JP4882871B2 - 野菜類及びきのこ類食品の調理方法 - Google Patents

野菜類及びきのこ類食品の調理方法 Download PDF

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Description

本発明は、食品の調理方法に関する。詳しくは、飲食店、学校給食、外食産業あるいは量販惣菜向け業務用食品の調理方法に関する。
従来、業務や家庭における食品の加熱調理方法としては、たとえば、熱源として、電気やガスを用いて空気を加熱して循環させる熱風オーブン方式における熱風加熱、フライパンによる伝導加熱、輻射型グリル方式による輻射加熱又は電子レンジによる電磁波加熱などが利用されている。
しかしながら、これらの加熱調理方法においては、食品の加熱が進行するとともに食品内部から水分が蒸発して、食品内部の水分含有率が減少し、食品内部の組織が破壊されて食品の食味や食感が劣化するという問題があった。
また、過熱水蒸気ではない飽和水蒸気を用いて食品を加熱するスチーム加熱調理方法があり、シュウマイ、茶碗蒸し等の蒸し料理には適している。しかしながら、この加熱調理方法は、食品の表面及び内部に、水分が付着又は吸収され、食品がべたつき、高品位な調理をすることができなかった。
過熱水蒸気による食品の加熱調理は、通常のガスなどの加熱と比べ、伝熱速度が速く、短時間で調理が行えるので、焼成、脱脂、減塩、殺菌、乾燥といった加工処理に適する特性があった。
また、過熱水蒸気による加熱調理は、熱効率が高く、空気を遮断して低酸素状態にできることにより、食品の酸化等による品質劣化が少なく、しかも、加熱初期における食品表面への水蒸気の凝縮水の付着により、脱脂、減塩が行われ、さらに、食品の水分減少が抑制されるという従来にない優れた調理方法として、注目されている。
近年、家庭用の食品調理装置として、過熱水蒸気を用いた電子レンジが販売されている。しかしながら、この装置は、処理能力の点で業務用多量生産食品には不向きであった。
また、過熱水蒸気を利用した多量生産の業務用食品の調理装置においては、過熱水蒸気の流量及び圧力の制御が十分でなく、温度精度及び温度変更等の温度制御が困難であった。
多量生産の業務用食品の調理装置において、例えば、過熱水蒸気の配管距離を長くすると加熱後に温度ドロップが生じてしまうという欠点がある上、水蒸気発生装置が過熱仕様であったり、常圧仕様のものでも、熱効率や設定温度までの立ち上がりが遅いなどの問題があり、充分な再現性を得ることが難しいことから、幅広く実用化されていなかった。
また、過熱水蒸気を用いた加熱方法として、次の特許が開示されている。
例えば、特許文献1には、食品に過熱水蒸気を曝して食品表面に凝縮水を連続的に付着させることにより、食品を水の凝縮伝熱により加熱すると共に、食品周囲の雰囲気の酸素濃度を大気中の酸素濃度未満にする加工方法と加工装置が開示されている。
また、特許文献2には、食品が収容される収容容器内に過熱水蒸気を供給し無酸素状態で加熱処理する工程と、加熱処理した食品を調味料もしくは香料等を溶解した液体に浸漬処理する工程と、浸漬処理した食品を真空容器内で真空処理する工程とからなる調理方法が開示されている。
また、特許文献3には、カットした野菜に過熱水蒸気処理を行い、加熱処理と同時に水分を減少させた後に冷凍処理を行う方法が開示されている。
さらに、特許文献4には、過熱水蒸気によりペルオキシダーゼ活性を失活または低減させた冷凍野菜食品が開示されている。
特開2005−211012号公報(段落0010) 特開2003−235473号公報(段落0007) 特開2006−271352号公報(第2頁) 国際公開WO2002/080690号公報(第2頁)
しかしながら、特許文献1の加工装置は、食品を収容する箱体と、箱体に連結された蒸気発生装置からなり、連続供給される多量生産の業務用食品の加熱には向かなかった。
また、特許文献2は、浸漬処理した食品を真空容器内に入れて、真空処理する必要があり、非常に手間がかかってしまうという問題があった。
さらに、特許文献3は、過熱水蒸気処理を行い、加熱処理と同時に水分を減少させた後に速やかに冷凍処理を行う製造方法で、過熱水蒸気の特性を長時間維持することができなかった。
また、特許文献4は、解凍後のチルド流通において食感劣化が抑えられる冷凍野菜を目的としているが、特許文献3と同様に、過熱水蒸気の特性を長時間維持することができなかった。
本発明の調理方法は、過熱水蒸気の特性(焼成、脱脂、減塩、殺菌、乾燥)を利用した加熱処理に緩慢冷却処理を併せて施すことにより、食品の調理のみならず、過熱水蒸気の特性を長時間維持した状態で、保存性が良好で、歩留まりが向上し、調理後の食味や食感に優れた食品を効率良く調理する方法を提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意研究した結果、過熱水蒸気の加熱処理に加えて、緩慢冷却することにより、過熱水蒸気の特性を長時間維持した状態で、保存性が良好で、歩留まりが向上し、調理後の優れた食味や食感が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の構成は、過熱水蒸気を用いて加熱調理する食品の調理方法であって、食品の芯温度が35〜90℃になるように過熱水蒸気で加熱温度100〜300℃、加熱時間1〜14分間加熱する加熱工程と、食品の芯温度が10〜20℃になるように10〜80分間冷却する冷却工程とを有することを特徴とする。
本発明で用いる食品は、5訂増補 日本食品標準成分表で分類されている(1)穀類、(2)芋及びでん粉類、(3)豆類、(4)種実類、(5)野菜類、(6)果実類、(7)きのこ類、(8)魚介類、(9)肉類、(10)卵類、(11)乳類、(12)調味料及び香辛料類、(13)調理加工食品類から選ばれる。
(1)穀類は、あわ、うどん・そうめん類、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、麩類、パン類、マカロニ、スパゲッティ類、小麦粉、中華麺類、米、そば、とうもろこし、ライ麦等が用いられる。
(2)芋及びでん粉類は、馬鈴薯類、山芋類、さつま芋類、くわい、八頭、里芋等が用いられる。
(3)豆類は、莢えんどう、インゲン、枝豆、スナックエンドウ、空豆、その他の豆類が用いられる。
(4)種実類は、くり、菱の実、銀杏、ごま、落花生、アーモンド、キャシューナッツ、ピスタチオ、ヘーデルナッツ、マカデミヤナッツ、赤、青唐辛子等が用いられる。
(5)野菜類は、キャベツ、カリフラワー類、ブロッコリー、白菜、カットフリー、タァツアイ、小松菜、漬け菜、花菜、春菊、ほうれん草、レタス類、葱類、ニラ、ステックセニョール、オータムボエム、芽キャベツ、マーシュ、明日葉、トレビス、葉大根、水菜、サラダ菜、ケルン、セロリ、アンテブー、ミョウガ、その他の生鮮葉菜類、大根類、二十日大根、カブ類、ニンジン、ゴボウ、玉葱類、ゴールドレッド、レンコン類、紅心大根、ショウガ、山葵等の根菜類、キュウリ、南瓜、トマト、ピーマン、なす、オクラ、もろこし類、冬瓜、ゆうがお、糸瓜、唐辛子類、セニョリータ類、ソニヤゴールド類、ソニヤレッド類、ズッキーニ等の花菜類、アスパラ類、うど、大葉、紫蘇葉、バジル、ルッコラ、セリ、パセリ、三つ葉、セロリ、わさび、からし菜、わさび菜、ゴマの葉、ニラ類、青ネギ類、茶葉、セルフィユ、ローレル、月桂樹、タイム、イタリアンパセリ、セージ、ウイキョウ、オレガノ、シナモンバジル、タラゴン、チャービル、ディル、ペッパーミント、マジョラム、レモンパーム、ローズマリー等のハーブ(香草)類、よもぎ、クレソン、菊の花類、木の芽、食用花類、その他の香味野菜類、大豆もやし、小豆もやし、エンドウ豆もやし、その他のもやし類等が用いられる。
(6)果実類は、すもも、プルーン等の杏類、西洋なし、中国なし、日本なし等のなし類、桃、ネクタリン等の桃類、ネーブル、オレンジ等のオレンジ類、あけび、あんず、いちご、いよかん、うめ、みかん、かき、かぼす、かりん、きんかん、さくらんぼ、ざくろ、すいか、すだち、だいだい、なつめ、はっさく、びわ、ぶどう、ぶんたん、ゆず、りんご、アセロラ、アボガド、オリーブ、キウイ、グァバ、グレープフルーツ、ココナッツ、シイクアサー、ドリアン、バナナ、パイナップル、パッションフルーツ、パパイア、ブルーベリー、マンゴー、マンゴスチン、メロン、ライチ、ライム、ラズベリー、レモン等が用いられる。
(7)きのこ類は、しめじ類、舞茸、椎茸、ヒラタケ、松茸、マシュルーム、エリンギ、その他の茸類等が用いられる。
(8)魚介類は、魚類、いか類、貝類、エビ等の甲殻類が用いられる。
(9)肉類は、牛肉、豚肉、家禽類その他の鳥肉類、マトン等が用いられる。
(10)卵類は、鶉卵、鶏卵等が用いられる。
(11)乳類は、クリーム類、ナチュラルチーズ、プロセスチーズ等のチーズ類、牛乳等が用いられる。
(12)調味料及び香辛料類は、醤油類、味噌類、だし類、ウスターソース類、トマト加工品類、ドレッシング類、ルー類、食酢類、調味ソース類、塩、からし、山椒、ショウガ、山葵、ニンニク、オールスパイス、オニオンパウダー、カレー粉、クローブ、シナモン、セージ、タイム、チリパウダー、ナツメグ、バジル、パセリ、パプリカ、ベーキングパウダー、胡椒、唐辛子等が用いられる。
(13)調理加工食品類は、ドリア、グラタン(マカロニ)を含む、パスタ、いかフライ、えびフライ、白身フライ等の魚フライ類、餃子、シュウマイ、カレー、コロッケ、コーンクリームスープ、シチュー、ハンバーグ、ピラフ、ミートボール、メンチカツ等が用いられる。
本発明の調理方法によれば、過熱水蒸気の特性を利用した加熱処理に緩慢冷却処理を併せて施すことにより、食品の調理のみならず、過熱水蒸気の特性を長時間維持した状態で、保存性が良好で、歩留まりが向上し、調理後の食味や食感に優れた調理方法を提供することができた。
本発明において、過熱水蒸気とは、飽和水蒸気を常圧で加熱することにより、得られる100℃以上の高温水蒸気をいう。
本発明において、芯温とは、食品の中心温度を云い、食品の表面温度よりも食品自体の中心温度を測定することにより、的確に食品の変色する温度を把握することができる。
以下に示す実施例をあげて、本発明の食品の調理方法について更に詳細に説明するが、本発明がこれらの実施例のみに限定されないことはいうまでもない。
図1は、本発明食品(肉類、魚介類を除く)の一例であるキャベツの調理方法を示す工程図であり、工程ごとに説明する。
(実施例1)
(食材の選別工程)
キャベツの選別、鮮度をチェックした後、キャベツの可食分と不可食分を選別する。
(計量工程)
キャベツの可食分と不可食分を計量する。
(カット工程)
キャベツを任意の大きさや形にカットする。
(洗浄工程)
キャベツの洗浄は、型くずれしないように注意して流水洗いする。
(脱水工程)
キャベツを傷めないように脱水機で脱水する。この場合、食材別に脱水機を調整しながら、緩慢脱水するのが望ましい。
(並べる工程)
キャベツを調味液に浸漬させない場合は、通常使用される加熱工程用ステンレス製トレイに、キャベツを調味液に浸漬させる場合は、深いトレイにキャベツを並べる。
(調味工程)
キャベツを塩、胡椒、スパイス等で調味する。(調味液に浸漬し、浸透させる場合は、調味液を必要な味に仕上げたもの(和風、洋風、中華味等)を使用する。食材を深いトレイに浸漬した後、加熱工程を施し、そのまま緩慢冷却を施す。そして、食材と調味液と共にパック詰めするか、又は加熱食材のみをパック詰めする。
(加熱工程)
加熱工程において、蒸気圧0.055MPa、蒸気流量12.5〜17kg/5〜7分、ファンダンバー開度上下各50%、過熱水蒸気の加熱温度を130℃、加熱時間を3分間に設定された調理機(アサヒ装設(株)製ハイコック ディブクッキングシステム)内にカットしたキャベツ1kgを投入し、加熱した。キャベツを過熱水蒸気の加熱温度100〜170℃、加熱時間1〜4分間に設定された調理機で加熱することにより、調理機内は、低酸素状態になり、キャベツの加熱による酸化が抑制された。したがって、キャベツの変色、旨味成分、香り等の流出を防ぐことができた。好ましくは、過熱水蒸気の加熱温度は、100〜170℃、加熱時間は、1〜4分間にすることが望ましい。過熱水蒸気の加熱温度が100℃未満の加熱では、旨味、色、水分等が得られない。また、170℃を超えて加熱した場合には、乾き、焦げができてしまう。
(芯温確認工程)
加熱後のキャベツの芯温が75〜80℃であることを芯温計で正確に測定する。キャベツの芯温を75〜80℃にすることにより、キャベツ本来の色の加熱キャベツを作製することができ、栄養分の溶出が少なかった。
(緩慢冷却工程)
加熱したキャベツを緩慢冷却して、キャベツの芯温度を15℃、冷却時間20分間冷却した。キャベツの温度を10〜20℃、冷却時間を、10〜30分間緩慢冷却することにより、過熱水蒸気の特性を長時間維持することができた。また、歩留まりを確保し、キャベツの変色、旨味成分、水分、香り等の流出を防ぐことができた。好ましくは、キャベツの芯温度は、10〜20℃、冷却時間は、10〜30分間にすることが望ましい。キャベツの芯温度が10℃未満の冷却では、ドリップがでてしまう。また、20℃を超えて冷却した場合には、乾燥、ドリップ等が生じてしまう。
(冷却工程)
さらに、緩慢冷却したキャベツの芯温度を5〜10℃まで冷却した。この温度まで冷却することにより、包装後の結露防止が図れた(品質劣化防止)。
(品質確認工程)
冷却したキャベツの形、色、香り、硬さ、味、ドリップの有無を確認する。色素保持食品(例えば、大葉)は、色素が止まっているか、または変色しないかをグワヤコール法で確認する。
(充填工程)
キャベツをポリエチレンラミネート等の包装袋に充填して詰めて、真空にして真空パックとする。
(計量工程)
ウエイトチェッカーでキャベツを計量する。
(包装工程)
包装袋に貼付した包装材に品名、重量、製造年月日、賞味期限、使用食材、保存方法等の必要事項が記載されているかをチェックする。
(検査工程)
金属探知機で包装袋の中に金属が混入していないかをチェックする。
(冷凍工程)
包装袋を冷凍温度−35℃に、冷凍時間は食品の大きさに合わせて調整して冷凍する。冷凍可能な野菜(緑色野菜、香味野菜)類でも、チルド又は冷凍状態で供給する。
(冷凍保管工程)
最終的には、工場出荷後、冷凍商品は、包装袋をカルトンケースに詰めて、−20℃以下の温度の冷凍庫で保管して販売する。
(冷蔵工程)
冷凍しない商品は、包装袋をカルトンケースに詰めて、5〜10℃以下の温度で冷蔵する。
(冷蔵保管工程)
最終的には、工場出荷後、冷蔵商品は、温度5〜10℃以下の冷蔵庫で保管して販売する。
上記の製造工程のうち、食材の選別工程〜品質確認工程を経たキャベツを作製し、実施例1のサンプルとした。
(実施例2)
実施例1の製造工程のうち、加熱工程における過熱水蒸気の加熱温度を135℃、加熱時間を2分間に設定された実施例1と同一の調理機内にブロッコリー1kgを投入し、加熱した。そして、加熱したブロッコリーの温度を15℃、冷却時間15分間緩慢冷却した。加熱後のブロッコリーの芯温は、75℃であった。以下は、上記実施例1の品質確認工程までの工程を経たブロッコリーを作製し、実施例2のサンプルとした。
(実施例3)
過熱水蒸気の加熱温度を140℃、加熱時間を4分間に設定された実施例1と同一の調理機内にしめじ1kgを投入し、加熱した。そして、加熱したしめじの温度を20℃、冷却時間30分間緩慢冷却した。加熱後のしめじの芯温は、80℃であった。以下は、上記実施例2と同様な工程を経たしめじを作製し、実施例3のサンプルとした。
図2は、本発明食品の肉類の一例である牛肉のプレパレーション工程の調理方法を示す工程図であり、工程ごとに説明する。
(実施例4)
(下処理工程)
牛肉の抜骨、筋引き等を施して、牛肉の不可食分を除去する。
(カット工程)
牛肉をローストビーフ用の大きさにカットする。
(整形工程)
形が崩れない程度に料理用のたこ糸で牛肉を縦横に巻く。
(調味工程)
牛肉を調味料、香辛料で調味する。
(浸漬工程)
牛肉を調味液に浸漬させる場合は、牛肉を深いトレイに入れ、調味液と野菜類を加えて浸漬させる。
(加熱工程)
牛肉の重量1kgで、調理機の過熱水蒸気の加熱温度は、280℃、加熱時間は、10分間にセットした。牛肉の芯温は、50℃にする。過熱水蒸気の加熱時間は、牛肉の大きさ、重量によって調整する。過熱水蒸気の加熱温度を170〜300℃に高温調理することにより、調理機内は、低酸素状態になり、牛肉の加熱による酸化が抑制された。したがって、ローストビーフは、脂っこさがなく、旨味が増し、柔らかくジューシーに仕上げることができた。焼き上がりは、直火・ガスと同等以上の焼き上がりになった。好ましくは、過熱水蒸気の加熱温度は、170〜300℃、加熱時間は、7〜14分間にすることが望ましい。過熱水蒸気の加熱温度が170℃未満の加熱では、焼き色、旨味、肉内部の色等が得られない。また、300℃を超えて加熱した場合には、歩留まりが悪く、乾燥、焦げ等が生じてしまう。
(芯温確認工程)
仕上がり状態は、竹串又は金串を牛肉に刺して、加熱後の牛肉の抵抗と温度計でローストビーフの芯温が35〜80℃であることを確認する。
(緩慢冷却工程)
加熱したローストビーフを緩慢冷却して、ローストビーフの芯温度を15℃、冷却時間45分間冷却した。ローストビーフの温度を10〜20℃、冷却時間を、30〜80分間緩慢冷却することにより、過熱水蒸気の特性を長時間維持することができた。また、解凍時のドリップ発生を抑制することができた。好ましくは、ローストビーフの芯温度は、10〜20℃、冷却時間は、30〜80分間にすることが望ましい。ローストビーフの芯温度が10℃未満の冷却では、ローストビーフの旨味、色、香り、水分等が得られない。また、20℃を超えて冷却した場合には、ローストビーフは、乾燥、ドリップ等が生じてしまう。
(冷却工程)
さらに、緩慢冷却したローストビーフの芯温度を5〜10℃まで冷却した。この温度まで冷却することにより、包装後の結露防止が図れた(品質劣化防止)。
(検査工程)
金属探知機でローストビーフの中に金属が混入していないかをチェックする。
(品質確認工程)
ローストビーフの加工具合、形、色、香り、硬さ、味、ドリップの有無を確認する。
(充填工程)
ローストビーフをポリエチレンラミネート等の包装袋に充填して詰めて、真空にして真空パックとする。
(計量工程)
ウエイトチェッカーでローストビーフを計量する。
(包装工程)
包装袋に貼付した包装材に品名、重量、製造年月日、賞味期限、使用食材、保存方法等の必要事項が記載されているかをチェックする。
(冷蔵保管工程)
最終的には、工場出荷後、冷蔵商品は、ローストビーフとして、5〜10℃の温度の冷蔵庫で保管して販売する。
(並べる工程)
牛肉を調味液に浸漬させない場合は、通常使用される加熱工程用トレイに、牛肉を調味液に浸漬させる場合は、深いトレイに牛肉を並べる。以下は、前述した加熱工程〜冷凍保管工程まで同様である。
上記の製造工程のうち、食材の選別工程〜品質確認工程を経たローストビーフを作製し、サンプルとした。
図3は、本発明食品の魚介類の一例であるサバの調理方法を示す工程図であり、工程ごとに説明する。
(実施例5)
(下処理工程)
サバは、半身にするために、サバの不可食分(頭、えら、内臓、骨等)を除去する。
(計量工程)
サバは、焼きサバにするために計量する。
(カット工程)
サバを任意の大きさや形にカットする。(例えば、フィレにカットする。)
(調味工程)
サバを塩等の調味料で調味する。
(浸漬工程)
サバを煮込む場合、深いトレイに入れて調味液と野菜類等を加える。
(加熱工程)
サバの重量1kgで、調理機の過熱水蒸気の加熱温度は、270℃、加熱時間5分間にセットした。サバの芯温は、80℃にする。過熱水蒸気の加熱時間は、サバの大きさ、重量別に調整する。過熱水蒸気の加熱温度を250〜280℃、加熱時間5〜10分間加熱することにより、調理機内は、低酸素状態になり、サバの加熱による酸化が抑制された。従って、サバは、型崩れせず、表面硬化を防ぎ、表面は、こんがりと仕上げ、内部は乾燥させずにジューシーに焼くことができた。歩留まりは、80〜85%であった。好ましくは、過熱水蒸気の加熱温度は、250〜280℃、加熱時間は、5〜10分間にすることが望ましい。過熱水蒸気の加熱温度が250℃未満の加熱では、サバの表面がこんがりとジューシーな仕上がりの焼成状態が得られない。また、280℃を超えて加熱した場合には、サバは、焦げ、乾燥状態ができてしまう。
(芯温確認工程)
仕上がり状態は、加熱後の焼きサバの芯温が70〜90℃であることを芯温計で正確に測定する。
(緩慢冷却工程)
焼きサバの温度を10℃、冷却時間20分間緩慢冷却した。焼きサバの温度を10〜20℃、冷却時間を10〜30分間緩慢冷却することにより、過熱水蒸気の特性を維持することができた。また、サバの旨味成分を内部に閉じ込め、解凍時のドリップ発生を抑制することができた。好ましくは、焼きサバの芯温度は、10〜20℃、冷却時間は、10〜30分間にすることが望ましい。焼きサバの芯温度が10℃未満の冷却では、焼きサバの旨味、色、香り、水分等が得られない。また、20℃を超えて冷却した場合には、焼きサバは、乾燥がすすみ、ドリップ等が生じてしまう。
(冷却工程)
さらに、焼きサバの芯温度を5〜10℃まで冷却した。この温度まで冷却することにより、包装後の結露防止が図れた(品質劣化防止)。
(検査工程)
金属探知機で焼きサバの中に金属が混入していないかをチェックする。
(品質確認工程)
焼きサバの加工具合、形、色、香り、硬さ、味、ドリップの有無を確認する。
(充填工程)
焼きサバをポリエチレンラミネート等の包装袋に充填して詰めて、真空にして真空パックとする。
(計量工程)
ウエイトチェッカーで焼きサバを計量する。
(包装工程)
包装袋に貼付した包装材に品名、重量、製造年月日、賞味期限、使用食材、保存方法等の必要事項が記載されているかをチェックする。
(冷蔵保管工程)
最終的には、工場出荷後、冷蔵商品は、焼きサバとして、5〜10℃の温度の冷蔵庫で保管して販売する。
(並べる工程)
サバを調味液に浸漬させない場合は、加熱工程用通常トレイに、サバを調味液に浸漬させる場合は、深いトレイにサバを並べる。以下は、前述した加熱工程〜冷凍保管工程まで同様である。
上記の製造工程のうち、食材の選別工程〜品質確認工程を経た焼きサバを作製し、サンプルとした。
(実施例6)
過熱水蒸気の加熱温度を130℃、加熱時間を3分間に設定された実施例1と同一の調理機内に紅心大根1kgを投入し、加熱した。加熱後の紅心大根の芯温は、75℃にする。そして、紅心大根の温度は、15℃、冷却時間30分間緩慢冷却した。以下は、上記実施例2と同様な工程を経た紅心大根を作製し、実施例6のサンプルとした。
(比較例1)
加熱温度を97〜100℃、加熱時間を1分間に設定されたオーブン内にキャベツ100gを投入して、加熱した。そして、温野菜のキャベツを自然放冷して比較例1のサンプルとした。
(比較例2)
加熱温度97〜100℃のお湯が入った鍋内にブロッコリーを200g投入して、加熱時間を2分間煮た。そして、温野菜のブロッコリーを自然放冷して比較例2のサンプルとした。
(比較例3)
加熱温度を97〜100℃、加熱時間を0.4分間に設定されたオーブン内にしめじを100g投入して、加熱した。そして、温野菜のしめじを自然放冷して比較例3のサンプルとした。
(比較例4)
加熱温度180℃、加熱時間20分間の高温加熱と、加熱温度58℃、加熱時間97分間の低温加熱が設定されたコンベクションオーブン内に牛肉を1kg投入して、ローストビーフを作製した。また、冷却温度2〜3℃で16時間冷却したローストビーフを比較例4のサンプルとした。
(比較例5)
加熱温度180℃、加熱時間6分間に設定されたコンベクションオーブン内にサバを1kg投入して、焼きサバを作製した。そして、冷却温度を5〜10℃に40分間冷却して、焼きサバを作製した。
(比較例6)
加熱温度を120℃、加熱時間を3分間に設定された実施例1の調理機内に紅心大根を200g投入して、実施例1の工程で緩慢冷却工程を除いて同一条件で、紅心大根を作製し、比較例6のサンプルとした。
上記加熱温度、加熱時間、冷却温度、冷却時間、調理機、食材等の異なる条件で調理してサンプルを作製して、パネラー10名による緩慢冷却後の食材の評価と官能テストを実施した。ただし、色の評価については、色調計及びグアヤコール法を用いて参考にした。
実施例1〜6の緩慢冷却後、食材の評価と官能テストの結果を、表1に示した。
比較例1〜6の食材の評価と官能テストの結果を、表2に示した。
表1及び表2中の数値は、5点満点による食材の評価と官能テストの平均値である。
(1)繊維質(野菜のみ)の評価
5:繊維質をよく感じる。
4:繊維質をやや感じる。
3:普通。
2:繊維質をやや感じられない。
1:繊維質を全く感じられない。
(2)ジューシー度(野菜を除く)の評価
5:ジューシーである。
4:少しジューシーである。
3:普通。
2:ややパサツク。
1:パサツク。
(3)美味しさの評価
5:美味しい。
4:やや美味しい。
3:普通。
2:やや美味しくない。
1:美味しくない。
(4)食感の評価
5:優良。
4:良好。
3:普通。
2:可。
1:不可。
(5)色の評価
5:優良。
4:良好。
3:普通。
2:可。
1:不可。
(6)香りの評価
5:新鮮な香りがある。
4:新鮮な香りがやや弱くなる。
3:香りがやや感じられる。
2:香りがかすかに感じられる。
1:香りが全く感じられない。
実施例1のキャベツは、歩留まりが85〜100%で、変色もなく、7日間冷蔵保管することができた。また、キャベツを食べたパネラーは、繊維質をよく感じられ、ジューシーでパサツキがなく、美味しさ、食感、色、香りともに優れていた。
実施例2のブロッコリーは、歩留まりが85〜100%で、変色もなく、7日間冷蔵保管することができた。また、ブロッコリーを食べたパネラーは、繊維質をよく感じられ、ジューシーでパサツキがなく、美味しさ、食感、色、香りともに優れていた。
実施例3のしめじは、歩留まりが85〜100%で、変色もなく、7日間冷蔵保管することができた。また、しめじを食べたパネラーは、繊維質をよく感じられ、ジューシーでパサツキがなく、美味しさ、食感、色、香りともに優れていた。
実施例4のローストビーフは、歩留まりが75〜85%で、変色もなく、7日間冷蔵保管することができた。また、ローストビーフを食べたパネラーは、繊維質をよく感じられ、ジューシーで、美味しさ、食感、色、香りともに優れていて美味しかった。劣化した状態は全く見られなかった。
実施例5の焼きサバは、歩留まりが75〜85%で、変色もなく、7日間冷蔵保管することができた。また、焼きサバを食べたパネラーは、繊維質をよく感じられ、ジューシーで、美味しさ、食感、色、香りともに優れていた。
実施例6の紅心大根は、歩留まりが85〜100%で、変色もなく、7日間冷蔵保管することができた。また、紅心大根を食べたパネラーは、繊維質をよく感じられ、ジューシーでパサツキがなく、美味しさ、食感、色、香りともに優れていた。
比較例1のキャベツは、歩留まりが100%で、変色もなく、2日間しか冷蔵保管することができなかった。また、キャベツを食べたパネラーは、パサツキがあり、食感がよくなかった。
比較例2のブロッコリーは、歩留まりが100%で、変色もなく、2日間しか冷蔵保管することができなかった。また、ブロッコリーを食べたパネラーは、パサツキがあり、食感及び香りがよくなかった。
比較例3のしめじは、歩留まりが85%で、変色もなく、2日間しか冷蔵保管することができなかった。また、しめじを食べたパネラーは、パサツキがあり、美味しさ、食感及び香りがよくなかった。比較例1〜3のサンプルは、いずれも97〜100℃の加熱処理で、加熱温度が低いことが原因であった。
比較例4のローストビーフは、歩留まりが60〜70%で、色は、牛肉本来の色でなく、発色剤の色が発色して、保管することができなかった。また、ローストビーフを食べたパネラーは、ジューシー度は普通であるが、食感及び香りは非常によくなかった。
比較例5の焼きサバは、歩留まりが60〜70%で、変色がややあり、2日間しか冷蔵保管することができなかった。また、焼きサバを食べたパネラーは、ややパサツいて、美味しさ及び食感はよくなかった。
比較例6の紅心大根は、歩留まりが100%で、変色があり、2日間しか冷蔵保管することができなかった。また、紅心大根を食べたパネラーは、美味しさ及び色はよくなかった。
本発明の食品は、7日間冷蔵保管してもいずれの食品も食味や食感ともに変わらなかった。
本発明である調理方法であれば、過熱水蒸気の特性を利用した加熱処理に緩慢冷却処理を併せて施すことにより、過熱水蒸気の特性を長時間維持することができ、保存性が良好で、歩留まりが向上し、調理後の食味や食感に優れた食品を調理することができた。
本発明食品の一例であるキャベツの調理方法を示す工程図である。 本発明食品の一例である牛肉の調理方法を示す工程図である。 本発明食品の一例であるサバの調理方法を示す工程図である。

Claims (1)

  1. 過熱水蒸気を用いて加熱調理するキャベツの調理方法であって、
    前記キャベツを100〜170℃の過熱水蒸気で1〜4分間加熱して芯温を75〜80℃にする加熱工程と、
    前記加熱工程において加熱された前記キャベツを10〜30分間冷却して前記キャベツの芯温度を10〜20℃にする緩慢冷却工程とを有することを特徴とするキャベツの調理方法。
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