JP4874957B2 - オフセット印刷用インキ組成物の製造方法及び該製造方法から得られるオフセット印刷用インキ組成物 - Google Patents

オフセット印刷用インキ組成物の製造方法及び該製造方法から得られるオフセット印刷用インキ組成物 Download PDF

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Description

本発明は、オフセット印刷用インキ組成物の製造方法及び該製造方法から得られるオフセット印刷用インキ組成物に関するものである。
浸透乾燥形態を有するオフセット印刷の分野において、更紙や新聞紙等の印刷では、非常に高速で大量に印刷することを特徴としている。そして、より多くの情報を低価格で提供することに主眼がおかれ、最近、印刷品質と共に原材料費や生産性といったコストが重視される傾向がある。例えば、印刷で利用される紙については、ますます軽量化が進み、また、多少目地が粗く表面に凹凸があっても、浸透性を優先した選択がされている。
このような状況をうけて、浸透乾燥型オフセット印刷用墨インキ組成物でも、コストメリットのあるものが提供できるように配合処方が設計され、カーボンブラックとして安価な中性パウダーカーボンブラックが用いられている。
中性パウダーカーボンブラックを用いて浸透乾燥型オフセット印刷用墨インキ組成物は、従来、油性印刷インキワニス中に混合し、練肉分散を行なうという極めて簡単な製造方法で得られているが、中性パウダーカーボンブラックは基本的特性である油性印刷インキ用ワニスへに対する濡れ性が劣るため、当該製造方法において余計な設備とコストを要していた。
ところで、中性パウダーカーボンブラックは他の顔料と比較しても非常に軽く、また、粒子も微細であるため、容易に空中に飛散して粉塵となるが、最近、作業環境における衛生面の管理もますます厳しく行われる様になり、粉塵の起こりにくいビードタイプの中性カーボンブラックの利用が望まれている。また、特に一般ゴムやタイヤの耐久性向上などを目的として製造された中性ビードカーボンブラックは安価で、よりコストメリットも高い。しかし、中性カーボンブラックはもともと難分散性の粒子であり、さらに大粒子化させて得られる中性ビードカーボンブラック(特に、一般ゴムやタイヤの耐久性向上などを目的として製造された中性ビードカーボンブラック)となると、油性印刷インキワニス中への分散は非常に困難となる。
以上の様に、中性ビードカーボンブラックをインキ分野で利用できれば、多くの利点はあるが、従来の分散方法では充分なレベルまで分散することができず、また、生産性が大きく低下するという問題を有していた。
この問題点を解決するために、予め、乾式粉砕機に、中性カーボンブラックと印刷インキ用常温固体樹脂とを加えて乾式粉砕し、得られた粉砕物を印刷インキ用溶剤及びワニス混合物に撹拌混合した後、ロールミル等で練肉分散させて得られるオフセット印刷用インキ組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この方法では、新たに乾式粉のための設備(乾式のアトライタ、ボールミル、振動ミル等)が必要で、且つ、最適な粉砕条件を定めることが困難という問題があり、さらに製造工程が多くなって、時間やエネルギーコストの増加は免れないものであった。
特開2002−327143号公報
上記の様に、従来の印刷インキの製造方法では、余分な設備と製造コストを要するという問題を有していた。そこで、本発明の課題は、中性カーボンブラック(特に中性ビードカーボンブラック)を利用して、生産性を大幅に向上させることができるオフセット印刷用インキ組成物の製造法及びその製造法から得られるオフセット印刷インキ組成物を提供することである。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、中性カーボンブラックを少なくとも水を含有する湿潤剤で湿潤させた後、ギルソナイト、ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂、石油樹脂及び重質油からなる4成分の中の少なくとも1成分を含有する油性印刷インキ用ワニスを用いてフラッシングすることにより、上記課題を解決し得ることを見いだし、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は、(1)中性カーボンブラック300質量部を、少なくとも水を含有する湿潤剤30〜900質量部で湿潤させる工程と、ギルソナイト、ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂、石油樹脂及び重質油からなる4成分の中の少なくとも1成分を含有する油性印刷インキ用ワニスを用いて、前記湿潤させた中性カーボンブラックをフラッシングし、次いで湿潤剤を除去する工程と、を含むことを特徴とするオフセット印刷用インキ組成物の製造方法に関する。
また、本発明は、(2)上記湿潤させる工程及びフラッシングし、次いで湿潤剤を除去する工程の終了後に、さらにロールミル又はビーズミルで練肉する工程を有する上記(1)項記載のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法に関する。
また、本発明は、(3)上記中性カーボンブラックとして、嵩密度0.1〜0.8g/cm、平均一次粒子径15〜70nmである中性カーボンブラックを用いる上記(1)項又は(2)項記載のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法に関する。
また、本発明は、(4)上記中性カーボンブラックが嵩密度0.3〜0.8g/cm、平均一次粒子径15〜70nmである中性ビードカーボンブラックである上記(1)項〜3項のいずれか1項に記載のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法に関する。
また、本発明は、(5)上記(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法で得られることを特徴とするオフセット印刷用インキ組成物に関する。
また、本発明は、(6)オフセット印刷用インキ組成物が浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物である上記(5)項記載のオフセット印刷用インキ組成物に関する。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
<本発明のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法において使用する構成材料>
本発明のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法において使用する構成材料について説明する。
まず、カーボンブラックとしては、pH値が6.0〜8.0の中性カーボンブラックである限り特に限定されないが、本発明の製造方法は嵩密度0.1〜0.8g/cm、平均一次粒子径15〜70nmである中性カーボンブラックに対して有効であり、とりわけ、pH値が6.0〜8.0、嵩密度0.3〜0.8g/cm、平均一次粒子径15〜70nmの中性ビードカーボンブラックがより有効である。上記中性ビードカーボンブラックのなかでも、カラー用中性ビードカーボンブラック及びゴム用中性ビードカーボンブラックが、中性パウダーカーボンブラックに比べて粉塵が発生しにくく、安価で、難分散性であるため、本発明の目的から特に有効である。
上記嵩密度は、JIS K6219に準じて測定を行なった値である。
上記平均一次粒子径は、電子顕微鏡による粒子の観察によって求められる粒子径の算術平均値である。
なお、「ビードカーボンブラック」とは、パウダーカーボンブラックを造粒等することにより、ビーズ状にしたものをいう。
次に、本発明においては、中性カーボンブラックの湿潤のために、少なくとも水を含有する湿潤剤を用いる。上記湿潤剤としては水、および必要に応じて水と併用できる水親和性溶媒を用いることが可能であるが、環境面や中性カーボンブラックの湿潤性の点からは、水親和性溶媒を可能な限り少なくするほうが好ましい。具体的には湿潤剤全量のうち、水を50質量%以上含むのが好ましく、湿潤剤全量が水だけのものが特に好ましい。水の量が50質量%より少ない場合には、湿潤性が低下する傾向がある。なお、用いる水の種類については特に限定されず、例えば水道水、イオン交換水、蒸留水等を用いることができるが、印刷に悪影響を及ぼす水溶性イオン性物質の含有量が少ないという観点から、イオン交換水等を使用することが好ましい。
上記水親和性溶媒は、特に限定されないが、例えばエタノール、エチレングリコール等が挙げられる。
中性カーボンブラックを湿潤させる上記湿潤剤の量は、中性カーボンブラック300質量部に対して湿潤剤30〜900質量部であり、さらに、中性カーボンブラックの湿潤性の向上による生産性の大幅な向上や紙面品質の大幅な向上、水を含有する湿潤剤の除去の容易さ等を考慮すると、好ましくは150〜600質量部である。30質量部より湿潤剤量が少ない場合は、良好な分散性が得られず、また、撹拌作業中等に中性カーボンブラックの飛散等により作業性が悪化するという問題を有する。一方、900質量部より湿潤剤量が多い場合は、湿潤剤の除去に必要な時間が長くなるため生産性が低下し、また、湿潤剤の除去量が増加して余分な処理が必要になるという問題を有する。
次に油性印刷インキ用ワニスの成分であるギルソナイト、ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂、石油樹脂、重質油の4成分について説明する。
ギルソナイトとは、JIS−K 5500に定義されている通り、ユタ州産のアスファルタイトを指し、硬質ビチューメンの一種で、良質の黒ワニスの塗膜形成要素として用いられるものである。本発明では、ギルソナイトとしては、従来からオフセット印刷用墨インキに使用されるものが使用でき、例えばアメリカン・ギルソナイト社(American Gilsonite)から市販されている製品等を使用することができる。
ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂としては、ギルソナイトつまり天然アスファルタイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂が使用でき、例えばアメリカン・ギルソナイト社から市販されている、Gilsonite ER−125等を使用することができる。本発明で使用するギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂は、ギルソナイト中の芳香族系の炭化水素、灰分、軽質留分を含まず、且つアリファチック系のインキ溶剤及び植物油成分への優れた溶解性を持つものである。なおここでいう軟化点はASTM E28−92に準拠して測定した値である。
重質油とは、JIS−M 0104に定義されている通り、石炭液化油、石油、サンドオイル、シェールオイル等を処理した時に得られる、黒色又は黒褐色の液体状、半固体状ないし固体状の高沸点の鉱物油をいう。本発明においては、重質油としては特に限定されず、上述の石炭液化油、石油、サンドオイル、シェールオイル等を処理した時に得られる重質油が使用でき、例えば、石油ナフサを熱分解して得られる石油系重質油が使用できる。また、近年の環境に対する配慮から米国のOSHA基準とEUのPCA基準をクリアーした石油系重質油を使用するのが好ましい。
石油樹脂とは、石油系不飽和炭化水素を直接原料とし、シクロペンタジエンを主原料とするものと、高級オレフィン系炭化水素を主原料とする樹脂である。本発明においては、石油樹脂としては特に限定されず、上記原料を主体とした石油樹脂の他に、石油樹脂をフェノール変性したロジンフェノール樹脂変性石油樹脂も使用できる。石油樹脂の具体的としては、日石ネオポリマーグレード120(新日本石油化学株式会社製)等の市販品が挙げられる。
これらギルソナイト、ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂、石油樹脂、重質油からなる4成分は、適宜選択されて使用され、油性印刷インキ用ワニス中に1成分、2成分、3成分、または4成分を含んでも良いが、好ましくは、ギルソナイト及び/又はギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂を油性印刷インキ用ワニスに含有させておくことが好ましい。
フラッシング時における上記4成分の添加量については、重質油を使用しない場合は、重質油以外の3成分の合計添加量が、中性カーボンブラック100質量%に対して1〜60質量%の範囲であるのが好ましく、重質油を使用する場合は、4成分の合計添加量が中性カーボンブラック100質量%に対して1〜150質量%の範囲であることが好ましい。
また、フラッシング時において、中性カーボンブラック100質量部に対して、ギルソナイト、及び、ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂の合計添加量を1〜60質量%、さらに好ましくは1〜25質量%となる範囲で含有させておくことがより好ましい。
中性カーボンブラックに対して上記成分の合計添加量が1質量%未満では分散性が充分ではなく、一方、60質量%(重質油を使用しない場合)、あるいは150質量%(重質油を使用する場合)を越えると得られるオフセット印刷用インキ組成物への湿し水の過剰乳化が生じ、印刷適性に悪影響を及ぼす傾向がある。但し、適切な使用量は、これらの材料の種類の他、中性カーボンブラック、その他の併用する材料の種類や使用量等によって異なるため上記範囲内で適切な使用量を選択することが好ましい。
本発明の製造方法に使用する油性印刷インキ用ワニスとしては、上記ギルソナイト、ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂、石油樹脂、及び重質油からなる4成分の中の少なくとも1成分と共に、バインダー樹脂及び油状液体を併用する。
上記バインダー樹脂としては、オフセット印刷用インキに使用されているロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノールを含有しないポリエステル樹脂を特に制限なく使用できる。また、必要に応じてアルキッド樹脂を併用することができる。
オフセット印刷用インキ組成物中の上記ギルソナイトと上記ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂、石油樹脂と上記バインダー樹脂の合計使用量は、オフセット印刷用インキ組成物全体の質量を100質量%とした場合に、通常10〜60質量%の範囲が適当である。
オフセット印刷用インキ組成物中の上記重質油と上記油状液体の合計使用量は、油性印刷インキ用ワニス全体の20〜80質量%の範囲であるのが好ましい。
上記油状液体としては、植物油成分、鉱物油成分等が使用できる。
植物油成分としては、植物油及び植物油由来の脂肪酸エステル化合物が挙げられる。
上記植物油としては、大豆油、綿実油、アマニ油、サフラワー油、桐油、トール油、脱水ヒマシ油、カノーラ油等のオフセット印刷に適した乾性油または半乾性油が例示できる。これらは単独で使用することもでき、また2種以上を併用することもできる。
上記植物油由来の脂肪酸エステル化合物としては、上記の乾性油または半乾性油由来の脂肪酸のモノアルキルエステル化合物が挙げられる。かかる脂肪酸モノエステルを構成する脂肪酸としては、炭素数16〜20の飽和または不飽和脂肪酸が好ましく、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エレオステアリン酸等が例示できる。脂肪酸モノエステルを構成するアルコール由来のアルキル基は、炭素数1〜10のものが好ましく、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、2−エチルヘキシル等のアルキル基が例示できる。これら脂肪酸モノエステルは、単独で使用することもでき、また2種以上を組み合わせて使用することもできる。
鉱物油成分としては、水と相溶しない、沸点160℃以上、好ましくは沸点200℃以上のものを挙げることができる。具体的には、従来からオフセット印刷用インキ溶剤として使用されている、n−パラフィン系溶剤、イソパラフィン系溶剤、ナフテン系溶剤、芳香族系溶剤、α−オレフィン系等の石油系溶剤、軽油、スピンドル油、マシン油、シリンダー油、テレピン油、ミネラルスピリット等が例示できる。
上記油性印刷インキ用ワニスにおいて、溶媒として使用する植物油成分と鉱物油成分は、植物油成分を単独で用いてもよく、脂肪酸エステル、鉱物油をそれぞれ単独で用いてもよく、植物油成分と鉱物油成分とを併用してもよい。
さらに必要に応じて、ゲル化剤、ドライヤー、乾燥遅延剤、酸化防止剤、整面助剤、耐摩擦性向上剤、裏移り防止剤、非イオン系界面活性剤等の添加剤等を適宜使用することができる。
<本発明のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法>
次に、本発明のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法について説明する。
本発明は、中性カーボンブラック300質量部を、少なくとも水を含有する湿潤剤30〜900質量部で湿潤させる工程と、ギルソナイト、ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂、石油樹脂及び重質油からなる4成分の中の少なくとも1成分を含有する油性印刷インキ用ワニスを用いて、上記湿潤させた中性カーボンブラックをフラッシングし、次いで湿潤剤を除去する工程と、を含むことを特徴とするオフセット印刷用インキ組成物の製造方法である。
本発明のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法において、中性カーボンブラックを湿潤させる装置は特に限定されないが、ディスパー又はフラッシャー(ニーダー)のいずれかを用いるのが好ましい。
本発明のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法において、「フラッシング」とは、少なくとも水を含有する湿潤剤で湿潤させた中性カーボンブラックと油性ワニスを混合・撹拌し、中性カーボンブラックを水相から油性相に転相させる工程をいう。フラッシングに使用する装置も特に限定されないが、例えばフラッシャー(ニーダー)又は湿潤剤を除去できる機構を有する攪拌装置等が利用できる。
本発明のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法において、フラッシングした組成物中の、水を含有する湿潤剤の含有量が、好ましくは2質量%以下となるまで、湿潤剤を除去させる。さらに本発明の製造方法においては、上記湿潤させる工程及びフラッシングし、次いで湿潤剤を除去させる工程の終了後、練肉する工程を経るのが好ましい。練肉するための装置としては、特に限定されないが、例えばロールミル又はビーズミル等が利用できる。この工程において、オフセット印刷用インキ組成物の粒子径が、例えば印刷膜厚より小さくなる5μm以下となるまで練肉する。なお上記粒子径は、例えばグラインドゲージ等によって測定することができる。
本発明において、フラッシング時に用いる「ギルソナイト、ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂、石油樹脂及び重質油からなる4成分の中の少なくとも1成分を含有する油性印刷インキ用ワニス」は、フラッシング時において、結果的に油性印刷インキ用ワニスが上記4成分の中の少なくとも1成分を所定の量含有する状態になっていればよい。従って、調製時における各成分の添加方法等は特に限定されず、どのような方法で調製してもよい。
すなわち、フラッシング時に、予め、上記バインダー樹脂と、上記4成分の中の少なくとも1成分とを、植物油成分及び/又は鉱物油成分に溶解させて、上記4成分の中の少なくとも1成分の含有量が所定量となるよう油性印刷インキ用ワニスを調整してもよいし、また例えば、上記液状である重質油を用いる場合は、その重質油と、バインダー樹脂を植物油成分及び/又は鉱物油成分に溶解させたバインダー樹脂油性ワニスとを別々に添加する方法等により、あるいは上記4成分の中の少なくとも1成分を、植物油成分及び/又は鉱物油成分に溶解させたワニスを用いて、そのワニスとバインダー樹脂を植物油成分及び/又は鉱物油成分に溶解させたバインダー樹脂油性ワニスとを別々に添加する方法等により、最終的に4成分の中の少なくとも1成分の含有量が所定量となるよう油性印刷インキ用ワニスを調製してもよい。
予め上記バインダー樹脂と、上記4成分の中の少なくとも1成分とを、植物油成分及び/又は鉱物油成分に溶解させて調製した油性印刷インキ用ワニスを用いて、オフセット印刷用インキ組成物を製造する方法としては、特に限定されないが、例えば、まず、ディスパー又はフラッシャー(ニーダー)に中性カーボンブラックと、少なくとも水を含有する湿潤剤とを添加・攪拌し、中性カーボンブラックを湿潤させる工程、次いで、中性カーボンブラックの湿潤物に上記油性印刷インキ用ワニスを加え、フラッシャー(ニーダー)又は湿潤剤を除去する機構を有する攪拌装置でフラッシングし、フラッシングして得られる組成物中の湿潤剤の含有量が、好ましくは2質量%以下になるまで湿潤剤を除去する工程を含む方法等が挙げられる。その後、必要に応じて、油性印刷インキ用ワニス又はバインダ−樹脂油性ワニス等を加え、ビーズミルや3本ロールミルなどで練肉分散させる工程、さらに得られた練肉物に、残余の材料を加えて所定の粘度に調整する工程を経て、オフセット印刷用インキ組成物を得る方法等が挙げられる。
また、フラッシング時に液状である重質油と、バインダー樹脂を植物油成分及び/又は鉱物油成分に溶解させたバインダー樹脂油性ワニスを別々に添加して油性印刷インキ用ワニスを調製する場合は、上記と同様の工程で、フラッシングを行う際に、液状である重質油と、バインダー樹脂油性ワニスの両方を別々に添加することができる。
また、フラッシング時に上記4成分の中の少なくとも1成分を植物油成分及び/又は鉱物油成分に溶解させたワニスと、バインダー樹脂を植物油成分及び/又は鉱物油成分に溶解させたバインダー樹脂油性ワニスとを別々に添加して油性印刷インキ用ワニスを調製する場合は、上記と同様の工程で、フラッシングを行う際に、上記4成分の中の少なくとも1成分を植物油成分及び/又は鉱物油成分に溶解させたワニスと、バインダー樹脂油性ワニスの両方を別々に添加することができる。
尚、バインダー樹脂油性ワニスには、必要に応じて、ゲル化剤の適量(バインダー樹脂に対して15質量%以下程度)を使用し、樹脂を架橋させることができる。このような場合に使用するゲル化剤としては、アルミニウムアルコラート類、アルミニウムキレート化合物等が挙げられ、好ましい具体例としては、アルミニウムトリイソプロポキシド、モノ−sec−ブトキシアルミニウムジイソプロポキシド、アルミニウムトリ−sec−ブチトキシド、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシド、アルミニウムトリスエチルアセトアセテートなどが例示できる。
以上の製造方法から得られる本発明のオフセット印刷インキ組成物の製造方法で得られるオフセット印刷用インキ組成物は、高い光沢や漆黒性が要求されないオフセット印刷用インキ組成物として、特に浸透乾燥型のオフセット印刷用インキ組成物として好適に使用される。
また本発明のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法により、中性カーボンブラック(特に、中性ビードカーボンブラック)を利用しながら、従来の方法よりインキの生産性を大幅に向上させることができる。さらに得られたオフセット印刷用インキ組成物は、カーボンブラックの分散性、経時安定性が良好である。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、特に断りのない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は「質量部」を意味するものとする。なお、以下の実施例・比較例及び参照例において、上述の通り、嵩密度はJIS K6219に準じて測定した値である。また平均一次粒子径についても、上述の通り、電子顕微鏡による粒子の観察によって求められる粒子径の算術平均値である。
(実施例1)
pH7.0、一次粒子径27nm、嵩密度0.42g/cmのカラー用中性ビードカーボンブラック(BLACK PEARLS430、Cabot製)の224部と湿潤剤(水道水)の224部を卓上フラッシャー(井上機械製)内で25℃にて30分混合・湿潤を行ない、その後、Gilsonite Selects 325(ギルソナイト、American Gilsonite社製)/Gilsonite ER−125(ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂、American Gilsonite社製)/AFソルベント6号(商品名、鉱物油成分、印刷インキ用溶剤、新日本石油化学株式会社製)の質量比が15/5/80であるギルソナイトワニス1の114部を添加後、ロジン変性フェノール樹脂(重量平均分子量80,000)/大豆油/AFソルベント6号/ALCH(エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシド)の質量比が45/30/24/1であるバインダー樹脂油性ワニス1の200部を添加し、50℃にて60分間フラッシングを行った(尚、ここでは、ギルソナイトワニス1にバインダー樹脂油性ワニス1を加えたものが油性印刷インキ用ワニス1に相当する(表1参照))。その後、本体を傾け浸出した湿潤剤を除去し、さらに、残留湿潤剤を100℃、減圧下で60分間除去し、湿潤剤を、湿潤剤量が2%以下になるまで除去した。その後、バインダー樹脂油性ワニス1の302部を添加し、45℃の3本ロールミル(井上機械製)を用いて、グラインドゲージによる粒子径測定で5μm以下となるまで練肉分散を行ない、オフセット印刷用ベースインキ1を得た。このオフセット印刷用ベースインキ1の70部にバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号の15部を加えオフセット印刷用インキ組成物1を得た。
(実施例2)
使用する中性カーボンブラックを実施例1のカラー用中性ビードカーボンブラックからpH7.5、一次粒子径30nm、嵩密度0.46g/cmのゴム用中性ビードカーボンブラック(N326、Degussa製)に変えた以外は実施例1と同様の材料、同様の製造条件にして、オフセット印刷用ベースインキ2を得た。このオフセット印刷用ベースインキ2の70部に実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号の15部を加えオフセット印刷用インキ組成物2を得た。
(実施例3)
使用するギルソナイトワニスを、ギルソナイトワニス1から、Gilsonite Selects 325(ギルソナイト、American Gilsonite社製)/重質油(石油系重質油、SNH−540、三共油化工業製)、アニリン点88℃:JIS K2256による)の質量比が20/80であるギルソナイトワニス2に変えた以外は実施例1と同様の材料、同様の製造条件にして、オフセット印刷用ベースインキ3を得た(尚、ここでは、ギルソナイトワニス2にバインダー樹脂油性ワニス1を加えたものが油性印刷インキ用ワニス2に相当する(表1参照))。このオフセット印刷用ベースインキ3の70部に実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号の15部を加えオフセット印刷用インキ組成物3を得た。
(実施例4)
使用するギルソナイトワニスを、ギルソナイトワニス1から、Gilsonite Selects 325(ギルソナイト、American Gilsonite社製)/重質油(石油系重質油、N40、Magie製)、アニリン点67℃:JIS K2256による)の質量比が20/80であるギルソナイトワニス3に変えた以外は実施例1と同様の材料、同様の製造条件にして、オフセット印刷用ベースインキ4を得た(尚、ここでは、ギルソナイトワニス3にバインダー樹脂油性ワニス1を加えたものが油性印刷インキ用ワニス3に相当する(表1参照))。このオフセット印刷用ベースインキ4の70部に実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号の15部を加えオフセット印刷用インキ組成物4を得た。
(実施例5)
実施例1の湿潤剤の量を224部から120部に変えた以外は実施例1と同様の材料、同様の製造条件にして、オフセット印刷用ベースインキ5を得た。このオフセット印刷用ベースインキ5の70部に実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号15部を加えオフセット印刷用インキ組成物5を得た。
(実施例6)
実施例1の湿潤剤の224部を416部に変えた以外は実施例1と同様の材料、同様の製造条件にして、オフセット印刷用ベースインキ6を得た。このオフセット印刷用ベースインキ6の70部に実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号15部を加えオフセット印刷用インキ組成物6を得た。
(比較例1)
実施例1のカラー用中性ビードカーボンブラックの224部と実施例1のギルソナイトワニス1の114部を添加後、実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の200部を添加し、卓上フラッシャー(井上機械製)で50℃にて120分混合した(尚、ここでは、ギルソナイトワニス1にバインダー樹脂油性ワニス1を加えたものが油性印刷インキ用ワニス1に相当する(表1参照))。その後、バインダー樹脂油性ワニス1の302部を添加し、45℃の3本ロールミル(井上機械製)を用いて、グラインドゲージによる粒子径測定で5μm以下となるまで練肉分散を行ない、オフセット印刷用ベースインキ7を得た。このオフセット印刷用ベースインキ7の70部に実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号の15部を加えオフセット印刷用インキ組成物7を得た。
(比較例2)
実施例1のカラー用中性ビードカーボンブラックの224部と実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の314部を卓上フラッシャー(井上機械製)で50℃にて120分混合した。その後、バインダー樹脂油性ワニス1の302部を添加し、45℃の3本ロールミル(井上機械製)を用いて、グラインドゲージによる粒子径測定で5μm以下となるまで練肉分散を行ない、オフセット印刷用ベースインキ8を得た。このオフセット印刷用ベースインキ8の70部に実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1を3部、AFソルベント6号17部を加えオフセット印刷用インキ組成物8を得た。
(比較例3)
使用する中性カーボンブラックを比較例2のカラー用中性ビードカーボンブラックから実施例2のpH7.5、一次粒子径30nm、嵩密度0.46g/cmのゴム用中性ビードカーボンブラックに変えた以外は比較例2と同様の材料、同様の製造条件にして、オフセット印刷用ベースインキ9を得た。このオフセット印刷用ベースインキ9の70部に実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の3部、AFソルベント6号の17部を加えオフセット印刷用インキ組成物9を得た。
(比較例4)
実施例1の湿潤剤の量を224部から20部に変えた以外は実施例1と同様の材料、同様の製造条件にして、オフセット印刷用ベースインキ10を得た。このオフセット印刷用ベースインキ10の70部に実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号15部を加えオフセット印刷用インキ組成物10を得た。
(比較例5)
pH7.0、一次粒子径27nm、嵩密度0.195g/cmのカラー用中性パウダーカーボンブラック(REGAL300R、Cabot製)の224部と実施例1のギルソナイトワニス1の114部を添加後、実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の200部を卓上フラッシャー(井上機械製)で50℃にて120分混合する。その後、バインダー樹脂油性ワニス1の302部を添加し、45℃の3本ロールミル(井上機械製)を用いて、グラインドゲージによる粒子径測定で5μm以下となるまで練肉分散を行ない、オフセット印刷用ベースインキ11を得た。このオフセット印刷用ベースインキ11の70部にバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号の15部を加えオフセット印刷用インキ組成物11を得た。
(実施例7)
pH7.0、一次粒子径27nm、嵩密度0.195g/cmのカラー用中性パウダーカーボンブラック(REAGAL300R、Cabot製)の224部と湿潤剤(水道水)の224部を卓上フラッシャー(井上機械製)内で25℃にて30分湿潤混合を行ない、実施例1記載のギルソナイトワニス1の114部を添加した後、実施例1記載のバインダー樹脂油性ワニス1の200部を添加し、50℃にて60分間フラッシングを行った。その後、本体を傾け浸出した湿潤剤を除去し、さらに、減圧下、100℃で60分の時間をかけてベース中に残留している湿潤剤を水分2%以下になるまで除去した後、バインダー樹脂油性ワニス1の302部を添加し、45℃の3本ロールミル(井上機械製)を用いて、グラインドゲージによる粒子径測定で5μm以下となるまで練肉分散を行ない、オフセット印刷用ベースインキ12を得た。このオフセット印刷用ベースインキ12の70部にバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号の15部を加えオフセット印刷用インキ組成物12を得た。
(実施例8)
pH7.0、一次粒子径27nm、嵩密度0.42g/cmのカラー用中性ビードカーボンブラック(BLACK PEARLS430、Cabot製)の224部と湿潤剤(水道水)の224部を卓上フラッシャー(井上機械製)内で25℃にて30分湿潤混合を行ない、その後、Gilsonite Selects 325(ギルソナイト、American Gilsonite社製)/石油樹脂(商品名、日石ネオポリマーグレード120、新日本石油化学株式会社製)/重質油(商品名、SNH−540、三共油化工業社製)の質量比が20/20/60であるギルソナイトワニス4の114部を添加後、実施例1記載のバインダー樹脂油性ワニス1の200部を添加し、50℃にて60分間フラッシングを行った(尚、ここでは、ギルソナイトワニス4をバインダー樹脂油性ワニス1に加えたものが油性印刷インキ用ワニス4に相当する(表1参照))。その後、本体を傾け浸出した湿潤剤を除去し、さらに、残留湿潤剤を100℃、減圧下で60分間除去し、湿潤剤を、湿潤剤量が2%以下になるまで除去した。その後、バインダー樹脂油性ワニス1の302部を添加し、45℃の3本ロールミル(井上機械製)を用いて、グラインドゲージによる粒子径測定で5μm以下となるまで練肉分散を行ない、オフセット印刷用ベースインキ13を得た。このオフセット印刷用ベースインキ13の70部にバインダー樹脂油性ワニス1の5部、AFソルベント6号の15部を加えオフセット印刷用インキ組成物13を得た。
(実施例9) (工業的スケールの実施例)
pH7.0、一次粒子径27nm、嵩密度0.42g/cmのカラー用中性ビードカーボンブラック(BLACK PEARLS430、Cabot製)の560kgと湿潤剤(水道水)の560kgを製造フラッシャー(井上機械製)内で25℃にて30分湿潤混合を行ない、その後、実施例1記載のギルソナイトワニス1の285kgを添加後、実施例1記載のバインダー樹脂油性ワニス1の500kgを添加し、50℃にて60分間フラッシングを行った(尚、ここでは、ギルソナイトワニス1にバインダー樹脂油性ワニス1を加えたものが油性印刷インキ用ワニス1に相当する(表1参照))。その後、本体を傾け浸出した湿潤剤を除去し、さらに、残留湿潤剤を100℃、減圧下で90分間除去し、湿潤剤を、湿潤剤量が2%以下になるまで除去した。その後、バインダー樹脂油性ワニス1の755kgを添加し、45℃の3本ロールミル(井上機械製)を用いて、グラインドゲージによる粒子径測定で5μm以下となるまで練肉分散を行ない、オフセット印刷用ベースインキ14を得た。このオフセット印刷用ベースインキ14の700kgにバインダー樹脂油性ワニス1の50kg、AFソルベント6号の150kgを加えオフセット印刷用インキ組成物14を得た。
(比較例6) (工業的スケールの比較例)
製造フラッシャー(井上機械製)に実施例1のカラー用中性ビードカーボンブラックの560kgと実施例1のギルソナイトワニス1の285kgを添加後、実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の500kgを投入し50℃にて120分混合した(尚、ここでは、ギルソナイトワニス1にバインダー樹脂油性ワニス1を加えたものが油性印刷インキ用ワニス1に相当する(表1参照))。その後、バインダー樹脂油性ワニス1の755kgを添加し、45℃の3本ロールミル(井上機械製)を用いて、グラインドゲージによる粒子径測定で5μm以下となるまで練肉分散を行ない、オフセット印刷用ベースインキ15を得た。このオフセット印刷用ベースインキ15の700kgに実施例1のバインダー樹脂油性ワニス1の50kg、AFソルベント6号の150kgを加えオフセット印刷用インキ組成物15を得た。
<評価>
実施例1〜9、比較例1〜6のオフセット印刷用インキ組成物の分散性を下記の方法で評価した。その結果を表1に示す。
(1)分散性
3本ロールミル温度(井上機械製)45℃かつ一定の締め圧の条件下で、グラインドゲージによる粒子径測定で5μm以下となるようにベースを分散させた。その時のロールミルを用いた練肉回数を分散性の指標とした。
(2)紙面品質評価
実施例1〜9(本発明の浸透乾燥型のオフセット印刷用インキ組成物)、及び比較例1〜6(従来の浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物)を印刷適性試験機PM−902PT(株式会社エスエムテー製)により、更紙(王子製紙製、更紙40.5K)に展色し、その展色物の目視評価を行なった。その実施例1〜9の展色物は比較例1〜6に比べ、着肉性・濃度感に優れていた。
(3)オフセット印刷用インキ組成物中の中性カーボンブラックの分散性相対的評価
印刷物の光沢、漆黒度は、インキ組成物中の中性カーボンブラックの分散度と相関がある。即ち、中性カーボンブラックが未分散のまま残留し、粒径分布がブロードとなると、光沢、漆黒度が低下し、逆に、未分散のものがなくなり、粒径分布がシャープになればなるほど、光沢、漆黒性が良好となる。これを利用し、オフセット印刷用インキ組成物を印刷した印刷物の光沢、漆黒度を評価し、オフセット印刷用インキ組成物中の中性カーボンブラックの分散性を相対的に評価した。
<光沢・漆黒度評価>
実施例1〜9、比較例1〜6のオフセット印刷用インキ組成物を印刷適性試験機PM−902PT(株式会社エスエムテー製)により、インキをコート紙(O.Kトップコート73K)に展色する。その展色物を光沢計GM−26(株式会社村上彩技術研究所製)を用いて光沢値を測定した。また、漆黒度は測色分光光度計GretagMacbeth SpectroEye(GretagMacbeth製)を用いて、L*の測定を行なった。L*が小さいほど黒味の色調が強いことを示す。
Figure 0004874957
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表6及び7に示すように、実施例1〜8で得られる本発明のオフセット印刷用インキ組成物1〜6、12、13は、比較例のオフセット印刷用インキ組成物7〜11に比べて生産合計時間が短くできる。また、工業的スケールの実施例9で得られる本発明のオフセット印刷用インキ組成物14は、工業的スケールの比較例6のオフセット印刷用インキ組成物15に比べて生産合計時間が短くできる。さらに光沢値が高く、L*が小さいことから、本発明のオフセット印刷用インキ組成物1〜6、12、13、14は分散性に優れることが分かる。
本発明の製造方法は、安価な中性カーボンブラックを利用した場合でも、従来の製造方法よりも生産性を大幅に向上させることができ、且つ、分散性が良好となるオフセット印刷用インキ組成物を提供することができる。本発明の製造方法により得られるオフセット印刷用インキ組成物は、高い光沢や漆黒性が要求されないオフセット印刷用インキ組成物として、特に浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物として好適に使用される。

Claims (6)

  1. 中性カーボンブラック300質量部を、少なくとも水を含有する湿潤剤30〜900質量部で湿潤させる工程と、ギルソナイト、ギルソナイトから抽出された軟化点120〜125℃の脂肪族炭化水素系樹脂、石油樹脂及び重質油からなる4成分の中の少なくとも1成分を含有する油性印刷インキ用ワニスを用いて、前記湿潤させた中性カーボンブラックをフラッシングし、次いで湿潤剤を除去する工程と、を含むことを特徴とするオフセット印刷用インキ組成物の製造方法。
  2. 前記湿潤させる工程及びフラッシングし、次いで湿潤剤を除去する工程の終了後に、さらにロールミル又はビーズミルで練肉する工程を有する請求項1記載のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法。
  3. 前記中性カーボンブラックとして、嵩密度0.1〜0.8g/cm、平均一次粒子径15〜70nmである中性カーボンブラックを用いる請求項1又は2記載のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法。
  4. 前記中性カーボンブラックが嵩密度0.3〜0.8g/cm、平均一次粒子径15〜70nmである中性ビードカーボンブラックである請求項1〜3のいずれか1項に記載のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のオフセット印刷用インキ組成物の製造方法で得られることを特徴とするオフセット印刷用インキ組成物。
  6. オフセット印刷用インキ組成物が浸透乾燥型オフセット印刷用インキ組成物である請求項第5記載のオフセット印刷用インキ組成物。
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