JP4880769B2 - 任意割合吐出容器 - Google Patents
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Description
また、一例として二つの容器本体を一対にして使用する際、一対二のみでなく、一対一の同量、一対三、一対十等、使用目的に応じて任意の割合を選択して使用することを可能にしたものである。
これらの文献の二液外部混合容器は、再利用は目的外な為、分離、洗浄、補充を目的とした構造になされていない。
連結はできるが、最終的に外周面をフィルムで覆い一対にしてある為、分離したのち、再度フィルムをはりなおし使用することは目的外のようである。
洗剤や漂白剤を入れる容器が主な使用目的な為、携帯性能を重視には考えられていない。
二つの容器から吐出される割合は特に考慮なく、吐出される割合を任意に調整することができないものである。
この二液型液体容器は、二つの液体収容部が、容器内に設けられた区画壁により形成されたことを特徴とするものと記載がある。二つの液体収容部が別体に形成されており、係合手段を介して分離可能に連結したことを特徴とする、とも記載がある。
この文献の容器も、二つの容器から吐出される割合に考慮はなく、吐出される割合を任意に調整することができないものであり、携帯性能に関しての考慮は特には感じない。
そこで、原液容器と水を入れる容器を一対にし、少量の原液に対して多量の水を任意の割合で一度に吐出でき、最適な割合でうがい液を用意することができる任意割合吐出容器を提供することを目的とするものである。
また、任意割合吐出容器は、うがい薬容器のみを目的としたものではなく、使用直前に混合することが望ましいその他の薬品や、調味料、飲料等でも利用でき、液体以外の顆粒等でも使用できる容器を提供することを目的とするものである。
これ等を内容物の濃度によって使い分けることもできる。(請求項2も同様。)
この任意割合吐出容器77の、第一容器に原液うがい液、第二容器に水を注入しておくことで、外出時に水を用意することができない場所や、外出先での水の使用に抵抗がある場合でも、うがい液を用意することができる。
満員電車を下車した際や、人込で激しく咳をする人が近隣にいた後等でも、蓋を開けワンプッシュという2ステップのみで使用可能となるよう形成することで、手軽にうがいをしやすくなり、うがいをする機会を増やすことができる。
また、二液を混合させて使用する接着剤や、その他の使用直前に混合することが望ましい薬品の容器としても使用することができる。
また、水やソーダー水、ジュースなどで割って飲むお酒を、理想の割合で作り上げることもできる。
ふりかけの容器として、しけ難くする目的で海苔とその他のふりかけ具材を別に保存することもできる。
また、一回分の使い捨てタイプとの違いは、使用後に出る空き容器等のゴミがでない為、ゴミを捨てる場所に困ることがない点が上げられる。
蓋カップ5は、内容物を受けるカップとして使用可能であり、吐出された内容物を蓋カップ5内で混合することができる。
容器ケース3は、容器本体1よりやや軟らかく形成し、容器ケース3の外側から力を加えやすくすることが好ましい。
容器ケース3の下部は、硬ケース部4と一体にし、硬ケース部4は圧力を加えても容易に凹むことがないよう備えておき、使用時蓋カップ5を開ける際、容器ケース3下部の硬ケース部4を片手で持ち、もう一方の手で蓋カップ5を開けることで、開閉時の誤噴射を避けることができる。
また、蓋カップ5をある程度硬く形成し、硬ケース部4と接続できるよう設けることで、外出時に携帯する際、鞄の中で容器が強く圧迫されることを防ぐことができる。
容器中央付近にある凹み部15は、両側から均等に力が加えられるよう、指で圧迫する部分を明確にし、且持ちやすく押しやすいよう設けたものである。
また、図示はしていないが、凹み部15にあたる容器ケース3の内側に凸部となる小さな突起を設けることで、より明確な部位に力を加えることができる。
また、注ぎ口2の面積が異なる容器な為、蓋カップ5に設けた栓6のサイズが逆にならないよう、蓋カップ5や容器ケース3、キャップ7等の色を、半分ずつに色分けすることで一目瞭然とする効果もある。
図7(a)は硬ケース部4と蓋カップ5を接続した状態を示すものであり、受溝14を設けてあることも特徴である。7(b)は蓋カップ5を外した状態を示す斜視図である。
図示では、容器の片面(外側にくる面。)にある凹みが縦長に入っているが、できるだけ二つの容器に均等に両側から力が加えられるよう、容器中央付近などに一点の凹みをもうけることが望ましい。
また内容物の種類によっては、栓蓋8を具備することが好ましい場合もある為、その場合は栓蓋8を具備したキャップ7を複数用意しておくことが望ましい。また、栓蓋8を必ずしもキャップ7に具備することはなく、別の部分に設けてもよい。(例えば容器ケース3や容器本体1に栓蓋8を具備する等。)
その他、使用時に押さえる凹み部15をある程度軟らかくし、それに対して凹み部15より離れる程容器を硬くする等して、不必要な部分が凹むのを避けやすくすることで、安定した吐出を可能とすることができる。
使用時に容器ケース3から容器が出てこないようにストッパーを設けてもよい。
その他、任意割合吐出容器77全体を、ある程度クリアな状態に仕上げることで、内容物の残量を確認しやすくすることができる。
クリアな素材で仕上げる場合でも、内容物の変化を避けるため、遮光機能を設けることが望ましい。
2 注ぎ口
3 容器ケース
4 硬ケース部
5 蓋カップ
6 栓
7 キャップ
8 栓蓋
9 スライド棒
10 スライド溝
11 固定溝
12 蓋固定部
13 孔
14 受溝
15 凹み部
77 任意割合吐出容器
Claims (2)
- 圧迫することで形状変化し、注ぎ口より内容物が吐出される容器本体を複数集合してなる容器であって、前記容器本体は、
所望する吐出量に応じた開口面積の注ぎ口を設けた着脱自在なキャップをそれぞれ具備してなり、該キャップをその他の開口面積の異なる該キャップと交換可能とし、
異なる開口面積の該キャップを接続することで複数の前記容器本体から吐出される内容物の吐出量をそれぞれ異ならせることや、同開口面積の該キャップを接続することで同量の吐出量にすることもできるよう形成し、
複数の前記容器本体が一体となるよう前記容器本体の外形状に合わせて形成された容器ケースを具備し、
前記容器ケースの底面および容器ケース下部である非圧迫部位は、圧迫されても容易には形状変化することがないよう形成し、非圧迫部位の上部に位置する容器ケース上部は圧迫により形状変化し、容器ケースに収めた前記容器本体と同時に形状変化するよう形成され、
圧迫されても容易には形状変化することがない蓋カップを前記容器本体及び前記容器ケースの上部に被さるように備え、
前記蓋カップと前記容器ケースの底面及び非圧迫部位により、前記容器本体の圧迫することで形状変化する部分を全て覆うことができるよう形成したことを特徴とする任意割合吐出容器。 - 圧迫することで形状変化し、注ぎ口より内容物が吐出される容器本体を複数集合してなる容器であって、前記容器本体は、
所望する吐出量に応じた開口面積の注ぎ口を設けた着脱自在なキャップをそれぞれ具備してなり、該キャップをその他の開口面積の異なる該キャップと交換可能とし、
異なる開口面積の該キャップを接続することで複数の前記容器本体から吐出される内容物の吐出量をそれぞれ異ならせることや、同開口面積の該キャップを接続することで同量の吐出量にすることもできるよう形成し、
容器本体どうしが直接一体となる容器であり、前記容器本体上部を圧迫することで形状変化するよう形成し、前記容器本体下部は圧迫されても容易には形状変化することがないよう形成しており、
圧迫されても容易には形状変化することがない蓋カップを前記容器本体の上部に被さるように備え、
前記蓋カップと前記容器本体の容易には形状変化することがない本体下部により、前記容器本体の圧迫することで形状変化する部分を全て覆うことができるよう形成したことを特徴とする任意割合吐出容器。
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