JP4873257B2 - 計器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の前面ガラスを用いた計器装置に関するものである。
例えば車両用や船舶用の計器装置に於いて、前面ガラスの内面に曇りが発生するのを抑えようとしたものとして、例えば下記特許文献1あるいは特許文献2がある。特許文献1に記載の車両用計器(計器装置)は、前面ガラス板3と透明な断熱板4とを離間させると共に、パッキン5,6を介在させてケース1の開口側に配置し、窓枠2を用いてケース1の開口側に固定したものであり、この様に前面ガラス板3の内側に断熱板4を配置し、前面ガラス板3と断熱板4との間の空気とケース1内の空気との流通を無くすることによって、前面ガラス板3の内面に曇りが発生するのを抑えようとするものである。
また、特許文献2の図5には、前面側が透視可能な表示部65と保護体69によって被われた表示装置(計器装置)が示されている。パッキンPが周縁に巻かれた保護体69が下側枠体7の開口側に配置され、パッキンPを圧縮した状態で表示部65のフランジ部67箇所を下側枠体7に溶着固定したものであり、詳細は記載されていないが、上記特許文献1と同様に表示部65の内側に保護体69を配置し、表示部65と保護体69との間の空気と下側枠体7内の空気との流通を無くすることによって、表示部65の内面に曇りが発生するのを抑えようとするものである。
実公昭40−7815号公報 特開2002−267503号公報
しかしながら、特許文献1の車両用計器に於いてはパッキン5,6を使わなければならず、部品点数が増え、組み付け作業性も低下し、コストアップに繋がるといった問題点を有している。また、特許文献2の表示装置に於いてもパッキンPを必要とし、コストアップに繋がってしまう。
本発明はこの様な点に鑑みなされたもので、複数の前面ガラスを用いた計器装置に於いて、構造を簡素化して、コスト的に安価な計器装置を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するため、合成樹脂からなるケースと、このケース内に収納された計器と、前記ケースの開口側に形成されたフランジ部に固着された合成樹脂からなる第1および第2の前面ガラスとを備えた計器装置であって、前記フランジ部は前記第1の前面ガラスの第1周縁部が保持される段差部と、この段差部以外の端部とを有し、前記第2の前面ガラスの第2周縁部に前記第1周縁部および前記端部に溶着される環状突部を設けたものである。

また、前記フランジ部と、前記第1周縁部と、前記環状突部とは同一の材料からなるものである。
また、前記第1周縁部の側壁箇所もしくはこの側壁に対応した前記段差部箇所に圧入突起を設けたものである。
複数の前面ガラスを用いた計器装置に於いて、構造を簡素化して、コスト的に安価な計器装置を得ることができる。
本発明を、例えば車両に備えられる計器装置を実施形態として説明する。図1は、本発明の実施形態を示す計器装置の断面図であり、図2は、同計器装置の要部断面図である。
計器装置は、合成樹脂からなるケース1と、このケース1内に収納された計器2と、ケース1の開口側に形成されたフランジ部3に固着された合成樹脂からなる第1および第2の前面ガラス4,5を備えている。第1の前面ガラス4と第2の前面ガラス5とは離間して配置される。
計器2は、指標部(図示せず)が印刷された文字板6と、文字板6の前面側に設けられ指標部を指示する指針7と、文字板6の後面側に設けられ文字板6が保持される白色の合成樹脂からなる保持部材8と、指針7を回動させるための計器本体9と、指針7および文字板6の指標部を照明する光源としてのLED10,10Aと、このLED10,10Aと計器本体9が半田付け固定された硬質な回路基板11などから構成されている。
ケース1は、例えば黒色のABS樹脂からなり、開口側にはフランジ部3が形成されている。フランジ部3は第1の前面ガラス4の第1周縁部12が載置される段差部13と、この段差部13以外の端部14とからなっている。段差部13の深さは、第1の前面ガラス4の第1周縁部12の厚さと同じくしてある。また、端部14の周縁側には第1周壁15が突設してある。
第1の前面ガラス4は、無色透明な例えばアクリル樹脂からなる第1透視部16と、この第1透視部16の周囲に一体に形成された第1周縁部12と、第1周縁部12から文字板6側に延びた垂壁17とからなる。垂壁17は文字板6とケース1との隙間から内部が見えるのを防ぐために設けるものである。この第1周縁部12と垂壁17はケース1と同一である(即ちフランジ部3とも同一である)黒色のABS樹脂からなる。また、第1周縁部12の側壁18箇所には例えば断面三角形の圧入突起19が設けてある。圧入突起19は第1の前面ガラス4をケース1の段差部13に保持する際に、端部14の段差内周壁20に圧入保持するためのものであり、側壁18の全周に設けても良いし部分的に設けても良い。
第2の前面ガラス5は、第1の前面ガラス4と同様に、無色透明な例えばアクリル樹脂からなる第2透視部21と、この第2透視部21の周囲に一体に形成され、ケース1や第1の前面ガラス4の第1周縁部12と同一である黒色のABS樹脂からなる第2周縁部22とからなる。この第2周縁部22には第1周縁部12とケース1の端部14との両方に当接する環状突部23が設けてある。
また、環状突部23と離間した第2周縁部22の周縁側箇所には第2周壁24が突設してある。この第2周壁24の位置はケース1に設けられた第1周壁15に対応しており、この第1,第2周壁15,24はケース1の端部14と第2周縁部22とのほぼ中間位置で合わさるようになっている。
また、環状突部23と離間した第1周縁部12の内側(第1透視部16側)箇所には、第2の前面ガラス5の第2周縁部22側に延びるリブ25が設けてある。環状突部23と、第2周壁24(あるいは第1周壁15)およびリブ25とをそれぞれ離間して設けることによって、第1の空所26と第2の空所27が形成される。
第1の前面ガラス4と第2の前面ガラス5のケース1のフランジ部3への固着について説明する。先ず、計器2が収納されたケース1のフランジ部3に設けられた端部14の段差内周壁20に第1周縁部12の圧入突起19を圧入して、第1の前面ガラス4をケース1の段差部13に保持させる。
次に、第2の前面ガラス5を第1の前面ガラス4上に載置する。この時、第2周縁部22に設けられた環状突部23の先端が第1の前面ガラス4の第1周縁部12とケース1の端部14の両方に当接するようになる。この状態で第2周縁部22に振動と圧力を与えることによって当接面に摩擦熱を発生させ、樹脂同士を溶融して接合(溶着)する、所謂超音波溶着法や振動溶着法などによって、環状突部23と、第1周縁部12および端部14の全周とを固着溶着させる。なお、溶着の際に溶着箇所(接合箇所)からバリが発生したら、このバリは第1の空所26或いは第2の空所27に留まる。
上述した様に、環状突部23と端部14とが固着されることによって、第2の前面ガラス5とケース1との合わせ目から水が計器装置内に入るのを防ぐことができる。更に、環状突部23と第1周縁部12とが固着されることによって、第1の前面ガラス4と第2の前面ガラス5との間の空気の流通が抑えられ、第2の前面ガラス5の第2透視部21の内面に曇りが発生するのを抑えることができる。よって、第2透視部21および第1透視部16を透して視認される文字板6指標部の視認性が低下することがない。
この様に、合成樹脂からなるケース1と、このケース1内に収納された計器2と、ケース1の開口側に形成されたフランジ部3に固着された合成樹脂からなる第1および第2の前面ガラス4,5とを備え、フランジ部3は第1の前面ガラス4の第1周縁部12が保持される段差部13と、この段差部13以外の端部14とを有し、第2の前面ガラス5の第2周縁部22に第1周縁部12および端部14の両方に固着される環状突部23を設けたことにより、従来の様にパッキンを用いる必要もなく溶着するのみで良いため、構造を簡素化して、コスト的に安価な計器装置を得ることができる。
また、環状突部23と第1周縁部12とフランジ部3とを同一の樹脂材料からなるABS樹脂としたことにより、溶着時の溶着(接合)強度を高めることができる。なお、樹脂材料はABS樹脂に限定するものではない。また、環状突部23の両側に第1の空所26と第2の空所27を設けたことにより、溶着時に発生したバリが第1の空所26或いは第2の空所27に留まり、第2透視部21と第1透視部16との間、或いはケース1外にはみ出したりせず、外観品質が低下することはない。
また、第1周縁部12の側壁18箇所に圧入突起19を設け、圧入突起19を端部14の段差内周壁20に圧入して第1周縁部12をフランジ部3の段差部13に保持させたことにより、ケース1と第1の前面ガラス4とが一体となった状態となる。従って、第2の前面ガラス5の環状突部23を第1周縁部12とケース1の端部14との両方に溶着する際に第1の前面ガラス4がガタ付いたりすることがなく、良好な溶着が可能となる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば圧入突起19を第1周縁部12の側壁18に設けたが、側壁18に対応した端部14の段差内周壁20に設けても良い。また、第1周縁部12にリブ25を設けて第2の空所27が形成されるようにしたが、第2周縁部22にリブを設けても良い。或いは第1周縁部12と第2周縁部22の両方に設けるようにしても良い。また、ケース1の端部14と第2の前面ガラス5の第2周縁部22にそれぞれ第1周壁15と第2周壁24を設けたが、何れか一方に設けるようにしても良い。
本発明の実施形態を示す計器装置の断面図。 同計器装置の要部断面図。
符号の説明
1 ケース
2 計器
3 フランジ部
4 第1の前面ガラス
5 第2の前面ガラス
12 第1周縁部
13 段差部
14 端部
18 側壁
19 圧入突起
23 環状突部

Claims (3)

  1. 合成樹脂からなるケースと、このケース内に収納された計器と、前記ケースの開口側に形成されたフランジ部に固着された合成樹脂からなる第1および第2の前面ガラスとを備えた計器装置であって、前記フランジ部は前記第1の前面ガラスの第1周縁部が保持される段差部と、この段差部以外の端部とを有し、前記第2の前面ガラスの第2周縁部に前記第1周縁部および前記端部に溶着される環状突部を設けたことを特徴とする計器装置。
  2. 前記フランジ部と、前記第1周縁部と、前記環状突部とは同一の材料からなることを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  3. 前記第1周縁部の側壁箇所もしくはこの側壁に対応した前記段差部箇所に圧入突起を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器装置。
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