JP4875743B2 - 消火装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水道の蛇口を給水源とする消火装置に関する。
水道の蛇口を給水源とする消火装置として、ホース格納ボックスと、このホース格納ボックスに固定された一方継手部に対しホース格納ボックスの外部から他方継手部が着脱自在に嵌合される管継手と、前記ホース格納ボックスに格納され先端に放水ノズルが取り付けられるとともに基端が前記管継手の一方継手部に接続された放水ホースと、前記ホース格納ボックスに格納され一端に前記管継手の他方継手部が設けられるとともに他端に水道の蛇口に接続可能な蛇口継手部が設けられた給水ホースとを具備した消火装置がある(例えば、特許文献1参照)。
この消火装置は、ホース格納ボックスの天井面や背面などに取り付けられたハンガに放水ホースを巻き掛けるようにして、この放水ホースを収納している。
特許第4271707号公報(第3−5頁、図1−5)
放水ホースをホース格納ボックスから取り出すときは、ハンガから放水ホースを放水ノズル側から引きずり出すようにするか、またはハンガに巻き掛けられた放水ホースの全体を抱きかかえるようにして取り出すようにしているが、一刻を争う火災発生時に、ホース格納ボックスから放水ホース巻回物を、ホース捩じれや結び目を作ることなく一定の形態を保持しながら迅速に取り出し、火災発生部に向って放水ホースを素早く引延ばせるようにすることは容易でない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ホース格納ボックスから放水ホース巻回物を、ホース捩じれや結び目を作ることなく一定の形態を保持しながら迅速に取り出すことができる消火装置を提供することを目的とする。
求項に記載された発明は、垂直に設置された背板の反対側に対向する前面開口に前扉が開閉自在に設けられたホース格納ボックスと、このホース格納ボックスの内側から外側にわたって設けられた管継手と、この管継手に前記ホース格納ボックスの内側から接続された放水ホースと、前記ホース格納ボックスに格納され前記放水ホースの先端に取り付けられた放水器と、前記ホース格納ボックスに格納され一端が前記ホース格納ボックスの外側から前記管継手に接続可能であるとともに他端が水道の蛇口に接続可能な給水ホースとを具備した消火装置において、ホース格納ボックスの垂直の背板に対し水平に突出した状態からヒンジにより下方へ回動自在に取り付けられた可動ハンガと、この可動ハンガを水平姿勢に係止するとともに係止状態を解除して下方へ回動可能とするハンガ係止・解除機構とを具備し、このハンガ係止・解除機構、可動ハンガの下面に連結された一方のステー部材とホース格納ボックスの背板に連結された他方のステー部材とが中折れ可能に連結された折畳式ステーと、この折畳式ステーの一方および他方の各ステー部材にそれぞれ一体に設けられて可動ハンガがホース荷重を支える姿勢で相互に係合可能な係止部と、これらの係止部の係合を解除する方向に各ステー部材の一方から引き回されるとともに可動ハンガの前方へ引き出された紐状体とを具備したものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1記載の消火装置における可動ハンガが、半円筒形のハンガ本体部と、ハンガ本体部の後端に溶接された半円板状の後板部と、ハンガ本体部の前端に溶接された半円板状の前板部と、ハンガ本体部の前端および前板部の少なくとも一方に溶接されたホース係止枠とを備え、この可動ハンガは、後板部に設けられたヒンジによりホース格納ボックスの背板に回動自在に取り付けられ、水平姿勢から背板に当接する垂下姿勢まで回動可能としたものである。
請求項に記載された発明は、請求項1または2記載の消火装置において、背板には、放水ホースの巻回径を決めるホース収納位置の目印が設けられ、放水ホースは、前記ホース収納位置の目印に沿って可動ハンガに巻き掛ける際に、この放水ホースの放水器側を可動ハンガの背板側に巻き掛けてから、手前側に向って順次巻き掛け位置をずらしながら可動ハンガに隙間なく巻き掛け、可動ハンガのホース係止枠まで巻き掛けられた放水ホースは、1段面の外周面に積重ねるようにして複数段を、可動ハンガの背板側から手前側に向って可動ハンガに巻き掛けることで、最後は、放水ホースの管継手接続側が最も手前側に位置するように設定したものである。
求項記載の発明によれば、ホース格納ボックスの垂直の背板に対し可動ハンガを水平に突出した状態からヒンジにより下方へ回動自在に取り付け、この可動ハンガをハンガ係止・解除機構により水平姿勢に係止するとともに係止状態を解除して下方へ回動可能としたので、一刻を争う火災発生時に、ハンガ係止・解除機構により水平姿勢から下方へ回動された可動ハンガより落下した放水ホース巻回物を、ホース捩じれや結び目を作ることなくホース巻回物としての一定の形態を保持しながら、ホース格納ボックスの前面開口から外部に迅速に取り出すことができ、火災発生部に向って放水ホースを素早く引き延ばすことができる。その際、ハンガ係止・解除機構は、折畳式ステーの一方および他方の各ステー部材に、可動ハンガがホース荷重を支える姿勢で相互に係合可能な係止部がそれぞれ一体に設けられ、これらの係止部の係合を解除する方向に各ステー部材の一方から引き回された紐状体が、可動ハンガの前方へ引き出されたので、この可動ハンガの前方へ引き出された紐状体を引っ張ることにより、一方および他方の各ステー部材の係止部間の係合を容易に解除して、可動ハンガを下方へ回動することができる。
請求項2記載の発明によれば、半円筒形のハンガ本体部により放水ホースを面で支えホース荷重を分散させることで放水ホースの損傷を防止でき、また、半円板状の後板部および前板部により、ハンガ本体部の変形を防止でき、さらに、ハンガ本体部の前端および前板部の少なくとも一方に溶接されたホース係止枠により、ホース格納時は放水ホース巻回物をハンガ本体部上に確実に係止できるとともに、ホース取出時はホース係止枠により可動ハンガからの放水ホースのばらばらな脱落を防止して、放水ホース巻回物としてまとまった状態で横転する姿勢を確保でき、火災発生部に向って放水ホースを円滑に引延ばすことができる。
請求項記載の発明によれば、可動ハンガを下方へ回動して、可動ハンガ上の放水ホース巻回物を下方へ落下させると、放水ホース巻回物の下部がホース格納ボックスの底板上に当接した後、放水ホース巻回物の上部がホース格納ボックスの外部へ投げ出されるようにして、放水ホース巻回物が地面に横転するので、放水ホースは、放水器側が上側に位置するとともに、管継手に接続される側が下側に位置するため、放水器をホース格納ボックス内から取り出して、放水位置まで移動するとき、放水ホースは、放水ホース巻回物の上側から順次繰り出され、一刻を争う火災発生時に、放水ホースが絡まることを防止できる。
本発明に係る消火装置の一実施の形態を示す開扉状態の斜視図である。 同上消火装置の可動ハンガおよびハンガ係止・解除機構を示す斜視図である。 同上ハンガ係止・解除機構の係止解除作用を示す斜視図であり、(a)は可動ハンガ係止状態、(b)は可動ハンガ係止解除状態、(c)は可動ハンガ下降開始状態、(d)は可動ハンガ下降状態を示す。 同上消火装置の放水ホース取出時の斜視図であり、(a)は放水ホース取出直前の状態、(b)は放水ホース取出直後の状態を示す。 同上消火装置の放水状態を示す説明図である。 同上消火装置の可動ハンガの変形例を示す斜視図である。
以下、本発明を、図1乃至図5に示された一実施の形態、図6に示された変形例を参照しながら詳細に説明する。
図1に示されるように、ホース格納ボックス11が、垂直に設置された背板12と、左右の側板13,14と、底板15と、天板16と、背板12の反対側に対向する前面開口17に一側のドアヒンジ(図示せず)により開閉自在に設けられた前扉18とにより構成されている。この前扉18には、図4(b)に示されるように施錠部19が設けられ、この施錠部19を解除することで開扉可能となっている。
天板16の下面にはチェンフック21が設けられ、このチェンフック21に、図5に示されるように水道の蛇口22に接続される給水ホース23を係留するための給水ホース係留チェン24が係脱自在に掛けられている。この給水ホース係留チェン24には、可撓性樹脂ホース状のカバー25が嵌着されている。
背板12には、放水器係止フック26が設けられ、この放水器係止フック26にホース格納ボックス11内に格納された放水器27が係止されている。この放水器27は、管状体27aの先端側にノズル27bが取り付けられ、反対側に人手により把持される一方の把持部27cと、コック形の開閉弁27dとが設けられ、放水器27の後端に、給水ホース23からの水道水を放水器27に供給する放水ホース28の先端が接続されている。管状体27aの中間部には直角に他方の把持部27eが設けられ、この把持部27eが前記放水器係止フック26に係止されている。
一側の側板14の下部には、図4に示されるようにホース格納ボックス11の内側から外側にわたって設けられた管継手31が取り付けられている。この管継手31は、側板14を挟んで内側と外側とに相互に連通する内側プラグと外側プラグとが設けられ、内側プラグには、放水ホース28の放水器取付端とは反対側のホース端に取り付けられたソケット32が、ホース格納ボックス11の内側から嵌脱自在に接続可能であり、外側プラグには、給水ホース23の蛇口側とは反対側のホース端に取り付けられたソケット33が、ホース格納ボックス11の外側から嵌脱自在に接続可能である。
これらの接続構造は、ユニオン継手などのネジ式脱着継手でもよいが、火災発生時の緊急性と利便性を図る上で、ワンタッチ操作で脱着可能なクイックジョイント、ワンタッチカプラまたはクイックカプラなどのクイック式脱着継手が望ましい。
図5に示されるように、給水ホース23の蛇口22側のホース端にもクイック式脱着継手のソケット34が取り付けられ、水道の蛇口22に設けられたプラグに、このソケット34が嵌脱自在に接続可能である。
図1および図2に示されるように、背板12には、放水器27に接続された放水ホース28を主として巻き掛けるための可動ハンガ36が設けられている。この可動ハンガ36は、ホース格納ボックス11の垂直の背板12に対し水平に突出した状態からヒンジ37により下方へ回動自在に取り付けられている。さらに、背板12には、図4(b)に示されるように放水ホース28の巻回径を決めるホース収納位置の目印38が設けられている。
図2に示されるように、可動ハンガ36は、雨樋を天地替えしたような半円筒形のハンガ本体部41と、このハンガ本体部41の後端に溶接された半円板状の後板部42と、ハンガ本体部41の前端に溶接された半円板状の前板部43と、これらのハンガ本体部41の前端および前板部43の少なくとも一方に溶接された逆U字形のホース係止枠44とを備え、そして、この可動ハンガ36は、後板部42に設けられたヒンジ37によりホース格納ボックス11の背板12に回動自在に取り付けられ、水平姿勢から背板12に当接する垂下姿勢まで下方へ回動可能である。
この可動ハンガ36には、可動ハンガ36を水平姿勢に係止するとともに、その係止状態を解除して下方へ回動可能とする中折れ型のハンガ係止・解除機構45が設けられている。
このハンガ係止・解除機構45は、可動ハンガ36のハンガ本体部41の下面に取り付けられたブラケット46に軸部材47により回動自在に連結された一方のステー部材48と、ホース格納ボックス11の背板12に取り付けられたブラケット51に軸部材52により回動自在に連結された他方のステー部材53とが、軸部材54により中折れ可能に連結された折畳式ステー55を中心に構成され、この折畳式ステー55の一方および他方の各ステー部材48,53の中折れ端側に、可動ハンガ36がホース荷重を支える姿勢で相互に係合可能な係止部56,57がそれぞれ一体に設けられ、さらに、一方のステー部材48の中折れ端に穴58が穿設され、この穴58に一端を連結されたワイヤなどの紐状体61が、ハンガ本体部41のヒンジ近傍に溶接されたロッド62に掛け回すことで、各係止部56,57の係合を解除する方向に一方のステー部材48から引き回されるとともに、ハンガ本体部41の前板部43に穿設された穴63を通して可動ハンガ36の前方へ引き出され、この紐状体61の先端に摘みリング64が取り付けられている。ハンガ本体部41の半円状前板部43には、図1に示されるように「引」印65が設けられている。
図3に基づき、ハンガ係止・解除機構45の作用を説明する。
図3(a)に示されるように、一方および他方のステー部材48,53の中折れ部分に設けられた軸部材54は、両端に設けられた軸部材47,52を結ぶ線より下側に位置した状態で、相互に対向する係止部56,57が係合して、可動ハンガ36のハンガ本体部41に掛かるホース荷重を支えることができる。
図3(b)に示されるように、可動ハンガ36の摘みリング64を摘んで紐状体61を手前に引くと、一方のステー部材48の中折れ部分が斜め上方へ引っ張られ、その中折れ部分に設けられた軸部材54は、両端に設けられた軸部材47,52を結ぶ線より上側に移動するので、相互に対向する係止部56,57間の係合が解除される。
図3(c)から(d)に示されるように、いったん係止部56,57間の係合が解除されると、摘みリング64から手を離しても、可動ハンガ36のハンガ本体部41に掛かる放水ホース28(説明上、図示せず)の荷重により、可動ハンガ36のハンガ本体部41は下方へ回動する。なお、図3(d)は、回動途中であり、ハンガ本体部41は背板12に当接するまで下方へ回動する。
次に、この消火装置の取扱方法を説明する。
先ず、ホース取出から図5に示されるように放水を開始するまでの一連の操作手順を説明する。
(1)図1に示されるように、ホース格納ボックス11の前扉18を開ける。
(2)給水ホース係留チェン24の片側をチェンフック21から外す。
(3)給水ホース23を可動ハンガ36から外してホース格納ボックス11の外部に取り出す。
(4)図4に示されるように、給水ホース23の一方のソケット33を管継手31の外側プラグに接続する。
(5)図5に示されるように、給水ホース23の蛇口側のソケット34を水道の蛇口22に設けられたプラグに接続する。
(6)水道の蛇口22の水栓を開き、給水ホース23から放水ホース28内へ水道水を供給する。このとき、放水器27の開閉弁27dは閉じた状態にしておく。
(7)図4(a)に示されるように可動ハンガ36の摘みリング64を手前に引くことで、ステー部材48,53の係止部56,57間の係合を解除する。
(8)図4(b)に示されるように可動ハンガ36は、放水ホース28の荷重により、ヒンジ37を支点に背板12に当接するまで下方へ回動する。このとき、放水ホース巻回物28aの下部がホース格納ボックス11の底板15上に当接した後、放水ホース巻回物28aの上部がホース格納ボックス11の外部へ投げ出されるようにして、図4(b)に示されるように、放水ホース巻回物28aが地面に横転する。このとき、放水ホース28は、放水器27側が上側に位置するとともに、管継手31側が下側に位置する。
(9)放水器27をホース格納ボックス11内から取り出して、図5に示されるように放水位置まで移動する。このとき、放水ホース28は、放水ホース巻回物28aの上側から順次繰り出される。
(10)放水器27の開閉弁27dを開いて、図5に示されるように放水を開始する。
次に、放水終了からホース格納までの一連の収納手順を説明する。
(11)放水器27の開閉弁27dを閉じる。
(12)水道の蛇口22を閉める。
(13)放水器27の開閉弁27dをあけて放水ホース28内の水圧を抜く。
(14)放水ホース28のソケット32をホース格納ボックス11の管継手31の内側プラグから外す。
(15)給水ホース23をホース格納ボックス11の管継手31の外側プラグから外す。
(16)給水ホース23の蛇口22側のソケット34を水道の蛇口22のプラグから外す。
(17)放水ホース28内のホース内残水を排水しながら、この放水ホース28をまとめてホース格納ボックス11まで運ぶ。
(18)放水器27の開閉弁27dを閉じてホース格納ボックス11内の放水器係止フック26に掛ける。
(19)可動ハンガ36をヒンジ37を支点に水平位置に戻し、ステー部材48,53の中折れ部を、図3(a)に示されるように係止状態を維持できるまで手前に引く。
(20)放水ホース28をホース収納位置の目印38に沿って可動ハンガ36に巻き掛ける。その際、先ず放水ホース28の放水器27側を可動ハンガ36の背板側に巻き掛けてから、手前側に向って順次巻き掛け位置をずらしながら可動ハンガ36に隙間なく巻き掛ける。可動ハンガ36のホース係止枠44まで巻き掛けられた放水ホース28は、1段面の外周面に積重ねるようにして2段面および3段目も、同様に可動ハンガ36の背板側から手前側に向って巻き掛ける。これにより、最後は、放水ホース28の管継手接続側すなわちソケット32側が、図4(a)に示されるように最も手前側に位置するように設定する。
(21)放水ホース28のソケット32をホース格納ボックス11の管継手31の内側プラグに接続する。
(22)給水ホース23のホース内残水を排水しながら、この給水ホース23をまとめてホース格納ボックス11まで運ぶ。
(23)可動ハンガ36に掛けられた放水ホース巻回物28aの外周面に、図1に示されるように給水ホース23を給水ホース係留チェン24のカバー25を挟んで巻き掛け、できた給水ホース23の巻回物23aの複数箇所をバンド66で結束するとともに、給水ホース23の巻回物23aに巻き掛けた給水ホース係留チェン24をチェンフック21に引っ掛けて固定する。
(24)ホース格納ボックス11の前扉18を閉じ、必要であれば施錠してもよいが、通常は施錠しない。
次に、この消火装置が有する効果を説明する。
ホース格納ボックス11の垂直の背板12に対し可動ハンガ36を水平に突出した状態からヒンジ37により下方へ回動自在に取り付け、この可動ハンガ36をハンガ係止・解除機構45により水平姿勢に係止するとともに係止状態を解除して下方へ回動可能としたので、一刻を争う火災発生時に、ハンガ係止・解除機構45により水平姿勢から下方へ回動された可動ハンガ36より落下した放水ホース巻回物28aを、ホース捩じれや結び目を作ることなくホース巻回物としての一定の形態を保持しながら、ホース格納ボックス11の前面開口17から外部に迅速に取り出すことができ、火災発生部に向って放水ホース28を素早く引き延ばすことができる。
半円筒形のハンガ本体部41により放水ホース28を面で支えホース荷重を分散させることで放水ホース28の損傷を防止でき、また、半円板状の後板部42および前板部43により、ハンガ本体部41の変形を防止でき、さらに、ハンガ本体部41の前端および前板部43の少なくとも一方に溶接されたホース係止枠44により、図4(a)に示されるようにホース格納時は放水ホース巻回物28aをハンガ本体部41上に確実に係止できるとともに、ホース取出時はホース係止枠44により可動ハンガ36からの放水ホース28のばらばらな脱落を防止して、図4(b)に示されるような放水ホース巻回物28aとしてまとまった状態で横転する姿勢を確保でき、火災発生部に向って放水ホース28を円滑に引延ばすことができる。
ハンガ係止・解除機構45は、折畳式ステー55の一方および他方の各ステー部材48,53に、図3(a)に示されるように可動ハンガ36がホース荷重を支える姿勢で相互に係合可能な係止部56,57がそれぞれ一体に設けられ、これらの係止部56,57の係合を解除する方向に図2に示されるようにステー部材48の穴58から引き回された紐状体61が、可動ハンガ36の前方へ引き出されたので、この可動ハンガ36の前方へ引き出された紐状体61を引っ張ることにより、一方および他方の各ステー部材48,53の係止部56,57間の係合を容易に解除して、可動ハンガ36を下方へ回動することができる。
可動ハンガ36を下方へ回動して、可動ハンガ36上の放水ホース巻回物28aを下方へ落下させると、放水ホース巻回物28aの下部がホース格納ボックス11の底板15上に当接した後、放水ホース巻回物28aの上部がホース格納ボックス11の外部へ投げ出されるようにして、図4(b)に示されるように放水ホース巻回物28aが地面に横転するので、放水ホース28は、放水器27側が上側に位置するとともに、管継手31に接続されるソケット32側が下側に位置するため、放水器27をホース格納ボックス11内から取り出して、放水位置まで移動するとき、放水ホース28は、放水ホース巻回物28aの上側から順次繰り出され、一刻を争う火災発生時に、放水ホース28が絡まることを防止できる。
次に、図6は、可動ハンガ36の変形例を示し、ワイヤなどの紐状体61の摘みリング64に「引く」の文字を印刷したシール67を通して貼り合せたものであり、図3に示された摘みリング64の引き操作を確実に行なわせることができるようにする。
本発明は、消火装置の製造業などの分野にて利用可能である。
11 ホース格納ボックス
12 背板
17 前面開口
18 前扉
22 水道の蛇口
23 給水ホース
27 放水器
28 放水ホース
31 管継手
36 可動ハンガ
37 ヒンジ
38 ホース収納位置の目印
41 ハンガ本体部
42 後板部
43 前板部
44 ホース係止枠
45 ハンガ係止・解除機構
48,53 ステー部材
55 折畳式ステー
56,57 係止部
61 紐状体

Claims (3)

  1. 垂直に設置された背板の反対側に対向する前面開口に前扉が開閉自在に設けられたホース格納ボックスと、
    このホース格納ボックスの内側から外側にわたって設けられた管継手と、
    この管継手に前記ホース格納ボックスの内側から接続された放水ホースと、
    前記ホース格納ボックスに格納され前記放水ホースの先端に取り付けられた放水器と、
    前記ホース格納ボックスに格納され一端が前記ホース格納ボックスの外側から前記管継手に接続可能であるとともに他端が水道の蛇口に接続可能な給水ホースとを具備した消火装置において、
    ホース格納ボックスの垂直の背板に対し水平に突出した状態からヒンジにより下方へ回動自在に取り付けられた可動ハンガと、
    この可動ハンガを水平姿勢に係止するとともに係止状態を解除して下方へ回動可能とするハンガ係止・解除機構とを具備し、
    このハンガ係止・解除機構は、
    可動ハンガの下面に連結された一方のステー部材とホース格納ボックスの背板に連結された他方のステー部材とが中折れ可能に連結された折畳式ステーと、
    この折畳式ステーの一方および他方の各ステー部材にそれぞれ一体に設けられて可動ハンガがホース荷重を支える姿勢で相互に係合可能な係止部と、
    これらの係止部の係合を解除する方向に各ステー部材の一方から引き回されるとともに可動ハンガの前方へ引き出された紐状体と
    を具備したことを特徴とする消火装置。
  2. 可動ハンガは、
    半円筒形のハンガ本体部と、
    ハンガ本体部の後端に溶接された半円板状の後板部と、
    ハンガ本体部の前端に溶接された半円板状の前板部と、
    ハンガ本体部の前端および前板部の少なくとも一方に溶接されたホース係止枠とを備え、
    この可動ハンガは、後板部に設けられたヒンジによりホース格納ボックスの背板に回動自在に取り付けられ、水平姿勢から背板に当接する垂下姿勢まで回動可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の消火装置。
  3. 背板には、放水ホースの巻回径を決めるホース収納位置の目印が設けられ、
    放水ホースは、前記ホース収納位置の目印に沿って可動ハンガに巻き掛ける際に、この放水ホースの放水器側を可動ハンガの背板側に巻き掛けてから、手前側に向って順次巻き掛け位置をずらしながら可動ハンガに隙間なく巻き掛け、可動ハンガのホース係止枠まで巻き掛けられた放水ホースは、1段面の外周面に積重ねるようにして複数段を、可動ハンガの背板側から手前側に向って可動ハンガに巻き掛けることで、最後は、放水ホースの管継手接続側が最も手前側に位置するように設定した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の消火装置。
JP2009273518A 2009-12-01 2009-12-01 消火装置 Active JP4875743B2 (ja)

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