JP2006273340A - 2液注出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スクイズ操作によって注出される2つ液体の量を定量化できる簡易な2液注出容器を提供する。
【解決手段】 繰り返し弾性変形可能な第1の容器体3と第2の容器体4とが互いの側面部3b,3bを突き合わせることで容器本体2が構成されると共に、この容器本体2の第1の容器体3と第2の容器体4とを互いに接近する方向にスクイズ操作することによって、第1の容器体3及び第2の容器体4に収容された液体が注出される2液注出容器1であって、第1の容器体3と第2の容器体4とは、当該容器体3,4の内側に向かって突出された突出部10a,10bを有し、この突出部10a,10bがスクイズ操作による当該容器体3,4の変形量を規制する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スクイズ操作によって異なる2つの液体を同時に注出することができる2液注出容器に関する。
2液注出容器は、液体を注出するために繰り返しスクイズ操作されるスクイズ容器(ボトル)を組み合わせたものであり、1度のスクイズ操作で異なる2つの液体を同時に注出することができる(例えば、特許文献1,2を参照。)。しかしながら、このような2液注出容器では、スクイズ操作の際に一方のボトルを親指で押圧し、もう一方のボトルを残りの指で押圧するため、これらボトルの変形量に差が生じやすく、これらのボトルから注出される液体の量にも差が生じることになる。このため、従来の2液注出容器では、2つのボトルから同時に注出された液体の割合が大きく変化してしまい、その結果、混合して使用される液体の性能を十分に発揮できなくなるといった問題があった。また、一方のボトルが空になった場合に、もう一方のボトルに液体が多く残ってしまい、2つのボトルに収容された液体を適切に使い切ることができなくなるといった問題も発生してしまう。
従来、液体を定量的に注出できるものとしては、例えばピストン機構を有するポンプディスペンサーやトリガースプレーヤーなどがある。しかしながら、このような複雑な機構を2液注出容器に適用することは、コスト面から見ても得策とはいえない。一方、スクイズ容器の中にも、液体を定量的に注出するための機構を設けたものがある(例えば、特許文献3を参照。)。具体的に、この特許文献3には、スクイズ変形可能な胴部を有する容器本体内に、胴部のスクイズ変形量を一定に規制する規制筒体を組み付ける構成が記載されている。しかしながら、この特許文献3に記載される構成を2液注出容器に適用した場合には、構造が複雑化してしまい、部品点数の増加によって製造コストが嵩むといった問題が発生してしまう。
特開平8−198344号公報 特開平7−315448号公報 特開平8−318964号公報
そこで、本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、構造を複雑化することなく、スクイズ操作によって2つ液体を定量的に注出することができる簡易な2液注出容器を提供することにある。
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、繰り返し弾性変形可能な第1の容器体と第2の容器体とが互いの側面部を突き合わせることで容器本体が構成されると共に、この容器本体の第1の容器体と第2の容器体とを互いに接近する方向にスクイズ操作することによって、第1の容器体及び第2の容器体に収容された液体が注出される2液注出容器であって、容器本体にスクイズ操作による変形量を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする2液注出容器である。
また、請求項2に記載の発明は、規制手段が、第1の容器体と第2の容器体との少なくとも一方の容器体に、当該容器体の内側に向かって突出された突出部を有し、この突出部がスクイズ操作による当該容器体の変形量を規制することを特徴とする2液注出容器である。
また、請求項3に記載の発明は、突出部が、第1の容器体と第2の容器体との互いに突き合わされる側面部のうち少なくとも一方の側面部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の2液注出容器である。
また、請求項4に記載の発明は、突出部が、第1の容器体と第2の容器体との互いに突き合わされる両側面部の互いに対向する位置に一対設けられていることを特徴とする請求項2に記載の2液注出容器である。
また、請求項5に記載の発明は、規制手段が、第1の容器体と第2の容器体との少なくとも一方の容器体に、当該容器体の内側に向かって突出された第1の突出部と、第1の突出部とは異なる大きさで当該容器体の内側に向かって突出された第2の突出部とを有することを特徴とする請求項1に記載の2液注出容器である。
また、請求項6に記載の発明は、容器本体が、第1の容器体と第2の容器体とを接合する接合手段を有することを特徴とする請求項1に記載の2液注出容器である。
また、請求項7に記載の発明は、接合手段が、第1の容器体と第2の容器体との互いに突き合わされる側面部のうち、一方の側面部に設けられた嵌合凹部と、この嵌合凹部に対向して他方の側面部に設けられた嵌合凸部とを有し、嵌合凹部に嵌合凸部が嵌合されることによって、第1の容器体と第2の容器体との互いに突き合わされる側面部が接合されていることを特徴とする請求項6に記載の2液注出容器である。
以上のように、本発明では、容器本体の第1の容器体と第2の容器体とを互いに接近する方向にスクイズ操作した際に、規制手段がスクイズ操作による容器本体の変形量を規制することによって、このスクイズ操作による容器本体の変形量が一定化することから、容器本体の構造を複雑化することなく、第1の容器体及び第2の容器体に収容された液体を定量的に注出することができる。
以下、本発明を適用した2液注出容器について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
先ず、図1,図2及び図3に示す本発明を適用した2液注出容器1について説明する。
図1,図2及び図3に示す2液注出容器1は、その容器本体2をスクイズ操作することによって2つの液体を同時に注出するものであり、1度のスクイズ操作で注出される液体の量を簡単に定量化でき、なお且つ取り扱いが容易な簡易定量型のスクイズ容器である。
具体的に、この容器本体2は、第1の液体が収容される第1の容器体3と、第2の液体が収容される第2の容器体4とを備えている。第1の容器体3及び第2の容器体4は、例えばポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂等の比較的軟質な合成樹脂材料をブロー成形によってボトル成形したものである。このうち、各容器体3,4の有底筒状に起立した胴部3a,4aは、繰り返し弾性変形(スクイズ変形)が可能な部分である。また、各胴部3a,4aの上端部に位置する口頸部には、それぞれノズルキャップ5,6が装着されている。
ノズルキャップ5,6は、その先端の略中央部から上方に向かって引き延ばされたノズル5a,6aを有し、各容器体3,4は、このノズル5a,6aの先端部から内容物である第1の液体及び第2の液体を注出可能としている。なお、この容器本体2では、各容器体3,4のそれぞれにノズルキャップ5,6が装着された構造となっているが、2つのノズルキャップ5,6を一体化した2つのノズル5a,6aを有するノズルキャップを装着した構造であってもよい。また、このようなノズル5a,6aが先端部に設けられたノズルキャップ5,6に限らず、スクイズ操作によって液体を注出することが可能なものであれば、例えばプッシュプルタイプやヒンジタイプ等のキャップを装着することも可能である。
容器本体2は、これら第1の容器体3と第2の容器体4との互いに対向する側面部(以下、突合せ面という。)3b,4bを突き合わせて接合一体化された構造を有している。このため、第1の容器体3と第2の容器体4とは、互いの突合せ面3b,4bが平坦化されると共に、これら突合せ面3b,4bを挟んでほぼ対称なボトル形状を有している。
また、第1の容器体3と第2の容器体4とを接合するための接合手段として、第1の容器体3の突合せ面3bには、下部側の略中央部に位置する下部側嵌合凹部7aと、上部側の略中央部に位置する上部側嵌合凸部8bとが設けられている。一方、第2の容器体4の突合せ面4bには、下部側嵌合凹部7aに対向した下部側の略中央部に位置する下部側嵌合凸部8aと、上部側嵌合凸部8bに対向した上部側の略中央部に位置する上部側嵌合凹部7bとが設けられている。
このうち、下部側嵌合凹部7a及び上部側嵌合凹部7bは、それぞれ胴部3a,4aの突合せ面3b,4bとなる側の側壁(以下、内側壁という。)3c,4cの一部を各容器体3,4の内側に向かって、半球よりも僅かに球状に近づく形状で凹ませることによって形成されている。一方、上部側嵌合凸部8b及び下部側嵌合凸部8aは、それぞれ内側壁3c,4cの一部を各容器体3,4の外側に向かって、嵌合凹部7a,7bにほぼ同じ形状で突出させることによって形成されている。そして、第1の容器体3と第2の容器体4とは、互いの突合せ面3b,4bを突き合わせた際に、下部側嵌合凹部7aに下部側嵌合凸部8aが嵌合され、上部側嵌合凹部7bに上部側嵌合凸部8bが嵌合される。また、このとき嵌合された嵌合凸部8a,8bは、その嵌合によって嵌合凹部7a,7bからの抜けが防止される。したがって、この容器本体2では、第1の容器体3の突合せ面3bと第2の容器体4の突合せ面4bとを接着剤等を用いることなく確実に接合することができる。
なお、この容器本体2では、下部側嵌合凹部7aに対して下部側嵌合凸部8aが嵌合さる下部側の接合部9aと、上部側嵌合凹部7bに対して上部側嵌合凸部8bが嵌合される上部側の接合部9bとが設けられた構成となっているが、これら接合部9a,9bの数や配置、どちらの突合せ面3c,4cに嵌合凹部7a,7bと嵌合凸部8a,8bとを設けるか等については、各容器体3,4の形状や大きさ等に合わせて任意に設定することができる。さらに、接合を確実にするために、嵌合凹部7a,7bと嵌合凸部8a,8bとの何れかにアンダーカットを設けることもできる。
また、容器本体2では、上述した嵌合凹部7a,7bと嵌合凸部8a,8bとの嵌合による接合手段に必ずしも限定されるものではなく、第1の容器体3の突合せ面3bと第2の容器体4の突合せ面4bとを、例えば接着剤や熱融着等の接合手段によって接合したり、これらの接合手段を組み合わせて接合したりすることもできる。
また、容器本体2では、第1の容器体3の突合せ面3bと第2の容器体4の突合せ面4bとを突き合わせた後に、第1及び第2の容器体3,4の外周面にラベル等を全周に巻き付けることによって、第1の容器体3と第2の容器体4とが分割されるのを防ぐこともできる。
以上のような接合手段によって接合された第1の容器体3及び第2の容器体4には、スクイズ操作による各胴部3a,4aの変形量を規制する規制手段として、一対の突出部10a,10bが設けられている。
具体的に、これら一対の突出部10a,10bは、第1の容器体3の突合せ面3bと第2の容器体4の突合せ面4bとの互いに対向する位置に設けられている。また、一対の突出部10a,10bは、上述した上部側の接合部9aと下部側の接合部9bとの間の略中央部に位置して設けられている。
一対の突出部10a,10bは、それぞれ内側壁3c,4cの一部を各容器体3,4の内側に向かって所定の深さで凹ませることによって、各容器体3,4の内側に向かって所定の高さで突出形成されている。また、一対の突出部10a,10bは、スクイズ操作で押圧される側となる各胴部3a,4aの側壁(以下、外側壁という。)3d,4dのスクイズ変形量を一致させるため、各内側壁3c,4cの中央部分が互いに同一の高さで突出された形状を有している。これにより、各突出部10a,10bの突端から各胴部3a,4aの外側壁3d,4dまでの距離A,Aが等しくなっている。
また、各胴部3a,4aの外側壁3d,4dには、各突出部10a,10bと対向する位置に押圧位置を表示する表示部11a,11bが設けられている。これら表示部11a,11bには、例えば、外側壁3d,4dの外側面を印刷したり、外側壁3d,4dの外側面にシール等を貼り付けたり、或いは外側壁3d,4dの外側面を凹状又は凸状に形成したりすることによって押圧位置を表示することができる。また、容器本体2の外周に巻き付けられた上記ラベル等によっても押圧位置を表示することができる。
以上のような構造を有する2液注出容器1では、第1の容器体3の押圧位置と、第2の容器体4の押圧位置とを互いに接近する方向に押圧するスクイズ操作によって、各胴部3a,4aの外側壁3d,4dとを互いに接近する方向に弾性変形(スクイズ変形)させる。このとき、第1の容器体3及び第2の容器体4の内圧が高まることによって、これら第1の容器体3及び第2の容器体4に収容された第1の液体及び第2の液体が加圧されて各ノズル5a,6aの先端部から注出されることになる。
ところで、この2液注出容器1では、上述したスクイズ操作によって互いに接近する方向に弾性変形した各胴部3a,4aの外側壁3d,4dが一対の突出部10a,10bに当接された状態となる。すなわち、これら一対の突出部10a,10bは、各胴部3a,4aの外側壁3d,4dに一定以上の弾性変形を生じさせないストッパとして機能する。これにより、スクイズ操作による第1の容器体3及び第2の容器体4のスクイズ変形量がほぼ一定となるため、これら第1の容器体3及び第2の容器体4に収容された第1の液体及び第2の液体を定量的に注出することができる。
また、この2液注出容器1では、上述した各突出部10a,10bの突端から各胴部3a,4aの外側壁3d,4dまでの距離A,Aが等しいため、各外側壁3d,4dのスクイズ変形量も一致している。すなわち、この距離A,Aが各外側壁3e,4eのスクイズ変形量を規定する。したがって、この2液注出容器1では、上述したスクイズ操作によって第1の容器体2及び第2の容器体4からほぼ同量の第1の液体及び第2の液体を注出することができる。
さらに、この2液注出容器1では、上記特許文献3に記載されるようなスクイズ変形量を一定に規制する新たな部材を設ける必要がないことから、容器本体2の構造を複雑化することなく、第1の容器体3及び第2の容器体4から注出される第1の液体及び第2の液体の量を定量化することができる。
(第2の実施の形態)
次に、図4,図5及び図6に示す本発明を適用した別の2液注出容器20について説明する。なお、以下の説明では、上記2液注出容器1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
図4,図5及び図6に示す2液注出容器20は、スクイズ操作による各胴部3a,4aの変形量を規制する規制手段として、上記一対の突出部10a,10bの代わりに、大きさの異なる複数の突出部が設けられた構造を有している。
具体的に、第1の容器体3及び第2の容器体4には、一対の第1の突出部21a,21bと、これら第1の突出部21a,21bよりも小さい一対の第2の突出部22a,22bとが、それぞれ容器本体2の高さ方向に並んで設けられている。
このうち、一対の第1の突出部21a,21bは、第1の容器体3の突合せ面3bと第2の容器体4の突合せ面4bとの互いに対向する位置に設けられている。また、これら第1の突出部21a,21bは、上述した上部側の接合部9aと下部側の接合部9bとの間における下部側の略中央部に位置して設けられている。
第1の突出部21a,21bは、それぞれ内側壁3c,4cの一部を各容器体3,4の内側に向かって第1の深さで凹ませることによって、各容器体3,4の内側に向かって第1の高さで突出形成されている。また、第1の突出部21a,21bは、各外側壁3d,4dのスクイズ変形量を一致させるため、互いに同一の高さで突出された形状を有している。これにより、各突出部21a,21bの突端から各胴部3a,4aの外側壁3d,4dまでの距離B,Bが等しくなっている。
一方、一対の第2の突出部22a,22bは、第1の容器体3の突合せ面3bと第2の容器体4の突合せ面4bとの互いに対向する位置に設けられている。また、これら第2の突出部22a,22bは、上述した上部側の接合部9aと下部側の接合部9bとの間における上部側の略中央部に位置して設けられている。
第2の突出部22a,22bは、それぞれ内側壁3c,4cの一部を各容器体3,4の内側に向かって、上記第1の深さよりも小となる第2の深さで凹ませることによって、各容器体3,4の内側に向かって上記第1の高さよりも小となる第2の高さで突出形成されている。また、第2の突出部22a,22bは、各外側壁3d,4dのスクイズ変形量を一致させるため、互いに同一の高さで突出された形状を有している。これにより、各突出部22a,22bの突端から各胴部3a,4aの外側壁3d,4dまでの距離C,Cが等しくなっている。また、第2の突出部22a,22b側の距離C,Cは、第1の突出部21a,2b側の距離B,Bよりも長くなっている(B<C,B<C)。
また、各胴部3a,4aの外側壁3d,4dには、各第1の突出部21a,21bと対向する位置に第1の押圧位置を表示する第1の表示部23a,23bと、各第2の突出部22a,22bと対向する位置に第2の押圧位置を表示する第2の表示部24a,24bとが設けられている。これら第1の表示部23a,23b及び第2の表示部24a,24bには、例えば、外側壁3d,4dの外側面を印刷したり、外側壁3d,4dの外側面にシール等を貼り付けたり、或いは外側壁3d,4dの外側面を凹状又は凸状に形成したりすることによって、互いの押圧位置を表示することができる。また、容器本体2の外周に巻き付けられた上記ラベル等によっても互いの押圧位置を表示することができる。さらに、第1の表示部23a,23bには、その注出量(例えば、10ml)の目安が表示され、第2の表示部24a,24bにも、その注出量(例えば、15ml)の目安が表示されている。
以上のような構造を有する2液注出容器20では、第1の容器体3における第1の押圧位置と、第2の容器体4における第1の押圧位置とを、互いに接近する方向に押圧するスクイズ操作によって、互いに接近する方向に弾性変形した各胴部3a,4aの外側壁3d,4dが第1の突出部21a,21bに当接された状態となる。
ここで、上述した各突出部21a,21bの突端から各胴部3a,4aの外側壁3e,4eまでの距離B,Bが等しいため、各外側壁3d,4dのスクイズ変形量も一致することになる。したがって、この2液注出容器20では、第1の押圧位置を押圧するスクイズ操作によって、第1の容器体2及び第2の容器体4からほぼ同量(例えば、10ml)の第1の液体及び第2の液体を定量的に注出することができる。
一方、この2液注出容器20では、第1の容器体3における第2の第2の押圧位置と、第2の容器体4における第2の押圧位置とを、互いに接近する方向に押圧するスクイズ操作によって、互いに接近する方向に弾性変形した各胴部3a,4aの外側壁3d,4dが第2の突出部22a,22bに当接された状態となる。
ここで、上述した各突出部22a,22bの突端から各胴部3a,4aの外側壁3d,4dまでの距離C,Cが等しいため、各外側壁3d,4dのスクイズ変形量も一致することになる。また、第2の突出部22a,22b側の距離C,Cは、第1の突出部23a,23b側の距離B,Bよりも長いため、第2の押圧位置を押圧したときのスクイズ変形量は、第1の押圧位置を押圧したときのスクイズ変形量よりも大きくなる。したがって、この2液注出容器20では、第2の押圧位置を押圧するスクイズ操作によって、第1の容器体3及び第2の容器体4からほぼ同量且つ第1の押圧位置を押圧したときよりも多い量(例えば、15ml)の第1の液体及び第2の液体を定量的に注出することができる。
以上のように、この2液注出容器20では、大きさの異なる第1の突出部21a,21b及び第2の突出部22a,22bを設けることによって、容器本体2の構造を複雑化することなく、第1の容器体3及び第2の容器体4から異なる量の第1の液体及び第2の液体を定量的に注出することができる。
(変形例)
次に、本発明を適用した2液注出容器の変形例について説明する。
本発明では、上記2液注出容器1,20の構成に必ずしも限定されるものではなく、例えば容器本体2を構成する第1の容器体3と第2の容器体4とを互いに非対称な形状や異なる大きさにすることもできる。また、本発明では、第1の容器体3及び第2の容器体4に設けられた規制手段となる一対の突出部を互いに非対称な形状や異なる大きさにすることもできる。
例えば図7及び図8に示す2液注出容器30では、第1の容器体3と第2の容器体4とが互いの突合せ面3b,4bを挟んで第1の容器体3よりも第2の容器体4の方が大きくなる非対称な形状を有している。また、一対の突出部10a,10bは、各外側壁3d,4dのスクイズ変形量を異ならせるために、互いに異なる高さで突出形成することもできる。これにより、各突出部10a,10bの突端から各胴部3a,4aの外側壁3d,4dまでの距離A,Aは、第1の容器体3と第2の容器体4との大きさに比例して、第2の容器体4側の距離Aが第1の容器体4側の距離Aよりも長くなっている(A<A)。
この場合、スクイズ操作による第1の容器体3と第2の容器体4とのスクイズ変形量は、第1の容器体3よりも第2の容器体4の方が大きくなる。したがって、この2液注出容器30では、1度のスクイズ操作で第1の容器体3から注出される第1の液体の量よりも、第2の容器体4から注出される第2の液体の量を多くすることができる。
また、本発明では、容器本体2を構成する第1の容器体3と第2の容器体4との何れか一方に規制手段となる突出部が設けられた構成とすることもできる。
例えば図9及び図10に示す2液注出容器40では、第1の容器体3と第2の容器体4とが互いの突合せ面3b,4bを挟んで第1の容器体3よりも第2の容器体4の方が大きくなる非対称な形状を有している。また、第1の容器体3の突合せ面3bと第2の容器体4の突合せ面4bとのうち、突合せ面3bにのみ突出部10bが設けられている。
この場合、スクイズ操作による第1の容器体3と第2の容器体4とのスクイズ変形量は、第1の容器体3よりも第2の容器体4の方が大きくなる。したがって、この2液注出容器40では、1度のスクイズ操作で第1の容器体3から注出される第1の液体の量よりも、第2の容器体4から注出される第2の液体の量を多くすることができる。
以上のように、本発明では、規制手段となる一対の突出部の高さを互いに異ならせる、或いは何れか一方の突合せ面にのみ規制手段となる突出部を設けることによって、容器本体2の構造を複雑化することなく、1度のスクイズ操作で第1の容器体3及び第2の容器体4から注出される第1の液体及び第2の液体の割合を異ならせることができる。すなわち、本発明では、規制手段となる突出部の突出量や、この突出部の有無によって、第1の容器体3及び第2の容器体4から注出される第1の液体及び第2の液体の量を、これら第1の容器体3及び第2の容器体4の形状や大きさ等に合わせて容易に設定することができる。
また、本発明では、内側壁3c,4cの一部を各容器体3,4の内側に向かって凹ませることによって、規制手段となる突出部を容器体3,4の内側に向かって突出形成させた構成に必ずしも限定されるものではない。例えば図11に示すように、規制手段となる突出部50a,50bを内側壁3c,4cから各容器体3,4の内側に向かって突出させることによって、この内側壁3c,4cの突合せ面3b,4b側に形成された凹部51a,51b内に、補強用の凸部52a,52bを設けた構成とすることもできる。具体的に、この凸部52a,52bは、凹部51a,51bの底面からブロー成形により、例えば有底円筒状に立ち上がり形成されている。本発明では、このような凸部52a,52bを凹部51a,51b内に設けることによって、上述したスクイズ操作に対する突出部50a,50bの強度を向上させることができる。また、このような凸部52a,52bを各容器体3,4と一体に形成することができるため、凹部51a,51bを別部材等で穴埋めするよりも製造上有利である。
なお、このような凸部52a,52bは、上述した有底円筒状(断面円形状)のものに限定されるものでなく、その断面形状が例えば楕円形状や多角形状等であってもよい。また、凹部51a,51bの底面から複数の凸部52a,52bが同心円状に立ち上がり形成されたものや、複数の凸部52a,52bが平行又は交差して立ち上がり形成されたものであってもよく、その形状を突出部50a,50bの強度を確保する任意の形状とすることができる。
ところで、本発明では、上記特許文献3に記載されるように、外側壁3d,4dの一部を各容器体3,4の内側に向かって凹ませることによって、容器体3,4の内側に向かって規制手段となる突出部を突出させた構成も考えられる。しかしながら、規制手段となる突出部を外側壁3d,4d側に設けた場合には、この外側壁3d,4dの外側面に凹部が形成されることになる。この場合、凹部は押圧しづらく、また、この凹部の深さが増すほど容器本体2のスクイズ操作がしづらくなる。したがって、規制手段となる突出部は、本発明のように内側壁3c,4c側に設けることが望ましい。
一方、本発明では、例えば図12に示すように、規制手段となる突出部50a,50bを外側壁3d,4dから各容器体3,4の内側に向かって突出させることによって、この外側壁3d,4dの外側面側に形成された凹部51a,51b内に、上述した補強用の凸部52a,52bを設けた構成とすることもできる。この場合、各容器体3,4の凹部51a,51b内に設けられた補強用の凸部52a,52bによって、上述したスクイズ操作に対する突出部50a,50bの強度を向上させると共に、容器本体2のスクイズ操作がしづらくなるのを防ぐことができる。
(液体の種類)
次に、本発明を適用した2液注出容器に収容される液体について説明する。
本発明を適用した2液注出容器に収容される液体としては、2液を混合して使用する内容液、例えば、衣料用漂白剤や台所用漂白剤等の漂白剤、白髪染めやヘアカラー等の毛染め液、風呂やトイレ、シンク等で使用するカビ取りクリーナーやパイプクリーナー等の住居用洗浄剤、洗剤と漂白剤とを混合して使用する衣料用洗剤、或いは2液を混合して使用する接着剤等を挙げることができる。
以下、内容液の具体的例として硬表面用洗浄剤を例示し、この硬表面用洗浄剤における各組成物の割合(重量%)を表1及び表2を示す。
表1に示す硬表面用洗浄剤は、上記容器本体2を構成する容器体3,4の一方に次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)を含む液体(A液)を収容し、もう一方に過酸化水素(H)を含む液体(B液)を収容したものである。
表2に示す硬表面用洗浄剤は、上記容器本体2を構成する容器体3,4の一方に炭酸塩を含む液体(A液)を収容し、もう一方に有機酸を含む液体(B液)を収容したものである。
なお、表中において、NRE EO=5は、EO付加モル数が5のポリオキシエチレンアルキルエーテルであり、LAS酸は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸であり、LAS−Naは、上記LAS酸を硫酸で中和(pH7)してなる直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムであり、AOS−Naは、α−オレフィンスルホン酸ナトリウムであり、残部は、従来より一般的に使用されイオン交換水である。
なお、これら表1及び表2に示すB液における各組成物の割合は、例えば風呂や、トイレ、シンクなどの使用対象等に応じて変更されるものである。
Figure 2006273340
Figure 2006273340
図1は、本発明を適用した2液注出容器の一構成例を示す正面図である。 図2は、図1に示す2液注出容器の構成を示す側面図である。 図3は、図2中に示す線分X−X’による断面図である。 図4は、本発明を適用した2液注出容器の別の構成例を示す正面図である。 図5は、図4に示す2液注出容器の構成を示す側面図である。 図6Aは、図5中に示す線分X−X’による断面図であり、図6Bは、図5中に示す線分X−X’による断面図である。 図7は、本発明を適用した2液注出容器の変形例を示す側面図である。 図8は、図7中に示す線分X−X’による断面図である。 図9は、本発明を適用した2液注出容器の別の変形例を示す側面図である。 図10は、図9中に示す線分X−X’による断面図である。 図11Aは、内側壁から突出された突出部の変形例を示す断面図であり、図11Bは、図11A中に示す線分Y−Y’による断面図である。 図12Aは、外側壁から突出された突出部の変形例を示す断面図であり、図12Bは、図12A中に示す線分Y−Y’による断面図である。
符号の説明
1…2液注出容器、2…容器本体、3…第1の容器体、4…第2の容器体、5,6…ノズルキャップ、7a,7b…嵌合凹部、8a,8b…嵌合凸部、10a,10b…突出部、20…2液注出容器、21a,21b…第1の突出部、22a,22b…第2の吐出部、30,40…2液注出容器、50a,50b…突出部、51a,51b…凹部、52a,52b…凸部

Claims (7)

  1. 繰り返し弾性変形可能な第1の容器体と第2の容器体とが互いの側面部を突き合わせることで容器本体が構成されると共に、この容器本体の前記第1の容器体と前記第2の容器体とを互いに接近する方向にスクイズ操作することによって、前記第1の容器体及び前記第2の容器体に収容された液体が注出される2液注出容器であって、
    前記容器本体には、前記スクイズ操作による変形量を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする2液注出容器。
  2. 前記規制手段は、前記第1の容器体と前記第2の容器体との少なくとも一方の容器体に、当該容器体の内側に向かって突出された突出部を有し、この突出部が前記スクイズ操作による当該容器体の変形量を規制することを特徴とする請求項1に記載の2液注出容器。
  3. 前記突出部は、前記第1の容器体と前記第2の容器体との互いに突き合わされる側面部のうち少なくとも一方の側面部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の2液注出容器。
  4. 前記突出部は、前記第1の容器体と前記第2の容器体との互いに突き合わされる両側面部の互いに対向する位置に一対設けられていることを特徴とする請求項2に記載の2液注出容器。
  5. 前記規制手段は、前記第1の容器体と前記第2の容器体との少なくとも一方の容器体に、当該容器体の内側に向かって突出された第1の突出部と、前記第1の突出部とは異なる大きさで当該容器体の内側に向かって突出された第2の突出部とを有することを特徴とする請求項1に記載の2液注出容器。
  6. 前記容器本体は、前記第1の容器体と前記第2の容器体とを接合する接合手段を有することを特徴とする請求項1に記載の2液注出容器。
  7. 前記接合手段は、前記第1の容器体と前記第2の容器体との互いに突き合わされる側面部のうち、一方の側面部に設けられた嵌合凹部と、この嵌合凹部に対向して他方の側面部に設けられた嵌合凸部とを有し、
    前記嵌合凹部に前記嵌合凸部が嵌合されることによって、前記第1の容器体と前記第2の容器体との互いに突き合わされる側面部が接合されていることを特徴とする請求項6に記載の2液注出容器。
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JP2009298426A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Kao Corp スクイズ容器
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