JP4869152B2 - 送風機及び投射型映像表示装置 - Google Patents
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Description
静電気によって電子部品が破壊されないように、電子部品を実装した電子部品実装基板を導体でシールドする技術が広く知られており、例えば電子部品実装基板のハウジングの外側をアルミ層で覆うファンモータが提案されている(例えば特許文献1)。
防振体は送風機本体を防振支持し、送風機本体の振動を抑えて伝達し、送風機本体による騒音が小さくなる。
防振体が送風機本体を防振支持し、送風機本体の振動を抑えて伝達し、送風機本体による騒音が小さくなり、投射型映像表示装置が静音化する。
したがって、本発明の送風機は、送風機本体を防振支持する防振体が防振対策と静電対策とを兼用しているので、シールド材が不要となり廉価になる。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る防振ゴム枠を取り付けた送風機本体を示す斜視図、図2は送風機本体を示す斜視図、図3は防振ゴム枠を示す斜視図である。
実施の形態1に係る本発明の送風機は、送風機本体2が軸流ファンであり、防振ゴム枠4を備えている。防振ゴム枠4は、送風機本体2のフランジ2bの形状に対応させて形成されている。
羽根車ハブ2dの吐出側の後部に、基板3(図7参照)を内設した有底円筒形のロータケース2fが、底を吐出側に向けて備えられている。ロータケース2fに設けられているモータの回転軸(図示せず)が、羽根車ハブ2dを軸支している。
ロータケース2fの底部2f1は、四本のスポーク2hにより吐出側のフランジ2bの中央に固定されている。基板3には送風機本体2を回転させるモータを駆動するモータ駆動回路及び制御回路等の電子部品3a(図7参照)が実装されている。
フレーム2a、フランジ2b、2b、ロータケース2f及びスポーク2h、2h、2h、2hは、合成樹脂製で一体成形されている。
絶縁体4cは、枠体4aの後側の周縁をなす正方形の各辺の中央部から内側に延出された四本のリブ4c2により略均等に支持されている。絶縁体4cは、ロータケース2fの底部2f1に密接して枠体4a後側の中央部に形成されている。
防振ゴム枠4は、一個の部品であり、簡単かつ小型で適度に柔らかく、適切な形態に容易に形成できる。また防振ゴム枠4は、三次元の三方向のばね状の特性を有する防振体であり、投射型映像表示装置6の固有振動数を送風機本体2による加振振動数に対してより低くするように選定されている。
投射型映像表示装置6には、投射型映像表示装置6の前面の一側部寄りに、排気口6aが形成されている。排気口6aに排気ルーバ6a1が嵌めこまれている。排気ルーバ6a1の後部に、送風機本体2が接近かつ対向して配設されている。送風機本体2は、実施の形態1に係る絶縁体4cを備える防振ゴム枠4により防振支持されている。
図5に示すように、投射型映像表示装置6内から外部へ送風機本体2により排気される熱風Aが、合成樹脂製の排気ルーバ6a1の表面に衝突し、熱風Aによる摩擦によって排気ルーバ6a1に静電気が発生して帯電する。また人体の動き又は物体間の動的接触などによる摩擦によって静電気が発生し、人体又は物体等が帯電する。
防振ゴム枠4は、送風機本体2を防振支持し、送風機本体2による振動を抑えて伝達し、送風機本体2による騒音が小さくなり、投射型映像表示装置6が静音化する。
したがって、実施の形態1に係る本発明の送風機は、防振ゴム枠4が送風機本体2の防振対策と静電対策とを兼用しているので、別部品を揃える必要がなく、コストダウンを図ることができ、投射型映像表示装置6のスペース効率が向上する。
図6は実施の形態2に係る防振ゴム枠を示す斜視図である。
実施の形態2に係る防振ゴム枠8は、実施の形態1に係る防振ゴム枠4の絶縁体4cの構造が異なるだけで、他の構成は同一である。なお、図6において実施の形態1と実質的に同一の部材には、同一の符号を付した。
実施の形態2に係る防振ゴム枠8は、実施の形態1と同様の枠体8aを有し、枠体8aの後側の中央に、送風機本体2のロータケース2fの底部2f1に対応した円筒状の絶縁体8cが形成されている。絶縁体8cは、スポーク2h、2h、2h、2hと一体化している箇所を除き、絶縁体8cの周縁の四箇所に周壁8c1、8c1、8c1、8c1が立設されている。各周壁8c1は、ロータケース2fの底部2f1から5mm程度までの周面に当接して、ロータケース2fを囲っている。
図7は実施の形態2に係る防振ゴム枠を取り付けた送風機本体と排気ルーバとの位置関係を示す要部拡大図である。なお、図7中、符号6a2は、排気ルーバ6a1の開口部を示し、符号10a、10bは放電プローブを示す。
図7に示すように、送風機本体2に防振ゴム枠8を取り付けたとき、絶縁体8cの周壁8c1内側に、送風機本体2のロータケース2fの底部2f1側が嵌入し、ロータケース2fの周面を囲う。
帯電した人体及び物体等が排気ルーバ6a1に接触した場合又は排気ルーバ6a1が帯電している場合など、環境に静電気が発生したとき、ロータケース2fの底部2f1を囲う絶縁体8cが、少なくとも静電気が発生した人体及び物体又は排気ルーバ6a1と絶縁体8cの厚さ分の距離を確保して静電気の発生する環境と電気絶縁し、静電放電が生じない。
防振ゴム枠8は、送風機本体2を防振支持し、送風機本体2による振動を抑えて伝達し、送風機本体2による騒音が小さくなる。
また実施の形態2では、絶縁体8cの周壁8c1が、スポーク2hを避けて形成されているが、避ける必要のない構造の場合、絶縁体8c自体を有底円筒状にして、ロータケース2fの底部2f1側が嵌入するようにしてもよい。
防振ゴム枠4、8は、縦×横×奥行きが80mm×80mm×30mm、肉厚が1.5mm、絶縁体4c、8cの直径がφ36mm、周壁8c1の高さが6mm、矩形孔の縦×横が18mm×30mmであり、正方形のフランジ2b付き軸流ファン(送風機本体2)に取り付けられている。
以上のことにより、実施の形態1及び2に係る絶縁体4c、8cは、排気ルーバ6a1が帯電しても静電放電が生じず、静電気から電子部品3aを保護することができる。
2a フレーム
2b フランジ
2c 羽根
2f ロータケース(収容部)
3 基板
3a 電子部品
4、8 防振ゴム枠(防振体)
4a、8a 枠体
4c、8c 絶縁体
6 投射型映像表示装置
Claims (6)
- 被帯電体に対向する送風機本体と、
該送風機本体を防振支持する防振体とを備え、前記送風機本体が有する電子部品を前記被帯電体による静電破壊から保護する構造を備える送風機において、
前記防振体は、前記被帯電体に対向する絶縁体を有することを特徴とする送風機。 - 前記防振体はゴムからなることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
- 前記送風機本体は、該送風機本体の羽根を回転可能に支持する筒状のフレームを備え、
前記防振体は、前記フレームの周壁を囲む枠体をなしており、
該枠体の一端側に前記絶縁体が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の送風機。 - 前記送風機本体は、吸込側及び吐出側にそれぞれフランジを有し、
前記防振体は、前記フランジの外縁間に架設された枠体をなしており、
該枠体の前記吐出側に前記絶縁体が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の送風機。 - 前記送風機本体は、前記電子部品が配設された基板を収容する収容部を有し、
該収容部は、前記絶縁体に覆われていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の送風機。 - 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の送風機を排気ルーバが嵌入された排気口に取り付けて熱排気するようにしてあることを特徴とする投射型映像表示装置。
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