JP4882498B2 - 運用管理装置および運用管理方法ならびにプログラム - Google Patents

運用管理装置および運用管理方法ならびにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、WEBサービスや業務サービスといった情報通信サービスを提供する情報処理装置に関し、特に、信頼性向上と作業負担低減を目的として構成機器の設定作業を支援する機能を有する運用管理装置に関する。
WEBサービスのような情報通信サービスの社会インフラとしての重要性が高まるにつれて、そのサービスを提供する装置の安定稼動が重要となっている。このような装置の運用管理は、従来管理者が手作業で行っていたが、装置が大規模・複雑化するにつれて、管理者には知識および操作の面での負担が飛躍的に増大し、判断ミスや操作ミスによるサービス停止といった問題も発生している。このため、運用管理の面で管理者を支援する技術が従来より各種提案ないし実用化されている。
例えば、ハードウェアあるいはソフトウェアを一元的に状態監視し制御する統合運用管理システムでは、構成機器の状態を運用管理サーバで収集し、管理者が複数の機器からの状態を統合的に判断して各機器を制御することで、サービスを提供する機器の関連性を考慮した運用管理を可能としている。しかしながら、この従来の運用管理技術では、適切な監視および制御を行うために、事前に個々の構成機器を適切に設定する必要があるが、この設定作業にそれなりの知識と経験を必要としていた。その理由は、例えば、サービスを構成するサーバ群で類似するソフトウェアを実行していても、それぞれの機器のハードウェア構成やサービス上の役割といった動作環境に従って異なる設定をする必要があるためである。このため、管理者はその動作環境と機器毎の設定方法の両方を理解する必要があり、経験を積んだ優秀な管理者でなければ設定ができない。しかし、システムが大規模化しているため、少数の優秀な管理者だけでは物理的に作業が困難であり、結果的に、技量が十分でない管理者によって部分的な設定不良が発生し、挙動の監視および制御が適切に行えない場合が発生し、サービスの信頼性が低下するという問題があった。
このような管理者の設定負担を軽減するために機器の構成情報を参照可能にする第1の従来技術が考えられる。設定情報を作成する際に対象機器の特性を示す構成情報が参照可能になれば、対象機器が持つ具体的な構成情報をもとに設定情報が作成できるため、管理者が機器毎の特性を記憶しておく負担が軽減されるとともに、実際の値を確かめながら入力することができるため、勘違いによる設定不良といったミスを低減することができる。
しかしながら、この従来の運用管理装置では、構成情報と設定情報の関係が作成した時点の管理者の思考のみに委ねられているため、設定情報修正時の管理者負担が大きいという問題があった。その理由は、修正対象とする設定情報がどの構成情報と関連していたのかを把握するために、再度設定情報と構成情報を比較して理解する作業が必要になるためである。
特に、構成情報の変化を契機に設定情報を修正する場合、以前の構成情報の値で記述された設定情報を参照しても、それが新しい構成情報の値と関係があるかどうかを理解することが難しい。これは、作成と修正の作業を異なる人間が行う場合には極めて困難であるとともに、同じ管理者が行う場合においても、期間が経過して作成時の意図を忘却する可能性があり、結果的に、設定情報を修正する場合にも、作成した時と同じくすべての情報を把握する作業負担が必要であった。
管理者の設定負担を軽減する第2の従来技術として、例えば特許文献1に見られるように、設定対象となる機器の特性を構成変数名とその構成値を含む構成情報として管理する機能を有する運用管理装置がある。この場合、管理者が設定情報を作成する際に、この構成変数名を記述しておくことで、実際に設定が適用された時点で構成値に変換される。これにより、管理者は機器間で共通の構成変数名として設定情報を作成することができるため、個々の機器毎に個別の値を調べる作業負担が少なく、また、作成した設定情報を複数の機器で共通的に利用できるため、作成工数も低減される。
しかしながら、この従来の運用管理装置では、多くの機器に共通する形式の構成情報とするために構成変数名が複雑化すると、管理者がその構造を理解する負担が大きく、また、実際の設定対象でその構成変数が適切な構成値に変換されるかどうかを検証することが難しくなるという課題があった。
例えば、このような構成情報の単純な例として、従来からソフトウェアコマンドの実行環境で用いられる環境変数があり、単純な構成変数名とその構成値である文字列として管理される。これは同じOS(Operationg System)上では共通であるが、異なるOSを持つ複数の機器間では同じ構成変数名とは限らない。さらに多くの機器で共通的に利用できる構成情報として、MIB(Management Information Base)やCIM(Common Information Model)といった標準規格に従ったものがあるが、様々な機器が持つ構成値を格納するために、ツリー構造で表される複雑な体系の構成変数名を持つ。この場合、構成変数名自体の数が多いため管理者がそのすべてを理解することが困難となる。また、機器の機能によっては、そのすべての構成変数名に対する有効な構成値が格納されているとは限らないため、どの構成変数名がどの機器で利用できるかを管理者が確認するためには、個々の機器で実際に格納されている構成値を毎回参照する必要がある。このように、構成情報が複雑になるにつれて、管理者の設定負担が軽減されないばかりか、構造を理解するための記憶負担だけが増加するという問題があった。
特開2004−199577号公報
前述したように、従来の運用管理装置では、適切な運用を行うために管理者が個々の機器の設定をする負担が大きいという問題があった。
具体的には、第1の課題として、構成情報と設定情報の関係が作成した時点の管理者の思考のみに委ねられているため、設定情報修正時の管理者負担が大きいという問題があった。
また第2の課題として、多くに機器に共通する形式の構成情報とするために構成変数名が複雑化すると、管理者がその構造を理解する負担が大きく、また、実際の設定対象でその構成変数が適切な構成値に変換されるかどうかを検証することが難しくなるという課題があった。
本発明の目的は、機器設定作業に関して管理者を支援する機能を有する運用管理装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、第1の課題を解決するために、設定情報と構成情報の相関関係を把握するための管理者負担を軽減し、構成情報の変化に追随して適切に設定情報を修正できる環境を提供することができる運用管理装置を提供することにある。
本発明のさらに別の目的は、第2の課題を解決するために、個々の機器が持つ実際の構成値に従って設定情報と構成情報の相関関係を抽出し、適切な構成変数名を含む設定情報を作成する管理者の作業を支援することができる運用管理装置を提供することにある。
本発明の第1の運用管理装置は、情報処理装置の動作を規定する設定情報が新たに設定される毎に、前記情報処理装置の現在の状態を示す構成情報との相関を検出し、該検出した相関情報を相関情報蓄積手段に記憶する相関情報生成手段と、前記情報処理装置の最新の構成情報と設定情報を画面表示する際、前記相関情報蓄積手段に蓄積された相関情報にしたがって互いに相関のある構成情報と設定情報とを関係付けて表示する管理者対話手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の運用管理装置は、情報処理装置の現在の状態を示す構成情報を記憶する構成情報蓄積手段と、前記情報処理装置の動作を規定する設定情報を記憶する設定情報蓄積手段と、前記構成情報および前記設定情報を前記情報処理装置から取得して前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶すると共に、前記設定情報蓄積手段に新たに生成される設定情報を前記情報処理装置に反映する情報管理手段と、前記構成情報と前記設定情報との相関情報を蓄積する相関情報蓄積手段と、新たな前記設定情報が生成される毎に、前記構成情報との相関を検出し、該検出した相関情報を前記相関情報蓄積手段に蓄積する相関情報生成手段と、前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶された前記構成情報および前記設定情報を前記相関情報蓄積手段に蓄積された相関情報にしたがって関係付けて画面表示する管理者対話手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第3の運用管理装置は、第2の運用管理装置において、前記相関情報蓄積手段に記憶された相関情報によって設定情報と相関があるとされる構成情報の変化を検出する相関変化検出手段を備え、前記管理者対話手段は、変化の検出された構成情報を画面表示することを特徴とする。
本発明の第4の運用管理装置は、第3の運用管理装置において、前記管理者対話手段は、変化の検出された構成情報と相関のある設定情報を前記設定情報蓄積手段から読み出して画面表示し、管理者に対して構成情報の変化に伴う設定情報の更新を促すことを特徴とする。
本発明の第5の運用管理装置は、第4の運用管理装置において、前記相関情報生成手段は、前記設定情報の更新に合わせて前記相関情報蓄積手段に蓄積された関連する相関情報を更新することを特徴とする。
本発明の第6の運用管理装置は、第5の運用管理装置において、前記相関情報生成手段によって更新された相関情報から、構成情報を引用する形式の設定雛形を生成する設定雛形生成手段と、該生成された設定雛形を記憶する設定雛形蓄積手段と、該設定雛形蓄積手段に記憶された設定雛形を用いた設定要求時、前記構成情報蓄積手段に記憶された構成情報を参照して設定雛形における構成情報の引用を解決して前記設定情報蓄積手段に設定情報を記憶する設定雛形展開手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第7の運用管理装置は、第6の運用管理装置において、前記情報管理手段は、前記設定情報蓄積手段に蓄積された設定情報の設定値と前記設定情報の識別名に一定の変換を加えて生成した新たな識別名とを持つ構成情報を生成して前記構成情報蓄積手段に記憶させることを特徴とする。
本発明の第8の運用管理装置は、第7の運用管理装置において、前記情報管理手段は、複数の情報処理装置からその構成情報および設定情報を取得して前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶することを特徴とする。
本発明の第9の運用管理装置は、第8の運用管理装置において、前記設定雛形生成手段は、複数の情報処理装置の相関情報の共通性を検知して複数の情報処理装置に共通な設定雛形を生成することを特徴とする。
本発明の第10の運用管理装置は、第1乃至第9の何れかの運用管理装置において、前記構成情報は構成変数名と構成値の対を含んで構成され、前記設定情報は設定変数名と設定値の対を含んで構成されることを特徴とする。
本発明の第11の運用管理装置は、情報通信サービスを提供するサービス実行手段と、構成変数名と構成値の対で示される1または複数の構成情報を蓄積する構成情報蓄積手段と、設定変数名と設定値の対で示される1または複数の設定情報を蓄積する設定情報蓄積手段と、前記サービス実行手段を構成するハードウェアあるいはソフトウェアの現在の状態を示す前記構成情報を取得して前記構成情報蓄積手段に蓄積するとともに、前記サービス実行手段を構成するハードウェアあるいはソフトウェアの動作を規定する前記設定情報を取得して前記設定情報蓄積手段に蓄積する情報管理手段と、前記設定情報蓄積手段の前記設定情報を前記構成情報蓄積手段の前記構成情報とともに管理者に提示し、且つ管理者からの入力に応じて前記設定情報を修正する管理者対話手段とで構成される運用管理装置であって、前記設定情報に含まれる前記設定変数名とその設定変数名に対応する前記設定値の候補を示す相関指定との対で示される1または複数の相関情報を蓄積する相関情報蓄積手段と、前記設定情報蓄積手段から設定情報を読み出して設定変数名と設定値の組合せに対応する相関情報を生成して前記相関情報蓄積手段に蓄積するとともに、前記構成情報蓄積手段の前記構成情報から前記構成値が前記設定値と一致する構成変数名を抽出し、対応する前記設定変数名と前記構成変数名の組合せに対応する相関情報を生成して前記相関情報蓄積手段に蓄積する相関情報生成手段とを備え、前記管理者対話手段は、前記設定情報と前記構成情報を管理者に提示する際に、前記相関情報蓄積手段の前記相関情報に含まれる前記設定変数名と前記構成変数名の組合せを対応付けた表示画面を生成することを特徴とする。
本発明の第12の運用管理装置は、第11の運用管理装置において、前記構成情報蓄積手段から読み出した前記構成情報のうち、前記相関情報蓄積手段の前記相関情報に含まれる前記構成変数名に対応する前記構成値に変化があった場合に、変化のあった前記構成情報と前期相関情報の一部または全部を前記管理者対話手段に出力するとともに、前記管理者対話手段から受け取った前記構成値の変化に対して管理者が設定変更を行ったかどうかの結果に応じて前記相関情報生成手段に前記相関情報の更新を指示する相関変化検出手段を備え、前記管理者対話手段は、前記相関変化検出手段から前記構成値の変化を通知された場合に、管理者に対応する前記設定情報を変更するかどうかを確認する画面を提示し、管理者の入力に応じて前記設定情報蓄積手段に蓄積される前記設定情報を修正するとともに、その結果を前記相関変化検出手段に出力することを特徴とする。
本発明の第13の運用管理装置は、第11または第12の運用管理装置において、前記設定情報に含まれる一部または全部の前記設定値を前記構成情報に含まれる前記構成変数名に置き換えた設定雛形を蓄積する設定雛形蓄積手段と、前記構成情報蓄積手段の前記構成情報を参照して、前記設定雛形蓄積手段の前記設定雛形に含まれる前記構成変数名を前記構成値に置き換えた前記設定情報を生成して前記設定情報蓄積手段に蓄積する設定雛形展開手段とを備え、前記管理者対話手段は、前記設定雛形蓄積手段の前記設定雛形を前記構成情報とともに管理者に提示し、管理者からの入力に応じて前記設定雛形を修正して前記設定雛形蓄積手段に蓄積するとともに、前記設定雛形展開手段に対して設定雛形と前記構成情報から前記設定情報を生成する処理の実行を指示することを特徴とする。
本発明の第14の運用管理装置は、第11、第12または第13の運用管理装置において、前記設定情報蓄積手段の前記設定情報に含まれる前記設定値を、前記相関情報蓄積手段の前記相関情報に含まれる前記相関指定の1つと置き換えることによって前記設定雛形を生成して前記設定雛形蓄積手段に蓄積する設定雛形生成手段を備え、前記相関変化検出手段は、前記相関情報の変化に応じて前記設定雛形生成手段に前記設定雛形の生成を指示することを特徴とする。
本発明の第15の運用管理装置は、第11、第12、第13または第14の運用管理装置において、前記情報管理手段は、前記設定情報の前記設定値と前記設定変数名に一定の変換を加えて生成した新たな構成変数名とからなる前記構成情報を生成して前記構成情報蓄積手段に蓄積することを特徴とする。
本発明の第16の運用管理装置は、第11、第12、第13、第14または第15の運用管理装置において、前記情報管理手段は、前記サービス実行手段の部分要素毎の前記構成情報と前記設定情報を収集する1または複数の局所情報管理手段と、1または複数の前記局所情報管理手段から部分要素毎の前記構成情報と前記設定情報を受け取って統合した前記構成情報と前記設定情報を生成する共有情報管理手段とを含んで構成されることを特徴とする。
本発明の第1の運用管理方法は、コンピュータにより情報処理装置の運用を管理する運用管理方法であって、前記コンピュータが、前記情報処理装置の現在の状態を示す構成情報および前記情報処理装置の動作を規定する設定情報を取得して記憶装置に記憶する第1のステップと、前記コンピュータが、前記記憶装置に記憶された前記構成情報と前記設定情報との相関を検出し、該検出した相関情報を前記記憶装置に記憶する第2のステップと、前記コンピュータが、前記情報処理装置の最新の構成情報と設定情報を表示装置に表示する際、前記記憶装置に記憶された相関情報にしたがって互いに相関のある構成情報と設定情報とを関係付けて画面表示する第3のステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2の運用管理方法は、第1の運用管理方法において、前記コンピュータが、前記記憶装置に記憶された相関情報によって設定情報と相関があるとされる構成情報の変化を検出し、該変化の検出された構成情報を画面表示する第4のステップを含むことを特徴とする。
本発明の第3の運用管理方法は、第2の運用管理方法において、前記コンピュータが、変化の検出された構成情報と相関のある設定情報を前記記憶装置から読み出して画面表示し、管理者に対して構成情報の変化に伴う設定情報の更新を促す第5のステップを含むことを特徴とする。
本発明の第4の運用管理方法は、第3の運用管理方法において、前記コンピュータが、前記設定情報の更新に合わせて前記記憶装置に記憶された関連する相関情報を更新する第6のステップを含むことを特徴とする。
本発明の第5の運用管理方法は、第4の運用管理方法において、前記コンピュータが、前記更新された相関情報から、構成情報を引用する形式の設定雛形を生成し前記記憶装置に記憶する第7のステップと、前記コンピュータが、前記記憶装置に記憶された設定雛形を用いた設定要求時、前記記憶装置に記憶された構成情報を参照して設定雛形における構成情報の引用を解決して前記記憶装置に設定情報を記憶する第8のステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第6の運用管理方法は、第1の運用管理方法において、前記第1のステップでは、前記情報処理装置から取得した設定情報を設定情報として前記記憶装置に記憶するのに加えて、前記設定情報の設定値と前記設定情報の識別名に一定の変換を加えて生成した新たな識別名とを持つ構成情報を生成して前記記憶装置に記憶させることを特徴とする。
本発明の第7の運用管理方法は、第1の運用管理方法において、前記第1のステップでは、複数の情報処理装置からその構成情報および設定情報を取得して前記記憶装置に記憶することを特徴とする。
本発明の第8の運用管理方法は、第1乃至第7の何れかの運用管理方法において、前記構成情報は構成変数名と構成値の対を含んで構成され、前記設定情報は設定変数名と設定値の対を含んで構成されることを特徴とする。
『作用』
本発明にあっては、新たな設定情報の設定時、その設定情報の設定値と同じ値の構成値を持つ構成情報は相関があるものとして、その設定情報の設定変数名とその構成情報の構成変数名とを含む相関情報を生成して相関情報蓄積手段に記憶しておく。こうして記憶された相関情報は、構成情報と設定情報とを画面表示する際に参照され、設定情報がどの構成情報と関連しているかが対応付けて画面表示される。これにより、設定情報をどの構成情報との関連で作成したかを、その後の任意の時点で、設定情報を作成した管理者のみならず他の管理者も把握可能となる。また、システム変更に伴って或る構成変数名の構成値が別の値に変更された場合でも、構成変数名と設定変数名との対で記述された相関情報が記録されているため、その相関情報にしたがって、構成値の変更された構成情報と設定情報との対応関係が画面表示される。また相関情報によって設定情報と相関があるとされる構成情報の変化を検出し、変化の検出された構成情報とそれと相関のある設定情報を画面表示すれば、管理者に対して構成情報の変化に伴う設定情報の更新を促すことができる。
本発明によれば、設定情報と構成情報の相関関係を把握するための管理者負担を軽減することができる。その理由は、新たな設定情報の設定時、その設定情報の設定値と同じ値の構成値を持つ構成情報は相関があるものとして、その設定情報の設定変数名とその構成情報の構成変数名とを含む相関情報を生成して相関情報蓄積手段に記憶しておき、この記憶した相関情報を使用して、後に構成情報と設定情報とを画面表示する際に、設定情報がどの構成情報と関連しているかを対応付けて画面表示するためである。
また本発明によれば、構成情報の変化に追随して適切に設定情報を修正できる環境を提供することができる。その理由は、システム変更に伴って或る構成変数名の構成値が別の値に変更された場合でも、構成変数名と設定変数名との対で記述された相関情報が記録されているため、その相関情報にしたがって、構成値の変更された構成情報と設定情報との対応関係が画面表示されるためである。また相関情報によって設定情報と相関があるとされる構成情報の変化を検出し、変化の検出された構成情報とそれと相関のある設定情報が画面表示されるためである。
本発明の実施の形態を説明する前に、図1、図2、図3、図4を用いて以下の説明で用いる構成情報と設定情報および設定雛形の表現形式について説明し、図5、図6、図7、図8、図9を用いて本発明の前提となる運用管理装置と、この前提となる運用管理装置における課題について説明する。
図1は設定情報、構成情報、設定雛形の簡単な例を示す。図1の設定情報110は、「設定変数名=設定値」の形で表現されたテキストファイルを示し、例えば、「InstallDir」という設定変数名に対して「C:¥AP¥AP1」という設定値が対応付けられていることを示す。この設定情報は、これを読み込むソフトウェアで解釈され、実行時の動作がこの設定値に従って変化することになる。構成情報120は、「構成情報名=構成値」の形式で記述されたデータを示し、例えば、「AP1_DIR」という構成変数名に対して「C:¥AP¥AP1」という構成値が対応付けられている。設定雛形111は、設定情報110の情報の一部を構成変数名で置換したものであり、例えば、「InstallDir」という設定変数名に対応する設定値が「$AP1_DIR」と記述されている。この設定雛形111で用いられている構成変数名を構成情報120を参照して具体的な値である「C:¥AP¥AP1」に置き換える処理を行うことで、設定情報110を生成することができる。図1に示す例は、従来のコンピュータシステムのコマンド実行時において、環境変数と呼ばれる情報を用いて実行時に値を具体化する処理と類似する。このような処理を行うことによって、個々の機器に特有の情報を用いない汎用の設定記述が可能であり、複数の機器の設定を1つにまとめることができる。
図2は、図1の情報を別の表現で示した図である。図1では、設定情報の記述形式の一例を示したが、この他にもタグ表現など多様な表現形式があり、そのすべてを明示することは困難である。本発明の動作を説明するにあたり、図1の情報の要点である「変数名=値」という情報の組合せを抽出して表形式で示したものが図2であり、図1の設定情報110、構成情報120、設定雛形111は、それぞれ図2の設定情報300、構成情報200、設定雛形301に対応する。
図3は、より複雑な形式の構成情報を示した図であり、構成情報121は、ツリー構造を持つ構成情報を示す。このような構造は、例えば、複数の部分テーブル(図3の122乃至124)としてデータベースに格納される。部分テーブル122を参照すると、この機器の構成情報の大分類として、「System」、「Network」、「Application」等があり、その「Network」の配下には部分テーブル123に示す「nic0」、「nic1」という小分類がある。その「nic1」の配下には、部分テーブル124に示す「ip」、「mask」、「gateway」という変数があり、例えば、「ip」は「192.168.1.102」という値を持つ。この例では、機器の持つネットワークハードウェアが2つあり、そのうち「nic1」のハードウェアで現在設定されているIPアドレスが「192.168.1.102」であることを示したものである。
図4の構成情報201は、図3の構成情報を「変数名=値」の形式で示したものであり、例えば、「Network」配下の「nic0」配下の「ip」という変数を「Network.nic0.ip」という構成変数名で表現し、その構成値を「192.168.1.101」としている。このように、ツリー構造などの複雑な構造も、構成変数名と構成値の組合せを示す表によって示すことができる。
以下では、設定情報、構成情報、設定雛形をこのような変数名と値の対応を示す表によって表現するが、この表によって示される形式に固定されるものではなく、実際の具体的な記述形式が変換されて表形式で保持される場合、あるいは、変換されずに変数名と値に対応する処理と同様な処理が提供される場合であっても良いものである。
次に、本発明の前提となる運用管理装置について説明する。
図5を参照すると、本発明の前提となる運用管理装置は、サービス実行手段1に接続された情報管理手段4と、構成情報蓄積手段2と、設定情報蓄積手段3と、管理者対話手段5を含んで構成される。
サービス実行手段1は、WEBサービスや業務サービスといった情報通信サービスを提供する情報処理装置などである。
構成情報蓄積手段2は、1または複数の構成情報を蓄積する記憶手段である。構成情報は、図4の構成情報201に例示したように、構成変数名と構成値の組合せで表現された情報である。
設定情報蓄積手段3は、1または複数の設定情報を蓄積する記憶手段である。設定情報は、図2の設定情報300に例示したように、設定変数名と設定値の組合せで表現された情報である。
情報管理手段2は、サービス実行手段1を構成するハードウェアあるいはソフトウェアの情報を取得し変更する手段であり、例えば運用管理装置を構成するコンピュータとプログラムとで実現される。この情報管理手段2は、サービス実行手段1の現在の状態を示す構成情報を取得して構成情報蓄積手段2に蓄積する機能と、サービス実行手段1の動作を規定する設定情報を取得して設定情報蓄積手段3に蓄積する機能と、設定情報蓄積手段3の設定情報が変更された場合に、サービス実行手段1にその変更を反映することで、サービス実行手段1の動作を変化させる機能とを有する。
管理者対話手段5は、構成情報蓄積手段2から構成情報を読み出し、設定情報蓄積手段3から読み出した設定情報と合わせて管理者に提示するとともに、管理者からの入力に応じて設定情報を修正する手段であり、液晶ディスプレイなどの表示装置とキーボードやマウスなどの入力装置とを有する端末装置などで実現される。
図6は、管理者対話手段5によって管理者に提示される画面の例を示す。管理者に提示される設定画面900では、図3の構成情報121に示すようなツリー構造の構成情報と図1の設定情報110に示すような設定情報が提示される。例えば、「LocalIP」という設定変数名に対応する設定値を入力する場合、「LocalIP」という設定変数名に対しては「Network.nic0.ip」の構成値と同じ値を入力すれば良いという知識に基づいて、管理者は、現在の構成情報から「Network.nic0.ip」の構成値を確認して、その構成値と同じ「192.168.1.101」を入力すれば良い。
このように、図5に示す運用管理装置では、設定対象となる機器の構成情報を参照しながら設定情報を作成することができるため、管理者は対象機器の構成情報を記憶しておく必要がなく、設定ミスを低減することができる。
しかしながら、この従来の運用管理装置では、構成情報のどの要素に着目して設定情報を生成したかという事実がその設定を行った管理者の頭の中に記憶されるだけであり、その事実を同じ管理者あるいは別の管理者による設定情報の修正作業に活用することができない。このため、構成の変更に伴って設定情報を修正する場合、構成情報のどの要素に着目して設定情報を生成すべきかを再度はじめから理解する必要がある。ここで、図6に示されるように、「LocalIP」という設定変数名と「Network.nic0.ip」という構成変数名とに同じ「192.168.1.101」が表示されている状況であれば、両者間に何らかの関係があることに気づくかも知れないが、「Network.nic0.ip」という構成変数名の構成値が変化した場合には、図7の設定画面901に示されるように、構成情報の「Network.nic0.ip」の構成値が設定情報の「LocalIP」の設定値とは異なる値として表示されるため、両者間に関係があることは十分な知識無しでは容易に理解できない。したがって、これらの値が異なっているために、サービス実行環境の挙動不良が発生したとしても、どの設定値をどの構成値と合わせるべきかを知るためには、設定値の意味を再度理解する必要があることになる。
以上述べたように、図5に示す運用管理装置では、最初に適切な設定がなされていたとしても、部分的な設定変更を行うために、当初の設定の意図を記憶しておくか、あるいは、再度設定値の意味を理解する必要があり、管理者の記憶負担が大きいという問題があった。また、設定に利用した構成値が変化した場合でも、設定を変更すべきかどうかが判断できないという問題があった。
次に、本発明の前提となる運用管理装置の別の例について説明する。
図8を参照すると、本発明の前提となる運用管理装置の別の例は、図5の構成に加えて、設定雛形蓄積手段6と、設定雛形展開手段7とを含んで構成される。
設定雛形蓄積手段6は、1または複数の設定雛形を蓄積する記憶手段である。設定雛形は、図2の設定雛形301に例示したように、設定変数名と設定値の組合せで表現された設定情報の一部の設定値を構成変数名に置き換えた情報である。
設定雛形展開手段7は、設定雛形蓄積手段6から設定雛形を読み出し、構成情報蓄積手段2から読み出した構成情報を用いて、設定雛形に含まれる構成変数名を対応する構成値に変換して設定情報を生成し、設定情報蓄積手段3に蓄積する手段である。設定雛形展開手段7は、例えばコンピュータとプログラムとで実現される。
さらに、管理者対話手段5は、図5で説明した設定情報の処理に代えて、設定雛形を処理する機能を有する。具体的には、管理者対話手段5は、設定雛形蓄積手段6から設定雛形を読み出し、構成情報とともに管理者に提示し、且つ管理者からの入力に応じて設定雛形を修正して設定雛形蓄積手段6に蓄積する。さらに、設定雛形展開手段7に対して設定雛形と構成情報から設定情報を生成する処理の実行を指示する。
図9は、管理者対話手段5によって管理者に提示される画面の例を示す。管理者に提示される設定画面902では、構成情報と設定雛形が提示される。例えば、「LocalIP」という設定変数名に対応する設定値は「$Network.nic0.ip」となっているが、これは、「LocalIP」という設定変数名に対しては「Network.nic0.ip」の構成値と同じ値を入力すれば良いという知識に基づいて、値の代わりに構成変数名を管理者が設定したことによる。因みに、現在の構成情報から「Network.nic0.ip」の構成値は「192.168.1.101」であることが確認できる。
このように、図8に示す運用管理装置では、管理者が設定情報を作成する際に、個々の機器に特有の構成値を用いずに、構成変数名で代用した汎用的な記述を用いることで、複数の対象機器の設定情報を1つにまとめることが可能になり、設定作業の負担を軽減することができる。
しかしながら、この従来の運用管理装置では、設定雛形を生成するために構成情報の構造を理解する必要があり、構成情報が複雑になるにつれて、その構成情報の構造を理解する負担が増加するという問題がある。また、機器個別の特性を示す構成変数名が追加されることによって、設定対象となる機器がその構成変数名に対する適切な構成値を保持しない場合が発生し、設定雛形で利用した構成変数名が適切な設定値に変換されるかどうかが不明となる。このため、設定雛形を作成あるいは展開する場合に、対象機器で適切な値が保持されているかを確認する必要があり、管理者の作業量が増加してしまうという問題がある。例えば、図9の例では、「LocalIP」に設定すべきIPアドレスを持つ構成要素の候補は「nic0」と「nic1」の2つあり、これらが常に決まった利用がされる(同じ構成値を持つ)場合を除き、そのどちらか一方を設定すべきであるが、どちらを設定すべきかは、実際の構成値を参照しなければ決められないことになる。さらに、他の機器で同じ設定雛形を共用する場合には、他の機器で「nic0」と「nic1」という構成要素が存在するかどうかも問題となる。設定雛形を共通の設定とするためには、すべての対象機器の構成値を確認することが必要となり、作業負担は増加することになる。
以上述べたように、図8に示す運用管理装置では、構成情報が複雑になるにつれて、構成情報を理解する記憶負担が大きくなり、構成値が適切に変換されるかを確認する作業量が増加するという問題があった。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
先ず、図4、図5、図10、図11、図12、図13、図14を用いて、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図10を参照すると、本発明の第1の実施の形態の運用管理装置は、図5を用いて説明した本発明の前提となる運用管理装置の構成に加えて、相関情報蓄積手段8と、相関情報生成手段9とを含んで構成される。
相関情報蓄積手段8は、1または複数の相関情報を蓄積する記憶手段である。相関情報は、設定情報に含まれる設定変数名とその設定変数名に対応する設定値の候補を示す相関指定との組合せで表現された情報である。相関指定としては、設定値として管理者に入力された値または構成変数名などが1または複数指定される。
相関情報生成手段9は、相関情報を生成する手段であり、例えばコンピュータとプログラムとにより実現される。相関情報生成手段9は、設定情報蓄積手段3から設定情報を読み出し、この読み出した設定情報に含まれる設定変数名と設定値の組合せを示す相関情報を生成して相関情報蓄積手段8に蓄積する機能と、構成情報蓄積手段2の構成情報から、その構成値が設定情報蓄積手段3に蓄積された設定情報中の設定変数名に設定された設定値と同じになる構成変数名を抽出し、この抽出した構成変数名と当該設定変数名との組合せを示す相関情報を生成し、この生成した相関情報中の設定変数名と同じ設定変数名を含む相関情報を相関情報蓄積手段8から検索し、この検索した相関情報中の相関指定に前記生成した相関情報中の構成変数名を追加する機能とを有する。
さらに、管理者対話手段5は、図5を用いて説明した機能に加えて、構成情報蓄積手段2に蓄積された構成情報と設定情報蓄積手段3に蓄積された設定情報とを管理者に提示する際に、相関情報蓄積手段8に蓄積された相関情報に含まれる設定変数名と構成変数名の組合せを対応付けて提示する機能を新たに有する。
図11は、設定情報蓄積手段3に蓄積される設定情報の一例を示す。図12は、図11の設定情報301と、図4の構成情報201から生成される相関情報の一例を示す。相関情報400は、図11の設定情報301における設定変数名と設定値の組合せから生成された相関情報を示し、相関情報401は、図4の構成情報201を参照して、設定値と構成値が同じである構成変数名を追加した相関情報を示す。相関情報401では、相関情報400の組合せに対して、設定変数名「LocalIP」に対する相関指定に「$Network.nic0.ip」が追加されている。
図13は、本実施の形態にかかる運用管理装置の動作のフローチャートを示す。図14は、本実施の形態にかかる管理者対話手段5によって管理者に提示される画面例であり、図7で説明した本発明の前提となる運用管理装置の設定画面901に対して相関情報を用いた表示を追加した場合の例を示す。以下、図4、図10、図11、図12、図13、図14を参照して、本実施の形態における相関情報生成の動作を説明する。
まず、情報管理手段4は、サービス実行手段1から構成情報と設定情報を取得し、それぞれ構成情報蓄積手段2、設定情報蓄積手段3に蓄積する。初期状態として、構成情報蓄積手段2には、図4の構成情報201が蓄積されているとする。この状態において、相関情報生成手段9は、新たな設定情報があるかどうかを常に監視している(図13のステップ501)。新たな設定情報が無い場合は、何もせずにステップ501を繰り返す。
管理者が図11の設定情報301を作成した場合、管理者対話手段5は、設定情報301を設定情報蓄積手段3に蓄積する。新たな設定情報301が設定情報蓄積手段3に蓄積されると、情報管理手段4はその設定情報301を読み出し、サービス実行手段1に反映する。他方、相関情報生成手段9は、新たに蓄積された設定情報を検出して(ステップ501)、設定変数名と設定値の組合せから相関情報を生成して相関情報蓄積手段8に蓄積する(ステップ502)。この結果、図11の設定情報301から図12の相関情報400が生成される。
次に、相関情報生成手段9は、構成情報蓄積手段3に蓄積される構成情報から設定情報301に含まれる設定値と一致する構成値を持つ構成情報を探索する(ステップ503)。構成情報をすべて探索した場合は終了し(ステップ504)、未探索の構成情報がある場合は、構成値と設定値が一致するかどうかを判定する(ステップ505)。一致するものがあった場合は、相関情報蓄積手段8に蓄積されている対応する設定変数名の相関指定に対して、構成変数名を追加して探索を続ける(ステップ506)。例えば、図11の設定情報301では、設定変数名「LocalIP」の設定値は「192.168.1.101」となり、この設定値は、図4の構成情報201において構成変数名「Network.nic0.ip」に対応する構成値と一致している。このため、図12の相関情報400に対して、設定変数名「LocalIP」に対する相関指定に「Network.nic0.ip」を追加した相関情報401が生成される。
管理者対話手段5は、構成情報蓄積手段2に蓄積された構成情報と設定情報蓄積手段3に蓄積された設定情報を管理者に提示する際、相関情報蓄積手段8に蓄積された相関情報を読み出し、構成情報と設定情報を提示する画面上で、この相関情報に基づいた対応関係を表示する。図14(a)を参照すると、設定画面903では、設定情報において相関情報401に含まれる「LocalIP」が選択表示(図14では反転表示)され、対応する構成情報である「Network.nic0.ip」が選択表示(図14では枠囲み)される。これにより、「LocalIP」という設定変数名と「Network.nic0.ip」という構成変数名との間に何らかの関係があることを明示することができる。
さらに図14(b)の設定画面903は、相関情報401が生成された後にサービス実行手段1の構成値が変化した場合を示しており、互いに相関のある設定変数名と構成変数名との間で、「LocalIP」の設定値は「192.168.1.101」、「Network.nic0.ip」の構成値は「192.168.1.13」と異なっていることから、そのことを検出した管理者対話手段5により、変更されたことを示す印(図14では星印)が該当する構成値の付近に提示されている。これにより、この設定値がどの構成値を参照して作成したものなのかだけでなく、構成値が変化したために設定値の変更が必要であることを管理者に対して積極的に提示することができる。
このように、本実施の形態によれば、管理者が設定情報を作成した場合に、設定情報と構成情報の相関情報が自動的に生成されるため、管理者が設定を生成した時点の意図を記憶したり、構成値の変化によって設定の部分変更を行う場合に設定値の意味を再度理解したりする必要がない。また、設定値と構成値に相関があるかどうかは、相関情報生成手段9が実際の設定値と構成値を探索して判定するため、構成情報が複雑になっても、管理者がその構造をすべて理解する必要がない。このことから、管理者の設定作業の負担が大幅に軽減される。
尚、本実施の形態では、設定値と構成値が完全に一致する例で説明したが、その例に固定されるものではなく、例えば、一般に知られた複数の記述形式について、相互に変換して値が一致するかを判定するものでも良い。例えば、IPアドレスと名前解決された表記などが考えられる。また、一致判定ではなく類似判定であってもよく、極めて不確定なマッピングを除き、特定の因果関係を持って類似判定できるものであれば、その因果関係の範囲内で一致するとみなすことができる。例えば、同じソフトウェアのマイナーバージョンの違いなどを無視して文字列一致させるなどが考えられる。
また本実施の形態では、相関情報生成手段9は、管理者対話手段5から設定情報蓄積手段3に新たな設定情報が蓄積された時点で相関情報の生成を開始したが、設定情報蓄積手段3に蓄積された設定情報が情報管理手段4によってサービス実行手段1に反映されたことを確認してから相関情報の生成を開始するようにしても良く、また、相関情報の生成を開始する直前にサービス実行手段1の最新の構成情報を情報管理手段4により取得して構成情報蓄積手段2に蓄積するようにしても良い。
(第2の実施の形態)
次に、図10、図15、図16、図17、図18、図19、図20を用いて、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図15を参照すると、本実施の形態の運用管理装置は、第1の実施の形態で図10を用いて説明した構成に加えて、相関変化検出手段10を含んで構成される。
相関変化検出手段10は、相関情報蓄積手段8から相関情報を読み出し、構成情報蓄積手段2から読み出した構成情報のうち、相関情報に相関指定として含まれる構成変数名の構成値の変化を検出し、変化があった場合には、管理者対話手段5に該当する相関情報と構成情報を通知する手段である。また、該当する構成値の変化に対して管理者が設定変更を行ったかどうかを管理者対話手段5から受け取り、設定変更の有無に応じて相関情報生成手段9に相関情報の更新を指示する機能を有する。
管理者対話手段5は、第1の実施の形態の機能に加えて、相関変化検出手段10から構成値の変化を通知された場合に、対応する設定情報を変更するかどうかを確認する画面を管理者に提示するとともに、管理者の入力結果を相関変化検出手段10に出力する機能を新たに有する。さらに、管理者が設定情報を変更する旨の入力を行った場合に、設定情報蓄積手段3に蓄積される設定情報を修正する機能を新たに有する。
図16、図17、図18は、それぞれ本実施の形態における構成情報、設定情報、相関情報の例を示す。図16の構成情報203は、構成情報202の構成変数名「Network.nic0.ip」に対応する構成値が変化した例を示す。図17の設定情報303は、設定情報302の設定変数名「LocalIP」に対応する設定値が変化した例を示す。図18の相関情報403は、相関情報402の設定変数名「LocalIP」に対応する相関指定が追加された例を示し、相関情報404は、同様に削除された例を示す。
図19は、本実施の形態にかかる運用管理装置の動作のフローチャートを示す。図20は、本実施の形態にかかる管理者対話手段5によって管理者に提示される画面例であり、相関変化検出手段10から構成値の変化を通知された場合の設定変更確認画面904を示す。以下、図15、図16、図17、図18、図19、図20を参照して、本実施の形態における相関変化検出の動作を説明する。
まず、情報管理手段4は、サービス実行手段1から構成情報と設定情報を取得し、それぞれ構成情報蓄積手段2、設定情報蓄積手段3に蓄積する。初期状態として、構成情報蓄積手段2には、図16の構成情報202が、設定情報蓄積手段3には、図17の設定情報302がそれぞれ蓄積されているとし、第1の実施の形態の動作と同様に、相関情報生成手段9が設定情報202と設定情報302から相関情報402を生成して相関情報蓄積手段8に蓄積しているとする。
相関変化検出手段10は、構成情報蓄積手段2の構成情報に変化があるかどうかを確認し(ステップ511)、変化が無い場合は、何もせずにステップ511を繰り返す。構成情報に変化があった場合、変化した構成値に対応する構成変数名が相関情報蓄積手段8の相関情報に含まれるかどうかを判定し(ステップ512)、含まれない場合はステップ511へ戻る。相関情報に含まれる構成変数名に対応する構成値が変化したことを検出した場合には、管理者対話手段5に該当する構成情報と相関情報が出力され、管理者対話手段5が管理者に構成値の変化を提示する(ステップ513)。
例えば、図16、図17、図18の例では、図16の構成情報202が構成情報203に変化した場合、構成変化検出手段10が構成変数名「Netowork.nic.ip」に対応する構成値が「192.168.1.101」から「192.168.1.13」に変化したことを検出し(ステップ511)、その構成変数名が図18の構成情報402の設定変数名「LocalIP」に含まれることを確認し(ステップ512)、「Network.nic0.ip」に関する構成情報、および、「LocalIP」に関する相関情報を管理者対話手段5に出力する(ステップ513)。
図20の設定変更確認画面904は、このようにして管理者に提示された画面の例であり、変化した構成情報に関する情報(構成変数名、新しい構成値、以前の構成値)と、変化前の構成値と関係する設定情報に関する情報(設定変数名、現在の設定値)とを提示することで、管理者に構成値の変化を伝えるとともに、その変化に伴って設定変更を行わなければならない可能性のある設定情報を提示している。図20の例では、設定変数名を選択して(対応するチェックボックスに選択マークをつけて)、「選択した設定情報を更新する」ボタンを押下することで設定変更を指示することができる。
管理者が設定変更を指示した場合、管理者対話手段5によって設定情報蓄積手段3の設定情報が変更される。図17の設定情報303は、このようにして設定変数名「LocalIP」の設定値が現在の構成値である「192.168.1.13」に変更された例である。なお、設定情報の変更は情報管理手段4によりサービス実行手段1に反映される。
また相関変化検出手段10は、設定変数名「LocalIP」の設定値が「192.168.1.13」に変更された旨を管理者対話手段5から受け取り、相関情報生成手段9に対して設定変数名「LocalIP」とその変更後の設定値「192.168.1.13」とを通知して相関情報の更新を指示する。相関情報生成手段9は、これに応答して相関情報蓄積手段8の相関情報を変更する。まず、図18に示すように、相関情報402に対して、新しい設定値「192.168.1.13」を設定変数名「LocalIP」に対応する相関指定として追加した相関情報403を生成する(ステップ514、516)。次に、新しい設定値と一致する構成値があるかどうかと、既に相関指定されている構成変数名が有効かどうかを確認するため、および相関関係が無くなった相関指定を確認するために、相関情報403で相関指定されている構成変数名「$Network.nic0.ip」を持つ図16の構成情報203を探索し(ステップ517)、この探索の結果に応じて、相関情報403から相関関係が無くなった相関指定「192.168.1.101」を削除する(ステップ518)。これにより、図18の相関情報404には、設定変更によっても相関関係が維持されている「$Network.nic0.ip」と「192.168.1.13」が残り、以前の設定値である「192.168.1.101」は削除される。
加えて、この例では、相関情報404の「LocalIP」に対する相関指定の順序が相関情報402のものと逆転している。これは、新しく検出された相関指定を下位に追加することにより、相関関係が消滅せずに長く継続したものが上位に残るためである。このようにすることで、同じ設定値が継続される場合にはその値(現環境で固定値とみなせる値)が、設定値が変わっても対応する構成変数名が同じである場合にはその構成変数名(構成依存とみなせる値)が上位に残ることになり、相関関係の信頼性(値の変化を繰り返しても安定して利用できる関係)がその順序によって表現されることになる。
尚、ステップ514において、管理者が関係する設定の変更を指示しなかった場合は、管理者対話手段5からその結果が相関変化検出手段10に通知され、相関変化検出手段10は、相関情報生成手段9に相関情報の再生成を指示する(ステップ515)。この結果、変化した構成情報と変更しない設定情報から新たな相関情報が生成される。このような状況が発生するのは、例えば、現在の相関情報に偶然値が一致しただけの相関指定が登録されている場合などである。相関変化検出手段10の出力によって管理者に提示された後、管理者が関係ないと判断して無視すると、変化した構成値と現在の設定値に不一致が生じた状態で相関情報が生成されるため、無視された相関関係は再生成されない。この結果、管理者の意図通りに相関関係が破棄されることになる。
このように、本実施の形態によれば、構成値の変化によって設定変更が必要かどうかが運用管理装置から管理者に提示されるため、変更漏れによる設定不良が低減する。また、設定変更作業も、運用管理装置側から提案され、管理者が承認するだけで行われるため、入力ミスによる設定不良を防止できる。さらに、自動生成される相関情報に本来不必要な相関指定があった場合にも、管理者の入力に応じて相関が破棄されるとともに、運用継続に従って安定した相関関係に集約されるため、設定変更の通知および対象選択の精度が向上する。このことから、第1の実施の形態の効果である設定作業の負担軽減に加えて、サービスの安定性も大幅に向上することができる。
尚、本実施の形態では、図19を用いて構成変更の検出後に相関指定の確認を行うステップで説明したが、その順序に依存するものではなく、設定情報と関係する構成値が変化したことを検出できる手順であれば同様の効果が期待できるものである。また、変更確認の通知方法や相関情報の修正手順についても同様であり、例えば、図20の通知画面と図14の設定画面の機能を組み合わせるような通知方法でもよく、相関のある要素のみが残る形であれば設定変更と相関修正の順序が異なっていてもよいものである。
(第3の実施の形態)
次に、図21、図22を用いて、本発明の第3の実施の形態を説明する。
図21を参照すると、本発明の第3の実施の形態の運用管理装置は、第2の実施の形態で図15を用いて説明した構成に加えて、設定雛形蓄積手段6と、設定雛形展開手段7と、設定雛形生成手段11とを含んで構成される。
設定雛形蓄積手段6と設定雛形展開手段7、および、それらに接続される管理者対話手段5の機能および動作については、図8を用いて説明した本発明の前提となる運用管理装置における各手段、および、図9で示した画面例と同じである。すなわち、設定雛形展開手段7は、設定雛形蓄積手段6から設定情報の一部の設定値を構成変数名に置き換えた情報である設定雛形を読み出し、構成情報蓄積手段2から読み出した構成情報を用いて、設定雛形に含まれる構成変数名を対応する構成値に変換して設定情報を生成し、設定情報蓄積手段3に蓄積する。管理者対話手段5は、設定雛形を構成情報とともに管理者に提示して修正入力を受け付けるとともに、設定雛形展開手段7に対して設定雛形と構成情報から設定情報を生成する処理の実行を指示する。
さらに、設定雛形生成手段11は、設定情報蓄積手段3から読み出した設定情報に含まれる設定値を、相関情報蓄積手段8から読み出した相関情報に含まれる相関指定の1つと置き換えることによって設定雛形を生成し、設定雛形蓄積手段6に蓄積する手段である。
相関変化検出手段10は、第2の実施の形態の動作に加えて、相関情報が更新された場合に設定雛形生成手段11に設定雛形の生成を指示する機能を新たに有する。
図22は、本実施の形態における設定雛形蓄積手段6に蓄積される設定雛形の一例を示し、設定雛形304は、図17の設定情報303と図18の相関情報404から生成された設定雛形である。以下、図9、図17、図18、図21、図22を参照して、本実施の形態における運用管理装置の動作を説明する。
本実施の形態における相関情報生成および相関変化検出の動作は、第1の実施の形態および第2の実施の形態で説明した通りである。また、設定雛形展開および管理者対話の動作は、図8、図9を用いて説明した本発明の前提となる運用管理装置の動作と同じである。
さらに、本実施の形態では、設定雛形生成手段11が、相関情報蓄積手段8に蓄積される相関情報と設定情報蓄積手段3に蓄積される設定情報から設定雛形を生成する。図17の設定情報303と図18の相関情報404から生成する場合、設定情報303の設定値を、相関情報404から対応する設定変数名を持つ相関指定の1つと置き換えた設定雛形304が生成される。
例えば、相関情報404の設定変数名「LocalIP」に対する相関指定には、「$Network.nic0.ip」と「192.168.1.13」の2つの候補があるが、例えば、第2の実施の形態で説明したように、上位にある相関指定がより信頼できる情報とみなして「Network.nic0.ip」を抽出し、設定情報303の「LocalIP」に対する設定値と置き換える。このようにして生成された設定雛形304は、図9の設定画面902のように管理者に提示され、設定雛形展開手段7を介して、設定情報303に相当する設定情報へと展開される。
このように、本実施の形態によれば、複数の機器に共通して利用できる設定雛形によって、設定情報の他の機器への展開が容易になり、設定作業が軽減される。特に、自動生成された相関情報から設定雛形を自動生成することから、構成情報が複雑化してもその構造のすべてを管理者が理解する必要がない。また、実際の設定値と構成値に基づいて設定雛形が生成されるため、適切な構成値に展開されるかどうかを確認する必要がない。このことから、従来の運用管理装置の課題である構成情報の理解および構成値展開の確認の負担がなく、雛形利用による情報活用の促進という利点が十分に発揮できる。
(第4の実施の形態)
次に、図23、図24、図25を用いて、本発明の第4の実施の形態を説明する。
本発明の第4の実施の形態の運用管理装置は、情報管理手段4が、設定情報蓄積手段3の設定情報と同じ情報を構成情報として構成情報蓄積手段2に追加する機能を新たに有する点でのみ、第1乃至第3の実施の形態と相違する。
図23は、図11の設定情報を用いるサービス実行手段1の実行機能(ハードウェアまたはソフトウェア)とは別の実行機能に関する設定情報の例である。図24の構成情報204は、図4の構成情報201に対して、図11の設定情報301および図23の設定情報310と同じ情報が付加された構成情報の例を示す。図25の相関情報405は、図11の設定情報301と図23の設定情報310、および、図24の構成情報204とから生成された相関情報の例を示す。以下、図4、図11、図23、図24、図25を参照して、本実施の形態における運用管理装置の動作を説明する。
情報管理手段4は、サービス実行手段1から構成情報を取得して構成情報蓄積手段2に蓄積し、設定情報を取得して設定情報蓄積手段3に蓄積する。例えば、初期状態で図4の構成情報201が構成情報蓄積手段2に、図11の設定情報301および図23の設定情報310が設定情報蓄積手段2に保持されているとする。
次に、情報管理手段4は、設定情報蓄積手段3に保持されている設定情報と同じ情報を構成情報蓄積手段2の構成情報に追加する。例えば、構成情報201に対して、設定情報301および設定情報310に含まれる設定変数名に一定の変換を加えた構成変数名を生成し、対応する設定値を構成値とした構成情報を生成する。図24の構成情報204では、構成情報301の設定変数名「ServerIP」に対して、設定情報であることを示す「Configure」と実行機能名を示す「ap1」を加えた「Configure.ap1.ServerIP」という構成変数名を追加し、対応する構成値を設定情報301の「ServerIP」の設定値である「192.168.1.2」としている。同様に、設定情報310に対応する情報は「Configure.ap2」を加えた構成変数名として追加されている。
相関情報生成手段9は、この構成情報204と設定情報301、設定情報310から図25の相関情報405を生成する。相関情報405の例では、設定変数名に対してそれぞれの実行機能を区別するために「ap1」、「ap2」を加えている。第1の実施の形態との違いは、構成情報に設定情報の現在の値が入っているため、異なる実行機能における設定情報間の相関指定が可能であることである。例えば、「Ap1.ServerIP」は、第1の実施の形態では対応する構成値が無いため「192.168.1.2」のみが相関指定されていたが、設定情報間の相関指定によって、「$Configure.ap2.ManagerIP」が追加されている。同様に、「Ap2.ManagerIP」の相関指定には「$Configure.ap1.ServerIP」が追加される。これは、ap1の「ServerIP」の設定値が、ap2の「ManagerIP」と一致していることを意味する。
このように、本実施の形態によれば、設定情報間の相関を定義できることにより、第1の実施の形態に適用した場合には、設定情報間の関係表示が可能となる。また、第2の実施の形態に適用した場合には、一方の設定を変えた場合に他方の設定も変更するかどうかの確認画面を表示するようなことが可能となる。さらに、第3の実施の形態に適用した場合には、他の設定との相関を含めた設定雛形が生成できる。これにより、サービスを構成するアプリケーション間での連携設定が実現でき、例えば物理構成とは無関係につけられた論理構成名など、構成情報と連動していない値に関しても、個々のアプリケーションで個別に設定する作業を低減することができるとともに、アプリケーション間での設定不整合が防止でき、サービスの安定性が向上する。
(第5の実施の形態)
次に、図26、図27、図28を用いて、本発明の第5の実施の形態を説明する。
本発明の第5の実施の形態の運用管理装置は、情報管理手段4が、複数のサーバなど対象機器の異なる構成情報および設定情報を収集する機能を有する点でのみ、第4の実施の形態と相違する。
図26は、複数の機器の情報を収集するための情報管理手段4の構成を例示する図である。この例では、情報管理手段4は、共有情報管理手段45と、それに接続された1つ以上の共有情報同期手段44と、各共有情報同期手段44に接続された局所構成蓄積手段41および局所設定蓄積手段42と、各局所構成蓄積手段41および局所設定蓄積手段42に接続された局所情報管理手段43とを含んで構成される。
局所情報管理手段43は、1つ以上存在するサービス実行手段1のうちの或る1つのサービス実行手段1の対象機器毎の情報(局所情報)を収集する手段である。局所構成蓄積手段41と局所設定蓄積手段42は、構成情報蓄積手段2および設定情報蓄積手段3と同じ構成情報および設定情報を蓄積できる手段であるが、局所情報管理手段43が収集する局所構成と局所設定のみを蓄積する。
共有情報同期手段44は、局所構成と局所設定を通信回線を介して送受信する手段である。共有情報管理手段45は、1または複数の共有情報同期手段44と接続され、局所構成と局所設定を収集して統合した構成情報および設定情報を生成する手段である。本実施の形態の共有情報同期手段44は、第4の実施の形態における情報管理手段4と同様に、現在の設定情報と同じ変数と値の組合せを構成情報に追加する機能を持っているが、そのような機能を持たない実施の形態も考えられる。
図27は、図26に示す情報管理手段4によって収集された構成情報例を示す。図28は図27の構成情報205を元に生成された相関情報の例を示す。以下、図24、図26、図27、図28を参照して、本実施の形態における運用管理装置の動作を説明する。
局所情報管理手段43は、機器毎の構成情報を収集する。例えば、図24の構成情報204は1つの機器の構成情報を示したものである。初期状態として、この構成情報204が局所構成蓄積手段41に格納されているとする。共有情報同期手段44を介して共有情報管理手段45がこの構成情報204を取得すると、局所情報の対象機器毎に構成変数名を変更して蓄積する。例えば、図27の構成情報205は、機器名である「Server1」を付加して格納した例であり、図24における「Netowork.nic0.ip」は「Server1.Network.nic0.ip」として構成情報蓄積手段2に蓄積される。
このようにして、図24と同様な局所構成を持つ複数の局所構成蓄積手段41からの情報を統合した1つの構成情報を生成することができる。図27の構成情報205では、同様にして「Server2」から収集した「Server2.Network.nic0.ip」も格納されており、その構成値は「192.168.1.2」であり、「Server1.Configure.ap1.ServerIP」に同じ構成値が存在していることがわかる。
図28は、この構成情報205と例示しない設定情報から生成された相関情報の例である。第4の実施の形態で説明した図25の相関情報405に対して、図28の相関情報406では、「Server1」が付与された設定変数名と、同じく「Server1」または「Server2」が付与された構成変数名を相関指定としている。加えて、「Server1.Ap1.ServerIP」の相関指定に「$Server2.Network.nic0.ip」が追加されている。これは、構成情報205によって異なる機器の構成情報を探索することが可能となったことによるものであり、図25では特定の構成情報とマッピングできなかった情報が、異なる機器の構成情報とマッピングできたことを示す。具体的には、「Server2」は、「Server1」の「Ap1」および「Ap2」のデータ送信先のサーバであるという相関関係が発見されたことを示す。
次に、「Server2」のIPアドレスが変更された場合には、相関変化検出手段10によって管理者に設定変更が通知され、設定情報蓄積手段3の設定情報が修正される。この後、共有情報管理手段45から対応する設定を行う機器の共有情報同期手段44を介して局所設定蓄積手段42に設定情報が伝達され、局所情報管理手段43によって対応する機器の設定が変更される。
このように、本実施の形態によれば、或る機器(サービス実行手段)の設定情報と他の機器(サービス実行手段)の構成情報との相関情報を生成することにより、機器間の通信設定など広域に渡る機能の関係が把握できる。このことから、従来の運用管理装置に比べて、対応可能機器数や記憶負荷といった人間能力の限界に制限されること無く、設定の最適化が行えるため、サービスの信頼性が向上する。
(第6の実施の形態)
次に、図29、図30を用いて、本発明の第6の実施の形態を説明する。
本発明の第6の実施の形態の運用管理装置は、図21の設定雛形生成手段11が、複数の機器の相関情報から設定雛形を生成する際に、複数の機器で共通する相関指定を抽出する機能を有すること、および、設定雛形が一致する機器の設定雛形を共通化する機能を有することのみ、第5の実施の形態と相違する。
図29は、Server1、Server8、Server9という3つのサーバに関する相関情報の例を示す。図30は、図29の相関情報407から生成された設定雛形の例を示し、設定雛形321は、Server1とServer8で共有される設定雛形である。
設定雛形生成手段11は、構成情報407の「Server1」と「Server8」の相関指定には共通要素が存在することを検出し、共通要素を抽出した設定雛形321を生成する。さらに、設定雛形の管理情報320において、設定雛形321の対象機器として「Server1」と「Server8」を追加する。
このように、本実施の形態によれば、複数の機器で自動生成される設定雛形を共通化することができるため、多種の機器で運用を継続するに従って、より汎用的な設定雛形を生成することができる。これにより、個別に設定雛形を蓄積し更新する場合に比べて、装置の処理負荷や通信負荷が低減されると共に、より適用範囲の広い設定雛形によって、サービスの安定性が向上する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は以上の実施の形態にのみ限定されず、その他各種の付加変更が可能である。また、本発明の運用管理装置を構成する手段は、その有する機能をハードウェア的に実現することは勿論、コンピュータとプログラムとで実現することができる。プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施の形態における手段として機能させ、前述した手順を実行させる。
本発明の運用管理装置で利用する情報の一例を示す図である。 本発明の運用管理装置で利用する情報の別の例を示す図である。 本発明の運用管理装置で利用する構成情報の一例を示す図である。 本発明の運用管理装置で利用する構成情報の別の例を示す図である。 本発明の前提となる運用管理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の前提となる運用管理装置の画面の一例を示す図である。 本発明の前提となる運用管理装置の画面の別の例を示す図である。 本発明の前提となる運用管理装置の別の構成例を示すブロック図である。 本発明の前提となる運用管理装置の画面の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の設定情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の相関情報の遷移例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の構成情報の遷移例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の設定情報の遷移例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の相関情報の遷移例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の画面の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の設定雛形の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態の設定情報の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態の構成情報の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態の相関情報の一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態の情報管理手段の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態の構成情報の一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態の相関情報の一例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態の相関情報の一例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態の設定雛形の一例を示す図である。
符号の説明
1……サービス実行手段
2……構成情報蓄積手段
3……設定情報蓄積手段
4……情報管理手段
5……管理者対話手段
6……設定雛形蓄積手段
7……設定雛形展開手段
8……相関設定雛形蓄積手段
9……相関情報生成手段
10…相関変化検出手段
11…設定雛形生成手段
41…局所構成蓄積手段
42…局所設定蓄積手段
43…局所情報管理手段
44…共有情報同期手段
45…共有情報管理手段

Claims (32)

  1. 情報処理装置の動作を規定する設定情報が新たに設定される毎に、前記情報処理装置の構成を示す構成情報との相関を、値が一致あるいは類似するか否かに基づいて検出し、該検出した相関情報を相関情報蓄積手段に記憶する相関情報生成手段と、前記情報処理装置の構成の変更後、変更後の前記情報処理装置の構成を示す構成情報と前記情報処理装置に設定されている設定情報を画面表示すると共に、前記相関情報蓄積手段に蓄積された相関情報にしたがって互いに相関のある構成情報と設定情報とを前記画面上で関係付け表示を行い、且つ、前記情報処理装置に設定されている前記設定情報を管理者からの入力にしたがって修正する管理者対話手段とを備えることを特徴とする運用管理装置。
  2. 情報処理装置の構成を示す構成情報を記憶する構成情報蓄積手段と、前記情報処理装置の動作を規定する設定情報を記憶する設定情報蓄積手段と、前記構成情報および前記設定情報を前記情報処理装置から取得して前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶すると共に、前記設定情報蓄積手段に新たに生成される設定情報を前記情報処理装置に反映する情報管理手段と、前記構成情報と前記設定情報との相関情報を蓄積する相関情報蓄積手段と、新たな前記設定情報が生成される毎に、前記構成情報との相関を、値が一致あるいは類似するか否かに基づいて検出し、該検出した相関情報を前記相関情報蓄積手段に蓄積する相関情報生成手段と、前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶された前記構成情報および前記設定情報を前記相関情報蓄積手段に蓄積された相関情報にしたがって関係付けて画面表示すると共に、管理者からの入力にしたがって前記設定情報蓄積手段に記憶されている前記設定情報を修正する管理者対話手段とを備えることを特徴とする運用管理装置。
  3. 前記相関情報蓄積手段に記憶された相関情報によって設定情報と相関があるとされる構成情報の変化を検出する相関変化検出手段を備え、前記管理者対話手段は、変化の検出された構成情報を画面表示することを特徴とする請求項2記載の運用管理装置。
  4. 前記管理者対話手段は、変化の検出された構成情報と相関のある設定情報を前記設定情報蓄積手段から読み出して画面表示し、管理者に対して構成情報の変化に伴う設定情報の更新を促すことを特徴とする請求項3記載の運用管理装置。
  5. 前記相関情報生成手段は、前記設定情報の更新に合わせて前記相関情報蓄積手段に蓄積された関連する相関情報を更新することを特徴とする請求項4記載の運用管理装置。
  6. 前記相関情報生成手段によって更新された相関情報から、構成情報を引用する形式の設定雛形を生成する設定雛形生成手段と、該生成された設定雛形を記憶する設定雛形蓄積手段と、該設定雛形蓄積手段に記憶された設定雛形を用いた設定要求時、前記構成情報蓄積手段に記憶された構成情報を参照して設定雛形における構成情報の引用を解決して前記設定情報蓄積手段に設定情報を記憶する設定雛形展開手段とを備えることを特徴とする請求項5記載の運用管理装置。
  7. 前記情報管理手段は、前記設定情報蓄積手段に蓄積された設定情報の設定値と前記設定情報の識別名に一定の変換を加えて生成した新たな識別名とを持つ構成情報を生成して前記構成情報蓄積手段に記憶させることを特徴とする請求項6記載の運用管理装置。
  8. 前記情報管理手段は、複数の情報処理装置からその構成情報および設定情報を取得して前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶することを特徴とする請求項7記載の運用管理装置。
  9. 前記設定雛形生成手段は、複数の情報処理装置の相関情報の共通性を検知して複数の情報処理装置に共通な設定雛形を生成することを特徴とする請求項8記載の運用管理装置。
  10. 前記構成情報は構成変数名と構成値の対を含んで構成され、前記設定情報は設定変数名と設定値の対を含んで構成されることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の運用管理装置。
  11. 情報通信サービスを提供するサービス実行手段と、
    前記サービス実行手段を構成するハードウェアあるいはソフトウェアの構成を示す、構成変数名と構成値の対で示される1または複数の構成情報を蓄積する構成情報蓄積手段と、
    前記サービス実行手段を構成するハードウェアあるいはソフトウェアの動作を規定する、設定変数名と設定値の対で示される1または複数の設定情報を蓄積する設定情報蓄積手段と、
    前記サービス実行手段から前記構成情報を取得して前記構成情報蓄積手段に蓄積するとともに、前記サービス実行手段から前記設定情報を取得して前記設定情報蓄積手段に蓄積する情報管理手段と、
    前記設定情報蓄積手段の前記設定情報を前記構成情報蓄積手段の前記構成情報とともに管理者に提示し、且つ管理者からの入力に応じて前記設定情報を修正する管理者対話手段とで構成される運用管理装置であって、
    前記設定情報に含まれる前記設定変数名とその設定変数名に対応する前記設定値ならびに当該設定値に一致する前記構成値を有する前記構成情報の前記構成変数名とから構成される1または複数の相関情報を蓄積する相関情報蓄積手段と、
    前記設定情報蓄積手段に新たな前記設定情報が蓄積される毎に、当該蓄積された設定情報の前記設定値に一致する前記構成値を有する前記構成情報を前記構成情報蓄積手段から検索し、前記蓄積された前記設定情報の前記設定変数名および前記設定値ならびに当該設定値に一致する前記構成値を有する前記構成情報の前記構成変数名から構成される前記相関情報を生成して前記相関情報蓄積手段に蓄積する相関情報生成手段とを備え、
    前記管理者対話手段は、前記設定情報と前記構成情報を管理者に提示する際に、前記相関情報蓄積手段の前記相関情報に含まれる前記設定変数名と前記構成変数名の組合せを対応付けた表示画面を生成することを特徴とする運用管理装置。
  12. 前記構成情報蓄積手段から読み出した前記構成情報のうち、前記相関情報蓄積手段の前記相関情報に含まれる前記構成変数名に対応する前記構成値に変化があった場合に、変化のあった前記構成情報と前期相関情報の一部または全部を前記管理者対話手段に出力するとともに、前記管理者対話手段から受け取った前記構成値の変化に対して管理者が設定変更を行ったかどうかの結果に応じて前記相関情報生成手段に前記相関情報の更新を指示する相関変化検出手段を備え、
    前記管理者対話手段は、前記相関変化検出手段から前記構成値の変化を通知された場合に、管理者に対応する前記設定情報を変更するかどうかを確認する画面を提示し、管理者の入力に応じて前記設定情報蓄積手段に蓄積される前記設定情報を修正するとともに、その結果を前記相関変化検出手段に出力することを特徴とする請求項11記載の運用管理装置。
  13. 前記設定情報に含まれる一部または全部の前記設定値を前記構成情報に含まれる前記構成変数名に置き換えた設定雛形を蓄積する設定雛形蓄積手段と、
    前記構成情報蓄積手段の前記構成情報を参照して、前記設定雛形蓄積手段の前記設定雛形に含まれる前記構成変数名を前記構成値に置き換えた前記設定情報を生成して前記設定情報蓄積手段に蓄積する設定雛形展開手段とを備え、
    前記管理者対話手段は、前記設定雛形蓄積手段の前記設定雛形を前記構成情報とともに管理者に提示し、管理者からの入力に応じて前記設定雛形を修正して前記設定雛形蓄積手段に蓄積するとともに、前記設定雛形展開手段に対して設定雛形と前記構成情報から前記設定情報を生成する処理の実行を指示することを特徴とする請求項11または12記載の運用管理装置。
  14. 前記設定情報蓄積手段の前記設定情報に含まれる前記設定値を、前記相関情報蓄積手段の前記相関情報に含まれる前記相関指定の1つと置き換えることによって前記設定雛形を生成して前記設定雛形蓄積手段に蓄積する設定雛形生成手段を備え、
    前記相関変化検出手段は、前記相関情報の変化に応じて前記設定雛形生成手段に前記設定雛形の生成を指示することを特徴とする請求項11、12または13記載の運用管理装置。
  15. 前記情報管理手段は、前記設定情報の前記設定値と前記設定変数名に一定の変換を加えて生成した新たな構成変数名とからなる前記構成情報を生成して前記構成情報蓄積手段に蓄積することを特徴とする請求項11、12、13または14記載の運用管理装置。
  16. 前記情報管理手段は、前記サービス実行手段の部分要素毎の前記構成情報と前記設定情報を収集する1または複数の局所情報管理手段と、1または複数の前記局所情報管理手段から部分要素毎の前記構成情報と前記設定情報を受け取って統合した前記構成情報と前記設定情報を生成する共有情報管理手段とを含んで構成されることを特徴とする請求項11、12、13、14または15記載の運用管理装置。
  17. 情報処理装置の構成を示す構成情報を記憶する構成情報蓄積手段と、前記情報処理装置の動作を規定する設定情報を記憶する設定情報蓄積手段と、情報管理手段と、前記構成情報と前記設定情報との相関情報を蓄積する相関情報蓄積手段と、相関情報生成手段と、管理者対話手段とを備える運用管理装置が実行する運用管理方法であって、
    前記情報管理手段が、前記構成情報および前記設定情報を前記情報処理装置から取得して前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶すると共に、前記設定情報蓄積手段に新たに生成される設定情報を前記情報処理装置に反映し、
    前記相関情報生成手段が、新たな前記設定情報が生成される毎に、前記構成情報との相関を、値が一致あるいは類似するか否かに基づいて検出し、該検出した相関情報を前記相関情報蓄積手段に蓄積し、
    前記管理者対話手段が、前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶された前記構成情報および前記設定情報を前記相関情報蓄積手段に蓄積された相関情報にしたがって関係付けて画面表示すると共に、管理者からの入力にしたがって前記設定情報蓄積手段に記憶されている前記設定情報を修正する
    ことを特徴とする運用管理方法。
  18. 前記運用管理装置はさらに相関変化検出手段を備え、
    前記相関変化検出手段が、前記相関情報蓄積手段に記憶された相関情報によって設定情報と相関があるとされる構成情報の変化を検出し、
    前記管理者対話手段が、変化の検出された構成情報を画面表示する
    ことを特徴とする請求項17記載の運用管理方法。
  19. 前記管理者対話手段が、変化の検出された構成情報と相関のある設定情報を前記設定情報蓄積手段から読み出して画面表示し、管理者に対して構成情報の変化に伴う設定情報の更新を促す
    ことを特徴とする請求項18記載の運用管理方法。
  20. 前記相関情報生成手段が、前記設定情報の更新に合わせて前記相関情報蓄積手段に蓄積された関連する相関情報を更新する
    ことを特徴とする請求項19記載の運用管理方法。
  21. 前記運用管理装置はさらに設定雛形生成手段と設定雛形蓄積手段と設定雛形展開手段とを備え、
    前記設定雛形生成手段が、前記相関情報生成手段によって更新された相関情報から、構成情報を引用する形式の設定雛形を生成して前記設定雛形蓄積手段に記憶し、
    前記設定雛形展開手段が、前記設定雛形蓄積手段に記憶された設定雛形を用いた設定要求時、前記構成情報蓄積手段に記憶された構成情報を参照して設定雛形における構成情報の引用を解決して前記設定情報蓄積手段に設定情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項20記載の運用管理方法。
  22. 前記情報管理手段が、前記設定情報蓄積手段に蓄積された設定情報の設定値と前記設定情報の識別名に一定の変換を加えて生成した新たな識別名とを持つ構成情報を生成して前記構成情報蓄積手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項17記載の運用管理方法。
  23. 前記情報管理手段が、複数の情報処理装置からその構成情報および設定情報を取得して前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶する
    ことを特徴とする請求項17記載の運用管理方法。
  24. 前記構成情報は構成変数名と構成値の対を含んで構成され、前記設定情報は設定変数名と設定値の対を含んで構成される
    ことを特徴とする請求項17乃至23の何れか1項に記載の運用管理方法。
  25. 情報処理装置の構成を示す構成情報を記憶する構成情報蓄積手段と、前記情報処理装置の動作を規定する設定情報を記憶する設定情報蓄積手段と、前記構成情報と前記設定情報との相関情報を蓄積する相関情報蓄積手段とを備えるコンピュータを、
    前記構成情報および前記設定情報を前記情報処理装置から取得して前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶すると共に、前記設定情報蓄積手段に新たに生成される設定情報を前記情報処理装置に反映する情報管理手段と、
    新たな前記設定情報が生成される毎に、前記構成情報との相関を、値が一致あるいは類似するか否かに基づいて検出し、該検出した相関情報を前記相関情報蓄積手段に蓄積する相関情報生成手段と、
    前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶された前記構成情報および前記設定情報を前記相関情報蓄積手段に蓄積された相関情報にしたがって関係付けて画面表示すると共に、管理者からの入力にしたがって前記設定情報蓄積手段に記憶されている前記設定情報を修正する管理者対話手段と
    して機能させるためのプログラム
  26. 前記コンピュータを、さらに、
    前記相関情報蓄積手段に記憶された相関情報によって設定情報と相関があるとされる構成情報の変化を検出する相関変化検出手段として機能させ、
    前記管理者対話手段は、変化の検出された構成情報を画面表示することを特徴とする請求項25記載のプログラム。
  27. 前記管理者対話手段は、変化の検出された構成情報と相関のある設定情報を前記設定情報蓄積手段から読み出して画面表示し、管理者に対して構成情報の変化に伴う設定情報の更新を促すことを特徴とする請求項26記載のプログラム。
  28. 前記相関情報生成手段は、前記設定情報の更新に合わせて前記相関情報蓄積手段に蓄積された関連する相関情報を更新することを特徴とする請求項27記載のプログラム。
  29. 前記コンピュータを、さらに、
    前記相関情報生成手段によって更新された相関情報から、構成情報を引用する形式の設定雛形を生成し、該生成した設定雛形を自コンピュータに備わる設定雛形蓄積手段に記憶する設定雛形生成手段と、
    前記設定雛形蓄積手段に記憶された設定雛形を用いた設定要求時、前記構成情報蓄積手段に記憶された構成情報を参照して設定雛形における構成情報の引用を解決して前記設定情報蓄積手段に設定情報を記憶する設定雛形展開手段と
    として機能させることを特徴とする請求項28記載のプログラム。
  30. 前記情報管理手段は、前記設定情報蓄積手段に蓄積された設定情報の設定値と前記設定情報の識別名に一定の変換を加えて生成した新たな識別名とを持つ構成情報を生成して前記構成情報蓄積手段に記憶させることを特徴とする請求項25記載のプログラム。
  31. 前記情報管理手段は、複数の情報処理装置からその構成情報および設定情報を取得して前記構成情報蓄積手段および前記設定情報蓄積手段に記憶することを特徴とする請求項25記載のプログラム。
  32. 前記構成情報は構成変数名と構成値の対を含んで構成され、前記設定情報は設定変数名と設定値の対を含んで構成されることを特徴とする請求項25乃至31の何れか1項に記載のプログラム。
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