JP4876825B2 - モータ制御装置、原稿読取装置およびモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置、原稿読取装置およびモータ制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、モータ制御装置、原稿読取装置およびモータ制御方法に関するものである。
従来からDC(直流)モータ、ステッピングモータなどの様々なモータが、スキャナ、プリンタなどの装置に使用されている。例えば、プリンタでは、紙送り用モータ、印刷ヘッドを搭載したキャリッジを搬送するモータなどが設けられている(例えば特許文献1参照)。また、例えば、スキャナにおいても、イメージセンサを搭載したキャリッジを搬送するモータが設けられている(例えば特許文献2参照)。
特開2001−219613号公報 特開2005−184390号公報
上記の装置などにおいて、モータを極めて低い速度で回転させたいという要求がある。例えば、スキャナにおいては、キャリッジ搬送用モータを極めて低い速度(極低速)で回転させ、キャリッジに搭載されたイメージセンサの読み取り位置を極めて低い速度で移動させることで、読み取り解像度を高くすることができるからである。
このような極めて低い速度でのモータの動き出しにおいては、いわゆるチャタリングという現象がエンコーダに生じ易い。このチャタリングは、例えばコギングなどにより、モータを回転させようとする向きと逆向きに、モータが回転する等によって生じる。このようなチャタリングが生じると、例えば正方向に向かう僅かな回転の後に出力信号のエッジが検出され、続いて逆方向に向かって僅かに回転して、再び同じ回転角ポジションの出力信号のエッジが検出される、といった事態が生じる。つまり、チャタリングが生じる場合、キャリッジは、現在の位置からほとんど移動しないにも拘わらず、出力信号のエッジが検出される、という事態が生じる。
ここで、現状では、出力信号のエッジを検出することによって、キャリッジの現在位置およびキャリッジの現在速度を算出している。そこで、極低速制御において、この出力信号のエッジを検出するタイミングで、例えばDutyを減らそうとしても、チャタリングが生じ兼ねない状態では、キャリッジが移動できずに、現在の位置からほとんど移動せずに、振動的な動きをしてしまう虞がある。その場合、モータは、有効に加速できず、いつまでもチャタリングの状態から抜け出すことができない等の不具合が生じかねない。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、モータの極低速制御を行う場合において、チャタリングによるDuty比の低下を防止することが可能なモータ制御装置、原稿読取装置およびモータ制御方法を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、被搬送物を搬送する駆動力を与えるモータの回転に基づいて、割り込み信号を出力する信号出力手段と、モータに対して印加する電力を時間の経過に伴って待機電力から増大させる制御を行うための電力加算制御手段と、モータが目標とする向きに回転しているか、またはその逆向きの回転であるかを判断する正逆判断手段と、正逆判断手段でモータが目標とする向きに回転していると判断される場合には、割り込み信号の入力に基づいて、モータに印加する電力を待機電力に低下させる指令を電力加算制御手段に与えると共に、正逆判断手段でモータが目標とする向きとは逆向きに回転していると判断される場合には、割り込み信号が入力されても、電力加算制御手段においてモータに印加する電力を増大させる制御を継続させる電力低下判断手段と、を具備するものである。
このように構成した場合には、電力低下判断手段では、信号出力手段から割り込み信号が入力されると、正逆判断手段でモータが目標とする向きに回転していると判断される場合のみ、モータに印加する電力を待機電力まで低下させる指令を、電力加算制御手段に与える。また、モータが目標とは逆向きと正逆判断手段で判断されると、電力低下判断手段では、割り込み信号が入力されても、電力加算制御手段においてモータに印加する電力を増大させる制御を継続させる。つまり、モータが逆転している状態では、電力の増大の継続により、モータの正転(目標とする向きへの回転)へと切り替えられる。
このため、モータの動き出しの時点においてチャタリングが生じ、当該モータが逆転し、その逆転に伴う割り込み信号が入力されても、逆転状態でモータへ印加される電力が低下することはない。それによって、モータを確実に目標とする向きに回転させることができ、モータが振動的な動きをするのを防止することが可能となる。そのため、モータが有効に加速できずに、いつまでもチャタリングの状態から抜け出すことができない等の不具合を防止することが可能となる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、信号出力手段は、モータの回転に応じて出力される出力信号におけるハイレベルおよびローレベルの間のエッジを検出する度に割り込み信号を出力すると共に、この信号出力手段は互いに位相が90度異なる2つの出力信号を出力し、正逆判断手段は、この2つの出力信号のレベルの変化態様により、モータが目標とする向きの回転であるか、またはその逆向きの回転であるかを判断するものである。
このように構成した場合、信号出力手段からは、90度位相が異なる割り込み信号が出力されるので、この正逆判断手段では、2つの出力信号の変化態様を検出することにより、モータが目標とする向きの回転であるか、または逆転であるかを容易に判断することが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、正逆判断手段でモータが逆向きの回転であると判断される場合、カウント値の加算を行うと共に、モータが目標とする向きの回転であると判断される場合、カウント値が0となるまで減算を行う逆転カウント手段を具備すると共に、電力低下判断手段は、逆転カウント手段におけるカウント値が0である場合に、モータに印加する電力を待機電力に低下させる指令を電力加算制御手段に与え、カウント値が0より大きい場合には、割り込み信号が入力されても、電力加算制御手段においてモータに印加する電力を増大させる制御を継続させるものである。
このように構成した場合には、正逆判断手段では、出力信号の変化態様に基づいて、モータが逆転していると判断されると、カウント値の加算を行う。また、目標とする向きの回転であると判断されると、カウント値が0より大きい場合に、カウント値が減算される。このため、カウント値の現在の値を参照すれば、逆転を最初に開始した時点から現在までの間における逆転の累積があるかどうか、判断することができる。そして、逆転の累積がある場合に、電力の増大を継続させることにより、モータを確実に正転させることが可能となる。
また、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、電力加算制御手段は、所定の割り込み時間が到来する場合に、モータに印加するDuty比を段階的に増加させると共に、このDuty比に対応する電流を当該モータに印加するものである。
このように構成した場合には、所定の割り込み時間が到来すると、モータに印加されるDuty比が段階的に増加させられるので、モータを段階的に加速させることが可能となり、モータの正転を確実化させることが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、モータは、DCモータとしたものである。このように構成した場合には、ステッピングモータを用いる場合等よりも、騒音の発生を低減させることが可能となる。
また、他の発明は、上述の各発明に関わるモータ制御装置を備え、かつモータ制御装置により制御されるモータと、モータにより原稿読取位置を移動させられる被搬送物と、を具備するものである。
このように構成した場合には、原稿読取装置でモータを極低速で駆動させる場合において、モータに逆転が生じてもDuty比が低下させられない。そのため、モータにチャタリングが発生するのを防止することが可能となる。それにより、原稿読み取りのスループットを向上させることが可能となる。
さらに、他の発明は、被搬送物を搬送する駆動力を与えるモータの回転に基づいて、割り込み信号を出力する信号出力ステップと、モータに対して印加する電力を時間の経過に伴って待機電力から増大させる制御を行う電力加算制御ステップと、モータが目標とする向きに回転しているか、またはその逆向きの回転であるかを判断する正逆判断ステップと、正逆判断ステップでモータが目標とする向きに回転していると判断される場合には、割り込み信号の入力に基づいて、モータに印加する電力を待機電力に低下させ、正逆判断ステップでモータが目標とする向きとは逆向きに回転していると判断される場合には、割り込み信号が入力されても、モータに印加する電力の増大を継続させる選択ステップと、を具備するものである。
このように構成した場合、信号出力ステップを介して割り込み信号が入力されると、選択ステップでは、正逆判断ステップでモータが目標とする向きに回転していると判断される場合のみ、モータに印加する電力を待機電力まで低下させる。また、モータが目標とは逆向きと正逆判断ステップで判断されると、選択ステップでは、割り込み信号が入力されても、モータに印加する電力を増大させる制御を継続させる。つまり、モータが逆転している状態では、電力の増大の継続により、モータの正転(目標とする向きへの回転)へと切り替えられる。
このため、モータの動き出しの時点においてチャタリングが生じ、当該モータが逆転し、その逆転に伴う割り込み信号が入力されても、逆転状態でモータへ印加される電力が低下することはない。それによって、モータを確実に目標とする向きに回転させることができ、モータが振動的な動きをするのを防止することが可能となる。そのため、モータが有効に加速できずに、いつまでもチャタリングの状態から抜け出すことができない等の不具合を防止することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態について、図1から図7に基づいて説明する。
<全体の概略構成>
図1は、本発明の一実施の形態に係る原稿読取装置10の構成を示す図である。図1に示す原稿読取装置10は、透明なコンタクトガラス11に載置された原稿を、イメージセンサ20を走査して、コンタクトガラス11越しに読み取るフラットベッド型のスキャナである。
図1に示すイメージセンサ20は、CIS(Contact Image Sensor)方式のイメージセンサであり、長手方向である主走査方向に所定の画素密度で配列された受光素子(CCD:Charge Coupled Device )と、各受光素子に対応するレンズと、RGB3色のそれぞれの光を原稿に照射する露光ランプとを備える。各受光素子は、所定期間ごとに、原稿からの反射光を受光し、受光量に応じた電荷を生成し蓄積し、電気信号として出力する。
また、被搬送物としてのキャリッジ30には、イメージセンサ20が固定され、ガイドレール31に沿って主走査方向とは垂直の副走査方向に移動可能であり、環状のタイミングベルト40の一箇所に固定される。
また、モータ50は、イメージセンサ20を副走査方向に沿って移動させる。本実施の形態では、モータ50はDCモータとされる。ウォームギア60はモータ50の軸51に固定され、平歯車70はウォームギア60と噛み合っている。さらに、プーリ71は、平歯車70と同一の軸に固定されており、平歯車70と同一の回転量で回転する。プーリ72は、回転自在に設置されており、タイミングベルト40は、適度な引張力が生じるようにしてプーリ71およびプーリ72の外側に配置されている。このような駆動系の構成により、モータ50は、ウォームギア60、平歯車70およびプーリ71を介して、タイミングベルト40に回転力を与え、タイミングベルト40をプーリ71およびプーリ72の周りで回転させることで、キャリッジ30を副走査方向に搬送する。
他方、円盤52は、周方向に所定の角度間隔で、径方向に沿って形成された所定数のスリットを有し、モータ50の軸51に対して垂直に、かつ中心にて軸51に固定され、軸51の回転とともに回転する。
また、フォトインタラプタ80は、発光ダイオード81とフォトダイオード82とを有し、発光ダイオード81から出射した光のうち、円盤52のスリットを通過した光をフォトダイオード82で受光し、受光量に応じた電気信号を出力する。つまり、フォトインタラプタ80の出力信号(ENC信号)は、円盤52のスリットを光が通過したときだけハイレベルとなり、円盤52のスリット以外の部分で光が遮断されたときにはローレベルとなる。従って、モータ50が回転する場合、ENC信号はパルス状となり、モータ50の回転角度または回転数に比例した数のパルスを有する。このため、フォトインタラプタ80の出力信号のパルス数を計測することで、モータ50の回転量を得ることができる。
なお、本実施の形態では、フォトインタラプタ80は、2組の発光ダイオード81とフォトダイオード82とを有し、信号出力手段の一部に対応する。2つのフォトダイオード82は、それぞれのENC信号の位相差が所定の角度(例えば90度)となるように配置される。また、円盤52およびフォトインタラプタ80により、ロータリエンコーダが構成される。
また、制御回路100は、フォトインタラプタ80からの信号に基づいてイメージセンサ20、モータ50の動作を制御して読み取り動作を実行するとともに、読み取り動作により得られた画像データを出力する回路である。なお、制御回路100は、パーソナルコンピュータなどの外部装置、装置内外に設けられた記憶装置(メモリカード、ハードディスクドライブなど)へその画像データを出力する。また、制御回路100は、信号出力手段の一部(主としてENC割込み信号出力部125)、電力加算制御手段(主としてDuty計算部112)、正逆判断手段(主として逆転カウンタ123)、電力低下判断手段(主として判断部111)に対応する。
図2は、図1における制御回路100の構成を示すブロック図である。制御回路100は、CPU(Central Processing Unit )101、メモリ102、インタフェース103、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)104、バス105、タイマ106、RC回路107およびモータドライバ108を有する。
CPU101は、メモリ102に格納されている制御プログラムに従って動作する。メモリ102はRAMおよびROMを有し、ROMには制御プログラムが予め記憶されている。CPU101が制御プログラムを実行することにより、スキャナ制御部110、判断部111、およびDuty計算部112が実現される。
これらのうち、スキャナ制御部110は、外部装置との通信、原稿読取動作の開始、図示せぬ操作部への利用者の操作に応じた制御などを行う。
また、判断部111には、位置演算部122から位置情報に関する信号(位置検出信号)、逆転カウンタ123からの逆転カウント値に関する信号、周期演算部124から周期情報に関する信号(周期検出信号)、およびENC割込み信号出力部125からENC割り込み信号(割り込み信号に対応)が入力される。そして、この判断部111では、ENC割り込み信号に基づいて、周期情報に関する周期T(計測周期に対応)と、後述する極低速制御(BS制御)における目標周期To (基準周期に対応)とを比較する。そして、判断部111では、周期Tが、目標周期To よりも小さい場合に、Duty比をホールド電流値(待機電力に対応)まで低下させる処理を行う。
なお、ホールド電流はENC割り込み信号が入力された時点のDuty比に所定の倍率(0〜1の係数)を乗算して算出するようになっている。ENC割り込み信号が入力された時点のDuty比はその時点における限界トルクを超えてモータ50が動き出すDuty比であるので、所定の倍率を乗算してDuty比を低下させ、その時点における限界トルクを僅かに下回る値にすることで、スループットを低下させない極低速制御が可能になる。
また、本実施の形態では、ホールド電流は、固定的な値(固定値)ではなく、ENC割り込み信号が入力された時点のDutyに所定の倍率を乗算して低下させるようになっている。しかしながら、このホールド電流は、ENC割り込み信号が入力された時点のDuty比から所定の低下量を差し引いて算出してもよいし、固定的な値(固定値)を用いるようにしても良い。固定的な値(固定値)であるホールド電流値を用いる場合、ホールド電流は、例えば起動時またはその他の所定のタイミングで、モータ50を駆動させ、その際、所定の回転速度となるときのDutyを計測する(メジャメントを行う)ことに基づいて求められる。かかるメジャメントを行う場合、所定の回転速度となるときのDutyを計測するのみならず、所定のDutyでモータ50を駆動させた場合の回転速度を計測するようにしても良い。
また、Duty計算部112は、スキャナ制御部110によって、後述する極低速制御(BS制御)の実行が指示された場合、極低速制御(BS制御)のための計算を実行する。なお、極低速制御(BS制御)においては、Duty計算部112は、タイマ106からのタイマ割り込み信号を受信する度に、所定のDuty比を加算する。それにより、本実施の形態における極低速制御では、図6に示すような電流プロファイルが得られる。
また、インタフェース103は、外部装置とのデータ通信を行うUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェース回路や、装置内に設けられたメモリカードスロット等とのデータ通信を行うインタフェース回路を有する。ASIC104は、イメージセンサ制御部121、位置演算部122、逆転カウンタ123、周期演算部124、ENC割込み信号出力部125、およびモータ制御部126を有する。
このASIC104において、イメージセンサ制御部121は、イメージセンサ20を制御して、RGB各色についての読取動作を行わせ、各色について読み取った画像データを取得する。位置演算部122は、フォトダイオード82から出力されるENC信号のパルス数をカウントすることにより、キャリッジ30の現在の位置を算出する。
また、逆転カウンタ123は、A相のENC信号とB相のENC信号とに基づいて、モータ50が逆転している場合に、最初の逆転時のENC信号が検出されてから、逆転状態のENC信号が検出される度に、カウント値を1ずつ加算する。これとは逆に、逆転カウンタ123においては、逆転状態から正転状態に戻った状態のENC信号が検出されると、その正転状態のENC信号が検出される度に、カウント値を1ずつ減算する。このとき、逆転カウンタ123におけるカウント値が0となると、それ以上の減算は行わない。
このような加算と減算とを行うことにより、チャタリングが生じている場合においても、逆転開始からのENC信号のエッジの個数がカウントされる。そのため、カウント値が0ではないとき(1以上であるとき)、モータ50(キャリッジ30)は、逆転の開始位置には未だ復帰していない状態となっている。
また、周期演算部124は、ENC信号のエッジ間の周期を計測し、この周期計測に基づいて、キャリッジ30の現在の速度を算出する。また、ENC割込み信号出力部125は、フォトダイオード82からのENC信号を受信すると、このENC信号に基づくENC割り込み信号を、CPU101に向けて出力する。そして、CPU101に実現される判断部111では、このENC割り込み信号が受信されると、上述したような周期Tと目標周期To とを比較する等の処理を行う。なお、ENC割込み信号出力部125では、フォトダイオード82から出力される全てのエッジにおいて、ENC割り込み信号を出力する。すなわち、ENC割込み信号出力部125では、A相のENC信号の立ち上がりエッジおよび立ち上がりエッジ、B相のENC信号の立ち上がりエッジおよび立ち上がりエッジを検出する度に、ENC割り込み信号を出力する。
また、モータ制御部126は、CPU101(Duty計算部112)からの制御指令に基づいて、イメージセンサ制御部121から出力されるタイミングパルスに同期して、モータ50を制御するための制御信号を出力する。本実施の形態では、モータ制御部125は、モータ50の回転量に応じたデューティ比のPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力する。
また、タイマ106は、不図示のクロック信号をカウントすることで計時する。そして、このカウントにより、予め設定されている時間に到達すると、CPU101に対して、タイマ割り込み信号を出力する。
また、RC回路107は、ローパスフィルタ回路であって、出力電圧を、入力されるPWM信号のデューティ比に応じた直流電圧にする回路である。図3は、図2におけるRC回路107の一例を示す回路図である。図3に示すように、このRC回路107は、抵抗R1および抵抗R2により分圧され、キャパシタCにより平滑化される回路となっている。本実施の形態では、RC回路107の出力電圧は、入力されるPWM信号のデューティ比に比例した電圧値となる。
また、モータドライバ108は、RC回路107を介してモータ制御部126から印加される電流値指令電圧Vrefの値に応じた電流をモータ50に導通させるドライバ回路である。本実施の形態では、電流値指令電圧Vrefの値に比例した電流がモータ50に導通する。
図4は、図2におけるモータドライバ108の一例を示す図である。スイッチング素子Q1〜Q4は、ブリッジ接続されており、それぞれスイッチング用のトランジスタであり、ダイオードD1〜D4は、スイッチング素子Q1〜Q4のコレクタ・エミッタ間(ゲート・ドレイン間)にそれぞれ設けられ、スイッチング素子Q1〜Q4を導通する電流とは逆方向に電流を導通させる回生用のダイオードである。抵抗Rdは、モータ50に流れる電流値を両端電圧として検出する微小抵抗である。ゲート回路131は、電流値指令電圧Vrefの値、および抵抗Rdの両端電圧から得られるモータ50の駆動電流の値に基づき、スイッチング素子Q1〜Q4のオン・オフ制御を行う回路である。なお、本実施の形態では、スイッチング素子Q1〜Q4は、それぞれP型のトランジスタであるが、N型のトランジスタを使用してもよい。その場合、抵抗Rdは電源VBB側に設けられる。
例えば、スイッチング素子Q1,Q4がオンでありスイッチング素子Q2,Q3がオフであると、電源電圧VBBがモータ50(および電流検出用の微小抵抗Rd)に印加され、順方向にモータ50が回転する。また、スイッチング素子Q2,Q3がオンでありスイッチング素子Q1,Q4がオフであると、電源電圧VBBが反転してモータ50(および電流検出用の微小抵抗Rd)に印加され、逆向きにモータ50が回転する。ゲート回路131は、スイッチング素子Q1,Q4がオンでありスイッチング素子Q2,Q3がオフである場合、モータ50の駆動電流が電流値指令電圧Vrefにより指定された値以上となったときに、スイッチング素子Q1を一定期間オフさせてモータドライバ108を回生動作させ、その後、スイッチング素子Q1をオンさせる。
この動作を繰り返すことで、モータ50の駆動電流は、電流値指令電圧Vrefにより指定された値にほぼ維持される。その場合、スイッチング素子Q2,Q3は、継続的にオフのままである。同様に、ゲート回路131は、スイッチング素子Q2,Q3がオンでありスイッチング素子Q1,Q4がオフである場合、モータ50の駆動電流が電流値指令電圧Vrefにより指定された値以上となったときに、スイッチング素子Q2を一定期間オフさせてモータドライバ108を回生動作させ、その後、スイッチング素子Q2をオンさせる。この動作を繰り返すことで、モータ50の駆動電流は、電流値指令電圧Vrefにより指定された値にほぼ維持される。その場合、スイッチング素子Q2,Q3は、継続的にオフのままである。
<モータの駆動制御について>
以上のような構成の原稿読取装置10において、モータ制御を行う場合について、図5の動作フローおよび図6等に基づいて、以下に説明する。
ユーザが、コンタクトガラス11に読み取り対象である原稿をセットすると共に、例えば原稿読取装置10の操作パネルでの操作により、高解像度での読み取りモードが設定されると、原稿読取装置10では、高解像度での読み取りモードに対応する極低速制御が開始される。このとき、原稿読取装置10では、キャリッジ30を所定の基準位置まで移動させたり、モータ50にホールド電流を印加する等、所定の予備動作を行う(S10)。
また、この予備動作の終了後、逆転カウンタ123の初期値を0にセットする(S11)。また、S11の後に、逆転カウンタ123を、ゼロにリセットする(S12)。
そして、逆転カウンタ123のリセットが終了すると、CPU101に実現される判断部111は、Duty計算部112でのDuty比の計算の開始を指示する。そして、この指示に従い、Duty計算部112では、極低速制御(BS制御)に対応するDuty比の計算を行う。そして、このDuty比に対応する電流がモータ50に印加され、当該モータ50は、極低速制御での駆動を開始する(S13)。
このモータ50の駆動開始後、判断部111では、次のENC割り込み信号が受信されたか否かを判断する(S14)。S14の判断において、ENC割り込み信号が受信されないと判断される場合(Noの場合)、続いて判断部111では、タイマ106からタイマ割り込み信号が受信されたか否かを判断する(S15)。この判断においてタイマ割り込み信号が受信されないと判断される場合(Noの場合)、上述のS14に戻る。
また、このS15において、タイマ割り込み信号が受信されたと判断される場合(Yesの場合)、Duty計算部112では、所定のDutyを加算する(S16)。そして、このS16で所定のDuty比を加算した後に、再び上述のS14に戻る。ここで、加算される所定のDutyとは、ホールド電流に対して、段階的に加算されるDuty比のことであり、各段階で加算されるDuty比は等しくなっている。
なお、Duty比に対応する電圧は、図3に示すRC回路107を経ることにより、実際には所定の分圧および平滑化が為された電流(直流)に変換される。このとき、Duty比が段階的に加算されると、電流も段階的に加算される状態となる。また、タイマ106から発せられるタイマ割り込み信号は、ENC割込み信号出力部125から発せられるENC割り込み信号よりも小さな時間間隔で発せられる状態となっている。
また、上述のS14の判断において、ENC割り込み信号が受信されていると判断する場合(Yesの場合)、続いて、キャリッジ30が目標位置まで移動したか否か(ENC信号のカウント数が、目標となるカウント数に到達したか否か)の判断を行う(S17)。このS17の判断において、キャリッジ30が目標位置に到達したと判断される場合(Yesの場合)、続いてモータ50を停止させるための処理を行い(S18)、処理が終了する。
また、上述のS17において、キャリッジ30が目標位置まで移動していないと判断される場合(Noの場合)、目標位置に向けて、キャリッジ30をさらに移動させる必要がある。そのため、この場合には、極低速制御を継続する。具体的なS17でNoと判断された以後の処理としては、まず、CPU101の判断部111では、キャリッジ30が目標位置に近づいているか否かの判断(正転か逆転かの判断)を行う(S19)。
この判断を図示すると、図6および図7の下方に示す状態となる。図6の下方に示すように、モータ50が正転の場合、一対のA相のENC信号とB相のENC信号のハイレベル(H)とローレベル(L)の切り替わりの順序(レベルの変化態様)は、予め定まっている。例えば、A相のENC信号がH、B相のENC信号がLの状態のP1の領域にある場合、モータ50が正転状態にあれば、A相およびB相のENC信号が共に、Hとなるはずである。ここで、図7に示すように、P1−1からP1−2に示す状態に変化すると、A相のENC信号がLに変化し、かつB相のENC信号はLのままである。この場合、正転である場合の信号変化態様とは逆である。このようにして、判断部111では、ENC信号の変化態様により、モータ50が正転であるか、または逆転であるかを判断する。
そして、上述のS19において、目標位置に近づいていないと判断される場合(Noの場合)、モータ50は逆転している状態となるため、逆転カウンタ123でのカウント数を1だけ増加させる(S20)。なお、このS20で逆転カウンタ123でのカウント数を増加させた後に、再び上述のS14に戻る。
また、上述のS19において、目標位置に近づいていると判断される場合(Yesの場合)、モータ50は正転している状態となる。この場合、続いて、逆転カウンタ123でのカウント数が、0より大きいか否かを判断する(S21)。この判断において、逆転カウンタ123が0より大きいと判断される場合(Yesの場合)、逆転カウンタ123でのカウント数が1以上であり、逆転の累積はあるものの、現在は正転を行っている状態となる。このため、S21でYesの場合には、逆転カウンタ123におけるカウント数を1だけ減らす処理を行う(S22)。なお、このS22で逆転カウンタ123でのカウント数を減少させた後に、再び上述のS14に戻る。
また、上述のS21において、逆転カウンタ123が0より小さい(すなわち0である)と判断された場合(Noの場合)、モータ50は正転状態であって、しかも逆転の累積が存在しない状態に対応し、回転の正常状態に対応する。この場合、続いて、現在の周期Tが、目標周期To と比較して、小さいか否かを判断する(S23)。なお、周期は、速度の逆数であるため、この判断においては、現在の速度と目標速度を比較するようにしても良い。
このS23において、周期Tが目標速度To よりも小さいと判断される(Yesと判断される)と、間近の2つのエッジ間におけるキャリッジ30の速度は、目標とする速度よりも速い状態となる。そのため、この場合、Duty計算部112では、Duty比をホールド電流に対応するDuty比まで、低下させる処理(計算)を行う(S24)。そして、このS24の処理が終了した後に、再びS14に戻る。なお、このS24の処理においては、ホールド電流自体を低下させる処理も為される。すなわち、上述のようにDutyに所定の倍率を乗算して、当該Dutyを低下させるようにしている。しかしながら、Dutyの低下は、このS24で為される場合には限られず、他の部位で行うようにしても良い。
また、S23の判断において、周期Tが目標速度To よりも大きいと判断される(Noと判断される)と、間近の2つのエッジ間におけるキャリッジ30の速度は、目標とする速度よりも遅い状態となる。この遅い状態で、S24のようにホールド電流に対応するDuty比まで、Duty比を下げたのでは、原稿読み取りのスループットが低下する原因となる。そこで、この場合(S23においてNoと判断される場合)には、S24の処理を行わず(ホールド電流まで電流を低下させず)に、再びS14に戻り、次のENC割り込み信号が受信されたか否かを判断する。以上のようにして、モータ50の極低速制御が為される。
<本発明による効果>
上述のような構成の原稿読取装置10によると、モータ50が逆転している状態では、Duty比は低下させられずに、当該Duty比の増大が継続される。すなわち、モータ50の動き出しの時点においてモータ50が逆転する等のチャタリングが発生し、その逆転に伴う割り込み信号が入力されても、逆転状態でモータ50へ印加される電力が低下することはない。それによって、モータ50を確実に目標とする向きに回転させることができ、モータ50が振動的な動きをするのを防止可能となる。そのため、モータ50が有効に加速できずに、いつまでもチャタリングの状態から抜け出すことができない等の不具合を防止することが可能となる。
また、チャタリングの状態から早く抜け出せるため、かかるチャタリングが発生しがちな極低速制御(BS制御)で、最適にモータ50を駆動させることが可能となる。そのため、原稿の高解像度の読み取りを容易かつ確実に行うことが可能となる。さらに、チャタリングによる読み取り時間のロスの発生を防止することが可能となり、原稿読み取りのスループットを向上させることが可能となる。
また、本実施の形態では、フォトダイオード82からは、90度位相が異なる2つのENC信号が出力されるので、逆転カウンタ123では、2つのENC信号の変化態様を検出することにより、モータ50が目標とする向きの回転であるか、または逆転であるかを容易に判断可能となる。
さらに、本実施の形態では、逆転カウンタ123における現在の値を参照すれば、逆転を最初に開始した時点から現在までの間における逆転の累積があるかどうか、判断することができる。そして、逆転の累積がある場合に、電力の増大を継続させることにより、モータ50を確実に正転させることが可能となる。
また、本実施の形態では、判断部111では、所定の割り込み時間が到来すると、モータ50に印加されるDuty比が段階的に増加させられるので、モータ50を段階的に加速させることが可能となる。また、段階的なDuty比の増加により、モータ50の正転を確実化させることが可能となる。
また、本実施の形態では、モータ50は、DCモータである。このため、ステッピングモータを用いる場合等よりも、騒音の発生を低減させることが可能となる。
以上、本発明の一実施の形態について述べたが、本発明は、種々変形可能である。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態では、モータ50として、DCモータを用いる場合について説明している。しかしながら、モータは、DCモータには限られず、例えばモータの騒音がさほど問題とならない場合には、ステッピングモータを用いるようにしても良い。また、同期モータなどのAC(交流)モータとしても良い。
また、上述の実施の形態では、制御回路100は、CPU101と、ASIC104とを備えている。しかしながら、制御回路100としては、ASICのみでモータ50の制御を司るように構成しても良く、また、これら以外に種々の周辺機器が組み込まれた1チップマイコン等を組み合わせて、制御回路100を構成するようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、被搬送物として、キャリッジ30を用いる場合について説明しているが、例えば原稿を直接送る方式の原稿読取装置においては、被搬送物を用紙等の原稿としても良い。また、上述の実施の形態においては、CIS方式のイメージセンサが用いられているが、その他の方式として、光学縮小方式のイメージセンサを用いるようにしても良い。
さらに、上述の実施の形態では、モータ50を極低速駆動させるために、Duty比を段階的に所定の増加量ずつ増加させている。しかしながら、Duty比は、所定の増加量ずつ増加させる場合には限られず、例えばホールド電流付近の電流の場合の増加ピッチを、ホールド電流から離間する部位よりも大きくする等、増加量を変動させるようにしても良い。また、上述の実施の形態における原稿読取装置10は、プリンタ機能等を備える構成(プリンタ、コピー機等)のような、複合的な機器の一部であっても良い。
本発明の一実施の形態に係る原稿読取装置の概略構成を示す図である。 制御回路の構成を示すブロック図である。 図2におけるRC回路の一例を示す回路図である。 図2におけるモータドライバの一例を示す図である。 モータ駆動開始時の動作フローを示す図である。 チャタリングなしの状態での電流とENC信号の関係を示す図である。 チャタリングありの状態でのENC信号の態様を示す図である。
符号の説明
10…原稿読取装置、20…イメージセンサ、30…キャリッジ(被搬送物に対応)、50…モータ、80…フォトインタラプタ(信号出力手段の一部に対応)、100…制御回路(信号出力手段の一部、電力加算制御手段、正逆判断手段、電力低下判断手段に対応)、101…CPU、104…ASIC、106…タイマ、111…判断部、112…Duty計算部(電力加算制御手段)、121…イメージセンサ制御部、122…位置演算部、123…逆転カウンタ、124…周期演算部、125…ENC割込み信号出力部(信号出力手段)、125…モータ制御部

Claims (7)

  1. 被搬送物を搬送する駆動力を与えるモータの回転に基づいて、割り込み信号を出力する信号出力手段と、
    上記モータに対して印加する電力を時間の経過に伴って待機電力から増大させる制御を行うための電力加算制御手段と、
    上記モータが目標とする向きに回転しているか、またはその逆向きの回転であるかを判断する正逆判断手段と、
    上記正逆判断手段で上記モータが目標とする向きに回転していると判断される場合には、上記割り込み信号の入力に基づいて、上記モータに印加する電力を待機電力に低下させる指令を上記電力加算制御手段に与えると共に、上記正逆判断手段で上記モータが目標とする向きとは逆向きに回転していると判断される場合には、上記割り込み信号が入力されても、上記電力加算制御手段において上記モータに印加する電力を増大させる制御を継続させる電力低下判断手段と、
    を具備することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記信号出力手段は、前記モータの回転に応じて出力される出力信号におけるハイレベルおよびローレベルの間のエッジを検出する度に前記割り込み信号を出力すると共に、この信号出力手段は互いに位相が90度異なる2つの上記出力信号を出力し、
    前記正逆判断手段は、この2つの出力信号のレベルの変化態様により、前記モータが目標とする向きの回転であるか、またはその逆向きの回転であるかを判断する、
    ことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記正逆判断手段で前記モータが前記逆向きの回転であると判断される場合、カウント値の加算を行うと共に、前記モータが前記目標とする向きの回転であると判断される場合、上記カウント値が0となるまで減算を行う逆転カウント手段を具備すると共に、
    前記電力低下判断手段は、上記逆転カウント手段における上記カウント値が0である場合に、前記モータに印加する電力を待機電力に低下させる指令を前記電力加算制御手段に与え、上記カウント値が0より大きい場合には、前記割り込み信号が入力されても、前記電力加算制御手段において上記モータに印加する電力を増大させる制御を継続させる、
    ことを特徴とする請求項2記載のモータ制御装置。
  4. 前記電力加算制御手段は、所定の割り込み時間が到来する場合に、前記モータに印加するDuty比を段階的に増加させると共に、このDuty比に対応する電流を当該モータに印加することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記モータは、DCモータであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のモータ制御装置と、
    前記モータ制御装置により制御されるモータと、
    上記モータにより原稿読取位置を移動させられる被搬送物と、
    を具備することを特徴とする原稿読取装置。
  7. 被搬送物を搬送する駆動力を与えるモータの回転に基づいて、割り込み信号を出力する信号出力ステップと、
    上記モータに対して印加する電力を時間の経過に伴って待機電力から増大させる制御を行う電力加算制御ステップと、
    上記モータが目標とする向きに回転しているか、またはその逆向きの回転であるかを判断する正逆判断ステップと、
    上記正逆判断ステップで上記モータが目標とする向きに回転していると判断される場合には、上記割り込み信号の入力に基づいて、上記モータに印加する電力を待機電力に低下させ、上記正逆判断ステップで上記モータが目標とする向きとは逆向きに回転していると判断される場合には、上記割り込み信号が入力されても、上記モータに印加する電力の増大を継続させる選択ステップと、
    を具備することを特徴とするモータ制御方法。
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