JP2017043365A - 容器構造 - Google Patents

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道雄 島田
Michio Shimada
道雄 島田
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Abstract

【課題】視覚に訴えるディスプレイ効果、取扱の容易性、さらには、組合せの自由度(アソートメントの概念)の観点に着目したまったく新しい包装容器を提案する。
【解決手段】同一形状の複数の小容器2を組み合わせて全体全体として一つの包装容器を構成する容器構造であって、小容器2は、胴体部22と、胴体部22内の内容物を抽出するための抽出部24と、胴体部22同士で互いに当接するための対容器当接部22aと、包装容器1を構成した状態で包装容器の外周部位置に配置される内容物表示Nと、を有し、包装容器を構成した状態で、各小容器2の内容物表示Nにて、各小容器2の内容物の視認が可能、及び/又は、触覚による認識が可能に構成される、容器構造とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、飲料や食品などを収容するために用いられる包装容器の容器構造に関する。
従来、例えば、特許文献1に開示されるように、容器本体内を仕切り板により複数室に分割し、容器本体外側に各室内に収容する種類の異なる飲料の取出し口をそれぞれ設けてなる容器構造が知られている。
この種の複数室を設けた容器の使用の形態として、例えば、ウイスキーと水をそれぞれ各室に収容し、飲用時に適宜各室から必要な量を抽出し、両者を合せて使用することが想定されるものである。
実開平1−147978号公報
特許文献1に開示されるような一つの容器を複数室に区分けする構造は、内部に隔壁を形成することや、抽出口を二つ設ける必要があるなど、構造が複雑になるものである。
また、全体として一つの容器に、多種類の内容物が収容される構造となっているため、各内容物を個別に取り扱うことができない。このため、ウイスキーと水の組合せといったような、同時に飲用されることが前提とされるものについては好適である。
しかしながら、飲料であれば、水、お茶、炭酸飲料、果汁飲料などの所謂清涼飲料や、ワイン、ウイスキー、ビール等のアルコール飲料など、多種に及ぶものであり、これらを組合わせた場合には、同時に飲用されるとは限らない。
以上の状況に鑑み、全体として一つの容器を構成しながらも、各内容物を入れた小容器を個別に取り扱えることによれば、利便性が増すはずであることを発明者は見出した。
例えば、飲料の例であれば、水、お茶、炭酸飲料、果汁飲料の4種類の飲料が充填された各小容器を組み合わせて一つの容器体として構成することや、4種類の異なる銘柄のワインが充填された小容器を組合せて一つの容器体として構成し、飲用時に小容器を複数人に取り分けるといったことである。
ここで、単に複数の小容器を用いるだけでは、個別の容器をまとめて取り扱うことと何ら変わるものではない。
発明者は、鋭意検討を重ね、視覚に訴えるディスプレイ効果、取扱の容易性、さらには、組合せの自由度(アソートメントの概念)の観点に着目し、本発明を完成するに至った。
本発明は、以上の背景に基づくものであり、まったく新しい包装容器を提案することを課題とするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
同一形状の複数の小容器を組み合わせて全体として一つの包装容器を構成する容器構造であって、
前記小容器は、
胴体部と、
胴体部内の内容物を抽出するための抽出部と、
胴体部同士で互いに当接するための対容器当接部と、
前記包装容器を構成した状態で前記包装容器の外周部位置に配置される内容物表示と、
を有し、
包装容器を構成した状態で、各小容器の内容物表示にて、各小容器の内容物の視認が可能、及び/又は、触覚による認識が可能に構成される、容器構造とする。
また、請求項2に記載のごとく、
前記小容器は柱状体であって、
前記小容器の柱の軸方向が平行となるよう配置され、
組み合わせてなる前記包装容器が柱状体を構成する、こととする。
また、請求項3に記載のごとく、
前記小容器の前記抽出部は、
フィルム状又はシート状の蓋部にて閉じられ、
蓋部を剥がす或いは折り曲げて開口部を作ることで抽出部が開放される構成とする。
また、請求項4に記載のごとく、
前記内容表示部は、
前記蓋部、及び/又は、前記胴体部に設けられる、こととする。
また、請求項5に記載のごとく、
前記小容器の前記抽出部は、
前記小容器の一部を折り曲げて屈折箇所を破断させ、破断箇所に開口部を形成することで構成される、こととする。
また、請求項6に記載のごとく、
前記各小容器の少なくとも一部が一つのケースに収容され、
前記ケースの内側表面に前記各小容器の外側表面が当接し、
前記ケースにて包装容器の形状が維持される構成とする。
また、請求項7に記載のごとく、
前記ケースは、器として使用に供される有底筒状とする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、
全体として一つの包装容器を構成しながらも、各小容器の内容物がディスプレイされることになり、従来の包装容器と比較して異質な外観を呈することができる。つまり、全体として一つの包装容器でありながらも、それぞれ独立したパッケージング表示がなされた小容器を有する構成が実現され、視覚に訴えるディスプレイ効果を有する包装容器が実現できる。また、小容器のアソート(組合せ)も自在であり、自分の好みで複数の小容器を自由に選択し、一つの包装容器を完成させるといったエンターテインメント性の高い販売形態を実現できる。また、各小容器は個別に取り扱うことができ、例えば、異なる種類の内容物が入った小容器を複数人で取り分けるといったことも可能となって、取扱の容易性、利便性に優れた構成が実現できる。また、点字や各種凹凸模様によって触覚により、内容物を認識することが可能な構成も実現できる。
また、請求項2に記載の発明においては、
全体として柱状の一つのまとまり感のある容器の様相を呈しながらも、異なる内容物が収容され、かつ、その内容物表示Nが周囲に現れるといった、従来の包装容器と比較して異質な外観を呈することができる。即ち、例えば、従来の角柱状の包装容器であれば、内容物が一つであり、4面のどの方向から見ても同一の内容物が収容されているといった前提のものであったが、本願発明の構成によれば、例えば、包装容器を卓上で回転させると、ワイン、ウィスキー、水、おつまみ・・・、などといった異なる内容物が次々と現れることとなって感動を与えることができると共に、どんな組合せであるかといった期待感を与えることができる。
また、請求項3に記載の発明においては、
これにより、蓋部の一部を剥がす、或いは、全部剥がす、といったことが可能となり、所望の形状の抽出部を出現させることができる。例えば、液体であれば一部を剥がして細口の注ぎ口を形成することや、固体であれば全部を剥がして内容物を取り出しやすくするといったことが可能となる。また、製造工程においては、ヒートシールや超音波シールによる溶着等で小容器を密閉することができ、周知の製造ラインにおける製造において適用が容易である。
また、請求項4に記載の発明においては、
蓋部を構成するフィルムやシートの作製の際に内容物表示を同時に印刷しておくことで本発明を実施することができ、周知の製造ラインにおける製造において適用が容易である。特に、内容物表示の種類は内容物の品種に応じて多くなることが想定されるため、フィルムやシートに内容物表示Nを表示することは本発明において好適である。また、胴体部に点字や各種凹凸模様にて内容物表示を設ける場合においても、胴体部を成形時に内容物表示を形成することで、容易に製造が可能となる。
また、請求項5に記載の発明においては、
小容器を折り曲げて開口部を構成し、開口部から内容物を取り出す構成が実現できる。
また、請求項6に記載の発明においては、
各小容器がばらけることなく、筒状ケースに取り囲むようにして柱状の包装容器を構成することができる。
また、請求項7に記載の発明においては、
別の器(うつわ)を用意することなく、ケースを飲用コップや皿として利用することができる。
(A)は包装容器の一実施例について示す図。(B)は包装容器と有底筒状ケースの一実施例について示す図。 (A)は小容器の構成について説明する図。(B)は蓋部の一部を剥がして抽出口を構成した状態について示す図。(C)は小容器の対容器当接部側の面について示す図。 (A)は透明袋に収容した状態について説明する図。(B)は小容器を単品販売し顧客が自由に種別を選んでアソート(組合せ)する例について説明する図。 (A)は小容器の別実施例について説明する図。(B)は包装容器の別実施例について説明する図。 (A)は蓋部を剥がした状態について説明する図。(B)は開閉式の蓋を設けた包装容器の別実施例について説明する図。(C)は胴体部を折り曲げて一部を破断させ破断した部位にて抽出部を出現させる構成について説明する図。 (A)は小容器の他の例について示す図。(B)は破断部を折り曲げて抽出部を出現させた状態について説明する図。(C)は一つの包装容器を形成した状態について示す図。(D)はスプーンや模造花を収容する例について示す図。 (A)は小容器の他の例について示す図。(B)は小容器を有底筒状ケースに収容した状態について示す平面図。(C)は小容器の別の例について示す図。(D)は小容器を有底筒状ケースに収容した状態について示す平面図。
以下具体的な例を用いて本発明について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る包装容器の外観について示す図である。図2は、小容器2の一実施例について示す図である。
以下、図1及び図2を参照して説明すると、包装容器1は、水、お茶、炭酸飲料、果汁飲料などの所謂清涼飲料や、ワイン、ウイスキー、ビール等のアルコール飲料、また、スナック菓子などの各種食品や、ドレッシングやカレールーなどの各種調味料を収容する容器として用いることができる。
包装容器1は、複数の小容器2,2を組み合わせて構成される。各小容器2は、内容物を収容する胴体部22と、胴体部22の内部を外部と連通させる抽出部24と、胴体部22の開口部を密閉する蓋部26と、を有して構成される。
本実施例の胴体部22は、互いに90度をなす対容器当接部22a,22aと、対容器当接部22a,22aの長手方向両端部にそれぞれ配置される底板部22b,22bとを有し、断面略V字状に構成される。この胴体部22は、樹脂成形品にて構成することができる。なお、胴体部22の断面形状は、V字状に限るものではなく、U字状、楕円状、ロ字状など、各種の形状とすることも考えられる。
また、胴体部22において、対容器当接部22aと底板部22bの一連の縁部分において、矩形の開口部が形成され、この開口部にて抽出部24が構成される。つまり、この抽出部24を通じて、小容器2内への内容物の充填が可能となると共に、充填後の内容物の抽出、取り出しが可能となる。
また、抽出部24は、可撓性を有するフィルムやシートで構成される蓋部26によって蓋がされることで密閉される。本実施例では、蓋部26により内部空間22kが密閉された三角柱形状の容器が構成される。
また、胴体部22の対容器当接部22a,22aは、隣り合う小容器2,2同士にて互いに接触するための当接部23として機能する。即ち、一方の対容器当接部22aが一方側に隣接する小容器2の対容器当接部22aに接触し、他方の一方の対容器当接部22aが他方側に隣接する小容器2の対容器当接部22aに接触する。
三角柱形状の容器を構成する本実施例においては、合計4つの小容器2においてそれぞれの対容器当接部22aを当接させることで、全体として一つの角柱形状の包装容器1が構成される。なお、本実施例の対容器当接部22aは縦方向の平面として構成したが、凹凸の有る形状として隣り合う小容器2,2の間に空間が形成されるものであってもよい。つまり、小容器2,2の隣接する全ての部位が必ずしも当接する必要は無く、一部が当接する構成であればよい。
また、胴体部22の内部空間22kには、飲料や食品が充填され、その後、ヒートシールや超音波シールによる溶着などで蓋部26を胴体部22に付着させることで、小容器2が蓋部26にて密閉される。
蓋部26は、胴体部22から剥離可能なフィルムやシートで構成されることで、一部を剥がして抽出部24の一部を開放して三角形状の抽出口27を構成し、この抽出口27から飲料を抽出させるといったことが可能となる。また、スナック菓子などの固形物が包装されている場合には、例えば、図5(A)に示すように、蓋部26の全部を剥がしつつ、胴体部22を器(うつわ)のようにして用いることができる。なお、フィルムとは、その厚みが250μm未満のものが想定され、シートとは、その厚みが250μm以上のものが想定され、素材としては、ポリエチレンやポリプレンなどを用いることができる。
また、図1及び図2に示すように、蓋部26には、剥がしやすいようにつまみ部26aを設けることとしてもよい。これにより、小容器2の開封操作を容易に行うことができる。
蓋部26の表面には、内容物表示Nを設けることができ、これにより、使用者は中身を認識することができる。また、この蓋部26は、全体として一つの包装容器1が構成された状態において、包装容器1の外周に配置されることで、各小容器2の内容物を外側から認識することができる。
なお、対容器当接部22aに内容物表示Nを設けるとともに、対容器当接部22aを外側に配置して内容物表示Nが外観に現れるようにすることとしてもよい。つまり、内容物表示Nは、必ずしも蓋部26に設けられなくてもよい。また、対容器当接部22aが外側に配置される場合には、蓋部26の側において、他の小容器と当接するための対容器当接部が設けられる構成とすることで、全体として一つの柱形状の包装容器を構成することができる。
また、図2(C)に示すように、例えば、胴体部22(対容器当接部22a)の表面に、点字、エンボス、溝など、各種凹凸にて形成される内容物表示Naを付するようにしてもよい。図2(C)ではボトル形状の形押しや、点字を付した例を示している。このように小容器の一部に、凹凸からなる内容物表示Naを設けることによれば、指で触ることにより、内容物を認識させることも可能となる。つまりは、触覚により、内容物を認識させる構成が実現できる。なお、蓋部26にも凹凸からなる内容物表示を設けることとしてもよい。
各小容器2の蓋部26の表面に配置される内容物表示Nは内容物によって異なる。例えば、本実施例の構成において、ウイスキー、水、ワイン、おつまみ、といった4種類の飲食良品を組み合わせた場合には、全体として一つの包装容器1の外周表面には、4つの異なる表示がなされる。表示については、文字を用いるほか、各種図柄を用いることができ、例えば、ワインボトルや、ウィスキーボトルを表示し、一目で内容が分かるものとしてもよい。
以上のようにして、全体として一つの包装容器1を構成しながらも、4種類の内容物がディスプレイされることになり、従来の包装容器と比較して異質な外観を呈することができる。つまり、全体として一つの包装容器1でありながらも、それぞれ独立したパッケージング表示がなされた小容器2を有する構成が実現される。
また、各小容器2は、有底筒状ケース3の筒内空間3kに差し込まれ、有底筒状ケース3の内側表面に、蓋部26が当接される。これにより、各小容器2がばらけることなく、有底筒状ケース3に取り囲むようにして柱状の包装容器1が構成される。
有底筒状ケース3は、透明、又は、半透明の部材にて構成することで、ケースを通じて外部から蓋部26の内容物表示Nを視認できる。
有底筒状ケース3の長さは、小容器2の長さ寸法の1/3、1/2などとするほか、小容器2の長さと略同一の長さとしてもよい。
また、有底筒状ケース3は、一側の端部が開放され、一側の端部が閉じた構成としているため、飲用コップや器(うつわ)として用いられることとしてもよい。
また、図3(A)に示すように、販売形態の一例として、有底筒状ケース3に小容器2を詰め込んで一つの包装容器1としたものを、透明袋4に入れてセット販売することが考えられる。複数種類の内容物が一つにパッケージングされたバラエティに富むセットとして、顧客の購買意欲に訴求することができる。また、例えば、新幹線や、飛行機などの長時間移動において、少量、多品種の飲料、食品を提供することができ、様々な風味を提供することによって、長時間移動の際のストレス解消に寄与することができ、また、同行者同士で分け合ってもらうなども可能となる。なお、有底筒状ケース3は、小容器2の上側から被せるものであってもよい。
また、図3(B)に示すように、販売形態の一例として、小容器2を単品販売し、顧客が自由に種別を選んでアソート(組合せ)するということも可能である。この形態によれば、自分の好みで複数の小容器2を自由に選択し、一つの包装容器1を完成させるといったエンターテインメント性の高い販売形態を実現できる。
また、図4(A)に示すように、小容器2を紙パックで構成し、小さな抽出口28を蓋シール29で塞ぐ形態によっても本発明を実施することができる。このほか、小容器2を抽出口のついたガラスボトルや樹脂ボトルなどで構成することや、缶容器で構成することなども考えられる。また、小容器2自体を透明容器として、内容物が直接視認できる構成としてもよい。
また、図4(B)に示すように、全体として円柱状の包装容器1Aが構成されるように、円弧状周面を有する小容器2Aを組み合わせてなる構成としてもよい。この例では、3個の小容器2Aの組合せにより一つの包装容器1Aが構成されることとしている。
また、小容器は、組み合わせて一つの纏った立体形状を構成するのであれば、特に具体的な構成に限定されるものではない。例えば、対容器当接部同士が嵌め合いにより着脱可能に一体化され、有底筒状ケースが無くても全体として一つの包装容器を構成可能とすることも考えられる。また、ゴムバンドなどの帯状部材にて小容器がばらけないように構成することとしてもよい。
また、内容物を抽出するための構造についても、特に限定されるものではなく、例えば、図5(B)に示すように、小容器の胴体部22の対容器当接部22aに回動開閉式の蓋Fを設ける構成や、図5(C)に示すように、胴体部22を折り曲げて一部を破断させ、破断した部位にて抽出部24Aを出現させる構成なども考えられる。この図5(B)(C)は、いずれもフィルム状の蓋部26を剥がすことなく内容物を抽出できる形態である。
また、一例として、図6(A)〜(C)に示す小容器2Xのように、断面略台形の胴体部22を樹脂成形にて構成し、肉厚を薄くした折り曲げ破断部22dを破断させることで、抽出部24Aを出現させる構成も考えられる。
なお、図6(A)〜(C)に示す構成によれば、組み合わせた小容器2Xで囲まれる内側空間に筒穴状の空間部Kを形成することができる。この空間部Kを、図6(D)に示すように、スプーン等の容器内の内容物の取り出しに使う道具等を収容する部位として利用することや、ディスプレイとしての模造花等を収容する部位として利用することもできる。
また、一例として、図7(A)(B)に示す小容器2Yのように、重ね合わせた二枚のシートの内部を高圧にして膨らませて瓶形状内部空間22yを形成してなる胴体部の上部に、破断部22dを設ける構成とする形態も考えられる。
また、別の例として、図7(C)(D)に示す小容器2Zのように、重ね合わせた二枚のシートの内部を高圧にして膨らませて樽形状内部空間22zを形成してなる胴体部の上部に、破断部22eを設ける構成とする形態も考えられる。
以上のようにして本発明を実施することができる。
即ち、図1及び図2の各図に示すように、
同一形状の複数の小容器2を組み合わせて全体全体として一つの包装容器1を構成する容器構造であって、
小容器2は、
胴体部22と、
胴体部22内の内容物を抽出するための抽出部24と、
胴体部22同士で互いに当接するための対容器当接部22aと、
包装容器1を構成した状態で包装容器1の外周部位置に配置される内容物表示Nと、
を有し、
包装容器1を構成した状態で、各小容器2の内容物表示Nにて、各小容器2の内容物の視認が可能、及び/または、触覚による認識が可能に構成される、容器構造とする。
これにより、全体として一つの包装容器1を構成しながらも、各小容器の内容物がディスプレイされることになり、従来の包装容器と比較して異質な外観を呈することができる。つまり、全体として一つの包装容器1でありながらも、それぞれ独立したパッケージング表示がなされた小容器2を有する構成が実現され、視覚に訴えるディスプレイ効果を有する包装容器が実現できる。また、小容器のアソート(組合せ)も自在であり、自分の好みで複数の小容器2を自由に選択し、一つの包装容器1を完成させるといったエンターテインメント性の高い販売形態を実現できる。また、各小容器は個別に取り扱うことができ、例えば、異なる種類の内容物が入った小容器を複数人で取り分けるといったことも可能となって、取扱の容易性、利便性に優れた構成が実現できる。また、点字や各種凹凸模様によって触覚により、内容物を認識することが可能な構成も実現できる。
また、図1(A)(B)に示すように、
小容器2は柱状体であって、
小容器2の柱の軸方向(長手方向)が平行となるよう配置され、
組み合わせてなる包装容器1が柱状体を構成する、こととする。
これにより、全体として柱状の一つのまとまり感のある容器の様相を呈しながらも、異なる内容物が収容され、かつ、その内容物表示Nが周囲に現れるといった、従来の包装容器と比較して異質な外観を呈することができる。即ち、例えば、従来の角柱状の包装容器であれば、内容物が一つであり、4面のどの方向から見ても同一の内容物が収容されているといった前提のものであったが、本願発明の構成によれば、例えば、包装容器を卓上で回転させると、ワイン、ウィスキー、水、おつまみ・・・、などといった異なる内容物が次々と現れることとなって感動を与えることができると共に、どんな組合せであるかといった期待感を与えることができる。
また、図2(A)(B)に示すように、
小容器2の抽出部24は、
フィルム状又はシート状の蓋部26にて閉じられ、
蓋部26を剥がすことで抽出部24が開放される構成とする。
これにより、蓋部26の一部を剥がす、或いは、全部剥がす、といったことが可能となり、所望の形状の抽出部24を出現させることができる。例えば、液体であれば一部を剥がして細口の注ぎ口を形成することや、固体であれば全部を剥がして内容物を取り出しやすくするといったことが可能となる。また、製造工程においては、ヒートシールや超音波シールによる溶着等で小容器を密閉することができ、周知の製造ラインにおける製造において適用が容易である。
また、図2(A)に示すように、
内容物表示Nは、蓋部26、及び/又は、胴体部22に、内容物表示Nが設けられる、こととする。
これにより、蓋部26を構成するフィルムやシートの作製の際に内容物表示Nを同時に印刷しておくことで本発明を実施することができ、周知の製造ラインにおける製造において適用が容易である。特に、内容物表示Nの種類は内容物の品種に応じて多くなることが想定されるため、フィルムやシートに内容物表示Nを表示することは本発明において好適である。また、胴体部に点字や各種凹凸模様にて内容物表示を設ける場合においても、胴体部を成形時に内容物表示を形成することで、容易に製造が可能となる。
また、小容器2の抽出部24は、小容器2の一部を折り曲げて屈折箇所を破断させ、破断箇所に開口部を形成することで構成される、こととしてもよい。
これにより、小容器2を折り曲げて開口部を構成し、開口部から内容物を取り出す構成が実現できる。
また、図1(B)に示すように、
各小容器2の少なくとも一部が一つのケース3に収容され、
ケース3の内側表面に各小容器2の外側表面が当接し、
ケース3にて包装容器1の形状が維持される構成とする、こととする。
これにより、各小容器2がばらけることなく、筒状ケース3に取り囲むようにして柱状の包装容器1を構成することができる。
また、図1(B)に示すように、ケース3は、器として使用に供される有底筒状とする、こととする。
これにより、別の器(うつわ)を用意することなく、ケース3を飲用コップや皿として利用することができる。
本発明は、飲料や食品を収容する容器について、幅広く適用することができる。
1 包装容器
2 小容器
3 有底筒状ケース
3k 筒内空間
4 透明袋
22 胴体部
22a 対容器当接部
22b 底板部
22k 内部空間
23 当接部
24 抽出部
26 蓋部

Claims (7)

  1. 同一形状の複数の小容器を組み合わせて全体として一つの包装容器を構成する容器構造であって、
    前記小容器は、
    胴体部と、
    前記胴体部内の内容物を抽出するための抽出部と、
    前記胴体部同士で互いに当接するための対容器当接部と、
    前記包装容器を構成した状態で前記包装容器の外周部位置に配置される内容物表示と、
    を有し、
    前記包装容器を構成した状態で、前記各小容器の前記内容物表示にて、前記各小容器の内容物の視認が可能、及び/又は、触覚による認識が可能に構成される、容器構造。
  2. 前記小容器は柱状体であって、
    前記小容器の柱の軸方向が平行となるよう配置され、
    組み合わせてなる前記包装容器が柱状体を構成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の容器構造。
  3. 前記小容器の前記抽出部は、
    フィルム状又はシート状の蓋部にて閉じられ、
    蓋部を剥がして開口部を作ることで前記抽出部が開放される構成とする、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の容器構造。
  4. 前記内容表示部は、
    前記蓋部、及び/又は、前記胴体部に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の容器構造。
  5. 前記小容器の前記抽出部は、
    前記小容器の一部を折り曲げて屈折箇所を破断させ、破断箇所に開口部を形成することで構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の容器構造。
  6. 前記各小容器の少なくとも一部が一つのケースに収容され、
    前記ケースの内側表面に前記各小容器の外側表面が当接し、
    前記ケースにて包装容器の形状が維持される構成とする、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の容器構造。
  7. 前記ケースは、器として使用に供される有底筒状とする、
    ことを特徴とする請求項6に記載の容器構造。

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