JPH11118860A - 直流コンデンサの故障検出方法とその装置 - Google Patents

直流コンデンサの故障検出方法とその装置

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JPH11118860A
JPH11118860A JP9276780A JP27678097A JPH11118860A JP H11118860 A JPH11118860 A JP H11118860A JP 9276780 A JP9276780 A JP 9276780A JP 27678097 A JP27678097 A JP 27678097A JP H11118860 A JPH11118860 A JP H11118860A
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capacitor
voltage
amplifier
signal
short
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Masashi Kato
昌史 加藤
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直流コンデンサを構成する直列接続された複数
のコンデンサ単体の数に関係なく少ない部品でコンデン
サ単体の短絡故障の検出を可能にする。 【解決手段】直列接続されて直流コンデンサ3を構成す
る複数のコンデンサ単体31〜36のうちのコンデンサ
単体33の端子電圧を絶縁増幅器6で測定し、この測定
電圧が第1の設定器8Aで設定された第1の設定電圧値
よりも小さいときには測定対象のコンデンサ単体33が
短絡故障したと判定し、同じ測定電圧が第2の設定器8
Bで設定された第2の設定電圧値よりも大きいときに測
定対象以外のコンデンサ単体が短絡故障したと判定する
ようにしたことにより、電圧を測定するコンデンサ単体
は一つだけでよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電力を直流
電力に変換する際に直流電圧に含まれる脈流成分を除去
するために交直変換器の出力端子側に並列に接続する平
滑用のコンデンサとしての直流コンデンサ、特に電圧が
比較的高いために複数のコンデンサ単体を直列に接続し
てなる直流コンデンサの少なくとも1つのコンデンサ単
体が短絡故障を生じたときにこれを検出するための直流
コンデンサの故障検出方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】配電系統から供給される交流電力を整流
して直流電力を直流負荷に供給する整流装置や、得られ
た直流電力をインバータで交流に変換して交流負荷に供
給する電力変換装置などが種々の分野で使用されてい
る。このような場合、整流器によって整流された直流電
力の電圧には周知のように交流の整数倍の脈流が含まれ
る。このような脈流成分は後の機器に種々の悪影響を与
えることから整流器と直流負荷との間に平滑回路が設け
られる。この平滑回路は直列リアクトルと並列コンデン
サとからなるのが一般であり、直流負荷がインバータの
ときにはこのコンデンサは低インピーダンス電源として
高調波成分の供給源ともなり、いずれにしてもこのよう
な電力変換装置において平滑用のコンデンサは必須のも
のである。
【0003】整流器が生成した直流電圧に含まれる脈流
電圧成分は直流リアクトルがその殆どを吸収するので、
コンデンサの端子間の電圧は脈流成分の少ない直流にな
っているのが普通である。そのため、このコンデンサと
して、大きな静電容量が得られる電解コンデンサが使用
されることが多い。電解コンデンサの最大定格電圧は5
00ボルト程度なので、これよりも大きな定格電圧の整
流器に設けられる直流コンデンサでは単体の電解コンデ
ンサを複数個直列に接続して使用される。また、信頼性
を高めるために、複数個の中の一つがたとえ短絡故障と
なっても正常に使用できるように必要とするコンデンサ
単体の数に1プラスした数のコンデンサ単体を直列接続
するのが普通である。
【0004】このような直流コンデンサの場合、1つの
コンデンサ単体が短絡故障を起こしても装置の運転を継
続することができるが、もう一つが短絡故障を起こす前
に故障したコンデンサ単体を新品に取り替えることが望
ましい。このようなことから、どれかのコンデンサ単体
が短絡故障を起こしたことを検出する検出装置が設けら
れる。
【0005】図3は従来の直流コンデンサの短絡故障検
出装置の回路図である。この図において、三相交流電源
1を入力電力として整流器2によって変換された直流電
力が直流負荷4に供給される。整流器2と直流負荷4を
接続する回路には図示しない直列接続された直流リアク
トルと図示の直流コンデンサ3とが設けられて整流器2
から出力される電圧に含まれる脈流成分が除去される。
【0006】直流コンデンサ3はこの図では6個のコン
デンサ単体31〜36からなっている。それぞれのコン
デンサ単体には絶縁増幅器61〜66がそれぞれの接続
線に挿入されたヒューズ5を介して接続されていて、そ
れぞれのコンデンサ単体31〜36の電圧に比例する電
圧が絶縁増幅器61〜66によって測定される。なお、
ヒューズ5は絶縁増幅器等の破損時に主回路と制御回路
を切り離すために設けられているが、この発明には直接
関係しないので12個あるヒューズを代表して一つの符
号5で表してある。なお、絶縁増幅器61〜66はそれ
ぞれのコンデンサ単体31〜36の端子電位に対して絶
縁増幅器61〜66の出力側の回路を絶縁することを主
たる目的にして設けられているものである。
【0007】絶縁増幅器61〜66の出力電圧はそれぞ
れ対応する比較器71〜76に入力されており、設定器
8によって設定された設定電圧と前述の出力電圧が比較
される。比較器71〜76はそれぞれの絶縁増幅器61
〜66の出力電圧が設定電圧よりも小さいときに High
、大きいときに Lowの信号を出力する。これら6つの
比較器の出力信号はOR回路90に入力されて論理和が
とられる。したがって、比較器71〜76の出力信号の
うちの一つでも High のときにはOR回路9の出力信号
は High になり、比較器71〜76の全ての出力信号が
LowのときにOR回路90の出力信号はLow となる。故
障処置装置10は入力信号が Low のときには直流コン
デンサ3は正常であると判定し、 High のときにはどれ
かのコンデンサ単体が短絡故障を起こしたと判定して警
報を発するとか表示装置に表示するとかの必要とする処
置を行う。
【0008】設定器8によって設定される設定電圧は絶
縁増幅器の出力電圧が正常であるときの出力電圧よりも
充分に小さな値、例えば2分の1倍の値が設定される。
したがって、コンデンサ単体31〜36が正常な場合に
は比較器71〜76の出力信号は全てLow となり、一つ
のコンデンサ単体が短絡故障を起こしたときにはそのコ
ンデンサ単体の端子間電圧は零になるのでこのコンデン
サ単体に対応する比較器の出力信号は High となり、結
果的に故障処置装置10は短絡故障が発生したと判定す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、直流コ
ンデンサの短絡故障検出装置では全てのコンデンサ単体
それぞれごとの短絡故障を検出する構成としているの
で、これに必要なヒューズ5、絶縁増幅器6〜66、比
較器71〜77はコンデンサ単体31〜36の数に応じ
て多数必要になり、そのためにこれらの部品の価格によ
る装置のコストアップの要因になるとともに、部品点数
の増加による装置の信頼性の低下という問題もある。
【0010】この発明の目的はこのような問題を解決
し、コンデンサ単体の数に関係なく少ない部品でコンデ
ンサ単体の短絡故障の検出が可能な直流コンデンサの故
障検出方法とその装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明によれば、コンデンサ単体が少なくとも二つ
直列接続されてなる直流コンデンサの、少なくとも一つ
が短絡故障したことを検出する直流コンデンサの故障検
出方法において、一つのコンデンサ単体の端子電圧を測
定し、この測定電圧が予め設定された第1の設定値より
も小さいときに測定対象のコンデンサ単体が短絡故障し
たと判定し、前記測定電圧が予め設定された第2の設定
値よりも大きいときに測定対象以外のコンデンサ単体の
いずれかが短絡故障したと判定するようにしたことによ
り、電圧を測定するコンデンサ単体は一つだけでよくな
る。
【0012】その場合、測定対象の一つのコンデンサ単
体の端子間電圧を入力信号とする絶縁増幅器、この絶縁
増幅器の出力電圧を入力信号として、第1の設定器によ
って設定された設定電圧とこの入力信号とを比較して、
入力信号の値が小さいときにHigh 、大きいときに Low
の信号を出力する第1の比較器、同じ入力信号と第2の
設定器によって設定された設定電圧とを比較して、入力
信号の値が大きいときに High 、小さいときに Lowの信
号を出力する第2の比較器、これら二つの比較器の出力
信号の論理和を求めるOR回路、及びこのOR回路の出
力信号が Highのときに短絡故障があったと判定して所
定の処置をとる故障処置装置とで構成することによって
前述の方法を達成することができる。
【0013】第1と第2の設定器がそれぞれ値が異なる
一定の電圧を出力する直流電源であってもよく、また、
複数直列接続された直流コンデンサの合計端子間電圧を
入力信号とする絶縁増幅器が設けられ、第1の設定器
が、この絶縁増幅器の出力信号を所定の倍率で増幅する
第1の増幅器からなり、第2の設定器が、前記絶縁増幅
器の出力信号を所定の倍率で増幅する第2の増幅器から
なるものでもよい。前者の場合には、直流電圧が一定で
変化しない場合に適しており、後者は直流電圧の変動が
大きい場合に適している。
【0014】更に、第1の設定器は一定電圧を出力する
直流電源、、第2の設定器は複数直列接続された直流コ
ンデンサの合計端子間電圧を入力信号とする絶縁増幅器
の出力信号を小さな所定の倍率で増幅する増幅器で構成
するものでもよい。第1の設定器の設定電圧は電圧が0
かどうかの比較に使用されるので、設定電圧が一定であ
っても直流コンデンサの端子間電圧の変動に対して誤判
定されることはない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下この発明を実施例に基づいて
説明する。図1はこの発明の第1の実施例を示す直流コ
ンデンサの故障検出装置の回路図であり、図3と同じ回
路要素には同じ符号を、類似の回路要素には頭の数字を
同じにして重複する説明を省く。この図において、直流
コンデンサ3を構成する6つのコンデンサ単体31〜3
6の内のコンデンサ単体33にだけヒューズ5を介して
絶縁増幅器6を接続し、その出力信号S1 を比較器7
A,7Bの両方に入力してある。絶縁増幅器6を接続す
るコンデンサ単体は6個のコンデンサ単体のいずれでも
よい。一般には接地電位に最も近いコンデンサ単体を選
択するのが普通である。
【0016】第1の設定器8Aは設定電圧としての信号
2 を生成して第1の比較器7Aに入力し、この第1の
比較器7Aによって信号S2 と前述の信号S1 とが比較
されて、信号S1 が小さいときに High 、大きいときに
Low となる信号S4 を出力する。また、第2の設定器8
Bは設定電圧としての信号S3 を生成して第2の比較器
7Bに入力し、この第2の比較器7Bによって信号S3
と信号S1 とが比較されて、信号S1 の方が大きいとき
に High 、小さいときに Lowとなる信号S5 を出力す
る。OR回路9は信号S4 と信号S5 との論理和を求め
てその結果としての信号S6 を出力する。故障処置装置
10はこの信号S6 が High のときに直流コンデンサ3
のどれかのコンデンサ単体が短絡故障を起こしたと判定
して従来と同様に故障処置装置10によって必要とする
処置がとられ、信号S6 が Lowのときには正常と判定す
る。
【0017】第1の設定器8Aによって設定される設定
電圧としての信号S2 の値は図3の従来例での設定器8
によって設定される設定電圧と基本的に同じでよい。す
なわち、もしも絶縁増幅器6が設けられたコンデンサ単
体33が短絡故障を起こしたとすると、このコンデンサ
単体33の端子間電圧は零になる。したがって、信号S
2 を正常時の信号S1 の例えば2分の1に設定しておけ
ば、コンデンサ単体33が正常のときには信号S1 は信
号S2 よりも大きいので第1の比較器7Aの出力信号で
ある信号S4 は Lowとなり、コンデンサ単体33が短絡
故障を起こしたときには信号S1 は信号S2 よりも小さ
くなるので信号S4 は High となる。
【0018】一方、第2の設定器8Bによって設定され
る設定電圧としての信号S3 の値は次のようにして決定
される。もしもコンデンサ単体33以外のコンデンサ単
体が短絡故障を起こしたとすると、コンデンサ単体33
の端子間電圧は正常時に比べて大きくなる。例えば、コ
ンデンサ単体31が短絡故障を起こしたとすると5つの
コンデンサ単体32〜36で全電圧を負担するから、正
常時にはコンデンサ単体33が負担する電圧は全電圧の
6分の1であるのに対して、コンデンサ単体31の短絡
故障によって5分の1になる。したがって、信号S3
値を全電圧の5分の1(60分の12)と6分の1(6
0分の10)の間の値、例えば60分の11にしておけ
ば、正常のときには信号S1 は信号S3 よりも小さいの
で、第2の比較器7Bが出力する信号S5 は Low、コン
デンサ単体33以外のコンデンサ単体が短絡故障を起こ
したときには信号S5 は High になる。
【0019】比較器7A,7Bのいずれの場合でも直流
コンデンサ3に短絡故障が生じたときにはその出力信号
信号S4 、信号S5 のいずれか一方が High になるの
で、これら二つの信号が入力されるOR回路9によって
論理和がとられて得られる信号信号S6 はどれかのコン
デンサ単体に短絡故障が生じたときに High となる。こ
の実施例では絶縁増幅器はコンデンサ単体の数に関係な
しに1個でよく、また比較器も2個でよい。代わりに設
定器が二つ必要である。いずれにしても直流コンデンサ
3を構成するコンデンサ単体の数によらない数なので、
コンデンサ単体の数が多いほど図3の従来例に比べて部
品点数が少なくなる。
【0020】図2はこの発明の第2の実施例を示す直流
コンデンサの故障検出装置の回路図であり、図1と同じ
構成要素には同じ符号を付けて重複する説明を省く。図
2の図1と異なる点は、図1の設定器8A,8Bの代わ
りに直流コンデンサ3の端子間電圧に比例した電圧を設
定電圧とした点である。すなわち、直流コンデンサ3の
端子間電圧を求める絶縁増幅器60を設け、絶縁増幅器
60の出力電圧を第1の増幅器80Aによって所定の倍
率で増幅して図1の信号S2 に相当する設定電圧とし、
同じようにして絶縁増幅器60の出力電圧を第2の増幅
器80Bによって所定の倍率で増幅して図1の信号S3
に相当する設定電圧とするものである。すなわち、第1
の増幅器80Aが第1の設定器、第2の増幅器80Bが
第2の設定器に相当する。なお、増幅器80A,80B
の増幅率は1以下の場合もあるので、「増幅器」という
名称は妥当ではないかも知れないが、入力信号に一定の
倍率をかけた出力信号を得る装置の総称として使用して
いる。絶縁増幅器6と絶縁増幅器60との増幅率の違い
にもよるが、増幅器80A,80Bの増幅率が1以下の
場合にはこれらは抵抗で構成した分圧器であってもよ
い。
【0021】このような設定電圧を得る方式を採用する
と、直流コンデンサ3の端子間電圧、すなわち、整流器
2の出力電圧が大幅に変化するような場合でも、誤判定
を生ずる可能性が無いという利点がある。すなわち、図
1の場合、設定電圧である信号S2 ,信号S3 の値は一
定である。したがって、整流器2の出力電圧が変化する
と、特に第2の比較器7Bで短絡故障が発生しているの
にも係わらず正常と判定したり逆に発生していないのに
発生したと判定したりという誤判定を起こす可能性があ
る。このような可能性のある場合には図2の方式を採用
すれば、比較器7A,7Bに入力されるそれぞれの設定
電圧は整流器2の出力電圧に比例した値なので、同じく
この出力電圧に比例する絶縁増幅器6の出力電圧との比
較を行う上で誤る判定がされることがない。
【0022】図1の信号S2 の場合、コンデンサ単体3
3の端子間電圧が0かどうかを判定するのであるから、
信号S2 の値を充分に小さくしておけば整流器2の出力
電圧が変化しても誤判定する可能性は殆どない。したが
って、図2において、第1の増幅器80Aの代わりに図
1の第1の設定器8Aを設ける方式を採用することもで
きる。図1か図2か、あるいはその折衷の方式にするか
は整流器2の出力電圧の変動幅によって決定すればよ
い。また、図2の絶縁増幅器60は、一般に装置の保
護、制御のためすでに設けられている場合が多いので図
1の設定器8A,8Bを設ける構成に比べて図2の増幅
器80A,80Bを設ける構成の方がコストなどの点で
有利であれば、より広範な条件に適用できる図2の方式
を採用するのが妥当である。
【0023】前述の実施例ではコンデンサ単体の数を6
としたが勿論この数字にこだわるものではなく、任意の
数のコンデンサ単体にこの発明を適用することができ、
そして、コンデンサ単体の数が多いほどこの発明の適用
による効果が大きい。絶縁増幅器6,60の後の回路は
前述の実施例では具体的な回路要素の組み合わせで構成
したがこれらをコンピュータによるディジタル演算で行
うこともできる。その場合には絶縁増幅器6,60の出
力電圧をA/D変換器によって変換されたディジタル信
号がコンピュータの入力信号となる。
【0024】
【発明の効果】直流コンデンサを構成する、直列接続さ
れた複数のコンデンサ単体のうちの一つのコンデンサ単
体の端子電圧を測定し、この測定電圧が予め設定された
第1の設定電圧値よりも小さいときに測定対象のコンデ
ンサ単体が短絡故障したと判定し、同じ測定電圧が予め
設定された第2の設定値よりも大きいときに測定対象以
外ののコンデンサ単体が短絡故障したと判定するように
したことにより、電圧を測定するコンデンサ単体は一つ
だけでよくなるので、従来のような全てのコンデンサ単
体の電圧を測定する方式に比べて回路部品の点数が大幅
に減少し、その結果、装置のコストダウンと信頼性の向
上という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す直流コンデンサ
の故障検出装置の回路図
【図2】この発明の第2の実施例を示す直流コンデンサ
の故障検出装置の回路図
【図3】従来の直流コンデンサの故障検出装置の回路図
【符号の説明】
1…交流電源、2…整流器、3…直流コンデンサ、31
〜36…コンデンサ単体、4…直流負荷、6,60,6
1,62,63,64,65,66…絶縁増幅器、7
1,72,73,74,75,76…比較器、7A…第
1の比較器、7B…第2の比較器、8…設定器、8A…
第1の設定器、8B…第2の設定器、80A…第1の増
幅器(第1の設定器)、80B…第2の増幅器(第2の
設定器)、9,90…OR回路、10…故障処置装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサ単体が少なくとも二つ直列接続
    されてなる直流コンデンサの、少なくとも一つが短絡故
    障したことを検出する直流コンデンサの故障検出方法に
    おいて、一つのコンデンサ単体の端子電圧を測定し、こ
    の測定電圧が予め設定された第1の設定値よりも小さい
    ときに測定対象のコンデンサ単体が短絡故障したと判定
    し、前記測定電圧が予め設定された第2の設定値よりも
    大きいときに測定対象以外のコンデンサ単体のいずれか
    が短絡故障したと判定することを特徴とする直流コンデ
    ンサの故障検出方法。
  2. 【請求項2】コンデンサ単体が少なくとも二つ直列接続
    されてなる直流コンデンサの、少なくとも一つが短絡故
    障したことを検出する故障検出装置において、測定対象
    の一つのコンデンサ単体の端子間電圧を入力信号とする
    絶縁増幅器、この絶縁増幅器の出力信号を入力信号とし
    て、第1の設定器によって設定された設定電圧とこの入
    力信号とを比較して、入力信号の値が小さいときに Hig
    h 、大きいときに Lowの信号を出力する第1の比較器、
    同じ入力信号と第2の設定器によって設定された設定電
    圧とを比較して、入力信号の値が大きいときに High 、
    小さいときに Lowの信号を出力する第2の比較器、これ
    ら二つの比較器の出力信号の論理和を求めるOR回路、
    及びこのOR回路の出力信号が High のときに短絡故障
    があったと判定して所定の処置をとる故障処置装置とか
    らなることを特徴とする直流コンデンサの故障検出装
    置。
  3. 【請求項3】第1と第2の設定器がそれぞれ値が異なる
    一定の電圧を出力する直流電源であることを特徴とする
    請求項2記載の直流コンデンサの故障検出装置。
  4. 【請求項4】直流コンデンサの端子間電圧を入力信号と
    する絶縁増幅器が設けられ、第1の設定器が、この絶縁
    増幅器の出力信号を所定の倍率で増幅する第1の増幅器
    からなり、第2の設定器が、前記絶縁増幅器の出力信号
    を所定の倍率で増幅する第2の増幅器からなることを特
    徴とする請求項2記載の直流コンデンサの故障検出装
    置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の直流コンデンサの故障検出
    装置の第2の設定器の代わりに、直流コンデンサの端子
    間電圧を入力信号とする絶縁増幅器、この絶縁増幅器の
    出力信号を所定の倍率で増幅する増幅器を備えてなるこ
    とを特徴とする直流コンデンサの故障検出装置。
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