JP4882641B2 - 現像装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、現像装置及びそれを用いた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式や静電記録方式を適用したプリンタ、複写機等に代表される画像形成装置においては、感光体等の像保持体に形成される静電潜像を現像する現像装置として、トナーと磁性キャリアを含む現像剤(二成分現像剤など)を利用した現像装置を採用するものがある。
このような現像装置では、一般に、ハウジング(筐体)の一部に収容している現像剤を、そのハウジングの像保持体と対向する現像領域に面する開口部に一部露出させた状態で設置されて回転する現像ロールに磁気力で保持させた後、その保持された現像剤の層厚を層厚規制部材により一定に規制したうえで現像工程域まで搬送している。そして、その現像領域まで搬送された現像ロール上の現像剤(トナー成分)を像保持体の潜像部分に静電的に付着させ、これにより静電潜像の現像を行っている。この場合、現像ロールとしては、回転する円筒状のスリーブと、このスリーブの内部空間内に位置固定された状態で設置され、複数の磁極が配置されたマグネットロールとで構成されるものが主に使用されている。
ところで、このような現像装置においては、現像領域を通過した後の現像ロールの外周面が通過する側のハウジング開口部の領域から、現像剤が外部に飛散して浮遊することがある。また、この現像剤の飛散が発生した場合には、その現像剤によって画像形成装置の内部が汚染されたり、その現像剤が現像装置等に堆積した後に振動等で落下して画像不良になる等の問題を誘発するおそれがある。
これに対し、従来においても、上記したような現像剤の飛散の発生を抑制する対策を講じた現像装置や画像形成装置が知られている。
例えば、現像剤戻り部側に位置するハウジングのうちハウジング開口から離間した部位に、マグネットロール側に突出して微小隙間を形成するスペーサ部を設け、かつ、このスペーサ部にマグネットロールの搬送磁極の1つを配設するとともに、この搬送磁極とその両隣りに位置する逆極性の搬送磁極との間に上記スペーサ部の両端部位置を配置した現像装置が知られている(特許文献1)。
また、現像領域の下流側に位置する現像器筐体の現像剤担持体(現像スリーブ)との対向面をその現像剤担持体の周面にそう凹円筒面で構成し、しかも、その凹円筒面と現像剤担持体の外周面との隙間が、特定の搬送極の磁束密度値、現像剤搬送量等のパラメータを含む算出式から得られる値を超えないように構成した画像形成装置が知られている(特許文献2)。
実開平8−844号公報 特開平2005−43501号公報
この発明は、現像領域を通過した後の円筒状の現像剤搬送体が通過して対向する側の筐体の開口部領域において現像剤が外部に飛散することを、その現像剤搬送体における現像剤搬送量の影響を受けることなく、また筐体の現像剤搬送体との広範囲な隙間管理を要することもなく、きわめて簡便に抑制することができる現像装置及びそれを用いた画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の現像装置は、現像領域と対向する現像用開口部が形成された筐体と、この筐体の現像用開口部に一部露出させた状態で設置されて回転し、トナー及び磁性キャリアを含む現像剤を保持して搬送する円筒状の現像剤搬送体と、この現像剤搬送体の内部空間内に固定して設置され、現像磁極及び現像剤剥離磁極を含む複数の磁極がその搬送体の回転方向に順次配置された磁石体とを有し、前記筐体のうち現像領域を通過した後の前記現像剤搬送体の外周面と対向する部位であって前記磁石体の現像磁極から当該現像剤搬送体の回転方向に進んで現像剤剥離磁極に至るまでの間で法線方向磁束密度が20mT(ミリテスラ)以下の領域に該当する部位に、その現像剤担持体の外周面との間隙が最も狭くなる突出部を少なくとも存在させるように形成していることを特徴とするものである。
また、この発明(A2)の現像装置は、上記発明A1の現像装置において、その突出部が、前記磁石体の前記磁束密度が20mT以下の領域から前記現像剤搬送体の回転方向上流側において最初に配置されている磁極の法線方向磁束密度がピーク値になる地点に該当する部位には存在しないように形成されているものである。
また、この発明(A3)の現像装置は、上記発明A1の現像装置において、その突出部が、前記磁束密度が20mT以下の領域に該当する部位内にのみ存在するように形成されているものである。
また、この発明(A4)の現像装置は、上記発明A1の現像装置において、その筐体のうち前記突出部から前記現像剤搬送体の回転方向上流側の部位を、その現像剤搬送体の外周面との間隙が、前記磁石体の前記磁束密度が20mT以下の領域から当該現像剤搬送体の回転方向上流側において最初に配置されている磁極の法線方向磁束密度がピーク値になる地点に該当する部位に近づくにつれて増大する形状に形成しているものである。
また、この発明(A5)の現像装置は、上記発明A1の現像装置において、前記突出部の前記現像剤搬送体の回転方向下流側を、その現像剤搬送体の外周面との間隙を急激に変化させるように切り立つ面で形成しているものである。
さらに、この発明(B)の画像形成装置は、潜像が形成される像保持体と、この像保持体の潜像を現像剤により現像する現像装置とを有し、前記現像装置が上記発明A1乃至A5のいずれかの現像装置であるものである。
上記発明A1の現像装置によれば、筐体のうち現像領域を通過した後の現像剤担持体の外周面との間隙が最も狭くなる突出部が法線方向磁束密度20mT以下の領域にも該当するため、その突出部を通過するときの現像剤搬送体の外周面に形成される現像剤の穂立ち(磁気ブラシ)の高さがその搬送体の現像剤搬送量の変動(増減)に殆ど依存することなく一定に保持されやすくなる。このため、その突出部の現像剤搬送体の外周面との(最狭の)間隙を20mT以下の磁束密度による磁力で形成される現像剤の穂立ちの(最小の)高さと同じ値に設定することで、その突出部において現像剤の穂立ちとの間に不要な空隙が発生することを阻止することが可能になる。この結果、筐体内にある現像剤がそのような突出部と穂立ちとの間に発生する空隙を通して筐体外部に放出されて飛散することを簡易に抑制することができる。
上記発明A2の現像装置では、その最初に配置されている磁極のピーク値を示す法線方向磁束の磁力により現像剤搬送体に形成される現像剤の最も高い穂立ち部分が突出部に衝突するおそれがなくなる。これにより、その穂立ち部分が突出部に衝突することで発生するような現像剤の飛散(浮遊)を抑制することができる。
上記発明A3の現像装置では、突出部が記磁束密度20mT以下の領域に該当する部位内にのみ存在するように構成すればよいため、筐体の現像剤搬送体の外周面との隙間管理がきわめて狭い領域で済み容易になる。また、その磁束密度20mT以下の領域を外れた筐体の部位は、現像剤搬送体の外周面との間隙が突出部における当該間隙よりも広いものになるため、特に20mT以下の領域を現像剤搬送体の回転方向上流側に外れた筐体の部位において現像剤の穂立ちが強く接触することで現像剤が筐体外部に飛散してしまうことが抑制される。
上記発明A4の現像装置では、その筐体のうち突出部から現像剤搬送体の回転方向上流側の部位に、当該最初に配置されている磁極のピーク値を示す法線方向磁束で形成される現像剤の(最高の)穂立ち部分が衝突することが抑止される。これにより、その穂立ち部分が筐体の当該部位に衝突することで発生するような現像剤の飛散(浮遊)を抑制することができる。
上記発明A5の現像装置では、突出部を通過した現像剤が現像剤剥離磁極の磁力により再び穂立ち状態になるが、その穂立ちのうち突出部を通過した直後の穂立ち部分の上端部が現像剤搬送体の回転方向とは逆の方向に倒れこむようなことがあっても、その逆方向に倒れこむ現像剤の穂立ちが切り立つ面に当接する状態になる。これにより、その突出部の切り立つ面が倒れこんで当接する現像剤の穂立ちで塞がれた状態になるため、突出部と現像剤穂立ちの間に不用意な隙間が発生することがなく、これによっても現像剤の飛散が抑制される。
上記発明Bの画像形成装置では、前述したように現像装置の現像領域を通過した後の現像剤搬送体が通過して対向する側の筐体の開口部領域において現像剤が外部に飛散することが簡易に抑制されるため、その飛散した場合の現像剤に起因した画像形成装置の内部汚染や画質不良の発生が抑制され、信頼性の向上した画像形成が可能になる。
図1乃至図3はこの発明の実施の形態に係る現像装置であり、図1はその概略断面図、図2及び図3はその要部を拡大した説明図である。
この現像装置1は、基本的に、筐体としてのハウジング10と、現像剤搬送体としての現像ロール20と、層規制部材としてのトリミング板30と、現像剤攪拌搬送部材としての2本のスクリューオーガー41、42とでその主要部が構成されている。図中において、符号2は非磁性トナー及び磁性キャリアを含む二成分現像剤、3は画像情報に応じた静電潜像が形成される像形成体としての感光ドラム、Dは感光ドラム3上の現像領域であり、また、矢印は回転する部品の回転方向を示している。
ハウジング10は、感光ドラム3の現像領域Dと対向する端部となる部位に現像ロール20が一部露出するように配設される開口部12が形成されるとともに、その開口部12とは反対側の端部にかけての部位に二成分現像剤2を収容する現像剤収容部13が形成された構造になっている。現像剤収容部13は、両端部で連通しかつ中央部で仕切り壁13aにて仕切られた平行する2列の現像剤循環搬送路13b,13cを有する形態になっている。
現像ロール20は、ハウジング10の開口部12付近に一部露出した状態で回転する円筒形状のスリーブ21と、このスリーブ21の内部空間内に複数の磁極を所定の角度に配置したマグネットロール22が位置を固定された状態で配設されている。また、現像ロール20(のスリーブ21)は、図示しない回転駆動装置からの動力を得て回転駆動するようになっているとともに、感光ドラム3との間で現像電界を形成するための所定の現像バイアスが図示しない現像バイアス電源から印加されている。現像バイアスとしては、例えば交流成分を重畳した直流が印加される。ちなみに、現像装置1は、この現像ロール20(のスリーブ21)と感光ドラム3の現像領域Dとなる外周面部分との間隙(d:図3参照)が所定の値になるように設置される。
スリーブ21は、感光ドラム3の軸方向における画像形成有効領域とほぼ同じ幅(長さ)を有する円筒形状からなり、非磁性材料(例えばステンレス、アルミニウム等)を用いて形成されている。また、マグネットロール22は、そのロール軸22aに対し、図2に点線で示すような法線方向の磁束密度分布を形成する5つの磁極S1,S2,S3,N1,N2が適宜配置されている。このうち、磁極S1は現像磁極、磁極N1は現像磁極S1に対してスリーブ回転方向の下流側に位置する現像後搬送磁極、磁極N2、N3は現像後搬送磁極N1に対してスリーブ回転方向の下流側に間隔をあけて位置する同極どうしの現像剤剥離磁極、N2は現像磁極S1に対してスリーブ回転方向の上流側に位置する現像剤搬送及び層厚規制用磁極である。
トリミング板30は、スリーブ21の軸方向における現像有効領域とほぼ同じ長さを有する板形状からなり、非磁性材料(例えばステンレス)を用いて形成されている。トリミング板としては、この他にも、例えばその非磁性部材に磁性材料を貼り付けた構成のものを用いてもよい。そして、このトリミング板30は、その先端部30aが現像ロール20(スリーブ21)の表面に対して、その表面に保持される二成分現像剤2の層厚を所定の厚さに規制するための間隙(γ:図3参照)を保持して対向する状態でもってハウジング10の開口部12側の部位にネジ等の取り付け手段により固定されている。
スクリューオーガー41、42は、回転軸部41a,42aに二成分現像剤2を攪拌搬送するための羽根部41b,42bを螺旋状に所定のピッチで巻きつけた状態に形成した回転部材である。このオーガー41,42は、ハウジング10の現像剤収容部13における2列の現像剤循環搬送路13b,13c内に、その両搬送路にある現像剤3を一定の方向に循環して搬送する所定の方向にそれぞれ回転するように取り付けられている。
また、この現像装置1においては、図1〜3に示すように、ハウジング10のうち開口部12の近傍であって現像領域Dを通過した後の現像ロール20(のスリーブ21)の外周面と対向する部位14に、そのスリーブ21の外周面との間隙αが最も狭くなる突出部15をスリーブ21の軸方向とほぼ平行するような状態で形成している。この対向する部位14は、基本的に、その開口部12に近い部分のみがスリーブ21の外周面と概ね間隙βでもってほぼ平行するような円筒面となっており、その部位を越えた部分がスリーブ21の外周面から徐々に離れる状態の平面になっている。
上記突出部15は、ハウジング10の上記対向部位14内において、マグネットロール22の現像磁極S1からスリーブ20の回転方向Aに進んで現像剤剥離磁極S2に至るまでの間で法線方向磁束密度が20mT以下の領域Eに該当する部位に、少なくとも存在させるように形成されている。この実施の形態では、法線方向磁束密度が20mT以下になる領域Eが、現像後搬送磁極N1と現像剤剥離磁極S2との間に1つ存在しているため、その領域Eを対象にして突出部15の形成位置を設定している。図2等において一点鎖線で示す符合Moは、その領域Eにおいて法線方向磁束密度が0(ゼロ)mTの地点を示す。この方線方向磁束密度については、例えばガウスメーター(例えば、電子磁気工業社製:GM−4002など)測定装置により測定して確認することができる。この他にも、スリーブ外周面の穂立ち方向が、その外周面の接線方向に向いていることを目視または光学顕微鏡などで確認するという方法によって確認することも可能である。
また、この突出部15は、図2〜図4に示すように、そのスリーブ21の回転方向下流側となる端部15aが、法線方向磁束密度0mTとなるスリーブ21の法線(Mo)と交差する対向部位14の地点14aとほぼ一致し、その法線(面)の方向とほぼ平行な状態で切り立った段差面(15a)となっている。一方、突出部15のスリーブ21の回転方向A上流側となる部位15bは、スリーブ21との隙間αが現像後搬送磁極N1の法線方向磁束密度のピーク値(図2中の点線Mp)になる地点(点線Mpと交差する部位)に該当する部位14bに近づくにつれて増大する、換言すればその突出する高さが次第に低くなる傾斜面として形成されている。さらに、突出部15のスリーブ21の回転方向上流側となる端部15cは、上記現像後搬送磁極N1の法線方向磁束密度のピーク値になる地点に該当する部位14bに存在しないように、その部位14aの手前側の位置に止まるように形成されている。
この実施の形態における突出部15は、そのスリーブ21の回転方向A下流側となる端部15aの突出角部(15aa:図4参照)においてスリーブ21の外周面との間隙αが最小の値(αmin)となっている。この間隙の最小値(αmin)は、スリーブ21の法線方向磁束密度が20mT以下の領域Eに該当する外周面部分で形成される二成分現像剤2の穂立ち(磁気ブラシ)の高さとほぼ同じ値に設定される。この場合、その端部15aの端部角部(15aa)は、スリーブ21の軸方向とほぼ平行する直線状の形状で構成されている。また、突出部15のスリーブ21の回転方向上流側となる端部15cは、そのスリーブ21の外周面との間隙αが最大値(この場合、ハウジング10の上記対向部位14の平均間隙βとほぼ同じ値)に設定されている。この他、突出部15は、その最小の間隙(αmin)となる部位15aが、スリーブ21を挟んで、トリミング板30とほぼ対向する反対側の位置(トリミング板30のスリーブ21との対向位置からほぼ180°の角度(180±40°)となる反対位置)に配置されている。
以上のように、突出部15は、スリーブ21の外周面との間隙αが最小値である端部15aが少なくとも法線方向磁束密度が20mT以下になる領域E内に存在する関係で形成されている。また、このような突出部15は、ハウジング10(の少なくとも対向部位14)と一体的に形成されるが、例えば、ハウジング10とは別に製作した後にその対向部位14に取り付けるように構成しても差し支えない。
次に、この現像装置1の動作について説明する。
この現像装置1を装備する電子写真方式等の画像形成装置において画像形成の動作時になると、まず、現像ロール20とオーガー41、42が回転し始めるとともに、現像ロール20に現像バイアス電圧が印加される。これにより、ハウジング10の現像剤収容部13に収容されている二成分現像剤2が回転するオーガー41、42によって攪拌されながら現像剤収容部13の循環経路内を循環搬送される。この際、二成分現像剤2におけるトナーが、キャリアと十分に攪拌されて摩擦帯電されるとともに、キャリアの表面に静電的に付着した状態となる。
続いて、現像ロール20に近い側のオーガー41によって搬送される二成分現像剤2の一部が、現像ロール20に磁力により保持される。即ち、現像ロール20における回転するスリーブ21の表面に、マグネットロール22の磁極S3、N2の磁力により、トナーが付着した磁性キャリアが多数鎖状に繋がった磁気ブラシを形成した状態で保持される。次いで、このスリーブ21に保持された二成分現像剤2は、そのスリーブの回転に伴って搬送される途中でトリミング板30との間に形成される一定の間隙(γ)を通過する際にその通過状態を規制され、ほぼ一定の層厚(磁気ブラシ高さ)にされる。
そして、このように層厚が規制された二成分現像剤2は、その後、現像ロール20のスリーブ21の回転に伴って感光ドラム3と対向する現像領域Dに搬送される。しかる後、現像領域Dに搬送された二成分現像剤2は、その現像磁極S1の磁力により形成される磁気ブラシの先端部を感光ドラム3の外周面に接触させた状態で通過させられ、その通過の際に、現像ロール20に印加される現像バイアス電圧により現像ロール20と感光ドラム3の間に形成される現像(交番)電界により、そのトナーのみが感光ドラム3上の静電潜像に静電的に付着されることなる。これにより、現像装置1による静電潜像の現像が行われる。
また、現像領域Dを通過した後の現像ロール20上の二成分現像剤2は、現像後搬送磁極N1の磁力によりスリーブ21に保持された状態で搬送された後、現像剤剥離磁極S2,S3の間を通過する際に原則、同極性の剥離磁極S2,S3により形成される反発磁力(磁界)によってスリーブ21から剥離されてハウジング10内に戻される。この剥離されて戻された現像剤2は、ハウジング10の現像剤収容部13内で再び攪拌される。一方、この現像剤が剥離された後の現像ロール20には、現像剤収容部13で攪拌された二成分現像剤2が前述したような原理で改めて補充されるように供給されて保持される。
そして、この現像装置1においては、現像領域Dを通過した後の現像ロール20のスリーブ21に保持される二成分現像剤2が、そのスリーブ21の回転に伴ってハウジング10の対向部位14と対向するようにして通過する際に以下のような状態に保持される。
まず、そのスリーブ21上の二成分現像剤2は、図4に示すように、マグネットロール22の現像後搬送磁極N1と対向する位置を通過する際に、スリーブ21上を搬送磁極N1の磁力により山形状に盛り上がった状態の磁気ブラシ2aを形成しながら移動する。
続いて、その磁気ブラシ2aを形成する現像剤2は、現像後搬送磁極N1と現像剤剥離磁極S2の間の法線方向磁極密度が20mT以下の領域Eを通過する際に、その穂の高さが磁極密度の低下に応じて次第に低くなる状態の磁気ブラシ2bを形成するようになり、特にその磁極密度が0mTの地点(Mo)を通過するときに最も低い穂の高さ(h)の磁気ブラシになって移動する。
この際、スリーブ21上の二成分現像剤2は、その磁力がその前後の部位に比べて弱くなった領域Eを通過することで穂の高さが低くなり、その最も低い穂の高さ(h)になったときにハウジング10の対向部位14にある上記突出部15のうちスリーブ21との間隙(α)が最も狭い値(αmin)に設定された端部15a(の角部15aa)を通過することになる。
この突出部15を通過した後のスリーブ21上の二成分現像剤2は、現像剤剥離磁極S2に近づくにつれて現像剤剥離磁極S2の磁力を受け、再び山形状に盛り上がった状態の磁気ブラシ2cを形成しながら移動する。
これにより、現像領域Dを通過した後のスリーブ21に保持される二成分現像剤2(の磁気ブラシ2b)は、法線方向磁極密度が20mT以下の領域Eであってその磁極密度が0mTの地点(Mo)を通過する際に、その磁気ブラシ高さhとほぼ同じ値にスリーブ21との最小の間隙αが設定されている突出部の端部15a(角部15aa)を通過することになる。特に、この法線方向磁極密度が20mT以下の領域E内を通過する際の磁気ブラシ2bの高さhは、スリーブ21の現像剤搬送量の変動(増減)に殆ど依存することなく一定に保持されやすい。
従って、ハウジング10の対向部位14における突出部15の端部15aとその部位を通過するスリーブ21上の磁気ブラシ2bとの間は、不要な空隙が発生することが阻止される。つまり、突出部15の端部15aとスリーブ21の外周面との間は、磁気ブラシ2bによって安定して塞がれた状態に維持される。この結果、ハウジング10内にある現像剤(特にトナー)2が、そのような突出部15の端部15aと磁気ブラシ2bとの間に形成される空隙を通してハウジング10の開口部12から外部に放出されて飛散することが抑制される。
また、突出部15は、図4に示すように、そのスリーブ回転方向上流側の端部15cが現像後搬送磁極N1の法線方向磁束密度のピーク値になる地点(Mp)に該当する部位14bに存在しないように形成されているので、その搬送磁極N1のピーク値を示す法線方向磁束の磁力によりスリーブ21に形成される磁気ブラシ2aのうち高さhが最も高い部分2dが、突出部15の全体や特にその最狭間隙(αmin)となる端部15aに衝突することがなくなる。この結果、その磁気ブラシ部分2dが突出部15に衝突することによって、その磁気ブラシ2dのキャリアに付着しているトナーが離脱してハウジング10の開口部12側に向けて飛散(浮遊)するという現象の発生が抑制される。
さらに、突出部15は、図4に示すように、そのスリーブ回転方向上流側の部位15bがその回転方向上流側に位置するにつれて突出する高さが次第に低くなる傾斜面として形成されているため、その傾斜面からなる突出部の部位15bに、現像後搬送磁極N1の磁力で形成される磁気ブラシ2a(特に、搬送磁極N1の法線方向磁束のピーク値となる地点からスリーブ回転方向下流側で形成されるブラシ部分)が衝突することが抑止される。この結果、その磁気ブラシ部分2aがハウジング10の傾斜面からなる突出部の部位15bに積極的に(必要以上に)衝突することで発生するような現像剤の飛散(浮遊)が抑制される。
この他にも、突出部15は、図5に示すように、そのスリーブ回転方向上流側の端部15aが段差面として形成されているため、例えばスリーブ21上の現像剤搬送量が多くなるような場合、以下のような作用効果が得られる。
即ち、その現像剤搬送量が多くなると、スリーブ21上の磁気ブラシの高さが総体的に高めになり、これにより突出部15を通過して現像剤剥離磁極S2の磁力で形成される磁気ブラシ2cのうち突出部15を通過した直後の磁気ブラシ2e部分の上端部が、スリーブ21の回転方向上流側に折り曲がって倒れこむような現象(いわゆる逆倒れ現象)が発生することがある。しかし、このような逆倒れ現象が発生しても、その逆倒れした磁気ブラシ2eの部分は、突出部15の端部15aの段差面に当接するような状態になる。この結果、突出部における端部15aの切り立つ段差面が倒れこんで当接する磁気ブラシ部分で塞がれた状態になるため、突出部15と現像ブラシ(2b)の間に不用意な隙間が発生することがな。従って、これによっても、例えばそのような隙間を通してハウジング10の内部から外部にむけて流れるような気流が発生するようなことが抑制されるようになるので、かかる気流に乗ってハウジング10内にある現像剤が外部に噴出して飛散するような現象の発生が抑制される。
また、突出部15は、その最小の間隙(αmin)となる部位15aが、スリーブ21を挟んでトリミング板30とほぼ対向する反対側の位置に配置されているので、次のような作用効果が得られる。即ち、まず、スリーブ21が、トリミング板30と対向する位置を通過する際に、そのスリーブ21とトリミング板30の先端部30aとの間隙に現像剤2が密に存在するため、そのトリミング板30とは反対側の方向に僅かに押し上げられた状態で安定して回転する。これにより、現像時においてスリーブ21が位置変動の抑制された安定した状態で回転するようになるため、突出部15の端部15aとの最小間隙(αmin)の寸法変動が抑制される。この結果、突出部15の端部15aと磁気ブラシ2bとの間に不要な空隙が発生することがより一層防止されるようになるので、現像剤の飛散もより抑制されるようになる。
以下、この現像装置を用いて行った試験について説明する。
<試験1>
試験1では、上記実施の形態における突出部15を形成した現像装置1(実施例)とその突出部15を形成していない現像装置(比較例1〜3)とを用い、その各現像装置を適用して画像形成を行ったときの現像剤の飛散(トナークラウド)の発生状況について調べた。
実施例に係る現像装置1としては、次のような条件からなるものを用意した。スリーブ21としては、肉厚が0.5mm程度で、外径が18mm程度のものを使用した。マグネットロール22としては、法線方向磁束密度のピーク値(120mT以上)が水平線(図2の二点鎖線S)から15°程度の仰角となる位置に現れるようにS極の現像磁極S1を配し、法線方向磁束密度のピーク値(80〜100mT)が水平線に対して90°程度のほぼ鉛直角となる位置に現れるようにN極の現像後搬送磁極N1を配し、法線方向磁束密度のピーク値(40〜70m)が水平線から35°程度の仰角となる位置に現れるようにS極の現像剤剥離磁極S2を配したものを使用した。このマグネットロール22において法線方向磁束密度が0mTとなる地点(Mo)は、水平線から60°程度の仰角になるスリーブ21の位置であった。トリミング板30のスリーブ21との間隙γは、0.4〜0.6mmの範囲内の値とした。
また、ハウジング10の突出部15のスリーブ回転方向下流側の端部15aにおけるスリーブ21との最小間隙(αmin)は、約1.3mmとした。突出部15のスリーブ回転方向上流側の端部15bは、搬送磁極N1の法線方向磁束密度が約1/2となる地点と同じ位置に設定した。なお、ハウジング10の対向部位14のスリーブ21との間隙βは、約1.5mm以上の値に設定した。
一方、比較例1〜3の現像装置としては、以下の条件を変更した以外は実施例と同じ条件のものを用意した。即ち、図11に示すように、ハウジング10の対向部位14に突出部15を形成せず、その対向部位14として、開口部12から法線方向磁束密度が0mTの地点(Mo)と交差する部位14aに至るまでの範囲におけるスリーブ21との間隙βが所定の値からなるほぼ円筒面の形状に形成した。その範囲の間隙βは、2.0mm(比較例1)、1.0mm(比較例2)及び0.5mm(比較例3)にそれぞれ設定した。
そして、この実施例及び比較例の現像装置を電子写真式のプリンタにそれぞれ装着した後、試験用のプリントを個々に行った。この際、現像装置はいずれも、そのスリーブ21の感光ドラム3との間隙dが0.35〜0.50mm程度となるように設置するとともに、スリーブ21をA4判横の記録用紙に対してプリント速度が8枚/分となるのに充分な速度で回転させた(感光ドラム3の線速:約170cm/secに対して約2倍の線速になるように設定した)。現像剤2としては、平均粒径が6μm程度の非磁性トナーと平均粒径が30μm程度の磁性キャリアを含み、トナー濃度が約11wt%である二成分現像剤を使用した。試験用のプリントは、10℃、15%RHの低温低湿の環境(トナークラウドが発生しやすい環境)下において、像密度が16%の試験画像をA4判の記録用紙1500枚に連続して形成する条件で行った。また、このプリントは、スリーブ21の現像剤搬送量を250〜650g/m2の範囲内で50g/m2ずつ変更した各値にそれぞれ設定したうえで行った。ちなみに、現像剤搬送量の通常使用時における設定値は、例えば300〜600g/m2の範囲内の値である。
トナークラウドの発生状況は、上記の試験用プリントが終了した後に、そのハウジング10の開口部12よりも上面側に付着したトナーを粘着テープに転写して付着トナーの重さを計測し、以下の基準(トナークラウドレベル)で評価した。結果を表6に示す。表には、各結果とともにそれらの近似曲線をそれぞれ記した。なお、許容レベルは「レベル2以下)」であり、より好ましくは「レベル1」である。
レベル1:付着量が0.015g/m2以下の場合
レベル2:付着量が0.030g/m2以下の場合
レベル3:付着量が0.050g/m2以下の場合
レベル4:付着量が0.075g/m2以下の場合
レベル5:付着量が0.100g/m2を超える場合
<試験2>
試験2では、上記実施の形態におけるハウジング10の対向部位14に形成する突出部(15)の形成位置を以下のように変更した現像装置を用い、その各現像装置を適用して画像形成を行ったときの現像剤の飛散(トナークラウド)の発生状況について調べた。
突出部については、図12に示すように、厚さが0.5mmでスリーブ回転方向の長さが3mmからなる断面長方形状の試験片50を用い、その試験片50をハウジング10の対向部位14の各位置にそれぞれ貼り付けることで形成するようにした。この場合、試験片50の貼り付け位置(形成位置)は、対向部位14のうち法線方向磁束密度が0mTとなる地点(Mo)と交差する部位14aを基準し、その試験片50のスリーブ回転方向下流側の端部(端面)50aの当該交差部位14aとのなす角度:±θ(°)で特定した。例えば、試験片50の端部50aを当該交差部位14aに合致させた場合、その形成位置はθ=0°と表される。
現像装置は、上記突出部の条件を上記のように変更した以外は、試験1と同じ条件のものを用意した。そして、試験1の場合と同様に、その各現像装置をプリンタにそれぞれ装着して試験用プリントを実行した後、トナークラウドの発生状況について調べて評価した。この試験用プリントでは、現像剤搬送量を450g/m2に設定した。結果を図7に示す。なお、図7には、近似曲線を示しているとともに、法線方向磁束密度が20mT以下となる範囲を示している。
[他の実施の形態]
上記実施の形態におけるハウジング10の対向部位14に形成する突出部15については、その実施の形態で示した構成のものに限定されず、例えば、図8〜図10に示すような構成のものを適用してもよい。
図8に示す突出部15は、その端部15aからスリーブ21の回転方向上流側に幅wでもってスリーブ21の外周面と同じ最小の間隙(αmin)で対向する最小間隙面部15dを形成したものである。その最小間隙面部15dの幅wは、法線方向磁束密度が20mT以下の領域Eの内側に含まれるような寸法にすることが好ましい。また、この突出部15は、その最小間隙面部15dからスリーブ回転方向上流側の対向部位14の部分を、スリーブ21の外周面との間隙(δ)が開口部12に至るまで次第に大きくなる傾斜曲面15eとして形成している。
図9に示す突出部15は、図8に示す突出部の場合と同様に最小間隙面部15dを形成することに加えて、そのスリーブ回転方向上流側の端部15aを対向部位14の開口部12側の端部14cとともに現像後搬送磁極N1の法線方向磁束密度がピーク値となる地点(Mp)の手前側の位置で終わるように形成したものである。この突出部15における最小間隙面部15dは、法線方向磁束密度が20mT以下の領域Eから外れた位置に至るまで形成しているが、好ましくは当該領域Eの内側に含まるように形成する。
図10に示す突出部15は、最小間隙面部15dを、法線方向磁束密度が0mTとなる地点(Mo)に該当する部位14aを挟んで、法線方向磁束密度が20mT以下の領域Eの内側のみに含まれる幅寸法で形成したものである。
また、ハウジング10の対向部位14において法線方向磁束密度が20mT以下の領域Eが複数存在するような磁極の配置構成を採用するマグネットロール22が使用される場合は、その対向部位14に形成する突出部15については、そのいずれか1つの領域Eに少なくとも含まれるように形成することができるが、好ましくは、その開口部12に最も近い位置に存在する領域Eに少なくとも含まれるように形成するとよい。
以上の各実施の形態に係る現像装置は、電子写真方式や静電記録方式を利用するプリンタ、複写機、ファクシミリ等に代表される、単色又は多色の画像形成装置に適用することができる。
実施の形態に係る現像装置の全体を示す概略断面図である。 図1の現像装置の要部を拡大して示す説明図である。 図1の現像装置の要部を拡大して示す概略説明図である。 突出部とその前後の部位を通過する現像剤の磁気ブラシの状態を拡大して示す説明図である。 現像剤搬送量が多い場合の突出部とその前後の部位を通過する現像剤の磁気ブラシの状態を拡大して示す説明図である。 試験1の結果を示すグラフ図である。 試験2の結果を示すグラフ図である。 突出部の他の構成例1を示す説明図である。 突出部の他の構成例2を示す説明図である。 突出部の他の構成例3を示す説明図である。 試験1における比較例1〜3の構成内容を示す説明図である。 試験2における構成内容を示す説明図である。
符号の説明
1…現像装置、2…二成分現像剤(現像剤)、3…感光ドラム(潜像形成体)、10…ハウジング(筐体)、12…開口部(現像用開口部)、14…対向部位(現像剤搬送体と対向する部位)、15…突出部、15a…突出部の端部の段差面(切り立つ面)、15b…傾斜面の部位(突出部の現像剤搬送体の回転方向上流側の部位)、15c…端部、21…スリーブ(現像剤搬送体)、22…マグネットロール(磁石体)、E…法線方向磁束密度が20mT以下の領域、S1,N1,S2,S3,N2…複数の磁極、S1…現像磁極、S2,S3…現像剤剥離磁極、N1…現像後搬送磁極(回転方向上流側で最初に配置されている磁極)、A…スリーブの回転方向(現像剤搬送体の回転方向)、D…現像領域、α…間隙(突出部の現像剤搬送体の外周面との間隙)、αmin…最小間隙(最も狭い間隙)、Mp…法線方向磁束密度がピーク値となる地点。

Claims (5)

  1. 現像領域と対向する現像用開口部が形成された筐体と、
    この筐体の現像用開口部に一部露出させた状態で設置されて回転し、トナー及び磁性キャリアを含む現像剤を保持して搬送する円筒状の現像剤搬送体と、
    この現像剤搬送体の内部空間内に固定して設置され、現像磁極及び現像剤剥離磁極を含む複数の磁極がその搬送体の回転方向に順次配置された磁石体とを有し、
    前記筐体のうち現像領域を通過した後の前記現像剤搬送体の外周面と対向する部位であって前記磁石体の現像磁極から当該現像剤搬送体の回転方向に進んで現像剤剥離磁極に至るまでの間で法線方向磁束密度が20mT以下の領域に該当する部位に、その現像剤担持体の外周面との間隙が最も狭くなる突出部を少なくとも存在させるように形成し、
    前記突出部は、前記磁石体の前記磁束密度が20mT以下の領域から前記現像剤搬送体の回転方向上流側において最初に配置されている磁極の法線方向磁束密度がピーク値になる地点に該当する部位には存在しないように形成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記突出部は、前記磁束密度が20mT以下の領域に該当する部位内にのみ存在するように形成されている請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記筐体のうち前記突出部から前記現像剤搬送体の回転方向上流側の部位は、その現像剤搬送体の外周面との間隙が、前記磁石体の前記磁束密度が20mT以下の領域から当該現像剤搬送体の回転方向上流側において最初に配置されている磁極の法線方向磁束密度がピーク値になる地点に該当する部位に近づくにつれて増大する形状に形成されている請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記突出部の前記現像剤搬送体の回転方向下流側は、その現像剤搬送体の外周面との間隙を急激に変化させるように切り立つ面で形成されている請求項1に記載の現像装置。
  5. 潜像が形成される像保持体と、この像保持体の潜像を現像剤により現像する現像装置とを有し、
    前記現像装置が請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置であることを特徴とする画像形成装置。
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