JP4899754B2 - プロセスユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置、ならびに、その画像形成装置に着脱可能なプロセスユニットに関する。
レーザプリンタのプロセスユニットにおいて、トナーボックスをプロセスユニットのユニット本体部に対して着脱可能に装着するものが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の現像装置では、現像装置のケースに対してトナーボックスが着脱可能に装着される。このトナーボックスには、その左右両側から横向きに突出する支軸にレバーが設けられており、このレバーを把持することで、トナーボックスが装着された現像装置を搬送させることができる。
特開平7−225514号公報
特許文献1に記載の現像装置において、現像装置の搬送中は、トナーボックスのレバーのみが把持される。そのため、搬送中において、把持されていない現像装置のケースにおいて、把持されているトナーボックスに対する相対移動が許容されやすくなり、現像装置のケースとトナーボックスとの相対位置が不安定になる。その結果、現像装置の搬送が困難となる。
本発明の目的は、安定した状態で搬送させることができるプロセスユニット、および、そのプロセスユニットが着脱可能な画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、プロセスユニットであって、第1把持部と、静電潜像が形成される像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体と、を含み、画像形成装置本体に対して着脱可能なユニット本体部と、第2把持部と、現像剤を収容する現像剤収容部と、を含み、前記ユニット本体部に対して着脱可能なトナーボックスとを備え、前記第1把持部および前記第2把持部のうち、少なくとも一方は、前記第1把持部と前記第2把持部との間隔が狭まる方向へ移動可能であり、前記画像形成装置本体に対して着脱されるときに、前記第1把持部と前記第2把持部とが一緒に把持可能であることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1把持部および前記第2把持部のうち、一方は、前記第1把持部と前記第2把持部との間隔が狭まる方向へ移動可能であり、他方は、固定されていることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記トナーボックスには、現像剤を前記ユニット本体部に供給するための第1開口が形成されており、前記ユニット本体部には、前記第1開口に対向して、前記第1開口から供給される現像剤を受け入れるための第2開口が形成されており、前記第1開口と前記第2開口との間には、前記第1開口および前記第2開口のいずれか一方を開閉する開閉部材が設けられており、前記第1把持部または前記第2把持部の移動動作と、前記開閉部材の開閉動作とが連動していることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1把持部と前記第2把持部との間隔が狭まる方向への移動に連動して、前記開閉部材が前記第1開口および前記第2開口のいずれか一方を開放することを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記トナーボックスは、前記第1開口を開閉するトナー側遮断部材を備え、前記開閉部材は、前記ユニット本体部に備えられ、前記第2開口を開閉するプロセス側遮断部材であり、前記トナー側遮断部材の開閉動作と、前記プロセス側遮断部材の開閉動作とが連動していることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項2ないし5のいずれかに記載の発明において、前記第1把持部は、前記第1把持部と前記第2把持部との間隔が狭まる方向へ移動可能であり、前記第2把持部は、固定されていることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、画像形成装置であって、請求項1ないし6のいずれかに記載のプロセスユニットと、前記プロセスユニットが着脱可能に装着される画像形成装置本体とを備えていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ユニット本体部の第1把持部およびトナーボックスの第2把持部のうち、少なくとも一方は、第1把持部と第2把持部との間隔が狭まる方向へ移動可能であるので、第1把持部および第2把持部を一緒に把持することができる。そのため、ユニット本体部のトナーボックスに対する相対移動が許容されにくくなり、ユニット本体部とトナーボックスとの相対位置が安定するので、安定した状態でプロセスユニットを搬送させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第1把持部および第2把持部のうち、一方は、第1把持部と第2把持部との間隔が狭まる方向へ移動可能であり、他方は、固定されている。そのため、手の握力が、第1把持部および第2把持部のうちの移動可能な一方に対して効率的に作用される。この結果、第1把持部と第2把持部との間隔を円滑に狭めることができ、第1把持部および第2把持部を容易に一緒に把持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、開閉部材を開動作させて第1開口および第2開口のいずれか一方を開放し、互いに連通し得るようにすることにより、トナーボックスからユニット本体部に現像剤を供給することができる。一方、開閉部材を閉動作させて第1開口および第2開口のいずれか一方を閉鎖することにより、トナーボックスからユニット本体部へのトナーの供給を規制することができる。
そして、第1把持部または第2把持部のうちの一方の移動動作と、開閉部材の第1開口および第2開口の開閉動作とが連動している。つまり、第1把持部および第2把持部のうちの一方を移動させると、開閉部材も開閉される。そのため、第1把持部および第2把持部のうちの一方の移動によって、第1把持部および第2把持部を一緒に把持できるのに加えて、トナーボックスからユニット本体部へ現像剤を供給でき、または、現像剤の供給を規制することもできる。その結果、操作性の向上を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、第1把持部および第2把持部の少なくともいずれか一方の第1把持部と第2把持部との間隔が狭まる方向への移動に連動して、開閉部材が第1開口および第2開口のいずれか一方を開放する。そうすると、第1開口および第2開口のいずれか一方の開放に伴ない、他方も開放される。これにより、第1開口および第2開口が互いに連通された状態で、第1把持部および第2把持部を一緒に把持し、プロセスユニットを搬送させることができる。そのため、たとえば、プロセスユニットを画像形成装置本体に装着したときに、第1開口および第2開口を改めて開放するための操作を省略することができる。その結果、操作性の向上を図ることができる。また、第1開口および第2開口の開放操作が省略されることにより、開閉部材の不必要な動作がなくなり、現像剤漏れを低減することができる。
請求項5に記載の発明によれば、トナー側遮断部材およびプロセス側遮断部材のいずれか一方を開閉動作させると、他方が連動して開閉動作されるので、第1開口および第2開口を一緒に開閉することができる。そのため、第1開口および第2開口を個別に開閉する手間を省くことができる。その結果、操作性の向上を図ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、ユニット本体部の第1把持部は、第1把持部と第2把持部との間隔が狭まる方向へ移動可能であり、トナーボックスの第2把持部は、固定されている。ユニット本体部に装着されているトナーボックスは、ユニット本体部に比べて姿勢が不安定となりやすく、第1把持部が固定されて第2把持部が移動可能な場合、第2把持部の移動に伴ってトナーボックス自体が動き、トナーボックスとユニット本体部との相対位置が狂うおそれがある。その場合、相対位置の狂いを是正するために、第2把持部の移動中においてトナーボックスを押えて位置を固定する手間を要する。しかし、本願発明では、第2把持部が固定されて第1把持部が移動可能なので、上述した手間を掛けずに、トナーボックスとユニット本体部との相対位置の精度を容易に保ちながら、第1把持部と第2把持部との間隔を円滑に狭めることができる。
請求項7に記載の発明によれば、この画像形成装置では、安定した状態でプロセスユニットを画像形成装置本体に着脱させることができる。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。図2は、図1に示すレーザプリンタの側断面図であって、フロントカバーを開いた状態を示す。
このレーザプリンタ1は、図1に示すように、画像形成装置本体としての本体ケーシング2と、その本体ケーシング2内に収容される用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2の一方側の側壁には、後述するプロセスユニット20を着脱するための着脱口6が形成されており、その着脱口6を開閉するためのフロントカバー7が設けられている。このフロントカバー7は、その下端部に設けられたカバー軸8で回動自在に支持されている。フロントカバー7を、カバー軸8を支点として閉じると、フロントカバー7は、略鉛直方向に沿うように起立し、着脱口6を閉鎖する。一方、フロントカバー7を、カバー軸8を支点として開くと、図2に示すように、フロントカバー7は、略水平方向に沿うように傾倒し、着脱口6を開放する。開放された着脱口6を介して、プロセスユニット20を本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
なお、以下の説明では、図1に示すように、プロセスユニット20が本体ケーシング2に装着された状態において、フロントカバー7が設けられる側を前側(正面側)とし、その反対側を後側(背面側)とする。そして、図1における紙厚方向手前側を左側とし、図1における紙厚方向奥側を右側とする。また、左右方向を幅方向と呼ぶことがある。
(2)フィーダ部
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に設けられ、給紙トレイ9、分離ローラ10、分離パッド11、給紙ローラ12、紙粉取りローラ13、ピンチローラ14およびレジストローラ15を備えている。
給紙トレイ9は、その内部に用紙押圧板16と、その前端部にレバー17とを備えている。用紙押圧板16は、レバー17によりその前端部が上方に持ち上げられる。
用紙押圧板16に載置された用紙3は、給紙ローラ12の回転によって分離ローラ10と分離パッド11との間の分離位置に搬送され、分離位置で1枚ごとに捌かれた後、紙粉取りローラ13とピンチローラ14との間を通過し、レジストローラ15に向けて搬送される。
レジストローラ15に搬送された用紙3は、後述する像担持体としての感光ドラム28と転写ローラ31との間の転写位置に搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部19、プロセスユニット20および定着部21を備えている。
(a)スキャナ部
スキャナ部19は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、図示しないレーザ光源、回転駆動されるポリゴンミラー22、fθレンズ23、反射鏡24、レンズ25および反射鏡26を備えている。レーザ光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー22で偏向されてfθレンズ23を通過した後、反射鏡24によって光路が折り返される。そして、このレーザビームは、レンズ25を通過した後、反射鏡26によってさらに光路が下方に屈曲されることにより、プロセスユニット20の感光ドラム28の表面上に照射される。
(b)プロセスユニット
図3は、図1に示すレーザプリンタにおけるプロセスユニットを前側上方から見た右側斜視図であり、図4は、図3のプロセスユニットの左側断面図である。
図5(a)は、図3において、トナーボックスが離脱され、かつ開閉レバーがレバー開放位置にあってトナー導入口が開放された態様を示し、図5(b)は、図5(a)において、開閉レバーがレバー閉鎖位置にあってトナー導入口が閉鎖された態様を示す。
図6(a)は、図3に示したプロセスユニットにおけるトナーボックスを後側上方から見た左側斜視図であり、トナー排出口が開放された態様を示し、図6(b)は、図6(a)において、トナー排出口が閉鎖された態様を示し、図6(c)は、図6(a)に示したトナーボックスにおける内側筐体を後側上方から見た左側斜視図である。
図7は、図3において、トナーボックスが離脱され、かつ開閉レバーがレバー閉鎖位置にある態様を、離脱されたトナーボックスとともに示し、図8は、図3において、開閉レバーがレバー閉鎖位置にある態様を示す。
図9は、図7のプロセスユニットの左側断面図であり、図10は、図8のプロセスユニットの左側断面図であって、揺動部が第2状態にある態様を示す。図11は、図8のプロセスユニットの左側断面図であって、揺動部が第3状態にある態様を示す。
プロセスユニット20は、図1に示すように、本体ケーシング2内におけるスキャナ部19の下方に設けられ、本体ケーシング2に対して着脱口6を介して着脱自在に装着されている。なお、本体ケーシング2に対するプロセスユニット20の着脱方向は、図示太線矢印に示すように、後側斜め下方へ向かう方向(装着方向)および前側斜め上方へ向かう方向(離脱方向)である。
このプロセスユニット20は、図4に示すように、その後半分部分をなすドラム部27と、前半分部分をなすユニット本体部としての現像部30とを一体的に備え、また、この現像部30に対して着脱自在に装着されるトナーボックス40を備えている。
(b−1)ドラム部
ドラム部27は、ドラム筐体76と、そのドラム筐体76内に設けられる、感光ドラム28、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ31およびクリーニングブラシ32とを備えている。
ドラム筐体76は、前方が開放される幅方向に長手のボックス形状であり、ドラム後壁77、ドラム右側壁79(図3参照)、ドラム左側壁80(図3参照)、ドラム天壁81およびドラム底壁82から一体的に形成されている。
ドラム右側壁79およびドラム左側壁80は、図3に示すように、幅方向において、互いに間隔を隔てて対向配置されている。
ドラム底壁82は、ドラム右側壁79およびドラム左側壁80の各下端縁間に架設されている。ドラム天壁81は、ドラム右側壁79およびドラム左側壁80の各上端縁間に架設されている。また、図4に示すように、ドラム後壁77は、ドラム右側壁79およびドラム左側壁80の各前端縁間に架設されている。
なお、ドラム天壁81の前後方向途中には、スキャナ部19からのレーザビームを感光ドラム28に照射するためのレーザ入射口78が形成されている。また、ドラム底壁82の前端縁と後述する現像部30の現像後底壁68の後端縁との間には第1通過口84が開口され、ドラム後壁77の上下方向途中には第2通過口85が開口されている。第1通過口84および第2通過口85は、ともに幅方向に長手の矩形状に形成されている。
そして、このドラム筐体76では、ドラム後壁77と、ドラム右側壁79、ドラム左側壁80およびドラム底壁82の各後半分部分と、ドラム天壁81とによって区画される部分が、感光ドラム28、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ31およびクリーニングブラシ32を収容するドラム収容部83とされている。このドラム収容部83は、前側および後側が開放される筒体形状に形成されている。
また、ドラム右側壁79、ドラム左側壁80およびドラム底壁82の各前半分部分によって区画される部分が、現像部30が配置される現像配置部86とされている。この現像配置部86は、上側が開放される正断面視コ字状の有底枠体形状に形成されている。
そして、ドラム収容部83と現像配置部86とは互いに連通している。
感光ドラム28は、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体33と、このドラム本体33の軸心において、ドラム本体33の軸方向に沿って延びる金属製のドラム軸34とを備えている。ドラム軸34の軸方向両端部がドラム筐体76のドラム右側壁79およびドラム左側壁80の間において支持され(図3参照)、このドラム軸34に対してドラム本体33が回転自在に支持されることにより、感光ドラム28は、ドラム筐体76において、ドラム軸34を中心に回転自在に設けられている。また、感光ドラム28は、モータ(図示せず)からの駆動力が入力されることにより、図示太線矢印の方向に回転駆動される。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム28の斜め後側上方において、ドラム筐体76のドラム天壁81に支持されており、感光ドラム28と接触しないように間隔を隔てて、感光ドラム28と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器29は、感光ドラム28と間隔を隔てて対向配置された放電ワイヤ35と、放電ワイヤ35と感光ドラム28との間に設けられ、放電ワイヤ35から感光ドラム28への電荷量を制御するためのグリッド36とを備えている。
このスコロトロン型帯電器29では、グリッド36にバイアス電圧を印加すると同時に、放電ワイヤ35に高電圧を印加して、放電ワイヤ35をコロナ放電させることにより、感光ドラム28の表面を一様に正極性に帯電させる。
転写ローラ31は、ドラム筐体76において、感光ドラム28の下方に設けられ、感光ドラム28と上下方向において対向して接触し、感光ドラム28との間にニップを形成するように配置されている。このニップが上述した感光ドラム28と転写ローラ31との間の転写位置となる。
また、この転写ローラ31は、ドラム筐体76のドラム右側壁79およびドラム左側壁80の間において回転自在に支持されている金属製のローラ軸と、そのローラ軸を被覆する導電性のゴム材料からなるゴムローラとを備えている。転写ローラ31には、転写時に転写バイアスが印加される。また、転写ローラ31は、モータ(図示せず)からの駆動力が入力されることにより、回転駆動される。
クリーニングブラシ32は、ドラム筐体76のドラム後壁77に組み付けられ、感光ドラム28の斜め後側上方、かつスコロトロン型帯電器29の斜め後側下方において、感光ドラム28と対向して接触するように配置されている。
(b−2)現像部
現像部30は、ドラム筐体76の現像配置部86においてドラム部27に対して一体的に備えられている。
この現像部30は、現像筐体62と、その現像筐体62内に設けられる、供給ローラ101、現像剤担持体としての現像ローラ104および層厚規制ブレード107とを備えている。
現像筐体62は、後側が開放される幅方向に長手のボックス形状の後側筐体38と、上方および前側が開放され、後側筐体38よりも幅広の前側筐体39とを一体的に備えている。
後側筐体38は、現像前壁64、現像右側壁65(図3参照)、現像左側壁66(図3参照)、現像天壁67および現像後底壁68から一体的に形成されている。
現像右側壁65および現像左側壁66は、側面視略矩形状であり、幅方向において、互いに間隔を隔てて対向配置されている。
現像後底壁68は、現像右側壁65および現像左側壁66の各下端縁間において架設されており、前後方向において後から順番に、第1底壁73と第2底壁74とを一体的に備えている。
第1底壁73は、現像後底壁68の後側に配置され、前側から後側へ向かって下方へ傾斜する舌板状に形成されている。
第2底壁74は、第1底壁73の前端縁から連続して延び、供給ローラ101に沿う側断面略半円弧状に形成されている。
現像天壁67は、現像右側壁65および現像左側壁66の各上端縁間に架設されており、第1天壁115と第2天壁116とを一体的に備えている。
第1天壁115は、現像天壁67の前側に配置されており、前側斜め上方へ向かって延設されている。
第2天壁116は、第1天壁115の後端縁から下方に延び、そして屈曲して後方へ延設される、左側断面視略逆L字状に形成されている。
現像前壁64は、現像右側壁65および現像左側壁66の間に架設されている。また、現像前壁64において、その上端縁が、上述した第2天壁116の屈曲部に接続され、その下端縁が、第2底壁74の前端縁に接続されている。詳しくは、現像前壁64は、第2底壁74の前端縁から上方に延びる縦壁120と、縦壁120の上端縁から後方へ屈曲し、再度屈曲して上方へ延びて第2天壁116の屈曲部に接続される屈曲壁121とを一体的に備え、左側断面視略L字状に形成されている。
また、現像天壁67、現像左側壁65、現像右側壁66および現像後底壁68の各後端縁によって、後側筐体38の後側に開口される挿通口87が形成されている。挿通口87は、幅方向に長手の矩形状に形成されている。
このような後側筐体38において、現像前壁64、現像右側壁65、現像左側壁66、現像天壁67および現像後底壁68によって区画される部分が、供給ローラ101、現像ローラ104および層厚規制ブレード107を収容する現像室72とされている。
前側筐体39は、右側壁69(図3参照)、左側壁70(図3参照)および現像前底壁75から一体的に形成されている。
現像前底壁75は、側断面視略C字形状に形成されており、その後半部分をなす湾曲壁122と、その前半部分をなすL字壁123とを一体的に備えている。
湾曲壁122は、その側断面が略劣弧となるように形成されており、前端縁がL字壁123の後端縁に接続されている。
L字壁123は、その後端縁から前方へ向かって延び、屈曲して上方へ延びる側断面視略L字状に形成されている。また、L字壁123の前端部かつ上端部の幅方向中央部には、その上端縁で屈曲して前方へ僅かに延びる側断面視鉤形状の被係合部124が一体的に形成されている。そして、図7に示すように、L字壁123の前端部には、その幅方向中心から幅方向外側へ、L字壁123の幅寸法の約4分の1に相当する距離を隔てた位置において、L字壁123の前端部の上端縁から下方へ窪む位置決め溝138がそれぞれ形成されている。
右側壁69および左側壁70は、図3に示すように、幅方向において現像前底壁75を挟持するように互いに対向配置され、側面視略矩形状に形成されている。なお、図3において、右側壁69は、説明の便宜上、その上側斜め前側部分が切り欠かれている。
また、右側壁69および左側壁70には、それらの前後上下方向略中央の位置に、右側壁69および左側壁70を幅方向に貫通する第1挿通孔97がそれぞれ形成されている。また、右側壁69および左側壁70の各幅方向内側面の後端部には、図5(a)に示すように、角柱89が一体的に備えられている。
角柱89は、上下方向に長手の略直方体状に形成されており、その上端部において、前端面が後側へ窪む案内溝119が形成されている。角柱89の幅方向内側面における、案内溝119よりも下方には、リブ90が一体的に備えられている。リブ90は、その側断面が略劣弧となるように幅方向内側へ向かって突出して形成されており、図9に示すように、現像前底壁75の湾曲壁122にほぼ沿うように、かつ湾曲壁122に対して、その径方向に僅かに隙間を隔てて配置されている。
このような前側筐体39において、右側壁69、左側壁70および現像前底壁75によって区画される部分が、トナーボックス40を収容するトナーボックス収容室71とされている。このトナーボックス収容室71は、上側および前側が開放される有底枠体形状に形成されている。
後側筐体38と前側筐体39とは、現像前壁64の縦壁120の前側面と現像前底壁75の湾曲壁122の後側面とを介して連結されており、縦壁120と湾曲壁122との連結部分の幅方向中央位置には、縦壁120および湾曲壁122を厚さ方向に貫通する第2開口としてのトナー導入口88が形成されている。トナー導入口88は、幅方向に長手の矩形状であり、トナー導入口88により、トナーボックス収容室71と現像室72とが連通されている。
トナーボックス収容室71には、開閉部材およびプロセス側遮断部材としてのシャッター111と開閉レバー113とが備えられている。
シャッター111は、図4に示すように、側断面視において、湾曲壁122よりも僅かに周長が短い劣弧として形成される薄板であり、その上半分部分の幅方向中央位置には、図5(b)に示すように、正面視矩形状であり、シャッター111を厚さ方向に貫通する貫通穴112が形成されている。また、シャッター111の、幅方向両端部における、上端部および下端部には、正面視略L字状に切り欠かれた切欠部136がそれぞれ形成されている。また、シャッター111の上端部における、各切欠部136よりも幅方向内側部分には、トナーボックス40のプロセスユニット20への装着状態においてトナーボックス40の各第2径方向突起57に係合される被係合部139がそれぞれ設けられている。
そして、図9に示すように、シャッター111は、トナーボックス収容室71の内側において、シャッター111の幅方向両端部が湾曲壁122と角柱89のリブ90との間に介挿されることにより、リブ90の側断面形状に沿って回動自在に支持されている。
また、シャッター111は、シャッター111において貫通穴112が形成されていない部分でトナー導入口88を閉鎖する現像閉鎖位置(図9参照)と、貫通穴112とトナー導入口88とが対向することでトナー導入口88を前方へ開放する現像開放位置(図4参照)とに移動可能である。
また、湾曲壁122とシャッター111との間には、シール部材125が介挿されている。シール部材125は、たとえばフェルト等からなるシート状に形成されており、トナー導入口88を塞がないように湾曲壁122の前側面に貼り付けられている。
開閉レバー113は、図5(a)に示すように、平面視略U字状に形成されており、右支持部108、左支持部109、および第1把持部としてのプロセスユニット側把持部110を一体的に備えている。
右支持部108および左支持部109は、右側面視略P字形状の薄板状に形成されており、右支持部108および左支持部109の後半部分の略中央位置には、右支持部108および左支持部109を肉厚方向に貫通する丸孔114がそれぞれ形成されている。
右支持部108および左支持部109の各幅方向外側面における、丸孔114に対応する位置には、丸孔114と同じ内径を有し、幅方向外側へ突出する支持円筒135がそれぞれ設けられている。支持円筒135の外径は、上述した右側壁69および左側壁70の各第1挿通孔97の内径よりも僅かに小さく形成されている。
また、右支持部108および左支持部109の、丸孔114の上方部分には、その上端縁が丸孔114に向かって側面視略U字状に窪む受入部117がそれぞれ形成されている。
プロセスユニット側把持部110は、右支持部108および左支持部109の前端部の間に架設される、正面視略矩形状の薄板状に形成されており、その幅方向中央位置において、下端縁が上方に向かって凹む握り部118が形成されている。
開閉レバー113は、右支持部108および左支持部109の各支持円筒135が右側壁69および左側壁70の各第1挿通孔97に内嵌されることにより、右側壁69および左側壁70に回動自在に支持されている。開閉レバー113は、開閉レバー113のプロセスユニット側把持部110が丸孔114よりも下方に位置するレバー閉鎖位置(図5(b)参照)と、プロセスユニット側把持部110が丸孔114と上下方向で同じ位置に配置されるレバー開放位置(図5(a)参照)との間を移動可能とされている。なお、握り部118は、開閉レバー113の位置に係わらず、図4に示すように、側面視において常にトナーボックス収容室71より外部に露出されている。
後側筐体38の現像室72の内部には、上述したように、供給ローラ101、現像ローラ104および層厚規制ブレード107が収容されている。
供給ローラ101は、トナー導入口88の後側斜め下方に配置されている。この供給ローラ101は、金属製の供給ローラ軸102と、その供給ローラ軸102を被覆する導電性の発泡材料からなるスポンジローラ103とを備えている。供給ローラ軸102は、現像右側壁65および現像左側壁66の、前後方向において第2底壁74に対応する位置に、その軸方向両端部が回転自在に支持されている。供給ローラ101は、モータ(図示せず)からの駆動力が、供給ローラ軸102に入力されることにより回転駆動される。
現像ローラ104は、供給ローラ101の後側において、供給ローラ101と互いに圧縮されるように接触した状態で配置されている。この現像ローラ104は、幅方向に長手であり、金属製の現像ローラ軸105と、その現像ローラ軸105を被覆する導電性のゴム材料からなるゴムローラ106とを備えている。
現像ローラ軸105は、現像右側壁65および現像左側壁66の、前後方向において第1底壁73に対応する位置に、その軸方向両端部が回転自在に支持されている。ゴムローラ106は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムから形成され、その表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはポリイミドのような耐摩耗性に優れた樹脂のコート層が被覆されている。現像ローラ104は、モータ(図示せず)からの駆動力が現像ローラ軸105に入力されることにより回転駆動される。また、現像ローラ104には、図3に示すように、現像右側壁65から露出された現像ローラ軸105の幅方向一端部を介して、現像時に現像バイアスが印加される。
図4に示すように、層厚規制ブレード107は、金属製の板ばね材からなり、その遊端部には、絶縁性または導電性のシリコーンゴムまたはウレタンゴムからなる断面略半円形状の押圧部140を備えている。この層厚規制ブレード107は、基端部が現像ローラ104の上方において現像天壁67の第2天壁116に支持されることにより、押圧部140が層厚規制ブレード107の弾性力によって現像ローラ104上に圧接されている。
このようなドラム部27および現像部30において、ドラム部27のドラム天壁81の前端部を、現像部30の第2天壁116の、上述した屈曲部分に嵌め合わせる。そして、図3に示すように、現像部30の現像右側壁65および現像左側壁66の各後端縁をドラム右側壁79およびドラム左側壁80の各前端縁に当接させることにより、現像部30がドラム部27に対して組み付けられている。なお、現像部30をドラム部27に組み付けた状態において、図4に示すように、現像後底壁68とドラム底壁82との間に、上述した第1通過口84が形成される。
(b−3)トナーボックス
トナーボックス40は、上述したように、トナーボックス収容室71に対して着脱自在に装着される。このトナーボックス40は、プロセスユニット20に装着された状態で、着脱口6を介して本体ケーシング2に対してプロセスユニット20を着脱させることで、本体ケーシング2に対して着脱させることができる。なお、プロセスユニット20のトナーボックス収容室71に対するトナーボックス40の着脱方向は、本体ケーシング2に対するプロセスユニット20の着脱方向と同じであり、後側斜め下方(装着方向)および前側斜め上方(離脱方向)である。また、トナーボックス収容室71に対するトナーボックス40の着脱方向と直交する方向は幅方向である。
また、トナーボックス収容室71はプロセスユニット20の前側に位置するので、図2に示すように、フロントカバー7を開いて着脱口6を開放すると、トナーボックス40は着脱口6から露出される。
このトナーボックス40は、図4に示すように、左側断面視略σ形状であり、樹脂等で形成された、開閉部材およびトナー側遮断部材としての外側筐体41と現像剤収容部としての内側筐体42とを備えている。
(b−3−i)外側筐体
外側筐体41は、トナーボックス40の左側断面視略σ形状をなし、筒部43とガイドレバー44とを一体的に備えている。
筒部43は、図6(a)に示すように、幅方向に長手であり、かつ側面視略矩形状の中空の筒体として形成され、外側周面壁45と、外側周面壁45の幅方向両側端面として形成された1対の外側側端壁46とを備えている。
外側周面壁45の後側面における、上下左右方向中央位置には、外側周面壁45を厚さ方向に貫通する第1トナー排出口49が形成されている。第1トナー排出口49は、幅方向に長手の矩形状に形成されている。
また、外側周面壁45の後側面における、幅方向両端部分には、第1トナー排出口49よりも上方の位置において、外側周面壁45を厚さ方向に貫通する上側案内溝129がそれぞれ形成されている。そして、外側周面壁45における、幅方向両端部分には、第1トナー排出口49よりも下方の位置において、外側周面壁45を厚さ方向に貫通する下側案内溝130がそれぞれ形成されている。上側案内溝129および下側案内溝130は、周方向に長手の背面視矩形状であり、周方向長さが第1トナー排出口49の周方向長さの約2倍になり、幅方向長さが第1トナー排出口49の周方向長さの約2分の1になるように設定されている。
また、図7に示すように、外側周面壁45の前側面の下部には、その幅方向中心から幅方向外側へ、外側周面壁45の幅寸法の約4分の1に相当する距離を隔てた位置に、位置決めリブ137がそれぞれ設けられている。位置決めリブ137は、外側周面壁45の前側面の上半分部分に連続して下方へ延びてから、屈曲して後側斜め下方へ延び、再度屈曲して後方へ延びて外側周面壁45の下側面の後半分部分に連続する側面視略等脚台形状の薄板状に形成されている。なお、位置決めリブ137の幅方向寸法は、上述した位置決め溝138の溝幅よりも僅かに小さい。
また、外側周面壁45の前側面の下部において各位置決めリブ137によって幅方向に挟まれる部分には、突起露出穴141が形成されている。突起露出穴141は、矩形状に形成されており、外側周面壁45を厚さ方向に貫通している。
各外側側端壁46の前後上下方向における略中央位置には、図6(a)に示すように、各外側側端壁46を幅方向に貫通する第2挿通孔126がそれぞれ形成されている。また、各外側側端壁46には、第2挿通孔126の径方向外側位置、詳しくは、左側面視における12時位置から2時位置までの範囲において、第2挿通孔126と同心の劣弧であり、各外側側端壁46を幅方向に貫通する挿通溝127がそれぞれ形成されている。
また、各外側側端壁46には、上側案内溝129の上端縁に対応する位置にて後方に延び、屈曲して幅方向外側へ突出する位置決め突起131が一体的に形成されている。位置決め突起131において幅方向外側へ突出する部分は、上述したプロセスユニット20の前側筐体39の案内溝119(図5(a)参照)の溝幅よりも小さい外径を有する円柱状に形成されている。
ガイドレバー44は、外側周面壁45の前側面の上端部かつ幅方向中央位置に配置されており、図7に示すように、第2把持部としてのトナーボックス側把持部91と揺動部92とを備えている。
トナーボックス側把持部91は、幅方向に長手の平面視略矩形状に形成されており、図9に示すように、その後端部が外側周面壁45に対して固定されている。
揺動部92は、平面視略矩形状かつ側断面視略T字状に形成されており、グリップ部93、第1規制部94および第2規制部95を一体的に備えている。
グリップ部93および第2規制部95は、平面視略矩形状に形成されている。
第1規制部94は、正面視矩形状かつ左側断面視略J字状に形成されており、その下端部には、上から順に、第1係合部132と、第2係合部133とが形成されている。第1係合部132は、第1規制部94の下端部における後側面が前側へ窪むように、幅方向に延設される溝として形成されている。第2係合部133は、第1係合部132の下方において、第1規制部94の最下端部が後側へ僅かに屈曲した、左側断面視略鉤状に形成されている。
また、グリップ部93の後端部と第1規制部94の上端部と第2規制部95の前端部とが接続されている。そして、グリップ部93の後端部と第1規制部94の上端部との接続位置には、グリップ部93および第1規制部94を幅方向に貫通する軸挿通孔96が形成されている。
外側周面壁45の前側面には、揺動部92のグリップ部93を幅方向に挟むように前方へ突出する1対の軸支持部98が一体的に備えられており、1対の軸支持部98の間に架設される挿通軸37が揺動部92の軸挿通孔96に挿通されることによって、揺動部92は、外側周面壁45に揺動自在に支持されている。
また、トナーボックス側把持部91の後端部と揺動部92の第2規制部95とは、弾性体128で連結されている。詳しくは、弾性体128は板バネ等であり、その一端部がトナーボックス側把持部91の後端部にねじ134にて螺設され、その他端部が第2規制部95に係止されている。これにより、揺動部92は、弾性体128の付勢力によって、第2規制部95がトナーボックス側把持部91へ近づくように、挿通軸37を中心に、図示時計回りの方向へ常に付勢されている。
(b−3−ii)内側筐体
内側筐体42は、図6(c)に示すように、幅方向に長手であり、かつ外側筐体41の筒部43よりも小さい中空の円筒状に形成されており、円筒形状の内側周面壁51と、内側周面壁51の幅方向両側面を塞ぐ平板円板状の1対の内側側端壁52とを一体的に備えている。そして、幅方向に対向する各内側側端壁52の円中心には、図4に示すように、アジテータ回転軸53が架設され、このアジテータ回転軸53は、各内側側端壁52によって回転自在に支持されている。また、アジテータ回転軸53には、アジテータ56が設けられている。このアジテータ56には、ワイパ50が設けられている。このワイパ50は、ゴム等からなり、アジテータ回転軸53の軸方向(幅方向)両端部に取り付けられている。
また、図6(c)に示すように、アジテータ回転軸53の幅方向両端部は、各内側側端壁52から幅方向外側へ突出している。アジテータ回転軸53の各突出部分には、外径が外側筐体41の第2挿通孔126(図6(a)参照)の孔径よりも僅かに小さいカラー100が外嵌されている。
各内側側端壁52における、アジテータ回転軸53よりも径方向外側かつ、幅方向において互いに対向する位置において、幅方向外側へ突出する幅方向突起54がそれぞれ設けられている。各幅方向突起54は、側面視略劣弧状に形成されており、その周方向長さは、上述した外側筐体41の挿通溝127の周方向長さの約2分の1であり、その径方向長さは、挿通溝127の溝幅よりも僅かに小さい。
また、内側周面壁51の幅方向中央における周上1箇所、詳しくは左側面視における幅方向突起54に対して反時計回りの方向へ約90°ずれた位置には、内側周面壁51を厚さ方向に貫通する第1開口としての第2トナー排出口55が形成されている。第2トナー排出口55は、径方向外側から見たときには外側筐体41の第1トナー排出口49とほぼ同寸法の矩形状に形成されている。
内側周面壁51には、第2トナー排出口55の周縁に沿い、かつ径方向外側へ突出する第1径方向突起48が設けられている。第1径方向突起48は、径方向外側から見たときには矩形枠状をなしており、ゴム等の弾性材料、あるいはスポンジシートで形成されている。
また、内側周面壁51の幅方向両端部には、第1径方向突起48の上端縁よりも僅かに上方の位置に、径方向外側へ突出する第2径方向突起57が一体的にそれぞれ設けられている。そして、内側周面壁51の幅方向両端部には、第1径方向突起48の下端縁よりも下方の位置に、径方向外側へ突出する第3径方向突起63が一体的にそれぞれ設けられている。第2径方向突起57および第3径方向突起63は、同一寸法で形成されており、幅方向長さが外側筐体41の上側案内溝129および下側案内溝130の溝幅よりも小さくなるように設定されている。
また、図4に示すように、内側周面壁51における、内側筐体42の軸中心に対する第2トナー排出口55の反対側の位置には、径方向外側へ突出し、かつ幅方向に沿って延設される第4径方向突起99が形成されている。第4径方向突起99の幅方向寸法は、外側筐体41の突起露出穴141の幅方向寸法よりも小さく設定されている。
(b−3−iii)内側筐体の外側筐体への組み付け
このようなトナーボックス40において、内側筐体42を外側筐体41内に収容し、図6(a)に示すように、内側筐体42のアジテータ回転軸53の幅方向両端部を、上述したカラー100とともに外側筐体41の各第2挿通孔126に内嵌させる。そして、内側筐体42の各幅方向突起54を、外側筐体41の各挿通溝127から幅方向外側へ突出させる。また、内側筐体42の各第2径方向突起57を、外側筐体41の各上側案内溝129から内側筐体42の径方向外側へ突出させ、内側筐体42の各第3径方向突起63を、外側筐体41の各下側案内溝130から内側筐体42の径方向外側へ突出させる。また、内側筐体42の第4径方向突起99を、外側筐体41の突起露出穴141内に露出させる(図9参照)。
これにより、内側筐体42は外側筐体41に組み付けられ、内側筐体42は外側筐体41の各外側側端壁46に回動自在に支持される。これに応じて、各幅方向突起54は各挿通溝127に沿ってスライド自在となり、各第2径方向突起57は各上側案内溝129に沿ってスライド自在となり、各第3径方向突起63は各下側案内溝130に沿ってスライド自在となる。
このように組み付けられたトナーボックス40が、図9に示すように、プロセスユニット20に装着されていないとき、外側筐体41の第1規制部94における第1係合部132が内側筐体42の第4径方向突起99に係合し、内側筐体42の外側筐体41に対する回動が規制される。なお、このときの揺動部92の状態を第1状態とする。
上述した第1状態において、トナーボックス側把持部91および揺動部92を一緒に掴むと、揺動部92は、弾性体128の付勢力に抗して、挿通軸37を中心に図示反時計回りの方向へ揺動する。トナーボックス側把持部91および揺動部92を一緒に掴んでしばらくすると、揺動部92の揺動が止まる。このときの揺動部92の状態を第2状態とする。
第2状態においては、図10に示すように、上述した第1規制部94の第1係合部132が内側筐体42の第4径方向突起99から離間し、第1係合部132と第4径方向突起99との係合が解除されるものの、第2規制部95の後端部が内側筐体42の内側周面壁51に当接するので、内側筐体42の外側筐体41に対する回動が規制される。
そのため、揺動部92が、第1状態と第2状態との間の第3状態にあるときには、図4および図11に示すように、第1係合部132と第4径方向突起99との係合が解除され、かつ第2規制部95の後端部が内側筐体42の内側周面壁51と当接しないので、内側筐体42の外側筐体41に対する回動の規制が解除される。この場合、外側筐体41に対して内側筐体42を回動させるときには、図6(b)に示すように、各幅方向突起54が各挿通溝127に案内され、各第2径方向突起57が各上側案内溝129に案内され、各第3径方向突起63が各下側案内溝130に案内される。なお、外側筐体41に対する内側筐体42の回動時において、図4に示すように、内側筐体42の第1径方向突起48が外側筐体41の外側周面壁45の内側面に摺接することによって、外側筐体41と内側筐体42との間は、空密的、液密的に保たれている。
また、揺動部92が第3状態にあるとき、内側筐体42は、図6(b)および図9に示すように、内側周面壁51の第2トナー排出口55を外側筐体41の外側周面壁45における第1トナー排出口49以外の部分で塞いで外側筐体41内部および内側筐体42内部を密閉するトナー閉鎖位置へ移動可能である。このとき、各第2径方向突起57は各上側案内溝129の上端縁に当接し、各第3径方向突起63は各下側案内溝130の上端縁に当接し、各幅方向突起54は各挿通溝127の前端縁に当接する。一方で、この内側筐体42は、図6(a)に示すように、第1トナー排出口49と第2トナー排出口55とを対向させて外側筐体41内部および内側筐体42内部を開放するトナー開放位置へ移動可能である。このとき、各第2径方向突起57は各上側案内溝129の下端縁に当接し、各第3径方向突起63は各下側案内溝130の下端縁に当接し、各幅方向突起54は各挿通溝127の後端縁に当接する。
そして、内側筐体42内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが収容されている。トナーには、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などによって共重合させることにより得られる重合トナーが用いられている。この重合トナーは、略球状をなし、流動性が極めて良好であり、高画質の画像形成を達成することができる。
なお、このようなトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合され、また、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。トナーの平均粒径は、約6〜10μmである。
(b−4)トナーボックスのプロセスユニットに対する着脱
(b−4−i)トナーボックスのプロセスユニットへの装着
図9に示すように、開閉レバー113がレバー閉鎖位置にあり、シャッター111が現像閉鎖位置にある状態のプロセスユニット20のトナーボックス収容室71に対して、前側斜め上方から後側斜め下方へ向かって、内側筐体42がトナー閉鎖位置にあるトナーボックス40を装着する。このとき、図7に示すように、トナーボックス40の各位置決め突起131が、プロセスユニット20のトナーボックス収容室71における各案内溝119に案内される。また、トナーボックス40の揺動部92は第1状態にあり、外側筐体41に対する内側筐体42の回動が規制されている。
そして、各位置決め突起131が各案内溝119の最深部に到達し、この最深部に当接すると、図8に示すように、トナーボックス40の各幅方向突起54が、レバー閉鎖位置にある開閉レバー113の各受入部117に係合される。このとき、図10に示すように、トナーボックス40の各第2径方向突起57がトナーボックス収容室71のシャッター111の各被係合部139に係合し、シャッター111は、その回動方向において、各第2径方向突起57および各第3径方向突起63に挟持される。揺動部92は、第2係合部133が被係合部124に係合することにより、第3状態(図11参照)になる。
また、図8に示すように、トナーボックス40の位置決めリブ137がプロセスユニット20の位置決め溝138に嵌合される。これにより、トナーボックス40は、外側筐体41がトナーボックス収容室71に対して位置決めされ、また、トナーボックス40のプロセスユニット20への装着が完了される。この状態において、図11に示すように、レバー閉鎖位置にある開閉レバー113のプロセスユニット側把持部110は、トナーボックス40のトナーボックス側把持部91に対して、その下方に所定の間隔を隔てて離間している。また、この状態において、外側筐体41の外側周面壁45およびシャッター111は、第2トナー排出口55とトナー導入口88との間に位置している。
トナーボックス40のプロセスユニット20への装着が完了された状態では、上述したように、揺動部92が第3状態にあるので、内側筐体42は外側筐体41に対して回動自在となる。そこで、開閉レバー113を、レバー閉鎖位置からレバー開放位置(図3参照)まで移動させると、内側筐体42が、トナー閉鎖位置(図11参照)からトナー開放位置(図4参照)まで回動し、図4に示すように、第1トナー排出口49と第2トナー排出口55とが対向する。内側筐体42が回動すると、内側筐体42の各第2径方向突起57および各第3径方向突起63に挟持されるシャッター111も現像閉鎖位置(図11参照)から現像開放位置まで回動し、シャッター111の貫通穴112とトナーボックス収容室71のトナー導入口88とが対向する。また、開閉レバー113のレバー閉鎖位置からレバー開放位置への移動に連動し、プロセスユニット側把持部110が上方へ移動するので、プロセスユニット側把持部110とトナーボックス側把持部91との間隔が狭まる。
シャッター111が現像開放位置にあるトナーボックス収容室71と、内側筐体42がトナー開放位置にあるトナーボックス40とにおいては、トナーボックス収容室71の、対向状態にある貫通穴112およびトナー導入口88と、トナーボックス40の、対向状態にある第1トナー排出口49および第2トナー排出口55とが対向する。そのため、トナー導入口88、貫通穴112、第1トナー排出口49および第2トナー排出口55を介して、トナーボックス40の内側筐体42の内部と現像部30の現像室72の内部とが連通する。
なお、上述したように、第1トナー排出口49が形成される外側筐体41と第2トナー排出口55が形成される内側筐体42との間は、第1径方向突起48によって空密的、液密的に保たれており、貫通穴112が形成されるシャッター111とトナー導入口88が形成される湾曲壁122との間にはシール部材125が介挿されている。そのため、トナー導入口88、貫通穴112、第1トナー排出口49および第2トナー排出口55から外部へのトナー漏れが防止されている。
(b−4−ii)トナーボックスのプロセスユニットからの離脱
シャッター111が現像開放位置にあり、内側筐体42がトナー開放位置にある状態において、レバー開放位置にある開閉レバー113を、図11に示すように、レバー閉鎖位置まで移動させる。このとき、内側筐体42が、トナー開放位置からトナー閉鎖位置まで回動し、内側周面壁51の第2トナー排出口55が、外側筐体41の外側周面壁45における第1トナー排出口49以外の部分で塞がれ、外側筐体41の内部および内側筐体42の内部が密閉される。内側筐体42が回動すると、各第2径方向突起57および各第3径方向突起63も回動するので、各第2径方向突起57および各第3径方向突起63に挟持されるシャッター111も現像開放位置から現像閉鎖位置まで回動し、トナーボックス収容室71のトナー導入口88が、シャッター111における貫通穴112以外の部分で塞がれる。また、開閉レバー113のレバー開放位置からレバー閉鎖位置への移動に連動し、プロセスユニット側把持部110が下方へ移動するので、プロセスユニット側把持部110とトナーボックス側把持部91との間隔が、上述した所定の間隔まで広がる。
この状態では、第1規制部94は第3状態にあり、第2係合部133が被係合部124に係合しているので、図10に示すように、揺動部92を第2状態まで揺動させて第2係合部133と被係合部124との係合を解除する。そして、揺動部92が第2状態のまま(揺動部92を掴んだまま)、トナーボックス収容室71から、トナーボックス40を前側斜め上方へ向かって引き出す。このとき、トナーボックス40の各位置決め突起131(図7参照)が、トナーボックス収容室71における各案内溝119(図7参照)に案内される。そして、引き出したトナーボックス40から手を離すと揺動部92は第1状態(図9参照)になる。
そして、図9に示すように、各位置決め突起131が各案内溝119から外れ、各幅方向突起54と各受入部117との係合(図8参照)が解除され、各第2径方向突起57と各被係合部139との係合が解除されると、トナーボックス40のプロセスユニット20からの離脱は完了される。
(b−4−iii)プロセスユニットの本体ケーシングに対する着脱
上記(b−4−i)にて説明したように、トナーボックス40が装着され、開閉レバー113がレバー開放位置にあるプロセスユニット20を、本体ケーシング2に対して着脱する場合、まず、図2に示すように、フロントカバー7を開いて着脱口6を開放する。そして、プロセスユニット20における開閉レバー113のプロセスユニット側把持部110(詳しくは握り部118)とトナーボックス40のトナーボックス側把持部91とを片手140で一緒に挟持し、上述した着脱方向に沿って、プロセスユニット20を本体ケーシング2に対して着脱させる。
(b−5)現像転写動作
上記(b−4−i)にて説明したように、また、図4に示すように、トナーボックス40をプロセスユニット20に装着してトナーボックス収容室71に収容した後に、このレーザプリンタ1により画像形成するときには、モータ(図示せず)からの駆動力がアジテータ回転軸53に入力される。すると、アジテータ回転軸53が、左側面視時計回りに回転され、アジテータ56が、アジテータ回転軸53を中心として、トナーボックス40の内側筐体42内部を周方向に移動する。そうすると、トナーボックス40内のトナーが、アジテータ56によって攪拌され、第2トナー排出口55および第1トナー排出口49を介して現像部30へ供給され、貫通穴112およびトナー導入口88で受け入れられて現像室72内に放出される。なお、アジテータ56の、上述した各ワイパ50は、アジテータ回転軸53の回転に伴い、内側筐体42の各内側側端壁52に設けられているトナー検知窓(図示せず)を払拭する。これによって、各トナー検知窓(図示せず)が、各ワイパ50によって清掃される。
トナー導入口88から現像室72内に放出されたトナーは、供給ローラ101の回転により、現像ローラ104に供給され、このとき、供給ローラ101と現像ローラ104との間で正極性に摩擦帯電される。現像ローラ104上に供給されたトナーは、現像ローラ104の回転に伴って、層厚規制ブレード107の押圧部140と現像ローラ104のゴムローラ106との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ104上に担持される。
感光ドラム28の表面は、その感光ドラム28の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器29により一様に正極性に帯電された後、スキャナ部19からのレーザビームの高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ104の回転により、現像ローラ104上に担持されかつ正極性に帯電されているトナーが、感光ドラム28に対向して接触するときに、感光ドラム28の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム28の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム28の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光ドラム28の表面上に担持されたトナー像は、レジストローラ15(図1参照)によって搬送され、ドラム筐体76内に第1通過口84から進入した用紙3が感光ドラム28と転写ローラ31との間の転写位置を通過する間に、転写ローラ31に印加される転写バイアスによって、用紙3に転写される。
そして、トナー像が転写された用紙3は、第2通過口85からドラム筐体76外に排出され、定着部21に搬送される。
なお、転写後に感光ドラム28上に残存する転写残トナーは、現像ローラ104に回収される。
(c)定着部
定着部21は、図1に示すように、プロセスユニット20の後側に設けられ、プロセスユニット20の感光ドラム28と略前後方向に間隔を隔てて配置されている。この定着部21は、定着フレーム59と、その定着フレーム59内に、加熱ローラ60および加圧ローラ61とを備えている。
定着部21では、転写位置において用紙3上に転写されたトナー像を、用紙3が加熱ローラ60と加圧ローラ61との間を通過する間に熱定着させる。トナー像が定着した用紙3は、排紙側搬送経路に搬送され、搬送ローラ63によって排紙ローラ47に搬送された後、排紙ローラ47によって、排紙トレイ58上に排紙される。排紙トレイ58は、本体ケーシング2の上面に形成されている。
2.本実施形態の作用効果
以上のように、このプロセスユニット20において、プロセスユニット側把持部110は、プロセスユニット側把持部110とトナーボックス側把持部91との間隔が狭まる方向へ移動可能であるので、図2に示すように、プロセスユニット側把持部110およびトナーボックス側把持部91を一緒に把持することができる。そのため、現像部30のトナーボックス40に対する相対移動が許容されにくくなり、現像部30とトナーボックス40との相対位置が安定するので、安定した状態でプロセスユニット20を搬送させることができる。その結果、プロセスユニット20を本体ケーシング2に対して安定して着脱させることができる。
また、プロセスユニット側把持部110がプロセスユニット側把持部110とトナーボックス側把持部91との間隔が狭まる方向へ移動可能であるのに対し、トナーボックス側把持部91は、固定されている。そのため、手の握力が、移動可能なプロセスユニット側把持部110に対して効率的に作用される。この結果、プロセスユニット側把持部110とトナーボックス側把持部91との間隔を円滑に狭めることができ、プロセスユニット側把持部110およびトナーボックス側把持部91を容易に一緒に把持することができる。
ここで、現像部30に装着されているトナーボックス40は、現像部30に比べて姿勢が不安定となりやすく、プロセスユニット側把持部110が固定されてトナーボックス側把持部91が移動可能な場合、トナーボックス側把持部91の移動に伴ってトナーボックス40自体が動き、トナーボックス40と現像部30との相対位置が狂うおそれがある。その場合、相対位置の狂いを是正するために、トナーボックス側把持部91の移動中においてトナーボックス40を押えて位置を固定する手間を要する。しかし、このプロセスユニット20では、トナーボックス側把持部91が固定されてプロセスユニット側把持部110が移動可能である。そのため、上述した手間を掛けずに、トナーボックス40と現像部30との相対位置の精度を容易に保ちながら、プロセスユニット側把持部110とトナーボックス側把持部91との間隔を円滑に狭めることができる。
また、図4に示すように、開閉レバー113をレバー開放位置まで回動させて外側筐体41およびシャッター111を開動作させ、第2トナー排出口55およびトナー導入口88を開放し、互いに連通させることにより、トナーボックス40から現像部30にトナーを供給することができる。一方、図11に示すように、開閉レバー113をレバー閉鎖位置まで回動させて外側筐体41およびシャッター111を閉動作させ、第2トナー排出口55およびトナー導入口88を閉鎖することにより、トナーボックス40から現像部30へのトナーの供給を規制することができる。
そして、プロセスユニット側把持部110の移動動作と、外側筐体41およびシャッター111による第2トナー排出口55および前記トナー導入口88の開閉動作とが連動している。つまり、プロセスユニット側把持部110を移動させると、外側筐体41およびシャッター111も開閉される。そのため、プロセスユニット側把持部110の移動によって、プロセスユニット側把持部110およびトナーボックス側把持部91を一緒に把持できるのに加えて、トナーボックス40から現像部30へトナーを供給でき(図4参照)、または、トナーの供給を規制(図11)することもできる。その結果、操作性の向上を図ることができる。
また、図4に示すように、プロセスユニット側把持部110の上方への移動に連動して、外側筐体41およびシャッター111が第2トナー排出口55およびトナー導入口88を開放する。これにより、第2トナー排出口55およびトナー導入口88が互いに連通された状態で、プロセスユニット側把持部110およびトナーボックス側把持部91を一緒に把持し、プロセスユニット20を搬送させることができる。そのため、たとえば、プロセスユニット20を本体ケーシング2に装着したときに、第2トナー排出口55およびトナー導入口88を改めて開放するための操作を省略することができる。その結果、操作性の向上を図ることができる。また、第2トナー排出口55およびトナー導入口88の開放操作が省略されることにより、外側筐体41およびシャッター111の不必要な動作がなくなり、トナー漏れを低減することができる。
また、外側筐体41およびシャッター111のいずれか一方を開閉動作させると、他方が連動して開閉動作されるので、第2トナー排出口55およびトナー導入口88を一緒に開閉することができる。そのため、第2トナー排出口55およびトナー導入口88を個別に開閉する手間を省くことができる。その結果、操作性の向上を図ることができる。
以上述べたように、このレーザプリンタ1では、安定した状態でプロセスユニット20を本体ケーシング2に着脱させることができる。
3.変形例
上記した実施形態では、プロセスユニット20はドラム部27と現像部30とを一体的に備えており、そのプロセスユニット20を本体ケーシング2に着脱自在に装着させている。これに加えて、たとえば、ドラム部27に現像部30を着脱自在に設けてもよい。
本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 図1に示すレーザプリンタの側断面図であって、フロントカバーを開いた状態を示す。 図1に示すレーザプリンタにおけるプロセスユニットを前側上方から見た右側斜視図である。 図3のプロセスユニットの左側断面図である。 図3において、トナーボックスが離脱された態様を示し、(a)は、開閉レバーがレバー開放位置にあってトナー導入口が開放された態様、(b)は、開閉レバーがレバー閉鎖位置にあってトナー導入口が閉鎖された態様である。 図3に示したプロセスユニットにおけるトナーボックスを後側上方から見た左側斜視図であって、(a)は、トナー排出口が開放された態様を示し、(b)は、トナー排出口が閉鎖された態様を示し、(c)は、トナーボックスにおける内側筐体を示す。 図3において、トナーボックスが離脱され、かつ開閉レバーがレバー閉鎖位置にある態様を、離脱されたトナーボックスとともに示す。 図3において、開閉レバーがレバー閉鎖位置にある態様を示す。 図7のプロセスユニットの左側断面図である。 図8のプロセスユニットの左側断面図であって、揺動部が第2状態にある態様を示す。 図8のプロセスユニットの左側断面図であって、揺動部が第3状態にある態様を示す。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2 本体ケーシング
20 プロセスユニット
28 感光ドラム
30 現像部
40 トナーボックス
41 外側筐体
42 内側筐体
55 第2トナー排出口
88 トナー導入口
91 トナーボックス側把持部
104 現像ローラ
110 プロセスユニット側把持部
111 シャッター

Claims (7)

  1. 第1把持部と、静電潜像が形成される像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体と、を含み、画像形成装置本体に対して着脱可能なユニット本体部と、
    第2把持部と、現像剤を収容する現像剤収容部と、を含み、前記ユニット本体部に対して着脱可能なトナーボックスと
    を備え、
    前記第1把持部および前記第2把持部のうち、少なくとも一方は、前記第1把持部と前記第2把持部との間隔が狭まる方向へ移動可能であり、
    前記画像形成装置本体に対して着脱されるときに、前記第1把持部と前記第2把持部とが一緒に把持可能であることを特徴とする、プロセスユニット。
  2. 前記第1把持部および前記第2把持部のうち、一方は、前記第1把持部と前記第2把持部との間隔が狭まる方向へ移動可能であり、他方は、固定されていることを特徴とする、請求項1に記載のプロセスユニット。
  3. 前記トナーボックスには、現像剤を前記ユニット本体部に供給するための第1開口が形成されており、
    前記ユニット本体部には、前記第1開口に対向して、前記第1開口から供給される現像剤を受け入れるための第2開口が形成されており、
    前記第1開口と前記第2開口との間には、前記第1開口および前記第2開口のいずれか一方を開閉する開閉部材が設けられており、
    前記第1把持部または前記第2把持部の移動動作と、前記開閉部材の開閉動作とが連動していることを特徴とする、請求項2に記載のプロセスユニット。
  4. 前記第1把持部と前記第2把持部との間隔が狭まる方向への移動に連動して、前記開閉部材が前記第1開口および前記第2開口のいずれか一方を開放することを特徴とする、請求項3に記載のプロセスユニット。
  5. 前記トナーボックスは、前記第1開口を開閉するトナー側遮断部材を備え、
    前記開閉部材は、前記ユニット本体部に備えられ、前記第2開口を開閉するプロセス側遮断部材であり、
    前記トナー側遮断部材の開閉動作と、前記プロセス側遮断部材の開閉動作とが連動していることを特徴とする、請求項4に記載のプロセスユニット。
  6. 前記第1把持部は、前記第1把持部と前記第2把持部との間隔が狭まる方向へ移動可能であり、前記第2把持部は、固定されていることを特徴とする、請求項2ないし5のいずれかに記載のプロセスユニット。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のプロセスユニットと、
    前記プロセスユニットが着脱可能に装着される画像形成装置本体と
    を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
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