JP4869284B2 - 交流直流変換装置、並びにこの交流直流変換装置を用いた圧縮機駆動装置、圧縮機及び空気調和機 - Google Patents

交流直流変換装置、並びにこの交流直流変換装置を用いた圧縮機駆動装置、圧縮機及び空気調和機 Download PDF

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本発明は、交流直流変換装置並びにこの交流直流変換装置を用いた圧縮機駆動装置、圧縮機及び空気調和機に関するものである。
複数のコンデンサが直列に接続されて平滑回路を構成した従来の交流直流変換装置において、コンデンサの故障を検知する故障検知手段が設けられたものとしては、例えば、「電力変換部(20)は、電源(40)から供給される電力を制御電力に変換するものであって、整流器(21)と平滑回路(22)とインバータ回路(23)とを備えている。上記平滑回路(22)は、直流を平滑するものであって、リアクトル(L)が設けられると共に、第1平滑コンデンサ(C1)及び第2平滑コンデンサ(C2)と第1バランス抵抗(R1)及び第2バランス抵抗(R2)とが設けられている。そして、上記第1平滑コンデンサ(C1)と第2平滑コンデンサ(C2)とは、2つの電源ライン(2P,2N)の間に直列に接続されている。上記信号制御部(30)のマイコン(31)には、電圧検出手段である分圧回路(37)が接続されている。該分圧回路(37)は、入力側が第2平滑コンデンサ(C2)の両端に接続されて該第2平滑コンデンサ(C2)の両端間の端子電圧VRB2を受けており、該端子電圧VRB2を所定電圧に分圧して電圧信号をマイコン(31)のアナログポートに入力している。そして、上記マイコン(31)には故障判別手段(3A)と放電判別手段(3B)とが設けられており、該故障判別手段(3A)は、分圧回路(37)が検出する端子電圧VRB2が所定範囲外であると異常信号を出力するように構成されている。」(例えば特許文献1参照)というものが提案されている。
特開平8−79963号公報(段落番号0008,0009,0013、図2)
しかしながら、従来の交流直流変換装置では、片方(2個の平滑コンデンサを直列に接続して平滑回路を構成した場合)の平滑コンデンサの電圧のみを検出しているため、平滑コンデンサの故障のみが検知可能であった。このため、平滑コンデンサの経年劣化を検知できないという問題点があった。また、整流器(整流器内のダイオード)等、交流直流変換装置内に設けられた他の素子の故障や経年劣化を検知できないという問題点があった。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、第1の目的は、コンデンサの少なくとも経年劣化、又はこの経年劣化に加えてコンデンサの故障を検知可能な交流直流変換装置並びにこの交流直流変換装置を用いた圧縮機駆動装置、圧縮機及び空気調和機を得ることである。また、第2の目的は、交流直流変換装置内に設けられたコンデンサ以外の素子の故障や経年劣化を検知可能な交流直流変換装置並びにこの交流直流変換装置を用いた圧縮機駆動装置、圧縮機及び空気調和機を得ることである。
本発明に係る交流直流変換装置は、入力端子に交流電源が接続される整流器と、前記整流器の出力端子間に直列に接続された第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部と、前記整流器の一方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに設けられた第1の開閉手段と、前記整流器の他方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに設けられた第2の開閉手段と、前記第1のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V1という)を検出する第1の電圧検出手段と、前記第2のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V2という)を検出する第2の電圧検出手段と、前記交流電源の位相を検出する位相検出手段と、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の双方の開閉を前記交流電源の位相に基づいて制御し、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の開閉を組み合わせることにより、短絡回路、全波整流回路、2つの倍電圧全波整流回路を作り出して、出力電圧が所定の指令電圧になるように制御する制御手段と、前記電圧V1前記電圧V2及び前記指令電圧に基づいて、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の少なくとも一方の経年劣化、少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方、又は前記第1のコンデンサ部、前記第2のコンデンサ部並びに少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方を検知する検知手段と、を備えるものである。
また、本発明に係る交流直流変換装置は、入力端子に交流電源が接続される整流器と、前記整流器の出力端子間に直列に接続され、互いに容量の等しい第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部と、前記整流器の一方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに設けられた第1の開閉手段と、前記整流器の他方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに設けられた第2の開閉手段と、前記第1のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V1という)を検出する第1の電圧検出手段と、前記第2のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V2という)を検出する第2の電圧検出手段と、前記交流電源の位相を検出する位相検出手段と、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の双方の開閉を前記交流電源の位相に基づいて制御し、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の開閉を組み合わせることにより、短絡回路、全波整流回路、2つの倍電圧全波整流回路を作り出して、出力電圧が所定の指令電圧になるように制御する制御手段と、前記電圧V1前記電圧V2及び前記指令電圧に基づいて、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の少なくとも一方の経年劣化、少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方、又は前記第1のコンデンサ部、前記第2のコンデンサ部並びに少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方を検知する検知手段と、を備えるものである。
本発明においては、直列に接続された第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部のそれぞれの電圧(電圧V1及び電圧V2)を、それぞれ第1の電圧検出手段及び第2の電圧検出手段によって検出し、この電圧V1及び電圧V2に基づいて、検知手段は、第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部の少なくとも一方の経年劣化、又はこの経年劣化に加えて第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部の故障を検知するので、第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部の少なくとも一方の経年劣化、又はこの経年劣化に加えて第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部の故障を検知することができる。
また、本発明においては、整流器の一方の入力端子と、第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部の間とに設けられた第1の開閉手段と、整流器の他方の入力端子と、第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部の間とに設けられた第2の開閉手段と、交流電源の位相を検出する位相検出手段と、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の双方の開閉を前記交流電源の位相に基づいて制御し、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の開閉を組み合わせることにより、短絡回路、全波整流回路、2つの倍電圧全波整流回路を作り出して、出力電圧が所定の指令電圧になるように制御する制御手段と、を有する。そして、直列に接続された第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部のそれぞれの電圧(電圧V1及び電圧V2)を、それぞれ第1の電圧検出手段及び第2の電圧検出手段によって検出し、この電圧V1及び電圧V2と指令電圧とに基づいて、検知手段は、第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部の少なくとも一方の経年劣化、少なくとも整流器、第1の開閉手段及び第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方、又は第1のコンデンサ部、第2のコンデンサ部並びに少なくとも整流器、第1の開閉手段及び第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方を検知するので、整流器、第1の開閉手段及び第2の開閉手段についても故障や経年劣化を検知することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における交流直流変換装置の構成例を示すブロック図である。交流直流変換装置100の回路は全波整流回路となっており、交流電源1、整流器3、第1のコンデンサ部4、第2のコンデンサ部5、第1の電圧検出手段6、第2の電圧検出手段7、異常検知手段8、及び異常報知手段9等から構成されている。なお、以下において倍電圧全波整流回路と区別する必要があるときには、通常の全波整流回路と記す。
交流を整流する整流器3の入力端子31,32には、交流電源1が接続されており、交流電源1と一方の入力端子31との間の入力配線には、リアクタ2が設けられている。また、整流器3の出力端子33,34には、それぞれ例えば平滑コンデンサである第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5が接続されている。これら第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5は直列に接続され、平滑回路を構成する。また、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の両端には交流直流変換装置100の出力配線35,36が設けられており、例えば圧縮機駆動装置のインバータ等の直流負荷10に接続される。なお、以下において、整流器3(整流器3内のダイオード)、第1のコンデンサ部4、第2のコンデンサ部5、及び直流負荷10等の回路内に設けられた各素子を区別する必要がないときは、これらを総称して素子という。
第1のコンデンサ部4には、第1のコンデンサ部4の両端間の電圧(以下電圧V1という)を検出する第1の電圧検出手段6が設けられている。また、第2のコンデンサ部5には、第2のコンデンサ部5の両端間の電圧(以下電圧V2という)を検出する第2の電圧検出手段7が設けられている。これら第1の電圧検出手段6及び第2の電圧検出手段7は、電圧V1及び電圧V2に基づいて第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の異常(故障や経年劣化)を検知する異常検知手段8に接続されている。また、この異常検知手段8には、異常検知手段8が異常を検知した場合に異常を報知する異常報知手段9が接続されている。
次に本実施の形態1に係る交流直流変換装置100の動作について説明する。
交流電源1から出力された交流は整流器3により直流に整流される。この整流された直流は第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5に流れ、両コンデンサを充電する。そして、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5によって平滑された直流は、直流負荷10に供給される。
このとき、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の両端間の電圧(電圧V1及び電圧V2)は、それぞれ第1の電圧検出手段6及び第2の電圧検出手段7によって検出され、この電圧V1の値及び電圧V2の値は異常検知手段8へ送られる。異常検知手段8は、電圧V1の値及び電圧V2の値から、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の異常(故障や経年劣化)の有無を判定する。そして、異常(故障や経年劣化)があると判断した場合、異常報知手段9に信号を送り、異常報知手段9は異常を報知する。
続いて、異常検知手段8の異常検知方法について説明する。ここでは、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5の容量が等しいとして、以下説明する。
第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5の容量が等しい場合、正常動作状態においては各々の両端電圧(電圧V1及び電圧V2)は等しくなる。しかし、片方のコンデンサ部が故障又は経年劣化により容量が低下すると、第1のコンデンサ部4の電圧V1と第2のコンデンサ部5の電圧V2にアンバランスが発生することになる。
異常検知手段8では、電圧V1と電圧V2との差を算出し、所定の閾値と比較する。もし、電圧V1と電圧V2との差が所定の閾値を超えた場合、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の少なくとも1つが故障または経年劣化により容量が低下したと判断する。故障または経年劣化と判断した場合、異常検知手段8は異常報知手段9へ異常を検出した信号を出し、異常報知手段9では異常を報知する。
このように、電圧V1と電圧V2との差を算出し、閾値と比較することにより、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の故障や経年劣化を検知することが可能となる。また、異常検知手段8が故障や経年劣化と判断したときの電圧V1と電圧V2を比較することにより、故障をしているコンデンサ部、経年劣化がより進んでいるコンデンサ部を判断することも可能である。
なお、上記のような通常の全波整流回路を用いた交流直流変換装置100に限らず、倍電圧全波整流回路を用いた交流直流変換装置101でも本発明の実施は可能である。
図2は、本発明の実施の形態1における交流直流変換装置の別の構成例を示すブロック図である。交流直流変換装置101の回路は倍電圧全波整流回路となっており、図1に示す回路に、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5との間(以下、コンデンサ部間接続部という)と、入力端子31とを接続する第1の倍電圧回路用配線37が追加されている。
このような倍電圧全波整流回路を用いた交流直流変換装置101においても、通常の全波整流回路を用いた交流直流変換装置100と同様に、電圧V1と電圧V2との差を算出し、閾値と比較することにより、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の故障や経年劣化を検知することが可能となる。また、異常検知手段8が故障や経年劣化と判断したときの電圧V1と電圧V2を比較することにより、故障をしているコンデンサ部、経年劣化がより進んでいるコンデンサ部を判断することも可能である。さらに、整流器3内のダイオードが故障や経年劣化した場合でも、電圧V1と電圧V2との間に電圧差が発生するため、整流器3内のダイオードの故障や経年劣化を検知することが可能となる。
また、図3に示す、別の倍電圧全波整流回路を用いた交流直流変換装置102でも本発明の実施は可能である。
図3は、本発明の実施の形態1における交流直流変換装置の別の構成例を示すブロック図である。交流直流変換装置102の回路は倍電圧全波整流回路となっており、図1に示す回路に、コンデンサ部間接続部と入力端子31とを接続する第1の倍電圧回路用配線37が追加されている。また、コンデンサ部間接続部と入力端子32とを接続する第2の倍電圧回路用配線38が追加されている。そして、第1の倍電圧回路用配線37には、本発明の第1の開閉手段に相当するスイッチ11が設けられ、第2の倍電圧回路用配線38には、本発明の第2の開閉手段に相当するスイッチ12が設けられている。なお、本実施の形態1においては、スイッチ11からコンデンサ部間接続部までの第1の倍電圧回路用配線37の一部と、スイッチ12からコンデンサ部間接続部までの第2の倍電圧回路用配線38の一部とは、共通配線39となっている。
なお、本実施の形態1では、スイッチの種類について明記していないが、機械的スイッチや半導体スイッチ等、種々のスイッチが使用できる。
このような倍電圧全波整流回路を用いた交流直流変換装置102においても、通常の全波整流回路を用いた交流直流変換装置100と同様に、電圧V1と電圧V2との差を算出し、閾値と比較することにより、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の故障や経年劣化を検知することが可能となる。また、異常検知手段8が故障や経年劣化と判断したときの電圧V1と電圧V2を比較することにより、故障をしているコンデンサ部、経年劣化がより進んでいるコンデンサ部を判断することも可能である。さらに、整流器3内のダイオードが故障や経年劣化した場合でも、電圧V1と電圧V2の間に電圧差が発生するため、整流器3内のダイオードの故障や経年劣化を検知することが可能となる。また、スイッチ11やスイッチ12が故障や経年劣化した場合でも、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5の電圧差が発生するため、スイッチ11やスイッチ12の故障や経年劣化を検知することが可能となる。
また、図4に示す、別の全波整流回路を用いた交流直流変換装置103でも本発明の実施は可能である。
図4は、本発明の実施の形態1における交流直流変換装置の別の構成例を示すブロック図である。交流直流変換装置103の回路は通常の全波整流回路となっている。第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5のそれぞれには、第1のバランス抵抗14及び第2のバランス抵抗15が並列に接続されている。これら第1のバランス抵抗14及び第2のバランス抵抗15は、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の電圧を安定させる機能を有する。さらに、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5のそれぞれには、第1のダイオード16及び第2のダイオード17が並列に接続されている。
仮に、交流電源1からの電力供給が停止した場合、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5に充電された電力が直流負荷10によって消費されることとなる。このとき、故障や経年劣化によって第1のコンデンサ部4の両端間の電圧V1と第2のコンデンサ部5の両端間の電圧V2にアンバランスが発生していると、充電量の少ない方のコンデンサ部の電圧が逆電位となって破壊してしまう可能性がある。この逆電位によるコンデンサ部の故障を防止するため、第1のダイオード16及び第2のダイオード17が設けられている。なお、バランス抵抗(第1のバランス抵抗14及び第2のバランス抵抗15)及びダイオード(第1のダイオード16及び第2のダイオード17)の両方が必ず接続されている必要はなく、各々片方でもそれぞれの効果は得られる。
このような、全波整流回路を用いた交流直流変換装置103においても、交流直流変換装置100と同様に、電圧V1と電圧V2との差を算出し、閾値と比較することにより、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の故障や経年劣化を検知することが可能となる。また、異常検知手段8が故障や経年劣化と判断したときの電圧V1と電圧V2を比較することにより、故障をしているコンデンサ部、経年劣化がより進んでいるコンデンサ部を判断することも可能である。さらに、第1のバランス抵抗14、第2のバランス抵抗15、第1のダイオード16及び第2のダイオード17のいずれかが故障や経年劣化した場合でも、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5の電圧差が発生するため、整流器3内のダイオードの故障や経年劣化を検知することが可能となる。
また、図1〜図4に示す交流直流変換装置だけでなく、平滑コンデンサとしてコンデンサを複数使用している交流直流変換装置において、本発明が実施可能であることは言うまでもない。
なお、本実施の形態1では、電圧V1と電圧V2との差により回路内の素子の故障や経年劣化を検知したが、電圧V1のリップル量と電圧V2のリップル量が所定の閾値を超えた場合に、回路内の素子が故障や経年劣化したと判断してもよい。電圧V1のリップル量と電圧V2のリップル量との差が所定の閾値を超えた場合に、回路内の素子が故障や経年劣化したと判断してもよい。また、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5のどちらか一方の両端電圧(電圧V1又は電圧V2)と、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の全体の両端電圧(電圧V1+電圧V2)とに基づいて、回路内の素子の故障や経年劣化を判断してもよい。
また、電圧V1及び電圧V2の値を記憶する記憶手段(図示せず)をさらに設け、電圧V1及び電圧V2のそれぞれの変化量を算出し、この変化量が閾値を超えた場合に、回路内の素子が故障や経年劣化したと判断してもよい。この場合にも電圧でなく、電圧の差の変化量、リップル量の変化量、リップル量の差の変化量を基にする方法もあり、どの方法を取っても同様の効果が得られる。
また、本実施の形態1では、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5のそれぞれは1つのコンデンサから構成されていたが、複数のコンデンサで構成されたコンデンサ群であってももちろんよい。第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5は同容量である必要もなく、容量比が分かっていれば、正常動作状態に各々にかかる電圧が算出できるため、前記と同様の方法で素子の故障や経年劣化を検知することは可能である。
また、本実施の形態1では、第1の開閉手段及び第2の開閉手段として、スイッチ11及びスイッチ12を用いたが、配線中の電流を通電及び遮断できるものであれば種々の開閉手段を使用できる。
また、異常報知手段9は、交流直流変換装置の使用者または管理者等に異常の有無、内容等が分かる方法ならば、音、光、リモコンへの表示、直流負荷10側に接続される表示器への表示等、どのような方法でも良い。
実施の形態2.
実施の形態1で示した交流直流変換装置102(図3)のスイッチ11及びスイッチ12を、交流電源1の位相に応じて開閉することにより、出力直流電圧の値を制御可能な交流直流変換装置を得ることができる。このような交流直流回路においても、本発明を実施することが可能である。
なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図5は、本発明の実施の形態2における交流直流変換装置の構成例を示すブロック図である。交流直流変換装置104には、交流直流変換装置102の構成に加えて、制御手段20が設けられている。
制御手段20は、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12の開閉を制御する制御手段であり、位相検出部21、電圧指令部22、及び動作信号生成部23から構成されている。なお、制御手段20は必ずしもこの構成である必要はなく、例えば、位相検出部21が制御手段20の外部に設けられていてもよい。
位相検出部21は、入力端子31と交流電源1との間、及び入力端子32と交流電源1との間のそれぞれに接続されており、交流電源1の位相を検出する。また、この位相情報を動作信号生成部23に送る。電圧指令部22は動作信号生成部23に接続されており、直流負荷10に応じて交流直流変換装置104が出力したい出力直流電圧(以下、指令電圧V10とする)の値を記憶している。動作信号生成部23は、第1の電圧検出手段6、第2の電圧検出手段7、第1のスイッチ11、及び第2のスイッチ12のそれぞれに接続されている。この動作信号生成部23は、電圧指令部22から指令された指令電圧V10の値、第1の電圧検出手段6から得た電圧V1の値、及び第2の電圧検出手段7から得た電圧V2の値に基づき、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12に対して開閉の動作信号を出力する。
第1のスイッチ11と第2のスイッチ12の開閉動作について説明する。
まず、交流電源1の電圧が正極性の場合(図5において入力端子31側に電流が流れる場合)について説明する。第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12が共に開状態の場合、回路は通常の全波整流回路となり、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5が共に充電される。第1のスイッチ11が閉状態で第2のスイッチ12が開状態の場合、回路は倍電圧全波整流回路となり、第2のコンデンサ部5が充電される。第1のスイッチ11が開状態で第2のスイッチ12が閉状態の場合、回路は倍電圧全波整流回路となり、第1のコンデンサ部4が充電される。また、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12が共に閉状態の場合、回路は第1のスイッチ11と第2のスイッチ12の部分で短絡するため、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5は共に充電されない。
次に、交流電源1の電圧が負極性の場合(図5において入力端子32側に電流が流れる場合)について説明する。第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12が共に開状態の場合、回路は通常の全波整流回路となり、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5が共に充電される。第1のスイッチ11が閉状態で第2のスイッチ12が開状態の場合、回路は倍電圧全波整流回路となり、第1のコンデンサ部4が充電される。第1のスイッチ11が開状態で第2のスイッチ12が閉状態の場合、回路は倍電圧全波整流回路となり、第2のコンデンサ部5が充電される。また、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12が共に閉状態の場合、回路は第1のスイッチ11と第2のスイッチ12の部分で短絡するため、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5は共に充電されない。
つまり、位相検出部21が検出する交流電源1の電圧の極性(位相)に合わせ、第1のスイッチ11と第2のスイッチ12の開閉動作を組み合わせることにより、短絡回路、通常の全波整流回路、第1のコンデンサ部4が充電される倍電圧全波整流回路、第2のコンデンサ部5が充電される倍電圧全波整流回路、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5が共に充電される倍電圧全波整流回路を自在に作り出すことができる。このため、第1のスイッチ11と第2のスイッチ12の開閉動作を上手く組み合わせることによって、交流直流変換装置104の出力直流電圧の値が制御可能となり、省エネルギー化に貢献できる。
ここで、第1のスイッチ11と第2のスイッチ12の制御は、第1の電圧検出手段6及び第2の電圧検出手段7のそれぞれにより検出される電圧V1及び電圧V2の値の和と、電圧指令部22から指令された指令電圧V10の値とを比較して行われる。つまり、動作信号生成部23は、電圧V1及び電圧V2の値の和が指令電圧V10の値となるように、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12に対して開閉の動作信号を出力する。
続いて、異常検知手段8の異常検知方法について説明する。ここでは、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5の容量が等しく、充電量も等しいとして、以下説明する。
異常検知手段8は、指令電圧V10の半分の値と、電圧V1及び電圧V2のそれぞれの値とを比較する。第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5が正常な状態(故障や経年劣化していない状態)では、第1のコンデンサ部4の電圧V1と第2のコンデンサ部5の電圧V2とは等しい。また、電圧V1及び電圧V2は、指令電圧V10の半分となっている。
ここで、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の少なくとも1つが故障又は経年劣化により容量が低下した場合、第1のコンデンサ部4の電圧V1と第2のコンデンサ部5の電圧V2にアンバランスが発生することになる。このとき、故障又は経年劣化したコンデンサ部の電圧と指令電圧V10の半分の値との差が拡大する。この差が所定の閾値を超えた場合、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の少なくとも1つが経年劣化または故障により容量が低下したと判断する。経年劣化または故障と判断した場合、異常検知手段8は異常報知手段9へ異常を検出した信号を出し、異常報知手段9では異常を知らせる。
また、整流器3内のダイオードや第1のスイッチ11や第2のスイッチ12が故障した場合でも第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5の電圧差が発生するため、整流器3内のダイオード、第1のスイッチ11、及び第2のスイッチ12の故障を検知することが可能である。
このように、電圧V1及び電圧V2を検出し、指令電圧V10と比較することにより、回路内の素子の故障や経年劣化を検知することが可能となる。さらに、整流器3内のダイオードが故障や経年劣化した場合でも、電圧V1と電圧V2の間に電圧差が発生するため、整流器3内のダイオードの故障や経年劣化を検知することが可能となる。また、スイッチ11やスイッチ12が故障や経年劣化した場合でも、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5の電圧差が発生するため、スイッチ11やスイッチ12の故障や経年劣化を検知することが可能となる。
なお、本実施の形態2では、電圧V1及び電圧V2のそれぞれの値と、指令電圧V10の半分の値とを比較して素子の故障や経年劣化を検知したが、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5のどちらか一方の両端電圧(電圧V1又は電圧V2)と、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の全体の両端電圧(電圧V1+電圧V2)とに基づいて、回路内の素子の故障や経年劣化を判断してもよい。
また、本実施の形態2に示す回路に限らず、平滑コンデンサとしてコンデンサを複数使用している回路を有し、開閉手段を用いて出力直流電圧を制御できる交流直流変換装置であれば、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施の形態2では、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5のそれぞれは1つのコンデンサから構成されていたが、複数のコンデンサで構成されたコンデンサ群であってももちろんよい。第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5は同容量である必要もなく、容量比が分かっていれば、正常動作状態に各々に掛かる電圧が算出できるため、前記と同様の方法で素子の故障や経年劣化を検知することは可能である。また、実施の形態1の図4で示したように、バランス抵抗やダイオードコンデンサ部に並列接続させても良い。
実施の形態3.
本実施の形態3に示す回路構成を交流直流変換装置に用いることにより、故障や経年劣化していない素子の2次破壊を防止することが可能な交流直流変換装置を得ることができる。
なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図6は、本発明の実施の形態3における交流直流変換装置の構成例を示すブロック図である。交流直流変換装置105には、交流直流変換装置104(図5)の構成に加えて、本発明の第3の開閉手段に相当する第3のスイッチ13、動作信号選択部24、本発明の出力部開閉手段に相当する第4のスイッチ25、及び本発明の過電流保護回路に相当するヒューズ26が設けられている。
スイッチ13は、共通配線39に設けられている。動作信号選択部24は、異常検知手段8、動作信号選択部24、第1のスイッチ11、第2のスイッチ12、及び第3のスイッチ13に接続されている。動作信号選択部24は、異常検知手段8の出力信号や、動作信号選択部24からの第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12に対する動作信号に基づき、第1のスイッチ11、第2のスイッチ12及び第3のスイッチ13に対して開閉の動作信号を出力する。第4のスイッチ25は出力配線36に設けられており、異常検知手段8と接続されている。また、ヒューズ26は、交流電源1とリアクタ2の間の入力配線に設けられている。
次に本実施の形態3に係る交流直流変換装置105の動作について説明する。
まず、正常動作状態における交流直流変換装置105の動作について説明する。なお、正常動作状態においては、動作信号選択部24以外は実施の形態2と同様の動作であるため、ここでは主として動作信号選択部24の動作について説明する。
動作信号選択部24は、動作信号生成部23から第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12の開閉の動作信号を受け取る。このとき、異常検知手段8からは、回路内の素子に故障や経年劣化が発生していないという正常信号が入力されている。異常検知手段8から正常信号が入力されている間、動作信号選択部24は、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12に開閉の動作信号を出力する。
続いて、異常動作状態における交流直流変換装置105の動作について説明する。ここでは、第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5の容量が等しく、充電量も等しいとして、以下説明する。
例えば、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の少なくとも1つが故障又は経年劣化により容量が低下した場合、第1のコンデンサ部4の電圧V1と第2のコンデンサ部5の電圧V2にアンバランスが発生することになる。このとき、故障又は経年劣化したコンデンサ部の電圧と指令電圧V10の半分の値との差が拡大する。この差が所定の閾値を超えた場合、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の少なくとも1つが経年劣化または故障により容量が低下したと判断する。経年劣化または故障と判断した場合、異常検知手段8は異常報知手段9へ異常を検出した信号(異常信号)を出し、異常報知手段9では異常を知らせる。
また、整流器3内のダイオード、第1のスイッチ11、第2のスイッチ12、又は第3のスイッチ13が故障した場合でも第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5の電圧差が発生するため、整流器3内のダイオード、第1のスイッチ11、及び第2のスイッチ12の故障を検知することが可能である。
ここで、耐圧について考える。第1のコンデンサ部4、第2のコンデンサ部5、第1のスイッチ11、第2のスイッチ12、第3のスイッチ13、及び整流器3内のダイオード等の素子や、直流負荷10にはそれぞれ耐圧が決まっており、耐圧を超えると素子は破壊される。例えば、電圧指令部22から要求された指令電圧V10が第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5のそれぞれの耐圧より高い場合、第1のコンデンサ部4の電圧V1と第2のコンデンサ部5の電圧V2にアンバランスが発生すると、片方のコンデンサ部に耐圧を超える電圧がかかる場合がある。第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5のそれぞれの耐圧より高い両端電圧を実現させているのは、第1のスイッチ11又は第2のスイッチ12の片方だけが閉状態となる倍電圧全波整流回路のときである。このため、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12を開状態にして、通常の全波整流回路とすれば、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の耐圧破壊を防止できる。したがって、回路内の素子の耐圧破壊も防止できる。
これを踏まえ、異常検知手段8が異常を検知した場合の動作の続きを説明する。異常検知手段8は異常を検知した場合、動作信号選択部24へも異常信号を出す。動作信号選択部24では異常信号が入力された場合、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12へ開動作の信号を出力する。第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12は開動作の信号を取得して開状態になる。これにより、交流直流変換装置105の回路を通常の全波整流回路にできる。したがって、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の耐圧破壊を防止でき、回路内のその他の素子の2次破壊を防止できる。
また、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12のうち少なくとも1つが短絡故障した場合、これらのスイッチを開状態にしても、交流直流変換装置105の回路を通常の全波整流回路にできない。このような、短絡故障の場合、動作信号選択部24は、第3のスイッチ13へ開動作の信号を出力する。これにより、交流直流変換装置105の回路を通常の全波整流回路にできる。したがって、回路内の素子の2次破壊を防止できる。
なお、どの素子が故障又は経年劣化しているか判定できない場合もあるため、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12に開動作の信号出力する2次破壊防止制御、及び第3のスイッチ13に開動作の信号出力する2次破壊防止制御のどちらか一方の制御を先に行い、それでも異常が検知されるようであれば他方の制御を行うようにしてもよい。また、各2次破壊防止制御を同時に行ってもよい。
また、直流負荷10を保護するという観点から、交流直流変換装置105の出力直流電圧、つまり電圧V1と電圧V2との和が第1の所定電圧(例えば直流負荷10の耐圧等)を超えたときに2次破壊防止制御を行ってもよい。
また、第1のスイッチ11、または第2のスイッチ12が短絡故障し、第3のスイッチ13も短絡故障したような場合も想定される。この場合、交流直流変換装置105の回路を通常の全波整流回路にできず、回路内の素子の2次破壊を防止できない。したがって、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12に開動作の信号出力する2次破壊防止制御、及び第3のスイッチ13に開動作の信号出力する2次破壊防止制御の双方を行っても、異常が検知される場合や、交流直流変換装置105の出力直流電圧が第2の所定電圧(例えば直流負荷10の耐圧等)を超えている場合、第1のスイッチ11及び第2のスイッチ12に閉動作の信号を出力してもよい。これにより、電源短絡を強制的に発生させ、ヒューズ26を溶断させることで交流電源1からの入力を遮断し、回路内の素子の2次破壊を防止できる。
また、異常検知手段8が異常を検知した場合、直流負荷10を保護するという観点から、直流負荷10へ動作停止指令を出力してもよい。また、第4のスイッチ25を開状態にして、直流負荷10への出力を遮断してもよい。この直流負荷10への動作停止指令の出力や、第4のスイッチ25への開動作の信号出力は、電圧V1と電圧V2との和が所定の動作停止電圧(例えば直流負荷10の耐圧等)を超えたときに行ってもよい。
なお、本実施の形態3では、第1の所定電圧、第2の所定電圧、及び動作停止電圧は、共に直流負荷10の耐圧を用いているが、それぞれ異なる電圧値を用いてももちろんよい。
このように、異常検知手段8が異常を検知した場合に、通常の全波圧整流回路への回路変更、ヒューズ26の溶断、直流負荷10の切り離しを実施することで、回路内の素子や直流負荷10の2次破壊を抑制することが可能となる。したがって、直流負荷10の長寿命化や安全性に貢献できる。
なお、本実施の形態3では、電圧V1又は電圧V2と指令電圧V10の半分の値との差により回路内の素子の故障や経年劣化を検知したが、電圧V1のリップル量と電圧V2のリップル量が所定の閾値を超えた場合に、回路内の素子が故障や経年劣化したと判断してもよい。電圧V1のリップル量と電圧V2のリップル量との差が所定の閾値を超えた場合に、回路内の素子が故障や経年劣化したと判断してもよい。また、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5のどちらか一方の両端電圧(電圧V1又は電圧V2)と、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5の全体の両端電圧(電圧V1+電圧V2)とに基づいて、回路内の素子の故障や経年劣化を判断してもよい。
また、電圧V1及び電圧V2の値を記憶する記憶手段(図示せず)をさらに設け、電圧V1及び電圧V2のそれぞれの変化量を算出し、この変化量が閾値を超えた場合に、回路内の素子が故障や経年劣化したと判断してもよい。この場合にも電圧でなく、電圧の差の変化量、リップル量の変化量、リップル量の差の変化量を基にする方法もあり、どの方法を取っても同様の効果が得られる。
また、第1のコンデンサ部4及び第2のコンデンサ部5のそれぞれは1つのコンデンサから構成されていたが、複数のコンデンサで構成されたコンデンサ群であってももちろんよい。第1のコンデンサ部4と第2のコンデンサ部5は同容量である必要もなく、容量比が分かっていれば、正常動作状態に各々に掛かる電圧が算出できるため、前記と同様の方法で素子の故障や経年劣化を検知することは可能である。
また、本実施の形態3に示す回路に限らず、実施の形態1の図4で示したように、バランス抵抗やダイオードコンデンサ部に並列接続させても良い。
本発明の活用例として、直流で電力消費を行う負荷向けの電源装置に利用可能である。つまり、直流交流変換装置であるインバータの電源装置として利用でき、永久磁石電動機を駆動する際、圧縮機駆動装置の電源装置として適用可能である。また、永久磁石電動機を用いる圧縮機、空気調和機、冷凍機、及び洗濯乾燥機のほか、冷蔵庫、除湿器、ヒートポンプ式給湯機、ショーケース、掃除機など家電製品全般に適用可能であり、ファンモータや換気扇、手乾燥機などへの適用も可能である。
本発明の実施の形態1における交流直流変換装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における交流直流変換装置の別の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における交流直流変換装置の別の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における交流直流変換装置の別の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における交流直流変換装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3における交流直流変換装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 交流電源、2 リアクタ、3 整流器、4 第1のコンデンサ部、5 第2のコンデンサ部、6 第1の電圧検出手段、7 第2の電圧検出手段、8 異常検知手段、9 異常報知手段、10 直流負荷、11 第1のスイッチ、12 第2のスイッチ、13 第3のスイッチ、14 第1のバランス抵抗、15 第2のバランス抵抗、16 第1のダイオード、17 第2のダイオード、20 制御手段、21 位相検出部、22 電圧指令部、23 動作信号生成部、24 動作信号選択部、25 第4のスイッチ、26 ヒューズ、31,32 入力端子、33,34 出力端子、35,36 出力配線、37 第1の倍電圧回路用配線、38 第2の倍電圧回路用配線、39 共通配線、100〜105 交流直流変換装置、V1,V2 電圧、V10 所望電圧。

Claims (18)

  1. 入力端子に交流電源が接続される整流器と、
    前記整流器の出力端子間に直列に接続された第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部と、
    前記整流器の一方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに設けられた第1の開閉手段と、
    前記整流器の他方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに設けられた第2の開閉手段と、
    前記第1のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V1という)を検出する第1の電圧検出手段と、
    前記第2のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V2という)を検出する第2の電圧検出手段と、
    前記交流電源の位相を検出する位相検出手段と、
    記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の双方の開閉を前記交流電源の位相に基づいて制御し、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の開閉を組み合わせることにより、短絡回路、全波整流回路、2つの倍電圧全波整流回路を作り出して、出力電圧が所定の指令電圧になるように制御する制御手段と、
    前記電圧V1、前記電圧V2及び前記指令電圧に基づいて、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の少なくとも一方の経年劣化、少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方、又は前記第1のコンデンサ部、前記第2のコンデンサ部並びに少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方を検知する検知手段と、
    を備えることを特徴とする交流直流変換装置。
  2. 入力端子に交流電源が接続される整流器と、
    前記整流器の出力端子間に直列に接続され、互いに容量の等しい第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部と、
    前記整流器の一方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに設けられた第1の開閉手段と、
    前記整流器の他方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに設けられた第2の開閉手段と、
    前記第1のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V1という)を検出する第1の電圧検出手段と、
    前記第2のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V2という)を検出する第2の電圧検出手段と、
    前記交流電源の位相を検出する位相検出手段と、
    記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の双方の開閉を前記交流電源の位相に基づいて制御し、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の開閉を組み合わせることにより、短絡回路、全波整流回路、2つの倍電圧全波整流回路を作り出して、出力電圧が所定の指令電圧になるように制御する制御手段と、
    前記電圧V1、前記電圧V2及び前記指令電圧に基づいて、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の少なくとも一方の経年劣化、少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方、又は前記第1のコンデンサ部、前記第2のコンデンサ部並びに少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方を検知する検知手段と、
    を備えることを特徴とする交流直流変換装置。
  3. 入力端子に交流電源が接続される整流器と、
    前記整流器の出力端子間に直列に接続された第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部と、
    前記整流器の一方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに設けられた第1の開閉手段と、
    前記整流器の他方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに設けられた第2の開閉手段と、
    前記第1のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V1という)を検出する第1の電圧検出手段と、
    前記第2のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V2という)を検出する第2の電圧検出手段と、
    前記交流電源の位相を検出する位相検出手段と、
    前記交流電源の位相に基づいて前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の開閉を制御し、出力電圧が所定の指令電圧になるように制御する制御手段と、
    前記電圧V1、前記電圧V2及び前記指令電圧に基づいて、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の少なくとも一方の経年劣化、少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方、又は前記第1のコンデンサ部、前記第2のコンデンサ部並びに少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方を検知する検知手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記検知手段が経年劣化及び故障の少なくとも一方を検知した場合、
    前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段に開動作の信号を出力する2次破壊防止制御をおこなうことを特徴とする交流直流変換装置。
  4. 入力端子に交流電源が接続される整流器と、
    前記整流器の出力端子間に直列に接続された第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部と、
    前記整流器の一方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに、第3の開閉手段を介して設けられた第1の開閉手段と、
    前記整流器の他方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに、前記第3の開閉手段を介して設けられた第2の開閉手段と、
    前記第1のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V1という)を検出する第1の電圧検出手段と、
    前記第2のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V2という)を検出する第2の電圧検出手段と、
    前記交流電源の位相を検出する位相検出手段と、
    前記交流電源の位相に基づいて前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の開閉を制御し、出力電圧が所定の指令電圧になるように制御する制御手段と、
    前記電圧V1、前記電圧V2及び前記指令電圧に基づいて、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の少なくとも一方の経年劣化、少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段、前記第2の開閉手段及び前記第3の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方、又は前記第1のコンデンサ部、前記第2のコンデンサ部並びに少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段、前記第2の開閉手段及び前記第3の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方を検知する検知手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記検知手段が経年劣化及び故障の少なくとも一方を検知した場合、
    前記第3の開閉手段に開動作の信号を出力する2次破壊防止制御をおこなうことを特徴とする交流直流変換装置。
  5. 前記2次破壊防止制御後、前記検知手段が経年劣化及び故障の少なくとも一方を検知した場合、
    前記制御手段は、
    前記2次破壊防止制御に、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段に開動作の信号を出力する制御を追加することを特徴とする請求項記載の交流直流変換装置。
  6. 前記2次破壊防止制御後、前記出力電圧が第1の所定電圧よりも高い場合、
    前記制御手段は、
    前記2次破壊防止制御に、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段に開動作の信号を出力する制御を追加することを特徴とする請求項記載の交流直流変換装置。
  7. 入力端子に交流電源が接続される整流器と、
    前記整流器の出力端子間に直列に接続された第1のコンデンサ部及び第2のコンデンサ部と、
    前記整流器の一方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに、第3の開閉手段を介して設けられた第1の開閉手段と、
    前記整流器の他方の入力端子と、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の間とに、前記第3の開閉手段を介して設けられた第2の開閉手段と、
    前記第1のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V1という)を検出する第1の電圧検出手段と、
    前記第2のコンデンサ部の電圧(以下、電圧V2という)を検出する第2の電圧検出手段と、
    前記交流電源の位相を検出する位相検出手段と、
    前記交流電源の位相に基づいて前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段の開閉を制御し、出力電圧が所定の指令電圧になるように制御する制御手段と、
    前記電圧V1、前記電圧V2及び前記指令電圧に基づいて、前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部の少なくとも一方の経年劣化、少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段、前記第2の開閉手段及び前記第3の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方、又は前記第1のコンデンサ部、前記第2のコンデンサ部並びに少なくとも前記整流器、前記第1の開閉手段、前記第2の開閉手段及び前記第3の開閉手段のいずれかの故障及び経年劣化の少なくとも一方を検知する検知手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記検知手段が経年劣化及び故障の少なくとも一方を検知した場合、
    前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段に開動作の信号を出力する2次破壊防止制御をおこなうことを特徴とする交流直流変換装置。
  8. 前記2次破壊防止制御後、前記検知手段が経年劣化及び故障の少なくとも一方を検知した場合、
    前記制御手段は、
    前記2次破壊防止制御に、前記第3の開閉手段に開動作の信号を出力する制御を追加することを特徴とする請求項記載の交流直流変換装置。
  9. 前記2次破壊防止制御後、前記出力電圧が第1の所定電圧よりも高い場合、
    前記制御手段は、
    前記2次破壊防止制御に、前記第3の開閉手段に開動作の信号を出力する制御を追加することを特徴とする請求項記載の交流直流変換装置。
  10. 前記整流器における交流電源との接続線には過電流保護回路が設けられ、
    前記2次破壊防止制御後に、
    前記検知手段が経年劣化及び故障の少なくとも一方を検知した場合、並びに前記出力電圧が第2の所定電圧よりも高い場合の少なくとも一方の場合、
    前記制御手段は、前記第1の開閉手段及び前記第2の開閉手段に閉動作の信号を出力し、前記過電流保護回路によって前記交流電源からの入力を遮断することを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の交流直流変換装置。
  11. 前記検知手段が経年劣化及び故障の少なくとも一方を検知した場合、並びに前記出力電圧が所定の動作停止電圧よりも高い場合の少なくとも一方の場合、
    該交流直流変換装置に接続される直流負荷側に、動作停止指令を出すことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の交流直流変換装置。
  12. 該交流直流変換装置の出力配線には出力部開閉手段が設けられ、
    前記検知手段が経年劣化及び故障の少なくとも一方を検知した場合、並びに前記出力電圧が所定の動作停止電圧よりも高い場合の少なくとも一方の場合、
    前記出力部開閉手段を開状態にすることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の交流直流変換装置。
  13. 前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部には、それぞれ第1のバランス抵抗及び第2のバランス抵抗が並列に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の交流直流変換装置。
  14. 前記第1のコンデンサ部及び前記第2のコンデンサ部には、それぞれ第1のダイオード及び第2のダイオードが並列に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の交流直流変換装置。
  15. 前記検知手段に接続された異常報知手段を備え、
    前記検知手段が経年劣化及び故障の少なくとも一方を検知した場合、前記異常報知手段を作動させることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の交流直流変換装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載の交流直流変換装置が搭載されたことを特徴とする圧縮機駆動装置。
  17. 請求項16に記載の圧縮機駆動装置によって駆動されることを特徴とする圧縮機。
  18. 請求項17に記載の圧縮機によって冷媒を循環させることを特徴とする空気調和機。
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