JP4880413B2 - プラスチック用水系塗料組成物 - Google Patents
プラスチック用水系塗料組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4880413B2 JP4880413B2 JP2006264777A JP2006264777A JP4880413B2 JP 4880413 B2 JP4880413 B2 JP 4880413B2 JP 2006264777 A JP2006264777 A JP 2006264777A JP 2006264777 A JP2006264777 A JP 2006264777A JP 4880413 B2 JP4880413 B2 JP 4880413B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manufactured
- trade name
- parts
- resin
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Description
(I)水酸基価80〜120mgKOH/gの水系アクリル樹脂、
(II)水酸基価0〜5mgKOH/gの水系アクリル樹脂、及び
(III)ポリイソシアネート化合物
を含有することを特徴とするプラスチック用水系塗料組成物が提供される。
[(I)水酸基価50〜150mgKOH/gの水系アクリル樹脂(以下「(I)成分」という)]
本発明において(I)成分は、後述する(III)ポリイソシアネート化合物とウレタン結合を形成し、つまり2液硬化型水系樹脂を構成するものであり、主に塗膜の硬度及び耐薬品性等の塗膜性能に寄与するものである。
1/Tg=Σ(Wi/Tgi)
ただし、Wiは単量体iの重量分布を表し、Tgiは単量体iのTgを表す。
本発明において(II)成分は、いわゆるラッカー型の水系アクリル樹脂であり、プラスチック素材への塗膜の付着性に寄与するものである。
本発明にかかるポリイソシアネート化合物とは、水分散性ポリイソシアネート及び水に分散しない(自己乳化しない)疎水性のポリイソシアネートが挙げられる。ポットライフ、水系アクリル樹脂と均一に混合し易いといった作業性等の観点から、水分散性ポリイソシアネートが好ましい。
本発明にかかる黒色顔料は、通常水系塗料組成物に使用することができるカーボンブラック、焼成顔料等を用いることができるが、塗膜の高い遮光性が得られるカーボンブラックを使用することが好ましい。ここで、前記(I)成分、(II)成分及び(III)成分からなるプラスチック用水系塗料組成物の樹脂固形分100重量部に対し、黒色顔料を5〜40重量部含有することが好ましく、特には7〜30重量部含有することが好ましい。黒色顔料量が5重量部未満であると乾燥塗膜の遮光性が低下し易く、一方、40重量部を超えると、塗料作製時において塗料粘度が増大し、塗料作製に困難が生じ、また、該乾燥塗膜のプラスチック素材へ付着性が低下するといった不具合が生じ易くなる。
なお、乾燥塗膜の塗色を調整するために必要に応じて、調色剤として酸化チタン、酸化鉄、アゾ系顔料、アントラセン系顔料、ペリレン系顔料、キナクリドン系顔料、インディゴ系顔料、フタロシアニン系顔料、マイカ顔料(二酸化チタン被覆マイカ、着色マイカ、金属めっきマイカ)、アルミニウム粉等を使用することができる。
アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)38.9部に撹拌しながらアクリルディスパージョン樹脂(OH価0、Tg80℃、樹脂固形分51%)(商品名:AS2606、アルバーディンクボレー社製)34.3部、脱イオン水23.6部、ジエチレングリコールモノブチルエーテル1部、界面活性剤からなる表面調整剤(商品名:サーフィノール104BC、エアープロダクツ社製)1部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、ポリウレタン樹脂系増粘剤(商品名:プライマルRM−8W、ロームアンドハース社製)0.6部、ジメチルエタノールアミン0.1部を添加する。塗装前に硬化剤として水分散性ポリイソシアネート(樹脂固形分100%)(商品名:バイヒジュールVPLS2319、バイエル社製)9部加え、塗料1を作製した。
アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)58.3部に撹拌しながらアクリルディスパージョン樹脂(OH価0、Tg80℃、樹脂固形分51%)(商品名:AS2606、アルバーディンクボレー社製)17.2部、脱イオン水21.3部、ジエチレングリコールモノブチルエーテル1部、界面活性剤からなる表面調整剤(商品名:サーフィノール104BC、エアープロダクツ社製)1部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、ポリウレタン樹脂系増粘剤(商品名:プライマルRM−8W、ロームアンドハース社製)0.6部、ジメチルエタノールアミン0.1部を添加する。塗装前に硬化剤として水分散性ポリイソシアネート(樹脂固形分100%)(商品名:バイヒジュールVPLS2319、バイエル社製)13.4部加え、塗料2を作製した。
アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)19.4部に撹拌しながらアクリルディスパージョン樹脂(OH価0、Tg80℃、樹脂固形分51%)(商品名:AS2606、アルバーディンクボレー社製)51.5部、脱イオン水25.9部、ジエチレングリコールモノブチルエーテル1部、界面活性剤からなる表面調整剤(商品名:サーフィノール104BC、エアープロダクツ社製)1部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、ポリウレタン樹脂系増粘剤(商品名:プライマルRM−8W、ロームアンドハース社製)0.6部、ジメチルエタノールアミン0.1部を添加する。塗装前に硬化剤として水分散性ポリイソシアネート(樹脂固形分100%)(商品名:バイヒジュールVPLS2319、バイエル社製)4.5部加え、塗料3を作製した。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)37部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3.3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.4部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)56部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水29部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)13部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)8.1部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)24部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水27部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)13部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)8.8部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)36部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)37部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水32.1部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)16部、カーボンブラック(商品名:FW−285(デグサ社製)10.1部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)22.2部を加え、カーボンの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)3部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)1.7部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)37部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価128、Tg50℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2470、バイエル社製)37部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価108、Tg28℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールA145、バイエル社製)37部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価73、Tg31℃、樹脂固形分35%)(商品名:AC2594、アルバーディンクボレー社製)47.6部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水19部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)2.7部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)18.5部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水29部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)13部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)7.2部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)12.2部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水20.2部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)2.5部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)9.6部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3.4部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)66.5部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルエマルション樹脂(OH価100、Tg50℃、樹脂固形分45%)(商品名:バーノックWE−306、大日本インキ化学工業株式会社製)37部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
アクリルエマルション樹脂(OH価43、Tg70℃、樹脂固形分45%)(商品名:バーノックWE−304、大日本インキ化学工業株式会社製)38.9部に撹拌しながらアクリルディスパージョン樹脂(OH価0、Tg80℃、樹脂固形分51%)(商品名:AS2606、アルバーディンクボレー社製)34.3部、脱イオン水23.6部、ジエチレングリコールモノブチルエーテル1部、界面活性剤からなる表面調整剤(商品名:サーフィノール104BC、エアープロダクツ社製)1部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、ポリウレタン樹脂系増粘剤(商品名:プライマルRM−8W、ロームアンドハース社製)0.6部、ジメチルエタノールアミン0.1部を添加する。塗装前に硬化剤として水分散性ポリイソシアネート(樹脂固形分100%)(商品名:バイヒジュールVPLS2319、バイエル社製)4.7部加え、比較塗料1を作製した。
アクリルディスパージョン樹脂(OH価200、Tg10℃、樹脂固形分45%)(商品名:AC2730、アルバーディンクボレー社製)38.9部に撹拌しながらアクリルディスパージョン樹脂(OH価0、Tg80℃、樹脂固形分51%)(商品名:AS2606、アルバーディンクボレー社製)34.3部、脱イオン水23.6部、ジエチレングリコールモノブチルエーテル1部、界面活性剤からなる表面調整剤(商品名:サーフィノール104BC、エアープロダクツ社製)1部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、ポリウレタン樹脂系増粘剤(商品名:プライマルRM−8W、ロームアンドハース社製)0.6部、ジメチルエタノールアミン0.1部を添加する。塗装前に硬化剤として水分散性ポリイソシアネート(樹脂固形分100%)(商品名:バイヒジュールVPLS2319、バイエル社製)21.8部加え、比較塗料2を作製した。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3.5部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.4部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)73.3部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水22.5部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)2.3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、を加え、カーボンの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3.8部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価200、Tg10℃、樹脂固形分45%)(商品名:AC2730、アルバーディンクボレー社製)37部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)2.7部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルエマルション樹脂(OH価43、Tg70℃、樹脂固形分45%)(商品名:バーノックWE−304、大日本インキ化学工業株式会社製)37部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)37部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価156、Tg10℃、樹脂固形分42%)(商品名:AC27401、アルバーディンクボレー社製)39.6部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
脱イオン水8部に撹拌しながら高分子量ブロック共重合物からなる顔料分散剤(商品名:BYK−190、ビックケミー社製)5部、カーボンブラック(商品名:FW−285、デグサ社製)3部、破泡性高分子からなる消泡剤(商品名:BYK−011、ビックケミー社製)0.5部、アクリルディスパージョン樹脂(OH価82、Tg30℃、樹脂固形分45%)(商品名:バイヒドロールXP2469、バイエル社製)37部を加え、カーボンブラックの粒子径が10μmとなるまで撹拌する。
次の様にして試験片の作製し、得られた塗料1の塗膜性能試験を行った。
無色透明のアクリル素材(商品名:コモグラスP、(株)クラレ社製、厚み2mm)の表面に、塗料1を1枚の板において乾燥膜厚が5μmから40μmへと徐々に厚くなるように勾配塗装した。塗膜裏面より発光強度4600ミリカンデラの白色LED光を照射し、光が認められない箇所の乾燥膜の膜厚を遮光膜厚とした。
「プラスチック素材」
・ABS樹脂;サイコラックEX−215(商品名)、ユーエムジー・エービーエス(株)社製
・アクリル樹脂;コモグラスP(商品名)、(株)クラレ社製
・ポリカーボネート樹脂;PC1600(商品名)、タキロン(株)社製
上記3種類のプラスチック素材(脱脂処理済み)に塗料1を乾燥膜厚20〜25μmとなるようにそれぞれエアースプレー塗装し、80℃の乾燥機にて30分間乾燥してプラスチック素材が異なる3種の試験片を作製した。
上記2と同様にして作製した3種の試験片の塗膜に対して、芯先を平面にした鉛筆(商品名:uni、三菱鉛筆(株)社製)を45度の角度で押し当て、前方に押し付けた。5回の試験を実施し2回以上塗膜に傷が認められたとき、その硬度より1ランク軟らかい硬度の鉛筆で試験をする。傷つきが2回未満の鉛筆の硬度でもって塗膜の鉛筆硬度とした。
上記2と同様にして作製した3種の試験片を20℃の2N硫酸水溶液に8時間浸漬し、塗膜の外観を目視にて調べた。
上記2と同様にして作製した3種の試験片を20℃の1N水酸化ナトリウム水溶液に8時間浸漬し、塗膜の外観を目視にて調べた。
実施例1において、塗料を表1に記載のものに変更した以外は実施例1と同様にして塗膜を形成し、塗膜性能試験を行い、評価した。結果を表1に示す。
実施例1において、塗料を表2に記載のものに変更した以外は実施例1と同様にして塗膜を形成し、塗膜性能試験を行い、評価した。結果を表2に示す。
2)アクリル樹脂及び(III)成分の合計の樹脂固形分100重量部に対して添加した黒色顔料の重量部を表す。
Claims (3)
- (I)水酸基価80〜120mgKOH/gの水系アクリル樹脂、
(II)水酸基価0〜5mgKOH/gの水系アクリル樹脂、及び
(III)ポリイソシアネート化合物
を含有することを特徴とするプラスチック用水系塗料組成物。 - 前記(I)の水系アクリル樹脂と前記(II)の水系アクリル樹脂の割合が、(I)の水系アクリル樹脂/(II)の水系アクリル樹脂の固形分重量比で、90/10〜15/85の範囲である請求項1に記載のプラスチック用水系塗料組成物。
- 前記プラスチック用水系塗料組成物の樹脂固形分100重量部に対して、黒色顔料を5〜40重量部含有する請求項1又は2に記載のプラスチック用水系塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006264777A JP4880413B2 (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | プラスチック用水系塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006264777A JP4880413B2 (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | プラスチック用水系塗料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008081650A JP2008081650A (ja) | 2008-04-10 |
JP4880413B2 true JP4880413B2 (ja) | 2012-02-22 |
Family
ID=39352826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006264777A Active JP4880413B2 (ja) | 2006-09-28 | 2006-09-28 | プラスチック用水系塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4880413B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5447846B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2014-03-19 | 大日本塗料株式会社 | 水系コーティング組成物 |
JP6327485B2 (ja) * | 2016-03-10 | 2018-05-23 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 化粧材用コート剤セット |
JP6626995B1 (ja) * | 2019-01-15 | 2019-12-25 | 日本ペイント・インダストリアルコ−ティングス株式会社 | 水性塗料組成物及び塗膜形成方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3103642A1 (de) * | 1981-02-04 | 1982-08-12 | Basf Farben + Fasern Ag, 2000 Hamburg | Hitzehaertbare bindemittelmischung |
JPH06287506A (ja) * | 1993-02-08 | 1994-10-11 | Hitachi Chem Co Ltd | 水性被覆用樹脂組成物及び塗料 |
JP2784488B2 (ja) * | 1993-09-24 | 1998-08-06 | ジェイエスアール株式会社 | 水性塗料 |
JP2531124B2 (ja) * | 1994-03-28 | 1996-09-04 | 日本油脂株式会社 | 樹脂水性分散体の製造方法 |
DE4424277A1 (de) * | 1994-07-09 | 1996-01-11 | Huels Chemische Werke Ag | Einkomponentige wäßrige Beschichtungssysteme enthaltend eine reaktive Additiv-Komponente |
US20030114578A1 (en) * | 2000-02-28 | 2003-06-19 | Christian Wamprecht | Aqueous coating agents for baking enamels with a high solid content |
JP3986042B2 (ja) * | 2000-03-27 | 2007-10-03 | 神東塗料株式会社 | 水系塗料用樹脂組成物 |
JP2002105388A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-10 | Toray Ind Inc | 塗料用樹脂組成物 |
JP4904624B2 (ja) * | 2001-02-08 | 2012-03-28 | 東レ・ファインケミカル株式会社 | 塗料用組成物 |
JP2003206437A (ja) * | 2002-01-16 | 2003-07-22 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 被覆用組成物および塗料 |
JP2006088025A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Kansai Paint Co Ltd | 複層塗膜形成方法 |
-
2006
- 2006-09-28 JP JP2006264777A patent/JP4880413B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008081650A (ja) | 2008-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3298891B2 (ja) | 塗料組成物、塗料組成物の製造方法及び無機酸化物ゾルの分散体の製造方法 | |
JP4465273B2 (ja) | 被覆材料、その製造方法及びその使用 | |
JP5657961B2 (ja) | 共重合体、該共重合体を含有する水性塗料組成物及び複層塗膜形成方法 | |
JP4440586B2 (ja) | 水性塗料組成物及びそれを用いた塗装方法 | |
WO2007064003A1 (ja) | 単層膜およびこれからなる親水性材料 | |
KR20060128743A (ko) | 양이온 전착 도료 조성물용 뭉침 방지제 및 이를 함유하는도료 조성물 | |
DE10154030A1 (de) | Effektgeber, wässriger Beschichtungsstoff, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung | |
JPWO2011099639A1 (ja) | 水性着色塗料組成物 | |
JP4880413B2 (ja) | プラスチック用水系塗料組成物 | |
JP5261902B2 (ja) | 床用水性塗料および床塗工方法 | |
JP5374014B2 (ja) | 水性塗料組成物 | |
JP2005200497A (ja) | 水性硬化性組成物、前記水性硬化性組成物を含む塗料及び接着剤 | |
JP2007224261A (ja) | 床用水性塗料および床塗工方法 | |
JP4197130B2 (ja) | 乳化重合樹脂組成物 | |
JP5220524B2 (ja) | 電子機器外装用筺体およびその製造方法 | |
KR940011197B1 (ko) | 2성분계 폴리우레탄 도료 | |
JP2006117797A (ja) | 水性下塗り塗料組成物 | |
JP2012057012A (ja) | 共重合体、該共重合体を含有する水性塗料組成物及び複層塗膜形成方法 | |
JP2005200644A (ja) | 水分散型アクリル樹脂組成物 | |
JP2007131761A (ja) | 水性塗料組成物およびこれから得られる塗膜 | |
JP2005213274A (ja) | 水性塗料、該水性塗料の製造方法及び塗装方法 | |
JPH05287223A (ja) | カチオン電着塗料組成物 | |
JP2007224312A (ja) | 複合微粒子の製造方法 | |
JP2011225744A (ja) | 塗料組成物及び塗膜形成方法 | |
JP2020033496A (ja) | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20080307 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20101220 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101220 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110519 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110810 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111011 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111124 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4880413 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209 Year of fee payment: 3 |