JP4872689B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
このような現像装置として、たとえば、特許文献1に記載の現像装置では、現像装置のケースに対してトナーカートリッジが着脱可能に装着される。この現像装置のケースには、抜け止め案内溝が形成されている。また、トナーカートリッジには、その左右両側から横向きに突出し、回転羽根を回転させる支軸に対して、レバーが回動可能に設けられており、支軸が挿通されるレバーの基板には、係合突起が設けられている。特許文献1に記載の現像装置では、トナーカートリッジを現像装置のケースに装着し、レバーを支軸回りに回動させて係合突起を抜け止め案内溝に嵌めることにより、レバーおよびトナーカートリッジが現像装置のケースから外れ不能となり、トナーカートリッジの現像装置のケースに対する装着状態が維持される。
本発明の目的は、容易な操作によって、現像筐体に対するトナーカートリッジの円滑な着脱を確保しながら、現像筐体に対するトナーカートリッジの装着状態を確実に維持することができる現像装置を提供することにある。
また、請求項3に記載の発明は、静電潜像が形成される感光体に現像剤を供給する現像剤担持体と、前記現像剤担持体を支持する現像筐体と、前記現像筐体に対して着脱可能であり、現像剤を収容するトナーカートリッジとを備える現像装置であって、前記現像筐体に回動可能に設けられる当接部材を備え、前記当接部材は、その回動中心に対して、前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する装着方向上流側に設けられる第1部分と、その回動中心に対して、前記装着方向下流側において、前記着脱経路に干渉するように設けられる第2部分とを備え、前記第1部分は、前記当接部材の回動により、前記現像筐体に装着された前記トナーカートリッジに当接する当接位置から、前記着脱経路に干渉する操作位置を経て、前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する着脱経路から外れた離脱位置まで回動可能であり、前記トナーカートリッジは、現像剤を前記現像筐体に供給するための外側開口が形成された外側筐体と、前記外側筐体に対して回動可能に収容され、前記外側開口を開閉する遮断部材を備え、前記外側開口に現像剤を供給するための内側開口が形成され、現像剤を収容する内側筐体と、前記当接部材が前記当接位置から前記操作位置まで回動するのに応じて、前記当接部材に押圧され、前記内側筐体を回動させることで前記遮断部材を閉動作させて前記外側開口を閉鎖し、前記外側開口と前記内側開口と間を遮断し、前記当接部材を、前記操作位置から、前記離脱位置まで回動させたときに、前記当接部材に押圧されることによって、前記トナーカートリッジを、前記現像筐体に対する装着位置から離脱方向へ移動させる第1突接部とを備えていることを特徴としている。
また、当接部材は、操作位置から、現像筐体に装着されたトナーカートリッジに当接する当接位置まで回動可能である。そのため、当接部材を回動させるのみの簡易な操作によって、当接部材が当接位置にあるときには、現像筐体に対するトナーカートリッジの装着状態を確実に維持することができる。
この結果、容易な操作によって、現像筐体に対するトナーカートリッジの円滑な着脱を確保しながら、現像筐体に対するトナーカートリッジの装着状態を確実に維持することができる。
ここで、トナーカートリッジを、現像筐体に対して、現像剤担持体の長手方向に沿って着脱する場合、トナーカートリッジは、現像剤担持体の長手方向における現像筐体の両側壁に支持された当接部材に干渉しやすくなるので、トナーカートリッジの現像筐体に対する円滑な着脱は困難である。しかし、トナーカートリッジは、現像筐体に対して、現像剤担持体の長手方向と直交する方向において着脱されるので、当接部材を現像剤担持体の長手方向における現像筐体の両側壁で支持する場合において、トナーカートリッジが当接部材に干渉することはなく、トナーカートリッジの現像筐体に対する円滑な着脱を確保することができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。
このレーザプリンタ1は、図1に示すように、本体ケーシング2と、その本体ケーシング2内に収容される用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2の一方側の側壁には、後述する現像装置の一例としてのプロセスカートリッジ20の着脱時にプロセスカートリッジ20を通過させるための着脱口6が形成されており、その着脱口6を開閉可能に被覆するフロントカバー7が設けられている。
フロントカバー7は、その下端部に設けられたカバー軸8で回動自在に支持されている。フロントカバー7を、カバー軸8を支点として閉じると、フロントカバー7によって着脱口6が閉鎖され、フロントカバー7を、カバー軸8を支点として開くと、着脱口6が開放され、この着脱口6を介して、プロセスカートリッジ20を本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
(2)フィーダ部
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に設けられ、給紙トレイ9、分離ローラ10、分離パッド11、給紙ローラ12、紙粉取りローラ13、ピンチローラ14およびレジストローラ15を備えている。
用紙押圧板16に載置された用紙3は、給紙ローラ12の回転によって分離ローラ10と分離パッド11との間の分離位置に搬送され、分離位置で1枚ごとに捌かれた後、紙粉取りローラ13とピンチローラ14との間を通過し、レジストローラ15に向けて搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部19、プロセスカートリッジ20および定着部21を備えている。
(a)スキャナ部
スキャナ部19は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、回転駆動されるポリゴンミラー22、fθレンズ23、反射鏡24、レンズ25および反射鏡26を備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー22で偏向されてfθレンズ23を通過した後、反射鏡24によって光路が折り返される。そして、このレーザビームは、レンズ25を通過した後、反射鏡26によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、プロセスカートリッジ20の感光ドラム28の表面上に照射される。
(b)プロセスカートリッジ
図2は、図1に示すレーザプリンタにおけるプロセスカートリッジを前側上方から見た右側斜視図であり、図3は、図2のプロセスカートリッジの左側断面図である。
図6は、図2において、トナーカートリッジが離脱され、かつ開閉レバーが離脱位置にある態様を、離脱されたトナーカートリッジとともに示し、図7は、図2において、開閉レバーが解除位置にある態様を示す。
(b−1)現像筐体
現像筐体62は、図2に示すように、右側壁69、左側壁70、底壁75、後側壁77、天壁115および前側壁64(図3参照)を一体的に形成されている。
後側壁77は、右側壁69および左側壁70の各後端縁間に架設されている。
天壁115は、右側壁69および左側壁70の後側各上端縁間に架設されている。すなわち、天壁115は、右側壁69および左側壁70の前側各上端縁間には架設されておらず、現像筐体62の前側は、上方が開放されている。なお、天壁115の前後方向途中には、スキャナ部19からのレーザビームを感光ドラム28に照射するためのレーザ入射光78が形成されている。
また、右側壁69および左側壁70の各幅方向内側面における、縦壁120との接続位置付近には、図4(a)に示すように、角柱89が一体的に備えられている。角柱89は、上下方向に長手の略直方体状に形成されており、その上端部において、前端面が後側へ窪む案内溝119が形成されている。角柱89の幅方向内側面における、案内溝119よりも下方には、リブ90が一体的に備えられている。リブ90は、その側断面が略劣弧となるように幅方向内側へ向かって突出して形成されており、図8に示すように、湾曲壁122にほぼ沿うように、かつ湾曲壁122に対して、その径方向に僅かに隙間を隔てて配置されている。
縦壁120の幅方向中央位置には、縦壁120を厚さ方向に貫通するトナー導入口88が形成されている。トナー導入口88は、幅方向に長手の矩形状であり、トナー導入口88により、トナーカートリッジ収容室71と現像室72とが連通されている。なお、現像室72は、右側壁69、左側壁70、前側壁64および感光ドラム28とで仕切られた部分である。
感光ドラム28は、右側壁69と左側壁70との間において回転自在に支持され、最表層が正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム28の斜め後側上方において、天壁115に支持されており、感光ドラム28と接触しないように間隔を隔てて、感光ドラム28と対向配置されている。
転写ローラ31は、感光ドラム28の下方に設けられ、感光ドラム28と上下方向において対向して接触し、感光ドラム28との間にニップを形成するように配置されている。このニップが上述した感光ドラム28と転写ローラ31との間の転写位置となる。また、この転写ローラ31は、右側壁69と左側壁70との間において回転自在に支持されている。
供給ローラ101は、トナー導入口88の後側斜め下方に配置され、右側壁69と左側壁70との間において回転自在に支持されている。
現像ローラ104は、幅方向に長手であり、供給ローラ101の後側斜め上方において、供給ローラ101と互いに圧縮されるように接触した状態で配置され、右側壁69と左側壁70との間において回転自在に支持されている。また、現像ローラ104は、感光ドラム28の前側において、感光ドラム28に対向して接触するように配置されている。
(b−2)シャッター
トナーカートリッジ収容室71には、シャッター111が備えられている。
また、シャッター111は、シャッター111において貫通穴112が形成されていない部分でトナー導入口88を閉鎖する、つまり、トナー導入口88が閉じられた状態にある現像閉鎖位置(図8参照)と、貫通穴112とトナー導入口88とが対向することでトナー導入口88を前方へ開放する現像開放位置(図3参照)とに回動可能である。ここで、シャッター111は、後述するトナーカートリッジ40が現像筐体62から離脱された状態では、現像閉鎖位置にあり、その回動が規制されている。
(b−3)開閉レバー
トナーカートリッジ収容室71には、当接部材の一例としての開閉レバー113が備えられている。
右支持部108および左支持部109は、右側面視略P字形状の薄板状に形成されており、右支持部108および左支持部109の後半部分の略中央位置には、右支持部108および左支持部109を肉厚方向に貫通する丸孔114がそれぞれ形成されている。
また、右支持部108および左支持部109の、丸孔114の上方部分には、その上端縁が丸孔114に向かって側面視略U字状に窪む受入部117がそれぞれ形成されている。ここで、説明の便宜上、右支持部108および左支持部109において、それぞれの受入部117の後端縁を形成する部分、つまり受入部117より後側の部分を後側部分151(第2部分)とし、受入部117の前端縁を形成する部分、つまり受入部117より前側の部分を前側部分152とする。後側部分151および前側部分152の配列方向において(図4(a)では前後方向)、後側部分151と前側部分152との間に、丸孔114の円中心が位置している。
(b−4)トナーカートリッジ
トナーカートリッジ40は、上述したように、現像筐体62のトナーカートリッジ収容室71に対して着脱自在に装着される。このトナーカートリッジ40は、プロセスカートリッジ20に装着された状態で、着脱口6を介して本体ケーシング2に対してプロセスカートリッジ20を着脱させることで、本体ケーシング2に対して着脱させることができる。そして、トナーカートリッジ40は、プロセスカートリッジ20が本体ケーシング2に装着された状態で、現像筐体62に対して着脱自在である。つまり、トナーカートリッジ40は、単体で、本体ケーシング2に対して着脱自在である。なお、プロセスカートリッジ20の現像筐体62に対するトナーカートリッジ40の着脱方向は、水平に近い後側斜め下方(装着方向)および前側斜め上方(離脱方向)であり、その着脱経路Xは、図3、図8、図9および図11に示されている。また、現像筐体62に対するトナーカートリッジ40の着脱方向と直交する方向は幅方向である。
このトナーカートリッジ40は、図3に示すように、左側断面視略σ形状であり、樹脂等で形成された外側筐体41および内側筐体42を備えている。
(b−4−i)外側筐体
外側筐体41は、トナーカートリッジ40の左側断面視略σ形状をなし、筒部43とガイドレバー44とを一体的に備えている。
外側周面壁45の後側面における、上下左右方向中央位置には、外側周面壁45を厚さ方向に貫通する外側開口の一例としての第1トナー排出口49が形成されている。第1トナー排出口49は、幅方向に長手の矩形状に形成されている。
また、外側周面壁45の前側面の下部の幅方向両端部には、被当接部材142が設けられている。被当接部材142は、外側周面壁45の前側面から前側へ向けて突出する左側面視略円弧形状に形成されており、幅方向寸法は、上述した開閉レバー113の当接突起141の幅方向寸法とほぼ等しい。
トナーカートリッジ側把持部91は、幅方向に長手の平面視略矩形状に形成されており、図8に示すように、その後端部が外側周面壁45に対して固定されている。
グリップ部93および第2規制部95は、平面視略矩形状に形成されている。
第1規制部94は、正面視矩形状かつ左側断面視略J字状に形成されており、その下端部には、上から順に、第1係合部132と第2係合部133とが形成されている。第1係合部132は、第1規制部94の下端部における後側面が前側へ窪むように、幅方向に延設される溝として形成されている。第2係合部133は、第1係合部132の下方において、第1規制部94の最下端部が後側へ僅かに屈曲した、左側断面視略鉤状に形成されている。
外側周面壁45の前側面には、揺動部92のグリップ部93を幅方向に挟むように前方へ突出する1対の軸支持部98が一体的に備えられており、1対の軸支持部98の間に架設される挿通軸37が揺動部92の軸挿通孔96に挿通されることによって、揺動部92は、外側周面壁45に揺動自在に支持されている。
(b−4−ii)内側筐体
内側筐体42は、図5(c)に示すように、幅方向に長手であり、かつ外側筐体41の筒部43よりも小さい中空の円筒状に形成されており、遮断部材の一例としての円筒形状の内側周面壁51と、内側周面壁51の幅方向両側面を塞ぐ平板円板状の1対の内側側端壁52とを一体的に備えている。そして、幅方向に対向する各内側側端壁52の円中心には、図3に示すように、アジテータ回転軸53が架設され、このアジテータ回転軸53は、各内側側端壁52によって回転自在に支持されている。また、図3に示すように、アジテータ回転軸53には、アジテータ56が設けられている。
各内側側端壁52における、アジテータ回転軸53よりも径方向外側かつ、幅方向において互いに対向する位置には、第1突設部の一例としての第1幅方向突起145と、第2突設部の一例としての第2幅方向突起150とがそれぞれ設けられている。
また、内側周面壁51の幅方向両端部には、第1径方向突起48の上端縁よりも僅かに上方の位置に、径方向外側へ突出する第2径方向突起57が一体的にそれぞれ設けられている。そして、内側周面壁51の幅方向両端部には、第1径方向突起48の下端縁よりも下方の位置に、径方向外側へ突出する第3径方向突起63が一体的にそれぞれ設けられている。第2径方向突起57および第3径方向突起63は、同一寸法で形成されており、幅方向長さが外側筐体41の上側案内溝129および下側案内溝130の溝幅よりも小さくなるように設定されている。
(b−4−iii)内側筐体の外側筐体への組み付け
このようなトナーカートリッジ40において、内側筐体42を外側筐体41内に収容し、図5(a)に示すように、内側筐体42のアジテータ回転軸53の幅方向両端部を、上述したカラー100とともに外側筐体41の各第2挿通孔126に内嵌させる。そして、内側筐体42の各第1幅方向突起145および各第2幅方向突起150を、外側筐体41の各挿通溝127から幅方向外側へ突出させる。また、内側筐体42の各第2径方向突起57を、外側筐体41の各上側案内溝129から内側筐体42の径方向外側へ突出させ、内側筐体42の各第3径方向突起63を、外側筐体41の各下側案内溝130から内側筐体42の径方向外側へ突出させる。また、内側筐体42の第4径方向突起99を、外側筐体41の突起露出穴149内に露出させる(図8参照)。
上述した第1状態において、トナーカートリッジ側把持部91および揺動部92を一緒に掴むと、揺動部92は、弾性体128の付勢力に抗して、挿通軸37を中心に図示反時計回りの方向へ揺動する。トナーカートリッジ側把持部91および揺動部92を一緒に掴んでしばらくすると、揺動部92の揺動が止まる。このときの揺動部92の状態を第2状態とする。
そのため、揺動部92が、第1状態と第2状態との間の第3状態にあるときには、図3および図10に示すように、第1係合部132と第4径方向突起99との係合が解除され、かつ第2規制部95の後端部が内側筐体42の内側周面壁51と当接しないので、内側筐体42の外側筐体41に対する回動の規制が解除される。この場合、外側筐体41に対して内側筐体42を回動させるときには、図5(b)に示すように、各第1幅方向突起145および各第2幅方向突起150が各挿通溝127に案内され、各第2径方向突起57が各上側案内溝129に案内され、各第3径方向突起63が各下側案内溝130に案内される。なお、外側筐体41に対する内側筐体42の回動時において、図3に示すように、内側筐体42の第1径方向突起48が外側筐体41の外側周面壁45の内側面に摺接することによって、外側筐体41と内側筐体42との間は、空密的、液密的に保たれている。
(b−5)トナーカートリッジのプロセスカートリッジに対する着脱
(b−5−i)トナーカートリッジのプロセスカートリッジへの装着
図11(a)に示すように、開閉レバー113が離脱位置にあり、シャッター111が現像閉鎖位置にあるプロセスカートリッジ20の現像筐体62のトナーカートリッジ収容室71に対して、着脱経路Xに沿って、内側筐体42がトナー閉鎖位置にあるトナーカートリッジ40を装着する。このとき、トナーカートリッジ40の各位置決め突起131が、プロセスカートリッジ20のトナーカートリッジ収容室71における各案内溝119に案内される。また、トナーカートリッジ40の揺動部92は第1状態にあり(図8参照)、外側筐体41に対する内側筐体42の回動が規制されている。
このように、開閉レバー113が当接位置にある状態では、シャッター111が現像開放位置にあり、内側筐体42がトナー開放位置にある。これにより、トナーカートリッジ収容室71の、対向状態にある貫通穴112およびトナー導入口88と、トナーカートリッジ40の、対向状態にある第1トナー排出口49および第2トナー排出口55とが対向して連通する。そのため、トナー導入口88、貫通穴112、第1トナー排出口49および第2トナー排出口55を介して、トナーカートリッジ40の内側筐体42の内部と現像筐体62の現像室72の内部とが連通する。
(b−5−ii)トナーカートリッジのプロセスカートリッジからの離脱
シャッター111が現像開放位置にあり、内側筐体42がトナー開放位置にある状態において、当接位置にある開閉レバー113を、図10に示すように、解除位置まで回動させる。これにより、図11(c)および図11(d)に示すように、第1幅方向突起145が、受入部117において、開閉レバー113に、当接位置から解除位置への回動方向に沿って押圧されることによって、内側筐体42を回動させる。ここで、開閉レバー113の回動に連動して、図10に示すように、内側筐体42が、トナー開放位置からトナー閉鎖位置まで回動する。これによって、開閉レバー113の回動に応じて、内側周面壁51が閉動作され、外側筐体41の外側周面壁45の第1トナー排出口49が、内側筐体42の内側周面壁51における第2トナー排出口55以外の部分で塞がれる。そのため、第1トナー排出口49と第2トナー排出口55との間が遮断され、外側筐体41の内部および内側筐体42の内部が密閉される。また、内側筐体42の回動に連動して、つまり、第1幅方向突起145および第2幅方向突起150の回動に連動して、各第2径方向突起57および各第3径方向突起63も回動する。これに伴い、各第2径方向突起57および各第3径方向突起63に挟持されるシャッター111も、開閉レバー113の回動に応じて、現像開放位置から現像閉鎖位置まで回動される。これにより、トナーカートリッジ収容室71のトナー導入口88が、シャッター111における貫通穴112以外の部分で塞がれる。このように、開閉レバー113が解除位置にある状態では、第1トナー排出口49およびトナー導入口88が閉じられて、第1トナー排出口49とトナー導入口88との間が遮断される。また、シャッター111によるトナー導入口88の閉鎖は、内側筐体42の内側周面壁51による第1トナー排出口49の閉鎖を介して行われる。そして、開閉レバー113は、当接位置から解除位置まで回動するときに、シャッター111および内側周面壁51に閉動作させる。
また、図11(c)に示すように、解除位置にある開閉レバー113を、図11(b)に示す離脱位置までさらに回動させると、開閉レバー113の後側部分151は、開閉レバー113の回動軸周りに回動し、詳しくは、前側へ移動する。そのため、受入部117に係合した第1幅方向突起145が、対応する後側部分151によって後側から前側向きに押圧される。この前側向きの押圧力は、第1幅方向突起145を介して、トナーカートリッジ40全体に作用され、トナーカートリッジ40を前側へ移動させる。詳しくは、この押圧力によって、上述した第2係合部133と被係合部124との係合(図10参照)が強引に解除され、トナーカートリッジ40は、装着位置(図11(c)参照)から離脱方向(前側)へ移動する(図11(b))。換言すれば、第1幅方向突起145は、解除位置にある開閉レバー113を離脱位置まで回動させたときに、トナーカートリッジ40を、装着位置から離脱方向へ移動させる。そして、開閉レバー113からガイドレバー44に持ち替えて、トナーカートリッジ40を前側斜め上方へ向かって引き出す。上述したように、各位置決め突起131が各案内溝119から外れ、各第1幅方向突起145および各第2幅方向突起150と各受入部117との係合(図7参照)が解除され、各第2径方向突起57と各被係合部139との係合が解除されると、トナーカートリッジ40の、プロセスカートリッジ20の現像筐体62からの離脱は完了される。
(b−6)現像転写動作
上記(b−5−i)にて説明したように、また、図3に示すように、トナーカートリッジ40をプロセスカートリッジ20の現像筐体62に装着してトナーカートリッジ収容室71に収容した後に、このレーザプリンタ1により画像形成するときには、モータ(図示せず)からの駆動力がアジテータ回転軸53に入力される。すると、アジテータ回転軸53が、左側面視時計回りに回転され、アジテータ56が、アジテータ回転軸53を中心として、トナーカートリッジ40の内側筐体42内部を周方向に移動する。そうすると、トナーカートリッジ40内のトナーが、アジテータ56によって攪拌され、第2トナー排出口55から第1トナー排出口49に供給されてから、第1トナー排出口49を介して現像筐体62に供給され、貫通穴112およびトナー導入口88で受け入れられて現像室72内に放出される。
次いで、現像ローラ104の回転により、現像ローラ104上に担持されかつ正極性に帯電されているトナーが、感光ドラム28に対向して接触するときに、感光ドラム28の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム28の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム28の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
(c)定着部
定着部21は、図1に示すように、プロセスカートリッジ20の後側に設けられ、プロセスカートリッジ20の感光ドラム28と略前後方向に間隔を隔てて配置されている。この定着部21は、加熱ローラ60および加圧ローラ61を備えている。
2.本実施形態の作用効果
このプロセスカートリッジ20において、現像筐体62に回動可能に設けられた開閉レバー113は、図3に示すように、トナーカートリッジ40の現像筐体62に対する離脱方向下流側(前側)からトナーカートリッジ40に当接する。そのため、トナーカートリッジ40に対して、トナーカートリッジ40を離脱方向(前側)に移動させる力が作用されても、トナーカートリッジ40の前側において、トナーカートリッジ40の現像筐体62に対する前方への相対移動を規制することができる。これにより、現像筐体62に対するトナーカートリッジ40の装着状態を確実に維持することができる。
また、開閉レバー113は、図11(c)に示す操作位置から、図11(d)に示すように、現像筐体62に装着されたトナーカートリッジ40に当接する当接位置まで回動可能である。そのため、開閉レバー113を回動させるのみの簡易な操作によって、開閉レバー113が当接位置にあるときには、現像筐体62に対するトナーカートリッジ40の装着状態を確実に維持することができる。
また、干渉位置には、開閉レバー113が、現像筐体62に装着されたトナーカートリッジ40に当接する当接位置(図11(d)参照)と、開閉レバー113のトナーカートリッジ40に対する当接が解除される操作位置(図11(c)参照)とが含まれる。そして、開閉レバー113は、当接位置から操作位置まで回動可能である。そのため、開閉レバー113を回動させるのみの簡易な操作によって、開閉レバー113が当接位置にあるときには、現像筐体62に対するトナーカートリッジ40の装着状態を確実に維持することができる。その一方で、開閉レバー113が操作位置にあるときには、装着状態の維持を解除し、現像筐体62に対してトナーカートリッジ40を着脱させことができる。
ここで、トナーカートリッジ40を、現像筐体62に対して、幅方向に沿って着脱する場合、トナーカートリッジ40は、右側壁69および左側壁70に支持された開閉レバー113に干渉しやすくなるので、トナーカートリッジ40の現像筐体62に対する円滑な着脱は困難である。しかし、トナーカートリッジ40は、上述したように、現像筐体62に対して、幅方向と直交する方向において着脱されるので、開閉レバー113を右側壁69および左側壁70で支持する場合において、トナーカートリッジ40が開閉レバー113に干渉することはなく、トナーカートリッジ40の現像筐体62に対する円滑な着脱を確保することができる。
3.変形例
上記した実施形態では、プロセスカートリッジ20は感光ドラム28と現像ローラ104とを一体的に備えており、そのプロセスカートリッジ20を本体ケーシング2に着脱自在に装着させている。これに加えて、たとえば、現像装置には感光ドラム28を備えない一方で、感光ドラム28を備える別のユニットを設け、このユニットに対して現像装置を着脱自在に装着してもよい。また、第1幅方向突起145および第2幅方向突起150は、一体物として形成されてもよい。
28 感光ドラム
40 トナーカートリッジ
41 外側筐体
42 内側筐体
49 第1トナー排出口
51 内側周面壁
55 第2トナー排出口
62 現像筐体
91 トナーカートリッジ側把持部
104 現像ローラ
113 開閉レバー
118 握り部
145 第1幅方向突起
150 第2幅方向突起
Claims (4)
- 静電潜像が形成される感光体に現像剤を供給する現像剤担持体と、前記現像剤担持体を支持する現像筐体と、前記現像筐体に対して着脱可能であり、現像剤を収容するトナーカートリッジとを備える現像装置であって、
前記現像筐体に回動可能に設けられる当接部材を備え、
前記当接部材は、
その回動中心に対して、前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する装着方向上流側に設けられる第1部分と、
その回動中心に対して、前記装着方向下流側において、前記着脱経路に干渉するように設けられる第2部分と
を備え、
前記第1部分は、前記当接部材の回動により、前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する着脱経路から外れた離脱位置から、前記着脱経路に干渉する操作位置を経て、前記現像筐体に装着された前記トナーカートリッジに当接する当接位置まで回動可能であり、
前記トナーカートリッジは、
現像剤を前記現像筐体に供給するための外側開口が形成された外側筐体と、
前記外側筐体に対して回動可能に収容され、前記外側開口を開閉する遮断部材を備え、前記外側開口に現像剤を供給するための内側開口が形成され、現像剤を収容する内側筐体と、
前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する装着に応じて、前記第2部分を前記装着方向下流側へ押圧して、前記第1部分を、前記離脱位置から前記操作位置まで回動させる第1突設部と、
前記内側筐体に設けられ、前記第1部分が前記操作位置から前記当接位置まで回動するのに応じて、前記当接部材に押圧され、前記内側筐体を回動させることで前記遮断部材を開動作させて前記外側開口を開放し、前記外側開口と前記内側開口と間を連通させる第2突設部と
を備えていることを特徴とする、現像装置。 - 前記当接部材は、第1把持部を備え、
前記トナーカートリッジは、第2把持部を備え、
前記当接部材が前記当接位置にあるときに、前記第1把持部は、前記第2把持部に隣接することを特徴とする、請求項1に記載の現像装置。 - 静電潜像が形成される感光体に現像剤を供給する現像剤担持体と、前記現像剤担持体を支持する現像筐体と、前記現像筐体に対して着脱可能であり、現像剤を収容するトナーカートリッジとを備える現像装置であって、
前記現像筐体に回動可能に設けられる当接部材を備え、
前記当接部材は、
その回動中心に対して、前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する装着方向上流側に設けられる第1部分と、
その回動中心に対して、前記装着方向下流側において、前記着脱経路に干渉するように設けられる第2部分と
を備え、
前記第1部分は、前記当接部材の回動により、前記現像筐体に装着された前記トナーカートリッジに当接する当接位置から、前記着脱経路に干渉する操作位置を経て、前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する着脱経路から外れた離脱位置まで回動可能であり、
前記トナーカートリッジは、
現像剤を前記現像筐体に供給するための外側開口が形成された外側筐体と、
前記外側筐体に対して回動可能に収容され、前記外側開口を開閉する遮断部材を備え、前記外側開口に現像剤を供給するための内側開口が形成され、現像剤を収容する内側筐体と、
前記当接部材が前記当接位置から前記操作位置まで回動するのに応じて、前記当接部材に押圧され、前記内側筐体を回動させることで前記遮断部材を閉動作させて前記外側開口を閉鎖し、前記外側開口と前記内側開口と間を遮断し、前記当接部材を、前記操作位置から、前記離脱位置まで回動させたときに、前記当接部材に押圧されることによって、前記トナーカートリッジを、前記現像筐体に対する装着位置から離脱方向へ移動させる第1突接部と
を備えていることを特徴とする、現像装置。 - 前記当接部材は、前記現像剤担持体の長手方向における前記現像筐体の両側壁で回動自在に支持されており、
前記トナーカートリッジは、前記現像筐体に対して、前記現像剤担持体の長手方向と直交する方向において着脱されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の現像装置。
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