すると、表示器を支持するための機構全体が大掛かりとなったり物量が増大したりする問題が生じる。超音波診断用の表示器としてCRTを用いる場合、その重量を確実に支持すると共に、いったん決定された姿勢をそのまま維持することが必要となる。したがって、簡易な機構でありながら、表示器の所望姿勢を容易に設定でき、しかもその姿勢を確実に保持できる可動機構が要望される。また、表示器の後面側から引き出されるケーブルを物理的保護及び見栄え上、外界から隠して引き回すことが望まれる。
本発明の目的は、簡易な機構で容易かつ確実に表示器の回転運動及びチルト運動を行わせることにある。
本発明の目的は、表示器の後側から垂れ下がるケーブルの取り扱いを改善することにある。
(1)本発明は、超音波画像を表示する表示器と、前記表示器の荷重を受けるベース部材上に設けられ、前記表示器の回転運動及びチルト運動を許容する可動機構と、を含み、前記可動機構は、前記ベース部材に設置され、上方へ向いた凹球面を有する台座と、前記表示器を搭載する部材であって、前記凹球面に面接合する凸球面を有するチルト回転部材と、前記台座上において前記チルト回転部材の回転運動及びチルト運動を許容する運動規制機構と、を含むことを特徴とする。
上記構成によれば、ベース部材に対して台座が設置され、一方、チルト回転部材に表示器が搭載される。ここで、ベース部材あるいは台座の高さを可変できるように構成してもよい。チルト回転部材は表示器と一体的に運動するものであるが、チルト回転部材は凸球面(下面としての係合面)を有し、その凸球面が台座に形成された凹球面(上面としての係合面)に面接合する。運動規制機構は、台座上においてチルト回転部材の回転運動及びチルト運動を許容する。つまり、面接合関係を維持しつつ、台座上においてチルト回転部材が回転運動し、且つ、台座上においてチルト回転部材がチルト運動する。このように、凸球面と凹球面との面接合関係を前提として運動規制機構が回転方向及びチルト方向の両方向について運動案内を行うので、可動機構全体として構成が簡易であり、物量あるいは規模を削減できる。
望ましくは、前記運動規制機構は、前記台座に対して前記チルト回転部材を弾性的に押し付けて、前記チルト回転部材の前記回転運動及び前記チルト運動に対して摺動抵抗を生じさせる付勢部材を有する。この構成によれば、表示器の姿勢を決定した後にそれを安定的に維持することができる。付勢部材はスプリング、ゴム弾性体などによって構成することができる。凹球面と凸球面との間に摺動抵抗を働かせるために一方の面あるいは両方の面に複数の溝(例えば同心円状の複数のリング溝)を形成してもよいし、一方の面上あるいは両方の面上に摺動抵抗の大きな材料を設けるようにしてもよい。あるいは、摺動抵抗が大き過ぎるような場合には潤滑剤を導入してもよく、あるいはベアリング機構を設置するようにしてもよい。
望ましくは、前記運動規制機構は回転運動可能なスライダを有し、前記チルト回転部材はチルト方向に沿って円弧状に形成されたスライド開口を有し、前記スライド開口に対して前記スライダが嵌り込んだ状態で、前記スライダに対して前記チルト回転部材のチルト運動が許容され、前記スライダと前記チルト回転部材とが一体的に回転運動し、且つ、前記スライダによって規制されたチルト方向に前記チルト回転部材がチルト運動する。
上記構成によれば、スライダとスライド開口の係合関係によって回転運動及びチルト運動の案内を簡便に行える。スライダは矩形のブロックあるいはプレートとして構成してもよい。スライド開口は横幅が一定で円弧状に所定距離の長さを有する溝であるのが望ましい。スライド開口の前後端がチルト角度範囲の両端を規定してもよく、つまりその前後端がストッパ手段として機能してもよい。但し、ストッパ手段としてはそれ以外にも各種の構成を採用できる。
望ましくは、前記運動規制機構は、前記台座と前記チルト回転部材とを挟んで互いに連結する上側回転部材及び下側回転部材を含み、前記上側回転部材及び前記下側回転部材の一方に前記スライダが形成される。上記構成によれば、上側及び下側回転部材の連結によって台座とチルト回転部材とが狭持されることになり、両者の相互連結状態において摺動抵抗を発生させることができる。
望ましくは、前記チルト回転部材のチルト運動範囲を規制するストッパが設けられる。例えば、上記上側回転部材にストッパを設けるものである。さらに、上記台座裏側にストッパ当接面を設け、1回転以上のチルト回転部材の回転を規制するように構成することができる。
望ましくは、前記可動機構には上下方向にケーブルを挿通させるための挿通路が形成される。望ましくは、前記挿通路は、前記台座に形成された第1の開口と、前記チルト回転部材に形成された第2の開口と、前記運動規制機構に形成された第3の開口と、を含む。望ましくは、前記台座に形成された第1の開口は径方向に形成された第1のスリットに連通し、前記運動規制機構に形成された第3の開口は径方向に形成された第2のスリットに連通する。
上記構成によれば、ケーブルを可動機構の内部に挿通させてケーブルの取り扱い性を向上できる。ケーブルに肥大したコネクタなどが設けられている場合において、コネクタを通過させる程度の開口サイズを設定できないような場合、開口にスリットを連絡形成して、そのスリットを介してケーブルを開口内に差し込むようにしてもよい。
(2)また本発明は、超音波診断装置において、表示器の回転運動及びチルト運動を許容する可動機構であって、前記超音波診断装置のベース部材に設置され、上方へ向いた凹球面を有する台座と、前記表示器を搭載する部材であって、前記凹球面に面接合する凸球面を有するチルト回転部材と、前記台座上において前記チルト回転部材の回転運動及びチルト運動を許容する運動規制機構と、を含むことを特徴とする。上記の可動機構は特に超音波診断装置に搭載されるのが望ましいが、他の医療機器あるいはその他の汎用装置などにも適用可能である。
以上説明したように、本発明によれば、簡易な機構で容易かつ確実に表示器の回転運動及びチルト運動を行わせることができる。また、本発明によれば、表示器の後側から垂れ下がるケーブルの取り扱いを改善できる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明に係る超音波診断装置の概略図が示されている。この超音波診断装置は生体に対して超音波の送受波を行って超音波画像を形成する装置である。
超音波診断装置は、本体10、操作パネル12、表示器16、可動機構20などを有している。本体10上にはキーボードやトラックボールなどを有する操作パネル12が設けられている。操作パネル12の基台上にはベース部材14が設けられている。このベース部材14は例えば支柱であってもよいし、他の部材であってもよい。ベース部材14には可動機構20が設けられている。
この可動機構20は、表示器16を搭載し、その表示器16を回転運動及びチルト運動させるものである。可動機構20の構成については後に図2乃至図4を用いて詳述するが、この可動機構20は具体的には図1においてθ方向(回転方向)に表示器16を回転運動させることを許容し、かつ、図1においてφ方向に(チルト方向)表示器16をチルト運動させることを許容するものである。ちなみに、図1においては表示器16を基準として定義される三次元直交座標軸x,y、zが示されている。表示器16を基準としてx方向は前後方向であり、y方向はx軸に直交する水平方向であり、z軸は垂直軸である。ただし、その直交座標系は表示器16の姿勢によって変動するものである。
図2には、図1に示した可動機構20の具体的な構成が分解斜視図として示されている。ちなみに、図3には以下に詳述する運動規制機構32を斜め下から見た分解斜視図であり、図4は可動機構20を組み立てた状態を示す斜視図である。
図2において、可動機構20は、モニタ取付台22と、固定台座24と、チルト回転部材26と、運動規制機構32とを有している。運動規制機構32は、図2に示す例において、上側回転部材28及び下側回転部材30を有している。モニタ取付台22は、図示されるように、フレーム40を有しており、そのフレーム40の左右端には一対の水平台42が設けられている。その水平台42には複数のねじ44を用いて図示されていない表示器が搭載される。フレーム40には開口40Aが形成されており、この開口40Aは比較的大きな開口であって、ケーブル及びその端部に設けられたコネクタを挿通可能な程度の大きさを有している。
一方、固定台座24は上記のベース部材に設置されるものであり、その場合には複数のねじ48を用いて設置が行われる。固定台座24の上面は凹球面46となっており、その中央部には開口50が形成されている。開口50は上下方向に貫通する空洞に相当し、その開口50にはスリット52が連絡している。スリット52はケーブルを挿通可能な幅を有しており、固定台座24の側方からケーブルを開口50内にスリット52を介して差し込むことができる。また、固定台座24の裏側には、図3に示すように、3つの円弧溝102,104,106が形成されている。
チルト回転部材26は、図示されるように、下側に凸の球面形態を有しており、すなわちその下面は凸球面54となっている。その凸球面54は上記の凹球面46と面接合関係にあり、すなわちそれらの面の曲率は同一あるいはほぼ同一である。チルト回転部材26には図示されるようにチルト方向すなわちφ方向に沿って伸張したスライド開口56が形成されている。図において符号56Aはスライド開口56の左右辺を示しており、符号56Bはスライド開口56の前後辺を示している。このチルト部材26に対して複数のねじ45を用いてモニタ取付台22が搭載される。
次に、運動規制機構32について説明する。上側回転部材28は円形板60とスライダとしての係合片(図3において符号84参照)と、突起部62とを有している。
円形板60にはその中央部に開口が形成され、その開口にはスリット63が連絡している。開口及びスリットは上記の係合片84及び突起部62にも形成されている。化粧板64は、円形板60に取り付けられており、この化粧板64は表示器の前方側から見てスライド開口56の一部分が露出してしまうような場合にその露出部分を隠蔽するために設けられている。
図3に示されるように、係合片84はスライダとして機能し、それは矩形形状を有するプレートあるいはブロックである。係合片84は上述したスライド開口56の左右辺56Aに当接される左右辺84Aと、前後辺84Bとを有している。係合片84は、スライド開口56に嵌り込んで係合し、その両者係合状態において、係合片84に対して相対的にスライド開口56がスライド運動すなわちチルト運動する。
後に説明するように、上側回転部材28は回転運動のみが許容されており、したがって係合片84とスライド開口56との係合関係において、チルト回転部材26と係合片84は両者一体的に回転運動する。そして、その回転位置において、係合片84とスライド開口56との係合関係により、チルト回転部材26が所定のチルト方向にのみチルト運動することが許容される。すなわち、スライド開口56の伸張方向がチルト方向である。このように、チルト方向に伸張したスライド開口56とその内部に部分的に嵌り込む係合片84との係合構造によって、単純な構成でありながらチルト回転部材26を回転運動かつチルト運動させることが可能となり、その結果として可動機構20全体としての物量を削減できるという利点がある。
図2に示されるように、下側回転部材30は円形板74とその上面から突出したやや小径の突起部78とを有している。円形板74及び突起部78のいずれにも中央部に開口75が形成され、その開口はスリット76に連通している。スリット76はケーブルを差し込むための溝として機能する。円形板74上には突起状のストッパ100が設けられている。このストッパ100は、固定台座24の裏側に形成された環状の溝(円弧溝102,円弧溝104,円弧溝106)に係合する(図3参照)。但し、環状の溝には途中に壁部が存在し、その側面102A,106Aによって、ストッパの時計回り方向及び反時計回り方向の動きが規制される。
上側回転部材28の上面側には水平の金具66が取付られ、その金具にも中央部に開口が形成され、その開口に連通したスリット68も形成されている。金具66、上側回転部材28及び下側回転部材30はそれら全体として複数の長ねじ70と複数のナット73との締結関係により結合される。上側回転部材28と下側回転部材30とを結合した状態においては上記の突起部62と上記の突起部78とが面接合して両者一体的に結合する。その結合部分は、固定台座24の空洞内に収容される。各長ねじ70には座金71及びコイル状のスプリング72が差し込まれており、そのスプリング72は付勢部材として機能し、すなわち上側回転部材28と下側回転部材30との間に挟まれるチルト回転部材26と固定台座24の結合状態をより強固にしている。その結果、凸球面54と凹球面46との間に適度の摺動抵抗が発生することになり、すなわち表示器をある回転角度かつあるチルト角度に容易に位置決めし、その状態を安定的に保持することが可能となる。ちなみに、上側回転部材28が硬質部材で形成され、それに対して直接的に各長ねじ70を差し込むことが可能であれば必ずしも金具66を用いる必要はない。
金具66には図2に示されるように一対のストッパ80が設けられる。このストッパ80は表示器のチルト運動に伴ってモニタ取付台22がチルト運動した場合においてそのチルト運動範囲の両端を規制する手段である。それぞれのストッパ80の上端辺はモニタ取付台22におけるフレーム40の下面に当接可能なものである。
図3には上述したように運動規制機構32を下から見た分解斜視図が示されており、図3に示されるように上下方向に並んだ各部材にはその中央部に開口が形成されており、その各開口を介して1又は複数のケーブルを上下方向に導くことが可能である。その状態が図4に示されている。ここでは2つのケーブル86,88が各開口すなわち挿通路を通って上下方向に導かれている。
モニタ取付台22に形成された開口40Aとチルト回転部材26に形成されたスライド開口56はそれぞれコネクタを挿通可能な大きなサイズをもっており、それらの開口には格別スリットなどは形成されていない。その一方において、上側回転部材28、固定台座24及び下側回転部材30に形成された中央開口は比較的小さなサイズを有しており、それらにはそれぞれスリットが連通している。すなわちそのようなスリットを介して図4に示されるようなケーブル86,88を側方から中央開口に差し込むことが可能となる。したがって、各部材を組み付ける場合にはそれぞれの部材に対してケーブルを挿通させておいてその後に組み付けを行うのが望ましい。具体的には、スライド開口56にケーブル86,88を挿通させた状態においてその下側に固定台座24を位置決めし、またチルト回転部材26及び固定台座24の上下に上側回転部材28及び下側回転部材30を設けてそれらを一体的に連結し、その後にケーブル86,88が挿通されたモニタ取付台22をチルト回転部材26に取り付けるようにすればよい。またチルト回転部材26の回転方向及びチルト方向における摺動抵抗は上述した各長ねじ70の締め込み量を調整することによって容易に可変することができる。ちなみに表示器16の背面側から引き出されるケーブルはモニタ取付台22の内部に取り込まれ、上述したように運動規制機構32の中心軸を通って下方に導かれる。その場合においては本実施形態においてベース部材14が中空構造を有しており、その内部にケーブル86,88が挿通されている。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、簡易な構成によって表示器の回転運動及びチルト運動を行わせることができる。また表示器から引き出されたケーブルの取り扱い上における便宜を図ることができる。ちなみに、上記実施形態においては超音波診断装置の表示器に関する可動機構について説明を行ったが、その可動機構は他の装置上においても利用することが可能である。
本発明に係る超音波診断装置の概略的な構成を示す斜視図である。 可動機構の分解斜視図である。 運動規制機構を下から見た分解斜視図である。 可動機構を組み立てた状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 本体、12 操作パネル、14 ベース部材、16 表示器、20 可動機構、22 モニタ取付台、24 固定台座、26 チルト回転部材、28 上側回転部材、30 下側回転部材、32 運動規制機構、46 凹球面、54 凸球面、80 ストッパ。

Claims (9)

  1. 超音波画像を表示する表示器と、
    前記表示器の荷重を受けるベース部材上に設けられ、前記表示器の回転運動及びチルト運動を許容する可動機構と、
    を含み、
    前記可動機構は、
    前記ベース部材に設置され、上方へ向いた凹球面を有する台座と、
    前記表示器を搭載する部材であって、前記凹球面に面接合する凸球面を有するチルト回転部材と、
    前記台座上において前記チルト回転部材の回転運動及びチルト運動を許容する運動規制機構と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 請求項1記載の装置において、
    前記運動規制機構は、前記台座に対して前記チルト回転部材を弾性的に押し付けて、前記チルト回転部材の前記回転運動及び前記チルト運動に対して摺動抵抗を生じさせる付勢部材を有することを特徴とする超音波診断装置。
  3. 請求項1記載の装置において、
    前記運動規制機構は回転運動可能なスライダを有し、
    前記チルト回転部材はチルト方向に沿って円弧状に形成されたスライド開口を有し、
    前記スライド開口に対して前記スライダが嵌り込んだ状態で、前記スライダに対して前記チルト回転部材のチルト運動が許容され、
    前記スライダと前記チルト回転部材とが一体的に回転運動し、且つ、前記スライダによって規制されたチルト方向に前記チルト回転部材がチルト運動する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 請求項3記載の装置において、
    前記運動規制機構は、前記台座と前記チルト回転部材とを挟んで互いに連結する上側回転部材及び下側回転部材を含み、
    前記上側回転部材及び前記下側回転部材の一方に前記スライダが形成されたことを特徴とする超音波診断装置。
  5. 請求項1記載の装置において、
    前記チルト回転部材のチルト運動範囲を規制するストッパが設けられたことを特徴とする超音波診断装置。
  6. 請求項1記載の装置において、
    前記可動機構には上下方向にケーブルを挿通させるための挿通路が形成されたことを特徴とする超音波診断装置。
  7. 請求項6記載の装置において、
    前記挿通路は、
    前記台座に形成された第1の開口と、
    前記チルト回転部材に形成された第2の開口と、
    前記運動規制機構に形成された第3の開口と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  8. 請求項7記載の装置において、
    前記台座に形成された第1の開口は径方向に形成された第1のスリットに連通し、
    前記運動規制機構に形成された第3の開口は径方向に形成された第2のスリットに連通することを特徴とする超音波診断装置。
  9. 超音波診断装置において、表示器の回転運動及びチルト運動を許容する可動機構であって、
    前記超音波診断装置のベース部材に設置され、上方へ向いた凹球面を有する台座と、
    前記表示器を搭載する部材であって、前記凹球面に面接合する凸球面を有するチルト回転部材と、
    前記台座上において前記チルト回転部材の回転運動及びチルト運動を許容する運動規制機構と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置における表示器用可動機構。
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