JP4882272B2 - 定着装置とそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は,トナー画像を記録媒体に加熱定着させる定着装置とそれを用いた画像形成装置に関する。さらに詳細には,磁束による誘導発熱を利用した電磁誘導加熱方式の定着装置とそれを用いた画像形成装置に関するものである。
従来より,電子写真方式の画像形成装置では,トナー画像を記録紙に定着させる定着装置が備えられている。定着装置としては,加熱される定着ローラと加圧ローラとからなるローラ対を備え,そのローラ対のニップ部を記録紙が通過することによりトナーの定着を図るローラ加熱方式が広く採用されている。
定着装置の定着ローラを加熱する手段の1つとして,電磁誘導加熱方式のものが提案されている。特に,コンパクトで効率の高い構成として,コイルによって発生する磁束をフェライトコアなどのコア材で電磁誘導発熱層に導くものがある(例えば,特許文献1参照。)。この文献に記載の定着装置では,内部に電磁誘導発熱層を有する定着ローラと,その定着ローラに対向して定着ローラの長手方向に沿った磁束発生手段とを有し,磁束発生手段による磁束が定着ローラの電磁誘導発熱層をジュール熱により発熱させる。
このような電磁誘導加熱方式の定着装置に用いられる定着ローラでは,電磁誘導発熱層とその内周側に設けられるスポンジ層との熱膨張の違いから,その界面での接着性が低下するという問題があった。これに対して,電磁誘導発熱層をベルト状に形成して定着ローラの外周に配置し,定着ローラとは直接接着されていない構成とすることもありえる。しかしながら,このように非接着のベルト部材をローラ外周に配置してローラを回転駆動した場合,ローラの回転によるベルト部材の蛇行という問題点が発生する。
これに対し,ベルト部材の両端部をキャップ部材等で規制することによる蛇行防止方法がある。例えば,フィルム加熱方式の定着装置において,ヒータ面が設けられたニップ部を通過しながら回転される金属製スリーブにおいて,その両端面を保護キャップによって受け止めさせる構成が開示されている(例えば,特許文献2,特許文献3参照。)。これらの文献に記載の定着装置では,保護キャップは金属スリーブの端部の外周面および端面を受けるとともに,定着ニップ側に切り欠きが設けられ,ヒータ面に干渉しないようにされている。
ここで,従来のベルト規制部材190の一例を図12に示す。この図では,定着ローラ1と加圧ローラ2とのニップ部を含む断面を示しており,ベルト部材(誘導発熱ベルト8)の端部がベルト規制部材190に当接している。このベルト規制部材190は略リング状の部材であり,定着ローラ1の両端部において芯金11に固定されている。従って,ベルト規制部材190は,定着ローラ1とともに回転するとともに,ベルト部材の端面に当接してベルト部材の蛇行を防止している。
特開2000−214714号公報 特開2002−323821号公報 特開2004−163464号公報
しかしながら,前記した従来の技術では,ベルト部材は,定着ローラ1と加圧ローラ2とのニップ部において,撓み変形を繰り返すとともにベルト規制部材190によりスラスト方向に圧迫される。そのため,特にニップ部の端部において強く撓められることにより,ベルト端部が削られ,クラックが発生するおそれがある。一旦クラックが発生すると,その部分からベルト端部の割れに発展するおそれがあるという問題点があった。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,電磁誘導発熱層を含むとともに定着ローラに対して非接着で外装されたベルト状部材を有し,そのベルト状部材の蛇行と端部の損傷とをともに防止することのできる定着装置とそれを用いた画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた定着装置は,第1ローラおよび第2ローラの間に媒体を通して媒体上の未定着画像を定着させる定着装置であって,第1ローラは,円筒状の柔軟層と,柔軟層より外周に非接着状態で設けられたベルト部材と,柔軟層の側部に取り付けられ,ベルト部材の軸方向の移動を規制する規制部材とを有し,規制部材の内面に,ベルト部材の端部と接触する環状の平面部と,平面部の内周側に形成されベルト部材の端部と接触しない環状溝とが形成されているものである。
本発明の定着装置によれば,第1ローラの柔軟層の外周にベルト部材が非接着状態で設けられ,そのベルト部材の軸方向の移動は規制部材で規制されている。その規制部材の内面に平面部が形成されているので,ベルト部材の端部は平面部に接触して規制される。一方,柔軟層を有する第1ローラは定着ニップ位置で圧縮されるため,その外周側のベルト部材は撓められ,ニップ位置以外に比較してより内周側を通過する。本発明では,平面部の内周側に環状溝が形成されているので,ニップ位置での撓められたベルト部材は規制部材に接触しない。すなわち,ベルト部材が撓められたときにはその端部が圧迫されることがないので,端部の損傷が防止されている。従って,そのベルト状部材の蛇行と端部の損傷とをともに防止することのできる定着装置となっている。
さらに本発明では,平面部の内縁の半径が,前記第1ローラの半径以下であることが望ましい。
ニップ位置以外では,ベルト部材の外径は第1ローラの半径とほぼ等しい。そこで,このようにすれば,ニップ位置以外でのベルト部材の端部は,平面部に接触するようにできる。
さらに本発明では,平面部と環状溝との間の壁面が,曲面またはテーパ面で構成されていることが望ましい。
このようにすれば,ベルト部材は,定着ニップの前後において,曲面またはテーパ面を伝って滑らかに平面部と環状溝とを出入りできる。
さらに本発明では,規制部材の内面のうち少なくとも平面部の部分が潤滑面であることが望ましい。
このようにすれば,ベルト部材が接触する部分は潤滑面であり,端部が強く摩擦されることが防止されている。ここで,潤滑面とは,低摩擦部材で形成された面または潤滑剤を塗布された面のことである。
さらに本発明では,ベルト部材は,導電層を含む誘導発熱ベルトであることが望ましい。
このようにすれば,ベルト部材が誘導発熱によって加熱されるので,第1ローラを加熱ローラとして機能させることができる。
また,本発明は,トナーにより媒体上に未定着画像を形成する画像形成部と,第1ローラおよび第2ローラの間に媒体を通して媒体上の未定着画像を定着させる定着装置とを有する画像形成装置であって,第1ローラは,円筒状の柔軟層と,柔軟層より外周に非接着状態で設けられたベルト部材と,柔軟層の側部に取り付けられ,ベルト部材の軸方向の移動を規制する規制部材とを有し,規制部材の内面に,ベルト部材の端部と接触する環状の平面部と,平面部の内周側に形成されベルト部材の端部と接触しない環状溝とが形成されている画像形成装置にも及ぶ。
さらに本発明では,ベルト部材に磁束を印加する磁束発生部を有し,ベルト部材は,導電層を含む誘導発熱ベルトであることが望ましい。
本発明の定着装置とそれを用いた画像形成装置によれば,電磁誘導発熱層を含むとともに定着ローラに対して非接着で外装されたベルト状部材を有し,そのベルト状部材の蛇行と端部の損傷とをともに防止することができる。
「第1の形態」
以下,本発明を具体化した第1の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電子写真方式の画像形成装置に備えられた電磁誘導加熱方式の定着装置に本発明を適用したものである。
本形態の画像形成装置は,電子写真方式のレーザプリンタであり,図1に示すように光学系にレーザ発振器102と,ポリゴンミラー103と,反射ミラー104とが配置され,画像プロセス部に感光体ドラム101と,帯電チャージャ105と,現像器106と,転写チャージャ107と,クリーニングブレード108とが配置されている。また,搬送部に給紙ローラ109と,排紙ローラ115と,給紙センサ110と,排紙センサ114と,定着装置100等とが配置されている。
次に,上記のように構成されたレーザプリンタの動作を簡単に説明する。感光体ドラム101は図1中矢印方向に回転しており,帯電チャージャ105により表面を一様に帯電させられる。また,画像信号に基づいて,レーザ発振器102からレーザ光が変調発光される。このレーザ光は,ポリゴンミラー103により主走査方向に走査され,反射ミラー104により反射されて感光体ドラム101に入射する。これにより,感光体ドラム101上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像器106により現像されてトナー像となる。トナー像は,感光体ドラム101に対向して配置された転写チャージャ107により,給紙ローラ109によって給紙された記録紙P上に転写される。その後,トナー像が転写された記録紙Pは,定着装置100において加熱され,その熱によりトナー像が溶融して記録紙P上に定着される。画像定着後,記録紙Pは,排紙ローラ115により装置外に排出される。以上の動作により,1枚分のプリントが行われる。
続いて,本形態のレーザプリンタに備えられている定着装置100の構成について説明する。定着装置100は,電磁誘導加熱方式の定着装置であり,図2に示すように定着ローラ1,加圧ローラ2,磁束発生部3,高周波インバータ(励磁回路)4,制御回路5,温度センサ6,分離爪7,および定着ローラ1の外周に設けられた誘導発熱ベルト8を有している。定着ローラ1と加圧ローラ2とは長手方向(軸方向)に並行配置され,定着ローラ1は,誘導発熱ベルト8の内周に挿入されている。定着ローラ1と誘導発熱ベルト8とは接着されていない。
定着ローラ1は,図3に示すように,芯金11上に,断熱層12が積層されている。支持層としての芯金11は,厚さが3mm程度のアルミパイプである。なお,芯金11には,鉄やPPS(ポリフェニレンサルファイド)のような耐熱性樹脂を使用することも可能である。なお,芯金11が発熱するのを防ぐために電磁誘導加熱の影響が少ない非磁性材料を用いるのが好ましい。
断熱層12は,耐熱性や弾性を有する部材(例えば,ゴム材や樹脂材)のスポンジ体が用いられる。断熱層12としてゴム材や樹脂材のスポンジ体を用いると,誘導発熱ベルト8を断熱保持するとともに,そのたわみを許容するので,ニップ部Nの幅を大きくすることができる。そのため,ローラ硬度を小さくし,排紙性および記録紙の分離性の向上を図ることができる。例えば,断熱層12にシリコンスポンジ材を適用する場合には,厚さが2mm〜10mm,望ましくは3mm〜7mmの範囲内に,また硬度がアスカーゴム硬度計で20度〜60度,望ましくは30度〜50度の範囲内にそれぞれ設定される。
誘導発熱ベルト8は,図3に示すように,内周側から電磁誘導発熱層81,弾性層82,離型層83の3層が積層された無端ベルトである。この誘導発熱ベルト8は,定着ローラ1に接着されていない。電磁誘導発熱層81は,磁束発生部3による励磁によりジュール熱を発生させる層であり,厚さが10μm〜100μm,望ましくは20〜50μmの範囲内のニッケル電鋳ベルト層である。なお,電磁誘導発熱層81には,例えば磁性ステンレスのような磁性金属といった,高透磁率であり,適当な抵抗率を備えたものを使用してもよい。また,非磁性材料でも,金属などの導電性がある材料の薄膜であっても使用可能である。また,樹脂に発熱粒子を混入したものを使用してもよい。電磁誘導発熱層81に樹脂ベースのものを用いることによって分離性の向上を図ることが可能となる。
弾性層82は,記録紙と誘導発熱ベルト8表面との密着性を高めるための層であり,耐熱性や弾性を有する部材(例えば,ゴム材や樹脂材)が使用される。具体的には,定着温度での使用に耐えうるシリコンゴム,フッ素ゴム等の耐熱性エラストマーが使用可能である。なお,弾性層82に,熱伝導性や補強等を目的として各種充填剤を混入してもよい。熱伝導性粒子としては,ダイヤモンド,銀,銅,アルミニウム,大理石,ガラス等がある。この他,シリカ,アルミナ,酸化マグネシウム,窒化ホウ素,酸化ベリリウム等が使用可能である。
弾性層82の厚みは,10μm〜800μm,望ましくは100μm〜300μmの範囲内に設定される。なお,弾性層82の厚さが10μm未満であると厚み方向の弾力性を得ることが困難となる。一方,弾性層82の厚さが800μmを超えてしまうと,電磁誘導発熱層81からの熱が誘導発熱ベルト8の表面に達し難くなって熱効率が悪化する。また,弾性層82の硬度は,JIS硬度で1度〜80度,望ましくは5度〜30度の範囲内であることが好ましい。この範囲内であれば,弾性層82の強度の低下,密着性の不良を抑制しつつ,トナーの定着性の不良を抑制できる。シリコンゴムとしては,1成分系,2成分系,または3成分系以上のシリコンゴム,LTV型,RTV型,またはHTV型のシリコンゴム,縮合型または付加型のシリコンゴム等が使用可能である。本形態では,JIS硬度が10度,厚さが200μmのシリコンゴム層とする。
離型層83は,表面の離型性を高めるための層であり,定着温度での使用に耐えられる材料が使用される。例えば,シリコンゴム,フッ素ゴム,PFA,PTFE,FEP,PFEP等のフッ素樹脂が使用される。離型層83の厚みは,5μm〜100μm,望ましくは10μm〜50μmがより好ましい。なお,離型層83中に,必要に応じて,導電材,耐磨耗材,良熱伝導材等を充填剤として添加してもよい。また,層間接着力を向上させるために,プライマー等による接着処理を行っても良い。
加圧ローラ2は,図4に示すように,芯金21上に,シリコンスポンジ層22,および離型層23が順次積層されている。支持層としての芯金21は,厚さが3mm程度のアルミパイプである。なお,芯金21には,鉄やPPSのような耐熱性樹脂を使用することも可能である。なお,芯金21が発熱するのを防ぐために電磁誘導加熱の影響が少ない非磁性材料を用いるのが好ましい。
シリコンスポンジ層22は,厚さ7mm程度のシリコンスポンジゴムの層である。離型層23は,誘導発熱ベルト8の離型層83と同様に,表面の離型性を高めるための層であり,定着温度での使用に耐えられる材料が使用される。例えば,シリコンゴム,フッ素ゴム,PFA,PTFE,FEP,PFEP等のフッ素樹脂による10〜50μmの層が使用される。なお,加圧ローラ2としては,芯金21上にソリッドゴム層と表面離型層を設けた構成としても良い。
なお,加圧ローラ2は,バネ等の付勢部材によって定着ローラ1側に付勢されており,定着ローラ1および誘導発熱ベルト8との間でニップ部Nを形成している。例えば,加圧ローラ2が定着ローラ1に対して300N〜500Nの荷重で加圧され,ニップ部Nの幅が5mm〜10mmの範囲内となるようにするとよい。なお,記録紙の種別等により荷重を変化させてもよい。さらにここでは,定着ローラ1がモータ等の駆動機構により所定の速度で回転駆動され,加圧ローラ2は,誘導発熱ベルト8との圧接摩擦力によって定着ローラ1の回転に従動回転するように設けられている。あるいは,これらの回転駆動は,加圧ローラ2を主駆動として,定着ローラ1および誘導発熱ベルト8を従動回転するようにしても良い。
ここで,定着ローラ1と加圧ローラ2とのニップ部Nでの用紙搬送機能としては,用紙搬送速度が所定の範囲内となることが要求される。これは,用紙搬送速度が大きく変化すると,定着前工程である転写部と定着ニップ部との間で記録紙Pのループや引っ張り等が発生するおそれがあり,この場合には画像ズレ等の不具合を引き起こすからである。従って,耐久時のローラ径変化によっても,用紙搬送速度の変化が少ない駆動方法が望まれる。耐久によるローラ径変化の要因としては,定着ローラ1の断熱層12や加圧ローラ2のシリコンスポンジ層22によるところが大きい。これらの断熱層12やシリコンスポンジ層22は,それぞれ適切な断熱性や弾性硬度等が求められるため,断熱層12とシリコンスポンジ層22とで異なる特性の材料が選択される場合もある。そこで,主駆動されるローラを選択する際に,定着ローラ1の径変化の方が小さい場合には定着ローラ1を主駆動ローラとし,逆の場合には加圧ローラ2を主駆動ローラとすることが望ましい。
図2に戻って,磁束発生部3は,励磁コイル31と,磁性体コア32と,コイルボビン33とを有している。そして,磁束発生部3は,誘導発熱ベルト8の外側に位置するとともに,定着ローラ1に対向させて長手方向に沿って配設されている。
励磁コイル31は,長尺の磁性体コア32に沿って長手方向に渡って導線を巻きつけた構造を有している。また,励磁コイル31は,高周波インバータ4に接続され,100W〜2000Wの高周波電力が供給される。そのため,細線を数十から数百本の範囲内で束ねてリッツ線にしたものを用いている。また,巻線に伝熱した場合を考慮し,耐熱性の樹脂で被覆している。
磁性体コア32は,横断面が略E字形状であり,定着ローラ1の長手方向の寸法に対応した長さ寸法を有する長尺部材である。磁性体コア32は,中央部に定着ローラ側に突出した部位を設けて略E字形状とすることにより,発熱効率を高めている。磁性体コア32の材料としては,高透磁率かつ低損失のもの(例えば,フェライト)を使用する。パーマロイのような合金の場合には,コア内の渦電流損失が高周波領域で大きくなるため積層構造にするとよい。また,この磁性体コア32は,磁気回路の高効率化と磁気遮蔽との両機能を備えているものであり,磁気遮蔽が十分にできる手段があれば空芯(コアなし)にしてもよい。また,コア材として樹脂材に磁性粉を混入させたものを用いると,形状の設計自由度が高くなる。
さらに,磁束発生部3には,高周波インバータ4や制御回路5が接続されている。高周波インバータ4は,励磁コイル31に10kHz〜100kHzの交流電流を印加するためのものである。制御回路5は,定着ローラ1および誘導発熱ベルト8の温度制御を行う。この温度制御は,温度センサ6の検出信号を基に行われる。温度センサ6は,誘導発熱ベルト8の表面温度を検出するためのものであり,定着ローラ1と加圧ローラ2とのニップ部Nの近傍に配設される。温度センサ6としては,例えばサーミスタが使用可能である。すなわち,制御回路5は,温度センサ6からの検出信号の入力を受けて高周波インバータ4を制御し,高周波インバータ4から励磁コイル31への電力供給をコントロールする。これにより,誘導発熱ベルト8の表面温度が所定温度となるように自動制御される。
また,誘導発熱ベルト8の表面には分離爪7が当接されている。分離爪7は,この定着装置100のニップ部Nを通過した用紙Pが誘導発熱ベルト8の表面に張り付いてしまった場合に,強制的に分離させるためのものである。用紙Pは,分離爪7の先端部によって誘導発熱ベルト8からはがされ,ジャムとなることが防止される。
また,定着ローラ1の長手方向両端部には,図5に示すように,ベルト規制部材9が設けられる。図5は,ニップ部Nでの定着ローラ1,誘導発熱ベルト8,加圧ローラ2の断面の様子を示している。ベルト規制部材9は,図5と図6に示すように,略リング板状であり,その片面に環状溝91が形成されている。また,環状溝91より外周側は,図5と図6に示すように,平面部92となっている。平面部92の図5中左面は,定着ローラ1の端面と同一平面上に配置されている。このベルト規制部材9の外径は,定着ローラ1の外径より大きい。
このベルト規制部材9は,PPS(ポリフェニレンサルファイド),液晶ポリマー,フェノール樹脂等の絶縁性耐熱樹脂で形成されている。また,ベルト規制部材9は,定着ローラ1の芯金11に固定されているので,定着ローラ1とともに回転する。なお,図5では,各ローラ1,2の片方の端部のみを示しているが,他方の端部にも同様にベルト規制部材9が設けられている。
図5に示すように,ニップ部Nにおいては,定着ローラ1の断熱層12や加圧ローラ2のシリコンスポンジ層22は圧縮され,ニップ部N以外における外径に比較して小さくなっている。そのため,図7に示すように,誘導発熱ベルト8の軌跡は円ではなく,ニップ部Nで内側に撓んだ形状となる。ニップ部Nでの軌跡は実際には,図7に示すような直線ではなく,湾曲を反復する軌跡となる。そこで,ベルト規制部材9の環状溝91は,図8に示すように,ニップ部Nにおける誘導発熱ベルト8の軌跡に対応させた位置に設けられる。
本形態では,この環状溝91の各部の大きさを以下のように設定している。まず,環状溝91の外径すなわち平面部92の内縁の半径は,定着ローラ1の半径以下とする。より望ましくは,自然状態での誘導発熱ベルト8の内径以下とする。ここでは,誘導発熱ベルト8の内径よりやや小さくしている。このようにすれば,ニップ部N以外では誘導発熱ベルト8の端部は平面部92に接触するので,蛇行が防止される。さらに,環状溝91の幅は誘導発熱ベルト8の厚さより大きく,環状溝91の深さは誘導発熱ベルト8の端部が接触しない程度にされている。従って,ニップ部Nでは,誘導発熱ベルト8の端部は,環状溝91の中に入りどこにも接触しない。すなわち,この環状溝91が非接触部に相当している。
続いて,本形態の定着装置100での定着動作について説明する。まず,ウォーミングアップ動作として,定着ローラ1が回転駆動され,これに伴い加圧ローラ2も従動回転する。また,励磁コイル31には,高周波インバータ4により10kHz〜100kHzの交流電流が印加される。交流電流によって誘導された磁束は,磁性体コア32内を外部に漏れることなく通り,磁性体コア32の突起部にて磁性体コア32の外部に漏れる。そして,誘導発熱ベルト8の電磁誘導発熱層81を貫くため,電磁誘導発熱層81に渦電流が流れ,電磁誘導発熱層81自体がジュール発熱する。これにより,誘導発熱ベルト8が加熱される。さらに,制御回路5によって誘導発熱ベルト8の表面温度が所定温度となるように自動制御される。
ウォーミングアップ動作が終了した後,定着ローラ1と加圧ローラ2とのニップ部Nに,未定着のトナー像を担持した記録紙Pが搬送される(図2参照)。その際,記録紙P上のトナー像は定着ローラ1と対面する。ニップ部Nに導入された記録紙Pは,ニップ部Nを挟持搬送され,定着ローラ1からの熱で加熱される。これにより,未定着のトナー像が記録紙Pに溶融定着される。ニップ部Nでの定着処理を終えた記録紙Pは,定着ローラ1から分離されて搬出される。その際,記録紙Pが定着ローラ1の表面に貼り付いてしまった場合でも,定着ローラ1の表面に当接させて配置された分離爪7により,強制的に分離される。すなわち,定着装置100内でのジャムは防止されている。
ここで,電磁誘導発熱層81は,その熱容量が小さくかつ断熱層12により断熱保持されているため,誘導発熱ベルト8の表層側に位置する弾性層82あるいは離型層83が迅速に加熱される。すなわち,誘導発熱ベルト8の表面は定着可能温度に迅速に達するとともに,記録紙P等を加熱定着した後も,再び素早く温度上昇させることができる。さらに,電磁誘導発熱層81自体が十分な撓み性を有するので,電磁誘導発熱層81の弾性層82を例えば200μm程度と薄く構成しても,十分な幅のニップ部Nを形成することができる。また,マイクログロスの発生が無く,OHP用紙のような定着ローラ1に巻き付きやすい記録紙Pであっても,確実に分離できる。
以上詳細に説明したように,本形態の定着装置100によれば,定着ローラ1と誘導発熱ベルト8とが接着されていないので,これらの間で接着はがれの問題は発生しない。従って,定着ローラ1と誘導発熱ベルト8との長寿命化を図ることができる。また,接着にかかるコストも削減できる。さらに,誘導発熱ベルト8の端部はベルト規制部材9によって規制され,蛇行防止されている。ベルト規制部材9の片面には環状溝91が形成され,ニップ部Nでは誘導発熱ベルト8の端部は環状溝91内に導かれる。従って,誘導発熱ベルト8の端部は,ニップ部Nではスラスト方向の圧接力を受けないので,撓んだ状態の端部面が擦られることはない。これらのことから,電磁誘導発熱層81を含むとともに定着ローラ1に対して非接着で外装された誘導発熱ベルト8を有する定着装置100であって,誘導発熱ベルト8の蛇行と端部の損傷とをともに防止することができるものとなっている。
「第2の形態」
以下,本発明を具体化した第2の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,第1の形態に比較して,ベルト規制部材の形状がやや異なるのみであり,他の部分については説明を省略する。
本形態のベルト規制部材95は,図9に示すように,環状溝95aの形状以外は,第1の形態のベルト規制部材9と同様に形成される。本形態のベルト規制部材95の環状溝95aは,その外周側が外開きのテーパ部95bとなっている。これは,次の理由による。図8に示すように,誘導発熱ベルト8はニップ部Nの両端部でベルト規制部材9の環状溝91の外周側の壁(環状溝91と平面部92との境界)を越える。このとき,誘導発熱ベルト8の端部は,上記の壁の角部による衝撃を受けることになる。本形態では,テーパ部95bを有するので,この衝撃を緩和できる。
以上詳細に説明したように,本形態の定着装置によっても,第1の形態と同様に,電磁誘導発熱層81を含むとともに定着ローラ1に対して非接着で外装された誘導発熱ベルト8を有し,その誘導発熱ベルト8の蛇行と端部の損傷とをともに防止することができる。
「第3の形態」
以下,本発明を具体化した第3の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,第1の形態に比較して,ベルト規制部材の形状が異なるのみであり,他の部分については説明を省略する。
本形態のベルト規制部材96は,図10に示すように,環状溝96aの形状以外は,第1の形態のベルト規制部材9と同様に形成される。本形態のベルト規制部材96の環状溝96aは,その外周側が凸R面部96bとなっている。このようにしても,第2の形態と同様に,誘導発熱ベルト8が受ける衝撃を緩和できる。
以上詳細に説明したように,本形態の定着装置によっても,第1の形態と同様に,電磁誘導発熱層81を含むとともに定着ローラ1に対して非接着で外装された誘導発熱ベルト8を有し,その誘導発熱ベルト8の蛇行と端部の損傷とをともに防止することができる。
「第4の形態」
以下,本発明を具体化した第3の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,第1の形態に比較して,ベルト規制部材の構成が異なるのみであり,他の部分については説明を省略する。
本形態のベルト規制部材97は,環状溝の外壁やその外側の平面部を潤滑面としたものである。例えば,図11に示すように,固体摺動層である第1部材98と第2部材99とが互いに固定されて形成されている。第1部材98は,環状溝98aを含み,自己潤滑性に優れた低摩擦材で形成される。耐摩耗性,耐熱性にも優れていればなお良い。誘導発熱ベルト8の端部は,平面部のうちこの第1部材98の部分に接触する。この第1部材98は,例えば,ポリイミド,ポリアミドイミド等のイミド系樹脂で形成することが好ましい。あるいは,シリコン樹脂,フッ素系樹脂等でもよい。また,第2部材99は,他の形態でベルト規制部材に用いられているものと同じような絶縁性耐熱樹脂で形成すればよい。
次に,このような摺動層である第1部材98を有するベルト規制部材97の製造方法を説明する。まず,一般的な方法で第2部材99を製造する。次に,第1部材98の材質として,例えばポリイミド,ポリアミドイミド等のワニス状樹脂を選択した場合では,その選択した樹脂をそのままかあるいは有機溶剤で適度に希釈して,第2部材99にディッピング塗工やスプレー塗装等を施すことによりコートする。有機溶剤としては,無水NMPやN,N−ジメチルアセトアミド等が利用できる。その後,コートされた第2部材99を焼成し成型することにより,第1部材98が形成される。
あるいは,第1部材98と第2部材99とをそれぞれ適切な材料でそれぞれ形成し,接着することによって互いに固定しても良い。また,第1部材98をシート状の摺動層として形成し,第2部材99に挟み込んだ構成としても良い。
また,第1部材98を別部材で形成する代わりに,第1の形態のベルト規制部材9の摺動部分にグリース等の潤滑剤を塗布することによって摺動性を高めても良い。このグリースとしては,摺動性と潤滑性に優れた耐熱性グリースが適している。例えば,誘導発熱ベルト8の熱による昇温に耐えられるフッ素系グリースやシリコン系グリースが使用できる。あるいは,固体潤滑剤(黒鉛,二硫化モリブデン等)を配合したグリースでも良い。これらのグリースは,ベルト規制部材9を定着ローラ1の芯金11に固定する前に,あらかじめその誘導発熱ベルト8が当接する部分に塗布しておけばよい。あるいは,誘導発熱ベルト8の端面に塗布しておくこともできる。
ここで,グリースの塗布量は適切に設定する必要がある。これは,塗布量が少なすぎると,耐久につれて潤滑機能が低下し,誘導発熱ベルト8の損傷を招くおそれがあるからである。また,グリースの塗布量が多すぎる場合には,誘導発熱ベルト8の回転につれて周囲に広がったり,通紙によって発生する紙粉等のゴミがグリースに付着して蓄積されるおそれがある。従って,グリースの塗布量としては,単位面積あたり5mg〜30mgとすることが望ましい。
以上詳細に説明したように,本形態の定着装置によっても,第1の形態と同様に,電磁誘導発熱層81を含むとともに定着ローラ1に対して非接着で外装された誘導発熱ベルト8を有し,その誘導発熱ベルト8の蛇行と端部の損傷とをともに防止することができる。さらに,第2,第3の形態と同様に,誘導発熱ベルト8が受ける衝撃を緩和できる。
なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,ベルト規制部材9の環状溝91より内周側は,必ずしも平面部92と同じ高さの凸部となっていなくても良い。平面部92が定着ローラ1の端面と略同平面となるように,ベルト規制部材9を芯金11に固定できさえすればよい。
また例えば,定着ローラ1の最外層にも離型層を形成しても良い。
また例えば,磁束発生部3の構成は上記のものに限らない。外部から誘導発熱ベルト8を加熱することができるものであればよい。
また例えば,誘導発熱ベルト8の弾性層82は,ニップ部Nでの記録紙と誘導発熱ベルト8表面との密着性を高めるためのものであり,定着ローラ1と加圧ローラ2との加圧力を適切に調整できれば不要である。
また例えば,第4の形態と,第2,第3の形態とを組み合わせて使用しても良い。
また例えば,定着ローラ1に限らず,伸縮性を有するローラの外周に適度な柔軟性を有するベルト部材を非接着に外装したものの端部において,ベルトの蛇行を防止する方法として使用できる。
各実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 第1の形態の定着装置の概略構成を示す断面図である。 定着ローラの概略構成を示す断面図である。 加圧ローラの概略構成を示す断面図である。 定着ローラと加圧ローラの端部の様子を示す説明図である。 ベルト規制部材の外観を示す平面図である。 ベルト形状を示す説明図である。 ベルト規制部材とベルトの軌跡との関係を示す平面図である。 第2の形態のベルト規制部材を示す断面図である。 第3の形態のベルト規制部材を示す断面図である。 第4の形態のベルト規制部材を示す断面図である。 従来のベルト規制部材を示す断面図である。
符号の説明
1 定着ローラ(第1ローラ)
2 加圧ローラ(第2ローラ)
3 磁束発生部
8 誘導発熱ベルト(ベルト部材)
9 ベルト規制部材(規制部材)
12 断熱層(柔軟層)
91,95a,96a,98a 環状溝(非接触部)
92 平面部
95b テーパ部
96b 凸R面部
100 定着装置

Claims (11)

  1. 第1ローラおよび第2ローラの間に媒体を通して媒体上の未定着画像を定着させる定着装置において,前記第1ローラは,
    円筒状の柔軟層と,
    前記柔軟層より外周に非接着状態で設けられたベルト部材と,
    前記柔軟層の側部に取り付けられ,前記ベルト部材の軸方向の移動を規制する規制部材とを有し,
    前記規制部材の内面に,
    前記ベルト部材の端部と接触する環状の平面部と,
    前記平面部の内周側に形成され前記ベルト部材の端部と接触しない環状溝とが形成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において,
    前記平面部の内縁の半径が,前記第1ローラの半径以下であることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の定着装置において,
    前記平面部と前記環状溝との間の壁面が,曲面またはテーパ面で構成されていることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の定着装置において,
    前記規制部材の内面のうち少なくとも前記平面部の部分が潤滑面であることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の定着装置において,
    前記ベルト部材は,導電層を含む誘導発熱ベルトであることを特徴とする定着装置。
  6. トナーにより媒体上に未定着画像を形成する画像形成部と,第1ローラおよび第2ローラの間に媒体を通して媒体上の未定着画像を定着させる定着装置とを有する画像形成装置において,前記第1ローラは,
    円筒状の柔軟層と,
    前記柔軟層より外周に非接着状態で設けられたベルト部材と,
    前記柔軟層の側部に取り付けられ,前記ベルト部材の軸方向の移動を規制する規制部材とを有し,
    前記規制部材の内面に,
    前記ベルト部材の端部と接触する環状の平面部と,
    前記平面部の内周側に形成され前記ベルト部材の端部と接触しない環状溝とが形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において,
    前記ベルト部材に磁束を印加する磁束発生部を有し,
    前記ベルト部材は,導電層を含む誘導発熱ベルトであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 互いに圧接されている第1ローラおよび第2ローラの間に形成されたニップ部に媒体を通して媒体上の未定着画像を定着させる定着装置において,前記第1ローラは,
    円筒状の柔軟層と,
    前記柔軟層より外周に非接着状態で設けられたベルト部材と,
    前記柔軟層の側部に取り付けられ,前記ベルト部材の軸方向の移動を規制する規制部材とを有し,
    前記規制部材の内面に,
    前記ベルト部材の端部と接触する環状の平面部と,
    前記平面部の内周側に形成され,前記第1ローラの柔軟層が前記第2ローラによって圧縮されることにより前記ニップ部で内側に撓んだ前記ベルト部材の端部に対向するが接触しない非接触部とが形成されており,
    前記平面部と前記非接触部との間の壁面が,曲面またはテーパ面で構成されていることを特徴とする定着装置。
  9. 請求項8に記載の定着装置において,
    前記平面部の内縁の半径が,前記第1ローラの半径以下であることを特徴とする定着装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の定着装置において,
    前記規制部材の内面のうち少なくとも前記平面部の部分が潤滑面であることを特徴とする定着装置。
  11. 請求項8から請求項10までのいずれか1つに記載の定着装置において,
    前記ベルト部材は,導電層を含む誘導発熱ベルトであることを特徴とする定着装置。
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