JP6028657B2 - 検証プログラム、検証方法および検証装置 - Google Patents

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    • G06F11/3604Software analysis for verifying properties of programs

Description

本発明は、検証プログラム、検証方法および検証装置に関する。
近年、クラウドコンピューティングの普及により、ICT(Information and Communication Technology)システムの大規模化や複雑化が進んでいる。ユーザ側は、スケールメリットによる利用単価の低減やサーバの運用管理作業のアウトソーシングによって、コストが削減できる。
データセンタを運営する企業側は、多数のユーザを大規模データセンタに収容できる一方で、システム運用管理が複雑化している。このため、パッチ適用やサーバシャットダウンなどの操作のように、同じ構成の機器に対する同一の操作をスクリプト化することで、システム運用管理の効率化が行われている。また、異なる構成の機器に対して同一の操作を実行する場合には、コマンド等が異なるので、準備するスクリプトの数も増加する。
このため、機器間の差異を隠蔽できるレベルでコマンドを抽象化して記述した、抽象化されたスクリプトを用意する。そして、抽象化されたスクリプトを実行する際に、操作対象の設定や構成に基づいて記述された変換規則にしたがって、抽象化されたコマンドを具体的な記載に変換する技術が知られている。
国際公開第2010/050524号
しかしながら、上記技術では、スクリプト実行対象の機器に構成変更が発生した場合に、抽象化されたスクリプトの変換規則の妥当性を判定できないので、抽象化されたスクリプト適用可否を判定できないという問題がある。
なお、目視による妥当性の判定も考えられるが、複雑なシステムでは、抽象化されたスクリプトの変換規則も複雑になるので、確認漏れが発生し、信頼性は低い。
1つの側面では、コマンドを抽象化して記述したスクリプトの適用可否を判定できる検証プログラム、検証方法および検証装置を提供することを目的とする。
第1の案では、コンピュータに、第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第1の対応関係を生成する処理を実行させる。コンピュータに、前記第1のシステム構成とは異なる第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第2の対応関係を生成する処理を実行させる。コンピュータに、前記第1の対応関係と前記第2の対応関係との差分を抽出する処理を実行させる。
本発明の1実施態様によれば、コマンドを抽象化して記述したスクリプトの適用可否を判定できる。
図1は、実施例1に係るシステムの全体構成例を示す図である。 図2は、実施例1に係る検証サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 図3は、スクリプトDBに記憶されるスクリプトの例を示す図である。 図4は、操作対象リストDBに記憶されるリストの例を示す図である。 図5は、構成情報DBに記憶される構成情報の例を示す図である。 図6は、構成要素DBに記憶される構成要素の例を示す図である。 図7は、抽出結果DBに記憶される情報の例を示す図である。 図8は、対応関係DBに記憶される情報の例を示す図である。 図9は、システム構成変更前の依存関係を抽出する例を示す図である。 図10は、システム構成変更前の対応関係の生成例を示す図である。 図11は、システム構成変更後の構成情報の例を示す図である。 図12は、システム構成変更後の操作対象リストのVMのリストを示す図である。 図13は、システム構成変更後の依存関係を抽出する例を示す図である。 図14は、システム構成変更後の対応関係の生成例を示す図である。 図15は、対応関係の差分抽出例を示す図である。 図16は、実施例1に係る処理の流れを示すフローチャートである。 図17は、検証サーバのハードウェア構成例を示す図である。
以下に、本願の開示する検証プログラム、検証方法および検証装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[全体構成]
図1は、実施例1に係るシステムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、このシステムは、クラウドシステム1とCMDB(Configuration Management Database)5と検証サーバ10とを有する。
クラウドシステム1は、複数の物理サーバ1aを有する複数のデータセンタを収容し、例えばユーザに仮想マシン(VM:Virtual Machine)を提供するシステムの一例である。CMDB5は、クラウドシステム1を構成する構成要素(CI:Configuration Item)の構成を記憶するデータベースの一例である。例えば、CMDB5は、クラウドシステム1で動作する物理サーバと物理サーバ上で動作する仮想マシンの関係等を記憶する。
検証サーバ10は、クラウドシステム1の各物理サーバや仮想マシンに対して実行するスクリプトの有効性を検証するサーバ装置の一例である。この検証サーバ10は、第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、第1のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、変数と前記項目との関係を示す第1の対応関係を生成する。続いて、検証サーバ10は、第1のシステム構成とは異なる第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、第2のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、変数と項目との関係を示す第2の対応関係を生成する。そして、検証サーバ10は、第1の対応関係と第2の対応関係との差分を抽出する。
このように、検証サーバ10は、スクリプトの実行対象システムの構成変更前後で、スクリプトの条件文が取り得る値と構成情報中の項目が取り得る値とに基づき、変数と項目の対応関係を生成し、対応関係の差分から、スクリプトの適用可否を判定できる。この結果、検証サーバ10は、コマンドを抽象化して記述したスクリプトの適用可否を判定できる。
[機能構成]
図2は、実施例1に係る検証サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、検証サーバ10は、通信制御部11、入力部12、表示部13、記憶部14、制御部15を有する。
通信制御部11は、他の装置の通信を制御する処理部であり、例えばネットワークインタフェースなどである。入力部12は、ユーザ等からの指示操作を受け付ける処理部であり、例えばマウスやキーボードなどである。表示部13は、各種情報を表示する処理部であり、例えばディスプレイやタッチパネルなどである。
記憶部14は、メモリや半導体素子などの記憶装置である。この記憶部14は、スクリプトDB15、操作対象リストDB16、構成情報DB17、構成要素DB18、抽出結果DB19、対応関係DB20を有する。
スクリプトDB15は、クラウドシステム1に実行するスクリプトを記憶するデータベースである。例えば、スクリプトDB15は、抽象化されたスクリプトであって、実行対象のシステムにしたがって具体的なコマンドを生成する具体化規則を有するスクリプトを記憶する。
図3は、スクリプトDBに記憶されるスクリプトの例を示す図である。図3に示すように、ここで記憶されるスクリプトは、パッチ適用スクリプトであり、スクリプト名が「patch1」である。このスクリプトは、まず、操作対象リスト(List1)を読み込んで操作対象のVMを取得し、各VMの稼動しているVMM(Virtual Machine Manager)を取得する。次に、スクリプトは、VMMで各VMのスナップショットを採取する。ここで、スクリプトは、OS(X)の場合には、「xe vm−snapshotコマンド」を実行し、OS(K)の場合には、「createsnapshotコマンド」を実行する。
次に、スクリプトは、各VMのアップデートを作成し、物理サーバを再起動する。具体的には、性能的な制約により、2010年モデルは30秒停止、2011年モデルは10秒停止してから再起動を実行する。ここで、スナップショットを作成する記述や再起動を定義する記述が、スクリプト内の具体化規則となる。
操作対象リストDB16は、スクリプトによる操作対象のVMのリストを記憶するデータベースである。具体的には、操作対象リストDB16は、管理者等によって更新される。また、ここで記憶されるVMがスクリプトの実行対象となる。図4は、操作対象リストDBに記憶されるリストの例を示す図である。図4に示すように、操作対象リストDB16は、「VM1、VM2、VB3、VM4、VM5、VM6」を記憶する。つまり、VM1からVM6までが、現在、スクリプトの実行対象に指定されている。
構成情報DB17は、クラウドシステム1の構成情報を記憶するデータベースである。ここで記憶される情報は、CMDB5と同じ情報であってもよく、CMDB5から該当情報を抽出して記憶させてもよい。図5は、構成情報DBに記憶される構成情報の例を示す図である。
図5に示すように、構成情報DB17は、クラウドシステム1で稼動する構成要素の依存関係として、物理サーバとVMMと各VMの依存関係を記憶する。例えば、構成情報DB17は、2010年モデルのServer1上で、OS(X)で動作するVMM1が稼動し、VMM1上でVM1とVM2とVM3とが稼動することを示す情報を記憶する。同様に、構成情報DB17は、2011年モデルのServer2上で、OS(K)で動作するVMM2が稼動し、VMM2上でVM4とVM5とVM6とが稼動することを示す情報を記憶する。
つまり、VM1とVM2とVM3は、VMM1に対して、「InatantiatedOn」の関係にあり、VMM1は、Server1に対して「runningOn」の関係にある。同様に、VM4とVM5とVM6は、VMM2に対して、「InatantiatedOn」の関係にあり、VMM2は、Server2に対して「runningOn」の関係にある。
構成要素DB18は、クラウドシステム1で稼動する構成要素の情報を記憶するデータベースである。ここで記憶される情報は、CMDB5と同じ情報であってもよく、CMDB5から該当情報を抽出して記憶させてもよい。図6は、構成要素DBに記憶される構成要素の例を示す図である。
図6に示すように、構成要素DB18は、VM、VMM、物理サーバの各構成要素について、各構成要素が取り得る値を記憶する。具体的には、構成要素DB18は、VMのパラメータ情報として「Name、Owner、OS」等を記憶する。ここで記憶される「Name」は、VMの名称であり、「Owner」は、VMを使用するユーザの名称であり、「OS」は、VMで稼動するOS(Operating System)の名称である。図6の場合、Tanakaが使用するVM1では、OS(Cen)が稼動していることを示す。
また、構成要素DB18は、VMMのパラメータ情報として「Name、IP、OS」等を記憶する。ここで記憶される「Name」は、VMMの名称であり、「IP」は、VMを使用するIP(Internet Protocol)アドレスであり、「OS」は、VMMが稼動しているOSの名称である。図6の場合、VMM1には、192.168.10.1が設定されており、このVMM1は、OS(X)上で稼動していることを示す。
また、構成要素DB18は、物理サーバのパラメータ情報として「Name、Region、Model」等を記憶する。ここで記憶される「Name」は、物理サーバの名称であり、「Region」は、物理サーバが設定される地域を示す情報であり、「Model」は、物理サーバの年式を示す情報である。図6の場合、Server1は、Tokyoに設置されており、2010年式の物理サーバであることを示す。
図2に戻り、抽出結果DB19は、クラウドシステム1内における各構成要素の依存関係の抽出結果を記憶するデータベースである。ここで記憶される情報は、後述する構成情報抽出部27によって生成される。図7は、抽出結果DBに記憶される情報の例を示す図である。
図7に示すように、抽出結果DB19は、「操作対象、Owner、OS、依存1:IP、依存1:OS、依存2:Region、依存2:Model」を対応付けて記憶する。つまり、抽出結果DB19は、各操作対象の依存関係を記憶する。
ここで記憶される「操作対象」は、操作対象リストDB16に記憶される操作対象リストに対応する。「Owner」と「OS」は、構成情報DB17のVMのパラメータ情報に対応する。「依存1」は、操作対象のVMと第1の依存関係にある情報を示し、ここでは構成情報DB17のVMMのパラメータ情報に対応する。「依存2」は、操作対象のVMと第2の依存関係にある情報を示し、ここでは構成情報DB17の物理サーバのパラメータ情報に対応する。
つまり、抽出結果DB19は、操作対象のVMについて、1つ目の依存関係がIPアドレスとOSであり、2つ目の依存関係がRegionとModelであることを示している。図7の場合、操作対象の「VM1」は、Tanakaが使用する仮想マシンであり、OS(Cen)が稼動していることを示す。そして、この「VM1」が「依存1:InatantiatedOn」で依存しているのは「IPアドレス」パラメータと「OS」パラメータである。具体的には、「VM1」が「依存1:InatantiatedOn」で依存しているのは「IPアドレス:192.168.10.1」と「OS:OS(X)」であることを示している。また、「VM1」が「依存2:runningOn」で依存しているのは「Region」パラメータと「Model」パラメータである。具体的には、「VM1」が「依存2:runningOn」で依存しているのは「Region:Tokyo」と「Model:2010」であることを示している。
対応関係DB20は、スクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、構成情報中の項目が取り得る値とから生成された対応関係を記憶するデータベースである。また、対応関係DB20は、世代ごとに対応関係を記憶する。例えば、対応関係DB20は、システム構成変更前の第1世代の対応関係と、システム構成変更後の第2世代の対応関係を記憶する。
図8は、対応関係DBに記憶される情報の例を示す図である。図8に示すように、対応関係DBは、第1世代の対応関係と第2世代の対応関係を記憶する。対応関係は、「変数名、パラメータ名」を対応付けて記憶する。「変数名」は、スクリプトから抽出した条件文で指定される変数名を示す。「パラメータ名」は、構成情報中の項目とその依存関係を示す。なお、対応関係DB20は、「スクリプト名」を対応付けることで各スクリプトごとに対応関係を記憶してもよい。
図8は、patch1のスクリプトについて抽出された対応関係を示している。図8に示す第1世代は、変数「$vname」と、構成情報中の依存関係で特定される「InatantiatedOn → OS」とが対応していることを示す。つまり、システム構成変更前は、patch1のスクリプト名の変数「$vname」で定義される値と、抽出された構成情報の依存関係のうち操作対象の「VM」において「依存1:InatantiatedOn」の「OS」で設定される値とが対応していることを示す。同様に、システム構成変更前は変数「$sv」と、構成情報中の依存関係で特定される「InatantiatedOn → runningOn → Model」とが対応していることを示す。
また、図8に示す第2世代は、変数「$vname」と、構成情報中の依存関係で特定される「InatantiatedOn → OS」とが対応していることを示す。つまり、システム構成変更後は、patch1のスクリプト名の変数「$vname」で定義される値と、抽出された構成情報の依存関係のうち操作対象の「VM」において「依存1:InatantiatedOn」の「OS」で設定される値とが対応していることを示す。
図2戻り、制御部25は、スクリプト抽出部26、構成情報抽出部27、対応関係生成部28、差分抽出部29を有する。例えば、制御部25は、CPU(Central Processing Unit)などの電子回路である。各処理部は、制御部25が実行するプログラム等によって実現される。
スクリプト抽出部26は、第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値を抽出する処理部である。具体的には、スクリプト抽出部26は、管理者からの指示を受け付けた場合、スクリプトやシステムの構成情報が変更された場合、定期的なタイミングなど任意のタイミングに到達した場合に、スクリプトDB15からスクリプトを抽出する。そして、スクリプト抽出部26は、スクリプト内の具体化規則内の条件文で指定される変数が取り得る値を抽出して、対応関係生成部28に出力する。
例えば、図3を例にして説明すると、スクリプト抽出部26は、スナップショット作成の条件文から変数名「$vname」が取り得る値として「OS(X)」と「OS(K)」とを抽出する。また、スクリプト抽出部26は、リブートする際の条件文から変数名「$sv」が取り得る値として「2010」と「2011」とを抽出する。
構成情報抽出部27は、システム構成の構成情報中の項目が取り得る値を抽出する処理部である。具体的には、構成情報抽出部27は、スクリプト抽出部26と同様のタイミングで、操作対象リストDB16と構成情報DB17と構成要素DB18とを参照し、抽出結果DB19に記憶させる情報を生成する。
図9は、システム構成変更前の依存関係を抽出する例を示す図である。図9に示すように、構成情報抽出部27は、所定のタイミングに到達すると、操作対象リストDB16から「VM1、VM2、VB3、VM4、VM5、VM6」を抽出する。そして、構成情報抽出部27は、操作対象リストの各VMと、構成情報DB17に記憶される構成要素の依存関係とから、操作対象リストの各VMが依存する構成要素を抽出する。例えば、構成情報抽出部27は、「操作対象、依存1:InatantiatedOn、依存2:InatantiatedOn → runningOn」として「VM1、VMM1、Server1」や「VM2、VMM1、Server1」などを抽出する。つまり、構成情報抽出部27は、操作対象リストの各VMがどの物理サーバのどのVMMで稼動しているかを抽出する。
その後、構成情報抽出部27は、操作対象の各VMについて、構成情報DB17に記憶されるVMのパラメータ情報、VMMのパラメータ情報、物理サーバのパラメータ情報を対応付ける。例えば、構成情報抽出部27は、操作対象の「VM1」を例にして説明する。まず、構成情報抽出部27は、「VM1」が「依存1:InatantiatedOn」で依存する構成要素が「VMM1」であり、「依存2:InatantiatedOn → runningOn」で依存するのが「Server1」であることを抽出する。
次に、構成情報抽出部27は、VM1の「Name(VM1)、Owner(Tanaka)、OS(OS(Cen))」に、VMM1の「IP(192.168.10.1)、OS(OS(X))」を対応付ける。さらに、構成情報抽出部27は、VM1の「Name(VM1)、Owner(Tanaka)、OS(OS(Cen))」に、Server1の「Region(Tokyo)、Model(2010)」を対応付ける。このように、構成情報抽出部27は、操作対象のVMが属するVMMとServerを特定し、各VMが動作するVMMおよび物理サーバの動作環境を、各VMに対応付けて抽出する。そして、構成情報抽出部27は、抽出した情報を抽出結果DB19に格納し、抽出処理が終了したことを対応関係生成部28に通知する。
対応関係生成部28は、スクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、構成情報中の項目が取り得る値とから生成された対応関係を生成する処理部である。具体的には、対応関係生成部28は、スクリプト抽出部26から入力された情報と、抽出結果DB19に記憶される情報とを参照して、対応関係を生成し、生成した対応関係を対応関係DB20に格納する。
図10は、システム構成変更前の対応関係の生成例を示す図である。対応関係生成部28は、スクリプト抽出部26から、「変数名、取り得る値」として「$vname、OS(X)・OS(K)」と「$sv、2010・2011」を受け付ける(S1)。
また、対応関係生成部28は、抽出結果DB19に記憶される抽出結果を参照し、「パラメータ名、取り得る値」を抽出する(S2)。例えば、対応関係生成部28は、「Owner」が取り得る値として「Tanaka、Ogawa、Abe、Nakamura、Nagai、Takagi」を抽出する。また、対応関係生成部28は、「OS」が取り得る値として「OS(Cen)、OS(Ub)、OS(W7)」を抽出する。
さらに、対応関係生成部28は、「依存1:InatantiatedOnのIP」が取り得る値として「192.168.10.1、192.168.10.2」を抽出し、「依存1:InatantiatedOnのOS」が取り得る値として「OS(X)、OS(K)」を抽出する。また、対応関係生成部28は、「依存1:InatantiatedOnの依存2:runningOnのRegion」が取り得る値として「Tokyo」を抽出し、「依存1:InatantiatedOnの依存2:runningOnのModel」が取り得る値として「2010、2011」を抽出する。
その後、対応関係生成部28は、スクリプトから抽出された「変数名、取り得る値」と、構成情報から抽出された「パラメータ名、取り得る値」とを比較して、対応関係を生成する(S3)。具体的には、対応関係生成部28は、スクリプトから抽出された「変数名、取り得る値」と一致する「パラメータ名、取り得る値」を抽出する。このとき、対応関係生成部28は、完全一致する情報を抽出するとしてもよく、「変数名、取り得る値」を包含する「パラメータ名、取り得る値」を抽出してもよい。
例えば、対応関係生成部28は、スクリプトの変数名「$vname」が取り得る値「OS(X)・OS(K)」を包含する構成情報のパラメータ名として「依存1:InatantiatedOnのOS」を特定する。同様に、対応関係生成部28は、スクリプトの変数名「$sv」が取り得る値「2010・2011」を包含する構成情報のパラメータ名として「依存1:InatantiatedOnの依存2:runningOnのModel」を特定する。
そして、対応関係生成部28は、スクリプトの変数名「$vname」と構成情報のパラメータ名「依存1:InatantiatedOnのOS」とを対応付ける。さらに、対応関係生成部28は、スクリプトの変数名「$sv」と構成情報のパラメータ名「依存1:InatantiatedOnの依存2:runningOnのModel」とを対応付ける。その後、対応関係生成部28は、対応関係「$vname、依存1:InatantiatedOnのOS」と、対応関係「$sv、依存1:InatantiatedOnの依存2:runningOnのModel」を対応関係DB20に格納する(S4)。
差分抽出部29は、対応関係DB20に記憶される第1世代の対応関係と第2世代の対応関係との差分を抽出する処理部である。つまり、差分抽出部29は、システム構成変更前に作成された対応関係と、システム構成変更後に生成された対応関係とを比較して、対応関係の変化を検出する。そして、差分抽出部29は、差分の有無に応じて、アラーム等を表示部13に表示させる。
[具体例]
次に、システム構成変更前の対応関係とシステム構成変更後の対応関係の生成および比較について、具体例を挙げて説明する。なお、スクリプトは、図3に示したものとし、システム構成変更前の対応関係の生成は、図3から図10で説明したものと同一とする。したがって、システム構成変更前の第1世代の対応関係として、対応関係「$vname、依存1:InatantiatedOnのIP」と、対応関係「$sv、依存1:InatantiatedOnの依存2:runningOnのModel」とが生成されているものとする。
(構成変更後のシステム)
続いて、システム構成変更後の対応関係の生成について説明する。図11は、システム構成変更後の構成情報の例を示す図である。図11に示すように、構成情報DB17は、クラウドシステム1のシステム構成変更後の構成要素の依存関係を記憶する。例えば、構成情報DB17は、2010年モデルのServer1上で、OS(X)で動作するVMM1が稼動し、VMM1上でVM1とVM2とVM3とが稼動することを記憶する。同様に、構成情報DB17は、2011年モデルのServer2上で、OS(K)で動作するVMM2が稼動し、VMM2上でVM4とVM5とが稼動することを記憶する。同様に、構成情報DB17は、2012年モデルのServer3上で、OS(K)で動作するVMM3が稼動し、VMM2上でVM6が稼動することを記憶する。
つまり、VM1とVM2とVM3は、VMM1に対して、「InatantiatedOn」の関係にあり、VMM1は、Server1に対して「runningOn」の関係にある。同様に、VM4とVM5は、VMM2に対して「InatantiatedOn」の関係にあり、VMM2は、Server2に対して「runningOn」の関係にある。同様に、VM6は、VMM3に対して「InatantiatedOn」の関係にあり、VMM3は、Server3に対して「runningOn」の関係にある。
システム構成変更前の図5と、システム構成変更後の図11とを比較すると、物理サーバ「Server3」が新たに増設する構成変更が行われたことがわかる。また、増設されたServer3上で「VMM3」が稼動し、「VM6」は「VMM2」上ではなく「VMM3」上で稼動していることもわかる。
(構成変更後の操作対象)
次に、システム構成変更後の操作対象リストを説明する。図12は、システム構成変更後の操作対象リストのVMのリストを示す図である。図12に示すように、システム構成語は、管理者等によって、「VM4、VM5、VM6」がスクリプトの実行対象に指定されている。なお、システム構成変更後の操作対象リストDB16には、「VM4、VM5、VM6」が格納される。
(構成変更後の依存関係)
このような状態において、構成情報抽出部27は、システム構成変更後の依存関係を抽出する。図13は、システム構成変更後の依存関係を抽出する例を示す図である。図13に示すように、構成情報抽出部27は、操作対象リストDB16から「VM4、VM5、VM6」を抽出する。そして、構成情報抽出部27は、操作対象リストの各VMと、構成情報DB17に記憶される構成要素の依存関係とから、操作対象リストの各VMが依存する構成要素を抽出する。例えば、構成情報抽出部27は、「操作対象、依存1:InatantiatedOn、依存2:InatantiatedOn → runningOn」として「VM4、VMM2、Server2」、「VM5、VMM2、Server2」、「VM6、VMM2、Server2」を抽出する。
その後、構成情報抽出部27は、操作対象の各VMについて、構成情報DB17に記憶されるVMのパラメータ情報、VMMのパラメータ情報、物理サーバのパラメータ情報を対応付ける。例えば、構成情報抽出部27は、操作対象の「VM4」を例にして説明する。まず、構成情報抽出部27は、「VM4」が「依存1:InatantiatedOn」で依存する構成要素が「VMM2」であり、「依存2:InatantiatedOn → runningOn」」で依存するのが「Server2」であることを抽出する。
次に、構成情報抽出部27は、VM4の「Name(VM4)、Owner(Nakamura)、OS(OS(Cen))」に、VMM2の「IP(192.168.10.2)、OS(OS(K))」を対応付ける。さらに、構成情報抽出部27は、VM4の「Name(VM4)、Owner(Nakamura)、OS(OS(Cen))」に、Server2の「Region(Tokyo)、Model(2011)」を対応付ける。このように、構成情報抽出部27は、システム構成変更後の操作対象のVMが属するVMMとServerを特定し、各VMが動作するVMMおよび物理サーバの動作環境を、各VMに対応付けて抽出する。そして、構成情報抽出部27は、抽出した情報を抽出結果DB19に格納し、抽出処理が終了したことを対応関係生成部28に通知する。
(構成変更後の対応関係抽出)
図14は、システム構成変更後の対応関係の生成例を示す図である。対応関係生成部28は、スクリプト抽出部26から、「変数名、取り得る値」として「$vname、OS(X)・OS(K)」と「$sv、2010・2011」を受け付ける(S10)。
続いて、対応関係生成部28は、システム構成変更後の抽出結果を参照し、「パラメータ名、取り得る値」を抽出する(S11)。具体的には、対応関係生成部28は、「Owner」が取り得る値として「Nakamura、Nagai、Takagi」を抽出する。また、対応関係生成部28は、「OS」が取り得る値として「OS(Cen)、OS(Ub)、OS(W7)」を抽出する。
さらに、対応関係生成部28は、「依存1:InatantiatedOnのIP」が取り得る値として「192.168.10.2」を抽出し、「依存1:InatantiatedOnのOS」が取り得る値として「OS(K)」を抽出する。また、対応関係生成部28は、「依存1:InatantiatedOnの依存2:runningOnのRegion」が取り得る値として「Tokyo」を抽出し、「依存1:InatantiatedOnの依存2:runningOnのModel」が取り得る値として「2011、2012」を抽出する。
その後、対応関係生成部28は、システム構成変更後の対応関係を生成する(S12)。例えば、対応関係生成部28は、スクリプトの変数名「$vname」が取り得る値「OS(X)・OS(K)」を包含する構成情報のパラメータ名として「依存1:InatantiatedOnのOS」を特定する。同様に、対応関係生成部28は、スクリプトの変数名「$sv」が取り得る値「2010・2011」については、該当する構成情報のパラメータ名が存在しないと判定する。
なお、構成情報のパラメータ名「依存1:InatantiatedOnの依存2:runningOnのModel」が取り得る値は、「2011、2012」であることから、スクリプトの変数名「$sv」が取り得る値「2010・2011」を包含していない。この結果、対応関係生成部28は、対応関係「$vname、依存1:InatantiatedOnのOS」を第2世代の対応関係として対応関係DB20に格納する(S13)。
(システム構成変更前後の対応関係の比較)
図15は、対応関係の差分抽出例を示す図である。図15に示すように、差分抽出部29は、システム構成変更前の第1世代の対応関係(図10のS4)と、システム構成変更後の第2世代の対応関係(S15のS13)とを比較する。
この結果、差分抽出部29は、システム構成変更前の第1世代の対応関係「$sv、依存1:InatantiatedOnの依存2:runningOnのModel」が、システム構成変更後の第2世代の対応関係には存在しないことを特定する。したがって、差分抽出部29は、「スクリプトpatch1の変数$svに関する場合分けに不備がある可能性があります!」などのアラームを表示部13に表示させる。このとき、差分抽出部29は、具体的な情報を参考情報として表示させてもよい。
[処理の流れ]
図16は、実施例1に係る処理の流れを示すフローチャートである。図16に示すように、スクリプト抽出部26は、スクリプトDB15から検証対象のスクリプトを読み出し、条件文中の変数が取り得る値を抽出する(S101)。
続いて、構成情報抽出部27は、操作対象リストDB16に記憶される操作対象リストと、構成情報DB17に記憶されるシステム構成と用いて、操作対象が依存する構成要素を抽出する(S102)。
そして、構成情報抽出部27は、S102で抽出した構成要素と、構成要素DB18に記憶される情報と用いて、各構成要素の依存関係を抽出する(S103)。続いて、構成情報抽出部27は、S103で生成した各構成要素の依存関係から、各構成要素が取り得る値を抽出して、抽出結果DB19に格納する(S104)。
その後、対応関係生成部28は、S101で抽出されたスクリプト内の変数が取り得る値と、抽出結果DB19に格納された各構成要素が取り得る値とを比較して、スクリプトと構成要素との対応関係を特定する(S105)。つまり、対応関係生成部28は、システム構成変更前の第1世代の対応関係を生成して、対応関係DB20に格納する。
このようにしてシステム構成変更前の対応関係が生成される。その後、構成情報抽出部27は、システム構成変更などの所定の契機が発生すると(S106:Yes)、スクリプトDB15から検証対象のスクリプトを読み出し、条件文中の変数が取り得る値を抽出する(S107)。
続いて、構成情報抽出部27は、操作対象リストDB16に記憶される操作対象リストと、構成情報DB17に記憶される構成変更後のシステム構成と用いて、操作対象が依存する構成要素を抽出する(S108)。
そして、構成情報抽出部27は、S108で抽出した構成要素と、構成要素DB18に記憶される構成変更後の情報と用いて、システム構成変更後の各構成要素の依存関係を抽出する(S109)。続いて、構成情報抽出部27は、S109で生成した各構成要素の依存関係から、システム構成変更後の各構成要素が取り得る値を抽出して、抽出結果DB19に格納する(S110)。
その後、対応関係生成部28は、S107で抽出されたスクリプト内の変数が取り得る値と、抽出結果DB19に格納された各構成要素が取り得る値とを比較して、スクリプトとシステム構成変更後の構成要素との対応関係を特定する(S111)。つまり、対応関係生成部28は、システム構成変更後の第2世代の対応関係を生成して、対応関係DB20に格納する。
そして、差分抽出部29は、システム構成変更前の第1世代の対応関係と、システム構成変更後の第2世代の対応関係とを比較する(S112)。差分抽出部29は、比較した結果、差分がある場合には(S113:Yes)、警告を表示部13等に通知する(S114)。一方、差分抽出部29は、比較した結果、差分がない場合には(S113:No)、正常であることを表示部13等に通知する(S115)。
このように、実施例1に係る検証サーバ10は、構成情報データベースに保持されているシステム構成要素間の依存関係情報をもとに、スクリプトの操作対象となる構成要素と、それらが依存している構成要素のパラメータ種類とその値を抽出することができる。また、検証サーバ10は、パラメータの値の集合と、スクリプト中のif文の中の文字列の集合を比較し、スクリプト中の変数と構成要素のパラメータ種類の対応関係を推定することができる。そして、検証サーバ10は、同じスクリプトを同一構成もしくは別構成の要素に対して実行する際、再度スクリプトとパラメータ種類の対応関係を推定することができる。
また、検証サーバ10は、スクリプト中のif文等の具体化規則中の変数が取り得る値を抽出するので、対応関係に差分がある場合には、具体化規則に不備があると検出することができる。したがって、検証サーバ10は、不備がある箇所を容易に特定することができ、修正等の時間を短縮することができる。
検証サーバ10は、変更前後の対応関係を比較し、以前に成立していた対応関係が成立しなくなった場合、場合分けの不備が発生したとみなし、スクリプトの実行前にシステム管理者に注意を喚起することができる。また、スクリプトの実行前に不備を検出できるので、スクリプト実行後の不具合の発生を抑制できる。また、検証サーバ10は、複雑な構成要素から構成されるクラウドシステムに適応するスクリプトの不備を自動で検出することができるので、目視等によるチェック漏れを抑制することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
(スクリプト)
実施例1では、パッチを適用するスクリプトを例にして説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、バックアップなど、定型的に実行されるスクリプトについても同様に処理することができる。
(システム)
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(ハードウェア)
図17は、検証サーバのハードウェア構成例を示す図である。図17に示すように、検証サーバ10は、CPU101、メモリ102、HDD(Hard Disk Drive)103、通信インタフェース104、入力装置105、表示装置106を有する。また、図17に示した各部は、バス等で相互に接続される。
HDD103は、図2に示した機能を動作させるプログラムや各DBを記憶する。記録媒体の例としてHDD103を例に挙げたが、ROM(Read Only Memory)、RAM、CD−ROM等の他のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に各種プログラムを格納しておき、コンピュータに読み取らせることとしてもよい。なお、記録媒体を遠隔地に配置し、コンピュータが、その記憶媒体にアクセスすることでプログラムを取得して利用してもよい。また、その際、取得したプログラムをそのコンピュータ自身の記録媒体に格納して用いてもよい。
通信インタフェース104は、ネットワークインタフェースカードなどである。入力装置105は、例えばキーボードなどであり、表示装置106は、例えばタッチパネルやディスプレイなど、各種情報を表示する表示装置である。
CPU101は、図2に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをHDD103等から読み出してメモリ102に展開することで、図2等で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。すなわち、このプロセスは、検証サーバ10が有する各処理と同様の機能を実行する。具体的には、CPU101は、スクリプト抽出部26、構成情報抽出部27、対応関係生成部28、差分抽出部29と同様の機能を有するプログラムをHDD103等から読み出す。そして、CPU101は、各処理部と同様の処理を実行するプロセスを実行する。
このように検証サーバ10は、プログラムを読み出して実行することで検証方法を実行する情報処理装置として動作する。また、検証サーバ10は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施例と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、検証サーバ10によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第1の対応関係を生成し、
前記第1のシステム構成とは異なる第2のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第2の対応関係を生成し、
前記第1の対応関係と前記第2の対応関係との差分を抽出する
処理を実行させることを特徴とする検証プログラム。
(付記2)前記第1の対応関係を生成する処理は、前記スクリプトにおいて実行対象のシステムにしたがって具体的なコマンドを生成する具体化規則内の条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成における構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す前記第1の対応関係を生成し、
前記第2の対応関係を生成する処理は、前記具体化規則内の条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成における構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す前記第2の対応関係を生成し、
前記差分を抽出する処理は、前記第1の対応関係と前記第2の対応関係との差分にしたがって、前記具体化規則の不備を抽出する
ことを特徴とする付記1に記載の検証プログラム。
(付記3)前記差分を抽出する処理は、前記第2の対応関係に含まれる前記変数と前記項目との組み合わせから、前記第1の対応関係に含まれない組み合わせを抽出することを特徴とする付記1または2に記載の検証プログラム。
(付記4)コンピュータが、
第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第1の対応関係を生成し、
前記第1のシステム構成とは異なる第2のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第2の対応関係を生成し、
前記第1の対応関係と前記第2の対応関係との差分を抽出する
処理を含んだことを特徴とする検証方法。
(付記5)第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第1の対応関係を生成する第1生成部と、
前記第1のシステム構成とは異なる第2のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第2の対応関係を生成する第2生成部と、
前記第1生成部が生成した前記第1の対応関係と、前記第2生成部が生成した前記第2の対応関係との差分を抽出する抽出部と
有することを特徴とする検証装置。
(付記6)メモリと
前記メモリに接続されるプロセッサと、を有し、
前記プロセッサは、
第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第1の対応関係を生成し、
前記第1のシステム構成とは異なる第2のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第2の対応関係を生成し、
前記第1の対応関係と前記第2の対応関係との差分を抽出する
処理を実行することを特徴とする検証装置。
(付記7)第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第1の対応関係を生成し、
前記第1のシステム構成とは異なる第2のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第2の対応関係を生成し、
前記第1の対応関係と前記第2の対応関係との差分を抽出する
処理をコンピュータに実行させる検証プログラムを記憶する、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
1 クラウドシステム
1a 物理サーバ
5 CMDB
10 検証サーバ
11 通信制御部
12 入力部
13 表示部
14 記憶部
15 スクリプトDB
16 操作対象リストDB
17 構成情報DB
18 構成要素DB
19 抽出結果DB
20 対応関係DB
25 制御部
26 スクリプト抽出部
27 構成情報抽出部
28 対応関係生成部
29 差分抽出部

Claims (5)

  1. コンピュータに、
    第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第1の対応関係を生成し、
    前記第1のシステム構成とは異なる第2のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第2の対応関係を生成し、
    前記第1の対応関係と前記第2の対応関係との差分を抽出する
    処理を実行させることを特徴とする検証プログラム。
  2. 前記第1の対応関係を生成する処理は、前記スクリプトにおいて実行対象のシステムにしたがって具体的なコマンドを生成する具体化規則内の条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成における構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す前記第1の対応関係を生成し、
    前記第2の対応関係を生成する処理は、前記具体化規則内の条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成における構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す前記第2の対応関係を生成し、
    前記差分を抽出する処理は、前記第1の対応関係と前記第2の対応関係との差分にしたがって、前記具体化規則の不備を抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の検証プログラム。
  3. 前記差分を抽出する処理は、前記第2の対応関係に含まれる前記変数と前記項目との組み合わせから、前記第1の対応関係に含まれない組み合わせを抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の検証プログラム。
  4. コンピュータが、
    第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第1の対応関係を生成し、
    前記第1のシステム構成とは異なる第2のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第2の対応関係を生成し、
    前記第1の対応関係と前記第2の対応関係との差分を抽出する
    処理を含んだことを特徴とする検証方法。
  5. 第1のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第1のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第1の対応関係を生成する第1生成部と、
    前記第1のシステム構成とは異なる第2のシステム構成に用いられるスクリプトから抽出した条件文で指定される変数が取り得る値と、前記第2のシステム構成の構成情報中の項目が取り得る値とに基づいて、前記変数と前記項目との関係を示す第2の対応関係を生成する第2生成部と、
    前記第1生成部が生成した前記第1の対応関係と、前記第2生成部が生成した前記第2の対応関係との差分を抽出する抽出部と
    有することを特徴とする検証装置。
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