JPH05203374A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JPH05203374A
JPH05203374A JP20525792A JP20525792A JPH05203374A JP H05203374 A JPH05203374 A JP H05203374A JP 20525792 A JP20525792 A JP 20525792A JP 20525792 A JP20525792 A JP 20525792A JP H05203374 A JPH05203374 A JP H05203374A
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heat treatment
sand
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hopper
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JP20525792A
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Shigehisa Shimanaka
中 重 久 島
Suehito Haraguchi
口 末 人 原
Shigeharu Iwai
井 重 春 岩
Shinya Tsujimoto
本 信 也 逵
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Trinity Industrial Corp
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Trinity Industrial Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数並設された密閉函型の熱処理炉の底部に
溜まる砂を自動的に排出することができるようにするこ
とを目的とする。 【構成】 連続的に搬送されてくるワークを複数の密閉
函型の熱処理炉1に順次搬入して個々に熱処理を行う熱
処理装置において、前記熱処理炉1が横一列に並設され
ると共に、その底部にはワークから落ちた砂を集めるホ
ッパ6が形成され、当該ホッパ6には排砂扉8で閉じら
れた排砂口7が形成され、排砂口7に対して進退され前
記排砂扉8を押し開けて排砂口7に接続される吸込口1
2を有するバキューム装置13が、熱処理炉1に沿って
走行移動される台車11に搭載されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続的に搬送されてく
るワークを複数の密閉函型の熱処理炉に順次搬入して個
々に熱処理を行う熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続的に搬送されて来るワークを熱処理
する熱処理装置を大別すると、両端が開放されたトンネ
ル型の熱処理炉にワークを連続的に搬入して一定速度で
通過させながら加熱するもの(特開昭61−84321
号公報参照)と、複数の密閉函型の熱処理炉を並設しワ
ークを順次搬入して開閉扉を閉じ、一定時間経過後に開
閉扉を開いてワークを順次搬出するようにしたもの(特
開昭61−76873号公報参照)がある。
【0003】そして、前者のトンネル型熱処理炉を用い
たものにあってはその底部に排砂用コンベアが設けら
れ、鋳造品などを熱処理する際にワークの表面から炉内
に落ちた砂が、熱風などによって吹き上げられて、逆に
ワークの表面に付着されたり、ワークの表面に傷を付け
ないように、前記コンベアにより排出するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者の
複数の密閉函型の熱処理炉を並設したものにあっては、
各熱処理炉ごとに炉室が独立して形成されているため、
トンネル型の熱処理炉に配設されているような排砂用コ
ンベアを設けることができない。したがって、砂が溜ま
った頃合を見計らって、例えば1週間に1〜2度の割合
ですべての熱処理炉の内部を人手で清掃しなければなら
ず、その手間が非常に面倒であった。そこで、本発明
は、複数の密閉函型の熱処理炉の底部に溜まる砂を自動
的に排出することができるようにすることを技術的課題
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、連続的に搬送されてくるワークを複数の密
閉函型の熱処理炉に順次搬入して個々に熱処理を行う熱
処理装置において、前記熱処理炉が横一列に並設される
と共に、その底部にはワークから落ちた砂を集めるホッ
パが形成され、当該ホッパには排砂扉で閉じられた排砂
口が形成され、排砂口に対して進退され前記排砂扉を押
し開けて排砂口と接続される吸込口を有するバキューム
装置が、熱処理炉に沿って走行移動される台車に搭載さ
れていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、熱処理炉内に落ちた砂はホッ
パに集められ、バキューム装置を取り付けた台車を熱処
理炉に沿って走行移動させ排砂口と対応する位置に順次
停止させながらその排砂口に対して吸込口を進出させる
と、排砂扉が押し開けられて両者が接続されるので、こ
の状態でこの状態でバキューム装置を起動させることに
より各熱処理炉内の砂が自動的に吸引排出される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は、本発明装置を示す正面図、
図2はその側面図である。
【0008】熱処理装置は、ワークの熱処理条件に応じ
て温度条件を個別に設定することができる密閉函型の熱
処理炉1と、当該熱処理炉1に対してワークを搬入搬出
するワーク搬送装置3と、焼入する際に加熱されたワー
クを急冷するための冷却液槽4を備えている。
【0009】熱処理炉1は、そのワーク搬入出口5を正
面に向けた状態で横一列に列設され、底部にはワークか
ら落ちた砂を集めるホッパ6が形成され、当該ホッパ6
には排砂扉8で閉じられた排砂口7が形成されている。
9は、熱処理炉1内の砂を排出する排砂装置であって、
熱処理炉1の下方に沿って布設されたレール10上を走
行移動される台車11に、前記排砂口7に対して進退さ
れ排砂扉8を押し開けて当該排砂口7に接続される吸込
口12を有するバキューム装置13が搭載されている。
【0010】バキューム装置13には、上向きに開口さ
れた吸込口12を上下に伸縮させて前記排砂口7に対し
て進退させる昇降装置14が設けられ、台車11が排砂
口7の真下に位置決めされたときに吸込口12を排砂口
7に対して伸長させるように成されている。また、吸込
口12は、その口径が排砂口7より大径に形成されると
共に、先端部には炉壁に密着されるパッキン12aが取
り付けられ、吸込口12が伸長されたときに、その先端
が排砂口7を内包するよう炉壁に密着され、吸込口12
と排砂口7とが気密状態に連結されるようになされてい
る。
【0011】さらに、排砂口7を閉じる排砂扉8は、例
えば、バネ付蝶番15の弾撥力により閉鎖状態に維持さ
れると共に、その後端部には、吸込口12が伸長された
ときにその先端のパッキン12aに押されて排砂扉8を
バネ付蝶番15の弾撥力に抗して開くレバー16が取り
付けられている。
【0012】なお、ワーク搬送装置3は、熱処理炉に対
してワークを出し入れするワーク搬入出機構を備えたリ
フト17を昇降させるエレベータ装置18が、各熱処炉
1に沿って布設されたレール19上を移動可能に配設さ
れている。
【0013】また、冷却液槽4は、熱処理条件に応じて
冷却水の水温を選択できるように水温の異なる二つの水
槽4a及び4bが連設されると共に、エレベータ装置1
8を案内するレール19の内側に布設されたレール20
上を移動可能に配設され、いずかれ一方の水槽4a及び
4bを選択して前記リフト17の降下位置に移動できる
ように成されている。
【0014】以上が本発明の一例構成であって、次にそ
の作用について説明する。例えば、砂型鋳造法により鋳
造されたワークを焼入処理する場合、まず、隣合う二つ
の熱処理炉X,Yを一組とし、熱処理炉Xを所定の焼入
温度に設定すると共に、熱処理炉Yを所定の焼戻温度に
設定する。次いで、鋳型を外したワークをケージCに入
れてワーク搬送機構3により熱処理炉Xに順次搬入して
焼入加熱し、加熱終了時間に合わせて順次冷却液槽4内
に浸漬して急冷した後、他の熱処理炉Yで焼戻加熱する
ようにしている。この場合において、焼入加熱されるワ
ークは、その表面に砂型の砂が残っている状態で搬送さ
れ、熱処理を行っている間に砂が落ちるので、熱処理炉
1の底部に形成されたホッパ6に徐々に砂が溜まってく
る。
【0015】そして、例えば1週間の作業が終了したと
ころで、台車11を右端の熱処理炉1まで走行移動さ
せ、バキューム装置13の吸込口12が熱処理炉1の排
砂口7の真下に位置するように位置決めして停止させた
ところで、吸込口12を上方に伸長させると、吸込口1
2の先端のパッキン12aが排砂口7の排砂扉8のレバ
ー16を押し上げるので、排砂扉8がバネ付蝶番15の
弾撥力に抗して開かれる。
【0016】次いで、吸込口12をさらに伸長させる
と、パッキン12aが熱処理炉1の底部外壁面に密着さ
れて、排砂口7が吸込口12に覆われるように連結され
たところで、バキューム装置13をオンする。このと
き、排砂扉8は開いているので、排砂扉8上に溜まった
砂は勿論のこと、熱処理炉1内の砂がバキューム装置1
3内に強制的に吸引される。なお、炉1内の砂を吸引さ
せる際に、熱処理炉1のワーク搬入出口5を少し開けて
おくと、空気がスムースに流れ、炉1内の砂を効率よく
吸引することができる。
【0017】そして、一定時間吸引した後、バキューム
装置13をオフして吸込口7を収縮させると、排砂口7
の排砂扉8がバネ蝶番15の弾撥力により閉鎖され、清
掃作業が終了する。次いで、左側の熱処理炉1に台車1
1を順次移動させて砂を吸引排出していく。なお、本発
明は、熱処理炉1を横一列に列設する場合に限るもので
はなく、例えば上下二段に列設して下段側の熱処理炉の
砂を取るようにしたり、ワーク搬送装置3の移動方向に
沿って左右両側に列設する場合であってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、バ
キューム装置を取り付けた台車を移動させて、各排砂口
に対して吸込口を進出させると、排砂扉が開かれて接続
されてるので、この状態でバキューム装置を起動させる
ことにより炉内に溜まった砂を確実且つ自動的に吸引排
出することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る熱処理装置を示す正面図。
【図2】 その側面図。
【符号の説明】
1・・・熱処理炉 3・・・ワーク搬送装置 4・・・冷却液槽 6・・・ホッパ 7・・・排砂口 8・・・排砂扉 9・・・排砂装置 11・・・台車 12・・・吸込口 13・・・バキューム装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 逵 本 信 也 愛知県豊田市柿本町一丁目9番地 トリニ ティ工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に搬送されてくるワークを複数の
    密閉函型の熱処理炉(1)に順次搬入して個々に熱処理
    を行う熱処理装置において、前記熱処理炉(1)が横一
    列に並設されると共に、その底部にはワークから落ちた
    砂を集めるホッパ(6)が形成され、当該ホッパ(6)
    には排砂扉(8)で閉じられた排砂口(7)が形成さ
    れ、排砂口(7)に対して進退され前記排砂扉(8)を
    押し開けて排砂口(7)と接続される吸込口(12)を
    有するバキューム装置(13)が、熱処理炉(1)に沿
    って走行移動される台車(11)に搭載されていること
    を特徴とする熱処理装置。
JP4205257A 1991-11-29 1992-07-31 熱処理装置 Expired - Fee Related JP2972448B2 (ja)

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JP3-316812 1991-11-29
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