JP5188745B2 - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を用いる画像形成装置や、静電記録装置等に用いられる現像装置及び画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を用いる画像形成においては、一様な電位に帯電された感光体を画像情報に応じた光で露光して静電潜像を形成し、形成された静電潜像を現像装置によって現像して可視像化する。静電潜像を現像する方法としては、磁性1成分現像剤または非磁性1成分現像剤を用いる1成分現像方式と、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤を用いる2成分現像方式とがある。
2成分現像方式は、キャリアと呼ばれる磁性粒子とトナーとを攪拌して互いに摩擦帯電させることによってキャリアの表面にトナーを担持させる。そして、表面にトナーを担持するキャリアによる穂立ちを、磁石部材を内包する現像ローラの表面に形成し、穂立ち中のトナーを現像ローラから電子写真感光体の静電潜像へ移行させて現像する。
このような2成分現像方式は、1成分現像方式に比べて装置が若干複雑になるが、トナーの電位設定が比較的容易であり、高速対応性および安定性に優れるので、多用されている。
ところで、2成分現像剤を用いた現像装置においては、現像領域に供給、搬送される現像剤の量(搬送量)は、現像スリーブの長手方向で均一な搬送量が保持される必要がある。これは、現像領域において、スリーブ上の搬送量が軸方向で異なると、現像された画像の反射濃度が、軸方向でばらつくためである。
現像スリーブの長手方向で均一な搬送量を保持するための先行技術として、特許文献1に開示されているものがある。この技術は、磁石を内包する現像スリーブに対向して磁石を内包する規制スリーブを設け、その対向部近傍に位置する現像スリーブの磁石を、磁極の長手方向両端で周方向に捩じった形状にして傾斜させて配置し、現像スリーブ上の現像剤に長手方向の搬送力を付与するものである。
上記技術では、現像スリーブ内の磁石と規制スリーブ内の磁石により形成される磁力分布を制御することにより、現像スリーブ上の現像剤を長手方向に搬送する力を生成して、現像剤の搬送量を、長手方向で均一することが記載されている。
特開平10−232561(1998年9月2日公開)
しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、現像スリーブの長手方向で均一な搬送量を保持することはできても、現像剤の耐久性に課題を有すると共に、装置の大型化、複雑化、コストアップ等の課題がある。
即ち、上記技術では、従来の現像ローラの周方向の搬送力に加え、軸方向(長手方向)に搬送力を持たせている。そのため、現像剤には、従来なかった横方向のストレスが余分にかかってしまい、耐久性が低下する。
加えて、上記技術では、現像スリーブ表面と規制スリーブ表面が近接している規制領域において、現像スリーブと規制スリーブとは互いに逆方向に移動する。そのため、現像スリーブの表面に担持されて搬送される現像剤に対して、規制スリーブの磁石の磁力によりその進行方向と反対方向の拘束力が生じる。この拘束力も従来なかった余分なストレスとなり、耐久性が低下する。
さらに、上記技術では、規制部材が円筒状であり、かつその内部に磁石を備える構成であるため、装置の大型化、複雑化、コストアップ等は避けられない。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、現像剤の耐久性を低下させることも、また、装置の大型化、複雑化、コストアップ等を招来することもなく、現像剤担持体の軸方向で均一な搬送量を確保できる現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
回転スリーブの表面に間隙を空けてブレード状の現像剤規制部材を配置し、回転スリーブ表面に担持されて現像領域へと搬送される現像剤の量を規制する構成が、従来からある。この構成においては、円筒状の規制スリーブを設けた場合のように、装置の大型化、複雑化、コストアップ等の問題はない。
しかしながら、単純に現像剤規制部材を通過させるだけでは、現像領域へと搬送される現像剤の量(搬送量)が軸方向においてばらつく問題がある。この問題を解決すべく、本願出願人が鋭意検討した結果、回転スリーブへと供給される現像剤の密度や嵩高さの軸方向のばらつきに起因し、このばらつきが現像剤規制部材を通過する現像剤の量の軸方向におけるばらつきとなり、ひいては現像領域への搬送量の軸方向のばらつきとなることがわかった。
そして、本願出願人は、現像剤に対して余分なストレスを与えてしまう、現像ローラの軸方向に搬送する手法以外の手法にて、このようなばらつきを是正することができないかどうかをさらに検討した。その結果、通常、軸方向において均一に設定されている、磁石部材における磁石の磁力分布に対し、傾きを付与することで、このようなばらつきを是正することができることを見出し、本願発明を行うに至った。
本発明の現像装置は、上記課題を解決するために、非回転に配設されると共に複数の磁石より構成された円柱状の磁石部材の外周に配された回転スリーブの表面に現像剤を担持して現像領域へと搬送し、その搬送量を回転スリーブに対し間隙を空けて先端が配されたブレード状の現像剤規制部材にて規制する現像装置において、前記磁石部材を構成する磁石のうちの、現像剤規制部材と対向する位置に配された磁石又は回転スリーブの表面に現像剤を引き寄せて担持する位置に配された磁石の少なくとも一方の磁石における軸方向の磁力分布に、前記現像剤規制部材を通過する現像剤の量を軸方向において均一とするための傾きが付与されていることを特徴としている。
本発明によれば、前記磁石部材を構成する磁石のうちの、現像剤規制部材と対向する位置に配された磁石又は現像剤を回転スリーブの表面に引き寄せて担持する位置に配された磁石の少なくとも一方の磁石における軸方向の磁力分布に、前記現像剤規制部材を通過する現像剤の量を軸方向において均一とするための傾きが付与されている。
磁石部材は、回転スリーブ表面に現像剤を吸着するものであり、特に、現像剤規制部材と対向する位置に配された磁石における磁力分布を軸方向に調整することで、現像剤規制部材にて通過を規制される現像剤の量を変えることができる。また、現像剤を回転スリーブの表面に引き寄せて担持する位置に配された磁石における磁力分布を軸方向に調整することで、回転スリーブ表面に引き寄せられて担持される現像剤の量を変えることができる。
したがって、上記構成により、回転スリーブへと供給され、担持されて搬送される現像剤の密度や嵩高さに軸方向におけるばらつきがあっても、現像剤規制部材に規制される現像剤の量又は回転スリーブ表面へ担持される現像剤の量を変えて、現像剤規制部材を通過する現像剤の量を軸方向において均一にすることができ、ひいては、現像領域へと搬送される現像剤の量を軸方向において均一にすることができる。
そして、このような構成では、現像剤の搬送方向は周方向のみであると共に、現像剤規制部材はブレード状であるので、上記した特許文献1の構成に比して、現像剤担持体表面に担持されて搬送される現像剤に与えるストレスを軽減でき、耐久性を向上できる。加えて、装置の大型化、複雑化、コストアップ等も回避できる。
この場合、例えば、磁石部材における現像剤規制部材と対向する位置に配された磁石に対し、軸方向の磁力分布に傾きが付与されており、現像剤の密度或いは現像剤の嵩が低い部分における磁力が、現像剤の密度或いは現像剤の嵩が高い部分の磁力よりも弱い構成とすることができる。
現像剤規制部材に規制される現像剤の量は、現像剤規制部材と対向する位置に配された磁石の磁力に応じて変化し、磁力が弱い部分では少なくなり、より多くの現像剤が現像剤規制部材を通過する。逆に、磁力が強い部分では規制される現像剤の量も多くなり、現像剤規制部材を通過する現像剤の量は少なくなる。
したがって、回転スリーブの表面に担持される現像剤の密度或いは嵩の低い部分の磁力を弱くし、その部分において、規制される現像剤量を減らすことで、結果的に、現像剤規制部材を通過する現像剤の量を軸方向において均一にすることができる。
また、回転スリーブの表面に現像剤を引き寄せて担持する位置に配された磁石に対し、軸方向の磁力分布に傾きが付与されており、現像剤の密度或いは現像剤の嵩が低い部分における磁力が、現像剤の密度或いは嵩が高い部分の磁力よりも強い構成とすることもできる。
回転スリーブの表面に担持されて現像剤規制部材の配置位置へと搬送される現像剤の量は、現像剤を回転スリーブの表面に引き寄せて担持する位置に配された磁石の磁力に応じて変化し、磁力が弱い部分では搬送される現像剤量も少なくなり、逆に、磁力が強い部分では現像剤量も多くなる。
したがって、回転スリーブの表面に担持される現像剤の密度や嵩の低い部分の磁力を強くして、その部分において、より多くの現像剤を回転スリーブ表面に担持して現像剤規制部材の配置位置へと搬送することで、結果的に、現像剤規制部材を通過する現像剤の量を軸方向において均一にすることができる。
また、本発明の別の現像装置は、上記課題を解決するために、現像剤を担持し、回転することで像担持体と対向した現像領域へ搬送する現像剤担持体であって、表面に現像剤を担持する回転スリーブ及び該回転スリーブ内に非回転に配設されると共に複数の磁石より構成された円柱状の磁石部材を備えた現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対し間隙を開けて先端が配されたブレード状の現像剤規制部材と、前記現像剤担持体に平行に配され、前記現像剤担持体に現像剤を供給すると共に、現像剤を攪拌しながら軸方向に搬送する第1攪拌搬送部材と、前記現像剤担持体に平行に配され、第1攪拌搬送部材に現像剤を供給すると共に、現像剤を攪拌しながら軸方向に搬送する第2攪拌搬送部材とを備え、前記現像領域にて、現像剤担持体上の現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像装置において、前記磁石部材を構成する磁石の1つであって、前記現像剤規制部材と対向する位置に配された磁石は、軸方向の磁力分布に傾きを有しており、前記第1攪拌搬送部材が現像剤を搬送する方向の上流側端部の磁力が下流側端部の磁力よりも弱いことを特徴としている。
現像剤担持体に平行に配された第1及び第2の2本の攪拌搬送部材にて、現像剤を攪拌しながら軸方向に搬送して循環させる現像装置においては、現像剤担持体へと現像剤を供給する第1攪拌搬送部材の現像剤の送り方向上流側において、現像剤の密度及び嵩が低くなり、同方向下流側において現像剤の密度及び嵩が高くなる。
したがって、上記構成のように、磁石部材を構成する磁石の1つであって、現像剤規制部材と対向する位置に配された磁石が、軸方向の磁力分布に傾きを持ち、第1攪拌搬送部材が現像剤を搬送する方向の上流側端部の磁力が下流側端部の磁力よりも弱い構成とすることで、既に説明したように、回転スリーブ表面に担持される現像剤に密度や嵩に違いがあったとしても、現像剤規制部材にて規制される現像剤の量を、密度或いは嵩の低い部分で密度或いは嵩の高い部分よりも少なくして、結果的に、現像剤規制部材を通過する現像剤量を軸方向において均一に近づけることができる。
また、本発明のさらに別の現像装置は、上記課題を解決するために、現像剤を担持し、回転することで像担持体と対向した現像領域へ搬送する現像剤担持体であって、表面に現像剤を担持する回転スリーブ及び該回転スリーブ内に非回転に配設されると共に複数の磁石より構成された円柱状の磁石部材を備えた現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対し間隙を開けて先端が配されたブレード状の現像剤規制部材と、前記現像剤担持体に平行に配され、前記現像剤担持体に現像剤を供給すると共に、現像剤を攪拌しながら軸方向に搬送する第1攪拌搬送部材と、前記現像剤担持体に平行に配され、第1攪拌搬送部材に現像剤を供給すると共に、現像剤を攪拌しながら軸方向に搬送する第2攪拌搬送部材とを備え、
前記現像領域にて、現像剤担持体上の現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像装置において、前記磁石部材を構成する磁石の1つであって、前記回転スリーブの表面に現像剤を引き寄せて担持する位置に配された磁石は、軸方向の磁力分布に傾きを有しており、前記第1攪拌搬送部材が現像剤を搬送する方向の上流側端部の磁力が下流側端部の磁力よりも強いことを特徴としている。
前述したように、現像剤担持体に平行に配された第1及び第2の2本の攪拌搬送部材にて、現像剤を攪拌しながら軸方向に搬送して循環させる現像装置においては、現像剤担持体へと現像剤を供給する第1攪拌搬送部材の現像剤の送り方向上流側において、現像剤の密度が低く、同方向下流側において現像剤の密度が高くなる。
したがって、上記構成のように、磁石部材を構成する磁石の1つであって、回転スリーブの表面に現像剤を引き寄せて担持する位置に配された磁石が、軸方向の磁力分布に傾きを持ち、第1攪拌搬送部材が現像剤を搬送する方向の上流側端部の磁力が下流側端部の磁力よりも強い構成とすることで、既に説明したように、回転スリーブ表面に担持される現像剤に密度や嵩に違いがあったとしても、回転スリーブに引き寄せられて担持される量を、密度或いは嵩の低い部分で密度或いは嵩の高い部分よりも多くすることで、結果的に、現像剤規制部材を通過する現像剤量を軸方向において均一に近づけることができる。
また、現像剤規制部材と対向する位置に配された磁石と、現像剤規制部材が対向して配されている領域へ搬送する現像剤を回転スリーブの表面に吸い付ける位置に配された磁石との両方を、前述した構成としてもよい。
これによれば、現像剤規制部材にて規制される現像剤の量と、回転スリーブ表面に引き寄せられて担持される現像剤の量との両方を制御するので、現像剤規制部材を通過する現像剤量を、より一層軸方向において均一に近づけることができる。
また、本発明の上記した各現像装置においては、さらに、前記現像剤規制部材が磁性部材を含んで構成されていることが好ましい。
現像剤規制部材に、磁性部材を用いることで、非磁性部材のみの構成に比べて、現像剤の通過を規制する力が強くなって規制される現像剤量が増加する。そのため、現像剤規制部材の先端と、回転スリーブ表面(現像剤担持体表面)との距離を広げることができる。
さらに、磁性部材を用いることで、現像剤規制部材(先端)と回転スリーブとの離間距離の取り付けばらつきに対する余裕度を保つことができ、軸方向に対して上記離間距離の取り付けばらつきが出た場合でも搬送量の変化を極力抑えることができる。
さらに、本発明は、上記した本発明の現像装置を備えた画像形成装置も発明の範疇としており、これによれば、現像剤の耐久性を低下させることもなく、また、装置の大型化、複雑化、コストアップ等を招来することもなく、現像された画像の反射濃度が軸方向において均一な安定した画像を形成することができる。
本発明の現像装置は、以上のように、非回転に配設されると共に複数の磁石より構成された円柱状の磁石部材の外周に配された回転スリーブの表面に現像剤を担持して現像領域へと搬送し、その搬送量を回転スリーブに対し間隙を空けて先端が配されたブレード状の現像剤規制部材にて規制する現像装置において、前記磁石部材を構成する磁石のうちの、現像剤規制部材と対向する位置に配された磁石又は回転スリーブの表面に現像剤を引き寄せて担持する位置に配された磁石の少なくとも一方の磁石における軸方向の磁力分布に、前記現像剤規制部材を通過する現像剤の量を軸方向において均一とするための傾きが付与されている構成であり、本発明の画像形成装置は、このような本発明の現像装置を備えた構成である。
これにより、現像剤の耐久性を低下させることもなく、また、装置の大型化、複雑化、コストアップ等を招来することもなく、現像剤担持体の軸方向で均一な搬送量を確保できる現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供できるという効果を奏する。
本発明の実施の一形態について図1ないし図13に基づいて説明すると以下の通りである。
図2に、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の要部の一構成例を示す。図2において、参照符号1は、ドラム状の感光体(像担持体)である。感光体1は、アルミニウム等の金属ドラム1aを其材として、その外周面上に有機光半導体(OPC)やアモルファスシリコン(a−Si)等の光導電層1bが薄膜状に形成されている。
感光体1の周囲には、帯電部材2、レーザやLED(Light Emitting Diode)よりなる露光部材3、現像装置4、転写部材5、クリーニング部材6、除電部材(不図示)等が配されている。
上記帯電部材2としては、例えば、タングステンワイヤ等の帯電線と、金属製のシールド板と、グリット板とを備えたコロナ帯電器や、帯電ローラ、帯電ブラシ等を使用することができる。また、転写部材5としては、転写ローラの他、帯電ブラシやコロナ帯電器等を使用できる。クリーニング部材6としては、ブレード状のものや、ローラ状のものがある。
感光体1は、先ず、帯電部材2により一様に帯電され、次に画像情報に応じて露光部材3により感光体1上に光照射がなされ静電潜像が形成される。感光体1上に形成された静電潜像は、感光体1と現像装置4との間に形成される現像電界(現像装置4に備えられているバイアス電源は不図示)により現像装置4内の現像剤(トナー)が移動し、トナー像として可視化される。
このトナー像は、バイアス電源5aが印加される転写部材5によって紙等記録媒体上に転写され、定着部材7により定着される。トナー像が転写された後、感光体1上に残留したトナーはクリーニング部材6によって除去され、再び帯電部材2により一様に帯電され、上記で述べたプロセスが繰り返される。
図1に、現像装置4の要部の一構成例を示す。なお、図1は、現像装置4を、長手方向(軸方向)の端部側より見た図面である。図1に示すように、現像装置4は、現像剤を担持する現像ローラ(現像剤担持体)11と、現像剤を規制するためのドクターブレード(現像剤規制部材)101、現像剤を収容する現像槽12と、現像槽12の中で現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材である第1攪拌搬送部材28及び第2攪拌搬送部材29と、現像槽12内の現像剤量を検出するセンサ14を備えている。
現像ローラ11は、矢印102の方向に現像槽12から露出している部分が下方向から上方向へ回転する汲み上げ現像方式であり、感光体1と対向する部分において、感光体1と同一方向に移動する(つまり、回転方向は逆)。なお、本実施の形態では、汲み上げ現像方式を使用しているが、これに限定しなくても良い。
現像ローラ11は、非回転に配設されると共に複数の磁石より構成された円柱状の磁石部材21と、磁石部材21の外周に回転自在に設けられた回転スリーブ22とを備えた、いわゆるマグネットローラである。上記磁石部材21は、たとえば複数の永久磁石から構成でき、複数の永久磁石が、円周方向にN極とS極とが略交互に配され、全体では円柱形状を成している。
図1に示す構成例では、磁石部材21は、ドクターブレード101に対向する位置にあるS1極を構成する磁石と、現像剤を現像ローラ11に汲み上げる位置にあるN2極を構成する磁石と、現像領域に位置するN1極を構成する磁石、その他、N3極、S2極を構成する磁石を有している。なお、各極の磁力(磁束密度)については後述する。ドクターブレード101に対向する位置にある磁石のS1極は、規制極とも称する。また、現像剤を現像ローラ11に汲み上げる位置にある磁石のN2極は、汲み上げ極とも称する。
回転スリーブ22は、たとえばアルミなどの非磁性材料からなる円筒形状の部材であり、磁石部材21のまわりで回転自在に設けられている。
現像ローラ11は、感光体1を臨み、その軸線が感光体1の回転軸線と平行になるように配され、現像槽12のフレーム部(不図示)に支持されている。
現像ローラ11に担持される現像剤としては、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤が用いられる。現像剤としては、例えばトナー粒径が6.2μm、キャリア粒径が50μmのものを使用できるが、特に限定するものではない。
現像ローラ11は、トナーを担持するキャリアを磁石部材21の磁力で吸着し、回転スリーブ22の表面に現像剤が穂立ち状に連なった磁気ブラシを形成する。このように、現像剤は、磁気ブラシの形で現像ローラ11に担持される。磁気ブラシを形成する現像剤中の電荷を有するトナーが、現像ローラ11と感光体1との電位差に応じて、現像ローラ11から感光体1に供給されて静電潜像を現像し、トナー像を形成する。
ドクターブレード101は、磁性ブレード(磁性部材)103と非磁性ブレード(非磁性部材)105とからなる。非磁性ブレード105に対して、上流側に磁性ブレード103が設けられており、磁性ブレード103と非磁性ブレード105とは、例えば隙間100μm以内で密着されている。
磁性ブレード103は、ニッケル成分の割合が1%以下のステンレスで、かつ透磁率が500以下あれば、特に限定されることはなく、例えば、SUS403、SUS410、SUS410S、SUS416、SUS420J1、SUS420F、SUS410L、SUS430、SUS430F、SUS434などが用いられる。
また、非磁性ブレード105は、磁性を有しない金属であれば特に限定されることはなく、例えば、SUS302、SUS303、SUS304、SUS304Cu、SUS304L、SUS304N1、SUS304J3、SUS305、SUS305J1、SUS309S、SUS310S、SUS316、SUS316L、SUS316N、SUS316Ti、SUS316J1、SUS316F、SUS317、SUS317F、SUS321、SUS347などのステンレス、アルミニウム、銅、などが用いられる。
また、磁性ブレード103と非磁性ブレード105とは、現像槽12や、固定用板金(不図示)等にネジもしくはリベットを用いて固定される。ここでは、固定用板金等に固定ビスを用いて固定したが、特に限定するものではない。
上記ドクターブレード101は、現像ローラ11表面と所定の間隔を開けて設置されている。この間隔をドクターギャップ(以下、DGと記載)とする。本実施の形態の現像装置4では、DGは例えば0.6mmに設定されている。DGの設定値は、現像剤の条件、現像ローラ11の条件などにより適宜調整しても良い。
現像剤は、現像ローラ11の下部に配されているN2極で汲み上げられ、汲み上げられた現像剤が、DGを通過する際、現像ローラ11の規制極であるS1極と、ドクターブレード101とによって、所定の搬送量に規制され、現像領域に一定の現像剤が搬送される。
図3に、図1に示した現像装置4の現像槽12の内部構成を示す。なお、図3は、現像槽12及びその内部に配設された現像ローラ11等の配置を示す、現像槽12内部を上方より見た図面である。
現像槽12は、たとえば硬質の合成樹脂などからなり、図3に示すように、現像ローラ11の軸線方向に形成される。現像槽12は、現像ローラ11の軸線方向の長さL1にほぼ対応する長さを有しており、内部は、現像槽12の長手方向(現像ローラ11の軸線方向に同じ)に平行に、仕切壁部材25にて2槽に仕切られている。
2槽のうちの一方は、現像剤を攪拌搬送して現像ローラ11に供給する現像領域槽23であり、他方は、補給されるトナーを現像剤と攪拌し、かつ搬送して現像領域槽23へ供給するとともに、現像ローラ11に供給された残部の現像剤の一部が回収される攪拌領域槽24である。
ここで、仕切壁部材25は、現像領域槽23と攪拌領域槽24とを仕切るものではあるが、現像領域槽23と攪拌領域槽24とをそれぞれ完全に封じきるように仕切るものではない。即ち、仕切壁部材25における現像槽12の長手方向の両側部の2箇所には、現像領域槽23と攪拌領域槽24とを連通させる第1通路26及び第2通路27が形成されている。
これにより、現像槽12内に収容される現像剤は、その一部が現像領域槽23から攪拌領域槽24へ移動することが可能であり、また逆に攪拌領域槽24から現像領域槽23へ移動可能となる。
そして、現像槽12内には、現像槽12の長手方向に対して平行に、現像ローラ11と、上記した現像剤を攪拌搬送する第1攪拌搬送部材28と第2攪拌搬送部材29とが回転自在に設けられている。詳細には、現像領域槽23内に、現像ローラ11と第1攪拌搬送部材28とが設けられ、攪拌領域槽24内に第2攪拌搬送部材29が設けられている。
本実施の形態において、第1攪拌搬送部材28及び第2攪拌搬送部材29は、いわゆるスクリュー部材であり、回転動作することによって、現像槽12内の現像剤を攪拌し、搬送する。
第1攪拌搬送部材28は、現像剤を、現像領域槽23内で現像ローラ11の下近傍を矢印35方向へ搬送する。この現像槽12の端部A付近からもう一端部Bへ向う現像剤の搬送方向を、便宜上、送り方向と呼ぶ。
第2攪拌搬送部材29は、第1攪拌搬送部材28が現像槽12の端部B付近に搬送した現像剤を、第1通路26で攪拌領域槽24に移動し、矢印36方向に搬送するとともに、仕切壁部材25に沿って矢印37方向へ搬送する。この現像槽12の端部B付近から端部A付近へ向う現像剤の搬送方向を、便宜上、帰り方向と呼ぶ。
現像剤は、端部A付近で第2通路27を通りぬけ矢印38方向へと搬送され、再び第1攪拌搬送部材にて移動される。したがって、現像槽12内では、第1及び第2の各攪拌搬送部材28,29と仕切壁部材25とによって、前記送り方向35から帰り方向37に連なる、図3中、矢印35,36,37,38で示される現像剤の循環流が形成される。
センサ14は、現像槽12内の現像剤量を検出するものである。センサ14としては、透磁率センサや、圧電検知式センサを用いることができる。これらのセンサによれば、現像剤量として、現像剤中のトナー量、換言すればキャリアとトナーとの配合比であるトナー濃度が検出される。
また、センサ14は、図3に示すように、現像領域槽23内で、現像剤の攪拌搬送方向下流側、すなわち現像槽12の端部B付近の、図1に示すように、第1攪拌搬送部材28を臨んで現像領域槽23の壁材に装着されている。このような位置にセンサ14を取り付けることによって、センサ14は、現像ローラ11でトナーを消費した直後の現像剤のトナー濃度を測定することができる。
現像装置4では、トナー濃度の検出出力に応じ、制御部(不図示)がトナーホッパ104を動作させて、攪拌領域槽24へトナーを補給する。
このように、現像装置4では、現像された後の現像剤のトナー濃度を検出して適正使用トナー濃度になるように、現像剤のトナー濃度を高い精度で制御することが可能になる。なお、センサ14の位置は、上記位置以外に設置しても、トナー濃度を適正に検地できればどこでも良い。
ここで、図1を用いて、トナーホッパ104から現像槽12にトナーを補給する概要を説明する。トナーホッパ104は、たとえば硬質合成樹脂などからなる容器部材である。トナーホッパ104は、内部空間にトナーを収容し、制御部(不図示)からの動作指令に応じてトナー補給ローラ49を駆動させて、現像槽12に対してトナー50を補給する。
トナー補給ローラ49は、攪拌領域槽24の直上であって、その外周がトナー補給口104aに摺接しながら回転可能なように設けられる。トナー補給ローラ49は、芯金のまわりに円筒状のたとえば発泡ウレタンなどの多孔性弾性部材が設けられたものである。トナーホッパ104内でトナー補給ローラ49の多孔性弾性部材に保持されるトナーが、トナー補給口とトナー補給ローラ49との摺擦でトナー補給ローラ49から脱落し、現像槽12へ補給される。
また、トナーホッパ104のトナー補給口104aは、攪拌領域槽24内の第2攪拌搬送部材29の上方に、補給されるトナー50が、第2攪拌搬送部材29上に落下して補給されるように配されている。攪拌領域槽24において、トナー50が補給された現像剤は、前述の現像槽12内の循環流(矢印35〜38で示す流れ)に従って、現像剤とともに攪拌される。
ところで、前述したように、このような攪拌搬送部材を2本有する構成の現像装置4においては、現像領域槽23内に収容された現像剤に、第1攪拌搬送部材28の軸方向に沿って、密度及び嵩のむらが生じる。より詳細には、現像槽12の端部A付近となる、送り方向35上流側においては、現像剤の密度が低くなり嵩も低くなる。逆に、現像槽12の端部B付近となる、送り方向下流側においては、現像剤の密度が高くなり嵩も高くなる。
現像ローラ11に汲み上げられる現像剤がこのような状態であると、複数の磁石の各極の磁力が軸方向において均一に調整されている磁石部材21では、前述したように、ドクターブレード101を通過する現像剤の量に軸方向におけるばらつきが発生し、ひいては、現像領域へと搬送される現像剤の量(搬送量)が軸方向においてばらつくこととなる。
本実施の形態の現像装置4においては、このような軸方向のばらつきをなくし、搬送量の均一化を図るために、ドクターブレード101に対向して配された規制極であるS1極、又は回転スリーブ22の表面に現像剤を引き寄せて担持する位置に配された汲み上げ極であるN2極、或いはその両方の極における軸方向の磁力分布(磁束密度の分布)に、ドクターブレード101を通過する現像剤の量に軸方向において均一とするための傾きが付与されている。
具体的には、例えば図4に示すように、規制極であるS1極における軸方向の磁力分布に傾きが付与されており、第1攪拌搬送部材28が現像剤を搬送する方向である送り方向35上流側端部の磁力が下流側端部の磁力よりも弱く設定されている。換言すれば、現像剤の密度或いは現像剤の嵩が低い部分における磁力が、現像剤の密度或いは現像剤の嵩が高い部分の磁力よりも弱く設定される。
ドクターブレード101に規制される現像剤の量は、ドクターブレード101と対向する位置に配された規制極であるS1極の磁力に応じて変化する。S1極の磁力が弱い部分では少なくなり、より多くの現像剤がドクターブレード101を通過する一方、逆に、磁力が強い部分では規制される現像剤の量も多くなり、ドクターブレード101を通過する現像剤の量は少なくなる。
したがって、図4に示すように、回転スリーブ22の表面に担持される現像剤の密度或いは嵩の低い部分の磁力を弱くし、その部分において、規制される現像剤量を減らすことで、結果的に、ドクターブレード101を通過する現像剤の量を軸方向において均一にすることができる。
或いは、図5に示すように、汲み上げ極であるN2極における軸方向の磁力分布に傾きが付与されており、第1攪拌搬送部材28が現像剤を搬送する方向である送り方向35上流側端部の磁力が下流側端部の磁力よりも強く設定されている構成としてもよい。換言すれば、これにおいては、現像剤の密度或いは現像剤の嵩が低い部分における磁力が、現像剤の密度或いは現像剤の嵩が高い部分の磁力よりも強く設定される。
回転スリーブ22の表面に担持されてドクターブレード101の配置位置へと搬送される現像剤の量、つまり、汲み上げ量は、現像剤を回転スリーブ22の表面に引き寄せて担持する位置に配された汲み上げ極であるN2極の磁力に応じて変化する。N2極の磁力が弱い部分では汲み上げられて搬送される現像剤量も少なくなり、逆に、磁力が強い部分では汲み上げられて搬送される現像剤量も多くなる。
したがって、図5に示すように、回転スリーブ22の表面に担持される現像剤の密度や嵩の低い部分の磁力を強くして、その部分において、より多くの現像剤を回転スリーブ22表面に担持してドクターブレード101の配置位置へと搬送することで、結果的に、ドクターブレード101を通過する現像剤の量を軸方向において均一にすることができる。
そして、より好ましい構成は、図6に示すように、規制極であるS1極及び汲み上げ極であるN2極それぞれに対して軸方向の磁力分布に傾きが付与されており、S1極は、送り方向35上流側端部の磁力が下流側端部の磁力よりも弱く設定される一方、N2極は、送り方向上流側端部の磁力が下流側端部の磁力よりも強く設定されている構成である。
これによれば、ドクターブレード101に規制される現像剤の量と、回転スリーブ22表面へ担持される現像剤の量との両方を制御して、ドクターブレード101を通過する現像剤の量を軸方向において均一にすることができる。
各極の磁力強さを調整する手段としては、磁石の厚み及び磁石幅の大小の選定、着磁の調整等の手段がありこれら手段を適宜選定できる。また軸方向に磁力分布を変化させるには、軸方向の磁石の厚み及び幅、着磁の調整を行うことで可能である。
なお、磁石部材21の各を構成するS1極或いはN2極以外の他の極である、N1極、N3極、S2極については、軸方向において均一な磁力に設定されている。
以上のように、本実施の形態の現像装置4においては、回転スリーブ22の表面に汲み上げられる現像剤において、軸方向に密度や嵩のばらつきがあったとしても、ドクターブレード101を通過する現像剤の量を軸方向において均一にすることができることでき、ひいては、現像領域へと搬送される現像剤の量を軸方向において均一にすることができる。
そして、このような構成では、現像剤の搬送方向は回転スリーブ22における周方向のみであると共に、ドクターブレード101はブレード状であるので、前述した特許文献1の構成に比して、回転スリーブ22の表面に担持されて搬送される現像剤に与えるストレスを軽減でき、耐久性を向上でき、また、装置の大型化、複雑化、コストアップ等も回避できる。
また、図1の現像装置4においては、現像装置4のドクターブレード101を、磁性ブレード(磁性部材)103と非磁性ブレード(非磁性部材)105とからなる構成としており、ドクターブレード101に磁性部材を用いている。
ドクターブレード101に磁性部材を用いることで、ドクターブレードを非磁性部材のみより構成した場合に比べて、現像剤の通過を規制する力が強くなって規制される現像剤量が増加する。
したがって、ドクターブレード101の先端と、回転スリーブ22表面(現像剤担持体表面)との距離を広げることができる。
図8に、現像装置4において、ドクターブレード101として磁性部材を用いて構成した場合と、非磁性部材のみより構成した場合とで、搬送量とDGとの関係を示す。図中、△にて示すグラフが、磁性部材より構成されているブレードのもので、□にて示すグラフが、非磁性部材のみより構成されているブレードのものである。
例えば、搬送量を60mg/cmに設定したい場合、非磁性部材のみより構成されているブレードでは、DGは0.4mmとなる。これに対し、磁性部材より構成されているブレードでは、0.6mmにでき、DGの設定値を広く取ることができる。
また、図8のグラフの傾きに注目すると、非磁性部材のみより構成されているブレードは、DGの変化に対する搬送量の変化が大きいのに対して、磁性部材より構成されているブレードは小さい。つまり、磁性部材より構成されているブレードとすることで、DGの取り付けばらつきに対する余裕度を保つことができ、軸方向に対してDGの取り付けばらつきが出た場合でも搬送量の変化を極力抑えることができる。
なお、ドクターブレード101に磁性部材を用いる構成は、必須ではなく、例えば図7に示す現像装置4’のように、非磁性ブレード105のみから構成されたドクターブレード101’としてもよい。図7は、現像装置4’の要部の別の構成例であり、図1と同様に、現像装置4’を、長手方向(軸方向)の端部側より見た図面である。
但し、上述したように、非磁性部材のみからなるドクターブレード101’を採用した現像装置4’においては、ドクターブレード101に磁性部材が用いられている現像装置4よりも、DGを狭める必要があり、ドクターブレード101’の先端と、回転スリーブ22表面(現像剤担持体表面)との距離は、例えば0.4mmとなる。
次に、本発明に係る実施例を例示して、本発明をより詳細に説明する。
上記構成の現像装置4或いは現像装置4’を用いて、下記の各実施例及び比較例に示すように、現像ローラ11の各極の磁力を軸方向に変化させて、現像領域に搬送される現像ローラ11上の軸方向の搬送量を、現像ローラ11の中央部Cと、現像ローラ11の前記送り方向35上流側の端部A及び送り方向35下流側の端部B付近にて測定した。上流側及び下流側の各端部A,B付近としては、軸長310mmの現像ローラ11に対し、中央部Cから両端に向かって140mm離れた位置を測定した。
搬送量の測定は、外部空転機を用いて、現像ローラを400rpmで3分間回転させた後、単位面積当たりの現像剤の重さを測定した。
また、上記構成の現像装置4或いは現像装置4’を、複写機(商品名:MX−7000N、シャープ(株)社製)に搭載して、一定現像条件(帯電、現像、一定条件)下で全面ベタ画像を印字し、ベタ画像において、現像ローラ11の中央部Cに対応する部分と、上流側及び下流側の各端部A,B付近に対応する部分の濃度を測定した。この場合も、上流側及び下流側の各端部A,B付近としては、中央部Cから両端に向かって140mm離れた位置を測定した。
そして、濃度差が0.2以上を×、0.1以上0.2以下を△、0.1以下を○と評価した。濃度測定には、X−RITE社製のX−rite939分光測色濃度計を用いた。
ここで、磁石部材21を構成する複数の磁石における外周側に位置する各極の磁力は、N1極:125mT、S1極:78mT、N2極:56mT、N3極:42mT、S2極:80mTに調整した。そして、実施例1〜7では、このうちのS1極或いはN2極或いはその両方について、中央部Cの磁力を上記の値とし、軸方向に傾斜を持たせた。
〔実施例1〕
磁性部材を用いたドクターブレード101を備えた現像装置4において、現像ローラ11内の規制極であるS1極として、軸方向の磁力分布が、図9の△印に示すように、送り方向35上流側の端部A付近の磁力を75mT、送り方向35下流側の端部B付近の磁力を81mTとし、軸方向の端部A−端部B間の磁力が、端部Aから端部Bにいくに従って直線的に変化するように構成した磁石を用いた。DGは、0.6mmである。
〔実施例2〕
磁性部材を用いたドクターブレード101を備えた現像装置4において、現像ローラ11内の汲み上げ極であるN2極として、軸方向の磁力分布が、図10の△印に示すように、送り方向35上流側の端部A付近の磁力を58mT、送り方向35下流側の端部B付近の磁力を54mTとし、軸方向の端部A−端部B間の磁力が、端部Aから下流側端部Bにいくに従って直線的に変化するように構成した磁石を用いた。DGは、0.6mmである。
〔実施例3〕
磁性部材を用いたドクターブレード101を備えた現像装置4において、現像ローラ11内の規制極であるS1極として、軸方向の磁力分布が、図9の△印に示すように、送り方向35上流側の端部A付近の磁力を75mT、送り方向35下流側の端部B付近の磁力を81mTとし、軸方向の端部A−端部B間の磁力が、端部Aから端部Bにいくに従って直線的に変化するように構成した磁石を用いた。
また、現像ローラ11内の汲み上げ極であるN2極としては、軸方向の磁力分布が、図10の△印に示すように、送り方向35上流側の端部A付近の磁力を58mT、送り方向35下流側の端部B付近の磁力を54mTとし、軸方向の端部A−端部B間の磁力が、端部Aから下流側端部Bにいくに従って直線的に変化するように構成した磁石を用いた。DGは、0.6mmである。
〔実施例4〕
非磁性部材のみから構成されたドクターブレード101’を備えた現像装置4’において、現像ローラ11内の規制極であるS1極として、軸方向の磁力分布が、図9の△印に示すように、送り方向35上流側の端部A付近の磁力を75mT、送り方向35下流側の端部B付近の磁力を81mTとし、軸方向の端部A−端部B間の磁力が、端部Aから端部Bにいくに従って直線的に変化するように構成した磁石を用いた。DGは、0.4mmである。
〔実施例5〕
非磁性部材のみから構成されたドクターブレード101’を備えた現像装置4’において、現像ローラ11内の汲み上げ極であるN2極として、軸方向の磁力分布が、図10の△印に示すように、送り方向35上流側の端部A付近の磁力を58mT、送り方向35下流側の端部B付近の磁力を54mTとし、軸方向の端部A−端部B間の磁力が、端部Aから下流側端部Bにいくに従って直線的に変化するように構成した磁石を用いた。なお、DGは、0.4mmである。
〔実施例6〕
磁性部材を用いたドクターブレード101を備えた現像装置4において、現像ローラ11内の規制極であるS1極として、軸方向の磁力分布が、図9の×印に示すように、送り方向35上流側の端部A付近の磁力を72mT、送り方向35下流側の端部B付近の磁力を84mTとし、軸方向の端部A−端部B間の磁力が、端部Aから端部Bにいくに従って直線的に変化するように構成した磁石を用いた。DGは、0.6mmである。
〔実施例7〕
磁性部材を用いたドクターブレード101を備えた現像装置4において、現像ローラ11内の汲み上げ極であるN2極として、軸方向の磁力分布が、図10の×印に示すように、送り方向35上流側の端部A付近の磁力を60mT、送り方向35下流側の端部B付近の磁力を52mTとし、軸方向の端部A−端部B間の磁力が、端部Aから下流側端部Bにいくに従って直線的に変化するように構成した磁石を用いた。DGは、0.6mmである。
〔比較例1〕
磁性部材を用いたドクターブレード101を備えた現像装置4において、現像ローラ11内の規制極であるS1極として、軸方向の磁力分布が、図9の□印に示すように、軸方向に均一に78mTに構成した磁石を用いた。
また、現像ローラ11内の汲み上げ極であるN2極として、軸方向の磁力分布が、図10の□印に示すように、均一に56mTに構成した磁石を用いた。DGは、0.6mmである。
〔比較例2〕
非磁性部材のみから構成されたドクターブレード101’を備えた現像装置4’において、比較例1と同様の現像ローラ11を用いた。DGは、0.4mmである。
図11に、上記実施例及び比較例で測定した結果を示す。
比較例1及び2で示すように、S1極及び、N2極の軸方向の磁力分布を均一にしたときは、軸方向の搬送量のバランスが悪い。また、端部Aと端部Bに位置する場所で印字された箇所の濃度差が0.2以上存在し、目視でも濃度差があるのが明らかであった。
これに対して、実施例1、実施例6に示すように、S1極の磁力分布を端部Aよりも端部Bを強くした分布、すなわち軸方向の磁力分布をA<Bにした場合、軸方向での搬送量のバランスが安定し、また、両端部の濃度差が0.1以下になり、良好な画像が得られた。
同様に、実施例2、実施例7に示すように、N2極の磁力分布を端部Aよりも端部Bを弱くした分布、すなわち軸方向の磁力分布をA>Bにした場合、軸方向での搬送量のバランスが安定し、両端部の濃度差が0.1以下になり、良好な画像が得られた。
また、実施例3に示すように、S1極の軸方向の磁力分布をA<B、N2極の軸方向の磁力分布をA>Bとしたときは、さらに軸方向での搬送量のバランスが安定し、両端部の濃度差がほとんどなく良好な画像が得られた。
実施例4、5では、軸方向の搬送量のバランスは比較例1に比べ安定しており、両端部の濃度差が0.1から0.2の範囲であったが、目視では、合格レベルであった。
ところで、ここで上げた各実施例においては、S1極の磁力分布が端部Aから端部Bに向かって直線的に磁力が大きくなっていたが、端部A付近の磁力が他の位置に比べ低く、上記課題を改善できるのであればこのような磁力分布に限定しない。
例えば、第1攪拌搬送部材28の回転速度、形状等によっては、現像領域槽23内の現像剤の状態が、A付近が現像剤の密度及び嵩が小さく、中央部に向かうにつれて密度も嵩も大きくなり、中央部から端部B付近ではほぼ均一になっている場合がある。このような場合は、図12の△印に示すように端部Aから中央部まで磁力が徐々に大きくなり、中央部から端部Bまでは磁力分布が均一になっていても良い。
また別の例として、現像領域槽23内の現像剤の状態に合わせて、図12の×印に示すように、階段状に、磁力分布が端部Aから端部Bに大きくなってもよい。
同様の考え方で、ここで上げた各実施例においては、N2極の磁力分布は、端部Aから端部Bへ直線的に小さくなっていたが、端部A付近の磁力が他の位置に比べ高く、上記課題を改善できるのであればこのような磁力分布に限定しない。
例えば、上述のように、現像領域槽23内の現像剤の状態が、A付近が現像剤の密度及び嵩が小さく、中央部に向かうにつれて密度も嵩も大きくなり、中央部から端部B付近ではほぼ均一になっている場合は、図13の△印に示すように端部Aから中央部まで磁力が徐々に小さくなり、中央部から端部Bまでは磁力分布が均一になっていても良い。
別の例として、現像領域槽23内の現像剤の状態に合わせて、図13の×印に示すように階段状に、磁力分布が端部Aから端部Bに小さくなってもよい。
また、上述した説明においては、現像剤の密度が低い場合は嵩も低く、密度が高い場合は嵩も高いといった一般的な状態について述べたが、仮に、現像剤の密度は低いのに嵩は高いといった状態であった場合は、密度よりも嵩を優先させて、現像剤の嵩に応じて、磁力分布を設定すればよい。
さらに、以上述べた本発明は、換言すれば、以下のように表現することもできる。即ち、本発明の現像装置は、現像剤を担持し、回転して、像担持体と対向した現像領域へ搬送する現像剤担持体と、現像剤担持体内に非回転に配設された磁石と、現像剤担持体に対し先端と間隙を開けて配置された現像剤規制部材と、現像剤担持体下に平行に配置され、現像剤担持体に現像剤を供給するとともに、現像剤を攪拌搬送する第1撹拌搬送部材と、現像剤担持体に平行に配置され、トナー補給口から補給されたトナーを現像剤と混合し、第1攪拌搬送部材に現像剤を供給するとともに、撹拌搬送する第2撹拌搬送部材を備え、前記現像領域において、現像剤担持体上の現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像装置において、前記現像剤規制部材に対向した位置に配置された磁石(S1)の軸方向の磁力分布と第一攪拌搬送部材によって現像剤担持体下の現像剤が現像槽内を軸方向に端部Aから端部Bに移動する方向との関係において、前記磁石S1の軸方向の磁力分布は、軸方向に磁力の傾きを有し、端部Aの磁力はその最高値よりも低いことを特徴とする。
或いは、本発明の現像装置は、現像剤を担持し、回転して、像担持体と対向した現像領域へ搬送する現像剤担持体と、現像剤担持体内に非回転に配設された磁石と、現像剤担持体に対し先端と間隙を開けて配置された現像剤規制部材と、現像剤担持体下に平行に配置され、現像剤担持体に現像剤を供給するとともに、現像剤を攪拌搬送する第1撹拌搬送部材と、現像剤担持体に平行に配置され、トナー補給口から補給されたトナーを現像剤と混合し、第1攪拌搬送部材に現像剤を供給するとともに、撹拌搬送する第2撹拌搬送部材を備え、前記現像領域において、現像剤担持体上の現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像装置において、前記現像剤を汲み上げる位置に配置された磁石(N2)の軸方向の磁力分布と第一攪拌搬送部材によって現像剤担持体下の現像剤が現像槽内を軸方向に端部Aから端部Bに移動する方向との関係において、前記磁石N2の軸方向の磁力分布は、軸方向に磁力の傾きを有し、端部Aの磁力はその最低値よりも高いことを特徴とする。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本明細書で示した数値範囲以外であっても、本発明の趣旨に反しない合理的な範囲であれば、本発明に含まれることはいうまでもない。
本発明の実施の一形態を示すものであり、画像形成装置に搭載される現像装置の要部の一構成例を示す図面である。 上記画像形成装置の要部の一構成例を示す図面である。 上記現像装置における現像槽の内部の構成を示す図面である。 上記現像装置に採用される、現像ローラにおける規制極の磁力と、第1攪拌搬送部材の現像剤搬送方向との関係を示す図面である。 上記現像装置に採用される、現像ローラにおける汲み上げ極の磁力と、第1攪拌搬送部材の現像剤搬送方向との関係を示す図面である。 上記現像装置に採用される、現像ローラにおける規制極及び汲み上げ極の各磁力と、第1攪拌搬送部材の現像剤搬送方向との各関係を示す図面である。 上記画像形成装置に搭載される現像装置の要部の他の構成例を示す図面である。 上記現像装置において、現像剤規制部材を磁性部材より構成した場合と、非磁性部材のみより構成した場合との、搬送量とDGとの関係を示すグラフである。 実施例及び比較例における、上記現像ローラの規制極の磁力分布を示すグラフである。 実施例及び比較例における、上記現像ローラの汲み上げ極の磁力分布を示すグラフである。 上記実施例及び比較例で測定した結果を示す図面である。 上記現像ローラの規制極の磁力分布の他の例を示すグラフである。 上記現像ローラの汲み上げ極の磁力分布の他の例を示すグラフである。
符号の説明
2 感光体
4 現像装置
4’ 現像装置
11 現像ローラ(現像剤担持体)
21 磁石部材
22 回転スリーブ
12 現像槽
28 第1攪拌搬送部材
29 第2攪拌搬送部材
S1 規制極
N2 汲み上げ極
A 端部(上流側端部)
B 端部(下流側端部)

Claims (4)

  1. 現像剤を担持し、回転することで像担持体と対向した現像領域へ搬送する現像剤担持体であって、表面に現像剤を担持する回転スリーブ及び該回転スリーブ内に非回転に配設されると共に複数の磁石より構成された円柱状の磁石部材を備えた現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に対し間隙を開けて先端が配されたブレード状の現像剤規制部材と、
    前記現像剤担持体に平行に配され、前記現像剤担持体に現像剤を供給すると共に、現像剤を攪拌しながら軸方向に搬送する第1攪拌搬送部材と、
    前記現像剤担持体に平行に配され、第1攪拌搬送部材に現像剤を供給すると共に、現像剤を攪拌しながら軸方向に搬送する第2攪拌搬送部材とを備え、
    前記現像領域にて、現像剤担持体上の現像剤により像担持体上の静電潜像を現像する現像装置において、
    前記磁石部材を構成する磁石の1つであって、前記現像剤規制部材と対向する位置に配された磁石は、軸方向の磁力分布に傾きを有しており、前記第1攪拌搬送部材が現像剤を搬送する方向の上流側端部の磁力が下流側端部の磁力よりも弱いことを特徴とする現像装置。
  2. さらに、前記磁石部材を構成する磁石の1つであって、回転スリーブの表面に現像剤を引き寄せて担持する位置に配された磁石は、軸方向の磁力分布に傾きを有しており、前記第1攪拌搬送部材が現像剤を搬送する方向の上流側端部の磁力が下流側端部の磁力よりも強いことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤規制部材が磁性部材を含んで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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