JP4881682B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱に関するものである。
自動車に搭載される電気接続箱として、回路構成体をケースに収容した構造のものがある。回路構成体は、回路基板と、回路基板に取り付けられる金属製の端子部材と、回路基板の表面側に実装されるリレー等のスイッチング部材などによって構成されており、このような回路構成体では、端子部材を略L字形に曲げ加工して構成し、先端側をカバー部材の開口を介して外部に露出させる構成が一般的である。尚、このような電気接続箱としては、特許文献1に開示されているもの等がある。
特開2003−164039公報
ところで、この種の電気接続箱では、端子部材に対する先端側からの負荷に起因して、当該端子部材がその基端部を支点として後方側に傾くように変形することが懸念される。この対策としては、カバー部材と端子部材の先端部とを係合させように組み付け、カバー部材によって端子部材を支持することで傾倒を防止する構成が考えられるが、このようにカバー部材と先端部とを係合させる構成を用いると、端子部材を回路基板に取り付ける際の作業性の問題がある。
例えば、端子部材の先端部に突起などの係合部を設け、これをカバー部材の開口付近と係合させることで後方側への傾倒を防止する構成を用いた場合、カバー部材によって突起を受けるには(即ち、カバー部材によって端子部材の後方への移動を受けるには)、端子部材をカバー部の開口に通して突起とカバー部材を係合させてから端子部材の他端側を、場合によってはL字に折り曲げて回路基板に接続しなければならない。しかしながら、このような構成では、端子部材を一つずつ開口と係合、場合によってはL字に折り曲げをしなければならず、組み立て及び組み付け作業が煩雑化してしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、回路基板に端子部材を取り付けてなる電気接続箱において、端子部材が傾倒しにくい構成を、組み立て及び組み付け作業を煩雑化することなく実現することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電子部品が実装される回路基板と、一端部が前記回路基板に取り付けられ他端部が前記回路基板に沿った方向に延びるように少なくとも一部が屈曲してなる端子部材を複数備え、それら複数の前記端子部材の前記他端部が複数段に並んでなる端子群と、前記回路基板を収容するケースと、前記端子部材が前記他端部の延出側とは反対側へ傾倒するのを規制するべく前記端子部材と隣接して配され、前記回路基板上に位置保持される複数の傾倒規制部と、を有し、前記端子部材は、前記一端部側が前記回路基板の板面と略直交して配され、前記他端部側が前記一端部側と略直交するようにL字状に構成され、複数の前記傾倒規制部のうちの少なくとも一部は、前記他端部が所定段に配される前記端子部材の後方側に隣接すると共に当該所定段の前記端子部材の後方側への傾倒を規制し、かつ前記他端部が前記所定段とは異なる段に配される前記端子部材の前方に隣接しており、当該異なる段の前記端子部材の前方への倒れを規制し、複数の前記傾倒規制部が一体的に形成され、前記傾倒規制部は、前記端子部材の並び方向において所定領域に亘って形成されており、かつ各段の前記端子部材の並び方向における中間位置にスリットが、形成されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の電気接続箱において、
前記ケースにおいて前記他端部が延出する側を前方とした場合、 前記端子部材は、前記ケースの前方側より前記他端部を外部に露出する構成をなしており、
前記ケースの前方側には、前記端子部材を露出させる複数の開口を備えたカバー部材が設けられ、
前記カバー部材は、複数の前記端子部材の先端部に部分的に当接し、これら端子部材の前方への移動を規制していることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または請求項2に記載の電気接続箱において、
複数の前記傾倒規制部を一体化してなる端子支持部材を備え、
前記端子支持部材には、前記回路基板の所定位置に形成された被係合部と係合させる係合部が形成されていることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の電気接続箱において、
前記傾倒規制部は、各段ごとの端子部材に対応してそれぞれ設けられており、
上段の前記端子部材に対応する前記傾倒規制部のほうが、下段の端子部材に対応する傾倒規制部よりも高くなるように段状に設けられていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、各段の端子部材が他端部の延出側とは反対側(即ち後方側)へ傾倒するのを防止できるため、端子部材を所定位置に安定的に保持することができる。
本発明のように、一端部側を回路基板の板面と略直交して配し、他端部側を一端部側と略直交するように端子部材をL字状に構成すれば、端子部材を簡易に多段構成とすることができる。
また、本発明によれば、他端部が所定段に配される端子部材が後方側へ傾倒するのを規制する傾倒規制部を、他端部がその所定段とは異なる段に配される端子部材の傾倒防止に利用できるようになる。
さらに本発明によれば、部品点数を効果的に削減できると共に傾倒規制部を回路基板に取り付ける作業を簡易に行うことができるようになる。
また本発明によれば、端子部材の傾倒を防止しつつ、放熱性への寄与をも高めることができる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、端子部材の前方への傾倒をも規制できるため、端子部材の形状を極めて安定的に保持することができる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、端子支持部材を所定位置に適切に位置保持できるようになる。
<請求項の発明>
請求項の発明によれば、倒れやすい上段側の端子部材を支持する傾倒規制部については高く構成することができ、比較的倒れにくい下段側の端子部材を支持する傾倒規制部については低く構成できる。また、副次的に端子部材同士をつないだ構造を有する端子群にすることにより、回路を組み込めることができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図面を参照して説明する。
1.全体構成
図1は、実施形態1に係る電気接続箱1を例示する斜視図であり、図2は、図1の電気接続箱1の平面図である。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、回路構成体3を裏側から見た斜視図である。
図1ないし図3に示すように、電気接続箱1は、回路構成体3と、この回路構成体3を収容するケース2とを備えて構成されている。本実施形態の電気接続箱1は、自動車に搭載され、バッテリ(図示せず)とランプ、オーディオ等の電装品(図示せず)との間に介設され、バッテリから供給される電力を各電装品に分配・供給するとともに、これら電力供給の切り替え等の制御を行うものである。なお、本実施形態では、ケース2においてカバー部材4が設けられる側を前方側とし、カバー部材4とは反対の壁側を後方側とする。また、回路基板10と直交する方向を上下方向とし、回路基板10において電子部品40が実装される側を上面側、それとは反対の面側を下面側とする(即ち、図3の上側が電気接続箱1の上方側、図3の下側が電気接続箱1の下側となる。
ケース2は、例えば合成樹脂材料や金属材料などによって構成されるものであり、回路基板10の一方の板面側を覆う第1カバー部材2Aと、他方の板面側を覆う第2カバー部材2Bとを備え、全体的に箱型形状をなしている。また、前方側には、第1カバー2A及び第2カバー2Bによる開口部分を部分的に閉塞するカバー部材4が設けられている。
図3、図4に示すように、回路構成体3は、回路基板10と、この回路基板11に取り付けられる金属製の複数の端子部材21〜26からなる端子群20と、回路基板11の表面側に実装されるリレー、抵抗などの電子部品40とを備えて構成されている。
端子群20は、バスバーとして構成される金属製の複数の端子部材21〜26からなるものである。端子群20は、他端部21Aが最上段に配される第一段目の端子部材21と、他端部22Aが上から二段目に配される第二段目の端子部材22とを備え、各端子部材21がそれぞれ各端子部材22とペアになり、複数の端子対27が構成されている。同様に、他端部23Aが上から三段目に配される第三段目の端子部材23と、他端部24Aが上から四段目に配される第四段目の端子部材24とを備え、各端子部材23がそれぞれ各端子部材24とペアになり、複数の端子対28が構成されている。また、他端部25Aが上から五段目に配される第五段目の端子部材25と、他端部26Aが上から六段段目に配される第6段目の端子部材26とを備え、端子部材25と端子部材26とによって複数の端子対29が構成されている。
図3に示すように、端子部材21〜26のいずれも、一端部側が回路基板10の板面10Aと略直交して配され、他端部側が一端部側と略直交するようにL字状に構成されている。具体的には、各端子部材21〜26は、一端部側において回路基板10の板面10Aと平行に配される平行部が設けられ、他端部側において、回路基板10の板面10Aと直交して配される直交部が設けられている。各平行部は、片持ち状に延出しておりその端部には、ヒューズを保持するためのスリットが形成されている。
例えば、図3、図7、図12に示すように、他端部21Aが最上段(第一段目)に配される第一段目の端子部材21は、他端部21A側において回路基板10の板面10Aとほぼ平行に配される平行部121Aが設けられており、一端部21B側には回路基板10の板面とほぼ直交して配される直交部121Bが設けられている。平行部121Aと直交部121Bは略直交しており、図3、図4、図8に示す直交部121Bの端部(即ち、一端部21B)は、回路基板10を貫通している。また、平行部121Aは、片持ち状に延出したいわゆる音叉端子として構成されており、その先端部にはヒューズを係合させるためのスリットが形成されている。
他端部22Aが上から第二段目に配される端子部材22も同様であり、他端部22A側において回路基板10の板面とほぼ平行に配される平行部122Aが設けられ、一端部22B側には回路基板10の板面とほぼ直交して配される直交部122Bが設けられている。平行部122Aと直交部122Bは略直交しており、図3、図4、図8に示す直交部122Bの端部(即ち、一端部22B)は、回路基板10を貫通している。また、平行部122Aは、片持ち状に延出したいわゆる音叉端子として構成されており、その先端部にはヒューズを係合させるためのスリットが形成されている。第一段目の端子部材21の各他端部21Aと、それぞれに対向する二段目の端子部材22の各他端部22Aとがペアとなり端子対27を構成している。
他端部23Aが第三段目の端子部材23の平行部123A、他端部24Aが第四段目の平行部124Aも第一段目の端子部材21の平行部121Aと同様に片持ち状に延出したいわゆる音叉端子として構成されており、その先端部にはヒューズを係合させるためのスリットが形成されている。そして、三段目の端子部材23の各他端部23Aと、それぞれに対向する第四段目の端子部材24の各他端部24Aとがペアとなり端子対28を構成している。他端部25Aが第五段目の端子部材25の平行部125A、他端部26Aが第六段目の平行部126Aも第一段目の端子部材21の平行部121Aと同様に片持ち状に延出したいわゆる音叉端子として構成されており、その先端部にはヒューズを係合させるためのスリットが形成されている。そして、そして、第五段目の端子部材25の各他端部25Aと、それぞれに対向する第六段目の端子部材26の各他端部26Aとがペアとなり端子対29を構成している。
また、図4ないし図6に示すように、端子部材21〜26は、当該端子部材21〜26の屈曲位置から、それぞれの他端部21A〜26Aの先端付近に至るまで、両側縁が各他端部21A〜26Aの延出方向に沿って直線状に構成され、各平行部121A〜126Aは、屈曲位置から他端部21A〜26Aの先端付近に至るまでほぼ全体に亘って一定幅に保たれている。
例えば、図6に示すように、他端部21Aが最上段に配される各端子部材21は、屈曲位置から他端部21Aの先端付近に至るまで、両側縁が一端部21Aの延出方向に沿って直線状に構成されており、平行部121Aの幅が屈曲位置から一端部21Aの先端付近まで一定幅とされている。この構成では、端子部材21における一端部21A側の部分(屈曲位置から先端側の部分)全体がその一定幅以内に収められており、平行部121Aの側部が滑らかに構成されている(即ち突起などが設けられない形状となっている)。
また、図1、図3、図7に示すように、カバー部材4には、複数の開口が形成されている。本実施形態では、最上段に並ぶ開口を開口部4Aとし、開口部4Aの下の段に並ぶ開口部を開口部4Bとし、開口部4Bの下の段に並ぶ開口を開口部4Cとしている。このように複数段に並んでなる開口部4A〜4Cにおいて、1段目の開口部4Aは、各端子対27に対応する位置に、横並びで複数形成されている。また、2段目の開口部4Bも同様であり、各端子対28に対応する位置に、横並びで複数形成されている。また、3段目の開口部4Cは、各端子対29に対応する位置に、横並びで複数設けられている。端子部材21〜26は、これら開口部4A、4B、4Cを介してその一部がケース2の前方側より外部に露出する構成をなしている。
また、図3、図7に示すように、カバー部材4は、複数の端子部材21〜26のそれぞれの先端部(より詳しくは、各端子部材の先端部における幅方向両端部付近)に部分的に当接しており、これら端子部材21〜26の前方への移動を規制している。
2.傾倒規制部
次に、上記端子部材21〜26の傾倒を規制する傾倒規制部31〜36について説明する。なお、図9は、端子支持部材30の平面図であり、図10は、端子支持部材30の正面図である。また、図11は、端子支持部材30の側面図であり、図12は、端子部材21〜26を端子支持部材30から分解した分解斜視図である。各傾倒規制部31〜36は、各段の端子部材21〜26にそれぞれ対応して設けられており、これら端子部材21〜26が他端部21A〜26Aの延出側とは反対側へ傾倒するのを規制する機能を有している。端子支持部材30は、このような機能を有する複数の傾倒規制部31〜36が一体的に形成されるものであり、樹脂材料によって構成され、回路基板10に位置保持されている。
具体的には、図4に示すように、端子支持部材30において、回路基板10の所定位置に形成された孔10C(被係合部)と係合するピン130(ピン130は係合部の一例に相当する)が形成されており、この係合により、端子支持部材30が回路基板10に位置決めされるようになっている。本実施形態では、ピン130は、孔10Cに圧入されており、これら係合によって固定が図られている。端子支持部材30を回路基板10上に位置保持する構造はこのような係合に限定されず、例えば、端子支持部材30に係合爪を設けるなどして回路基板10に係合させるようにしてもよく、端子支持部材30と回路基板10とをねじ等の締結部材などによって固定するようにしてもよい。
このように構成される端子支持部材30は、図9ないし図12に示すように、各傾倒規制部31〜36が階段状に形成されており、図3、図7、図8に示すように、各傾倒規制部31〜36がそれぞれ対応する段の端子部材21〜26の後方に隣接して配されている。より詳しくは、他端部21Aが最上段(上から一段目)に配される端子部材21の後方側への傾倒を防止するように、傾倒規制部31が直交部121Bの後方に隣接して設けられている。同様に、他端部22Aが上から二段目に配される端子部材22の後方側への傾倒を防止するように、傾倒規制部32が直交部122Bの後方に隣接して設けられ、他端部23Aが上から三段目に配される端子部材23の後方側への傾倒を防止するように、傾倒規制部33が直交部123Bの後方に隣接して設けられ、他端部が上から四段目に配される端子部材24の後方側への傾倒を防止するように、傾倒規制部34が直交部124Bの後方に隣接して設けられている。また、他端部が上から五段目に配される端子部材25の後方側への傾倒を防止するように、傾倒規制部35が直交部125Bの後方に隣接して設けられ、他端部が上から六段目に配される端子部材26の後方側への傾倒を防止するように、傾倒規制部36が直交部126Bの後方に隣接して設けられている。
また、一部の傾倒規制部32〜36は、他端部が所定段に配される端子部材の後方側に隣接すると共に当該所定段の端子部材の後方側への傾倒を規制し、他方、所定段とは異なる段の端子部材の前方に隣接してており、この端子部材の前方への倒れを規制している。
例えば、図7、図8に示すように、傾倒規制部32は、他端部22Aが上から二段目に配される端子部材22の後方側に隣接して当該端子部材22の後方への傾倒を規制する一方で、他端部21Aが上から一段目に配される端子部材21の前方に隣接しており、端子部材21の前方への傾倒をも規制している。傾倒規制部33も同様であり、他端部23Aが上から三段目に配される端子部材23の後方側に隣接して当該端子部材23の後方への傾倒を規制する一方で、他端部22Aが上から二段目に配される端子部材22の前方に隣接しており、端子部材22の前方への傾倒をも規制している。傾倒規制部34、35、36も同様である。
図10に示すように、各傾倒規制部31〜36は、各段の端子部材21〜26の並び方向(前後方向及び上下方向と直交する方向、即ち左右方向)の中間位置にスリット37が形成されており、各傾倒規制部31〜36の間を空気が自然対流によって通過するように通気性良く形成されている。
以上のように、本実施形態によれば、他端部21A〜26Aが各段にそれぞれ配される端子部材21〜26が他端部21A〜26Aの延出側とは反対側(即ち後方側)へ傾倒するのを端子支持部材30によって防ぐことができるため、端子部材21〜26を所定位置に安定的に保持することができる。
また、端子部材21〜26は、それぞれ一端部21B〜26B側が回路基板10の板面と略直交して配され、他端部21A〜26A側が一端部側と略直交するようにL字状に構成されている。従って、複数の端子部材21〜26を簡易に多段構成とすることができる。このようにすると、傾倒防止が難しくなるが、本実施形態では、回路基板10に固定される端子支持部材30によって簡易かつ効果的に傾倒を防止している。
また、端子部材21〜26は、一端部側の側部がシンプルな形状とされ、一端部側が他部材に引っ掛かりにくくなっているが、このようにすると、一端部側をカバー部材などに係合させて傾倒防止を図ることが困難となる。本実施形態では、回路基板10に固定される端子支持部材30によって傾倒を防止しているため、このように一端部側の側部をシンプルな直線形状としつつ端子部材の傾倒を防止することができる。
また、傾倒規制部31〜35はそれぞれ、他端部が所定段に配される端子部材の後方側に隣接すると共に当該所定段の端子部材の後方側への傾倒を規制し、他方、所定段とは異なる段(具体的には、所定段の上段)の端子部材の前方にも隣接してており、その段(所定段の上段)の端子部材21〜26の前方への倒れを規制している。従って、所定段の端子部材の後方側へ傾倒を規制する傾倒規制部を、それとは異なる段の端子部材の傾倒防止に利用できるようになり、端子部材の安定化を効率的に実現できるようになる。これにより、端子部材同士をつないだ構造を有する端子群にすることにより、回路を組み込めることができる。
また、各傾倒規制部31〜36には、各段の端子部材21〜26の並び方向の中間位置にスリット37が形成されている。従って、端子部材21〜26の傾倒を防止しつつ、放熱性への寄与をも高めることができる。
また、カバー部材4が複数の端子部材21〜26の先端部に当接し、これら端子部材21〜26の前方への移動を規制している。従って、端子部材21〜26の後方への傾倒のみならず前方への傾倒をも規制できることとなり、端子部材21〜26の形状を極めて安定的に保持することができる。
なお、本実施形態では、回路基板10に位置保持される傾倒規制部31〜36によって各端子部材21〜26を支持しているため、カバー部材4によって端子部材21〜26の後方側への傾倒を防止する必要がなくなる。従って、各端子部材21〜26を、カバー部材4の開口部内を通してから回路基板10に固定するといった組み立て作業を用いずとも傾倒防止を図ることができる。即ち、図4のような回路構成体3を構成してから、この回路構成体3をケース2及びカバー部材4に組み付けることができるため、組み立て作業が飛躍的に容易化する。
また、端子支持部材30は、複数の傾倒規制部31〜36が一体的に形成されているため、部品点数が効果的に抑えられこととなり、傾倒規制部31〜36を回路基板10に取り立てる作業を、作業性良く簡易に行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、全ての傾倒規制部31〜36を単一の端子支持部材30によって一体的に形成したが、複数の端子支持部材によって構成してもよい。例えば、各段の傾倒規制部31〜36をそれぞれ別々の端子支持部材によって構成してもよいい。
(2)上記実施形態では、端子部材としてヒューズを取り付ける端子部材21〜26を例示したが、他の端子部材であってもよい。例えば、車両用各種電気部品に接続されるコネクタと導通させる端子部材などであってもよい。
実施形態1に係る電気接続箱を例示する斜視図 図1の電気接続箱1の平面図 図2のA−A断面図 回路構成体を裏側から見た斜視図 端子部材を端子支持部材及びカバー部材に組み付ける構造を例示する平面図 図5からカバー部材を取り外した状態を示す平面図 図5のB−B断面図 図6のC−C断面図 端子支持部材の平面図 端子支持部材の正面図 端子支持部材の側面図 端子部材を端子支持部材から分解した分解斜視図
符号の説明
1…電気接続箱
2…ケース
4…カバー部材
10…回路基板
10A…板面
20…端子群
21,22,23,24,25,26…端子部材
21A,22A,23A,24A,25A,26A…他端部
21B,22B,23B,24B,25B,26B…一端部
30…端子支持部材
31,32,33,34,35,36…傾倒規制部
37…スリット
40…電子部品

Claims (4)

  1. 電子部品が実装される回路基板と、
    一端部が前記回路基板に取り付けられ他端部が前記回路基板に沿った方向に延びるように少なくとも一部が屈曲してなる端子部材を複数備え、それら複数の前記端子部材の前記他端部が複数段に並んでなる端子群と、前記回路基板を収容するケースと、前記端子部材が前記他端部の延出側とは反対側へ傾倒するのを規制するべく前記端子部材と隣接して配され、前記回路基板上に位置保持される複数の傾倒規制部と、を有し、
    前記端子部材は、前記一端部側が前記回路基板の板面と略直交して配され、前記他端部側が前記一端部側と略直交するようにL字状に構成され、
    複数の前記傾倒規制部のうちの少なくとも一部は、前記他端部が所定段に配される前記端子部材の後方側に隣接すると共に当該所定段の前記端子部材の後方側への傾倒を規制し、かつ前記他端部が前記所定段とは異なる段に配される前記端子部材の前方に隣接しており、当該異なる段の前記端子部材の前方への倒れを規制し、
    複数の前記傾倒規制部が一体的に形成され
    前記傾倒規制部は、前記端子部材の並び方向において所定領域に亘って形成されており、かつ各段の前記端子部材の並び方向における中間位置にスリットが、形成されていることを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記ケースにおいて前記他端部が延出する側を前方とした場合、 前記端子部材は、前記ケースの前方側より前記他端部を外部に露出する構成をなしており、
    前記ケースの前方側には、前記端子部材を露出させる複数の開口を備えたカバー部材が設けられ、
    前記カバー部材は、複数の前記端子部材の先端部に部分的に当接し、これら端子部材の前方への移動を規制していることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 複数の前記傾倒規制部を一体化してなる端子支持部材を備え、
    前記端子支持部材には、前記回路基板の所定位置に形成された被係合部と係合する係合部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記傾倒規制部は、各段ごとの端子部材に対応してそれぞれ設けられており、
    上段の前記端子部材に対応する前記傾倒規制部のほうが、下段の端子部材に対応する傾倒規制部よりも高くなるように段状に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電気接続箱。
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