JP4874691B2 - 木質建築物における接合構造 - Google Patents

木質建築物における接合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4874691B2
JP4874691B2 JP2006103950A JP2006103950A JP4874691B2 JP 4874691 B2 JP4874691 B2 JP 4874691B2 JP 2006103950 A JP2006103950 A JP 2006103950A JP 2006103950 A JP2006103950 A JP 2006103950A JP 4874691 B2 JP4874691 B2 JP 4874691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
washer
hole
nut
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006103950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007277879A (ja
Inventor
肇 野口
一利 河原崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2006103950A priority Critical patent/JP4874691B2/ja
Publication of JP2007277879A publication Critical patent/JP2007277879A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4874691B2 publication Critical patent/JP4874691B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、例えば、基礎上に設置される木質材からなる建物ユニットや木質材からなる上階と下階の建物ユニットなどの木質建築物における接合構造に関するものである。
従来、木質建築物における接合構造として、特許文献1に記載のものがある。
この従来のものは、図9に示すように、基礎20に建物ユニット40を接合する構造であり、基礎20から突設したアンカーボルト32を、建物ユニット40の壁パネル31が備える土台33に設けたボルト挿通孔33aと、座金34のボルト貫通孔34aとその突起34bに通し、この土台33のボルト32が突出している部分(ボルト挿通孔34aの周囲)に座金34を添設させた状態で、このボルト32に皿ばねナット35を螺着したものである。
特許第3739245号公報
しかしながら、上記した従来の木質建築物における接合構造では、ボルト32にナット35を螺着させただけなので、地震などの振動による外力が接合部分に加わると、ナット35の螺着が緩み、接合が緩んでしまう恐れがある。
また、土台33が木痩せすると、皿ばねナット35の皿ばねによる反発力が弱まるので、経年的に接合が緩んでしまう恐れがある。
そこで本発明は、長期間に渡って接合の緩みを防止することのできる木質建築物における接合構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明は、第1構造体から突設したボルトを木質材からなる第2構造体に設けたボルト挿通孔と座金のボルト貫通孔とに挿通し、前記第構造体の前記ボルトが突出した部分に前記座金を添設した状態で前記ボルトにナットを螺着する木質建築物における接合構造において、前記ナットと前記座金との間に緩み防止用座金が設けられ、前記緩み防止用座金には前記ボルトの軸方向に沿って添設される複数のバネ部材と該バネ部材のバネ受座部となるバネ受座金とが備えられ、前記ボルトを内包すると共に円周方向に分離して離間する端部が形成されたリング部材が前記バネ受座金に設けられたボルト貫通孔に内接するように設けられ、前記バネ受座金のボルト貫通孔は前記第1構造体側に向かうにつれて該貫通孔を狭めるようにテーパ状に形成されていると共に該貫通孔に内接する前記リング部材が前記バネ部材により前記第1構造体側に押圧され、前記ナットが螺着される前記ボルトのネジ山の軸方向の幅が他のネジ山よりも幅広く形成されていると共に前記ボルトのネジ山の頂部に網目状の溝が形成されていることを特徴とする。
また、前記座金のボルト貫通孔の周辺に前記第1構造体側に延出する突起が備えられていてもよい。
本発明によれば、ボルトの軸方向に沿って挿設された複数のバネ部材と該バネ部材のバネ受座部となるバネ受座金とが備えられた緩み防止用座金をナットと座金との間に設けることにより、木質材からなる第2構造体が木痩せしても、ナットとバネ受座金との間に介在するバネ部材がその木痩せに追従するように復元してナットと座金の間に延在するので、木痩せによる接合の緩みを防止することができる。
また、本発明によれば、バネ受座金に設けられたボルト貫通孔の内周面を第1構造体側に向かうにつれて該貫通孔を狭めるようにテーパ状に傾斜させると共に、ボルトを内包し、且つ円周方向に分離して離間する端部が形成されたリング部材をボルト貫通孔の内周面に内接させてバネ部材により第1構造体側に押圧することにより、リング部材はボルト貫通孔内で縮み、地震などの振動や外力によって第2構造体が引き離されないようにボルトを締め付けて接合を保持するので、接合の緩みを防止することができる。
さらに、本発明によれば、前記ナットが螺着される前記ボルトのネジ山の軸方向の幅を他のネジ山よりも幅広く形成すると共に前記ボルトのネジ山の頂部に溝を形成することにより、ボルトのネジ山とナットのネジ溝との接触摩擦が増して、ボルトとナットの螺着の緩みを防止することができる。
また、ネジ山の頂部に形成された溝によってネジ山の頂部は弾性変形するので、溝が形成されたネジ山が他のネジ山よりも幅広く形成されていてもボルトにナットを容易に螺合することができると共に、地震などの外力がナット若しくはボルトに作用しても、ネジ山の頂部の弾性変形により外力が吸収され、ボルトのネジ山とナットのネジ溝との接触摩擦が保持されるので、螺着の緩みを防止することができる。
また、本発明によれば、リング部材によりボルトを締め付けてボルトの振動や軸回りの回転を防止する第1の緩み防止作用と、頂部に溝が形成された幅広いネジ山部分にナットを螺着させる第2の緩み防止作用との2重の緩み防止作用を発揮するので、地震などの大きな振動やその他の大きな外力による接合の緩みを防止することができることのみならず、強固な接合を長期に渡り保持することができる。
また、座金のボルト貫通孔の周辺に第1構造体側に延出する突起を備えることにより、このボルト貫通孔に通される接合ボルトは、突起に支持されることとなり、これにより座金より下の曲げスパンが突起の突出長の分だけ短くなり、曲がり変形量を小さくすることができる。
以下、本発明に係る木質建築物における接合構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は基礎20に建物ユニット30を接合する構造を示し、第1構造体としての基礎20から突設したボルトとしてのアンカーボルト13を、建物ユニット30の壁パネル31が備える第2構造体としての木質材の土台33に設けたボルト挿通孔33aと、座金11のボルト貫通孔11bとその突起11eに通すと共に、緩み防止用座金12に挿通する。そして、この土台33のボルト13が突出している部分(ボルト挿通孔33aの周囲)に座金11を添設させると共に、その座金11上に緩み防止用座金12を添設させた状態で、ボルト13にナット14を螺着したものである。
尚、土台33のボルト挿通孔33aの大きさは、ボルト13を挿入容易とするために大径のルーズホールとする一方、座金11の突起11dを土台33に食い込ませ、ボルト13による緊結度を高めることにて建物ユニット30の水平方向への変位を防止している。
また、建物ユニット30は、骨組みとして柱、梁、根太などから形成されると共に、この骨組みに天井パネルや床パネル、内外壁パネルなどが取付けられてなる。
尚、図1の建物ユニットでは、木質の床パネル36に耐力壁となる木質の壁パネル31が立設される構造となっている。
そして、この建物ユニットを上下左右方向に複数配置して建物ユニット同士を結合することによりユニット建物とする。
図2は本発明の木質建築物用金物の一態様として座金11を示すものであり、座金11は矩形平板状の鋼板製の板体11aからなり、板体11aの中央にボルト貫通孔11bを備え、板体11aの一面でボルト貫通孔11bの周辺に沿い且つ基礎20側に延出する突起としての筒状突起11eを備える(図1、図2(b))。しかも、板体11aにおけるボルト貫通孔11bの周囲の4箇所には孔11cを備え、板体11aの一面で孔11cの周辺に沿う筒状突起11dを備える(図2(b))。
また、この座金11の突起11e、11dは、しごき成形により加工され、板体11を穿孔時に、しごき孔11b、11cの縁に大きなバリを発生させることにより先端尖り状に形成される(図2(b))。
このように形成された座金11の突起11dは、しごき孔11cの部分を空洞部とし、肉厚を先端ほど薄肉とし、且つ先端の高さを周方向で不均等としている(図2(c))。従って、座金11の突起11dは、小さな押付力で木質材に食い込み容易となっている。
図3は本発明の木質建築物用金物の一態様として緩み防止用座金12を示すものであり、緩み防止用座金12はバネ受座金としての鋼板製の板体12aと、ボルト13の軸方向に沿って重なるように介在するバネ部材としての板バネ12e、12b、・・・と、リング部材としての締付リング12cと、板バネ12e、12b、・・・を囲うように保持する保持ケース12dとからなる(図3(a))。
尚、図3(b)は緩み防止用座金12を添設した後、ボルト13にナット14を螺着した接合状態を示すものであり、ナット14を螺着することにより各板バネ12b、・・・はボルト13の軸方向に縮む(弾性変形)と共に板体12a側に押し付けられ、板体12a上の板バネ12eを圧接する。また、この板バネ12eが圧接されることにより締付リング12cは板体12aのボルト貫通孔120内に押し込まれる。
図4に示すように、バネ受座金としての板体12aは略円盤状に形成されると共に、その中央にボルト貫通孔120を備え、しかも、ボルト貫通孔120の周囲の3位置には孔121を備える(図4(a))。
また、図4(b)に示すように、ボルト貫通孔120の内周面は下方(基礎20側)に向かうにつれてボルト貫通孔120を狭めるようにテーパ状に傾斜し、この傾斜する内周面に内接するように締付リング12cを備える(図3を参照)。
図5に示すように、締付リング12cは、ボルト13を内包して円周方向に伸縮可能となるように円周方向に分離して離間する端部が形成され(図5(a))、その両端部は互いに係合する三角形状の係合切欠123と係合凸部122とを備える(図5(b))。
また、緩み防止用座金12を添設した後、ボルト13にナット14を螺着した接合状態では(図3(b)を参照)、ボルト貫通孔120の内周面に内接する締付リング12cが板バネ12eにより下方(基礎20側)に押圧される。そして、その押圧により締付リング12cはボルト貫通孔120の傾斜する内周面に押し付けられ、ボルト13を内包して圧着するまで縮まるようになっている。その際、締付リング12cの離間する両端部は互いに密着係合、若しくは近接しており(図5(c))、その結果、締付リング12cの円周長さが縮み、ボルト13を締め付けることとなる。
図6に示すように、板バネ12e、12bは平面視筒状に形成されていると共に(図6(a)、(c))、ボルト13が挿通される各ボルト貫通孔126、127の中心方向に向けて板バネ部128、129が傾斜している(図6(b)、(d))。尚、ボルト13にナット14を螺着した接合状態(図3(b)を参照)では、板バネ12e、12bの板バネ部128、129の内周縁部が、外周縁部の位置に一致若しくは近接するまで弾性変形し、全体が軸方向に縮むこととなる。
また、図7に示すように、保持ケース12dは平面視筒状に形成され、その筒状底面の円周方向の3箇所には下方に突出する筒状の突起部125を一体に備える。尚、突起部125が、緩み防止用座金12の板体12aに設けられた孔に嵌め込まれることにより(図3を参照)、保持ケース12dと板体12aとが一体化される。
図8は本発明の実施の形態に係るアンカーボルト13の形状を示すものであり、アンカーボルト13は丸棒状に形成され、その外周面に沿って断面視台形状のネジ山131が複数形成され、ナット14が螺着されるボルト13の外周面には断面視台形状のネジ山132が複数形成される(図8(a)、(b))。
このナット14が螺着されるネジ山132は、その軸方向の幅が他のネジ山131よりも幅広く形成されている。
また、ナット14が螺着されるボルト13のネジ山132の頂部132aには網目状の溝132bが転造形成される(図8(b))。
この溝132bが形成されることにより、ネジ山132の頂部132aは、溝132bの隙間を塞ぐような変形、例えば、ネジ山132の断面視台形状の頂部132aがさらに先細るように変形する。
すなわち、ナット14のネジ溝に螺着される際などにネジ山132に加わる様々な外力に対して弾性変形するようになっている。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、アンカーボルト13の軸方向に沿って設けられた複数の板バネ12e、12b、・・・とこの板バネ12e、12b、・・・のバネ受座部としての板体12aとが備えられた緩み防止用座金12をナット14と座金11との間に設けることにより、木質材からなる土台33が木痩せしても、ナット14と板体12aとの間に介在する複数の板バネ12e、12b、・・・がその木痩せに追従するように復元してナットと座金の間に延在するので、木痩せによる接合の緩みを防止することができる。
また、上記実施の形態によれば、板体12aに設けられたボルト貫通孔120の内周面を下方に向かうにつれて貫通孔120を狭めるように傾斜させると共に、ボルトを内包して円周方向に伸縮する締付リング12cをボルト貫通孔120の内周面に内接させて、板バネ12eにより下方に押圧することにより、締付リング12cはボルト貫通孔120内で縮み、地震などの振動や外力によって土台33が基礎20から引き離されないようにボルト13を締め付けて、接合を保持するので、接合の緩みを防止することができる。
しかも、地震などの振動や外力によってボルト13の軸方向に外力が加わると、板バネ12b、・・・、12eが縮み、その反発力によって締付リング12cがさらに下方に押圧され、ボルト13を締め付けるので、振動による外力を締付リング12cの締付力に変えることができる。
また、上記実施の形態によれば、ナット14が螺着されるボルト13のネジ山132の軸方向の幅を他のネジ山131よりも幅広く形成することにより、ボルト13のネジ山132とナット14のネジ溝との接触摩擦が増して、ボルト13とナット14の螺着の緩みを防止することができる。
さらに、ネジ山132の頂部132aに形成された溝132bによってネジ山132の頂部132aは弾性変形するので、溝132aが形成されたネジ山132が他のネジ山131よりも幅広く形成されていてもボルト13にナット14を容易に螺合することができると共に、地震などの外力がナット14若しくはボルト13に作用しても、ネジ山132の頂部132aの弾性変形により外力が吸収され、ボルト13のネジ山132とナット14のネジ溝との接触摩擦が保持されるので、螺着の緩みを防止することができる。
また、本発明によれば、締付リング12cによりボルト13を締め付けてボルト13の振動や軸回りの回転を防止する第1の緩み防止作用と、頂部132aに溝が形成された幅広いネジ山132部分にナット14を螺着させる第2の緩み防止作用との2重の緩み防止作用を発揮するので、地震などの大きな振動やその他の大きな外力による接合の緩みを防止することができることのみならず、強固な接合を長期に渡り保持することができる。
また、座金11のボルト貫通孔11bの周辺に中心が空洞の筒状突起11eを備えることにより、このボルト貫通孔11bに通されるボルト13は、筒状突起11eの内径部に支持されることとなり、これにより座金11より下の曲げスパンLが筒状突起11eの突出長ΔLの分だけ短くなり(図1を参照)、曲がり変形量を小さくすることができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態に係る木質建築物における接合構造10は、基礎1と建物ユニット30とを接合するものであるが、これに限定されるものではなく、上階建物ユニットと下階建物ユニット、若しくは上階建物ユニットと屋根との接合に本発明に係る木質建築物における接合構造を適用してもよい。
また、上記実施の形態に係る緩み防止用座金12の複数の板バネ12b、12eの代わりに、バネ部材としてつるまきバネなどのような一本のバネを用いてもよい。
さらに、本発明の木質建築物用金物は、ユニット建物に限らず、広く一般の木質建築物に適用することができる。
また、図1の建物ユニットは、床パネル36を張り付け後に壁パネル31が立設される床勝ち仕様であり、床パネル36の下に土台33が設けられるようになっているが、これに限定されるものではなく、壁パネル31を立設してから床パネル36を張り付ける壁勝ち仕様の建物ユニットにおいて、壁パネル31の下端に土台33が設けられた構造に上記実施の形態に係る接合構造を適用してもよい。
本発明の実施の形態に係る木質建築物における木質建築物用金物を用いた接合構造の構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態の木質建築物用金物に係る座金を示し、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は座金に設けられた突起の斜視図である。 (a)は本発明の実施の形態の木質建築物用金物に係る緩み防止用座金の断面図であり、(b)は接合時における断面図である。 本発明の実施の形態の木質建築物用金物に係る緩み防止用座金の板体を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。 本発明の実施の形態の木質建築物用金物に係る緩み防止用座金の締付リングを示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は接合時の側面図である。 本発明の実施の形態の木質建築物用金物に係る緩み防止用座金の板バネを示し、(a)、(c)は平面図、(b)、(d)は断面図である。 本発明の実施の形態の木質建築物用金物に係る緩み防止用座金の保持ケースを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の実施の形態の木質建築物用金物に係るボルトを示し、(a)は斜視図、(b)はナットを螺着した際の断面図である。 従来技術に係る木質建築物における接合構造の構成を示す説明図である。
符号の説明
10 接合構造
11 座金
11b ボルト貫通孔
11e 筒状突起(突起)
12 緩み防止用座金
12a 板体(バネ受座金)
12b、12e 板バネ(バネ部材)
12c 締付リング(リング部材)
13 アンカーボルト(ボルト)
14 ナット
20 基礎(第1構造体)
33 土台(第2構造体)
33a ボルト挿通孔
126、127 ボルト貫通孔
131、132 ネジ山
132a 頂部
132b 溝

Claims (2)

  1. 第1構造体から突設したボルトを木質材からなる第2構造体に設けたボルト挿通孔と
    座金のボルト貫通孔とに挿通し、前記第2構造体の前記ボルトが突出した部分に前記座金を添設した状態で前記ボルトにナットを螺着する木質建築物における接合構造において、
    前記ナットと前記座金との間に緩み防止用座金が設けられ、
    前記緩み防止用座金には前記ボルトの軸方向に沿って添設されるバネ部材と該バネ部材のバネ受座部となるバネ受座金とが備えられ、
    前記ボルトを内包すると共に円周方向に分離して離間する端部が形成されたリング部材が前記バネ受座金に設けられたボルト貫通孔に内接するように設けられ、
    前記バネ受座金のボルト貫通孔は前記第1構造体側に向かうにつれて該貫通孔を狭めるようにテーパ状に形成されていると共に該貫通孔に内接する前記リング部材が前記バネ部材により前記第1構造体側に押圧され、
    前記ナットが螺着される前記ボルトのネジ山の軸方向の幅が他のネジ山よりも幅広く形成されていると共に前記ボルトのネジ山の頂部に網目状の溝が形成されていることを特徴とする木質建築物における接合構造。
  2. 前記座金のボルト貫通孔の周辺に前記第1構造体側に延出する突起が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の木質建築物における接合構造。
JP2006103950A 2006-04-05 2006-04-05 木質建築物における接合構造 Active JP4874691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006103950A JP4874691B2 (ja) 2006-04-05 2006-04-05 木質建築物における接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006103950A JP4874691B2 (ja) 2006-04-05 2006-04-05 木質建築物における接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007277879A JP2007277879A (ja) 2007-10-25
JP4874691B2 true JP4874691B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=38679589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006103950A Active JP4874691B2 (ja) 2006-04-05 2006-04-05 木質建築物における接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4874691B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6072549B2 (ja) * 2013-01-28 2017-02-01 株式会社ティ・カトウ 締結座金装置
CN113199295B (zh) * 2021-05-29 2022-11-25 济南国柱机械有限公司 一种具有防松功能的机械加工用减震装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59110410A (ja) * 1982-12-15 1984-06-26 Toshiba Corp 連続熱間圧延機における圧延材張力及びル−パ位置制御方法並びにその装置
JPH11294438A (ja) * 1998-04-08 1999-10-26 T Kato:Kk 振動防止用ワッシャ
JP3739245B2 (ja) * 2000-02-15 2006-01-25 積水化学工業株式会社 木質建築物における接合構造
JP4276775B2 (ja) * 2000-10-02 2009-06-10 石森 悠索 ねじ部材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007277879A (ja) 2007-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9249817B2 (en) Wooden member joint structure
JP5430497B2 (ja) 締結具
JP2008255627A (ja) 木質部材の接合金具アセンブリ
JP5188892B2 (ja) 締結構造
JP5606410B2 (ja) 締結具
AU2018344496A1 (en) Systems and methods for a cast-in anchor
JP4874691B2 (ja) 木質建築物における接合構造
JP2004340211A (ja) 固定用具
JP2016145607A (ja) 緩み止めナット
KR102130526B1 (ko) 거푸집용 선시공 타입 볼트 어셈블리
JP6260843B1 (ja) 緩まないロックナット
JP5124364B2 (ja) 貫接合構造及び貫接合方法
KR102058520B1 (ko) 데크 플레이트용 인서트 구조체
JP4713249B2 (ja) 段付き部を有するナットによる部材のアンカーボルト接合構造
JP2007308946A (ja) 座金、木質建築物における接合構造及び木質建築物
JP6774142B2 (ja) 取付金具、木材連結金具、木材の連結方法および建築物
KR102060876B1 (ko) 풀림방지볼트와 풀림방지판이 결합된 볼트풀림방지구조
JP4493078B2 (ja) アンカーボルト位置決め用ナットの緩み防止用部材
JP6177041B2 (ja) 連結具
JP5226145B1 (ja) 柱材の連結構造
JP7366714B2 (ja) ベースフレーム高さ調整金具
JP4949194B2 (ja) 締結具
JP2007002624A (ja) 建築物構成要素の連結構造及び連結方法
JP5437856B2 (ja) 柱梁接合構造
JP6594740B2 (ja) 接合金物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4874691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3