JP5243474B2 - インフラミドルウェアのパラメータ値改善点提示システム - Google Patents
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Description
このようなシステムを構築する場合、複数のミドルウェア間での接続を考慮した上でのパラメータ設計(特にインフラミドルウェアのタイマ値の設計や、流量制御に関連するパラメータ値の設計)が必要となる。
しかしながら、定義ファイルがサーバ上のどこに存在するかが不明な場合は確認が困難である。ミドルウェアの定義ファイルの可読性が低い場合や、そもそも設計を行わずにデフォルトの値でミドルウェアを動作させている場合がある。
ユーザが前記サーバ群のIPアドレスと、インフラミドルウェア名、インフラミドルウェアバージョンを入力する手段と、ユーザが入力した情報を元に前記サーバ群からインフラミドルウェアの定義ファイルを取得する手段と、前記サーバ群から取得したインフラミドルウェアの定義ファイルを解析してメモリ上に保持する手段と、クライアント装置からの要求に応じて、該要求に含まれるミドルウェア名とミドルウェアバージョンに応じた全パラメータ一覧を前記パラメータ定義一覧情報DBから読み出し、読み出し結果を要求元のクライアント装置に向けて送信する送受信手段と、ミドルウェアのパラメータ一覧と定義ファイル上のパラメータを照合して、パラメータが定義済であるのか、未定義であるのかを判定する手段と、パラメータの定義有無をパラメータ一覧ドキュメントとして出力する手段とを備えることを特徴とするインフラミドルウェアのパラメータ一覧ドキュメント作成システム。
また、前記クライアント装置からの要求に応じて、該要求に含まれるミドルウェアのパラメータ名に応じたパラメータ相関関係情報を前記パラメータ相関関係情報DBから読み出す検索処理手段と、読み出し結果を要求元のクライアント装置に向けて送信する送受信手段と、ミドルウェアの定義ファイルに定義済であるパラメータ間の相関関係を判定する手段と、パラメータ間の相関関係を充足しているのかを判定する手段と、相関関係を充足していないパラメータをシステムレポートドキュメントとして出力する手段とをさらに備えることを特徴とする。
図1は、本発明に係る実施形態におけるシステム構成図である。
図1において、ネットワーク106には、クライアント装置(端末装置)101、複数のサーバ102、パラメータ情報DBサーバ103が接続されている。
パラメータ情報DBサーバ103には、パラメータ定義一覧情報DB104、パラメータ相関関係情報DB105のデータベースが接続されている。
クライアント装置(端末装置)101内のメモリには、ドキュメント出力アプリケーション109がインストールされている。
ドキュメント出力アプリケーション109は、定義ファイル取得モジュール110、定義ファイル解析モジュール111、パラメータ一覧照合モジュール112、パラメータ一覧ドキュメント作成モジュール113、パラメータ提示モジュール114、システムレポートドキュメント作成モジュール115、及び入力モジュール116で構成されている。
続いて、ユーザが入力したIPアドレスとミドルウェア名、ミドルウェアバージョンを利用して、定義ファイル取得モジュール110が、ネットワーク106を介して各サーバ102にアクセスし、各サーバ102上で動作しているインフラミドルウェア107の定義ファイル108を取得する。取得処理はユーザがドキュメント出力アプリケーション109に入力したミドルウェアそれぞれに対して行われる。
続いて、パラメータ一覧照合モジュール112が、ネットワーク106を介してパラメータ情報DBサーバ103のパラメータ定義一覧情報DB104にアクセスし、システムを構成するインフラミドルウェア107の全てのパラメータ一覧を取得し、メモリ上のミドルウェアパラメータデータ117に保持する。
パラメータ一覧ドキュメント作成モジュール113はこの照合結果を、ユーザが参照しやすい形式(例えばCSV(Common Separated Value)形式やMicrosoft Excel(Microsoft Corporationの登録商標)形式など)に整形してミドルウェアのパラメータ定義一覧を記載したパラメータ一覧ドキュメントを出力する。
システムレポートドキュメント作成モジュール115は、パラメータ提示モジュール114が確認した結果を使用して、システム内で改善できるパラメータ定義値を提示するシステムレポートドキュメントを出力する。
このDBサーバ103は、パラメータ定義一覧情報DB104とパラメータ相関関係情報DB105の2つのDBを保持している。
パラメータ定義一覧情報DB104のパラメータ一覧定義情報テーブル200には、ID201とミドルウェア名202とミドルウェアバージョン203と定義ファイル名204とパラメータ名205とパラメータ説明206とデフォルト値207から構成されるパラメータ一覧定義情報テーブル200の情報が保管されている。
ミドルウェア名202とミドルウェアバージョン203は、ユーザが入力モジュール116に入力したミドルウェア名とミドルウェアバージョンに該当するミドルウェアの全パラメータ一覧を取得する際の識別子として使用する。
定義ファイル名204とパラメータ名205は、パラメータ一覧照合モジュール112がクライアント装置(端末装置)101内のメモリ上のミドルウェアパラメータデータ117と照合を行う際に使用する。
パラメータ説明206とデフォルト値207は、パラメータ一覧ドキュメント作成モジュール113が、パラメータ一覧ドキュメントを出力する際に、付加するパラメータの情報として使用する。
パラメータIDA 212とパラメータID B 213は、パラメータ一覧定義情報テーブル200のID201の情報を参照している。
ユーザが、クライアント装置(端末装置)101にあるドキュメント出力アプリケーション109を開始したとき、ドキュメント出力アプリケーション109はダイアログを表示し、ユーザにシステムを構成する全てのサーバ102のIPアドレスと、サーバ上で動作しているインフラミドルウェア107のミドルウェア名、ミドルウェアバージョンの入力を促す(ステップ301)。
そこで、ユーザがミドルウェア名、ミドルウェアバージョンを入力すると、ドキュメント出力アプリケーション109は、入力された各サーバ102に接続し、インフラミドルウェア107のミドルウェア名とミドルウェアバージョンを元にして、ミドルウェアの定義ファイル108を取得する(ステップ302)。
次に、ドキュメント出力アプリケーション109は、パラメータ情報DBサーバ103にアクセスし、インフラミドルウェア107のミドルウェア名とミドルウェアバージョンを元にして、パラメータ定義一覧情報DB104から、ミドルウェアの全パラメータの情報を取得し、メモリ上にミドルウェアパラメータデータ117として保持する(ステップ304)。
パラメータが定義ファイルに定義されていない場合、パラメータの情報と、パラメータが未定義であるためデフォルト値が使用される旨をパラメータ一覧ドキュメントに出力する(ステップ308)。
このパラメータ一覧ドキュメント作成処理で作成されたパラメータ一覧ドキュメントの例を図6に示している。
全てのパラメータについて完了していない場合、次のパラメータを取得して再度照合処理を行う。
ドキュメント出力アプリケーション109は、ユーザが入力したインフラミドルウェア107のミドルウェア名とミドルウェアバージョンを元にして、パラメータ情報DBサーバ103のパラメータ相関関係情報DBテーブル105にアクセスし、システムを構成するミドルウェアの相関関係情報を取得する(ステップ401)。
相関関係情報のパラメータID Aに定義されているパラメータである場合(ステップ403)、相関関係式の相手のパラメータである相関関係情報のパラメータID Bが、ミドルウェアに定義されたパラメータであるかどうかを判定する(ステップ404)。
相関関係情報のパラメータID Bが、ミドルウェアに定義されていた場合、パラメータID AとパラメータID Bが相関関係式を充足しているかどうかを判定する(ステップ405)。
パラメータ相関関係情報テーブル210のパラメータID Aの値が「1」であるものを検索すると、パラメータID Bの値が「4」のパラメータの値と比較して、条件式「>=」を満たすべきである、すなわち、「値がより大きいべきである」という相関関係式があることがわかる(ステップ403)。
定義ファイルに定義されているパラメータの情報と相関関係情報の判定が全てのパラメータについて完了したかを判定(ステップ407)し、全てのパラメータについて完了した場合、システムレポートドキュメント作成処理を終了する。全てのパラメータについて完了していない場合、次のパラメータを取得して再度判定処理を行う。
ミドルウェア名「Apache」、ミドルウェアバージョン「2.2」の定義ファイル例500、ミドルウェア名「WebLogic Server」、ミドルウェアバージョン「9.2」の定義ファイル例501を記載している。
102 サーバ
103 パラメータ情報DBサーバ
104 パラメータ定義一覧情報DB
105 パラメータ相関関係情報DB
106 ネットワーク
107 インフラミドルウェア
108 定義ファイル
109 ドキュメント出力アプリケーション
110 定義ファイル取得モジュール
111 定義ファイル解析モジュール
112 パラメータ一覧照合モジュール
113 パラメータ一覧ドキュメント作成モジュール
114 パラメータ提示モジュール
115 システムレポートドキュメント作成モジュール
116 入力モジュール
117 ミドルウェアパラメータデータ
200 パラメータ一覧定義情報テーブル
600 パラメータ一覧ドキュメント
700 システムレポートドキュメント
Claims (2)
- クライアント装置とパラメータ情報DBサーバ、パラメータ定義一覧情報DB、パラメータ相関関係情報DB、およびシステムを構成する複数のサーバ群を備え、前記サーバ群で動作するインフラミドルウェアの定義ファイルから自動的にパラメータ一覧ドキュメントを出力するためのシステムであって、
ユーザが前記サーバ群のIPアドレスと、インフラミドルウェア名、インフラミドルウェアバージョンを入力する手段と、ユーザが入力した情報を元に前記サーバ群からインフラミドルウェアの定義ファイルを取得する手段と、前記サーバ群から取得したインフラミドルウェアの定義ファイルを解析してメモリ上に保持する手段と、クライアント装置からの要求に応じて、該要求に含まれるミドルウェア名とミドルウェアバージョンに応じた全パラメータ一覧を前記パラメータ定義一覧情報DBから読み出し、読み出し結果を要求元のクライアント装置に向けて送信する送受信手段と、ミドルウェアのパラメータ一覧と定義ファイル上のパラメータを照合して、パラメータが定義済であるのか、未定義であるのかを判定する手段と、パラメータの定義有無をパラメータ一覧ドキュメントとして出力する手段とを備えることを特徴とするインフラミドルウェアのパラメータ一覧ドキュメント作成システム。 - 前記クライアント装置からの要求に応じて、該要求に含まれるミドルウェアのパラメータ名に応じたパラメータ相関関係情報を前記パラメータ相関関係情報DBから読み出す検索処理手段と、読み出し結果を要求元のクライアント装置に向けて送信する送受信手段と、ミドルウェアの定義ファイルに定義済であるパラメータ間の相関関係を判定する手段と、パラメータ間の相関関係を充足しているのかを判定する手段と、相関関係を充足していないパラメータをシステムレポートドキュメントとして出力する手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のインフラミドルウェアのパラメータ値設計改善点提示システム。
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