JP4874274B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明は、ドレン水を受けるドレンパンを備えた空気調和機に関する。
一般に、熱交換器と、熱交換器で生成されるドレン水を受けるドレンパンとを備える空気調和機が知られている。この種のものでは、ドレンパンに貯溜したドレン水にスライムが発生し易く、これがドレンパンやドレンホースの詰まりの原因になっていた。
これを解消するため、従来では、ドレンパンにスライム発生防止剤を配置したもの等が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−159710号公報
しかし、従来の構成では、ドレン水に薬剤を混合させて化学的にスライムの発生を抑えるようにしているため、染み込ませた薬剤がなくなれば効果はなくなり、結局、耐久性すなわちスライムの発生を抑制する持続性に難があるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、ドレンパンにスライムが発生することを恒久的に抑えることができる空気調和機を提供することにある。
本発明は、熱交換器と、この熱交換器で生成されるドレン水を受けるドレンパンと、このドレンパンに溜まったドレン水を汲み上げ、ドレンホースの立ち上げ部を介して外部に排水するドレンポンプとを備え、前記ドレンホースの立ち上げ部には電極間に電圧を印加してドレン水を処理する電解ユニットを配置し、前記電解ユニットは、前記立ち上げ部に設けられて当該立ち上げ部が延出する方向に長さを長くした電解槽を備え、この電解槽内に前記電極を前記立ち上げ部が延出する方向に沿って配置し、前記電解槽内の水位を検出する手段を備え、水位が、電極の上端部が浸水する位置まで上昇すると電極に通電し、この電解ユニットで処理したドレン水を、前記ドレンポンプの運転停止に伴って、前記ドレンパンへ戻し、ドレンパン内のスライムの発生を防止可能とし、水位が前記位置を下回ると電極への通電を停止することを特徴とする。
本発明では、ドレンホースの立ち上げ部に電解ユニットを配置したため、電解ユニット内で、電極に印加して、スライムの発生の防止機能を有したドレン水に処理し、この処理したドレン水を、ドレンポンプの運転停止に伴って、ドレンパンへ戻すため、ドレンパン内のスライムの発生を防止できる。
この場合において、冷房運転もしくは除湿運転の運転中、あるいは、運転終了後、前記ドレンポンプを運転するとともに、前記電解ユニットの電極に通電する制御手段を備える構成としても良い。
また、前記電解ユニットに、前記ドレン水が有する冷熱を蓄え、次回以降のドレン水を冷却する蓄熱手段を設けた構成としても良い。また、前記電解ユニットは、ドレン水の撹拌手段を備える構成としても良い。
前記電極は電解ユニット内に略垂直に対に配置される構成としても良い。また、前記電解ユニットは縦長の電解槽を備え、この電解槽の下部にドレン水の入口が設けられ、電解槽の上部にドレン水の出口が設けられる構成としても良い。
前記電解ユニットは縦長の電解槽を備え、電解槽内には電極が略垂直に対に配置され、電解槽の下部にドレン水の入口が設けられ、電解槽の上部にドレン水の出口が設けられる構成としても良い。
本発明では、ドレンパンへのスライムの発生を恒久的に抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は空気調和機本体と化粧パネルとを示す断面図であり、図2は空気調和機本体を示す底面図である。
図において、1は空気調和機を示し、この空気調和機1は、図示しない室外機と組み合わされて、圧縮機、室外熱交換器等で構成される冷凍サイクルを備えており、図1に示すように、建屋40の天井空間41内に吊り下げて固定されている。図1および図2の形態は、4方向天井カセット形の空気調和機1の例であり、空気調和機本体2と化粧パネル3とを有し、この化粧パネル3の中央には吸込口4が開口し、化粧パネル3の吸込口4の周囲には吹出口5が開口している。建屋40からは4本のボルト42が垂直下方に設定されており、これら4本のボルト42は、空気調和機本体2の吊り金具43に夫々止着されている。
空気調和機本体2内には、ファンモータ6、室内ファン7(ターボファン)、仕切板8、ドレンポンプ12、ドレン排水口13、冷媒配管14、ドレンポンプ制御手段、制御手段などの制御装置を有する電装箱15、熱交換器16などが配置されている。
室内ファン7は、ファンノズル17に対応して配置されている。熱交換器16は、ほぼ矩形状に曲げられ、室内ファン7を囲むように四方の吹出口5の近くに配置されている。仕切板8は、熱交換器16の管板21、21間をつなぎ、この仕切板8で仕切られた熱交換器16の外側の空間20にはドレンポンプ12、ドレン排水口13、室内メカ弁18等が収容されている。仕切板8は、運転時に、室内ファン7からの空気が漏れ出るのを防いでおり、この仕切板8の存在により、四方の吹出口5から熱交換された空気が室内Rに確実に吹き出されるようになっている。
図3は、ドレンパンの図である。図3において、熱交換器16の下方にはドレンパン22が設けられている。このドレンパン22の底部には、一段低くなったドレン溜まり22Aが形成され、このドレン溜まり22Aにドレンポンプ12が配置されている。このドレンポンプ12には、例えばDCモータ等のドレンポンプ駆動手段23が、さらに、このドレンポンプ駆動手段23には回転数を運転制御できるドレンポンプ制御手段24が接続されている。
ドレンポンプ制御手段24は、室内ファン7が運転しているかどうかを検知する室内ファン運転停止検知手段26(以下単にファン運転検知手段という)と、ドレンポンプ12の回転数を設定する回転数設定手段27とを備えている。
回転数設定手段27は、ファン運転検知手段26が室内ファン7の運転中であることを検知しているときは、ドレンポンプ12を最大回転数に設定してドレンポンプ駆動手段23に出力し、ファン運転検知手段26が室内ファン7の停止を検知した後は、排水可能な最小回転数をドレンポンプ駆動手段23に出力する。そして、ドレンポンプ駆動手段23は、回転数設定手段27から出力された回転数でドレンポンプ12を運転する。
また、ドレンポンプ12の排水口13には、ドレン水を機外に排水するドレンホース19が接続されている。このドレンホース19は、上方向に延びる立ち上げ部19Aを備え、この立ち上げ部19Aに残存したドレン水は、ドレンポンプ12の運転が停止されると、ドレンパン22上に戻されるようになっている。
本実施形態では、ドレンホース19の立ち上げ部19Aに電解ユニット30が配置されている。この電解ユニット30は、ドレンホース21よりも拡径した縦長の電解槽31と、この縦長の電解槽31に略垂直に配置される一対の電極32、33とを備え、電極32、33に印加することによりドレン水を処理する。
これら電極32,33は制御手段34に接続され、この制御手段34の制御下で、電極32,33に電圧が印加されると、電解槽31に流入したドレン水を電気分解して活性酸素種(例えばオゾン)を発生させる。
縦長の電解槽31の下部31Aにはドレン水の入口が設けられ、電解槽31の上部31Bにはドレン水の出口が設けられる。本実施形態では、電解槽31が縦長なので、それが横長の場合に比較して、少ないドレン水でも電解槽31内の水位が高くなる。したがって、溜まったドレン水中に電極32,33が浸り易くなり、電解槽31内での電解効果が速やかに発揮される。
ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことであり、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシルラジカル、或いは過酸化水素といった、いわゆる狭義の活性酸素に、オゾン、次ハロゲン酸等といった、いわゆる広義の活性酸素を含めたものとする。
この活性酸素種は、スライムの発生を防止し、ドレンパン22やドレンホース19にスライムが発生しにくくする。電極材料としては、ドレン水(水道水のように塩素が含まれていないもの)を電気分解して活性酸素種を生成できるようなものが望ましく、例えばオゾン、過酸化水素、ラジカル等を生成できる材料であり、具体的には白金、酸化鉛、白金タンタルなどが好適である。この中で、白金タンタル電極は、イオン種が希薄なドレン水からでも、電解により高効率に安定してオゾンを生成できるため、この点で最も好ましい。このとき、カソード電極では、
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-
の反応が起こり、アノード電極では、
2H2O→4H++O2+4e-
の反応と同時に、
3H2O→O3+6H++6e-
2H2O→O3+4H++4e-
の反応が起こる。
このように、アノード電極で生成されたオゾン(O3)は速やかにドレン水中に溶解し、オゾンが溶解したドレン水(以下、オゾン水という)にてスライムの防止効果が発揮される。具体的には、オゾン水は、ドレンポンプ12の停止に伴って、ドレンパン22上に戻されるため、このドレンパン22でのスライムの発生を防止する。また、ドレンホース19を通じて外部に排出されたオゾン水は、当該ドレンホース19内におけるスライムの発生を防止する。
また、電解ユニット30の電解槽31には、その内側に蓄熱材35が配置されている。この蓄熱材35は、冷房運転時に発生したドレン水が有する冷熱を蓄えるものである。ここで、蓄熱材35を設ける理由について説明する。
一般に、オゾンは、図4に示すように、水温が低いほど水への溶解度が高くなることが知られている。このため、ドレン水の電気分解時には、ドレン水の水温を低く保つことにより、オゾン濃度の高いオゾン水を作成することが望ましい。
しかし、ドレンパン22上に溜められたドレン水は、時間経過とともに雰囲気温度によって温められる。このため、本構成では、電解槽31に蓄熱材35を設けることにより、冷房運転直後の電気分解時には、外部に排出されるドレン水の冷熱を蓄熱材35に蓄えておき、次回以降の電気分解時には、上記冷熱で電解槽31に供給されたドレン水を冷却することによって、オゾン濃度の高いオゾン水を容易に生成可能としている。
また、電解ユニット30は、電解槽31内に流入したドレン水を撹拌するための撹拌羽根(撹拌手段)36を備える。この撹拌羽根36には、例えばDCモータ等の撹拌羽根駆動手段(以下単に羽根駆動手段という)37が接続される。この羽根駆動手段37は、上記制御手段34の制御下、電気分解時に撹拌羽根36を動作させることにより、電解槽31内でドレン水を撹拌して電気分解を効率的に行う。なお、上述したように、撹拌羽根駆動手段37としてDCモータを例としてあげたが、他にはドレン水の流れを駆動源として、撹拌羽根36制御するようにしても良い。
次に、ドレンポンプ制御手段24の動作について説明する。
空気調和機1の冷房運転が開始されると、圧縮機および室内ファン7が運転を開始する。室内ファン7が運転を開始したとき、ドレンポンプ制御手段24のファン運転検知手段26が室内ファン7の運転中であることを検知し、回転数設定手段27がドレンポンプ12を最大回転数に設定し、ドレンポンプ駆動手段23が最大回転数でドレンポンプ12を運転する。ドレンポンプ12が運転することによって、ドレンパン22に溜まったドレン水が汲み上げられて機外に排水される。
冷房運転が停止され、圧縮機および室内ファン7が運転を停止すると、ファン運転検知手段26が室内ファン7の運転の停止を検知する。室内ファン7が停止されたことによって回転数設定手段27がドレンポンプ駆動手段23の回転数を排水可能な最小回転数に設定し、ドレンポンプ駆動手段23がこの回転数でドレンポンプ12を作動する。ドレンポンプ12を排水可能な最小回転数で運転することで、ドレンポンプ12の水かき音等の騒音を最小限にするとともに、圧縮機および室内ファン7停止後も熱交換器16等に付着し流れ落ちてドレンパン22に溜まるドレン水を排水する。
次に、ドレンパン22の水位が一定値以下になると、ドレンポンプ12は排水できなくなるので、ドレンポンプ12の運転を停止する。このドレンポンプ12の停止の時期については、室内ファン7停止後、例えば20分間位運転してから停止するように設定してもよく、また、ドレンパン22内に水位センサ等(図示せず)のセンサを設けてドレンパン22の水位が排水できる最低水位になったときにドレンポンプ12の運転を停止するようにしてもよい。
ところで、ドレンポンプ12の運転を停止すると、ドレンホース19の立ち上げ部19Aに残存したドレン水は自重によってドレンパン22に戻されるため、冷房運転後には、いずれにしてもドレンパン22にドレン水が溜まる状態にある。本実施形態では、ドレンパン22に溜まったドレン水をドレンポンプ12で電解ユニット30に汲み上げ、この電解ユニット30で電気分解した後、オゾン水として再びドレンパン22に戻すことによって、スライムの発生を防止している。
ここで、このドレンパン22に溜まったドレン水の電気分解動作について図5を参照して説明する。本実施形態では、この電気分解動作は、空気調和機の運転の停止時に間欠的(例えば3時間ごと)に行われる。
ドレンポンプ制御手段24はドレンポンプ12を運転する(ステップS1)。この場合、ドレンポンプ12は、上記した最小回転数で運転されることにより、ドレンポンプ12の水かき音等の騒音を最小限としている。
続いて、制御手段34は、電解ユニット30の電解槽31内に供給されたドレン水の水位が所定位置まで上昇したか否かを判別する(ステップS2)。具体的には、この所定位置は、電解槽31内に配置される電極32、33の上端部が浸水する位置であり、この位置は、図示しない水位センサで検知している。
この判別において、ドレン水の水位が所定位置まで上昇した(ステップS2;Yes)場合には、制御手段34は、電極32、33への通電を開始し(ステップS3)、ドレン水を電気分解することによって、活性酸素種であるオゾンが溶解したオゾン水を生成する。この場合、電極32、33への通電に伴い、制御手段34は、羽根駆動手段37を動作させて撹拌羽根36を運転する。
ここで、蓄熱手段35は、冷房運転直後の電気分解時に供給されるドレン水が有する冷熱を蓄えておき、この冷熱を、次回以降の電気分解時に供給されるドレン水に与えることにより、当該次回以降の電気分解時に供給されるドレン水を冷却する。これにより、オゾン濃度の高いオゾン水を容易に生成可能となる。
続いて、制御手段34は、電極32、33への通電から所定時間(本実施形態では5分)が経過したか否かを判別し(ステップS4)、所定時間が経過した(ステップS4;Yes)には、ドレンポンプ制御手段24を介して、ドレンポンプ12の運転を停止する(ステップS5)。本実施形態では、ドレンポンプ12の運転を停止すると、電解ユニット30の電解槽31及びドレンホース19の立ち上げ部19A内のオゾン水(ドレン水)はドレンパン22に戻される。
次に、制御手段34は、上記電解槽31内のオゾン水の水位が上記所定位置を下回ったか否かを判別する(ステップS6)。この判別において、オゾン水水位が所定位置を下回った(ステップS6;Yes)場合には、電極32,33への通電を停止するとともに、撹拌羽根36の運転を停止する(ステップS7)。これにより、電解槽31内に水が供給されていない状態で通電することを防止されるため、電極32、33の寿命の長期化を図ることができる。
本実施形態によれば、電解分解によって生成されたオゾン水が、ドレンパン22に戻されることによりスライムの発生が防止される。この構成では、ドレンパン22に溜まるドレン水にスライムが恒久的に発生せず、ドレンパン22が浄化されるとともに脱臭効果が発揮される。また、このドレン水をドレン配管19に流下させることにより、ドレン配管19内のスライムの発生も恒久的に抑制される。この点から見れば、ドレンパン22のメンテナンスフリーが達成される。
また、本実施形態では、冷房運転の終了後、制御手段34は、ドレンホース19の立ち上げ部19A内に残存したドレン水の電気分解を行うため、短時間で高濃度のオゾン水を生成することができ、このオゾン水によってドレンパン22にスライムが発生することを防止できる。
また、本実施形態では、電解ユニット30の電解槽31には、ドレン水が有する冷熱を蓄え、次回以降の電気分解時に供給されたドレン水を冷却する蓄熱手段35が設けられているため、当該次回以降の電気分解時にドレン水温度を低温に保つことができ、高濃度のオゾン水を生成することができる。また、本実施形態では、電解ユニット30は、電解槽31内に流入したドレン水を撹拌する撹拌羽根36を備えるため、電気分解を効率的に行うことができる。
上記電極が組み込まれた空気調和機は、排水系のトラブルを低減し、メンテナンスを容易とするだけでなく、空調機器内部の浄化を行うため、より快適な空調実現に貢献するものであり、特に、学校や病院、コンビニエンスストアなど、不特定多数の多くの人が集まる建物に設置されて有効である。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、電気分解動作は所定時間ごとに行う構成としているが、ドレンパン上のオゾン濃度を検出し、この濃度が所定値以下になったら、当該電気分解動作を行う構成としても良い。
また、上記実施形態では、空気調和機1の冷房運転停止にのみ電気分解動作を行う構成としていたが、冷房運転時にドレンポンプが運転している場合には、電極に通電してドレン水を電気分解する構成としてもよい。この場合、電気分解によって生成されたオゾン水がドレンホース19を介して機外に排出されることとなるが、オゾン水によってドレンホース19内部のスライムが除去されるため、ドレンホース19を清潔に保つことが可能となる。さらに、ドレンポンプが停止すると、ドレンホース19内及び電解槽内のオゾン水がドレンパンに戻されるため、このドレンパン22のスライムの発生が抑制され、ドレンパン22を清潔に保つことが可能となる。
また、上記実施形態では、電解槽31に蓄熱材35を設ける構成について説明したが、このような蓄熱材をドレンホース19に設ける構成としてもよい。
また、上記実施形態では、活性酸素種としてオゾンを発生させる構成を説明したが、電極を適切なものに変更することにより、オゾン以外の活性酸素種を発生させる構成としても良い。
また、ドレン水の電解により、電極上(カソード)にスケールが堆積した場合、電気伝導性が低下し、継続的な電解が困難となる。この場合、電解の極性を反転(電極のプラスとマイナスを切り替える)させることが効果的である。カソード電極をアノード電極として電解することで、カソード電極上に堆積したスケールを取り除く。この極性反転制御では、例えばタイマを利用して定期的に反転させてもよいし、運転起動の度に反転させる等、不定期的に反転させてもよい。また、電解抵抗の上昇(電解電流の低下、あるいは電解電圧の上昇)を検出し、この結果に基づいて、極性を反転させてもよい。更に、冷房運転のみならず、ドレン水が生成される除湿運転の場合に、ドレンパン22に溜まったドレン水の電気分解を行う構成としても良い。
本発明の空気調和機の一実施形態を示す断面図である。 同じく底面図である。 電極配置を示す構成図である。 電気分解時における水温とオゾン水濃度との関係を示す図である。 電気分解動作の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 空気調和機
16 熱交換器
12 ドレンポンプ
22 ドレンパン
30 電解ユニット
32、33 電極
35 蓄熱手段
36 撹拌羽根(撹拌手段)
34 制御手段

Claims (7)

  1. 熱交換器と、この熱交換器で生成されるドレン水を受けるドレンパンと、このドレンパンに溜まったドレン水を汲み上げ、ドレンホースの立ち上げ部を介して外部に排水するドレンポンプとを備え、
    前記ドレンホースの立ち上げ部には電極間に電圧を印加してドレン水を処理する電解ユニットを配置し、前記電解ユニットは、前記立ち上げ部に設けられて当該立ち上げ部が延出する方向に長さを長くした電解槽を備え、この電解槽内に前記電極を前記立ち上げ部が延出する方向に沿って配置し
    前記電解槽内の水位を検出する手段を備え、水位が、電極の上端部が浸水する位置まで上昇すると電極に通電し、この電解ユニットで処理したドレン水を、前記ドレンポンプの運転停止に伴って、前記ドレンパンへ戻し、ドレンパン内のスライムの発生を防止可能とし、水位が前記位置を下回ると電極への通電を停止することを特徴とする空気調和機。
  2. 冷房運転もしくは除湿運転の運転中、あるいは、運転終了後、
    前記ドレンポンプを運転するとともに、前記電解ユニットの電極に通電する制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記電解ユニットに、前記ドレン水が有する冷熱を蓄え、次回以降のドレン水を冷却する蓄熱手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記電解ユニットは、ドレン水の撹拌手段を備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 前記電極は電解ユニット内に略垂直に対に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 前記電解ユニットは縦長の電解槽を備え、この電解槽の下部にドレン水の入口が設けられ、電解槽の上部にドレン水の出口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の空気調和機。
  7. 前記電解ユニットは縦長の電解槽を備え、電解槽内には電極が略垂直に対に配置され、電解槽の下部にドレン水の入口が設けられ、電解槽の上部にドレン水の出口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の空気調和機。
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