JP4877757B2 - タイヤ加硫モールドの洗浄方法および装置 - Google Patents

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Description

この発明は、タイヤ加硫モールドに付着した汚れを洗浄する洗浄方法および装置に関する。
従来のタイヤ加硫モールドの洗浄方法・装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されているようなものが知られている。
特表2000−516861号公報
このものは、加熱位置におけるタイヤ加硫モールドにスチームを供給して該タイヤ加硫モールドをタイヤの硬化温度近くである約 177度Cに加熱する加熱手段と、除去位置におけるタイヤ加硫モールドの型付け面に対してドライアイスのペレットを噴射し、前記型付け面に付着している汚れを除去する除去手段と、タイヤ加硫モールドを加熱位置から除去位置まで搬送する搬送コンベアとを備え、加熱手段により加熱された型付け面に対してドライアイスのペレットを噴射することで汚れを除去するようにしたものである。
しかしながら、このような従来のタイヤ加硫モールドの洗浄方法・装置にあっては、ドライアイスによる洗浄に先立って汚れの除去を容易にするため、スチームによりタイヤ加硫モールドを加熱するようにしているが、この加熱温度が中途半端な温度であるため、タイヤ加硫モールドの汚れの除去が不十分となってしまうという課題があった。
この発明は、タイヤ加硫モールドの型付け面に付着した汚れを効果的に除去するすることができるタイヤ加硫モールドの洗浄方法および装置を提供することを目的とする。
このような目的は、第1に、タイヤ加硫モールドの型付け面に 100度C以下の湿り飽和蒸気を接触させて該型付け面に付着している汚れを膨潤させる工程と、前記型付け面に対して洗浄体のペレットを噴射して膨潤した汚れを除去する工程とを備えたタイヤ加硫モールドの洗浄方法において、前記膨潤工程と除去工程との間に、型付け面を 200〜 240度Cまで加熱する工程を設け、熱膨張量の差によって型付け面に付着した汚れを剥離し易くするようにしたタイヤ加硫モールドの洗浄方法により、
第2に、タイヤ加硫モールドを外側から覆うことができるカバーと、カバー内に 100度C以下の湿り飽和蒸気を供給することで、カバー内の膨潤位置におけるタイヤ加硫モールドの型付け面に湿り飽和蒸気を接触させ、該型付け面に付着している汚れを膨潤させる膨潤手段と、除去位置におけるタイヤ加硫モールドの型付け面に対して洗浄体のペレットを噴射し、前述の膨潤した汚れを除去する除去手段と、タイヤ加硫モールドを搬送する搬送手段とを備えたタイヤ加硫モールドの洗浄装置において、前記膨潤位置と除去位置との間に設けられた加熱位置におけるタイヤ加硫モールドの型付け面を 200〜 240度Cまで加熱する加熱手段を設置するとともに、前記搬送手段によりタイヤ加硫モールドを膨潤位置から加熱位置、除去位置に順次搬送するようにしたタイヤ加硫モールドの洗浄装置により、達成することができる。
この発明においては、まず、タイヤ加硫モールドの型付け面に 100度C以下の湿り飽和蒸気を膨潤手段により供給して接触させ、該型付け面に付着している汚れを前記湿り飽和蒸気により膨潤させている。このとき、湿り飽和蒸気はタイヤ加硫モールドを外側から覆うカバー内に供給されるので、殆ど周囲に散逸することはなく、効率的に汚れを膨潤させることができる。その後、前記タイヤ加硫モールドを搬送手段により除去位置まで搬送した後、除去手段により洗浄体のペレットを型付け面に噴射するが、このとき、汚れは前述のように湿り飽和蒸気により膨潤されているので、該汚れは容易かつ効果的に除去される。
また、タイヤ加硫モールドの型付け面と汚れとを前記温度まで加熱すると、これらの熱膨張差によって汚れが型付け面から剥離し易くなり、これにより、汚れをさらに容易かつ効果的に除去することができる。さらに、請求項2に記載のように構成すれば、タイヤ加硫モールドの温度が低下し、安全に取り扱うことができる。
さらに、請求項4に記載のように構成すれば、装置全体を小型化することができる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1、2、3、4において、11は前後方向に延び、タイヤ加硫モールド12、例えば矩形をしたセクターセグメントの型付け面13を洗浄する洗浄装置であり、このタイヤ加硫モールド12は周方向に複数個並べられることで環状を呈するセクターモールドを構成するとともに、タイヤのトレッドを主に型付けする。そして、前述のようなタイヤ加硫モールド12の型付け面13を洗浄装置11において洗浄する際、該タイヤ加硫モールド12は把持体14によって外側から把持されている。
前記把持体14は、前後方向に延びタイヤ加硫モールド12の幅より若干大きく離れた一対のL形部材17と、これらL形部材17の前後端同士を連結しL形部材17に直交する方向に延びる一対の連結部材18を有し、これらL形部材17、連結部材18により囲まれた空間には前記タイヤ加硫モールド12が収納される。19は前記連結部材18の直上で両端がL形部材17にそれぞれ固定された一対のねじ軸であり、これらのねじ軸19にはL形部材17間において該L形部材17に平行に延びる可動部材20の長手方向両端部(前後端部)が摺動可能に係合している。
23は前記ねじ軸19に対する傾斜角度を変更することでねじ軸19に摺動可能に係合したり、あるいは、螺合する一対の早締めナットであり、前述一側のL形部材17と前記可動部材20との間にタイヤ加硫モールド12を配置した後、これらの早締めナット23を一側に向かってねじ込むと、前記タイヤ加硫モールド12は一側のL形部材17と可動部材20とにより両側から挟持されて把持される。前述したL形部材17、連結部材18、ねじ軸19、可動部材20、早締めナット23は全体として、タイヤ加硫モールド12を外側から把持する前記把持体14を構成し、また、前記タイヤ加硫モールド12、把持体14は全体としてモールド組立体24を構成する。
前記洗浄装置11は床面26上に設置された第1支持フレーム27を有し、この第1支持フレーム27の後側部上面には搬入台28が設置されている。そして、この搬入台28上にはタイヤ加硫モールド12を予め把持体14により外側から把持することで構成したモールド組立体24が図示していない搬入手段により搬入されて載置されるが、この載置位置が搬入位置Aとなる。また、前記搬入台28より前方側の第1支持フレーム27上には膨潤台29が設置されており、この膨潤台29上の位置は膨潤位置Bである。そして、この膨潤位置Bには後述する第1搬送手段によってモールド組立体24が前記搬入位置Aから搬送されて載置される。
図1、2、5において、31は前記膨潤台29を囲むよう第1支持フレーム27の上面に固定された上部フレームであり、この上部フレーム31には膨潤位置Bの直上において上下方向に延びるシリンダ32が取り付けられている。このシリンダ32のピストンロッド33の先端(下端)には下方が開口したボックス状を呈するカバー34の頂壁が連結されており、この結果、前記シリンダ32が作動してピストンロッド33が突出すると、前記カバー34は図5に仮想線で示すように、下端が第1支持フレーム27に当接するまで下降するが、このとき、該カバー34は膨潤台29および膨潤位置Bに位置しているモールド組立体24を外側から覆うことができる。
37は下端がカバー34の頂壁に固定された上下方向に延びる複数本のガイドロッドであり、これらのガイドロッド37は上部フレーム31を摺動可能に貫通している。38は前記カバー34内でその上端部に取り付けられた蒸気配管であり、この蒸気配管38には図示していない蒸気源が接続されている。そして、膨潤位置Bに位置しているモールド組立体24が、下降限まで下降したカバー34によって外側から覆われているとき、前記蒸気源から蒸気配管38に蒸気が供給されると、該蒸気は蒸気配管38からカバー34内に噴出され該カバー34内を蒸気で充満させる。前述したシリンダ32、ガイドロッド37は全体として、カバー34を膨潤位置Bに接近離隔させる接離手段39を構成する。
ここで、前記カバー34内に充満する蒸気としては 100度C以下の湿り飽和蒸気が用いられる。そして、このような温度の湿り飽和蒸気は、湿り度が大であるため、膨潤位置Bにおけるタイヤ加硫モールド12の型付け面13に接触すると、該型付け面13に付着している汚れを膨潤させることができ、しかも、前述の湿り飽和蒸気はタイヤ加硫モールド12を外側から覆うカバー34により周囲から遮断されているので、殆ど周囲に散逸することはなく、効率的に汚れを膨潤させることができる。なお、95度C未満の湿り飽和蒸気は製造が困難となるので、一般には、95度C以上のものが用いられる。
前記膨潤位置Bの直下には補助プレート41が設置され、この補助プレート41の下面には前記第1支持フレーム27に取り付けられた上下方向に延びるシリンダ42のピストンロッド43の先端(上端)が連結されている。44は上端が補助プレート41に固定された上下方向に延びる複数のガイドロッドであり、これらのガイドロッド44は第1支持フレーム27に摺動可能に挿入されている。この結果、前記シリンダ42が作動すると、補助プレート41は膨潤位置Bに位置しているモールド組立体24に接近離隔する。
前述したシリンダ42、ガイドロッド44は全体として、補助プレート41を昇降させる昇降手段45を構成する。また、前記補助プレート41に形成された蒸気通路(図示していない)には前記蒸気源が接続され、この結果、この蒸気通路からもカバー34内に前記蒸気配管38と同時期に蒸気が補助的に供給される。前述した蒸気配管38、補助プレート41、蒸気源は全体として、カバー34内に 100度C以下の湿り飽和蒸気を供給することで、カバー34内の膨潤位置Bにおけるタイヤ加硫モールド12の型付け面13に湿り飽和蒸気を接触させ、該型付け面13に付着している汚れを膨潤させる膨潤手段46を構成する。
前記第1支持フレーム27より前方の床面26上には前後方向長さが第1支持フレーム27より長い第2支持フレーム48が設置され、この第2支持フレーム48上には内部に加熱空間が形成された加熱カバー49が取り付けられている。ここで、この加熱カバー49の前後壁には図示していない開閉可能な扉が設置され、また、この加熱カバー49内には前後方向に延びる第2搬送手段50が収納されている。この第2搬送手段50は加熱カバー49の前後端部にそれぞれ回転可能に指示された2対のスプロケット51と、前後のスプロケット51間に掛け渡された2本のチェーン52と、前記スプロケット51を駆動回転する図示していないモータとから構成されている。
そして、前記第2搬送手段50上にモールド組立体24が供給されると、第2搬送手段50のチェーン52にモールド組立体24のL形部材17がそれぞれ接触するが、このとき、前記モータが間欠的に作動してチェーン52が前方に向かって走行すると、モールド組立体24は第2搬送手段50によって前方に間欠的に搬送される。ここで、前記モータの作動が停止しているとき、モールド組立体24は前後方向に等距離離れた第2搬送手段50上の3つの加熱位置D、E、Fで停止する。
55は前記搬入台28、膨潤台29より一側の第1支持フレーム27に設置された第1搬送手段であり、この第1搬送手段55は第1支持フレーム27の上面に固定され前後方向に延びるスライドベアリング56と、該スライドベアリング56に沿って延び下面に前記スライドベアリング56に摺動可能に係合するガイドレール57が取り付けられたスライダ58と、スライドベアリング56より一側の第1支持フレーム27に設置されるとともに、前後方向に延び、そのピストンロッド60の先端がスライダ58に連結されたシリンダ59とを有する。
前記スライダ58には前後方向に搬入位置Aと膨潤位置Bとの間の距離と同一距離だけ離れた2個の可動台61が固定され、各可動台61には搬入位置A、膨潤位置Bに接近離隔可能な把持台62が移動可能に支持されている。各把持台62には前後方向に離れた一対の把持爪63が逆方向に移動可能に支持され、これらの把持爪63は逆方向に移動することで互いに接近離隔する。そして、前記把持台62がモールド組立体24に接近するよう移動した後、把持爪63が互いに接近すると、これら把持爪63はモールド組立体24、詳しくは把持体14の一側L形部材17に設けられた把持片64(図3参照)を両側から把持する。
そして、前述のよう把持台62の把持爪63が搬入位置A、膨潤位置Bに位置しているモールド組立体24を把持した後、シリンダ59が作動してそのピストンロッド60が突出すると、搬入位置A、膨潤位置Bに位置していたモールド組立体24はスライドベアリング56、ガイドレール57にガイドされながら可動台61、把持台62と共に前方に搬入位置A、膨潤位置B間の距離と同一距離だけ搬送され、搬入位置Aに位置していたモールド組立体24は膨潤位置Bに、膨潤位置Bに位置していたモールド組立体24は加熱カバー49の後壁に設けられた扉を通過して第2搬送手段50上の加熱位置Dに到達する。
67は前記加熱カバー49の内部でその上端部に取り付けられた加熱配管であり、この加熱配管67には図示していない加熱空気源が接続されている。この結果、前記加熱カバー49内に加熱空気源から加熱配管67を通じて、例えば 200〜 300度Cの加熱空気が供給充満されると、加熱カバー49内の複数、ここでは3つの加熱位置D、E、Fに位置しているモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)は前記加熱空気により加熱される。
68は前記加熱位置D、E、Fの直下にそれぞれ設置された水平な熱板であり、これらの熱板68内に形成された図示していない蒸気室には高温蒸気源から高温の蒸気が供給され、この結果、前記熱板68は 250〜 300度Cまで加熱される。また、前記熱板68と第2支持フレーム48との間には前述した昇降手段45と同様の昇降手段69が設けられ、該昇降手段69の作動により熱板68が上昇して加熱位置D、E、Fに位置しているモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)に押し付けられると、該タイヤ加硫モールド12は高温の熱板68により加熱される。
そして、前述のような加熱配管67からの加熱空気および高温の熱板68によりタイヤ加硫モールド12(型付け面13)を 200度C以上に急速に加熱することが好ましい。その理由は、タイヤ加硫モールド12と型付け面13に付着している汚れとは熱膨張率が異なるため、前述のように加熱温度を 200度C以上とすると、これらの熱膨張量の差によって型付け面13に付着している汚れは剥離し易くなり、これにより、汚れを容易かつ効果的に除去することができるからである。
但し、 240度Cを超えるまで加熱すると、タイヤ加硫モールド12の熱歪みが大きくなり過ぎるおそれがあるため、前記タイヤ加硫モールド12(型付け面13)の加熱温度は 200〜 240度Cの範囲内とすることが好ましい。前述した加熱配管67、熱板68、加熱空気源、高温蒸気源は全体として、加熱位置D、E、Fにおけるタイヤ加硫モールド12の型付け面13を 200〜 240度Cまで加熱する加熱手段70を構成する。そして、前述のようにタイヤ加硫モールド12(型付け面13)の加熱を、タイヤ加硫モールド12に高温に加熱された熱板68を押し付けるとともに、高温に加熱された空気を接触させることで行うようにすれば、簡単かつ容易にタイヤ加硫モールド12を前記温度まで加熱することができる。
72は前記第2支持フレーム48より前方の床面26上に設置された第3支持フレームであり、この第3支持フレーム72上には内部に洗浄空間が形成された洗浄ケース73が取り付けられ、この洗浄ケース73の前後壁には図示していない開閉可能な扉が設置されている。また、前記洗浄ケース73には前後方向に延びる第3搬送手段74の長手方向中央部が収納されており、この結果、該第3搬送手段74の前、後端部は洗浄ケース73から前方および後方にそれぞれ突出していることになる。
ここで、前記第3搬送手段74は第3支持フレーム72の前後端部にそれぞれ回転可能に支持された2対のスプロケット76と、前後のスプロケット76間に掛け渡された2本のチェーン77と、前記スプロケット76を駆動回転する図示していないモータとから構成されている。そして、前記第2、第3搬送手段50、74の同期作動により加熱位置Fに位置していたモールド組立体24は、第3搬送手段74の後端部上に供給された後、洗浄ケース73内の除去位置Gまで搬送されて停止する。
この結果、前記加熱位置D、E、Fは膨潤位置Bと除去位置Gとの間に設けられていることになる。前述した第1、第2、第3搬送手段55、50、74は全体として、モールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)を膨潤位置Bから加熱位置D、E、Fを通り除去位置Gまで順次搬送する搬送手段78を構成する。前記除去位置Gの直下には水平なピンプレート80が設置され、このピンプレート80の上面には前記把持体14を構成するL形部材17にそれぞれ形成されたピン孔81に下側から挿入される複数の位置決めピン82が固定されている。
そして、これらのピン孔81、位置決めピン82は共に、図4に示すように、上方に向かって先細りとなった截頭円錐形をしている。また、前記ピンプレート80と第3支持フレーム72との間には前述した昇降手段45と同様の昇降手段83が設けられており、この昇降手段83が作動してピンプレート80が上昇し、位置決めピン82が除去位置Gに位置しているモールド組立体24のピン孔81に挿入されると、該モールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)は除去位置Gに確実かつ強固に位置決めされ、後述の洗浄時に除去位置Gからずれるような事態が防止される。
85は前記洗浄ケース73の頂壁上面に敷設され前後方向に直交する方向に延びる水平な一対のガイドレールであり、これらのガイドレール85にはスライドプレート86が摺動可能に支持されている。87は前記スライドプレート86の下面に上端が固定された支柱であり、この支柱87はガイドレール85間の前記頂壁に形成されスリット88を貫通しながら下方に向かって延びている。前記支柱87の下端部には1本以上、ここでは2本の噴射ノズル89が回動可能に支持され、これらの噴射ノズル89の基端(上端)と洗浄体、ここではドライアイス(凍結 CO2)のペレットを送出する図示していない洗浄体源とはホース91によって接続されている。
94は前記ガイドレール85に平行に延びるとともに、両端部が洗浄ケース73の頂壁に回転可能に支持されたねじ軸であり、このねじ軸94の中央部は前記スライドプレート86に固定されたねじブロック95にねじ込まれている。96は洗浄ケース73の頂壁に取り付けられたモータであり、このモータ96の回転はベルト97を介して前記ねじ軸94に伝達される。この結果、前記モータ96が作動してねじ軸94が回転すると、スライドプレート86、支柱87、噴射ノズル89は一体となってガイドレール85に沿って移動することができる。
100は前記スライドプレート86に取り付けられた首振り機構であり、この首振り機構 100は前記噴射ノズル89を支柱87に対する連結点を中心として垂直面内で首振りさせることができる。そして、前述のようにスライドプレート86、噴射ノズル89がガイドレール85に沿って移動しているとき、首振り機構 100によって噴射ノズル89を首振りさせるようにすれば、噴射ノズル89の先端(下端)から噴射された洗浄体は型付け面13の全面にほぼ均一に吹き付けられ、型付け面13に付着している膨潤した汚れを容易かつ確実に除去することができる。
前述したスライドプレート86、支柱87、噴射ノズル89、ホース91、洗浄体源は全体として、除去位置Gにおけるタイヤ加硫モールド12の型付け面13に対して洗浄体のペレットを噴射し、膨潤した汚れを型付け面13から除去する除去手段 101を構成する。ここで、前述のように洗浄体をドライアイスから構成すれば、該洗浄体が金属粉、ガラスビーズ等から構成されている場合に比較し、硬度が低く、かつ、洗浄後固体から気体に昇華するため、タイヤ加硫モールド12の摩耗を防止しながら、洗浄の残留物を皆無とすることができる。
103は前記第3支持フレーム72より前方に設置された前側昇降手段であり、この前側昇降手段 103は床面26に形成されたピット 104に下部が収納された上下方向に延びるシリンダ 105と、該シリンダ 105のピストンロッド 106の先端(上端)に連結された水平なコンベア 107とを有し、前記コンベア 107は2対のスプロケット 108と、前後のスプロケット 108間に掛け渡された2本のチェーン 109と、前記コンベア 107を駆動回転する図示していないモータとから構成されている。ここで、前記前側昇降手段 103のコンベア 107はシリンダ 105の作動により、第3搬送手段74と同一高さである上昇位置と、後述の冷却コンベアと同一高さである下降位置との間を昇降することができる。
そして、前記コンベア 107が上昇位置にあるとき、モータが作動してチェーン77、 109が前方に向かって同期走行すると、除去位置Gに位置していたモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)は前方に向かって搬送されるが、この搬送はモールド組立体24が前記第3搬送手段74からコンベア 107に移載されたとき、停止する。その後、前記前側昇降手段 103のシリンダ 105が作動すると、モールド組立体24を載置したコンベア 107は冷却コンベアと同一高さの下降位置まで下降する。
110は前記搬入台28、膨潤手段46、加熱手段70、除去手段 101の直下に設置された冷却コンベアであり、この冷却コンベア 110は前記搬入台28、膨潤手段46、加熱手段70、除去手段 101を繋ぐ直線に沿って、即ち前後方向に延びている。この冷却コンベア 110は前記第1支持フレーム27の後端部および第3支持フレーム72の前端部にそれぞれ回転可能に支持された2対のスプロケット 111と、前後のスプロケット 111間に掛け渡された2本のチェーン 112と、前記スプロケット 111を駆動回転する図示していないモータとから構成されている。
そして、前述のようにモールド組立体24を載置したコンベア 107が下降位置に位置しているとき、モータが作動して該コンベア 107および冷却コンベア 110が後方に向かって同期走行すると、コンベア 107上のモールド組立体24は後方に向かって搬送され、冷却コンベア 110の後端部上に移載される。 113は前記冷却コンベア 110を囲む位置、ここでは冷却コンベア 110と搬入台28、膨潤手段46、加熱手段70、除去手段 101との間に設けられ該冷却コンベア 110に沿って延びる冷却配管であり、この冷却配管 113はモールド組立体24を空冷する空気を送出する図示していない空気源に接続されている。
そして、この冷却コンベア 110は前記モータが作動すると、後方に走行してチェーン 112上に載置されたモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)を下流端(後端)まで搬送するが、このような搬送時、前記冷却配管 113から常温の空気がモールド組立体24に向かって噴射され、タイヤ加硫モールド12が空冷される。前述した冷却配管 113、空気源は全体として、冷却コンベア 110によって汚れの除去が終了したタイヤ加硫モールド12が搬送されているとき、該タイヤ加硫モールド12を冷却コンベア 110の前端から後端に至る空冷領域Hにおいて空冷する空冷手段 114を構成する。
このように高温に加熱されたタイヤ加硫モールド12から汚れを除去した後、該タイヤ加硫モールド12を冷却コンベア 110によって搬送しながら空冷するようにすれば、タイヤ加硫モールド12の温度が低下するため、その後、安全に取り扱うことができる。そして、前述のように冷却コンベア 110、空冷手段 114を搬入台28、膨潤手段46、加熱手段70、除去手段 101の直下に設置するようにすれば、これらが上下に重なり合うため、装置全体を小型化することができる。
117は前記第1支持フレーム27より後方に設置された後側昇降手段であり、この後側昇降手段 117は床面26に形成されたピット 118に下部が収納された上下方向に延びるシリンダ 119と、該シリンダ 119のピストンロッド 120の先端(上端)に連結された水平なコンベア 121とを有し、前記コンベア 121は2対のスプロケット 122と、前後のスプロケット 122間に掛け渡された2本のチェーン 123と、前記スプロケット 122を駆動回転する図示していないモータとから構成されている。ここで、前記後側昇降手段 117のコンベア 121はシリンダ 119の作動により、冷却コンベア 110と同一高さである下降位置と、搬入台28とほぼ同一高さである上昇位置との間を昇降することができる。
そして、前記コンベア 121が下降位置にあるとき、モータが作動して冷却コンベア 110、コンベア 121が後方に向かって同期走行すると、冷却コンベア 110上のモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)は後方に向かって搬送されるが、この搬送はモールド組立体24が、前記冷却コンベア 110からコンベア 121に移載されたとき、停止する。次に、後側昇降手段 117のシリンダ 119が作動してモールド組立体24を載置したコンベア 121は搬入台28とほぼ同一高さの上昇位置まで上昇する。その後、前記モールド組立体24を図示していない搬出手段によりコンベア 121から次工程に搬出し、タイヤ加硫モールド12から把持体14を取り外す。
ここで、前述のようにタイヤ加硫モールド12を把持体14により外側から把持するとともに、該把持体14により把持した状態のタイヤ加硫モールド12に対し、膨潤、加熱、除去および空冷を行うようにすれば、タイヤ加硫モールド12の傷付き、破損を防止しながら、その取り扱い、位置決め等を容易とすることができる。
次に、前記実施例の作用について説明するが、説明の煩雑さを防ぐため、原則として1個のタイヤ加硫モールド12に着目し作用の説明を行う。
まず、タイヤ加硫モールド12を把持体14により予め把持することで構成したモールド組立体24を、搬入手段により搬入台28上の搬入位置Aに搬入して載置する一方、シリンダ32のピストンロッド33を突出させてカバー34を下端が第1支持フレーム27に当接するまで下降させ、膨潤位置Bにおいて膨潤台29により下方から支持されているモールド組立体24を該カバー34によって外側から覆うとともに、シリンダ42を作動して補助プレート41を上昇させ、膨潤位置Bに位置しているモールド組立体24に接近させる。ここで、この実施例では前述のタイヤ加硫モールド12としてサイズが175/65R14の空気入りタイヤを加硫する分割数が9のセクターセグメントを用いた。
次に、蒸気源からタイマーにより設定された時間( 3分間)だけ蒸気配管38、補助プレート41に蒸気を供給したが、該蒸気は蒸気配管38、補助プレート41からカバー34内に噴出されて該カバー34内を充満するとともに、カバー34内の膨潤位置Bに位置するモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12の型付け面13)に接触した。このとき、前記蒸気は 100度C以下、ここでは温度が95度C、圧力が 0.4MPaの湿り飽和蒸気であり、しかも、カバー34内の蒸気は殆ど周囲に散逸することはないため、型付け面13に付着している汚れを効率的に膨潤させることができ、後工程での洗浄体による汚れの除去が容易となる。
このようにして膨潤位置Bに位置するタイヤ加硫モールド12(型付け面13)に付着している汚れが膨潤手段46によって膨潤されると、シリンダ32のピストンロッド33を引っ込ませてカバー34を初期位置まで上昇させるとともに、シリンダ42を作動して補助プレート41を初期位置まで下降させる。次に、第1搬送手段55を作動して把持台62をモールド組立体24に接近するよう移動させた後、把持爪63を互いに接近させ、これら把持爪63により搬入位置Aおよび膨潤位置Bに位置するモールド組立体24(把持体14の把持片64)をそれぞれ把持する。
その後、シリンダ59のピストンロッド60を突出させると、搬入位置A、膨潤位置Bに位置していたモールド組立体24はスライドベアリング56、ガイドレール57にガイドされながら可動台61、把持台62と共に前方に搬入位置A、膨潤位置B間の距離と等距離だけ搬送され、搬入位置Aに位置していたモールド組立体24は膨潤台29上の膨潤位置Bに、膨潤位置Bに位置していたモールド組立体24は第2搬送手段50上の加熱位置Dにそれぞれ移載される。次に、把持爪63が互いに離隔するとともに、前記把持台62がモールド組立体24から離隔し、その後、可動台61、把持台62が後方に移動して初期位置に復帰する。
このとき、加熱空気源から加熱配管67を通じて加熱カバー49内に、例えば 200〜 300度Cの加熱空気が1分間に約 6m3だけ供給充満され、加熱位置Dに移載されたモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)が前記加熱空気により加熱される。一方、熱板68は昇降手段69により上昇して加熱位置Dに位置しているタイヤ加硫モールド12に押し付けられるが、この熱板68は内部に高温の蒸気が供給され 250〜 300度Cに加熱されているため、前記加熱位置Dに位置しているタイヤ加硫モールド12は前記熱板68によっても加熱される。
その後、熱板68が昇降手段69により初期位置まで下降すると、第2搬送手段50が作動し加熱位置Dに位置していたモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)はチェーン52により加熱位置Dから加熱位置Eまで搬送される。その後、前述と同様に加熱位置Eの直下の熱板68が上昇してタイヤ加硫モールド12に接触し、該タイヤ加硫モールド12を加熱した後、初期位置まで下降する。その後、第2搬送手段50が再び作動し加熱位置Eに位置していたモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)が加熱位置Eから加熱位置Fまで搬送されるが、該加熱位置Fにおいても前述と同様に熱板68により加熱される。
このように加熱カバー49内においてモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)は、タイマーにより設定されたタクトタイムで加熱位置Dから加熱位置E、Fへと間欠的に順次搬送されながら急速に加熱される。なお、このような間、モールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)は加熱カバー49内の加熱空気によっても加熱されるが、前記モールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)は全体として、ここでは約10分間加熱され 200〜 240度Cまで温度が上昇する。そして、タイヤ加硫モールド12が前述のような高温に加熱されると、タイヤ加硫モールド12と、型付け面13に付着している汚れとは熱膨張率が異なるため、これらの熱膨張量の差によって型付け面13に付着した汚れは剥離し易くなる。
次に、第2搬送手段50と第3搬送手段74との同期作動により加熱位置Fに位置していたモールド組立体24は、これら第2、第3搬送手段50、74により加熱位置Fから除去位置Gまで前方に向かって搬送される。その後、昇降手段83が作動してピンプレート80が上昇し、位置決めピン82が除去位置Gに位置しているモールド組立体24のピン孔81に挿入される。これにより、モールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)は除去位置Gに確実かつ強固に位置決めされ、洗浄時においてモールド組立体24が除去位置Gからずれるような事態が防止される。
次に、洗浄体源からホース91を通じて噴射ノズル89に供給されたペレット状の洗浄体は、該噴射ノズル89の先端から除去位置Gに位置するタイヤ加硫モールド12の型付け面13に向かって噴射される。ここでは、内径が13mmでノズル角度が30度である噴射ノズル89から直径約 0.5mmのドライアイスペレットが初速度 300mm/secで型付け面13に約 3分間だけ噴射されるが、このとき、噴射ノズル89は型付け面13から50mm離れていた。
このとき、予め入力されたタイヤ加硫モールド12の寸法データ等に基づき、スライドプレート86、噴射ノズル89がモータ96によりガイドレール85に沿って、ここでは60〜 100mm/secの速度で移動されるとともに、噴射ノズル89が首振り機構 100によって首振りされ、これにより、型付け面13の全面に噴射ノズル89から噴射された洗浄体がほぼ均一に吹き付けられ、型付け面13の全面に亘って汚れが容易かつ確実に除去される。ここで、前述した洗浄は洗浄ケース73により周囲が覆われた状態で行われるでの、騒音や汚れの周囲への飛散等が抑制される。
このようにして型付け面13に付着していた汚れが除去位置Gにおいて除去されると、チェーン77、 109が前方に向かって同期走行し、除去位置Gに位置していたモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)は前方に向かって搬送されて上昇位置のコンベア 107上に移載される。その後、シリンダ 105が作動し、モールド組立体24を載置したコンベア 107は冷却コンベア 110と同一高さの下降位置まで下降する。次に、コンベア 107、冷却コンベア 110が後方に向かって同期走行すると、モールド組立体24は後方に向かって搬送され、冷却コンベア 110上に移載される。
その後、冷却コンベア 110が後方に走行し、モールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)が後方に搬送されるが、このとき、冷却配管 113から常温、ここでは約21度Cの空気が約10分間だけモールド組立体24に向かって1分間当たり約 6m3噴射され、タイヤ加硫モールド12の温度が約94度Cから約40度Cとなるまで徐々に空冷される。この結果、タイヤ加硫モールド12をその後安全に取り扱うことができるようになる。
次に、冷却コンベア 110、コンベア 121を後方に同期走行させ、冷却コンベア 110上のモールド組立体24(タイヤ加硫モールド12)をコンベア 121に移載する。次に、モールド組立体24を載置したコンベア 121を上昇位置まで上昇させた後、モールド組立体24を搬出手段によって次工程に搬出し、タイヤ加硫モールド12から把持体14を取り外す。
なお、前述の実施例においては、タイヤ加硫モールド12がセクターモールドを構成するセクターセグメントであったが、この発明においては、タイヤ加硫モールドは上または下サイドモールドであってもよく、あるいは、2分割モールドの上または下モールドであってもよい。また、前述の洗浄体としてドライアイスを用いたが、この発明においては、金属粉、ガラスビーズ、砂等を用いてもよい。
また、前述の実施例においては、噴射ノズル89を首振りさせることで型付け面13における洗浄位置を前後方向に変化させたが、この発明においては、タイヤ加硫モールドを第3搬送手段により前後方向に移動させたり、あるいは、噴射ノズルを前後方向に移動させることで洗浄位置を前後方向に変化させるようにしてもよい。また、前述の実施例ではモールド組立体24の搬入出を搬入、搬出手段によって行ったが、作業員によって行うようにしてもよい。
さらに、前述の実施例においては、モールド組立体24の搬送時、膨潤位置Bを覆うカバー34を上昇退避させるようにしたが、この発明においては、カバーを第1支持フレームに固定するとともに、開閉可能な扉を設け、前記扉を通じてモールド組立体をカバーに搬入出するようにしてもよい。
この発明は、タイヤ加硫モールドに付着した汚れを洗浄する産業分野に適用できる。
この発明の実施例を示す一部が破断された正面図である。 一部が破断された平面図である。 モールド組立体の平面図である。 図3のI−I矢視図である。 図2のII−II矢視図である。
11…洗浄装置 12…タイヤ加硫モールド
13…型付け面 14…把持体
34…カバー 46…膨潤手段
68…熱板 70…加熱手段
78…搬送手段 101…除去手段
110…冷却コンベア 114…空冷手段
B…膨潤位置 D、E、F…加熱位置
G…除去位置

Claims (4)

  1. タイヤ加硫モールドの型付け面に 100度C以下の湿り飽和蒸気を接触させて該型付け面に付着している汚れを膨潤させる工程と、前記型付け面に対して洗浄体のペレットを噴射して膨潤した汚れを除去する工程とを備えたタイヤ加硫モールドの洗浄方法において、前記膨潤工程と除去工程との間に、型付け面を 200〜 240度Cまで加熱する工程を設け、熱膨張量の差によって型付け面に付着した汚れを剥離し易くするようにしたことを特徴とするタイヤ加硫モールドの洗浄方法。
  2. 前記除去工程の後に、タイヤ加硫モールドに常温の空気を噴射して該タイヤ加硫モールドを空冷する工程を設けた請求項1記載のタイヤ加硫モールドの洗浄方法。
  3. タイヤ加硫モールドを外側から覆うことができるカバーと、カバー内に 100度C以下の湿り飽和蒸気を供給することで、カバー内の膨潤位置におけるタイヤ加硫モールドの型付け面に湿り飽和蒸気を接触させ、該型付け面に付着している汚れを膨潤させる膨潤手段と、除去位置におけるタイヤ加硫モールドの型付け面に対して洗浄体のペレットを噴射し、前述の膨潤した汚れを除去する除去手段と、タイヤ加硫モールドを搬送する搬送手段とを備えたタイヤ加硫モールドの洗浄装置において、前記膨潤位置と除去位置との間に設けられた加熱位置におけるタイヤ加硫モールドの型付け面を 200〜 240度Cまで加熱する加熱手段を設置するとともに、前記搬送手段によりタイヤ加硫モールドを膨潤位置から加熱位置、除去位置に順次搬送するようにしたことを特徴とするタイヤ加硫モールドの洗浄装置。
  4. 前記膨潤手段、加熱手段、除去手段の直下にこれらを繋ぐ線に沿って延びる冷却コンベアを設置するとともに、該冷却コンベアによって汚れの除去が終了したタイヤ加硫モールドが搬送されているとき、該タイヤ加硫モールドに常温の空気を噴射してタイヤ加硫モールドを空冷する空冷手段を設けた請求項記載のタイヤ加硫モールドの洗浄装置。
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