JP2012141722A - 設定装置 - Google Patents

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【課題】オペレータに煩雑な設定作業を要求することなく、整合の取れたマルチCPUパラメータの設定を可能にする設定装置を得る。
【解決手段】マルチCPU関係を有するそれぞれのCPUのプロジェクトをユニット構成情報から解析し、前記プロジェクトの編集有無を監視し、解析して取得したプロジェクトでの設定内容に対し編集有りプロジェクトの設定内容が整合の取れた設定内容になっているか否かを検証し、検証結果を表示してオペレータが整合の取れていない設定内容を再設定することができる構成とした。オペレータによるマルチCPUパラメータ設定の手間を大幅に削減でき、設定作業時間の短縮化が図れる。同時に、整合性の確保がオペレータの判断によらず設定装置側で自動的に行えるので、パラメータ設定ミスによる不具合を回避することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、産業用機械などを制御するプログラマブルコントローラが備えるCPUユニットのプロジェクトに対してパラメータを設定する設定装置に関するものである。
従来、産業用機械などの制御装置としてプログラマブルコントローラ(以降、「PLC」と記す)が用いられている。このPLCは、複数のユニットの組み合わせにより構成されている。具体的には、例えば、電源供給源の電源ユニット、PLC全体の制御を統括するCPUユニット、生産装置や設備装置の駆動部に取り付けたサーボアンプを介してサーボモータを制御するモーションCPUユニット、生産装置や設備装置の適所に取り付けたスイッチやセンサの信号を入力する入力ユニット、アクチュエータなどに制御出力を出す出力ユニット、通信ネットワークに接続するための通信ユニットなどの各種のユニット部品を適時組み合わせて構成される。
PLCのCPUユニットにおける制御は、入力ユニットで入力した信号をCPUユニットのI/Oメモリに取り込み、予め登録されたユーザプログラムに基づき論理演算を実施し、その演算実行結果をI/Oメモリに書き込んで出力ユニットに送り出し、その後、いわゆる周辺処理を行うということをサイクリックに繰り返し実行することを内容としている。
また、モーションCPUユニットにおける制御は、予め登録されたモーションプログラム言語で組み込まれたユーザプログラムに基づきモーション指令を生成し、その指令結果をサーボアンプに送り出し、サーボアンプを介してサーボモータを制御し、サーボモータの速度、位置などの状態をモーションCPUユニットに戻すことを繰り返して所定の動作を実現することを内容としている。
なお、以降、CPUユニットおよびモーションCPUユニットを総称して、単に「CPU」と表現することもある。また、ユニット部品を単に「ユニット」と表現することもある。
上述したCPUには、PLCの各ユニットの設定を行うプログラミング装置(設定装置)のモニタ画面に表示されるPLC構成図上で、オペレータが設定操作することによってユニット単位でプロジェクトが割り当てられる。ここで、プロジェクトとは、CPUごとに割り当てられた、CPUの動作に必要な設定ファイルを指す。プロジェクト毎に使用する各種パラメータを設定することで、CPUがオペレータの意図する挙動で動作する。オペレータは、モニタ画面に表示されるPLC構成図上で、対象となるシステムに応じて、それぞれのプロジェクトにパラメータを設定する。
PLC構成図上では、複数のCPU間で関連性を持ちながら動作するマルチCPU環境を構成することができる。マルチCPU環境では、関連性を持つCPU間でマルチCPUパラメータを同一にする必要がある。関連性を持つCPU間で同一のマルチCPUパラメータを設定することで、つまり関連性を持つCPU間で整合が取れていることで、関連性を持つ各CPUが正常に動作することが保証される。
上記したマルチCPUパラメータは個々のプロジェクトに格納され、通信回線を介してPLCの各CPUユニット乃至モーションCPUユニットにダウンロードされる。個々のプロジェクトに格納された後は、個々のプロジェクトに対する操作アプリケーションからもマルチCPUパラメータを設定することが可能である。そのため、一旦同一に設定しても、個々の操作アプリケーションからパラメータを編集して上書き保存した場合、プロジェクト間のパラメータに不整合が生じる可能性がある。パラメータに不整合が生じた場合には、オペレータは操作アプリケーションを用いて個々のプロジェクトに設定されているパラメータを確認し、不良箇所を見つけて整合を取るというような修正作業を行う。そして、修正したCPUパラメータをPLCの各CPUユニット乃至モーションCPUユニットに再度ダウンロードする。
個々のプロジェクトに設定されているパラメータを同じように修正する、つまり整合を取る負荷を軽減する従来技術として、例えば特許文献1では、プロジェクト外部に設けられたデータベースに個々のプロジェクトのパラメータをインポートして整合を取り、整合を取ったパラメータをプロジェクトにエクスポートする装置が開示されている。
特開2006−11873号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、整合を取るための対象となるプロジェクトをオペレータが手作業で選択するため、オペレータは、プロジェクトとCPUとの対応付け、CPUとPLCとの対応付け、およびネットワークとPLCとの対応付けを全て把握しなければならなかった。そのため、オペレータによるパラメータ設定作業時間が相当に大きくなり、また、設定ミスなどの可能性を回避できなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、オペレータに煩雑な設定作業を要求することなく、整合の取れたマルチCPUパラメータの設定を可能にする設定装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、プログラマブルコントローラが備えている複数のCPUをそれぞれ動作させる複数のプロジェクトのそれぞれに対し前記複数のCPUが連動して動作するためのパラメータを設定する設定装置であって、前記プログラマブルコントローラ毎に、一のプログラマブルコントローラが備える前記複数のCPUと該複数のCPU各々に割り当てられたプロジェクトとを対応付けるユニット情報を管理するユニット構成情報を作成し記憶手段に格納するユニット構成情報解析部と、前記プロジェクトの編集有無を監視する編集監視手段と、前記編集監視手段により編集有りと検知された編集有りプロジェクトに対応するCPUが備えられているプログラマブルコントローラにおける当該CPUのユニット情報の一覧を前記ユニット構成情報から抽出するユニット構成解析手段と、前記ユニット構成解析手段により抽出されたユニット情報の一覧に基づいて前記編集有りプロジェクトに対応するCPUが備えられているプログラマブルコントローラにおける複数のCPUそれぞれのプロジェクトを取得するプロジェクト取得手段と、前記プロジェクト取得手段により取得されたそれぞれのプロジェクトでの設定内容に対し前記編集有りプロジェクトの設定内容が整合の取れた設定内容になっているか否かを検証し、検証した設定内容をパラメータ項目とプロジェト名とを縦横軸にした表形式で表示手段に表示させる整合性検証手段と、オペレータが前記表示手段に表示された前記表の中で整合を取るために各プロジェクトに再設定する内容をパラメータ項目毎に入力することを可能にする再設定データ入力手段と、前記表の中でオペレータにより再設定された設定内容に基づいて、整合の取れていないプロジェクトに前記再設定された設定内容を書き込む再設定データ書込み手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、マルチCPU関係を有するそれぞれのCPUのプロジェクトをユニット構成情報から解析し、前記プロジェクトの編集有無を監視し、解析して取得したプロジェクトでの設定内容に対し編集有りプロジェクトの設定内容が整合の取れた設定内容になっているか否かを検証し、検証結果を表示してオペレータが整合の取れていない設定内容を再設定することができる。したがって、オペレータによるマルチCPUパラメータ設定の手間を大幅に削減でき、設定作業時間の短縮化が図れる。同時に、整合性の確保がオペレータの判断によらず設定装置側で自動的に行えるので、パラメータ設定ミスによる不具合を回避することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施の形態による設定装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示す設定装置の機能構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示す表示装置の表示画面の一例を示す図である。 図4は、図3に示すパラメータ設定情報表示部の表示例を示す図である。 図5は、図2に示すユニット部品情報記憶部に記憶されているユニット部品情報の一例を示す図である。 図6は、図2に示すユニット構成情報記憶部に記憶されているユニット構成情報の一例を示す図である。 図7は、PLC構成図の一例を示す図である。 図8は、マルチCPUパラメータ情報を説明する図である。 図9は、ワークスペースおよびプロジェクトのファイル構成例を説明する図である。 図10は、図3に示す整合性検証結果表示部に表示する整合性検証結果の一例を示す図である。 図11は、図2に示すプロジェクト割当部の動作を説明するフローチャートである。 図12は、図2に示す編集監視部の動作を説明するフローチャートである。 図13は、図2に示すユニット構成解析部の動作を説明するフローチャートである。 図14は、図2に示すプロジェクト取得部の動作を説明するフローチャートである。 図15は、図2に示すパラメータ読出し部の動作を説明するフローチャートである。 図16は、図2に示す整合性検証部の動作を説明するフローチャートである。 図17は、図2に示す再設定データ書込み部の動作を説明するフローチャートである。 図18は、図1に示す設定装置がパラメータの整合を取る動作を説明するフローチャートである。 図19は、図10に示した表示画面においてオペレータの選択入力により設定内容を変更する様子を説明する図である。
以下に、本発明にかかる設定装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施の形態による設定装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態による設定装置10は、マルチCPU環境を実現する所定のプログラムを実行することにより、PLC17内で関連性を持つ複数のCPU(本実施の形態では、複数のCPUユニット乃至モーションCPUユニット)の設定ファイルであるプロジェクトを割り当てる機能と、PLC17内の複数のCPUユニット乃至モーションCPUユニットに対してパラメータの整合性を検証して同一のパラメータを設定する機能と、設定したパラメータを通信回線16経由でPLC17内の複数のCPUユニット乃至モーションCPUユニットにダウンロードする機能とを、オペレータに煩雑な設定作業を要求することなく実現する。
設定装置10は、上述の機能を実現するハードウェア構成として、キーボード、ポインティングデバイス等の入力装置11と、表示装置12と、中央演算装置13と、記憶装置14と、通信インターフェース(I/F)装置15とを備えている。記憶装置14は、図示しないが不揮発性記憶装置と揮発性記憶装置とで構成される。不揮発性記憶装置は、所定のプログラムの他、各プロジェクト情報、ユニット構成情報などを記憶する。また、揮発性記憶装置は、中央演算装置13の実行時のワークメモリとして適宜使用される。通信I/F装置15は、通信回線16を介してPLC17内の複数のCPUユニット乃至モーションCPUユニットと通信を行うためのインターフェースである。通信回線16は、例えば、RS232Cなどのシリアル回線を用いて直接ケーブル接続する構成、或いは、他の通信回線を用いネットワーク経由でPLC17と設定装置10とを接続する構成などである。
図2は、設定装置10の機能構成を示すブロック図である。設定装置10の各機能は、中央演算装置13と記憶装置14との協働により実現される。すなわち、設定装置10では、中央演算装置13と記憶装置14との協働により、入力装置11からの入力を処理する入力処理部32と、表示装置12に出力する表示データを作成する表示処理部30と、各機能を実行する演算部31と、演算結果やプロジェクトデータ等を格納する記憶部33と、PLC17との通信を処理する通信処理部34との各機能が実現される。演算部31は、プロジェクト割当部31a、編集監視部31z、ユニット構成解析部31b、プロジェクト取得部31c、パラメータ読出し部31d、整合性検証部31f、再設定データ入力部31y、および再設定データ書込み部31gの各機能を実現する。記憶部33は、ユニット構成情報記憶部33a、ユニット部品情報記憶部33bおよびプロジェクト情報記憶部33cの各機能を実現する。
図3は、表示装置12の表示画面の一例を示す図である。表示装置12の表示画面は、例えば図3に示すように、ワーク表示部12aと、ユーザプログラム一覧情報表示部12bと、ユニット部品情報表示部12cと、整合性検証結果表示部12dとを備えている。ワーク表示部12aは、各プロジェクトデータに内包されるユーザプログラムの作成やユニット構成情報の作成などの編集作業を行う画面である。ユーザプログラム一覧情報表示部12bは、PLC17にダウンロードする全てのユーザプログラムの一覧を表示する画面である。ユニット部品情報表示部12cは、PLC17の構成に必要なユニット部品の一覧情報を表示する画面である。整合性検証結果表示部12dは、マルチCPUパラメータの整合性検証結果を表示する画面である。
ワーク表示部12aは、PLC17の構成およびネットワーク構成を作成するためのシステム構成情報表示部12aaと、パラメータ設定情報表示部12abとを備えている。
パラメータ設定情報表示部12abには、ユニット構成や対象のプロジェクトデータの内容に関わらず、統一された表示がなされる。シーケンサCPUユニットとモーションCPUユニットとで設定するパラメータの種類に差異があるが、パラメータ設定情報表示部12abの表示画面は、関連性を持つプロジェクト間で同一の設定が必要なパラメータを表示して入力を促し、入力されたパラメータのうち設定が必要なパラメータは、プロジェクトの種類毎に設定装置10内で振り分けられ、各CPU(CPUユニット乃至モーションCPUユニット)に割り当てられたプロジェクトに設定される。
システム構成情報表示部12aaに表示するPLC構成図の情報は、演算部31によりユニット構成情報として作成され、ユニット構成情報記憶部33aに格納されている。ユニット構成情報は、PLC毎のユニット構成に関する情報をまとめた複数のユニット構成テーブルで構成されている。各ユニット構成テーブルは、それぞれ一つのPLC構成図に対応し、それぞれPLC17の名称であるPLC構成名称が付されている。PLC構成図の各構成ユニットは、それぞれユニット情報をもち、そのユニット情報が持つユニット名称で対応付けられている。表示処理部30は、ユニット構成情報記憶部33aから読み出したユニット構成テーブルを元にグラフィカルに表示処理をして、システム構成情報表示部12aaに表示する。ユニット構成情報とその各構成要素については後述する。
パラメータ設定情報表示部12abに表示されるマルチCPUパラメータ一覧は、演算部31によりマルチCPUパラメータ情報として作成され、プロジェクト情報記憶部33cに個々のプロジェクトの一部として格納されている。そして、表示処理部30は、プロジェクト情報記憶部33cから読み出したマルチCPUパラメータ情報を元にマルチCPUパラメータを抽出して、パラメータ設定情報表示部12abに表示する。マルチCPUパラメータ情報については後述する。
ユニット部品情報表示部12cに表示されるユニット部品情報は、予めユニット部品情報記憶部33bに格納されている。表示処理部30は、ユニット部品情報記憶部33bからユニット部品情報を読み出し、その読み出したユニット部品情報をユニット部品情報表示部12cに表示する。なお、本実施の形態では、予めユニット部品情報を格納しているとするが、後で追加格納する機能も有している。
図4は、パラメータ設定情報表示部12abの表示例を示す図である。図4に示ように、パラメータ設定情報表示部12abは、グループ化されているパラメータ設定項目から設定するグループを指定するパラメータ設定項目選択部12abaと、パラメータの設定項目を表示するパラメータ設定部12abbを備えている。また、パラメータ設定部12abbは、PLCシステム関連のパラメータを設定するPLCシステム設定部12abbaと、デバイス関連のパラメータを設定するデバイス設定部12abbbと、I/O割付関連のパラメータを設定するI/O割付設定部12abbcと、マルチCPU関連のパラメータを設定するマルチCPU設定部12abbdを備えている。パラメータ設定項目選択部12abaの操作によって、パラメータ設定部12abb上に複数グループの設定情報を表示することができる。
図5は、ユニット部品情報記憶部33bに記憶されているユニット部品情報の一例を示す図である。図5に示すように、ユニット部品情報記憶部33bに記憶されているユニット部品情報は、複数のユニット群で構成される。図5では、ベースユニット群50と、CPUユニット群51と、モーションCPUユニット群52と、入力ユニット群53とが示されている。そして、各ユニット群には、ユニット名称および属性情報で構成される複数のユニット定義情報が含まれている。ユニット群は、同じ種類のユニット定義情報を纏めるためのものである。
図5に示す例で言えば、ベースユニット群50は、ベースユニットA(50a)というユニット名称および属性情報1(50aa)からなるユニット定義情報、ベースユニットB(50b)というユニット名称および属性情報2(50ba)からなるユニット定義情報、というように複数種類のユニット定義情報で構成される。
同様に、CPUユニット群51は、CPUユニットA(51a)および属性情報3(51aa)からなるユニット定義情報、CPUユニットB(51b)および属性情報4(51ba)からなるユニット定義情報、というように複数種類のユニット定義情報で構成される。
また、モーションCPUユニット群52は、モーションCPUユニットA(52a)および属性情報5(52aa)からなるユニット定義情報、モーションCPUユニットB(52b)および属性情報6(52ba)からなるユニット定義情報、というように複数種類のユニット定義情報で構成される。
また、入力ユニット群53は、入力ユニットA(53a)および属性情報7(53aa)からなるユニット定義情報、入力ユニットB(53b)および属性情報8(53ba)からなるユニット定義情報、というように複数種類のユニット定義情報で構成される。その他、ユニット部品情報は、PLCを構成するのに必要となるユニット群、ユニット定義情報を同様の構成で含んでいる。
図6は、ユニット構成情報記憶部33aに記憶されているユニット構成情報の一例を示す図である。ユニット構成情報記憶部に33aには、PLC毎のユニット構成情報60が記憶されている。ユニット構成情報60は、複数のユニット構成テーブル61で構成されている。各ユニット構成テーブル61は、1つのPLCの構成を示すものであり、項目「PLC構成名称61a」の欄に対し、複数行で構成される、項目「スロット番号61b」の欄と、項目「ユニット名称61c」の欄と、項目「属性情報61d」の欄と、項目「オブジェクトID61e」の欄と、項目「プロジェクト名称61f」の欄とが設けられている。項目「スロット番号61b」の欄から項目「プロジェクト名称61f」の欄までの1行の内容が項目「PLC構成名称61a」の欄に対する1つのユニット情報である。
図7は、PLC構成図の一例を示す図である。図7では、ユニット構成テーブル61の場合の構成図が示されている。図7において、PLC構成図70では、ベースユニットA(71)のスロット上に電源ユニットA(72)、CPUユニットA(73)、モーションCPUユニットA(74)、モーションCPUユニットB(75)、入力ユニットA(76)がそれぞれのユニット画像データとして配置されて表示される。スロットに配置されていない場合は、空き(77)のように配置されていないことがわかるようになっている。
図7に示すように、項目「PLC構成名称61a」により各PLC構成図70に配置されているユニット部品一覧を取得することが可能となっている。また、項目「ユニット名称61c」によりPLC構成図70上のどのスロットに配置されているユニット部品かを一意に識別することが可能となっている。一方、項目「プロジェクト名称61f」は、CPUユニットごとに割り当てられているプロジェクト名が格納されており、項目「ユニット名称61c」と項目「プロジェクト名称61f」との組み合わせによって、CPUとプロジェクトの割り当て関係を把握することが可能になっている。
ユニット構成テーブル61は、システム構成情報表示部12aa上でPLC構成図70を新規追加したタイミングで作成される。ユニット構成テーブル61における1つのユニット情報は、ユニット部品情報表示部12cで選択したユニット部品をPLC構成図70上のベースユニットA(71)に移動させるタイミングで作成される。この時点でオペレータは、項目「ユニット名称61c」と項目「属性情報61d」とを入力する。項目「スロット番号61b」および項目「オブジェクトID61e」は、ユニット情報の作成時に演算部31により付与される情報であり、これらの値がユニット構成テーブル61に設定される。項目「プロジェクト名称61f」は、プロジェクト割当部31aにより設定される。
次に、図8は、マルチCPUパラメータ情報を説明する図である。図8において、マルチCPUパラメータ情報80は、単一のマルチCPUパラメータテーブル81上に配置される複数のパラメータ種別81aとパラメータ設定値81bとで構成される。マルチCPUパラメータテーブル81は、1つのPLC上に存在する複数のCPUのマルチCPUパラメータの構成を示すものである。
図9は、ワークスペースおよびプロジェクトのファイル構成例を説明する図である。図9に示すように、ワークスペースおよびプロジェクトのファイル構成は、階層構成になっている。図9では、ワークスペース(フォルダ)90に複数のプロジェクト(フォルダ)91が並列に接続され、各プロジェクト(フォルダ)91にプロジェクトファイル91aや起動中Tmpファイル(テンポラリファイル)91bなどの複数のファイルが並列に接続される形態が示されている。
ここで、ワークスペースとは、オペレータ操作によってまとめられた複数のプロジェクトを指しており、ワークスペース(フォルダ)90の下に、プロジェクト単位でプロジェクト(フォルダ)91が作成される。プロジェクト(フォルダ91)の下には、プロジェクトファイル91aと、テンポラリファイル91bとが管理される。プロジェクトファイル91aは、プロジェクトに含まれるプログラム、パラメータを含むデータ、プロジェクト単位のセキュリティ設定、更新履歴、およびユーザ情報などの情報が管理されている。テンポラリファイル91bは、プロジェクト起動時に作成され、プロジェクト終了時に削除されるファイルであって、プロジェクトファイル91aが使用中であるか否かを判別するためのものである。
プロジェクトファイル91aに対しては、設定装置10によってパラメータを設定することができる。その他、個々のプロジェクトファイル91aに対する操作アプリケーションからも設定することが可能である。そのため、設定装置10によるマルチCPUパラメータ設定後に、個々の操作アプリケーションからパラメータを上書きすることが可能になる。個々のアプリケーションによってマルチCPUパラメータを編集した場合、プロジェクト間のパラメータに不整合が生じている可能性があるため、整合が取れているか否かが整合性検証部31fにより確認される。
図10は、整合性検証結果表示部12dに表示する整合性検証結果の一例を示す図である。整合性検証結果の表示形式は、図10に示すように、パラメータの設定項目を縦軸に配置し、プロジェクト名を横軸に配置した表形式であり、個々のプロジェクトに設定されている内容を表中に表示して、プロジェクト間の設定内容の差異をオペレータが一目でわかるようにしている。整合の取れていない設定内容には、設定内容の左にオプションボタン101を表示して、オペレータがどのプロジェクトの設定内容に合わせて再設定するかを選択入力可能としている。画面下部に配置した「反映」ボタン102をオペレータが押下すると、再設定データ書込み部31gにより、選択入力された設定内容がプロジェクトに書き込まれ、プロジェクト間の整合を取ることができる。また、「反映」ボタン102の隣りには「キャンセル」ボタン103配置されている。
次に、プロジェクト割当部31a、編集監視部31z、ユニット構成解析部31b、プロジェクト取得部31c、パラメータ読出し部31d、整合性検証部31f、再設定データ入力部31y、および再設定データ書込み31gの機能および動作を説明する。
図11は、プロジェクト割当部31aの動作を説明するフローチャートである。プロジェクト割当部31aは、図11に示す手順により、CPUにプロジェクトを割り当てることを行う。なお、図11では、ステップS100〜ステップS103はオペレータが表示装置12に対して行う操作手順を示し、ステップS104〜ステップS106はプロジェクト割当部31aが行う処理手順を示している。
図11において、オペレータは、入力装置11を用いて、PLC構成図をシステム構成情報表示部12aaに表示させ、PLC構成図に示されるユニット部品のうちの所望のユニット部品を選択し(ステップS100)、選択したユニット部品に対し新規プロジェクトを作成して割り当てるか否かを判断する(ステップS101)。オペレータは、新規プロジェクトを作成しない場合(ステップS101:No)、該選択したユニット部品に割り付けるプロジェクトをユーザプロジェクト一覧情報表示部12bから選択する(ステップS102)。一方、オペレータは、新規プロジェクトを作成して割り当てる場合(ステップS101:Yes)、ユーザプログラム一覧情報表示部12bにおいて、該選択したユニット部品に割り付けるプロジェクトを新規作成して追加する(ステップS103)。
プロジェクト割当部31aは、オペレータにより選択されたユニット部品がCPUと一致するか否かを判定する(ステップS104)。具体的には、プロジェクト割当部31aは、オペレータにより選択されたユニット部品のオブジェクトIDを基にユニット構成テーブル61から該当ユニット部品のユニット情報を取得し、該ユニット情報の属性情報61dによりCPUであるか否かを判定する。CPUと一致した場合(ステップS104:Yes)、プロジェクト割当部31aは、該選択されたプロジェクト名称をユニット部品に対応するユニット情報のプロジェクト名称61fに格納し、ユニット部品とプロジェクトを割り当てる(ステップS105)。一方、一致しなかった場合(ステップS104:No)、プロジェクト割当部31aは、該選択されたユニット部品はCPUユニットでもなく、モーションCPUユニットでもないため、エラーとする(ステップS106)。
図12は、編集監視部31zの動作を説明するフローチャートである。編集監視部31zは、図12に示す手順により、ワークスペース内のプロジェクトの編集有無を監視し、編集のあったプロジェクト名称を取得することを行う。
図12において、編集監視部31zは、ユニット構成情報60で管理されている全てのユニット情報を走査するため、繰り返し回数にユニット構成テーブル61の数を設定し(ステップS110)、また、繰り返し回数にユニット構成テーブル内のスロット数を設定し(ステップS111)、ユニット構成テーブル毎にユニット情報の走査を開始する。
ステップS112では、編集監視部31zは、項目「スロット番号61b」の或る行のスロットにおいて、項目「ユニット名称61c」に示されるユニット部品がCPUユニットと一致しているか否を項目「属性情報61d」に示される属性情報により確認する。その結果、ユニット部品がCPUユニットと一致しない場合(ステップS112:No)には、編集監視部31zは、項目「スロット番号61b」の次のスロットへ進み(ステップ117)、該スロットでのステップS112の処理を行う。
ステップS112において、ユニット部品がCPUユニットと一致している場合(ステップS112:Yes)、編集監視部31zは、項目「プロジェクト名称61f」から、当該ユニット情報のプロジェクトを取得し(ステップS123)、取得したプロジェクトのプロジェクトファイル81aのタイムスタンプが前回に記憶した日時よりも新しいか否確認する(ステップS114)。なお、前回のタイムスタンプは、図6では図示してないが、ユニット構成テーブル61にユニット情報の一部として記憶されている。
ステップS114において、タイムスタンプが新しくない場合(ステップS114:No)、編集監視部31zは、項目「スロット番号61b」の次のスロットへ進み(ステップ117)、該スロットでのステップS112〜ステップ114の処理を行う。
ステップS114において、タイムスタンプが新しい場合(ステップS114:Yes)、編集監視部31zは、当該プロジェクトは編集されたと判断し、その新しいタイムスタンプを次回のタイムスタンプ比較用に記憶し(ステップS115)、並行して、取得したプロジェクトを編集有りプロジェクトとしてユニット構成解析部31bへ出力する(ステップ116)。そして、編集監視部31zは、項目「スロット番号61b」の次のスロットへ進み(ステップ117)、該スロットでのステップS112〜ステップ114の処理を行う。編集監視部31zは、全ユニット情報の走査を終了すると(ステップ117:Yes)、本手順を終了する。
以上により、編集監視部31zは、設定した繰り返し回数を終えてもタイムスタンプの新しいプロジェクトが見つからない場合もあるが、編集のあったプロジェクトを検知することができる。なお、図12では、プロジェクトの編集有無をタイムスタンプで判断する場合を示したが、パラメータの変化で判断するようにすると、より高い精度で編集有無を判断できる。また、別の方法として、編集に用いる操作アプリケーション側で、編集後の保存時に、ユニット情報にパラメータの編集有りのフラグ情報を付加して格納し、編集有無を判断する方法でもよい。
図13は、ユニット構成解析部31bの動作を説明するフローチャートである。ユニット構成解析部31bは、図13に示す手順により、編集監視部31zにて編集有りと検知されたプロジェクトに対応するCPUが含まれるユニット構成テーブル61からマルチCPU関係を持つCPUのユニット情報一覧を取得することを行う。
図13において、編集監視部31zから指定された編集有りプロジェクトのプロジェクト名称を検索キーにユニット構成情報60(=全部のユニット構成情報テーブル)を検索し(ステップS120)、合致するプロジェクト名称を含むユニット構成情報テーブル61を特定し、ユニット情報を抽出、取得する(ステップS121)。
そして、ユニット構成解析部31bは、取得したユニット情報に設定されているベースユニットと同一ベースユニット上にあるCPUユニットおよびモーションCPUユニット、すなわちマルチCPU関係にあるユニット部品のユニット情報一覧を取得する(ステップS122)。以上により、ユニット構成解析部31bは、ユニット情報を元にマルチCPU関係を持つユニット部品のユニット情報一覧を取得することができる。
図14は、プロジェクト取得部31cの動作を説明するフローチャートである。プロジェクト取得部31cは、図14に示す手順により、指定されたユニット部品に割り当てられたプロジェクトを取得することを行う。
図14において、プロジェクト取得部31cは、外部から指定されたユニット部品に該当するユニット情報をユニット構成情報テーブル61から取得て(ステップS130)、該ユニット情報が持つ項目「プロジェクト名称62f」に示される“プロジェクト”により、当該ユニットに割り当てられているプロジェクトを特定する(ステップS131)。そして、プロジェクト取得部31cは、取得したプロジェクトを元に、プロジェクト情報記憶部33cから該当するプロジェクトを取得する(ステップS132)。以上により、プロジェクト取得手段31cは、選択されたユニット部品に割り当てられているプロジェクトを取得することができる。
図15は、パラメータ読出し部31dの動作を説明するフローチャートである。パラメータ読出し部31dは、図15に示す手順により、プロジェクトから、整合性検証の対象となるパラメータ(マルチCPUパラメータ)を読み出すことを行う。
図15において、パラメータ読出し部31dは、外部から指定されたプロジェクトをプロジェクト情報記憶部33cから取得する(ステップS140)。そして、パラメータ読出し部31dは、取得したプロジェクトから、整合性検証の対象となるパラメータ情報(マルチCPUパラメータ情報)を読み出し、表示処理部30へ出力する(ステップS141)。表示処理部30は、取得したマルチCPUパラメータを表示用に整えて、パラメータ設定情報表示部12abにマルチCPUパラメータテーブル71として表示する(ステップS142)。以上により、パラメータ読出し部31dは、プロジェクトからマルチCPUパラメータを抽出し、表示処理部30に表示させることができる。
図16は、整合性検証部31fの動作を説明するフローチャートである。整合性検証部31fは、図16に示す手順により、パラメータの整合が取れているかを検証し、その検証結果を、表示装置12の表示画面にオペレータが整合を取るために各プロジェクトに再設定する内容を選択可能にする表形式で表示させる動作を行う。
図16において、まず、ユニット構成解析部31bが、編集有りプロジェクト名称が含まれるユニット構成テーブル61からマルチCPU関係を持つCPUのユニット情報一覧を取得し(ステップS150)、該取得したユニット情報一覧から、それぞれのCPUに割り当てられているプロジェクトを取得し(ステップS151)、取得した個々のプロジェクトに設定されているマルチCPUパラメータを読み出して整合性検証部31fに出力する(ステップS152)。
整合性検証部31fは、受け取った個々のプロジェクト間のマルチCPUパラメータを整合性検証結果表示部12dに表形式で表示した後、表中の他プロジェクトの設定内容と相互比較し(ステップS153)、それぞれの設定内容がプロジェクト間で同一の値で統一されているか否かを判定する(ステップS154)。設定内容が同一であった場合(ステップS164、Yes)、本手順を終了する。一方、整合性検証部31fは、設定内容が同一でない場合すなわち整合が取れていないと判定した場合(ステップS154、No)、整合性検証結果表示部12dの該当する設定内容にオプションボタン101を表示する(ステップS155)。
以上により、整合性検証部31fは、ユニット構成解析部31bから受け取った個々のプロジェクト間のマルチCPUパラメータの整合が取れているかを検証し、その検証結果を、表示装置12の表示画面にオペレータが整合を取るために各プロジェクトに再設定する内容を選択可能にする表形式で表示させることができる。
再設定データ入力部31yは、整合性検証部31fで表示された表形式の検証結果画面内のオプションボタン101を利用して、オペレータが整合を取るために各プロジェクトに再設定する内容を選択入力することができる。なお、再設定する内容を選択式として説明したが、さらに選択した設定内容を表上で編集入力するようにすれば、より自由な設定内容を再設定することができる。
図17は、再設定データ書込み部31gの動作を説明するフローチャートである。再設定データ書込み部31gは、図17に示す手順により、再設定された内容を、整合の取れていなかったプロジェクトに書き込むことで整合性を維持することを行う。
図17おいて、再設定データ書込み部31gは、整合性検証結果表示部12dに表示されているオプションボタン101の選択位置と設定内容とを取得し、それに基づいてオプションボタン未選択の設定内容のプロジェクトをプロジェクト情報記憶部33cから取得し(ステップS160)、取得したプロジェクトに対して、オプションボタン選択中の設定内容を書き込む(ステップS171)。
以上により、再設定データ書込み部31gは、再設定された内容を、整合の取れていなかったプロジェクトに書き込むことで整合性を維持することができる。なお、本実施の形態では、「反映」ボタン102の押下時に整合の取れていなかったプロジェクトに再設定内容を書き込んでいると説明しているが、再設定内容を一旦ファイルに保存しておき、整合の取れていなかった個々のプロジェクトの操作アプリケーションの次回起動時に、前記ファイルが在る場合は再設定内容を反映する方法でもよい。
図18は、設定装置10がパラメータの整合を取る動作を説明するフローチャートである。図18において、オペレータが、CPUユニットA(93)に対応するプロジェクト(プロジェクト名「PLCPROJ1」)のマルチCPUパラメータを編集する(ステップS170)。すると、編集監視部31zは、プロジェクトファイルのタイムスタンプの変化により、プロジェクト「PLCPROJ1」が編集されたことを検知する(ステップS171)。ユニット構成解析部31bは、ユニット構成情報60からプロジェクト「PLCPROJ1」を検索し、該当するユニット情報からCPUユニットAを抽出するとともに、同一ベース上のCPUのユニット情報一覧を取得し、そのユニット情報一覧から、CPUユニットA、モーションCPUユニットA、モーションCPUユニットBの各ユニット部品がマルチCPU関係にあることを取得する(ステップS172)。
プロジェクト取得部31cは、編集監視部31zが取得したユニット情報一覧から、前記ユニット部品(CPUユニットA、モーションCPUユニットA、モーションCPUユニットB)のプロジェクト(「PLCPROJ1」「MCPROJ1」「MCPROJ2」)を取得する(ステップS173)。
パラメータ読出し部31dは、前記プロジェクト(「PLCPROJ1」「MCPROJ1」「MCPROJ2」)からマルチCPUパラメータを読み出す(ステップS174)。整合性検証部31fは、パラメータ読出し部31dが読み出したパラメータの整合性を検証し、検証結果を図10に示すような表形式で整合性検証結果表示部12dに、再設定内容を選択入力できるようなオプションボタン101とともに表示する(ステップS175)。
そうすると、オペレータが再設定データ入力部31yから、整合性検証結果表示部12dに表示されたオプションボタン101を利用して、再設定するデータを選択入力する(ステップS176)。その結果、図10に示した表示画面は、図19に示すように変更される。図19を参照して具体的に説明する。図19は、図10に示した表示画面においてオペレータの選択入力により設定内容を変更する様子を説明する図である。
例えば、検証結果が図10に示すように表示されたとき、設定項目「空きスロット点数」を「MCPROJ1」に合わせる場合は、オペレータは、図19に示すように「MCPROJ1」の“32”のオプションボタン101を選択して「反映」ボタン102を押下する。再設定データ書込み部31gは、整合性検証結果表示部12dに設定された再設定の内容に基づいて、整合の取れていないプロジェクトに再設定内容のデータを書き込んでいく(ステップS177)。図19に示す例の場合、「動作モード」のデータ“1”をプロジェクト「MCPROJ1」と「MCPROJ2」とに書き込み、「空きスロット数」のデータ“32”をプロジェクト「PLCPROJ1」と「MCPROJ2」とに書き込む。
以上のように、本実施の形態によれば、マルチCPU関係を有するそれぞれのCPUのプロジェクトをユニット構成情報から解析し、前記プロジェクトの編集有無を監視し、解析して取得したプロジェクトでの設定内容に対し編集有りプロジェクトの設定内容が整合の取れた設定内容になっているか否かを検証し、検証結果を表示してオペレータが整合の取れていない設定内容を再設定することができる構成としたので、オペレータによるマルチCPUパラメータ設定の手間を大幅に削減でき、設定作業時間の短縮化が図れる。同時に、整合性の確保がオペレータの判断によらず設定装置側で自動的に行えるので、パラメータ設定ミスによる不具合を回避することができる。
そして、再設定データ書込み部が書き込んで整合を取った後のプロジェクトを、CPUユニットにダウンロードする手段を備えることで、システムを動作させるまでの時間を短縮することができる。
また、整合性検証部が表示させた表形式の設定内容を印刷する手段を備えることで、整合を取ったプロジェクト名称、パラメータ項目、設定内容を文書で残すことができ、プロジェクトやシステムの変更履歴を管理することができる。
また、再設定データ書込み部が書き込んで整合を取った後のプロジェクトを、整合を取る前の状態に戻す手段を備えることで、オペレータが誤った再設定をしてしまった場合に元に戻すことができるので、不慣れなオペレータによる誤操作時の復旧を容易にすることができる。具体的には、例えば再設定データ書込み部において、再設定内容を書き込む前のパラメータの設定内容をファイルなどに記憶し、そのファイルの情報を元に設定内容を再々度、プロジェクトに書き込むようにすればよい。
以上のように、本発明にかかる設定装置は、オペレータに煩雑な設定作業を要求することなく、整合の取れたマルチCPUパラメータを設定することが可能な設定装置として有用であり、特に、産業用機械などを制御するPLCが備えるCPUユニット乃至モーションCPUユニットのプロジェクトに対してパラメータを設定する設定装置として好適である。
10 設定装置
11 入力装置
12 表示装置
13 中央演算装置
14 記憶装置
15 通信I/F装置
16 通信回線
17 PLC(プログラマブルコントローラ)
30 表示処理部
31 演算部
31a プロジェクト割当部
31b ユニット構成解析部
31c プロジェクト取得部
31d パラメータ読出し部
31f 整合性検証部
31g 再設定データ書込み部
31y 再設定データ入力部
31z プロジェクト取得部
32 入力処理部
33 記憶部
33a ユニット構成情報記憶部
33b ユニット部品情報記憶部
33c プロジェクト情報記憶部
34 通信処理部

Claims (6)

  1. プログラマブルコントローラが備えている複数のCPUをそれぞれ動作させる複数のプロジェクトのそれぞれに対し前記複数のCPUが連動して動作するためのパラメータを設定する設定装置であって、
    前記プログラマブルコントローラ毎に、一のプログラマブルコントローラが備える前記複数のCPUと該複数のCPU各々に割り当てられたプロジェクトとを対応付けるユニット情報を管理するユニット構成情報を作成し記憶手段に格納するユニット構成情報解析部と、
    前記プロジェクトの編集有無を監視する編集監視手段と、
    前記編集監視手段により編集有りと検知された編集有りプロジェクトに対応するCPUが備えられているプログラマブルコントローラにおける当該CPUのユニット情報の一覧を前記ユニット構成情報から抽出するユニット構成解析手段と、
    前記ユニット構成解析手段により抽出されたユニット情報の一覧に基づいて前記編集有りプロジェクトに対応するCPUが備えられているプログラマブルコントローラにおける複数のCPUそれぞれのプロジェクトを取得するプロジェクト取得手段と、
    前記プロジェクト取得手段により取得されたそれぞれのプロジェクトでの設定内容に対し前記編集有りプロジェクトの設定内容が整合の取れた設定内容になっているか否かを検証し、検証した設定内容をパラメータ項目とプロジェト名とを縦横軸にした表形式で表示手段に表示させる整合性検証手段と、
    オペレータが前記表示手段に表示された前記表の中で整合を取るために各プロジェクトに再設定する内容をパラメータ項目毎に入力することを可能にする再設定データ入力手段と、
    前記表の中でオペレータにより再設定された設定内容に基づいて、整合の取れていないプロジェクトに前記再設定された設定内容を書き込む再設定データ書込み手段と
    を備えることを特徴とする設定装置。
  2. 前記再設定データ書込み手段が書き込んで整合を取った後のプロジェクトを、CPUユニットにダウンロードする手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
  3. 前記整合性検証手段が表示手段に表示させた表形式の設定内容を、印刷する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
  4. 前記再設定データ書込み手段が書き込んで整合を取った後のプロジェクトを、整合を取る前の状態に戻す手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の設定装置。
  5. 前記CPUは、当該プログラマブルコントローラ全体の制御を統括するCPUユニットであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の設定装置。
  6. 前記CPUは、サーボモータを制御するモーションCPUユニットであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の設定装置。
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