JPH07260863A - フィラメント断線検出回路 - Google Patents
フィラメント断線検出回路Info
- Publication number
- JPH07260863A JPH07260863A JP6054295A JP5429594A JPH07260863A JP H07260863 A JPH07260863 A JP H07260863A JP 6054295 A JP6054295 A JP 6054295A JP 5429594 A JP5429594 A JP 5429594A JP H07260863 A JPH07260863 A JP H07260863A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- filament
- filaments
- detecting
- disconnection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
Landscapes
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 イオン源内に設けられるフィラメントの直並
列接続に関係なく、一本のフィラメントの断線をも容易
且つ高速に検出する。 【構成】 変圧器を介して供給される交流を直流に変換
する整流器から直流電源を供給されるイオン源内に設け
られ並列接続されたn個のフィラメントの断線を検出す
るフィラメント断線検出回路において、各フィラメント
の電流をそれぞれ検出するn個の電流検出器と、該n個
の電流検出器の出力信号が各々一方の入力端子に印加さ
れ、各々他方の入力端子には設定値が印加されている比
較器を具備したフィラメント断線検出回路。
列接続に関係なく、一本のフィラメントの断線をも容易
且つ高速に検出する。 【構成】 変圧器を介して供給される交流を直流に変換
する整流器から直流電源を供給されるイオン源内に設け
られ並列接続されたn個のフィラメントの断線を検出す
るフィラメント断線検出回路において、各フィラメント
の電流をそれぞれ検出するn個の電流検出器と、該n個
の電流検出器の出力信号が各々一方の入力端子に印加さ
れ、各々他方の入力端子には設定値が印加されている比
較器を具備したフィラメント断線検出回路。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核融合装置の中性粒子
入射装置等に用いられるソースプラズマ生成装置内フィ
ラメント電源のフィラメント断線検出回路に関する。
入射装置等に用いられるソースプラズマ生成装置内フィ
ラメント電源のフィラメント断線検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】核融合装置の中性粒子入射装置等に用い
られるソースプラズマ生成装置内フィラメント電源はイ
オンをプラズマ状態にするため、フィラメントには変圧
器及び整流器から成る直流電源により直流を与えてい
る。このフィラメンド電源は、一つの直流電源に一本の
フィラメントを接続した電源多段構成をし、フィラメン
トの断線検出はフィラメント断線時の直流無負荷電圧検
出を行っていた。
られるソースプラズマ生成装置内フィラメント電源はイ
オンをプラズマ状態にするため、フィラメントには変圧
器及び整流器から成る直流電源により直流を与えてい
る。このフィラメンド電源は、一つの直流電源に一本の
フィラメントを接続した電源多段構成をし、フィラメン
トの断線検出はフィラメント断線時の直流無負荷電圧検
出を行っていた。
【0003】図7は従来のフィラメント断線検出回路
で、(a)は主回路、(b)は断線検出回路の構成図を
示す。図7において、1a.1a1 .1a2 .1b〜1
nはフィラメント、2a,2b〜2n直流無負荷電圧を
検出する電圧検出器、3a,3b〜3nは交流を直流に
変換する整流器及び変圧器4a,4b〜4nによって構
成されるフィラメント電源である。又、2a´,2b´
〜2n´は電圧検出器2a,2b〜2nの電圧検出接点
であり、21は電圧検出接点2a´,2b´〜2n´に
より断線を検出する断線検出回路、31は断線検出回路
21より出力されるフィラメント故障検出信号である。
で、(a)は主回路、(b)は断線検出回路の構成図を
示す。図7において、1a.1a1 .1a2 .1b〜1
nはフィラメント、2a,2b〜2n直流無負荷電圧を
検出する電圧検出器、3a,3b〜3nは交流を直流に
変換する整流器及び変圧器4a,4b〜4nによって構
成されるフィラメント電源である。又、2a´,2b´
〜2n´は電圧検出器2a,2b〜2nの電圧検出接点
であり、21は電圧検出接点2a´,2b´〜2n´に
より断線を検出する断線検出回路、31は断線検出回路
21より出力されるフィラメント故障検出信号である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示す従来のフィ
ラメント断線検出回路において、例えば、変圧器4a、
整流器3aから成る直流電源にフィラメント1a,1a
1 ,1a2 が並列に接続された場合において、フィラメ
ント1aが断線しても直流電圧は僅かしか上昇せず、フ
ィラメント1aのフィラメント断線は検出されない。
又、全てのフィラメント1a,1a1 ,1a2 が断線し
て始めてフィラメント断線が検出される検出の遅い検出
回路である。その為、従来の直流無負荷電圧検出では、
一つの電源に数本のフィラメントが並列に接続された場
合においては、一本のフィラメントが断線しても直流電
圧の上昇値が小さく、フィラメントの断線検出ができ
ず、数本のフィラメントが断線して始めてフィラメント
が断線検出を行う検出精度が悪く且つ検出速度の遅い検
出回路であった。
ラメント断線検出回路において、例えば、変圧器4a、
整流器3aから成る直流電源にフィラメント1a,1a
1 ,1a2 が並列に接続された場合において、フィラメ
ント1aが断線しても直流電圧は僅かしか上昇せず、フ
ィラメント1aのフィラメント断線は検出されない。
又、全てのフィラメント1a,1a1 ,1a2 が断線し
て始めてフィラメント断線が検出される検出の遅い検出
回路である。その為、従来の直流無負荷電圧検出では、
一つの電源に数本のフィラメントが並列に接続された場
合においては、一本のフィラメントが断線しても直流電
圧の上昇値が小さく、フィラメントの断線検出ができ
ず、数本のフィラメントが断線して始めてフィラメント
が断線検出を行う検出精度が悪く且つ検出速度の遅い検
出回路であった。
【0005】本発明はフィラメントの直並列接続に関係
なく、一本のフィラメントの断線をも容易に検出でき、
且つ高速にフィラメントの断線検出を行うことができる
フィラメントの断線検出回路を提供することを目的とす
る。
なく、一本のフィラメントの断線をも容易に検出でき、
且つ高速にフィラメントの断線検出を行うことができる
フィラメントの断線検出回路を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、変圧器を介して供給される交流
を直流に変換する整流器から直流電源を供給されるイオ
ン源内に設けられ並列接続されたn個のフィラメントの
断線を検出するフィラメント断線検出回路において、各
フィラメントの電流をそれぞれ検出するn個の電流検出
器と、該n個の電流検出器の出力信号が各々一方の入力
端子に印加され、各々他方の入力端子には設定値が印加
されている比較器を具備し、該比較器の出力信号によ
り、フィラメント断線を検出することを特徴とするもの
である。
に、請求項1の発明は、変圧器を介して供給される交流
を直流に変換する整流器から直流電源を供給されるイオ
ン源内に設けられ並列接続されたn個のフィラメントの
断線を検出するフィラメント断線検出回路において、各
フィラメントの電流をそれぞれ検出するn個の電流検出
器と、該n個の電流検出器の出力信号が各々一方の入力
端子に印加され、各々他方の入力端子には設定値が印加
されている比較器を具備し、該比較器の出力信号によ
り、フィラメント断線を検出することを特徴とするもの
である。
【0007】又、請求項2の発明は、変圧器を介して供
給される交流を直流に変換する整流器から直流電源を供
給されるイオン源内に設けられ並列接続されたn個のフ
ィラメントの断線を検出するフィラメント断線検出回路
において、前記n個のフィラメントの内の少くとも1個
のフィラメントの電流を検出する第1の電流検出器と、
前記n個のフィラメントに流れる総合電流を検出する第
2の電流検出器と、該第2の電流検出器の出力信号をn
で割算する割算器と、該割算器の出力信号と前記第1の
電流検出器の出力信号を比較する比較器を具備し、該比
較器の出力信号により、フィラメント断線を検出するこ
とを特徴とするものである。
給される交流を直流に変換する整流器から直流電源を供
給されるイオン源内に設けられ並列接続されたn個のフ
ィラメントの断線を検出するフィラメント断線検出回路
において、前記n個のフィラメントの内の少くとも1個
のフィラメントの電流を検出する第1の電流検出器と、
前記n個のフィラメントに流れる総合電流を検出する第
2の電流検出器と、該第2の電流検出器の出力信号をn
で割算する割算器と、該割算器の出力信号と前記第1の
電流検出器の出力信号を比較する比較器を具備し、該比
較器の出力信号により、フィラメント断線を検出するこ
とを特徴とするものである。
【0008】更に、請求項3の発明は、変圧器を介して
供給される交流を直流に変換する整流器から直流電源を
供給されるイオン源内に設けられ並列接続されたn個の
フィラメントの断線を検出するフィラメント断線検出回
路において、各フィラメントの電流をそれぞれ検出する
n個の第1の電流検出器と、前記n個のフィラメントに
流れる総合電流を検出する第2の電流検出器と、該第2
の電流検出器の出力信号をnで割算する割算器と、前記
第1の電流検出器の出力信号が各々一方の入力端子に印
加され、各々他方の入力端子には前記割算器の出力信号
が印加されるn個の比較器を具備し、該比較器の出力信
号により、フィラメント断線を検出することを特徴とす
るものである。
供給される交流を直流に変換する整流器から直流電源を
供給されるイオン源内に設けられ並列接続されたn個の
フィラメントの断線を検出するフィラメント断線検出回
路において、各フィラメントの電流をそれぞれ検出する
n個の第1の電流検出器と、前記n個のフィラメントに
流れる総合電流を検出する第2の電流検出器と、該第2
の電流検出器の出力信号をnで割算する割算器と、前記
第1の電流検出器の出力信号が各々一方の入力端子に印
加され、各々他方の入力端子には前記割算器の出力信号
が印加されるn個の比較器を具備し、該比較器の出力信
号により、フィラメント断線を検出することを特徴とす
るものである。
【0009】又、請求項4の発明は、変圧器を介して供
給される交流を直流に変換する整流器から直流電源を供
給されるイオン源内に設けられ並列接続されたn個のフ
ィラメントの断線を検出するフィラメント断線検出回路
において、各フィラメントの電流をそれぞれ検出するn
個の電流検出器と、前記整流器の直流出力電圧を検出す
る電圧検出器と、該電圧検出器の出力信号をそれぞれ前
記電流検出器の出力信号で割算するn個の割算器と、該
n個の割算器の出力信号と設定値とを比較する比較器を
具備し、該比較器の出力信号により、フィラメント断線
を検出することを特徴とするものである。
給される交流を直流に変換する整流器から直流電源を供
給されるイオン源内に設けられ並列接続されたn個のフ
ィラメントの断線を検出するフィラメント断線検出回路
において、各フィラメントの電流をそれぞれ検出するn
個の電流検出器と、前記整流器の直流出力電圧を検出す
る電圧検出器と、該電圧検出器の出力信号をそれぞれ前
記電流検出器の出力信号で割算するn個の割算器と、該
n個の割算器の出力信号と設定値とを比較する比較器を
具備し、該比較器の出力信号により、フィラメント断線
を検出することを特徴とするものである。
【0010】更に、請求項5の発明は、変圧器を介して
供給される交流を直流に変換する整流器から直流電源を
供給されるイオン源内に設けられ並列接続されたn個の
フィラメントの断線を検出するフィラメント断線検出回
路において、各フィラメントの電流をそれぞれ検出する
n個の第1の電流検出器と、前記n個のフィラメントに
流れる総合電流を検出する第2の電流検出器と、前記整
流器の直流出力電圧を検出する電圧検出器と、該電圧検
出器の出力信号を前記第2の電流検出器の出力信号で割
算する第1の割算器と、前記電圧検出器の出力信号をそ
れぞれ前記第1の電流検出器の出力信号で割算するn個
の第2の割算器と、該第2の割算器の出力信号を加算す
る加算器と、該加算器の出力信号と前記第1の割算器の
出力信号を比較する比較器を具備し、該比較器の出力信
号により、フィラメント断線を検出することを特徴とす
るものである。
供給される交流を直流に変換する整流器から直流電源を
供給されるイオン源内に設けられ並列接続されたn個の
フィラメントの断線を検出するフィラメント断線検出回
路において、各フィラメントの電流をそれぞれ検出する
n個の第1の電流検出器と、前記n個のフィラメントに
流れる総合電流を検出する第2の電流検出器と、前記整
流器の直流出力電圧を検出する電圧検出器と、該電圧検
出器の出力信号を前記第2の電流検出器の出力信号で割
算する第1の割算器と、前記電圧検出器の出力信号をそ
れぞれ前記第1の電流検出器の出力信号で割算するn個
の第2の割算器と、該第2の割算器の出力信号を加算す
る加算器と、該加算器の出力信号と前記第1の割算器の
出力信号を比較する比較器を具備し、該比較器の出力信
号により、フィラメント断線を検出することを特徴とす
るものである。
【0011】更に又、請求項6の発明は、変圧器を介し
て供給される交流を直流に変換する整流器から直流電源
を供給されるイオン源内に設けられ並列接続されたn個
のフィラメントの断線を検出するフィラメント断線検出
回路において、前記n個のフィラメントに流れる総合電
流を検出する電流検出器と、前記整流器の直流電圧に対
応する電圧基準信号が印加され該電圧基準信号を前記並
列接続されたn個のフィラメントの合成抵抗で割算する
割算器と、該割算器の出力信号と設定値とを比較する比
較器を具備し、該比較器の出力信号により、フィラメン
ト断線を検出することを特徴とするものである。
て供給される交流を直流に変換する整流器から直流電源
を供給されるイオン源内に設けられ並列接続されたn個
のフィラメントの断線を検出するフィラメント断線検出
回路において、前記n個のフィラメントに流れる総合電
流を検出する電流検出器と、前記整流器の直流電圧に対
応する電圧基準信号が印加され該電圧基準信号を前記並
列接続されたn個のフィラメントの合成抵抗で割算する
割算器と、該割算器の出力信号と設定値とを比較する比
較器を具備し、該比較器の出力信号により、フィラメン
ト断線を検出することを特徴とするものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、フィラメントが正常
であれば、各比較器において、設定値と電流検出値とが
ほぼひ等しいため比較記は出力を発生しないが、いずれ
かのフィラメントが断線すれば、電流検出値が「0」と
なるため比較器が出力を発生し、断線を検出できる。
であれば、各比較器において、設定値と電流検出値とが
ほぼひ等しいため比較記は出力を発生しないが、いずれ
かのフィラメントが断線すれば、電流検出値が「0」と
なるため比較器が出力を発生し、断線を検出できる。
【0013】又、請求項2の発明によれば、フィラメン
トが正常であれば、第1の電流検出器の出力と、割算器
の出力がほぼ等しいため比較器が出力を発生しないが、
いずれかのフィラメントが断線すれば、第1の電流検出
器の検出値は変らないが、割算器の出力値は正常時より
低下するため比較器が出力を発生し、断線を検出でき
る。 更に、請求項3の発明によれば、フィラメントが
正常であれば、各第1の電流検出器の出力信号と、割算
器の出力信号はほぼ等しいため各々の比較器は出力を発
生しないが、いずれかのフィラメントが断線すれば、断
線したフィラメントの電流信号が印加されている比較器
が出力を発生し、断線を検出できる。
トが正常であれば、第1の電流検出器の出力と、割算器
の出力がほぼ等しいため比較器が出力を発生しないが、
いずれかのフィラメントが断線すれば、第1の電流検出
器の検出値は変らないが、割算器の出力値は正常時より
低下するため比較器が出力を発生し、断線を検出でき
る。 更に、請求項3の発明によれば、フィラメントが
正常であれば、各第1の電流検出器の出力信号と、割算
器の出力信号はほぼ等しいため各々の比較器は出力を発
生しないが、いずれかのフィラメントが断線すれば、断
線したフィラメントの電流信号が印加されている比較器
が出力を発生し、断線を検出できる。
【0014】又、請求項4の発明によれば、フィラメン
トが正常であれば、各割算器はフィラメントの抵抗に相
当する信号を出力し、これと設定値とを比較しているた
め、比較器は出力を発生しない。しかしながら、いずれ
かのフィラメントが断線すれば、断線したフィラメント
の出力電流信号が印加されている割算器の出力信号は無
限大に相当する信号を発生するため、比較器が出力を発
生し、断線を検出できる。
トが正常であれば、各割算器はフィラメントの抵抗に相
当する信号を出力し、これと設定値とを比較しているた
め、比較器は出力を発生しない。しかしながら、いずれ
かのフィラメントが断線すれば、断線したフィラメント
の出力電流信号が印加されている割算器の出力信号は無
限大に相当する信号を発生するため、比較器が出力を発
生し、断線を検出できる。
【0015】更に、請求項5の発明によれば、フィラメ
ントが正常であれば、第1の割算器の出力信号と、加算
器の出力信号はほぼ等しいため比較器は出力信号を発生
しない。いずれかのフィラメントが断線すれば、断線し
たフィラメントの出力電流信号が印加されている割算器
の出力信号は無限大に相当する信号を発生するため、加
算器もそれに相当する信号を発生することにより、比較
器が出力を発生し、断線を検出できる。
ントが正常であれば、第1の割算器の出力信号と、加算
器の出力信号はほぼ等しいため比較器は出力信号を発生
しない。いずれかのフィラメントが断線すれば、断線し
たフィラメントの出力電流信号が印加されている割算器
の出力信号は無限大に相当する信号を発生するため、加
算器もそれに相当する信号を発生することにより、比較
器が出力を発生し、断線を検出できる。
【0016】更に又、請求項6の発明によれば、フィラ
メントが正常であれば、電流検出器の出力信号と、割算
器の出力信号がほぼ等しいため、比較器は出力信号を発
生しない。しかし、いずれかのフィラメントが断線すれ
ば、電流検出器の出力信号は低下するが、割算器の出力
信号は変化したいため、比較器が出力を発生し、断線を
検出できる。
メントが正常であれば、電流検出器の出力信号と、割算
器の出力信号がほぼ等しいため、比較器は出力信号を発
生しない。しかし、いずれかのフィラメントが断線すれ
ば、電流検出器の出力信号は低下するが、割算器の出力
信号は変化したいため、比較器が出力を発生し、断線を
検出できる。
【0017】
【実施例】以下、請求項1の発明に係る第1の実施例を
図7と同一部に同一記号を付して示す図1の構成図を参
照して説明する。図1において、11a,11b〜11
nは設定器12a,12b〜12nにより設定された値
と電流検出器、例えば変流器5a,5b〜5nにより検
出した電流値i1 ,i2 〜in を各々比較する比較器で
ある。通常、フィラメント正常時、変流器5a,5b〜
5nにより検出された電流値は、設定器12a,12b
〜12nの値より大ききいとき比較器11a,11b〜
11nより検出信号“0”が出力される。又、フィラメ
ント異常時、検出信号“1”が出力される。13a,1
3b〜13nは比較器11a,11b〜11nからの信
号“1”を保持する保持回路である。21は保持回路1
3a,13b〜13nからの信号によって断線検出を行
う断線検出器、この断線検出器21から出力される信号
31はフィラメント故障信号(正常時“0”、故障時
“1”)である。
図7と同一部に同一記号を付して示す図1の構成図を参
照して説明する。図1において、11a,11b〜11
nは設定器12a,12b〜12nにより設定された値
と電流検出器、例えば変流器5a,5b〜5nにより検
出した電流値i1 ,i2 〜in を各々比較する比較器で
ある。通常、フィラメント正常時、変流器5a,5b〜
5nにより検出された電流値は、設定器12a,12b
〜12nの値より大ききいとき比較器11a,11b〜
11nより検出信号“0”が出力される。又、フィラメ
ント異常時、検出信号“1”が出力される。13a,1
3b〜13nは比較器11a,11b〜11nからの信
号“1”を保持する保持回路である。21は保持回路1
3a,13b〜13nからの信号によって断線検出を行
う断線検出器、この断線検出器21から出力される信号
31はフィラメント故障信号(正常時“0”、故障時
“1”)である。
【0018】次に、図1を用いて請求項1の発明の作用
を説明する。通常フィラネメント電源は、変圧器4及び
整流器3を介してn本並列接続されたフィラメント1
a,1b〜1nに直流電源を供給している。並列接続さ
れたn本のフィラメント1a,1b〜1nには各々フィ
ラメントに流れる電流i1 ,i2 〜in を検出する変流
器5a,5b〜5nが取付けられている。
を説明する。通常フィラネメント電源は、変圧器4及び
整流器3を介してn本並列接続されたフィラメント1
a,1b〜1nに直流電源を供給している。並列接続さ
れたn本のフィラメント1a,1b〜1nには各々フィ
ラメントに流れる電流i1 ,i2 〜in を検出する変流
器5a,5b〜5nが取付けられている。
【0019】例えば、フィラメント1aが断線した場
合、変流器5aに流れる電流i1 は0Aになってしま
う。この電流i1 と設定器12aにて設定した値を比較
器11aによって比較し、設定器12aの値より小さい
とき検出信号“1”を保持回路13aに出力する。保持
回路13aにて保持された信号を断線検出器21によっ
てフィラメント1aが断線したことを検出し、フィラメ
ント故障信号31が“1”となり、フィラメント断線検
出を行う。また、ここではフィラメント1aが断線した
場合を説明したが、他のフィラメント1b〜1nが断線
した場合においても同様の効果が得られることは言うま
でもない。また、図示していないがフィラメント1a,
1b〜1nの各々が複数本並列に接続されているフィラ
メントの場合にも同様の効果が得られことは言うまでも
ない。
合、変流器5aに流れる電流i1 は0Aになってしま
う。この電流i1 と設定器12aにて設定した値を比較
器11aによって比較し、設定器12aの値より小さい
とき検出信号“1”を保持回路13aに出力する。保持
回路13aにて保持された信号を断線検出器21によっ
てフィラメント1aが断線したことを検出し、フィラメ
ント故障信号31が“1”となり、フィラメント断線検
出を行う。また、ここではフィラメント1aが断線した
場合を説明したが、他のフィラメント1b〜1nが断線
した場合においても同様の効果が得られることは言うま
でもない。また、図示していないがフィラメント1a,
1b〜1nの各々が複数本並列に接続されているフィラ
メントの場合にも同様の効果が得られことは言うまでも
ない。
【0020】以上、説明したように、第1の実施例によ
れば、フィラメントの並列接続に関係なく、一つのフィ
ラメント断線をも容易に検出でき、且つ高速にフィラメ
ント断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供す
ることができる。また、一度に複数個のフィラメントに
断線が生じた場合も、1つのフィラメントに複数個直列
接続されてた場合においても同様の効果が得られること
は言うまでもない。
れば、フィラメントの並列接続に関係なく、一つのフィ
ラメント断線をも容易に検出でき、且つ高速にフィラメ
ント断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供す
ることができる。また、一度に複数個のフィラメントに
断線が生じた場合も、1つのフィラメントに複数個直列
接続されてた場合においても同様の効果が得られること
は言うまでもない。
【0021】次に、請求項2の発明に係る第2の実施例
を図1と同一部に同一記号を付して示す図2の構成図を
参照して説明する。図2において、n本並列接続された
フィラメント1a,1b〜1nの内フィラメント1aに
変流器5aを取付けている。また、直流回路電流Iを測
定するために変流器5を取付けている。
を図1と同一部に同一記号を付して示す図2の構成図を
参照して説明する。図2において、n本並列接続された
フィラメント1a,1b〜1nの内フィラメント1aに
変流器5aを取付けている。また、直流回路電流Iを測
定するために変流器5を取付けている。
【0022】通常、フィラメント電源は変圧器4及び整
流器3を介してn本並列接続されたフィラメント1a,
1b〜1nに直流電源を供給してる。又、フィラメント
1a,1b〜1nは同一抵抗値を持つたものを使用して
いるので、各フィラメント1a,1b〜1nに流れる電
流は、変流器5aにて検出する電流i1 と同じである。
また、変流器5aに流れる電流Iは、各フィラメント1
a,1b〜1nに流れる直流電流の総和の電流が流れて
いる。変流器5にて検出した電流Iは、割算器15にて
並列接続されたフィラメント本数n本で除算され、それ
を掛算器14でK倍され判定条件として比較器11に入
力される。変流器5aにて検出される電流i1 は直接比
較器11に入力される。比較器11においては、入力さ
れるこれらの信号を比較演算している。比較条件は次の
通りである。
流器3を介してn本並列接続されたフィラメント1a,
1b〜1nに直流電源を供給してる。又、フィラメント
1a,1b〜1nは同一抵抗値を持つたものを使用して
いるので、各フィラメント1a,1b〜1nに流れる電
流は、変流器5aにて検出する電流i1 と同じである。
また、変流器5aに流れる電流Iは、各フィラメント1
a,1b〜1nに流れる直流電流の総和の電流が流れて
いる。変流器5にて検出した電流Iは、割算器15にて
並列接続されたフィラメント本数n本で除算され、それ
を掛算器14でK倍され判定条件として比較器11に入
力される。変流器5aにて検出される電流i1 は直接比
較器11に入力される。比較器11においては、入力さ
れるこれらの信号を比較演算している。比較条件は次の
通りである。
【0023】
【数1】 i1 ≦K(I/n) ……(1):断線なし i1 >K(I/n) ……(2):断線あり i1 =0 ……(3):断線あり 例えば、並列接続したフィラメントn本の内フィラメン
ト1bが断線した場合、フィラメント1bが断線のた
め、フィラメントの抵抗の総和がフィラメント断線前よ
り大きくなる。そのため変流器5に流れる電流Iは小さ
くなる。変流器5にて検出した電流Iは割算器15に
て、フィラメント並列本数n本で除算されるため、断線
前より小さな値となる。ここで、フィラメント電源をD
C15V,9600A,フィラメント並列接続数48本
のフィラメント電源とすると、フィラメント1本断線す
ると、直流電流は9600Aから9400Aになってし
まう。この直流電流を割算器15にてフィラメント並列
本数48本で除算し、196Aとなる。掛算器14の係
数Kを1とした場合、比較器11に入力する値は196
Aとなる。また、変流器5aの検出値200Aも、比較
器11に入力される。ここで比較器11にて式(1),
(2),(3)の条件を判別し、断線検出器21に信号
が送られ、フィラメント故障信号31が“1”となる。
また、変流器5aが取付けられているフィラメント1a
が断線した場合は、式(3)の条件で、断線が検出され
る。また、ここでは、フィラメント1bが断線した場合
を説明したが、他のフィラメントが断線した場合におい
ても、又、変流器5aが他のフィラメント1b〜1nに
取付けた場合にも同様の効果が得らることは言うまでも
ない。更に、図示していないがフィラメント1a,1b
〜1nの各々が複数本並列に接続されている場合にも同
様の効果が得られることは言うまでもない。
ト1bが断線した場合、フィラメント1bが断線のた
め、フィラメントの抵抗の総和がフィラメント断線前よ
り大きくなる。そのため変流器5に流れる電流Iは小さ
くなる。変流器5にて検出した電流Iは割算器15に
て、フィラメント並列本数n本で除算されるため、断線
前より小さな値となる。ここで、フィラメント電源をD
C15V,9600A,フィラメント並列接続数48本
のフィラメント電源とすると、フィラメント1本断線す
ると、直流電流は9600Aから9400Aになってし
まう。この直流電流を割算器15にてフィラメント並列
本数48本で除算し、196Aとなる。掛算器14の係
数Kを1とした場合、比較器11に入力する値は196
Aとなる。また、変流器5aの検出値200Aも、比較
器11に入力される。ここで比較器11にて式(1),
(2),(3)の条件を判別し、断線検出器21に信号
が送られ、フィラメント故障信号31が“1”となる。
また、変流器5aが取付けられているフィラメント1a
が断線した場合は、式(3)の条件で、断線が検出され
る。また、ここでは、フィラメント1bが断線した場合
を説明したが、他のフィラメントが断線した場合におい
ても、又、変流器5aが他のフィラメント1b〜1nに
取付けた場合にも同様の効果が得らることは言うまでも
ない。更に、図示していないがフィラメント1a,1b
〜1nの各々が複数本並列に接続されている場合にも同
様の効果が得られることは言うまでもない。
【0024】以上、説明したように第2の実施例によれ
ば、フィラメントの直並列接続に関係なく、一つのフィ
ラメント断線も容易に検出でき、且つ高速にフィラメン
ト断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供する
ことができる。
ば、フィラメントの直並列接続に関係なく、一つのフィ
ラメント断線も容易に検出でき、且つ高速にフィラメン
ト断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供する
ことができる。
【0025】又、一度に複数個のフィラメント断線が生
じた場合も同様の効果が得らることは言うまでもない。
更に、請求項3の発明に係る第3の実施例を図1、図2
と同一部に同一記号を付して示す図3の構成図を参照し
て説明する。
じた場合も同様の効果が得らることは言うまでもない。
更に、請求項3の発明に係る第3の実施例を図1、図2
と同一部に同一記号を付して示す図3の構成図を参照し
て説明する。
【0026】図3において、n本並列接続されたフィラ
メント1a,1b〜1nの各々のフィラメントに変流器
5a,5b〜5nを取付けている。また、直流回路電流
Iを検出するために変流器5を取付けている。
メント1a,1b〜1nの各々のフィラメントに変流器
5a,5b〜5nを取付けている。また、直流回路電流
Iを検出するために変流器5を取付けている。
【0027】通常、フィラメント電源は変圧器4及び変
換器3を介してn本並列接続されたフィラメント1a,
1b〜1nに直流電源を供給している。また、フィラメ
ント1a,1b〜1nは同一の抵抗値を持ったものを使
用しているので、各フィイラメントに流れる電流は、各
変流器5a,5b〜5nにて検出する電流i1 ,i2〜
in に、それぞ等しく、i1 =i2 =…=in となる。
変流器5にて検出した電流Iは、割算器15にて並列接
続されたフィラメント本数n本で除算され、それを掛算
器14でK倍され判定条件として各比較器11a,11
b〜11nに入力される。各変流器5a,5b〜5nに
て検出される各電流i1 ,i2 〜in は直接比較器11
a,11b〜11nに入力される。各比較器11a,1
1b〜11nにおいては、入力されるこれらの信号を比
較演算している。比較条件は次の通りである。
換器3を介してn本並列接続されたフィラメント1a,
1b〜1nに直流電源を供給している。また、フィラメ
ント1a,1b〜1nは同一の抵抗値を持ったものを使
用しているので、各フィイラメントに流れる電流は、各
変流器5a,5b〜5nにて検出する電流i1 ,i2〜
in に、それぞ等しく、i1 =i2 =…=in となる。
変流器5にて検出した電流Iは、割算器15にて並列接
続されたフィラメント本数n本で除算され、それを掛算
器14でK倍され判定条件として各比較器11a,11
b〜11nに入力される。各変流器5a,5b〜5nに
て検出される各電流i1 ,i2 〜in は直接比較器11
a,11b〜11nに入力される。各比較器11a,1
1b〜11nにおいては、入力されるこれらの信号を比
較演算している。比較条件は次の通りである。
【0028】
【数2】 K(I/n)<iΣ ……(4):断線なし K(I/n)≧iΣ ……(5):断線あり 但し、Σは1,2〜n 例えば、並列接続したフィラメントn本の内フィラメン
ト1aが断線した場合、変流器5aに流れる電流i1
は、フィラメント1aが断線のため電流は0Aとなる。
ここでフィラメント電源をDC15V,9600A,フ
ィラメント並列接続数48本のフィラメント電源とする
と、フィラメント1aが断線すると、直流電流Iは96
00Aから9400Aになってしまう。この直流電流を
割算器15にてフィラメント並列接続本数48本で演算
すると196Aとなる。掛算器14の係数Kを1とした
場合、比較器11aに入力する値は、196Aとなる。
又、変流器5aの値はフィラメント1aが断線のため0
Aとなり、比較器11aに入力される。ここで比較器1
1aにて式(4),(5)の条件を判別し、断線検出器
21に信号が送られ、フィラメント故障信号31が
“1”となる。又、ここでは、フィラメント1aが断線
した場合を説明したが、他のフィラメント1b〜1nが
断線した場合も同様の効果が得られることは言うまでも
ない。又、図示していないがフィラメント1a,1b〜
1nが各々フイラメントが複数本並列に接続されている
場合にも同様の効果が得られることは言うまでもない。
ト1aが断線した場合、変流器5aに流れる電流i1
は、フィラメント1aが断線のため電流は0Aとなる。
ここでフィラメント電源をDC15V,9600A,フ
ィラメント並列接続数48本のフィラメント電源とする
と、フィラメント1aが断線すると、直流電流Iは96
00Aから9400Aになってしまう。この直流電流を
割算器15にてフィラメント並列接続本数48本で演算
すると196Aとなる。掛算器14の係数Kを1とした
場合、比較器11aに入力する値は、196Aとなる。
又、変流器5aの値はフィラメント1aが断線のため0
Aとなり、比較器11aに入力される。ここで比較器1
1aにて式(4),(5)の条件を判別し、断線検出器
21に信号が送られ、フィラメント故障信号31が
“1”となる。又、ここでは、フィラメント1aが断線
した場合を説明したが、他のフィラメント1b〜1nが
断線した場合も同様の効果が得られることは言うまでも
ない。又、図示していないがフィラメント1a,1b〜
1nが各々フイラメントが複数本並列に接続されている
場合にも同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0029】以上、説明したように、第3の実施例によ
れば、フィラメントの直並列接続に関係なく、一つのフ
ィラメント断線をも容易に検出でき、且つ高速にフィラ
メント断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供
することができる。
れば、フィラメントの直並列接続に関係なく、一つのフ
ィラメント断線をも容易に検出でき、且つ高速にフィラ
メント断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供
することができる。
【0030】また、一度に複数個のフィラメントに断線
が生じた場合も同様の効果が得られることは言うまでも
ない。更に、請求項4の発明に係る第4の実施例を図1
乃至図3と同一部に同一記号を付して示す図4の構成図
を参照して説明する。
が生じた場合も同様の効果が得られることは言うまでも
ない。更に、請求項4の発明に係る第4の実施例を図1
乃至図3と同一部に同一記号を付して示す図4の構成図
を参照して説明する。
【0031】図4において、n本並列接続されたフィラ
メント1a,1b〜1nの各々のフィラメント1a,1
b〜1nに変流器5a、5b〜5nを取付けている。通
常、、フィラメント電源は変圧器4及び変換器3を介し
てn本並列接続されたフィラメント1a,1b〜1nに
直流電源を供給している。また、フィラメント1a,1
b〜1nは同一の抵抗値を持ったものを使用しているの
で、各フィイラメント1a,1b〜1nに流れる電流
は、各変流器5a,5b〜5nにて検出する電流i1 ,
i2 〜in に、それぞれ等しく、i1 =i2 =…=in
となる。各電流i1 ,i2 〜in は各割算器17a,1
7b〜17nに入力される。
メント1a,1b〜1nの各々のフィラメント1a,1
b〜1nに変流器5a、5b〜5nを取付けている。通
常、、フィラメント電源は変圧器4及び変換器3を介し
てn本並列接続されたフィラメント1a,1b〜1nに
直流電源を供給している。また、フィラメント1a,1
b〜1nは同一の抵抗値を持ったものを使用しているの
で、各フィイラメント1a,1b〜1nに流れる電流
は、各変流器5a,5b〜5nにて検出する電流i1 ,
i2 〜in に、それぞれ等しく、i1 =i2 =…=in
となる。各電流i1 ,i2 〜in は各割算器17a,1
7b〜17nに入力される。
【0032】又、分圧器6は直流電圧を測定する電圧検
出器で、その出力信号は各割算器17a,17b〜17
nに入力される。各割算器17a,17b〜17nにて
各フィラメント1a,1b〜1nの抵抗値が演算され
る。比較器11では、設定器12にて設定した設定値と
各抵抗値の比較を行い、比較結果を比較器11より出力
し、断線検出器21を介してフィラメント故障信号31
が出力される。比較器11の比較条件は、次の通りであ
る。
出器で、その出力信号は各割算器17a,17b〜17
nに入力される。各割算器17a,17b〜17nにて
各フィラメント1a,1b〜1nの抵抗値が演算され
る。比較器11では、設定器12にて設定した設定値と
各抵抗値の比較を行い、比較結果を比較器11より出力
し、断線検出器21を介してフィラメント故障信号31
が出力される。比較器11の比較条件は、次の通りであ
る。
【0033】
【数3】 設定値≧K(V/iΣ) ……(6):断線なし 設定値<K(V/iΣ) ……(7):断線あり 但し、Σは1,2〜n 例えば、並列接続したフィラメントn本の内フィラメン
ト1aが断線した場合、変流器5aに流れる電流i1
は、0Aとなる。ここでフィラメント電源をDC15
V,9600A,フィラメント並列接続数48本のフィ
ラメント電源とすると、通常、分圧器6にて直流電圧1
5V、変流器5aにて電流i1 =200Aを検出し、割
算器17aに入力され、抵抗値0.075Ωが演算され
る。フィラメント1aの断線によりフィラメントの抵抗
値は無限大となる。その結果が比較器11に入力され
る。ここで設定器12の設定値と比較され式(6),
(7)の条件が判別され、フィラメント1aの抵抗値が
無限大Ωと設定値より大きいため信号“1”が断線検出
器21に入力され、フィラメント故障信号31が“1”
となる。ここでは、フィラメント1aが断線した場合を
説明したが、他のフィラメント1b〜1nが断線した場
合も同様の効果が得られることは言うまでもない。ま
た、図示していないがフィラメント1a,1b〜1nの
各が複数本並列に接続されている場合にも同様の効果が
得られることは言うまでもない。
ト1aが断線した場合、変流器5aに流れる電流i1
は、0Aとなる。ここでフィラメント電源をDC15
V,9600A,フィラメント並列接続数48本のフィ
ラメント電源とすると、通常、分圧器6にて直流電圧1
5V、変流器5aにて電流i1 =200Aを検出し、割
算器17aに入力され、抵抗値0.075Ωが演算され
る。フィラメント1aの断線によりフィラメントの抵抗
値は無限大となる。その結果が比較器11に入力され
る。ここで設定器12の設定値と比較され式(6),
(7)の条件が判別され、フィラメント1aの抵抗値が
無限大Ωと設定値より大きいため信号“1”が断線検出
器21に入力され、フィラメント故障信号31が“1”
となる。ここでは、フィラメント1aが断線した場合を
説明したが、他のフィラメント1b〜1nが断線した場
合も同様の効果が得られることは言うまでもない。ま
た、図示していないがフィラメント1a,1b〜1nの
各が複数本並列に接続されている場合にも同様の効果が
得られることは言うまでもない。
【0034】以上、説明したように、第4の実施例によ
れば、フィラメントの直並列接続に関係なく、一つのフ
ィラメント断線をも容易に検出でき、且つ高速にフィラ
メント断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供
することができる。
れば、フィラメントの直並列接続に関係なく、一つのフ
ィラメント断線をも容易に検出でき、且つ高速にフィラ
メント断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供
することができる。
【0035】また、一度に複数個のフィラメントに断線
が生じた場合も同様の効果が得られることは言うまでも
ない。更に、請求項5の発明に係る第5の実施例を図1
乃至図4と同一部に同一記号を付して示す図5の構成図
を参照して説明する。
が生じた場合も同様の効果が得られることは言うまでも
ない。更に、請求項5の発明に係る第5の実施例を図1
乃至図4と同一部に同一記号を付して示す図5の構成図
を参照して説明する。
【0036】図5において、n本並列接続されたフィラ
メント1a,1b〜1nの各々のフィラメントに変流器
5a、5b〜5n及び直流電流測定用に変流器5を取り
つけている。又、直流回路電圧Vを測定するために分圧
器6を取付けている。
メント1a,1b〜1nの各々のフィラメントに変流器
5a、5b〜5n及び直流電流測定用に変流器5を取り
つけている。又、直流回路電圧Vを測定するために分圧
器6を取付けている。
【0037】通常、フィラメント電源は変圧器4おおよ
び変換器3を介してn本並列接続されたフィラメント1
a,1b〜1nに直流電源を供給している。また、フィ
ラメント1a,1b〜1nは同一の抵抗値を持ったもの
を使用しているので、各フィイラメント1a,1b〜1
nに流れる電流は、各変流器5a,5b〜5nにて検出
する電流i1 ,i2 〜in に、それぞ等しく、i1 =i
2 =…=in となる。各電流i1 ,i2 〜in は各割算
器17a,17b〜17nに入力される。又、分圧器6
は直流電圧を測定し、各割算器17a,17b〜17n
に入力される。各割算器17a,17b〜17nにて各
フィラメント1a,1b〜1nの抵抗値が演算される。
割算器17は直流分圧器6にて検出された直流電圧Vと
変流器5にて検出した直流電流Iが入力される。ここ
で、直流回路の抵抗値が算出される。その値を掛算器1
4にてK倍し比較器11に入力する。又、加算器16の
結果も比較器11に入力される。この比較器11によっ
て両者が比較され断線検出器21を介して断線時、断線
検出器21からフィラメント断線信号31が出力され
る。比較器11の比較条件は、次の通りである。
び変換器3を介してn本並列接続されたフィラメント1
a,1b〜1nに直流電源を供給している。また、フィ
ラメント1a,1b〜1nは同一の抵抗値を持ったもの
を使用しているので、各フィイラメント1a,1b〜1
nに流れる電流は、各変流器5a,5b〜5nにて検出
する電流i1 ,i2 〜in に、それぞ等しく、i1 =i
2 =…=in となる。各電流i1 ,i2 〜in は各割算
器17a,17b〜17nに入力される。又、分圧器6
は直流電圧を測定し、各割算器17a,17b〜17n
に入力される。各割算器17a,17b〜17nにて各
フィラメント1a,1b〜1nの抵抗値が演算される。
割算器17は直流分圧器6にて検出された直流電圧Vと
変流器5にて検出した直流電流Iが入力される。ここ
で、直流回路の抵抗値が算出される。その値を掛算器1
4にてK倍し比較器11に入力する。又、加算器16の
結果も比較器11に入力される。この比較器11によっ
て両者が比較され断線検出器21を介して断線時、断線
検出器21からフィラメント断線信号31が出力され
る。比較器11の比較条件は、次の通りである。
【0038】
【数4】 K(V/I)≧(V/i1)+(V/i2)+…+(V/in)…(8):断線なし K(V/I)<(V/i1)+(V/i2)+…+(V/in)…(9):断線あり 例えば、並列接続したフィラメントn本の内フィラメン
ト1aが断線した場合、変流器5aに流れる電流i1 は
0Aとなる。ここでフィラメント電源をDC15V,9
600A,フィラメント並列接続数48本のフィラメン
ト電源とすると、通常、分圧器6にて直流電圧15V、
変流器5aにて電流i1 =200Aを検出し、割算器1
7aに入力され、抵抗値0.075Ωが演算される。フ
ィラメント1aの断線によりフィラメントの抵抗値は無
限大となる。また、割算器17で演算される抵抗値は
1.6×10-3Ω,割算器1717b〜17n で演算さ
れる抵抗値はそれぞ0.075Ωとなる。加算器16の
出力はフィラメント1aの抵抗値無限大Ωが支配的の数
字となり比較器11に入力される。又、掛算器14にて
K倍し、比較器11にて式(8),(9)の条件を判別
し、比較器11より信号“1”が断線検出器21に入力
され、断線検出器21からフィラメント故障信号31が
出力される。ここでは、フィラメント1aが断線した場
合を説明したが、他のフィラメント1b〜1nが断線し
た場合も同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、図示していないがフィラメント1a,1b〜1n
の各々が複数本並列に接続されている場合にも同様の効
果が得られることは言うまでもない。
ト1aが断線した場合、変流器5aに流れる電流i1 は
0Aとなる。ここでフィラメント電源をDC15V,9
600A,フィラメント並列接続数48本のフィラメン
ト電源とすると、通常、分圧器6にて直流電圧15V、
変流器5aにて電流i1 =200Aを検出し、割算器1
7aに入力され、抵抗値0.075Ωが演算される。フ
ィラメント1aの断線によりフィラメントの抵抗値は無
限大となる。また、割算器17で演算される抵抗値は
1.6×10-3Ω,割算器1717b〜17n で演算さ
れる抵抗値はそれぞ0.075Ωとなる。加算器16の
出力はフィラメント1aの抵抗値無限大Ωが支配的の数
字となり比較器11に入力される。又、掛算器14にて
K倍し、比較器11にて式(8),(9)の条件を判別
し、比較器11より信号“1”が断線検出器21に入力
され、断線検出器21からフィラメント故障信号31が
出力される。ここでは、フィラメント1aが断線した場
合を説明したが、他のフィラメント1b〜1nが断線し
た場合も同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、図示していないがフィラメント1a,1b〜1n
の各々が複数本並列に接続されている場合にも同様の効
果が得られることは言うまでもない。
【0039】以上、説明したように、第5の実施例によ
れば、フィラメントの直並列接続に関係なく、一つのフ
ィラメント断線をも容易に検出でき、且つ高速にフィラ
メント断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供
することができる。
れば、フィラメントの直並列接続に関係なく、一つのフ
ィラメント断線をも容易に検出でき、且つ高速にフィラ
メント断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供
することができる。
【0040】また、一度に複数個のフィラメントに断線
が生じた場合も同様の効果が得られ和ことは言うまでも
ない。更に、請求項6の発明に係る第6の実施例を図1
乃至図5と同一部に同一記号を付して示す図6の構成図
を参照して説明する。
が生じた場合も同様の効果が得られ和ことは言うまでも
ない。更に、請求項6の発明に係る第6の実施例を図1
乃至図5と同一部に同一記号を付して示す図6の構成図
を参照して説明する。
【0041】図6において、直流電流測定用に変流器5
を取付けている。また、外部より電圧基準信号Vref が
入力されている。通常、フィラメント電源は変圧器4お
および変換器3を介してn本並列接続されたフィラメン
ト1a,1b〜1nに直流電源を供給している。変流器
5には、各フィラメント1a,1b〜1nに流れる直流
電流の総和の電流Iが流れている。変流器5にて検出し
た電流は比較器11に入力される。又、外部より与えら
れる電圧基準信号Vref は、割算器18にて1/X倍さ
れる。ここでXはフィラメントより決定される値であ
る。割算器18より出力される信号が電流基準信号Ire
f となり、比較器11に入力される。比較器11におい
て、入力されたこれらの信号により比較演算される。比
較条件は、次の通りである。
を取付けている。また、外部より電圧基準信号Vref が
入力されている。通常、フィラメント電源は変圧器4お
および変換器3を介してn本並列接続されたフィラメン
ト1a,1b〜1nに直流電源を供給している。変流器
5には、各フィラメント1a,1b〜1nに流れる直流
電流の総和の電流Iが流れている。変流器5にて検出し
た電流は比較器11に入力される。又、外部より与えら
れる電圧基準信号Vref は、割算器18にて1/X倍さ
れる。ここでXはフィラメントより決定される値であ
る。割算器18より出力される信号が電流基準信号Ire
f となり、比較器11に入力される。比較器11におい
て、入力されたこれらの信号により比較演算される。比
較条件は、次の通りである。
【0042】
【数5】 Iref ≦I ……(10):断線なし Iref >I ……(11):断線あり 例えば、並列接続したフィラメントn本の内フィラメン
ト1aが断線した場合、フィラメント1aが断線のた
め、フィラメントの抵抗の総和がフィラメント断線前よ
り大きくなる。そのため変流器5に流れる電流Iは小さ
くなる。外部から電圧基準信号Vref が入力されてい
る。
ト1aが断線した場合、フィラメント1aが断線のた
め、フィラメントの抵抗の総和がフィラメント断線前よ
り大きくなる。そのため変流器5に流れる電流Iは小さ
くなる。外部から電圧基準信号Vref が入力されてい
る。
【0043】ここでフィラメント電源をDC15V,9
600A,フィラメント並列接続数48本のフィラメン
ト電源とすると或る時間後、外部からの電圧基準信号V
refVref が15Vの時、フィラメント1本断線する
と、直流電流Iは9600Aから9400Aになってし
まう。割算器18にて電圧基準信号Vref を1/X倍す
る。ここでXはフィラメントより決定される値である。
例えばXをフィラメントの総和の抵抗値0.00156
Ωとすると割算器18より出力される電流基準Iref は
9615A(15V/0.00156Ω)となる。この
電流基準信号Iref は変流器5にて検出された電流値I
(9400A)と比較器11にて比較され式(10),
(11)の条件を判別し、比較器11より信号“1”が
断線検出器21に入力され、断線検出器21からフィラ
メント断線信号31が出力される。ここではフィラメン
ト1aが断線した場合を説明したが、他のフィラメント
1b〜1nが断線した場合も同様の効果が得られること
は言うまでもない。また、図示していないがフィラメン
ト1a,1b〜1nが各々フイラメントが複数本並列に
接続されている場合にも同様の効果が得られることは言
うまでもない。
600A,フィラメント並列接続数48本のフィラメン
ト電源とすると或る時間後、外部からの電圧基準信号V
refVref が15Vの時、フィラメント1本断線する
と、直流電流Iは9600Aから9400Aになってし
まう。割算器18にて電圧基準信号Vref を1/X倍す
る。ここでXはフィラメントより決定される値である。
例えばXをフィラメントの総和の抵抗値0.00156
Ωとすると割算器18より出力される電流基準Iref は
9615A(15V/0.00156Ω)となる。この
電流基準信号Iref は変流器5にて検出された電流値I
(9400A)と比較器11にて比較され式(10),
(11)の条件を判別し、比較器11より信号“1”が
断線検出器21に入力され、断線検出器21からフィラ
メント断線信号31が出力される。ここではフィラメン
ト1aが断線した場合を説明したが、他のフィラメント
1b〜1nが断線した場合も同様の効果が得られること
は言うまでもない。また、図示していないがフィラメン
ト1a,1b〜1nが各々フイラメントが複数本並列に
接続されている場合にも同様の効果が得られることは言
うまでもない。
【0044】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、フィラメントの直並列接続に関係なく、一つのフィ
ラメント断線をも容易に検出でき、且つ高速にフィラメ
ント断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供す
ることができる。また、一度に複数個のフィラメントに
断線が生じた場合も同様の効果が得られることは言うま
でもない。
ば、フィラメントの直並列接続に関係なく、一つのフィ
ラメント断線をも容易に検出でき、且つ高速にフィラメ
ント断線検出を行うフィラメント断線検出回路を提供す
ることができる。また、一度に複数個のフィラメントに
断線が生じた場合も同様の効果が得られることは言うま
でもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項6に記載の発明によれば、フィラメントの直並列接続
に関係なく、一つのフィラメントの断線をも容易に検出
でき、且つ高速に検出精度の良いフィラメント断線検出
を行い得るフィラメント断線検出回路を提供することが
できる。
項6に記載の発明によれば、フィラメントの直並列接続
に関係なく、一つのフィラメントの断線をも容易に検出
でき、且つ高速に検出精度の良いフィラメント断線検出
を行い得るフィラメント断線検出回路を提供することが
できる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す構成図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す構成図。
【図4】本発明の第4の実施例を示す構成図。
【図5】本発明の第5の実施例を示す構成図。
【図6】本発明の第6の実施例を示す構成図。
【図7】和来の断線検出回路の構成図を示し、(a)は
主回路、(b)は検出回路の構成図。
主回路、(b)は検出回路の構成図。
1a,1a1 ,1a2 ,1b〜1n ……フィラメン
ト 2a,2b〜2n ……電圧検出器 2a´,2b´〜2n´ ……電圧検出点 3,3a,3b〜3n ……整流器 4,4a,4b〜4n ……変圧器 5,5a,5b〜5n ……変流器 6 ……分圧器 11,11a,11b〜11n ……比較器 12,12a,12b〜12n ……設定器 13a,13b〜13n ……保持回路 14 ……掛算器 15,15a,15b〜15n ……割算器 16 ……加算器 17,17a,17b〜17n ……割算器 18 ……割算器 21 ……断線検出器 31 ……フィラメン
ト故障信号
ト 2a,2b〜2n ……電圧検出器 2a´,2b´〜2n´ ……電圧検出点 3,3a,3b〜3n ……整流器 4,4a,4b〜4n ……変圧器 5,5a,5b〜5n ……変流器 6 ……分圧器 11,11a,11b〜11n ……比較器 12,12a,12b〜12n ……設定器 13a,13b〜13n ……保持回路 14 ……掛算器 15,15a,15b〜15n ……割算器 16 ……加算器 17,17a,17b〜17n ……割算器 18 ……割算器 21 ……断線検出器 31 ……フィラメン
ト故障信号
Claims (6)
- 【請求項1】 変圧器を介して供給される交流を
直流に変換する整流器から直流電源を供給されるイオン
源内に設けられ並列接続されたn個のフィラメントの断
線を検出するフィラメント断線検出回路において、各フ
ィラメントの電流をそれぞれ検出するn個の電流検出器
と、該n個の電流検出器の出力信号が各々一方の入力端
子に印加され、各々他方の入力端子には設定値が印加さ
れている比較器を具備したフィラメント断線検出回路。 - 【請求項2】 変圧器を介して供給される交流を
直流に変換する整流器から直流電源を供給されるイオン
源内に設けられ並列接続されたn個のフィラメントの断
線を検出するフィラメント断線検出回路において、前記
n個のフィラメントの内の少くとも1個のフィラメント
の電流を検出する第1の電流検出器と、前記n個のフィ
ラメントに流れる総合電流を検出する第2の電流検出器
と、該第2の電流検出器の出力信号をnで割算する割算
器と、該割算器の出力信号と前記第1の電流検出器の出
力信号を比較する比較器を具備したフィラメント断線検
出回路。 - 【請求項3】 変圧器を介して供給される交流を
直流に変換する整流器から直流電源を供給されるイオン
源内に設けられ並列接続されたn個のフィラメントの断
線を検出するフィラメント断線検出回路において、各フ
ィラメントの電流をそれぞれ検出するn個の第1の電流
検出器と、前記n個のフィラメントに流れる総合電流を
検出する第2の電流検出器と、該第2の電流検出器の出
力信号をnで割算する割算器と、前記第1の電流検出器
の出力信号が各々一方の入力端子に印加され、各々他方
の入力端子には前記割算器の出力信号が印加されるn個
の比較器を具備したフィラメント断線検出回路。 - 【請求項4】 変圧器を介して供給される交流を
直流に変換する整流器から直流電源を供給されるイオン
源内に設けられ並列接続されたn個のフィラメントの断
線を検出するフィラメント断線検出回路において、各フ
ィラメントの電流をそれぞれ検出するn個の電流検出器
と、前記整流器の直流出力電圧を検出する電圧検出器
と、該電圧検出器の出力信号をそれぞれ前記電流検出器
の出力信号で割算するn個の割算器と、該n個の割算器
の出力信号と設定値とを比較する比較器を具備したフィ
ラメント断線検出回路。 - 【請求項5】 変圧器を介して供給される交流を
直流に変換する整流器から直流電源を供給されるイオン
源内に設けられ並列接続されたn個のフィラメントの断
線を検出するフィラメント断線検出回路において、各フ
ィラメントの電流をそれぞれ検出するn個の第1の電流
検出器と、前記n個のフィラメントに流れる総合電流を
検出する第2の電流検出器と、前記整流器の直流出力電
圧を検出する電圧検出器と、該電圧検出器の出力信号を
前記第2の電流検出器の出力信号で割算する第1の割算
器と、前記電圧検出器の出力信号をそれぞれ前記第1の
電流検出器の出力信号で割算するn個の第2の割算器
と、該第2の割算器の出力信号を加算する加算器と、該
加算器の出力信号と前記第1の割算器の出力信号を比較
する比較器を具備したフィラメント断線検出回路。 - 【請求項6】 変圧器を介して供給される交流を
直流に変換する整流器から直流電源を供給されるイオン
源内に設けられ並列接続されたn個のフィラメントの断
線を検出するフィラメント断線検出回路において、前記
n個のフィラメントに流れる総合電流を検出する電流検
出器と、前記整流器の直流電圧に対応する電圧基準信号
が印加され該電圧基準信号を前記並列接続されたn個の
フィラメントの合成抵抗で割算する割算器と、該割算器
の出力信号と設定値とを比較する比較器を具備したフィ
ラメント断線検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6054295A JPH07260863A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | フィラメント断線検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6054295A JPH07260863A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | フィラメント断線検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07260863A true JPH07260863A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12966585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6054295A Pending JPH07260863A (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | フィラメント断線検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07260863A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100877825B1 (ko) * | 2007-05-30 | 2009-01-08 | 한국원자력연구원 | 병렬 필라멘트 회로에서의 필라멘트 단선 검출회로 |
JP5638729B1 (ja) * | 2014-03-12 | 2014-12-10 | 三菱電機株式会社 | ロゴスキー計器用変流器の異常診断装置 |
WO2018225188A1 (ja) * | 2017-06-07 | 2018-12-13 | 新電元工業株式会社 | 断線判定装置及びパワーモジュール |
-
1994
- 1994-03-25 JP JP6054295A patent/JPH07260863A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100877825B1 (ko) * | 2007-05-30 | 2009-01-08 | 한국원자력연구원 | 병렬 필라멘트 회로에서의 필라멘트 단선 검출회로 |
JP5638729B1 (ja) * | 2014-03-12 | 2014-12-10 | 三菱電機株式会社 | ロゴスキー計器用変流器の異常診断装置 |
CN105899959A (zh) * | 2014-03-12 | 2016-08-24 | 三菱电机株式会社 | 罗氏仪器用电流互感器的异常诊断装置 |
WO2018225188A1 (ja) * | 2017-06-07 | 2018-12-13 | 新電元工業株式会社 | 断線判定装置及びパワーモジュール |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10530146B2 (en) | Differential protection method and differential protection device for performing a differential protection method | |
US10191101B2 (en) | System and method for detecting ground fault in a dc system | |
CN109494689B (zh) | 用于配电系统中的接地故障检测的方法和系统 | |
US10782355B2 (en) | Systems and methods for an open wire scan | |
US11275125B2 (en) | Inspection device, inspection method, inspection program, management device, and power storage system | |
EP1446675A2 (en) | Determining electrical faults on undergrounded power systems using directional element | |
WO2002082107A1 (fr) | Circuit de detection de fuite de courant | |
EP2953225A1 (en) | Method of detection and isolation of faults within power conversion and distribution systems | |
US5946174A (en) | Process for detecting a ground fault in an electric power transmission line | |
JP2019163948A (ja) | バッテリの監視装置 | |
JPH07260863A (ja) | フィラメント断線検出回路 | |
JP6298663B2 (ja) | 複数の電流センサを使用した太陽電池ストリングレベルのホームランアーク放電検出 | |
CN110323726B (zh) | 一种直流配电网自适应线路保护方法及装置 | |
US20240044959A1 (en) | Grounding impedance measuring circuit and grounding impedance measuring method | |
US3958153A (en) | Method and apparatus for fault detection in a three-phase electric network | |
JPH11118860A (ja) | 直流コンデンサの故障検出方法とその装置 | |
US7253633B2 (en) | Threshold adjustment accuracy for ground fault condition determination | |
GB2029138A (en) | Apparatus for detecting diode failures in multiple diode rectifier bridges | |
US11940476B2 (en) | Three-phase power meter monitoring for star and delta configurations | |
JP3448325B2 (ja) | 分散電源設備の単独運転検出方法 | |
JPS61131373A (ja) | 積層電池における異常単セルの検知方法 | |
JP3405786B2 (ja) | 分散型電源の系統連系における周波数変化率検出方式単独運転検出方法 | |
CN110133374B (zh) | 一种检测电路及供电电路 | |
JP2021004855A (ja) | 地絡検出方法および装置 | |
JPH11326393A (ja) | 直流電流検出器の異常検出回路 |